JP2001201664A - 光コネクタ用キャップ - Google Patents

光コネクタ用キャップ

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JP2001201664A
JP2001201664A JP2000013447A JP2000013447A JP2001201664A JP 2001201664 A JP2001201664 A JP 2001201664A JP 2000013447 A JP2000013447 A JP 2000013447A JP 2000013447 A JP2000013447 A JP 2000013447A JP 2001201664 A JP2001201664 A JP 2001201664A
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cap
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Mikimasa Shindou
幹正 進藤
Hiroshi Furukawa
洋 古川
Yoshikazu Nomura
義和 野村
Akira Inada
彰 稲田
Masao Inoue
正夫 井上
Futoshi Yoshida
太 吉田
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Fujikura Ltd
Hirose Electric Co Ltd
Sanwa Denki Kogyo Co Ltd
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Fujikura Ltd
Hirose Electric Co Ltd
Sanwa Denki Kogyo Co Ltd
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3898Tools, e.g. handheld; Tuning wrenches; Jigs used with connectors, e.g. for extracting, removing or inserting in a panel, for engaging or coupling connectors, for assembling or disassembling components within the connector, for applying clips to hold two connectors together or for crimping

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば、光コネクタアダプタが高密度に実装
されていると、光コネクタアダプタの空きのコネクタ穴
を塞ぐキャップの着脱が、光コネクタアダプタに接続さ
れている光コネクタプラグ等と干渉して作業性が低下す
るため、これを解決してキャップの着脱作業性を向上で
きる技術の開発が求められていた。 【解決手段】 光コネクタプラグが接続される雌形光コ
ネクタ11のコネクタ穴12に挿入されるキャップ本体
13に、引き抜き用工具19と係合される工具係合部1
3bを備え、引き抜き用工具19によって、前記コネク
タ穴12から引き抜き可能になっている光コネクタ用キ
ャップ10を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタプラグ
が接続される雌形光コネクタの前記光コネクタプラグが
挿入されるコネクタ穴の内、前記光コネクタプラグが挿
入されていない空きのコネクタ穴に挿入されることで該
コネクタ穴を塞ぐ光コネクタ用キャップに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】光コネクタアダプタ等の雌形光コネクタ
にあっては、光コネクタプラグが挿入されていない空き
のコネクタ穴内へのゴミの侵入防止、コネクタ穴内のフ
ェルールの保護等を目的として、空きのコネクタ穴を光
コネクタ用キャップによって塞ぐようにしている。図8
は、光コネクタアダプタ1のコネクタ穴2に挿入される
光コネクタ用キャップ3の一例を示す。この光コネクタ
用キャップ3は、コネクタ穴2よりも若干大きいプレー
ト状の本体部3aと、この本体部3aの両側部から平行
に突出された一対の突出壁3bとを備え、両突出壁3b
をコネクタ穴2に挿入することでコネクタ穴2に取り出
し可能に安定に装着され、前記本体部3aによってコネ
クタ穴2を塞いで、塵の侵入を防ぐ。コネクタ穴2への
