JP4397773B2 - 静電荷像現像用トナー - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等において形成される潜像の現像に用いられる静電荷像現像用トナー及びその製造方法に関する。
特許文献1には、結晶性ポリエステルを含有する結着樹脂及び結晶性ポリエステルの軟化点より融点が10℃以上低いワックスとを含有した電子写真用トナーによって、低温定着性、耐オフセット性、耐ブロッッキング性及び耐久性を向上する技術が開示されている。
特許文献2には、官能基にカルボキシル基を有するスチレン系樹脂と融点75℃のパラフィンワックスと融点105℃のフィッシャートロプシュワックスの混合物を含有した粉砕トナーによって、可塑化作用と離型作用を同時に向上する技術が開示されている。
特許文献3には、結晶性ポリエステルと特定の無定形ビニル重合体との特定の結合物よりなるトナー用樹脂と、パラフィンワックスとを含有してなる静電像現像用トナーによって、低温定着性、耐ホットオフセット性、耐アンダーオフセット性、トナー保存性及びトナー流動性を改善する技術が二成分現像方式について開示されている。
特開2001−222138号公報(請求項1、〔0029〕、〔0030〕) 特開2000−131889号公報(〔0106〕、実施例4) 特開平1−161259号公報(請求項1、実施例1〜6)
本発明の課題は、オイルレス定着方式の画像形成装置に用いた際にも、低温定着性及び耐久性のいずれも優れた静電荷像現像用トナー及びその製造方法を提供することにある。
本発明は、
(1) 結着樹脂、離型剤及び着色剤を含有してなる静電荷像現像用トナーであって、前記結着樹脂が結晶性ポリエステルを含有し、前記離型剤として融点が60〜85℃であり、かつ25℃における針入度が4〜10のワックスを含有する静電荷像現像用トナー、並びに
(2) 前記静電荷像現像用トナーの原料を溶融混練する工程を有する静電荷像現像用トナーの製造方法であって、前記溶融混練工程がオープンロール型混練機による工程である静電荷像現像用トナーの製造方法
に関する。
本発明の静電荷像現像用トナーは、オイルレス定着方式の画像形成装置に用いた際にも、低温定着性と耐久性の両立が達成されるという優れた効果を奏する。
近年の複写装置、プリンタ等の画像形成装置は低価格化/小型化を達成するためにオイルレス定着方式の普及が著しく、さらに、その高速化への要求も高まっている。かかるオイルレス定着方式の画像形成装置の小型化・高速化に対して、静電荷像現像用トナーに要求される最も重要な機能の一つが、低温定着性である。
本発明者らは、融点の低いワックス、特に従来十分に検討されてこなかった融点が85℃以下の低融点ワックスを有効に使用する観点から、静電荷像現像用トナー(以下、単にトナーともいう)の低温定着性の向上を試みた。
その結果、低融点ワックスを使用する際に障害となる大きな課題は、トナーの製造時、特に、結着樹脂、着色剤、離型剤等の原料の溶融混練工程を経て製造されるトナーの場合、従来広く使用される非晶質樹脂に対して低融点ワックスが十分に分散しない点にあることが判明した。
これは、非晶質樹脂の軟化点が高く、溶融混練時の粘度が高いため、溶融粘度の低い低融点ワックスの分散が阻害されるためであった。
ここで、非晶質樹脂の軟化点を低下させると、溶融混練時の低融点ワックスの分散性は向上するが、非晶質樹脂のガラス転移点も低下するため、製造されたトナーを画像形成装置で使用する際の耐久性が低下し、実用上大きな課題となった。
一方、かかる非晶質樹脂の欠点を改善するために、結晶性樹脂を活用し、ワックスと併用する技術も検討されているが(特許文献1〜3参照)、融点が85℃以下の低融点ワックスとの併用は具体的に開示されていない。
そこで、本発明者らが、溶融混練時の低融点ワックスの分散性とトナー使用時の耐久性の観点から、結着樹脂とワックスの見直しを図った結果、結晶性ポリエステルと特定性状の低融点ワックスの組み合わせが、前記課題を解決する優れた手段であることが判明した。
