JP5479797B2 - 圧接カバーを備えた光ファイバ用コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、キャップの圧接に使用する圧接カバーを備えた光ファイバ用コネクタに関する。
近年、短尺の光ファイバを内蔵する現場取付け型の接続構造体が、FTTH(Fiber to the Home)等の光ファイバネットワークの敷設に使用されている。これらの接続構造体は、内部にいわゆるメカニカルスプライス(被覆を除去した心線の端面同士を突き合わせた状態で融着や接着を行わずに機械的に接続する機構)を内蔵している。例えば特許文献1には、「光ファイバケーブルの結線作業に際し、ケーブル保持部材を接続準備位置に置くことにより、光コネクタの内部(すなわちスプライス部とケーブル保持部材との間)で、光ファイバケーブルの光ファイバ心線を長さ方向押圧力下で適度に撓曲させた状態に維持することができる」と記載されている。
このような接続構造体と光ファイバとを接続するために、接続工具が使用される。特許文献2には、「コネクタ用工具6は、例えば工場において予めコネクタ本体1に着脱可能に取り付けられるものであって、コネクタ本体1に取り付けられた状態では前記バネ422に抗して素子31cと素子421とを押し開いた状態にし、光ファイバ同士の接続作業が終了した後コネクタ本体1から取り外されるものである。コネクタ用工具6はコネクタ本体1を挟み込むように下側に延出するコネクタホルダ部7を備えている。コネクタホルダ部7は、一対の側壁7b,7cを備え、両側壁7b,7c間に収容凹部7aを形成するものである。側壁7b,7cの先端部外面には溝状のリテーナ係合部18が形成され、ここに図9に示すリテーナ91が着脱可能に設けられている」と記載されている。
特開2006−30663号公報 特開2007−240943号公報
一般にコネクタのメカニカルスプライス部等の心線接続部を閉じるためのキャップは小型のものが多く、故に作業者が指で該キャップを容易に押し込めるようにするために、コネクタにはキャップを覆うように構成された圧接カバーを取り付けることができる。作業者は該圧接カバーを押圧することにより、コネクタとは別途の圧接工具を用意せずとも、心線接続部を閉じて心線の接続を行うことができる。しかし、コネクタの持ち運び時等において作業者が誤って該圧接カバーを押圧し、心線接続用のキャップを押し込んでしまう(心線接続部を閉じてしまう)恐れがある。従ってコネクタ一体型でありながら上記のような誤操作を防止できる圧接カバーが望まれている。
そこで本発明は、誤操作を防止できる機能を備えた圧接カバーを備えた光ファイバ用コネクタを提供する。
上記目的を達成するために、本発明の一態様によれば、キャップを押し込むことにより2つの心線を互いに接続するように構成されたコネクタと、前記キャップを含む前記コネクタの部分を少なくとも囲繞するように構成された圧接カバーと、を有する圧接カバー付コネクタであって、前記圧接カバーは、前記キャップに当接可能な当接部を備えた押圧部と、前記押圧部と協働して、前記キャップを含む前記コネクタの一部を少なくとも囲繞する収容部を形成するベルト部と、前記押圧部及び前記ベルト部は前記収容部を形成しているときに、前記ベルト部を前記押圧部に対して移動しないように着脱可能に固定するストッパ部とを有する、圧接カバー付光ファイバ用コネクタが提供される。
本発明の他の態様によれば、キャップを押し込むことにより2つの心線を互いに接続するように構成されたコネクタと、前記キャップに当接可能な当接部を備えた押圧部と、前記コネクタを保持する保持部とを有し、前記キャップを前記コネクタに押し込めるように前記コネクタに取り付けられた圧接カバーと、前記コネクタの上面と前記カバーの押圧部の下面との間に介挿されるスペーサとを有する、圧接カバー付光ファイバ用コネクタが提供される。
本発明の一態様に係る圧接カバー付光ファイバ用コネクタによれば、ベルト部により圧接カバーをコネクタに一体化させて持ち運びができ、また圧接カバーからのコネクタの抜け落ちも防止できる。
本発明の他の一態様に係る圧接カバー付光ファイバ用コネクタによれば、圧接カバーとコネクタ上面との間に介挿されたスペーサによりキャップの押し込みが阻止される。