光コネクタ用キャップ3の挿入、取り出しは、手作業に
て行うことが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記光コネ
クタ用キャップ3では、例えば、図9に示すように、複
数の光コネクタアダプタ1が高密度に実装されている
と、光コネクタ用キャップ3を取り付ける目的の光コネ
クタアダプタ1の周囲に確保できる作業スペースが、光
コネクタアダプタ1の前面1a側に限定されるため、コ
ネクタ穴2に対する光コネクタ用キャップ3の着脱がし
にくくなる。さらに、図10に示すように、前記光コネ
クタ用キャップ3を取り付けたコネクタ穴2に隣接する
周囲のコネクタ穴2に光コネクタ4が接続されると、光
コネクタ4が邪魔になって、光コネクタ用キャップ3の
近傍に手を入れることが難しくなり、コネクタ穴2から
光コネクタ用キャップ3を取り出すことが困難になるケ
ースもあり、作業性が低下するといった問題があった。
図10に示した状態では、コネクタ穴2に取り付けた光
コネクタ用キャップ3が、周囲の光コネクタ4から引き
出されている光ファイバ5等に覆われてしまうため、光
ファイバ5を掻き分けるようにして光コネクタ用キャッ
プ3を露出させてコネクタ穴2から取り出すこととな
り、この取り出す作業を、光ファイバ5に曲げを与えた
り、接触による振動を与えないように慎重に行わねばな
らないため、着脱作業性がさらに一層低下することとな
る。図8では、コネクタ穴2に光コネクタ用キャップ3
を取り付ける作業でも、同様に、光コネクタ4や光ファ
イバ5が作業の邪魔になり、作業性が低下する。
【0004】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、雌側光コネクタの光コネクタ穴に対する着脱作業
性を向上でき、前記雌形光コネクタのコネクタ穴に挿入
された光コネクタプラグ等の障害物が多く存在する状況
下でも、光コネクタプラグに隣接するコネクタ穴に対す
る着脱作業性を確保できる光コネクタ用キャップを提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、光コネクタプ
ラグが接続される雌形光コネクタの前記光コネクタプラ
グが挿入されるコネクタ穴に挿入されることで該コネク
タ穴を塞ぐ光コネクタ用キャップであって、前記コネク
タ穴に挿入されるキャップ本体に引き抜き用工具と係合
される工具係合部を備え、この工具係合部に係合された
前記引き抜き用工具によって、前記雌形光コネクタの前
記コネクタ穴から引き抜き可能になっていることを特徴
とする光コネクタ用キャップを前記課題の解決手段とし
た。請求項2記載の発明は、請求項1記載の光コネクタ
用キャップにおいて、前記キャップ本体の前記コネクタ
穴に挿入される先端に対向する後端部からツマミが突設
されていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施形態を図面
を参照して説明する。図1は、この光コネクタ用キャッ
プ10を示す図であって、(a)は、正面図、(b)は
平面図、(c)は雌形光コネクタのコネクタ穴に対する
挿入方向先端側から見た側面図(左側面図)、(d)は
(c)とは逆に、コネクタ穴に対する挿入方向後端側か
ら見た側面図(右側面図)、図2は斜視図、図3は光フ
ァイバ収納ケース20に取り付けられた雌形光コネクタ
11のコネクタ穴12に対する接続状態を示す図であっ
て、(a)は正面図、(b)はコネクタ穴12の開口側
(図3(a)左側)から見た側面図(左側面図)、図4
は、図3の雌形光コネクタ11近傍を示す拡大図であっ
て、(a)は正面図、(b)はコネクタ穴12の開口側
(図4(a)左側)から見た側面図(左側面図)であ
る。
【0007】図1(a)〜(d)から図4(a)、
(b)に示すように、この光コネクタ用キャップ10
は、雌形光コネクタ11のコネクタ穴12に挿入される
キャップ本体13と、このキャップ本体13の前記コネ
クタ穴12に挿入される先端に対向する後端部から突設
されたツマミ14とを備えて構成されている。キャップ
本体13は、全体をプラスチック、合成ゴム、天然ゴム
等のある程度の弾力性を有する素材から形成することが
好ましく、これにより、コネクタ穴12に挿入しても、
コネクタ穴12内の爪等を傷付けることを防止できる。
ここでは、全体が合成樹脂から形成されている光コネク
タ用キャップ10を採用している。
【0008】雌形光コネクタ11としては、光コネクタ
アダプタ、光コネクタレセプタクル等各種構成が採用可
能であるが、ここでは光コネクタアダプタであり、特
