JP2020046582A - Lc用ユニブーツプラグコネクタ - Google Patents
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前記スライダレバー連結体は、コネクタ引き抜き用のタブを後端に装着してなるスライダと、
前記スライダを上側から挟み込むようにして前記ホルダに固定されるラッチ一体レバーとを備え、
前記ラッチ一体レバーは、前記ホルダに対し左右両側から挟持固定させるための左右一対の係止挟持片を備え且つ前記スライダを前後方向に所定距離だけスライド自在とするよう前記スライダの中央幅狭部分が係合する溝形状部を有する保持ベース部と、
前記保持ベース部から前方に向けて二股状に延設された中間アーム部と、
前記中間アーム部を介して側面視略への字型を呈するよう連設されて弾発性を付与して形成され且つ各中間部両側にアダプタの係止溝に係合される係止部を突設してなるラッチと、
前記中間アーム部の先端側に形成されたピン形状部と、
前記ラッチの先端に形成された係合突部とを備え、
前記スライダはその前端において内側にカム傾斜面部を備えた一対のラッチ挿入開口部を備え、
前記ラッチはその先端側からラッチ挿入開口部に挿入されて、前記プリアッセの係合凹部に前記ラッチ先端の係合突部が係合されるとともに、前記中間アーム部のピン形状部が前記カム傾斜面部に各当接保持されてなることを特徴とする。
前記スライダレバー連結体は、コネクタ引き抜き用のタブを後端に装着してなるスライダと、
前記スライダを上側から挟み込むようにして前記ホルダに固定されるラッチ一体レバーとを備え、
前記ラッチ一体レバーは、前記ホルダに対し左右両側から挟持固定させるための左右一対の係止挟持片を備え且つ前記スライダを前後方向に所定距離だけスライド自在とするよう前記スライダの中央幅狭部分が係合する溝形状部を有する保持ベース部と、
前記保持ベース部から前方に向けて二股状に延設された中間アーム部と、
前記中間アーム部を介して側面視略への字型を呈するよう連設されて弾発性を付与して形成され且つ各中間部両側にアダプタの係止溝に係合される係止部を突設してなるラッチと、
前記中間アーム部の先端側に形成されたピン形状部と、
前記ラッチの先端に形成された係合突部とを備え、
前記スライダはその前端において内側にカム傾斜面部を備えた一対のラッチ挿入開口部を備え、
前記ラッチはその先端側からラッチ挿入開口部に挿入されて、前記プリアッセの係合凹部に前記ラッチ先端の係合突部が係合されるとともに、前記中間アーム部のピン形状部が前記カム傾斜面部に各当接保持されてなるので、
一対のLC型光コネクタを有する双方向通信用の主としてユニブーツタイプの2芯型のLC用ユニブーツプラグコネクタにおいて、光アダプタの各挿入開口部から一対の光コネクタを引き抜く際に、スライダレバー連結体は、ラッチ一体レバーに対してタブを通じてスライダを後方に引っ張ることで容易に引き抜くことができ、接続中の他の一対の光コネクタを誤って抜いてしまうのを防止できる。
本発明に係るLC用ユニブーツプラグコネクタは、図1、図2及び図3に示すように、何れも同一構造によるLC型光コネクタの各プリアッセA、Bを保持し且つ当該各プリアッセA、Bから後方に延びた一対の光ファイバの芯線P(図4(d)、図5(c)参照)それぞれを収容するホルダ1と、該ホルダ1から後方に延びた一対の光ファイバケーブル(図示省略)それぞれを同時に保護するブーツ2と、前記ホルダ1に対し上方向から脱着自在となるよう取付けられるスライダレバー連結体20とを備えている。
前記プリアッセA、B(各プリアッセA、Bは何れも同一構造である)は、図4、図5に示すように、前記光ファイバの芯線Pが挿通される挿通孔を有するフェルールFと、該各フェルールFのフランジ部(図示省略)を介して後方に延設されたチューブ(図示省略)を内周に保持して収容するフェルールハウジング10A、10Bと、該フェルールハウジング10A、10Bに内蔵され前記フランジ部に一端が係止されるコイルスプリング(図示省略)と、該フェルールハウジング10A、10Bの後部開放側を閉塞するエクステンダーキャップEとから概ね構成されている。尚、このエクステンダーキャップEはその中央孔を通って光ファイバケーブルが後方に引き出されるとともに、前記コイルスプリングの他端を係止する機能を有している。