本発明における結着樹脂は結晶性ポリエステルを含有するものである。本発明において、「結晶性」とは、軟化点と融解熱の最大ピーク温度の比(軟化点/ピーク温度)が0.6〜1.3、好ましくは0.9〜1.2、より好ましくは0.95〜1.1であることをいい、また「非晶質」とは、軟化点と融解熱の最大ピーク温度の比(軟化点/ピーク温度)が1.3より大きく4以下、好ましくは1.5〜3であることをいう。ここで、最大ピークとは、ピークの高さが最大となるピークのことをいう。
本発明において、結晶性ポリエステルは、炭素数が2〜6、好ましくは4〜6の脂肪族ジオールを80モル%以上含有したアルコール成分と炭素数が2〜8、好ましくは4〜6、より好ましくは4の脂肪族ジカルボン酸化合物を80モル%以上含有したカルボン酸成分を縮重合させて得られた樹脂が好ましい。
炭素数2〜6の脂肪族ジオールとしては、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブタンジオール等が挙げられ、特にα,ω−直鎖アルカンジオールが好ましい。
炭素数2〜6の脂肪族ジオールは、アルコール成分中に、80モル%以上、好ましくは80〜100モル%、より好ましくは90〜100モル%含有されているのが望ましい。特に、その中の1種の脂肪族ジオールが、アルコール成分中の70モル%以上、好ましくは80〜95モル%を占めているのが望ましい。なかでも、1,4−ブタンジオールが、アルコール成分中、好ましくは60モル%以上、より好ましくは70〜100モル%、特に好ましくは80〜100モル%含有されているのが望ましい。
アルコール成分には、炭素数2〜6の脂肪族ジオール以外の多価アルコール成分が含有されていてもよく、該多価アルコール成分としては、ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン、ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等のビスフェノールAのアルキレン(炭素数2〜3)オキサイド(平均付加モル数1〜10)付加物等の芳香族ジオールやグリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン等の3価以上のアルコールが挙げられる。
炭素数2〜8の脂肪族ジカルボン酸化合物としては、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、コハク酸、アジピン酸、及びこれらの酸の無水物、アルキル(炭素数1〜3)エステル等が挙げられ、これらの中ではフマル酸及びアジピン酸が好ましく、フマル酸がより好ましい。なお、脂肪族ジカルボン化合物とは、前記の如く、脂肪族ジカルボン酸、その無水物及びそのアルキル(炭素数1〜3)エステルを指すが、これらの中では、脂肪族ジカルボン酸が好ましい。
炭素数2〜8の脂肪族ジカルボン酸化合物は、カルボン酸成分中に、80モル%以上、好ましくは80〜100モル%、より好ましくは90〜100モル%含有されているのが望ましい。特に、その中の1種の脂肪族ジカルボン酸化合物が、カルボン酸成分中の60モル%以上、好ましくは70〜100モル%、より好ましくは80〜100モル%を占めているのが望ましい。なかでも、フマル酸が、カルボン酸成分中、好ましくは60モル%以上、より好ましくは60〜90モル%、特に好ましくは60〜80モル%含有されているのが望ましい。
カルボン酸成分には、炭素数2〜8の脂肪族ジカルボン酸化合物以外の多価カルボン酸成分が含有されていてもよく、該多価カルボン酸成分としては、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の芳香族ジカルボン酸;セバシン酸、アゼライン酸、n−ドデシルコハク酸、n−ドデセニルコハク酸の脂肪族ジカルボン酸;シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環式ジカルボン酸;トリメリット酸、ピロメリット酸等の3価以上の多価カルボン酸;及びこれらの酸の無水物、アルキル(炭素数1〜3)エステル等が挙げられる。