に、いわゆるSC2形光コネクタの光コネクタアダプタ
を採用している。SC2形光コネクタアダプタに接続さ
れる光コネクタプラグ15は、JISC 5973に制
定されるSC形光コネクタの光コネクタプラグのツマミ
を除去し、着脱工具の係合用の工具係合部16(凹所。
図5参照)を側部に備えるハウジング17を取り付けた
構成になっている。つまり、図5に示すように、この光
コネクタプラグ15は、雌形光コネクタ11のコネクタ
穴12に挿入されることで、このコネクタ穴12内の対
向する両側に設けられた係合爪11aが、ハウジング1
7の対向する両側部の係合部18(凹所)に係脱自在に
係合して、雌形光コネクタ11に引き抜き可能に収納さ
れることは、SC形光コネクタと同じであるが、ハウジ
ング17の対向する両側部の工具係合部16に引き抜き
用工具19の係合爪19aを係合させることで引き抜き
用工具19に保持することができ、引き抜き用工具19
の操作により雌形光コネクタ11に対して着脱できるこ
とがSC形光コネクタと異なる。雌形光コネクタ11に
接続された光コネクタプラグ15のハウジング17の係
合部18と雌形光コネクタ11の係合爪11aとの係合
は、雌形光コネクタ11からの光コネクタプラグ15の
引き抜き力によって自動的に解除される。なお、図4
(b)および図5に示すように、コネクタ穴12内に突
設された突起12a、12bは、このコネクタ穴12内
に挿入された光コネクタプラグ15のぐらつきを抑える
ためのものであり、適宜設計変更可能である。
【0009】図3(a)、(b)に示すように、光ファ
イバ収納ケース20は外観薄板ケース状であり、この光
ファイバ収納ケース20の側部に取り付けられた雌形光
コネクタ11には、該光ファイバ収納ケース20内に収
納された光ファイバをコネクタ接続可能に成端する光コ
ネクタ11b(光コネクタプラグ)が光ファイバ収納ケ
ース20内側から接続され、図5に示すように、この光
コネクタ11bに組み込まれているフェルール11c
が、雌形光コネクタ11内に収納された位置決めスリー
ブ11dに挿入されている。光ファイバ収納ケース20
外側から光コネクタプラグ15を雌形光コネクタ11の
コネクタ穴12に挿入すると、この光コネクタプラグ1
5に組み込まれているフェルール15bが前記位置決め
スリーブ11cに挿入され、この位置決めスリーブ11
c内にて、両光コネクタプラグ15、11bのフェルー
ル15b、11c同士が突き合わされることで、光コネ
クタプラグ15側の光ファイバ15aと光ファイバ収納
ケース20内の光ファイバ11e(図4(a)参照。光
コネクタ11b側の光ファイバ)とが光接続される。な
お、このとき、光コネクタプラグ15は雌形光コネクタ
11側の係合爪11aとの係合により雌形光コネクタ1
1内に保持され、光コネクタ11bは図示しない係合部
によって雌形光コネクタ11と係合することで位置決め
スリーブ11dからのフェルール11cの抜け出しが防
止されるため、光コネクタプラグ15、11bの少なく
とも一方に組み込まれたスプリングの付勢力を、フェル
ール15b、11c間の突き合わせ力として機能させる
ことができる。
【0010】光コネクタ用キャップ10のキャップ本体
13は、前記光コネクタプラグ15と同様の外形に形成
されており、つまり、図1(a)〜(d)および図6に
示すように、このキャップ本体13の対向する両側部に
は、雌側光コネクタ11のコネクタ穴12内の係合爪1
1aと係脱自在に係合する係合部13a(凹所)と、前
記光コネクタプラグ15に用いられるものと同じ引き抜
き用工具19の係合爪19aが係合される工具係合部1
3b(凹所)とがそれぞれ形成されている。そして、工
具係合部13bに引き抜き用工具19の係合爪19aを
係合させて引き抜き用工具19に光コネクタ用キャップ
10を保持すると、この引き抜き用工具19の操作によ
って、コネクタ穴12に対して光コネクタ用キャップ1
0を着脱できる。
【0011】ここで、引き抜き用工具19としては、着
脱の双方に利用できるもの(着脱工具)を採用している
が、少なくとも、光コネクタプラグ15のコネクタ穴1
2からの引き抜き作業に利用可能なものであれば良く、
光コネクタプラグ15の雌形光コネクタ11に対する接
続作業に利用しないものであっても良い。つまり、光コ
ネクタプラグ15や光コネクタ用キャップ10のコネク
タ穴12への挿入は、光コネクタプラグ15や光コネク
タ用キャップ10のコネクタ穴12への挿入方向後端部
を押圧しさえすれば、周囲に別の光コネクタプラグや光
ファイバ等の障害物が存在する環境下であっても工具を
用いずに、直接作業者の手による押圧によって容易に実