本発明の実施形態に係る圧接カバーの斜視図である。 図1のカバーを異なる方向からみた斜視図である。 図1のカバーのベルト部が閉位置にある状態を示す斜視図である。 図1のカバーをコネクタに取り付けた状態を示す斜視図である。 図4のV−V線に沿う断面図である。 図1のVI矢視図である。 図1のカバーをコネクタに取り付ける前の状態を示す斜視図である。 図1のカバーをコネクタに取り付けている途中の状態を示す斜視図である。 コネクタのメカニカルスプライスを閉じている状態を示す断面図である。 圧接カバーの変形例であって、ベルト部にスペーサ部を設けた例を示す図である。 図5に類似する図であって、図10のカバーを用いた場合を示す断面図である。 図10のスペーサ部の代替例としてのスペーサ部材の一例を示す図である。 図12のスペーサ部材をカバーの所定位置に配置した状態を示す図である。 圧接カバーの他の変形例であって、ベルト外面に突起を設けた例を示す図である。 圧接カバーのさらなる他の変形例であって、ベルト先端にタブを設けた例を示す図である。 図1の圧接カバーを他のコネクタに取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明に適用可能なコネクタの構造の一例を示す軸方向断面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る圧接カバー(以降、単にカバーと称する)1を示す斜視図であり、図2は図1のカバーを上下反転させた斜視図である。カバー1は、略平板状の押圧部11と、ヒンジ部12によって押圧部11に対して枢着されたベルト部13と、ベルト部13を押圧部11に対して着脱可能に固定するストッパ部14とを有する。ベルト部13は、略C字状に予め成形されている。ベルト部13は、図1又は図2に示すような開いた状態(開位置)と、図3に示すような閉じた状態(閉位置)との間をヒンジ部12によって旋回可能である。本実施形態におけるストッパ部14は、ベルト部13の先端部131近傍に設けられた係止孔132と、ベルト部13が上記閉位置にあるときに該係止孔132に係止するように押圧部11に設けられた係止部(図示例では突部)111とを有する。ベルト部13の形状は帯状に限られるものではない。ベルト部13は、場所によって異なる幅を有してもよいし、ワイヤのように円形の断面形状を有してもよい。
なおベルト部13を押圧部11に対して接続する手段はヒンジに限られず、ベルト部13が押圧部11に対して相対移動できるものであればよい。例えば、ベルト部13を弾性変形又は塑性変形させることで、ベルト部13の先端部131が押圧部11に対して相対移動するようにしてもよい。図示例では押圧部11とベルト部13は一体的に形成されているが、両者は別部材でもよい。但し、カバーの管理及び取扱いの観点からは、実質一部材となるように一体的に形成されていることが好ましい。またカバーは樹脂成形により作製可能であるがこれに限られず、例えば金属製であってもよい。
図4は、カバー1が取り付けられた光ファイバ用コネクタ(以降、単にコネクタと称する)2を示す斜視図であり、図5は図4のV−V断面を示す図である。コネクタ2は光ファイバ接続用のコネクタであり、2本の心線(図示せず)を互いに突き合わせた状態で固定するためのメカニカルスプライス21(図5参照)を内蔵している。図3に示すように、カバー1のベルト部13は、上記閉位置にあるときに押圧部11と協働して、キャップ212を含むコネクタ2の一部を少なくとも囲繞する収容部15を形成する。
図17は、本発明に使用できるコネクタ2の構造の一例を示す。コネクタ2は、メカニカルスプライス21と、フェルール24と、フェルール24に固着された短尺ファイバ25とを有する。メカニカルスプライス21は心線固定部211と、心線固定部211を収容する凹部2131を有するバックボーン213と、凹部2131に移動可能に設けられたキャップ212とを有する。
心線固定部211は2枚の側板2111がヒンジ2112で接続された部材であり、内面に光ファイバを受容する溝部2113を有する。心線固定部211の一端側から、短尺ファイバ25の先端が溝部2113に挿入されており、心線固定部211の他端側から挿入されたファイバ心線(図示せず)と突き合わされ、相互に接続される。図5の断面図に示されるように、心線固定部211はファイバ心線の挿入方向に垂直な断面において、略V字形状を呈する。キャップ212が心線固定部211に向けて押し込まれる前の状態では、溝部2113に光ファイバを受容できる大きさの空間が構成されている。キャップ212を心線固定部211に向けて押し込むと、2枚の側板2111が相互に近づく方向に移動する。このとき、溝部2113の空間が狭窄され、溝部2113に挿入されている光ファイバが2枚の側板2111間で固定される。