アルコール成分とカルボン酸成分は、不活性ガス雰囲気中にて、要すればエステル化触媒、重合禁止剤等を用いて、120〜230℃の温度で反応させること等により縮重合させることができる。具体的には、樹脂の強度を上げるために全単量体を一括仕込みしたり、低分子量成分を少なくするために2価の単量体を先ず反応させた後、3価以上の単量体を添加して反応させる等の方法を用いてもよい。
また、重合の後半に反応系を減圧することにより、反応を促進させてもよいが、本発明では、芳香族化合物が結晶性ポリエステルの性質に与える影響を少なくし、少量で所望の効果を得るために、2価の芳香族化合物以外の単量体を50%以上、より好ましくは80%、特に好ましくは90%以上の反応率で縮重合させた後、反応系に2価の芳香族化合物を添加し、さらに縮重合させる方法が好ましい。ここで、反応率は、縮重合する際の理論脱水量に対する、反応系からの水の留出量の割合(モル比)から求める。
結晶性ポリエステルの分子量は、数平均分子量が、トナーの保存性及び耐久性の観点から、2,000以上が好ましく、3,000以上がより好ましく、4,000以上が特に好ましい。ただし、結晶性ポリエステルの生産性を考慮すると、数平均分子量は10,000以下が好ましく、8,000以下がより好ましく、6,000以下が特に好ましい。
また、重量平均分子量も数平均分子量と同様の観点から、好ましくは9,000以上、より好ましくは50,000以上、特に好ましくは100,000以上であり、好ましくは1,000,000以下、より好ましくは500,000以下、特に好ましくは300,000以下である。
なお、本発明において、結晶性ポリエステルの数平均分子量及び重量平均分子量は、いずれもクロロホルム可溶分を測定した値をいう。
高分子量化した結晶性ポリエステルを得るためには、カルボン酸成分とアルコール成分のモル比を調整したり、反応温度を上げる、触媒量を増やす、減圧下、長時間脱水反応を行う等の反応条件を選択すればよい。なお、高出力のモーターを用いて、高分子量化した結晶性ポリエステルを製造することもできるが、製造設備を特に選択せずに製造する際には、原料モノマーを非反応性低粘度樹脂や溶媒とともに反応させる方法も有効な手段である。
なお、結晶性ポリエステルにおけるカルボン酸成分とアルコール成分のモル比(カルボン酸成分/アルコール成分)は、より高分子量の結晶性ポリエステルを得る観点から、カルボン酸成分よりもアルコール成分が多い方が好ましく、さらに真空反応時、アルコール成分の留去によりポリエステルの分子量を容易に調整できる観点から、0.7〜1.5が好ましく、0.9〜1.1がより好ましい。
結晶性ポリエステルの軟化点は、80〜150℃が好ましく、85〜130℃がより好ましく、また、融解熱の最大ピーク温度は、75〜150℃が好ましく、85〜130℃がより好ましい。
結晶性ポリエステルの含有量は、定着可能温度域が広く、保存性、定着性及びトナーの製造性が良好であることから、結着樹脂中、1〜50重量%が好ましく、5〜40重量%がより好ましく、10〜30重量%が特に好ましい。
さらに、本発明のトナーには、耐オフセット性及び溶融混練時の溶解粘度保持の観点より、非晶質樹脂が結着樹脂として含有されているのが好ましい。非晶質樹脂としては、非晶質ポリエステル、非晶質ポリエステルポリアミド、非晶質スチレン−アクリル樹脂等が挙げられるが、これらの中では、定着性及び結晶性ポリエステルとの相溶性の観点から、非晶質ポリエステルが好ましい。
非晶質ポリエステルも、結晶性ポリエステルと同様にして、アルコール成分とカルボン酸成分とを縮重合させて製造することができる。ただし、非晶質ポリエステルとするためには、
