JP2001221927A - 多心用メカニカルスプライス - Google Patents

多心用メカニカルスプライス

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JP2001221927A
JP2001221927A JP2000038210A JP2000038210A JP2001221927A JP 2001221927 A JP2001221927 A JP 2001221927A JP 2000038210 A JP2000038210 A JP 2000038210A JP 2000038210 A JP2000038210 A JP 2000038210A JP 2001221927 A JP2001221927 A JP 2001221927A
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Japan
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substrate
lid
core
fiber
mechanical splice
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JP2000038210A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Nakatani
佳広 中谷
Kazuya Murakami
和也 村上
Hidekazu Abe
秀和 阿部
Masaaki Takatani
雅昭 高谷
Toshiaki Katagiri
敏昭 片桐
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Hitachi Cable Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバを軸方向に整合させて保持するこ
とにより、光ファイバを低損失で接続でき、接続後の信
頼性が高い多心用メカニカルプライスを提供する。 【解決手段】 対向する光ファイバ14を支持し位置決
め調心するための面を持つ略V字型の溝11gが形成さ
れた基板11と、上記溝11gに挿入された光ファイバ
14を囲んで支持すべく上記基板11に当接する平面が
形成されたフタ12と、上記基板11とフタ12とで支
持された光ファイバ14を上記基板11及び上記フタ1
2の両側から挟んで把持するファイバ把持部材13とを
有し、上記対向する光ファイバ14同士を突き合わせ接
続するための多心用メカニカルスプライスにおいて、上
記ファイバ把持部材13と上記フタ12、並びに上記フ
ァイバ把持部材13と基板11の両方又はいずれか一方
が光ファイバ14の幅方向に2点もしくは2線以上で接
するように突起15,16を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多心用光ファイバ
を接続するための多心用メカニカルスプライスに係り、
特に低損失に多心光ファイバテープ心線を接続でき、接
続後の信頼性が高い多心用メカニカルスプライスに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、対向する光ファイバを突き合わ
せ接続するための接続器として、多心用メカニカルスプ
ライスが知られている。
【0003】図16、図17に従来の多心用メカニカル
スプライスを示す。
【0004】図16、図17に示すように、従来の多心
用メカニカルスプライスは、光ファイバ4を支持するた
めの面を持つ略V字型の溝が形成された基板1と、その
溝に挿入された光ファイバ4を囲んで押えるフタ2と、
光ファイバ4を基板1及びフタ2の両側から挟んで把持
する断面形状がコの字型のファイバ把持部材3とを具備
し、そのファイバ把持部材3は、V字型の溝に挿入され
た多心光ファイバ心線の幅方向中心部に位置する部分で
のみ、基板1とフタ2に接している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ファイバ
の接続は、その接続部分で光の損失減となるが、その要
因は、ファイバ軸方向の不整合、軸線における角度上の
不整合であり、また両ファイバ端面間の長手方向におけ
る離間であり、且つ両ファイバ端面からの反射である。
【0006】このような要因を最小限にして、光損失を
少なく且つ接続後に諸環境要因の影響を受けずに、その
状態が保持されるべきである。
【0007】しかしながら、従来例として挙げた図1
6、図17に示したような形状の多心用メカニカルプラ
イスは、基板1やフタ2が弾性体で形成されているた
め、ファイバ把持部材3と基板1及びフタ2とが接する
中心部に把持力が集中してしまう。これにより、図18