現できるが、これに対して、光コネクタプラグ15や光
コネクタ用キャップ10の引き抜き作業は、干渉物が多
くする環境化では、光コネクタプラグ15のハウジング
17や、光コネクタ用キャップ10のキャップ本体13
を作業者の手によってしっかり把持することは困難であ
るため、専用の工具を用いることが適している。
【0012】図7(a)、(b)を参照して、適用可能
な引き抜き用工具19の一例を説明すると、この引き抜
き用工具19は、端部に握り19bが設けられた細長形
状の工具本体19cと、この工具本体19cの対向する
両側部に設けられ、かつ、支軸19dによって回転自在
に軸支された一対の係合片19eとを備えている。両係
合片19eは細長形状であり、その長手方向中央部が前
記支軸19dに回転自在に軸支され、長手方向一端のレ
バー部19fが握り19b近くに配置され、長手方向他
端に設けられた係合爪19aが前記握り19bから離間
させた工具先端部19g近傍に配置される。各係合片1
9eは、支軸19dによって工具本体19c長手方向に
垂直かつ互いに平行な軸線を以って回転自在であり、各
係合片19eのレバー部19fを互いに近付けるように
両係合片19eを回転操作すると、両係合片19eの係
合部19a間が開き(図7(a)、(b)中、仮想
線)、この状態から両レバー部19fを近付ける操作力
を解除すると、バネ19hの弾性力によって両レバー部
19f間が離間され、係合部19a間が接近される。前
記工具先端部19gは、工具本体19cから突設された
一対の突出部19iの各先端部であり、この突出部19
i間に確保された隙間19jに光コネクタ用キャップ1
0を収納し、レバー部19fの操作によって係合片19
eを回転操作することで、各係合片19eの係合爪19
aを、前記光コネクタ用キャップ10の工具係合部13
bに対して係脱させることができる。なお、光コネクタ
プラグ15の工具係合部16に対する引き抜き用工具1
9の係合爪19aの係脱操作も、光コネクタ用キャップ
10の場合と全く同様に行われる。
【0013】例えば、図4(a)に示すように、雌形光
コネクタ11のコネクタ穴12に光コネクタ用キャップ
10を挿入するには、作業者が手で直接押し込むか、あ
るいは、光コネクタ用キャップ10を保持した引き抜き
用工具19の操作によってコネクタ穴12に光コネクタ
用キャップ10を押し込む。引き抜き用工具19を使用
する場合、光コネクタ用キャップ10の工具係合部13
bに引き抜き用工具19の係合爪19aを係合させて光
コネクタ用キャップ10を保持した後は、レバー部19
f同士を近付ける操作を行わない限り、係合部19a間
の接近状態は維持されるから、引き抜き用工具19に光
コネクタ用キャップ10を保持した状態が維持され、挿
入途中で引き抜き用工具19から光コネクタ用キャップ
10が離脱落下する心配は無い。また、引き抜き用工具
19は、細長形状の工具本体19cの工具先端部19g
近傍にて、一対の係合片19e先端の係合爪19a間に
挟み込むようにして光コネクタ用キャップ10を保持す
るようになっているので、作業者の手を雌形光コネクタ
11近くに挿入する場合に比べて、光コネクタ用キャッ
プ10を挿入する目的のコネクタ穴12近傍に存在する
光ファイバ等の障害物との干渉を極力回避して、光コネ
クタ用キャップ10の挿入作業を効率良く行うことがで
きる。例えば、雌形コネクタ11に接続された光コネク
タプラグ15や、隣接された雌形光コネクタ11に接続
された光コネクタプラグ15が、光コネクタ用キャップ
10を挿入する目的のコネクタ穴12近傍に存在する場
合でも、引き抜き用工具19の細長形状の工具本体19
cの先端を目的のコネクタ穴12に向けて挿入していく
ことで、光コネクタプラグ15や、この光コネクタプラ
グ15から引き出されている光ファイバ15aとの干渉
を極力回避しつつ、工具先端部19g近傍に保持した光
コネクタ用キャップ10を目的のコネクタ穴12に挿入
することができ、挿入作業性を向上できる。また、目的
のコネクタ穴12の周囲の光コネクタプラグ15や光フ
ァイバ15aを傷める心配も無い。なお、作業者の手に
よる直接押し込みの場合でも、光コネクタ用キャップ1
0の後端部から突出されているツマミ14を押圧するこ
とで、図8〜図10に示した光コネクタ用キャップ3の
ような、挿入方向後方への突出部が無いキャップに比べ
て、押し込みによる挿入作業性を向上できる。
【0014】図1(a)〜(c)、図2に示すように、
キャップ本体13のコネクタ穴12に対する挿入方向先
端に開口された穴13cは、雌側光コネクタ11に組み
込まれた位置決めスリーブ11dを収納可能な大きさに