キャップ212は、カバー1の押圧部11によって押圧される上面を有する基部2121と、基部2121から略垂直に延出して互いに対向配置される2つの脚部2122とを有する(図5参照)。対向する脚部2122間の距離は、基部2121に近い側で狭く、基部2121よりも離れた側で広くなっている。キャップ212が押し込まれる前において、側板2111の端部は脚部2122の対向間隔が広い部分に受容されており、キャップ212が押し込まれると脚部2122の対向間隔が狭くなった部分と側板2111の端部とが接するように構成されている。これによって、キャップ212をコネクタ2に押し込む動作によって、中心溝2113に挿入された光ファイバ心線が固定される。
フェルール24は例えば略円柱形の部材であり、中心に短尺ファイバ25を挿入する中心孔241を有する。短尺ファイバ25は接着剤等でフェルール24の中心孔241に固着されている。フェルール24の一端242は他のコネクタのフェルール(図示せず)と接続される突合せ端面であり、短尺ファイバ25の端面と略面一になるように、研磨等の処理が施されている。短尺ファイバ25はフェルール24の突合せ端面242とは反対側の端面243から突出し、突出部分は心線固定部211の溝部2113に受容されている。
バックボーン213は一端側にフェルール24が固定される凹所2132を有し、他端側に光ファイバを挿入する貫通孔2133を有する。フェルール24は凹所2132において例えば接着剤によって固定される。
本実施形態のコネクタ2は雄型コネクタを受容する雌型コネクタであるので、更に、フェルール24と同心状に配置されたスリーブ26と、バックボーン213の一端側を覆い、他のコネクタを受容する凹部を有するアダプタハウジング27とを有する。また、コネクタ2は必要に応じて、バックボーン213を内部に受容するハウジング(図示せず)や、フェルール24を他のコネクタに向けて付勢するコイルバネ(図示せず)等を有することができる。また、ドロップケーブルをコネクタに固定する固定機構(図示せず)を有することもできる。
図2に示すように、カバー1の押圧部11は、その内面(コネクタ2に取り付けられたときにコネクタ2に面する面)112に、カバー1がコネクタ2に取り付けられたときにコネクタ2のキャップ212に当接するように設けられたキャップ当接部113と、コネクタ2を把持するコネクタ把持部114とを有する。図示例では、キャップ当接部113は内面112に設けられた畝状の突部であり、コネクタ把持部114はコネクタ2を両側から挟むように内面112に立設された、互いに対向する棒状又は板状の部材である。しかしキャップ当接部113は、カバー1がコネクタ2に取り付けられたときにコネクタ2のキャップ212に対して概ね該キャップを押し込む方向に当接できるものでればよく、またコネクタ把持部114は、カバー1がコネクタ2に取り付けられたときにコネクタ2に対してカバー1が大きく相対移動しない程度にカバー1を固定できるものであればよい。
図5に示すように、カバー1のベルト部13が閉位置にあるとき、押圧部11の突部111がベルト部13の係止孔132に係合し、押圧部11のキャップ当接部113がコネクタ2のメカニカルスプライス21のキャップ212に当接し、コネクタ把持部114がコネクタ2を両側から挟むように保持している。ここでコネクタ2の押圧部11とは反対側の面すなわち下面22とカバー1のベルト部13の内面(コネクタ2に面する面)133とは、ゼロ以上の距離dだけ離れている。なおカバー1がコネクタ2に対して距離dが変化する方向(図5では上下方向)に変位すること(すなわちがたつき)を防止するために、図1のVI矢視を示す図6に示すように、カバー1のコネクタ把持部114を複数の棒状部材(例えば棒状部材114a、114b、114c)で形成し、ある棒状部材(図示例では棒状部材114b)に、該棒状部材に隣接する棒状部材(図示例では棒状部材114c)に向けて突出する微小な突起115を設けておき、一方コネクタ2側には棒状部材114b及び114c間の距離に略等しい幅の畝状の突部23(図7参照)を設けておけば、突起115がコネクタ2の畝状の突部23の上端231への引っ掛かりとなって上記変位を防止することができる。突起115は、図示のように隣接する棒状突起側に突出するのではなく、コネクタ2側に突出させることもできる。このとき、コネクタ2の側面(棒状突起と対向する面)に、突起を係止できる凹部や突部を設けることができる。さらには、カバー1がコネクタ2から脱落することを効果的に防止する目的で、追加の突部をコネクタ把持部114に設けてもよい。