前記ホルダ1は、図6、図7、図8に示すように、下側半割体1Aと上側半割体1Bとの上下二分割構造による略角筒半割形状をなしており、下側半割体1Aの左右側壁に形成されている凹所内側の被係止部8b(図2(a)、図6(b)参照)に、上側半割体1Bの左右側壁に形成されている係止片8aの下端から内方に向けた係止爪(図示省略)が係合されることで、各半割体1A、1Bそれぞれが一体化されて全体略角筒形状の前記ホルダ1となる。而して、下側半割体1Aの左右側壁の被係止部8b後方にもガイド溝8cが縦設され該ガイド溝8cに上側半割体1Bの左右両壁に設けられた係止片24が係合される。このとき、前記ガイド溝8cは前側の被係止部8bより深く形成され、前記係止片24が係合されたときでも後述するラッチ一体レバー40の後部両側に設けられた係止挟持片41Aが前記係止片24の外側被係止溝24aに重合しつつ嵌合するものとなっている。
図1、図2、図3に示すように、前記スライダレバー連結体20は、コネクタ引き抜き用のタブTを後端に装着してなるスライダ30と、該スライダ30を上側から挟み込むようにして前記ホルダ1に装着固定されるラッチ一体レバー40とから概ね構成されている。
図9、図10、図15、図16、図17に示すように、前記ラッチ一体レバー40は、幅広な1枚の扁平状の保持ベース部41と、該保持ベース部41から前方に向けて二股状に延設された中間アーム部42、42と、該中間アーム部42、42を介して側面視略への字型を呈するよう各連設されて弾発性を付与してなるラッチ43、43とを備えている。
前記スライダ30は、図11、図12、図13に示すように、その中間部に前記保持ベース部41の下面の溝形状部48が係合する中央幅狭部分32が形成された略扁平ブロック状となって形成されている。また、前記スライダ30の後部側は中央幅狭部分32よりも幅広で、その上面にはT字形溝部34が形成されており、既述のタブT先端のT字形突起Taが組み付けられる。なお、前記スライダ30のT字形溝部34の位置する下面は、ブーツ2の外形に対応した正面視略円弧状の窪み部39となっている。また、前記スライダ30下面の中央幅狭部分32よりも前寄側にはガイド用キー突起37が突設され、前記ホルダ1の上下2面の各中央に形成されたガイド用キー溝38(前記図6、図7参照)に係合している。
図18(a)に示すように、タブTからスライダ30を押し、該スライダ30の係止突起33の下部側にある押圧面部33Aでホルダ1が押される(図18(b)中、矢印X方向)。するとこれがプラグ全体を押す力になり、ラッチ43がアダプタQ側の係止溝Q1に係止されるまで押し込まれ、フェルールFが割りスリーブWに嵌合したことを契機に係止部44はアダプタQ(図18参照)の係止溝Q1に係合することでプラグ挿入状態となる。
先ず、ラッチ一体レバー40に対してスライダ30が前側端に突き当たった位置、すなわち、前記スライダ30の下面側に設けたガイド用キー突起37が前記ホルダ1の上面側に設けたガイド用キー溝38の前側端に当接したときを基準位置とする。図18(c)及び図18(d)に示すように、この基準位置からタブTを通じてスライダ30を後方に引っ張るとスライダ30に設けた前記カム傾斜面部36にラッチ一体レバー40の前記ピン形状部46が当たり、カム傾斜面部36に沿ってピン形状部46が下方に押されるように前記中間アーム部42が変形する。すなわち、前記カム傾斜面部36によって前記ピン形状部46が下方に押されて前記中間アーム部42先端を下方に突っ張り状に湾曲変形させ、アダプタQに形成された係止溝Q1に対するラッチ43の係止部44による引っ掛かりが解除されてアダプタQからの引き抜きが可能となる。
一対の光コネクタの極性変更(ロールオーバー)を行う場合、先ず、図19(a)に示すように、前記スライダレバー連結体20をホルダ1から外しておく。
Q アダプタ
Q1 係止溝
T タブ
Ta T字形突起
A、B プリアッセ
S ストッパ面
E エクステンダーキャップ
F フェルール
V 係合凹部
W 割りスリーブ
1 ホルダ
1A 下側半割体
1B 上側半割体
2 ブーツ
3 軸筒部
4 円形フランジ部
4A 係止突起
8a 係止片
8b 被係止部
8c ガイド溝
10A、10B フェルールハウジング
13a 下側凹部
13b 上側凹部
20 スライダレバー連結体
21 カシメホルダ