(1) 炭素数2〜6の脂肪族ジオール、炭素数2〜8の脂肪族カルボン酸化合物等の樹脂の結晶化を促進するモノマーを用いる場合は、これらのモノマーを2種以上併用して結晶化を抑制すること、即ちアルコール成分及びカルボン酸成分のいずれにおいても、これらのモノマーの1種が各成分中10〜70モル%、好ましくは20〜60モル%を占め、かつこれらのモノマーが2種以上、好ましくは2〜4種用いられていること、又は
(2) 樹脂の非晶質化を促進するモノマー、好ましくはアルコール成分ではビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物が、またはカルボン酸成分ではアルキル基もしくはアルケニル基で置換されたコハク酸が、アルコール成分中又はカルボン酸成分中、好ましくは両成分のそれぞれにおいて、30〜100モル%、好ましくは50〜100モル%用いられていることが好ましい。
非晶質ポリエステルの軟化点は、好ましくは70〜180℃、より好ましくは100〜160℃、ガラス転移点は、好ましくは45〜80℃、より好ましくは55〜75℃である。なお、ガラス転移点は非晶質樹脂に特有の物性であり、融解熱の最大ピーク温度とは区別される。
非晶質ポリエステルの数平均分子量は、1,000〜6,000が好ましく、2,000〜5,000がより好ましい。また、重量平均分子量は、好ましくは10,000以上、より好ましくは30,000以上であり、好ましくは1,000,000以下である。
なお、非晶質ポリエステルは、軟化点が10℃以上異なる2種類の非晶質ポリエステルからなることが好ましい。特に、低温定着性と耐高温オフセット性の観点から、軟化点が70℃以上、120℃未満の低軟化点ポリエステルと軟化点が120℃以上、180℃以下の高軟化点ポリエステルとが、好ましくは20/80〜95/5、より好ましくは50/50〜90/10の重量比(低軟化点ポリエステル/高軟化点ポリエステル)で併用されているのが好ましい。
結晶性ポリエステルと非晶質ポリエステルの重量比(結晶性ポリエステル/非晶質ポリエステル)は、帯電性、保存性、低温定着性及び耐久性の観点から、1/99〜50/50が好ましく、5/95〜40/60がより好ましく、10/90〜30/70が特に好ましい。また、結晶性ポリエステルと非晶質ポリエステルの総含有量は、結着樹脂中、50重量%以上が好ましく、70〜100重量%がより好ましく、90〜100重量%が特に好ましい。
本発明のトナーに離型剤として含有される低融点ワックスとは、広く、ろうであって(「岩波理化学辞典」第4版、1407頁)、融点が60〜85℃、好ましくは60〜80℃、より好ましくは65〜80℃、さらに好ましくは70〜80℃のものである。
本発明者らは、さらに、トナーの耐久性の観点からワックスの物性を検討した結果、かかる低融点ワックスには、25℃における針入度が、10以下、好ましくは8以下であることが必要とされることを見出した。さらに、検討の結果、ワックスの25℃における針入度は、低温定着性の観点から、4以上であり、好ましくは6以上であることを見出した。従って、これらの観点から、本発明における前記低融点ワックスの25℃における針入度は、4〜10であり、好ましくは6〜8である。
本発明における前記特定の針入度を有する低融点ワックスとしては、定着性及び耐久性の両立の観点から、JIS K2235に規定される石油ワックス、即ち、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス及びペトロタムからなる群より選ばれた少なくとも1種が好ましく、これらの中ではマイクロクリスタリンワックス及びパラフィンワックスがより好ましく、パラフィンワックスがさらに好ましい。ここに、パラフィンワックスとは、石油から抽出された石油ワックスであり、さらに減圧蒸留留出油による分離精製を行ない、直鎖状炭化水素の比率を高めた高純度精製パラフィンワックスである。
離型剤の含有量は、定着性及び耐久性の観点から、結着樹脂100重量部に対して、0.5〜10重量部が好ましく、0.5〜8重量部がより好ましく、1〜8重量部がさらに好ましい。