図7及び図8は、コネクタ2に対するカバー1の取付け操作を説明する図である。先ず図7に示すように、カバー1を、その押圧部11がコネクタ2のキャップ212の上方に位置するように配置する。次に図8に示すように、カバー1の棒状部材114a〜114cがコネクタ2を両側から保持するようにカバー1をコネクタに係合させる。但しこのときに、カバー1のキャップ当接部113(図2)がコネクタ2のキャップ212から僅かに離れているか、或いは軽く(キャップ212を押し込まない程度に)当接する位置よりもカバー1をコネクタ2側に接近させないような状態にする。突起115と畝状の突部23の上端231とが当接したときに、当接部113とキャップ212とが接する、或いは若干の隙間を生じるように突起115の位置を決めておけば、突起115と上端231とが当接するまでカバー1をコネクタ2に向けて移動させることで、そのような状態にすることができる。最後に、図4に示したようにベルト部13を押圧部11に係合させてカバー1をコネクタ2に固定する。
カバー1をコネクタ2に対して押し下げていくときに、棒状部材114b、114cとコネクタ側面の畝状突起23(図7参照)とが相互に位置決めされ、カバー1のキャップ当接部113の当接面とキャップ212の上面とを略平行な状態に保つことができる。そのため、光ファイバ心線の接続時に、キャップ212をコネクタ2の本体に対して略水平な状態に維持したまま押し下げることができる。キャップ212を水平に押し下げると、心線固定部211が斜めに傾くことで内部の心線に損傷を与えたり、接続損失の値が高くなったりすることを防ぐことができる。なお、コネクタ2側面に上面側から下面側に延在する溝を設け、その溝にカバー1の棒状突起を配置することでも、キャップ212をコネクタ2の本体に対して略水平な状態に維持したまま押し下げることができる。畝状突起23は、図示の例ではコネクタ2の上面側から下面側に連続して延在しているが、不連続な複数の部分から構成されていてもよい。
図5又は図9に示すように、棒状部材114(114a〜114c)は、先端側(図5では下側)に向かうにつれて、対向する棒状部材相互の間隔が狭くなるように構成されている。そのため、コネクタ2が棒状突起114によって軽く(コネクタ2の自重によってカバー1からコネクタ2が脱落しない程度に)挟持され、ベルト部13を開位置に移動させても、コネクタ2がカバー1から脱落することが防止される。
棒状部材114は、ベルト部13と一体に(例えば、ベルト13の内面に)構成してもよいし、本実施形態のようにベルト部13から独立に(例えば押圧部11に)設けてもよい。ベルト部13と棒状部材114とを別個に設けると、ベルト部13を開いたときにも棒状部材114でコネクタ2を確実に保持することが容易となる。
カバー1のベルト部13は完全な可撓性ではなく、上述の閉位置にあるときは実質剛体として作用するか、或いはある程度の弾性を有するが、作業者がカバー付コネクタを指で挟持した場合、具体的には作業者の指が押圧部11と、押圧部11とコネクタ2を挟んで反対側のベルト部の部分134とに、押圧部11と部分134とが互いに接近する方向の圧力を誤ってかけた場合に、メカニカルスプライス21のキャップ212が押し込まれてしまわない程度の剛性を有する。換言すれば、ベルト部13が閉位置にあるときのカバー1は一定の剛性を有し、図5において、カバー1のベルト部13の内面133がコネクタ2の下面22に向かって変位できる距離が、作業者による通常の指の力によっては、上記距離dより大きくならないようになっている。このようにすれば、カバー1によってコネクタ2を外力等から保護するだけでなく、作業者がコネクタ2の運搬中等に誤ってメカニカルスプライス21のキャップ212を押してしまう(メカニカルスプライスを閉じてしまう)ことを防止できる。但し上記距離dは、収容部15を形成しているときのカバー1からコネクタ2が抜け落ちない(コネクタ2がカバー1に対して心線軸方向に大きく変位しない)ような距離に設定される。