21a フランジ部
21b 縮径部
22 熱収縮チューブ
22a カシメリング
23 溝形状部
24 係止片
24a 被係止溝
24A 係止部
30 スライダ
31 突起型溝形状部
32 中央幅狭部分
33 係止突起
33A 押圧面部
34 T字形溝部
35 ラッチ挿入開口部
36 カム傾斜面部
37 ガイド用キー突起
38 ガイド用キー溝
39 窪み部
40 ラッチ一体レバー
41 保持ベース部
41A 係止挟持片
41B 係止突起
42 中間アーム部
43 ラッチ
44 係止部
45 係合突部
46 ピン形状部
47 スライド保持用溝部
48 溝形状部
Claims (6)
- 一対の光コネクタの各プリアッセを保持して一体となし、前記各プリアッセから後方に延びた一対の光ファイバケーブルの芯線それぞれを収容するホルダと、前記ホルダから後方に延びた一対の光ファイバケーブルそれぞれを同時に保護するブーツと、前記ホルダに対し脱着自在に設けられたスライダレバー連結体とを備え、
前記スライダレバー連結体は、コネクタ引き抜き用のタブを後端に装着してなるスライダと、
前記スライダを上側から挟み込むようにして前記ホルダに固定されるラッチ一体レバーとを備え、
前記ラッチ一体レバーは、前記ホルダに対し左右両側から挟持固定させるための左右一対の係止挟持片を備え且つ前記スライダを前後方向に所定距離だけスライド自在とするよう前記スライダの中央幅狭部分が係合する溝形状部を有する保持ベース部と、
前記保持ベース部から前方に向けて二股状に延設された中間アーム部と、
前記中間アーム部を介して側面視略への字型を呈するよう連設されて弾発性を付与して形成され且つ各中間部両側にアダプタの係止溝に係合される係止部を突設してなるラッチと、
前記中間アーム部の先端側に形成されたピン形状部と、
前記ラッチの先端に形成された係合突部とを備え、
前記スライダはその前端において内側にカム傾斜面部を備えた一対のラッチ挿入開口部を備え、
前記ラッチはその先端側からラッチ挿入開口部に挿入されて、前記プリアッセの係合凹部に前記ラッチ先端の係合突部が係合されるとともに、前記中間アーム部のピン形状部が前記カム傾斜面部に各当接保持されてなることを特徴とするLC用ユニブーツプラグコネクタ。 - 前記スライダレバー連結体は、前記ラッチ一体レバーに対して前記タブを通じてスライダを後方に引っ張り、前記スライダに設けたカム傾斜面部に沿って前記ピン形状部が下方に押されて前記中間アーム部先端を下方に湾曲変形させ、アダプタに形成された係止溝に対するラッチの係止部による引っ掛かりを解除させて引き抜き可能にしてなることを特徴とする請求項1記載のLC用ユニブーツプラグコネクタ。
- 前記スライダレバー連結体は、前記スライダの下面側に設けたガイド用キー突起が前記ホルダの上面側に設けたガイド用キー溝の前側端に当接したときを基準位置とし、前記基準位置からタブを通じてスライダを後方に引っ張るとスライダに設けた前記カム傾斜面部にラッチ一体レバーの前記ピン形状部が当たり、カム傾斜面部に沿ってピン形状部が下方に押されるように前記中間アーム部が下方へ変形することを特徴とする請求項1記載のLC用ユニブーツプラグコネクタ。
- 前記スライダレバー連結体は、前記スライダが前記基準位置から後方へスライドしたときに、前記スライダの下面側に設けた突起型溝形状部が前記ホルダの上面側に設けた溝形状部に係合するよう形成されてなることを特徴とする請求項3記載のLC用ユニブーツプラグコネクタ。
- 前記ホルダは、カシメホルダとカシメリングを備えた熱収縮チューブを介して前記ブーツが取り付けられ、前記カシメホルダを軸として前記ホルダは回転自在となすとともに、前記各プリアッセは自体の軸筒部で前記ホルダに保持されてそれぞれ回転自在としたことを特徴とする請求項1〜4記載のLC用ユニブーツプラグコネクタ。
- 前記各プリアッセはそれぞれの軸筒部の端部において前記ホルダに対し回動可能に係止される円形フランジ部を有し、前記円形フランジ部の周面には係止突起を備え、前記各プリアッセが角度0°の正位置と角度180°の反転位置で前記係止突起が係止されるよう前記ホルダにストッパ面を対設したことを特徴とする請求項5記載のLC用ユニブーツプラグコネクタ。
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