前記特定の針入度を有する低融点ワックスの含有量は、結着樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部が好ましく、0.3〜8重量部がより好ましく、0.5〜5重量部がさらに好ましい。
本発明のトナーには、前記特定の針入度を有する低融点ワックスにより奏される効果が損なわれない範囲で、トナーの離型剤として通常使用される他のワックスが離型剤として含有されていてもよいが、前記特定の針入度を有する低融点ワックスの含有量は、離型剤の総量中、30重量%以上が好ましく、50重量%以上がより好ましく、70重量%以上がさらに好ましく、100重量%が特に好ましい。
結着樹脂がポリエステルを主成分とする場合、前記特定の針入度を有する低融点ワックスと併用されるワックスは、低温定着性と耐久性を両立する観点から、エステルワックスであるのが好ましく、カルナバワックスであるのがより好ましい。
本発明における着色剤としては、トナー用着色剤として用いられている染料、顔料等のすべてを使用することができ、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、パーマネントブラウンFG、ブリリアントファーストスカーレット、ピグメントグリーンB、ローダミン−Bベース、ソルベントレッド49、ソルベントレッド146 、ソルベントブルー35、キナクリドン、カーミン6B、ジスアゾエロー等が挙げられ、これらは単独で又は2種以上を混合して用いることができ、本発明のトナーは、黒トナー、モノカラートナー、フルカラートナーのいずれであってもよい。着色剤の配合量は、結着樹脂100重量部に対して、1〜40重量部が好ましく、2〜15重量部がより好ましい。
本発明のトナーには、さらに荷電制御剤が含有されていてもよく、正帯電性及び負帯電性の荷電制御剤が使用できる。正帯電性の荷電制御剤としては、画質(カブリ抑制)の観点から、4級アンモニウム塩基含有共重合体が含有するものが好ましい。特に、正帯電性トナーにあっては、4級アンモニウム塩基含有共重合体は、トナーに正帯電性を付与する電荷調整樹脂として、負帯電性を有するポリエステルが含有されている場合であっても、優れた正帯電性を確保することができる。
本発明に係る結着樹脂とワックスとの組合せは、4級アンモニウム塩基含有共重合体との相溶性が極めて良好であるため、4級アンモニウム塩基含有共重合体のトナー中への分散が促進され、安定した帯電性が確保される。これにより、帯電の立ち上がり性が向上し、少ない摩擦によって必要な帯電量が得られる。
さらに、4級アンモニウム塩基含有共重合体を荷電制御剤として含有した本発明のトナーは、正帯電型感光体に対してより安定した正帯電性を有し、長期にわたってカブリを良好に防止することができる。
4級アンモニウム塩基含有共重合体としては、式(I):
Figure 0004397773
(式中、R1 は水素原子又はメチル基を示す)で表される単量体、式(II):
Figure 0004397773
(式中、R2 は水素原子又はメチル基、R3 は炭素数1〜6のアルキル基を示す)で表される単量体及び式(III):
Figure 0004397773
(式中、R4 は水素原子又はメチル基、R5 及びR6 はそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基を示す)で表される単量体又はその4級化物、好ましくは式(III)で表される単量体を含有する単量体混合物の重合工程を含む工程により得られる化合物が好ましい。
式(I)で表される単量体としては、R1 が水素原子であるスチレン、式(II)で表される単量体としては、R2 が水素原子、R3 が炭素数1〜4のアルキル基である単量体、好ましくは、R2 が水素原子、R3 がブチル基であるアクリル酸ブチル、式(III)で表される単量体としては、R4 がメチル基、R5 及びR6 がメチル基又はエチル基である単量体、好ましくは、R4 、R5 及びR6 がメチル基であるメタクリル酸ジメチルアミノエチルが、それぞれ望ましい。