図9は、カバー1を備えたコネクタ2を図5と同方向にみた断面図であって、カバー1のベルト部13が開位置にあるときを示す図である。コネクタ2によって心線(図示せず)を接続するときは、図9に示すように押圧部11の突部111とベルト部13の係止孔132との係合を解除し、ベルト部13を旋回させる。図示例ではベルト部13は、コネクタの長手方向すなわち図示しない心線の軸方向に平行な軸線回りに旋回する。次に作業者が押圧部11の外面(コネクタ2に面する内面と反対側の面)116とコネクタ2の下面22とを挟持して、押圧部11がコネクタ2に向かう方向に所定の力を加えることにより、押圧部11のキャップ当接部113がメカニカルスプライス21のキャップ212を押し込んで心線固定部211を閉鎖し、心線の接続が完了する。なお作業者による操作を容易にするために、押圧部11の外面116は凹状に形成されていることが好ましい。
上述のように本発明に係る圧接カバー付コネクタでは、カバーのベルト部を開位置に移動させなければ、キャップの圧接(押込み)ができないようになっている。なお図9に示すように、作業者によるベルト部13の係合解除作業を容易にするために、ベルト13の先端部131には、先端部131の延びる方向とは異なる方向(図示例では垂直)に延びる舌部135を設けてもよい。
図10は、カバーの変形例に係るカバー1′を示す図である。カバー1′はカバー1の押圧部11及びヒンジ部12と概ね同様の押圧部11′及びヒンジ部12′を有するが、ヒンジ部12′に枢着されるベルト部13′が、スペーサ部139′を一体的に備えている。スペーサ部139′は、図5に類似する図11に示すように、ベルト部13′が閉位置に移動したときに、スペーサ部139′の先端部1391′が、キャップ212の一側面側でコネクタ2の上面28と押圧部11′の下面112′との間に介挿されるように形成されている。なお、ベルト部13′を閉位置から開位置に容易に変位させるために、スペーサ部139′の基部1392′の厚さを薄くすることができる。このようにしておくと、ベルト部13′がヒンジ部12′を中心として回転運動をして閉位置から開位置に変化するときに、スペーサ部139′が基部1392′において曲がることができ、容易にスペーサ部139′をコネクタのキャップとカバー1′の押圧部11′との間から抜去することができる。或いは、ベルト部13′の回転運動に対応した曲率を基部1392′にもたせて、スペーサ部139′をベルト部13′から延出させてもよい。それによっても、スペーサ部139′を容易に抜去できる。
本発明に係るコネクタは、上述のスペーサ部139′の代わりに、図12に示すような別個のスペーサ部材3を有してもよい。スペーサ部材3は、作業者が把持可能な把持部31と、把持部に一体的に形成された介挿部32とを有し、介挿部32は、カバー1のベルト部13が閉位置にあるときに、上述のスペーサ部139′の先端部1391′と同様に、コネクタ2のキャップ212に隣接して、コネクタ2の上面28とカバー1の押圧部11の下面112との間に挿入可能である。スペーサ部材3は、キャップ212がコネクタ上面28から突出する長さと略同じか、それよりも大きい厚みを有する。そのため、スペーサ部材3が介挿された状態で押圧部11がコネクタ2に対して押圧されても、キャップ212がコネクタ2本体に向けて押し込まれることが防止される。
スペーサ部材3の介挿部32は、図13に示すようにキャップ212の両脇に配置される構造であってもよいし、キャップ212の片側にのみ配置される構造でもよい。特に、複数の棒状部材のように、コネクタが圧接カバーに対して、コネクタの軸方向に関して回転することを抑制できる部材によって固定されている場合は、キャップの片側にのみスペーサ部材を配置していても、キャップが押し込まれることを効果的に防止できる。
或いは、スペーサ部材3をベルト部13とは異なる部分を介して、カバーに対して相対移動可能に設けてもよい。具体的には、カバーとスペーサ部材とを、ベルト部とは別に設けたワイヤ等の連結部によって連結してもよい。さらには、カバーから分離してスペーサ部材3を有する場合、カバーがコネクタから簡単に脱落しないようにしておけば、カバーはベルト部を有さなくともよい。このとき、スペーサ部材、コネクタ及びカバーのそれぞれに係止構造を設けて、スペーサ部材を介してコネクタとカバーとを連結させてもよい。
上述のようなスペーサ部139′又はスペーサ部材3をスペーサとして使用する場合は、カバーのベルト部は図1のカバーのベルト部のように一定の剛性を具備していなくともよく、すなわち可撓性であってもよい。