に示すように、基板1やフタ2が反ってしまい、光ファ
イバ心線の心数が多くなると端の溝に挿入された光ファ
イバ心線にはファイバ把持部材3の把持力が伝わらず、
端の光ファイバ心線が把持されなかった。
【0008】このため、光ファイバ4の接続部分に軸方
向の不整合を起こす等して良好な接続状態を得られなか
った。
【0009】また、例え基板1やフタ2の反り量が小さ
かったとしても、端の溝に挿入された光ファイバ心線に
は把持力が伝わらず、接続後のファイバ取り扱い時に、
端の光ファイバ心線は光損失が増加するなどの問題があ
った。
【0010】そこで、本発明の目的は、光ファイバを軸
方向に整合させて保持することにより、光ファイバを低
損失で接続でき、接続後の信頼性が高い多心用メカニカ
ルプライスを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、対向する光ファイバを支持し位置
決め調心するための面を持つ略V字型の溝が形成された
基板と、上記溝に挿入された光ファイバを囲んで支持す
べく上記基板に当接する平面が形成されたフタと、上記
基板とフタとで支持された光ファイバを上記基板及び上
記フタの両側から挟んで把持するファイバ把持部材とを
有し、上記対向する光ファイバ同士を突き合わせ接続す
るための多心用メカニカルスプライスにおいて、上記フ
ァイバ把持部材と上記フタ、並びに上記ファイバ把持部
材と基板の両方又はいずれか一方が光ファイバの幅方向
に2点もしくは2線以上で接するように突起を形成した
ものである。
【0012】請求項2の発明は、上記突起は、上記ファ
イバ把持部材の上記基板側と上記フタ側の両方又はいず
れか一方に形成されているものである。
【0013】請求項3の発明は、上記突起は、上記基板
及び上記フタの両方又はいずれか一方に形成されている
ものである。
【0014】請求項4の発明は、上記突起は、上記ファ
イバ把持部材の上記基板側と、上記フタに形成されてい
るものである。
【0015】請求項5の発明は、上記突起は、上記ファ
イバ把持部材の上記フタ側と、上記基板に形成されてい
るものである。
【0016】請求項6の発明は、対向する光ファイバを
支持し位置決め調心するための面を持つ略V字型の溝が
形成された基板と、上記溝に挿入した光ファイバを囲ん
で支持すべく上記基板に当接する平面が形成されたフタ
と、上記基板とフタとで支持された光ファイバを基板及
びフタの両側から挟んで把持するファイバ把持部材とを
有し上記対向する光ファイバ同士を突き合わせ接続する
ための多心用メカニカルスプライスにおいて、上記ファ
イバ把持部材は、上記フタ及び上記基板と2線で接触す
るように内側に折り曲げられた二つの略コの字断面形状
の把持部材からなるものである。
【0017】請求項7の発明は、上記突起同士の間隔あ
るいは上記把持部材が上記フタ及び上記基板と接触する
線の間隔は1mm以上であるものである。
【0018】請求項8の発明は、対向する多心光ファイ
バ心線を支持し位置決め調心するための面を持つ略V字
型の溝が形成された基板と、上記溝に挿入された多心光
ファイバ心線を囲んで支持すべく上記基板に当接する平
面が形成されたフタと、上記基板とフタとで支持された
多心光ファイバ心線を基板及びフタの両側から挟んで把
持するファイバ把持部材とを有し上記対向する光ファイ
バ心線同士を突き合わせ接続するための多心用メカニカ
ルスプライスにおいて、上記ファイバ把持部材と上記フ
タ、並びに上記ファイバ把持部材と基板の両方又はいず
れか一方が上記多芯光ファイバ心線の幅の3/4以上の
長さで接触するように段差部を形成したものである。
【0019】請求項9の発明は、上記段差部は、上記フ
ァイバ把持部材の上記基板側と上記フタ側の両方又はい
ずれか一方に形成されているものである。
【0020】請求項10の発明は、上記段差部は、上記
基板及び上記フタの両方又はいずれか一方に形成されて
いるものである。
【0021】請求項11の発明は、上記段差部は、上記
ファイバ把持部材の上記基板側と、上記フタに形成され
ているものである。
【0022】請求項12の発明は、上記段差部は、上記
ファイバ把持部材の上記フタ側と、上記基板に形成され
ているものである。
【0023】上記構成によれば、基板のファイバ支持面
とフタの当接面とが平面に保たれた状態で光ファイバ心
線は把持される。これにより、基板の中心部の溝に挿入
された光ファイバ心線も、端の溝に挿入された光ファイ
バ心線もほぼ同じ把持力で把持されるので、光ファイバ
を軸方向に整合させて保持することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0025】尚、本実施の形態では8心光ファイバテー
プ心線の端部を接続する場合について説明する。
【0026】図2に本発明にかかる多心用メカニカルプ