単量体混合物中の式(I)で表される単量体の含有量は、60〜97重量%、好ましくは70〜90重量%であり、式(II)で表される単量体の含有量は、1〜33重量%、好ましくは5〜20重量%であり、式(III)で表される単量体又はその4級化物の含有量は、2〜35重量%、好ましくは5〜20重量%であることが望ましい。
単量体混合物の重合は、例えば、単量体混合物をアゾビスジメチルバレロニトリル等の重合開始剤の存在下で不活性ガス雰囲気下、50〜100℃に加熱することにより、行うことができる。なお、重合法としては溶液重合、懸濁重合及び塊状重合のいずれでもよいが、好ましくは溶液重合である。
溶媒としては、トルエン、キシレン、ジオキサン、エチレングリコールモノメチルエーテル、酢酸エチル、メチルエチルケトン等の有機溶媒、及びこれらとメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等の低級アルコールとの混合溶媒が挙げられる。
なお、本発明において、式(III)で表される単量体を用いる場合は、このようにして得られる共重合体を、さらに4級化剤で4級化させることにより、前記4級アンモニウム塩基含有共重合体を得ることができる。4級化剤としては、p−トルエンスルホン酸メチル、ジメチル硫酸、ヒドロキシナフタレンスルホン酸メチル、塩化メチル、ヨウ化メチル、塩化ベンジル等が挙げられ、これらの中では、安定した高い帯電性が得られるp−トルエンスルホン酸メチルが好ましい。4級化剤の使用量は、式(III)で表される単量体1モルに対して、0.8〜1.0モルが好ましい。かかる共重合体の4級化は、例えば、共重合体と4級化剤とを、溶媒中、60〜90℃に加熱することにより、行うことができる。
また、式(III)で表される単量体の4級化物を用いる場合は、式(III)で表される単量体を前記と同様の4級化剤を用いて4級化させたものを用いることができる。その他に、例えば、式(III)で表される単量体の4級化物として塩化メチル等のアルキルハライドで処理して得られる4級アンモニウムハライドを用い、得られる共重合体をp−トルエンスルホン酸、ヒドロキシナフタレンスルホン酸等の酸で処理して対イオン交換を行い、目的の4級アンモニウム塩基含有共重合体とすることもできる。
このようにして得られる4級アンモニウム塩基含有共重合体の重量平均分子量は、保存安定性の観点から、5,000以上、樹脂との相溶性の観点から、100,000以下が好ましく、より好ましくは10,000〜50,000である。
4級アンモニウム塩基含有共重合体の含有量は、適度な帯電量を得る観点から、結着樹脂100重量部に対して、好ましくは0.5〜40重量部、より好ましくは1〜30重量部、特に好ましくは5〜25重量部である。
負帯電性の荷電制御剤としては、サリチル酸誘導体の金属化合物、ベンジル酸誘導体の金属化合物等が挙げられる。
サリチル酸誘導体の金属化合物としては、一般式(IV):
Figure 0004397773
(式中、R7 、R8 及びR9 はそれぞれ独立して水素原子、直鎖または分枝鎖状の炭素数1〜10のアルキル基または炭素数2〜10のアルケニル基、Mは亜鉛、ジルコニウム、クロム、アルミニウム、銅、ニッケル又はコバルト、mは2以上の整数、nは1以上の整数を示す)
で表されるサリチル酸誘導体の金属化合物が好ましい。なお、サリチル酸誘導体の金属化合物は、金属塩及び金属錯体のいずれであってもよく、また単独の化合物であっても、2種以上の化合物が併用されていてもよい。サリチル酸誘導体の金属化合物は、無色であるため、カラートナーにおいても好適に使用することができる。
式(IV)において、R8 は水素原子が好ましく、R7 及びR9 は好ましくは分岐鎖状のアルキル基、より好ましくはtert−ブチル基である。
Mとしては、電気陰性度が高く、帯電性の付与効果が良好な亜鉛がさらに好ましい。
8 が水素原子、R7 及びR9 がtert−ブチル基である市販品としては、「ボントロンE−84」(M:亜鉛、オリヱント化学工業(株)製)、「TN−105」(M:ジルコニウム、保土谷化学工業(株)製)、「ボントロンE−81」(M:クロム、オリヱント化学工業(株)製)、「ボントロンE−88」(M:アルミニウム、オリヱント化学工業(株)製)等が挙げられる。