形成されており、図6に示すように、光コネクタ用キャ
ップ10側部の係合部13aに雌形光コネクタ11側の
係合爪11aが係合する位置まで光コネクタ用キャップ
10をコネクタ穴12に挿入すると、穴13cに位置決
めスリーブ11dを収納するようにして位置決めスリー
ブ11dの外側にキャップ本体13が挿入される。しか
も、キャップ本体13の穴13c内面が位置決めスリー
ブ11dの外面にほぼ密接するため、これにより、位置
決めスリーブ11d内への塵等の侵入を防止でき、この
位置決めスリーブ11d内に収納されているフェルール
11c先端の清浄を確実に維持できる。なお、穴13c
は、キャップ本体13からツマミ14にまで連続して形
成されているが、ツマミ14のキャップ本体13からの
突出方向先端は密閉されているから、この光コネクタ用
キャップ10をコネクタ穴12に挿入した状態では、穴
13cを介してコネクタ穴12内に塵が侵入することを
防止でき、防塵性が確保される。
【0015】次に、コネクタ穴12から光コネクタ用キ
ャップ10を引き抜く作業は、作業者の手で直接、ツマ
ミ14を把持して引き抜くか、あるいは、雌形光コネク
タ11近傍に差し入れた引き抜き用工具19により光コ
ネクタ用キャップ10を保持して引き抜く。引き抜き用
工具19による光コネクタ用キャップ10の保持は、引
き抜き用工具19の両係合片19e先端の係合爪19a
を光コネクタ用キャップ10の係合部13bに係合する
ことでなされる。この場合も、光コネクタ用キャップ1
0を保持した後は、レバー部19f同士を近付ける操作
を行わない限り、係合部19a間の接近状態は維持され
るから、引き抜き用工具19に光コネクタ用キャップ1
0を保持した状態が維持され、引き抜き途中で引き抜き
用工具19から光コネクタ用キャップ10が離脱落下す
る心配は無い。なお、作業者の手による直接引き抜きの
場合でも、光コネクタ用キャップ10の後端部から突出
されているツマミ14を把持して引き抜くことで、図8
〜図10に示した光コネクタ用キャップ3のような、挿
入方向後方への突出部が無いキャップに比べて、光コネ
クタ用キャップ10周囲の光コネクタプラグ15や光フ
ァイバ15aとの干渉を回避することは容易であるた
め、引き抜き作業性を向上できる。
【0016】この光コネクタ用キャップ10によれば、
雌形光コネクタ11に接続された光コネクタプラグ15
や、この光コネクタプラグ15から引き出されている光
ファイバ15a等の障害物が周囲に存在し、コネクタ穴
12に対する着脱作業スペースが充分に確保できない環
境化であっても、引き抜き用工具19を用いることで、
着脱作業性を向上できる。また、引き抜き用工具19を
用いない場合であっても、後端部から突出するツマミ1
4によって、着脱作業性を向上できる。光コネクタ用キ
ャップ10を挿入する目的のコネクタ穴12の近傍や、
コネクタ穴12に挿入された光コネクタ用キャップ10
の近傍に、光コネクタ用キャップ10の着脱の邪魔にな
るような障害物が少ない場合には、ツマミ14を利用し
た着脱によって、着脱作業を短時間で行うことができ、
作業能率を大幅に向上できる。この光コネクタ用キャッ
プ10は、コネクタ穴12に挿入して接続される光コネ
クタプラグ15と同じ外形のキャップ本体13をコネク
タ穴12に挿入するようになっているので、このキャッ
プ本体13によってコネクタ穴12を効率良く塞ぐこと
ができ、優れた防塵性が得られるといった利点もある。
【0017】なお、本発明の光コネクタ用キャップの適
用対象の雌形光コネクタは、前述したSC2形光コネク
タの光コネクタアダプタに限定されず、各種構成が採用
可能である。但し、SC2形光コネクタのように、光コ
ネクタプラグの着脱用の工具を光コネクタ用キャップの
引き抜き用工具として兼用できる構成であれば、別途、
光コネクタ用キャップの引き抜き用工具を用意する必要
が無く、低コスト化が可能であるから、この光コネクタ
用キャップの適用対象の雌形光コネクタとしては、光コ
ネクタプラグの引き抜き用工具が提供されている構成の
もの、例えば、前記SC形光コネクタ、JIS C 5
983等に制定されるMU形光コネクタに属するもの
(Miniature-Unit coupling optical fiber connector)
等を採用することが好ましい。引き抜き用工具として光
コネクタプラグの引き抜き用工具を兼用できる構成の光
コネクタ用キャップであれば、雌形光コネクタに対する
光コネクタ用キャップの着脱作業を、雌形光コネクタに
対する光コネクタプラグの着脱と同様に行うことができ
るため、作業の共通化による作業性の向上を実現できる