ライスの斜視図を示す。
【0027】図2に示すように、本発明にかかる多心用
メカニカルプライスは、表面に8心光ファイバテープ心
線の支持面を有するほぼ直方体状に形成された基板11
と、その基板11の支持面に当接させてその8心光ファ
イバテープ心線を押える当接面を有するほぼ直方体状に
形成されたフタ12と、これら基板11とフタ12とを
その上下両側から挟んで把持する断面形状がほぼコの字
型のファイバ把持部材13とから主に構成されており、
基板11とフタ12は光ファイバ心線に部分的な圧力を
加えずに支持できるように弾性体で形成されている。
【0028】図1にこの多心用メカニカルプライスの横
断面図を示す。
【0029】図1に示すように、基板11は、支持面1
1fに支持する光ファイバ心線の本数に応じて、8本の
ほぼV字型の溝11gが基板11の長手方向に平行して
かつ幅方向に所定間隔で形成されていると共に、このV
字型溝11gは、その溝11gの内面が各光ファイバ心
線14を位置決め調心できる面となるように形成されて
いる。
【0030】また、ファイバ把持部材13は、光ファイ
バ心線14の軸合わせを確実に行うため、基板11と接
触する側の内面13uと、フタ12と接触する内面13
dに、V字溝11gに挿入された光ファイバテープ心線
14の長手方向と平行にかつ幅方向に2本の線条の突起
15,16が形成されており、それらの突起15,16
により基板11とフタ12に2点で接触している。
【0031】更に、これらの突起15,16は、基板1
1の支持面11fとフタ12の当接面12fとを平行に
できる高さでそれぞれ形成されていると共に、8心光フ
ァイバテープ心線14の4心ずつを分担して把持するよ
うな位置に配置されるように、それらの間隔が1mm以
上に形成されている。
【0032】次に、作用を説明する。
【0033】この多心用テクニカルスプライスを用いて
8心光ファイバテープ心線14を突き合わせ接続するに
際しては、基板11の溝11gに光ファイバテープ心線
14を挿入し、その上にフタ12を重ね合わせる。更
に、これら基板11とフタ12を上下両側からファイバ
把持部材13で挟んだ後、光ファイバテープ心線14の
端部同士が接続される。
【0034】この基板11とフタ12をファイバ把持部
材13で挟んだ時、ファイバ把持部材13と基板11及
びファイバ把持部材13とフタ12は、突起15,16
によりそれぞれ2点又は2線で接触され、基板11のフ
ァイバ支持面11fとフタ12の当接面12fとが平面
に保たれた状態で光ファイバ心線14が把持される。
【0035】これにより、基板11の中心部の溝11g
に挿入された光ファイバ心線14も、端の溝11gに挿
入された光ファイバ心線14もほぼ同じ把持力で把持さ
れるので、全ての光ファイバ心線14を確実に把持する
ことができる。更に、光ファイバ心線14の端部同士を
軸方向に整合させて保持することができ、接続後の取扱
いで損失が増加することなどがなく、低損失に信頼性の
高い接続が可能である。
【0036】次に本実施の形態の変形例について説明す
る。
【0037】図4に、本実施の形態のファイバ把持部材
を変形した変形例1を示す。
【0038】図4に示すように、この多心用メカニカル
スプライスのファイバ把持部材は、二つの略コの字断面
形状の把持部材18,18から構成されたものである。
【0039】それぞれの把持部材18,18は、フタ1
2及び基板11と光ファイバ心線14の幅方向に2線で
接触するように先端が内側に折り曲げられて形成されて
いる。
【0040】そして、光ファイバテープ心線14の幅方
向である基板11とフタ12の左右両側から基板11と
フタ12の外側に嵌め込んで組み立てることにより、両
把持部材18,18の先端が基板11とフタ12を挟ん
で光ファイバテープ心線14を把持している。
【0041】これにより、本実施の形態と同様に、全て
の光ファイバ心線14を確実に把持することができ、軸
方向の不整合を防ぎ、接続後の取り扱いで損失が増加す
ること等なく、低損失に信頼性の高い接続が可能であ
る。
【0042】図6に本実施の形態の突起を変形した変形
例2を示す。
【0043】図6に示すように、この多心用メカニカル
スプライスは、ファイバ把持部材13のフタ12側の面
13uと、基板11のファイバ把持部材13側の面11
rに突起15,16,20,21が形成されたものであ
る。
【0044】このように、突起15,16,20,21
を形成しても、ファイバ把持部材13と基板11及びフ
ァイバ把持部材13とフタ12がそれぞれ2点あるいは
2線で接触していれば、上述したように軸方向の不整合
を防ぎ、接続後の取り扱いで損失が増加すること等な
く、低損失に信頼性の高い接続が可能である。
【0045】図7に同じく本実施の形態の突起を変形し
た変形例3を示す。