また、サリチル酸誘導体の金属化合物は、CLARK, J. L. KAO, H (1948) J. Amer. Chem. Soc. 70, 2151 に記載された方法によって容易に合成することができる。例えば、溶媒中に2モルのサリチル酸のナトリウム塩(サリチル酸誘導体のナトリウム塩を含む)と、1モルの塩化亜鉛とを添加して混合し、加温して攪拌することにより亜鉛化合物として得ることができる。この金属化合物は白色を呈する結晶であり、結着樹脂中に分散させた場合にも着色を示さないものである。亜鉛化合物以外の金属化合物についても前記した方法に準じて製造することができる。
サリチル酸誘導体の金属化合物の含有量は、結着樹脂100重量部に対して、帯電量を向上させるために、0.5重量部以上が好ましく、荷電制御剤の脱離を防止する観点から、10重量部以下が好ましく、より好ましくは1〜5重量部である。
ベンジル酸誘導体の金属化合物としては、式(V):
Figure 0004397773
(式中、Xはホウ素又はアルミニウム、xは2以上の整数、yは1以上の整数を示す)
で表されるベンジル酸誘導体の金属化合物が好ましい。なお、かかる金属化合物は、金属塩または金属錯体のいずれであってもよい。
ベンジル酸誘導体の金属化合物の市販品としては、「LR147」(X:ホウ素、日本カーリット社製)、「LR−297」(X:アルミニウム、日本カーリット社製)等が挙げられる。
ベンジル酸誘導体の金属化合物の含有量は、結着樹脂100重量部に対して、帯電の立ち上がり性を向上させるために、0.3重量部以上が好ましく、荷電制御剤の導電性による帯電量の低下を防止するために、3重量部以下が好ましく、より好ましくは0.5〜2重量部である。
本発明では、荷電制御剤として、4級アンモニウム塩基含有共重合体、サリチル酸誘導体の金属化合物、ベンジル酸誘導体の金属化合物以外の、通常使用される荷電制御剤が併用されていてもよい。
本発明のトナーには、さらに、流動性向上剤、導電性調整剤、体質顔料、繊維状物質等の補強充填剤、酸化防止剤、老化防止剤、クリーニング性向上剤等の添加剤が適宜内添又は外添されていてもよい。
本発明のトナーの製造方法は、混練粉砕法、乳化転相法、重合法等の従来より公知のいずれの方法であってもよいが、製造が容易なことから、原料の溶融混練工程を有する混練粉砕法が好ましい。
原料の溶融混練に用いられる混練機としては、密閉式ニーダー、密閉式の1軸又は2軸の押出機、オープンロール型混練機等が挙げられるが、本発明では、課題とする定着性と耐久性の両立をより高度に達成する観点から、オープンロール型混練機を用いた溶融混練工程を経て、本発明のトナーを製造することが好ましい。これにより、他の溶融混練方法では分散し難い結晶性ポリエステル及び前記低融点ワックスを良好に分散できるため、トナーの耐久性のより一層の向上を図ることができる。
オープンロール型混練機に供する原料は、結着樹脂、ワックス及び着色剤、さらに必要に応じて添加される荷電制御剤等の添加剤等をヘンシェルミキサー等により予備混合したものが好ましい。
本発明で用いるオープンロール型混練機としては、連続式の混練機であるのが好ましく、また、少なくとも加熱ロールと冷却ロールの2本のロールを有する2本ロール型混練機であるのが好ましい。
ロールの回転速度は、2〜100m/minであることが好ましい。冷却ロールの回転速度は2〜100m/minが好ましく、10〜60m/minがさらに好ましく、15〜50m/minが特に好ましい。また、2本のロールは、互いに回転速度が異なっていることが好ましく、2本のロールの回転速度の比(冷却ロール/加熱ロール)は、1/10〜9/10が好ましく、3/10〜8/10がより好ましい。