といった利点もある。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光コネク
タ用キャップによれば、雌形光コネクタのコネクタ穴に
挿入されるキャップ本体に引き抜き用工具と係合される
工具係合部を備え、この工具係合部に係合された前記引
き抜き用工具によって前記コネクタ穴から引き抜き可能
になっているため、着脱の作業スペースを充分に確保で
きない環境下や、周囲に障害物が多く存在する環境化で
あっても、雌形光コネクタに対する着脱作業性を向上で
きるといった優れた効果を奏する。また、請求項2記載
のように、前記キャップ本体の前記コネクタ穴に挿入さ
れる先端に対向する後端部からツマミが突設されている
と、工具を用いない着脱作業にも柔軟に対応することが
でき、雌形光コネクタに対する着脱作業性を一層向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施の形態の光コネクタ用キャッ
プを示す図であって、(a)は、正面図、(b)は平面
図、(c)は雌形光コネクタのコネクタ穴に対する挿入
方向先端側から見た側面図(左側面図)、(d)は
(c)とは逆に、コネクタ穴に対する挿入方向後端側か
ら見た側面図(右側面図)である。
【図2】 図1の光コネクタ用キャップを示す斜視図で
ある。
【図3】 光ファイバ収納ケースに取り付けられた雌形
光コネクタのコネクタ穴に対する図1の光コネクタ用キ
ャップの挿入状態を示す図であって、(a)は正面図、
(b)はコネクタ穴開口側から見た側面図である。
【図4】 図3の雌形光コネクタ近傍を示す拡大図であ
って、(a)は正面図、(b)はコネクタ穴開口側から
見た側面図である。
【図5】 図3の雌形光コネクタに対する光コネクタプ
ラグの接続状態を示す断面図である。
【図6】 図3の雌形光コネクタに対する光コネクタ用
キャップの挿入状態を示す断面図である。
【図7】 図1の光コネクタ用キャップに適用される引
き抜き用工具を示す図であって、(a)は平面図、
(b)は工具先端部側から見た側面図である。
【図8】 従来例の光コネクタ用キャップを示す斜視図
である。
【図9】 図8の光コネクタ用キャップを適用する光コ
ネクタアダプタが複数、高密度実装されている場合を示
す斜視図である。
【図10】 図9の光コネクタアダプタに光コネクタプ
ラグが接続された状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…光コネクタ用キャップ、11…雌形光コネクタ、
12…コネクタ穴、13…キャップ本体、14…ツマ
ミ、15…光コネクタプラグ、19…引き抜き用工具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 進藤 幹正 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 (72)発明者 古川 洋 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 (72)発明者 野村 義和 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 (72)発明者 稲田 彰 東京都中野区中野4丁目15番9号 三和電 気工業株式会社内 (72)発明者 井上 正夫 東京都品川区大崎5丁目5番23号 ヒロセ 電機株式会社内 (72)発明者 吉田 太 東京都品川区大崎5丁目5番23号 ヒロセ 電機株式会社内 Fターム(参考) 2H036 QA34 QA46

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光コネクタプラグ(15)が接続される
    雌形光コネクタ(11)の前記光コネクタプラグが挿入
    されるコネクタ穴(12)に挿入されることで該コネク
    タ穴を塞ぐ光コネクタ用キャップであって、前記コネク
    タ穴に挿入されるキャップ本体(13)に引き抜き用工
    具(19)と係合される工具係合部(13b)を備え、
    この工具係合部に係合された前記引き抜き用工具によっ
    て、前記雌形光コネクタの前記コネクタ穴から引き抜き
    可能になっていることを特徴とする光コネクタ用キャッ
    プ(10)。
  2. 【請求項2】 前記キャップ本体の前記コネクタ穴に挿
    入される先端に対向する後端部からツマミ(14)が突
    設されていることを特徴とする請求項1記載の光コネク
    タ用キャップ。
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