【0046】図7に示すように、この多心用メカニカル
スプライスは、ファイバ把持部材13の基板11側の面
13dと、フタ12のファイバ把持部材13側の面12
rに突起15,16,20,21が形成されたものであ
る。
【0047】このように突起15,16,20,21を
構成しても、本実施の形態と同様の効果が得られる。
【0048】また、図8と図9に本実施の形態の突起の
形成箇所を変形した変形例4と変形例5を示す。
【0049】図8に示すように、変形例4の多心用メカ
ニカルスプライスは、ファイバ把持部材13のフタ側の
面13uにのみ突起15,16が形成されたものであ
り、図9に示すように、変形例5の多心用メカニカルス
プライスは、ファイバ把持部材13の基板11側の面1
3dにのみ突起15,16が形成されたものである。
【0050】このように、突起15,16を光ファイバ
心線14の一方の側にのみ形成してもよい。
【0051】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。
【0052】図3に、第2の実施の形態の横断面図を示
す。
【0053】図3に示すように、この多心用メカニカル
スプライスは、本実施の形態と同様に多心光ファイバ心
線14がV字型溝11gに挿入され、基板11とフタ1
2を挟んでファイバ把持部材13により把持されてお
り、このファイバ把持部材13にあっては、その基板1
1側の面13dとフタ12側の面13uに段差部17が
形成されているものである。
【0054】この段差部13の大きさは、接続しようと
する光ファイバテープ心線14の幅に合わせた大きさに
形成されている。すなわち、溝11gに挿入された多芯
光ファイバテープ心線17の幅の3/4以上の長さに形
成されている。
【0055】これにより、全ての光ファイバ心線14を
確実に把持することができ、軸方向の不整合を防ぎ、接
続後の取扱いで損失が増加することなどなく、低損失に
信頼性の高い接続が可能である。
【0056】このように、ファイバ把持部材13の段差
部17によっても、基板11のファイバ支持面11fと
フタ12の当接面12fとが平面に保たれた状態で光フ
ァイバ心線14は把持される。これにより、基板の中央
の溝11gに挿入された光ファイバ心線14も、端の溝
11gに挿入された光ファイバ心線14もほぼ同じ把持
力で把持されるので、光ファイバ心線14を軸方向に整
合させて保持することができる。
【0057】また、図10にこの第2の実施の形態の段
差部を変形した変形例6を示す。
【0058】図10に示すように、この多心用メカニカ
ルスプライスは、ファイバ把持部材13のフタ側の面1
3uと、基板11のファイバ把持部材13側の面11r
に段差部17が形成されたものである。
【0059】このように、段差部17を形成しても、フ
ァイバ把持部材13と基板11及びファイバ把持部材1
3とフタ12が、光ファイバテープ心線14の幅の3/
4以上の面積で接触していれば、上述したように軸方向
の不整合を防ぎ、接続後の取り扱いで損失が増加するこ
と等なく、低損失に信頼性の高い接続が可能である。
【0060】図11に同じく第2の実施の形態の突起を
変形した変形例7を示す。
【0061】図11に示すように、この多心用メカニカ
ルスプライスは、ファイバ把持部材13の基板11側の
面11dと、フタ12のファイバ把持部材13側の面1
2rに段差部17,22が形成されたものである。
【0062】このように段差部17,22を構成して
も、本実施の形態と同様の効果が得られる。
【0063】また、図12と図13に本実施の形態の突
起の形成箇所を変形した変形例8と変形例9を示す。
【0064】図12に示すように、変形例8の多心用メ
カニカルスプライスは、ファイバ把持部材13のフタ1
2側の面13uにのみ段差部17が形成されたものであ
り、図13に示すように、変形例9の多心用メカニカル
スプライスは、ファイバ把持部材13の基板11側の面
13dにのみ段差部17が形成されたものである。
【0065】このように、段差部17は光ファイバ心線
の14一方の側にのみ形成してもよい。
【0066】図5に第3の実施の形態の横断面図を示
す。
【0067】図5に示すように、この多心用メカニカル
スプライスは、本実施の形態と同様に多心光ファイバ心
線14がV字型溝11gに挿入され、基板11とフタ1
2を挟んでファイバ把持部材13により把持されてお
り、基板11とフタ12にあっては、その基板11のフ
ァイバ把持部材13側の面11rとフタ12のファイバ
把持部材13側の面12rに突起20,21が形成され
ているものである。
【0068】これら2つの突起20,21は、本実施の
形態と同様に、それらの間隔が1mm以上となるように
形成されている。
【0069】これにより、本実施の形態と同様に、全て