図14は、カバーの他の変形例に係るカバー1″を示す図である。カバー1″はカバー1の押圧部11、ヒンジ部12及びベルト部13と概ね同様の押圧部11″、ヒンジ部12″及びベルト部13″を有するが、ベルト部13″の外面136″には棒状又は針状の突起137″が設けられている。突起137″を設けることにより、ベルト部13″が閉位置にあるときに作業者がメカニカルスプライスを閉じようとすれば、突起137″が外面136″に力を加えようとする指への刺激となって、作業者の誤操作が防止される。何らかの刺激を作業者の指に与えられるものであれば、突起137″の代わりに凹部や段差等の構造物を設けてもよい。
図15は、カバーのさらなる他の変形例に係るカバー1″′を示す図である。カバー1″′はカバー1の押圧部11、ヒンジ部12及びベルト部13と概ね同様の押圧部11″′、ヒンジ部12″′及びベルト部13″′を有するが、ベルト部13″′の先端にまたタブ138″′が設けられている。タブ138″′を設けることにより、ベルト部13″′が閉位置にあるときに作業者がメカニカルスプライスを閉じようとすれば、タブ138″が押圧部11″′に当接しようとする指に接触し、作業者の誤操作が防止されるとともに、視覚的にも作業者に注意を促すことができる。
本発明に係るカバーは、種々の形態のコネクタに使用可能である。例えば図16に示すように、タイプの異なるコネクタ4に対しても、これまでの説明と同様に上述のカバー1を使用することができる。但し、タイプの異なるコネクタであっても、カバー1に囲繞されるコネクタの部分(すなわちメカニカルスプライス周りの部分)は実質同一の寸法であることは必要である。
1 カバー
11 押圧部
111 突部
113 キャップ当接部
114 コネクタ把持部
12 ヒンジ部
13 ベルト部
131 係止孔
135 舌部
14 ストッパ部
2、4 コネクタ
21 メカニカルスプライス
211 心線固定部
212 キャップ
3、139′ スペーサ

Claims (5)

  1. キャップを押し込むことにより2つの心線を互いに接続するように構成されたコネクタと、
    前記キャップを含む前記コネクタの部分を少なくとも囲繞するように構成された圧接カバーと、を有する圧接カバー付光ファイバ用コネクタであって、
    前記圧接カバーは、
    前記キャップに当接可能な当接部を備えた押圧部と、
    前記押圧部と協働して、前記キャップを含む前記コネクタの一部を少なくとも囲繞する収容部を形成するベルト部と、
    前記押圧部及び前記ベルト部は前記収容部を形成しているときに、前記ベルト部を前記押圧部に対して移動しないように着脱可能に固定するストッパ部とを有し、
    前記コネクタの前記押圧部とは反対側の第1の面と、該面に面する前記ベルト部の第2の内面との間は、ゼロより大きい第1の距離離れており、前記圧接カバーは、前記押圧部及び前記ベルト部が前記収容部を形成しているときは、前記ベルト部の第2の内面が前記コネクタの第1の面に向かって変位できる距離が、作業者による通常の指の力によっては、前記ゼロより大きい第1の距離より大きくならないような剛性を有する、圧接カバー付光ファイバ用コネクタ。
  2. 前記コネクタの上面と前記圧接カバーの押圧部の下面との間に介挿されるスペーサをさらに有する、請求項1に記載の圧接カバー付光ファイバ用コネクタ。
  3. 前記ベルト部は、ヒンジ部によって前記押圧部に対して旋回可能に接続され、前記ストッパ部は、前記ベルト部の先端に設けられた係止孔と、前記押圧部に設けられるとともに前記押圧部及び前記ベルト部が前記収容部を形成しているときに前記係止孔に係合可能に構成された突部とを有する、請求項1に記載の圧接カバー付光ファイバ用コネクタ。
  4. 前記圧接カバーは、前記コネクタを保持する保持部材を、前記ベルト部とは独立に有する、請求項1に記載の圧接カバー付光ファイバ用コネクタ。
  5. キャップを押し込むことにより2つの心線を互いに接続するように構成されたコネクタと、
    前記キャップに当接可能な当接部を備えた押圧部と、前記コネクタを保持する保持部とを有し、前記キャップを前記コネクタに押し込めるように前記コネクタに取り付けられた圧接カバーと、
    前記コネクタの上面と前記圧接カバーの押圧部の下面との間に介挿されるスペーサとを有する、圧接カバー付光ファイバ用コネクタ。
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