の光ファイバ心線14を確実に把持することができ、軸
方向の不整合を防ぎ、接続後の取扱いで損失が増加する
ことなどなく、低損失で信頼性の高い接続が可能であ
る。
【0070】また、図14と図15に第3の実施の形態
の突起の形成箇所を変形した変形例10と変形例11を
示す。
【0071】図14に示すように、変形例10の多心用
メカニカルスプライスは、フタ12のファイバ把持部材
側の面12rにのみ突起20,21が形成されたもので
あり、図15に示すように、変形例11の多心用メカニ
カルスプライスは、基板11のファイバ把持部材13側
の面11rにのみ突起20,21が形成されたものであ
る。
【0072】このように、基板11及びフタ12に形成
する突起20,21も光ファイバ心線14の一方の側に
のみ形成してもよい。
【0073】尚、本実施の形態にあっては、光ファイバ
心線14を支持するための溝11gはV字型であるが、
この溝11gは、U字型や、C字型、円型であっても構
わない。
【0074】また、本実施の形態にあっては、光ファイ
バ心線14の長手方向に線条の突起を形成したが、多数
の錘状の突起を形成してもよい。
【0075】更に、本実施の形態では、8心光ファイバ
テープ心線の端部同士を突き合わせ接続する例で説明し
たが、その他の多心光ファイバを接続する場合には、突
起を、心数が4本あたり1本の割合で形成すればよい。
【0076】また、上述した実施の形態では、ファイバ
把持部材とフタとの接触面、並びにファイバ把持部材と
基板の接触面に、両方共に突起または段差部に形成した
が、一方には2点又は2線で接触する突起を形成し、他
方には段差部を形成してもよい。
【0077】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、接続した
光ファイバ心線の全てを確実に把持することができ、光
損失の要因となる軸方向の不整合を低減でき、接続後の
取り扱いで損失が増加するなどの問題がなくなり、信頼
性の高い多心用メカニカルプライスを達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す多心用メカニカル
プライスの横断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す多心用メカニカル
プライスの斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す多心用メカニ
カルプライスの横断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す多心用メカニ
カルプライスの横断面図である。
【図5】図1の多心用メカニカルプライスの突起の変形
例を示す横断面図である。
【図6】図1の多心用メカニカルプライスの突起の変形
例を示す横断面図である。
【図7】図1の多心用メカニカルプライスの突起の変形
例を示す横断面図である。
【図8】図1の多心用メカニカルプライスの突起の変形
例を示す横断面図である。
【図9】図1の多心用メカニカルプライスの突起の変形
例を示す横断面図である。
【図10】図3の多心用メカニカルプライスの突起の変
形例を示す横断面図である。
【図11】図3の多心用メカニカルプライスの突起の変
形例を示す横断面図である。
【図12】図3の多心用メカニカルプライスの突起の変
形例を示す横断面図である。
【図13】図3の多心用メカニカルプライスの突起の変
形例を示す横断面図である。
【図14】図5の多心用メカニカルプライスの突起の変
形例を示す横断面図である。
【図15】図5の多心用メカニカルプライスの突起の変
形例を示す横断面図である。
【図16】従来の多心用メカニカルプライスの斜視図で
ある。
【図17】図16の多心用メカニカルプライスの横断面
図である。
【図18】図17の多心用メカニカルプライスの基板と
フタがファイバ把持部材の把持力により反った状態を示
す図である。
【符号の説明】
11 基板 11g 溝 12 フタ 13 ファイバ把持部材 14 光ファイバ 15 突起 16 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 和也 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内 (72)発明者 阿部 秀和 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内 (72)発明者 高谷 雅昭 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 片桐 敏昭 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2H036 JA02 LA03 MA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する光ファイバを支持し位置決め調
    心するための面を持つ略V字型の溝が形成された基板
    と、上記溝に挿入された光ファイバを囲んで支持すべく
    上記基板に当接する平面が形成されたフタと、上記基板
    とフタとで支持された光ファイバを上記基板及び上記フ
    タの両側から挟んで把持するファイバ把持部材とを有
    し、上記対向する光ファイバ同士を突き合わせ接続する
    ための多心用メカニカルスプライスにおいて、上記ファ
    イバ把持部材と上記フタ、並びに上記ファイバ把持部材
    と基板の両方又はいずれか一方が光ファイバの幅方向に
    2点もしくは2線以上で接するように突起を形成したこ
    とを特徴とする多心用メカニカルスプライス。
  2. 【請求項2】 上記突起は、上記ファイバ把持部材の上
    記基板側と上記フタ側の両方又はいずれか一方に形成さ
    れている請求項1に記載の多心用メカニカルスプライ
    ス。
  3. 【請求項3】 上記突起は、上記基板及び上記フタの両
    方又はいずれか一方に形成されている請求項1に記載の
    多心用メカニカルスプライス。
  4. 【請求項4】 上記突起は、上記ファイバ把持部材の上
    記基板側と、上記フタに形成されている請求項1に記載
    の多心用メカニカルスプライス。
  5. 【請求項5】 上記突起は、上記ファイバ把持部材の上
    記フタ側と、上記基板に形成されている請求項1に記載
    の多心用メカニカルスプライス。
  6. 【請求項6】 対向する光ファイバを支持し位置決め調
    心するための面を持つ略V字型の溝が形成された基板
    と、上記溝に挿入した光ファイバを囲んで支持すべく上
    記基板に当接する平面が形成されたフタと、上記基板と
    フタとで支持された光ファイバを基板及びフタの両側か
    ら挟んで把持するファイバ把持部材とを有し上記対向す
    る光ファイバ同士を突き合わせ接続するための多心用メ
    カニカルスプライスにおいて、上記ファイバ把持部材
    は、上記フタ及び上記基板と2線で接触するように内側
    に折り曲げられた二つの略コの字断面形状の把持部材か
    らなることを特徴とする多心用メカニカルスプライス。
  7. 【請求項7】 上記突起同士の間隔あるいは上記把持部
    材が上記フタ及び上記基板と接触する線の間隔は1mm
    以上である請求項1から6のいずれかに記載の多心用メ
    カニカルスプライス。
  8. 【請求項8】 対向する多心光ファイバ心線を支持し位
    置決め調心するための面を持つ略V字型の溝が形成され
    た基板と、上記溝に挿入された多心光ファイバ心線を囲
    んで支持すべく上記基板に当接する平面が形成されたフ
    タと、上記基板とフタとで支持された多心光ファイバ心
    線を基板及びフタの両側から挟んで把持するファイバ把
    持部材とを有し上記対向する光ファイバ心線同士を突き
    合わせ接続するための多心用メカニカルスプライスにお
    いて、上記ファイバ把持部材と上記フタ、並びに上記フ
    ァイバ把持部材と基板の両方又はいずれか一方が上記多
    芯光ファイバ心線の幅の3/4以上の長さで接触するよ
    うに段差部を形成したことを特徴とする多心用メカニカ
    ルスプライス。
  9. 【請求項9】 上記段差部は、上記ファイバ把持部材の
    上記基板側と上記フタ側の両方又はいずれか一方に形成
    されている請求項8に記載の多心用メカニカルスプライ
    ス。
  10. 【請求項10】 上記段差部は、上記基板及び上記フタ
    の両方又はいずれか一方に形成されている請求項8に記
    載の多心用メカニカルスプライス。
  11. 【請求項11】 上記段差部は、上記ファイバ把持部材
    の上記基板側と、上記フタに形成されている請求項8に
    記載の多心用メカニカルスプライス。
  12. 【請求項12】 上記段差部は、上記ファイバ把持部材
    の上記フタ側と、上記基板に形成されている請求項8に
    記載の多心用メカニカルスプライス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011011209A3 (en) * 2009-07-21 2011-04-07 3M Innovative Properties Company Optical fiber connector having activation cover

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