加熱ロールと冷却ロールの温度の差は、60〜150℃が好ましく、80〜120℃がより好ましい。なお、ロールの温度は、ロール内部に通す熱媒体の温度により調整することができ、各ロールには、ロール内部を2以上に分割して温度の異なる熱媒体を通じてもよい。
混練物が加熱ロールに張りつきやすくするために、加熱ロールの原料投入側の温度は結着樹脂の軟化点及びワックスの融点のいずれの温度よりも高く、冷却ロールの温度は結着樹脂の軟化点及びワックスの融点のいずれの温度よりも低く調整されているのが好ましい。
加熱ロールの原料投入側の温度は、結着樹脂の軟化点及びワックスの融点のいずれの温度よりも高いことが好ましく、そのいずれかの高い方の温度よりも、0〜80℃高いことがより好ましく、5〜50℃高いことが特に好ましい。また、冷却ロールの温度は、結着樹脂の軟化点及びワックスの融点のいずれの温度よりも低いことが好ましく、そのいずれかの低い方の温度よりも、0〜50℃低いことがより好ましく、10〜50℃低いことが特に好ましい。
2本のロールは互いに近接して配設されているのが好ましく、ロールの間隙は、0.01〜5mmが好ましく、0.05〜2mmがより好ましい。
ロールの構造、大きさ、材料等は特に限定されず、ロール表面も、平滑、波型、凸凹型等のいずれであってもよい。
次いで、得られた混練物を、粉砕可能な硬度に達するまで冷却した後、粉砕し、必要に応じて、分級することにより、トナーを得ることができる。本発明により得られるトナーの体積中位粒径(D50)は、3〜15μmが好ましい。さらに、トナーの製造段階で得られる粗粉砕物やトナーの表面に、疎水性シリカ等の流動性向上剤やポリテトラフルオロエチレン等の樹脂微粒子等を外添してもよい。
本発明のトナーは、極めて優れた低温定着性及び耐久性を有しているため、オイルレス定着装置に用いた際に、その効果がより顕著に発揮される。
本発明のトナーは、磁性体微粉末を含有するときは単独で現像剤として、また磁性体微粉末を含有しないときは非磁性一成分現像用トナーとして、もしくはキャリアと混合して二成分系現像剤として、特に限定されることなく、いずれの現像方法にも用いることが出来るが、結晶性ポリエステルと特定性状のワックスの組み合わせにより、トナー現像時の耐摩擦性に優れることから、本発明のトナーは非磁性一成分現像用トナーとして特に好適に使用することができる。
〔樹脂の軟化点〕
高化式フローテスター((株)島津製作所製、CFT−500)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/分で加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルを押し出すようにし、これによりフローテスターのプランジャー降下量(流れ値)−温度曲線を描き、そのS字曲線の高さの1/2に対応する温度(樹脂の半分が流出した温度)を軟化点とする。
〔樹脂の数平均分子量及び重量平均分子量〕
以下の方法により、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより分子量分布を測定し、得られた分子量分布より、数平均分子量及び重量平均分子量を算出する。
(1) 試料溶液の調製
濃度が0.5g/100mlになるように、結晶性ポリエステルはクロロホルムに、非晶質ポリエステルはテトラヒドロフランに、溶解させる。次いで、この溶液をポアサイズ2μmのフッ素樹脂フィルター(住友電気工業(株)製、FP−200)を用いて濾過して不溶解成分を除き、試料溶液とする。
(2) 分子量分布測定
溶解液として、結晶性ポリエステルを測定する場合はクロロホルムを、非晶質ポリエステルを測定する場合はテトラヒドロフランを、毎分1mlの流速で流し、40℃の恒温槽中でカラムを安定させる。そこに試料溶液100μlを注入して測定を行う。試料の分子量は、あらかじめ作成した検量線に基づき算出する。このときの検量線には、数種類の単分散ポリスチレンを標準試料として作成したものを用いる。
測定装置:CO−8010(東ソー製)
分析カラム:GMHLX+G3000HXL(東ソー製)
〔樹脂の融解熱の最大ピーク温度、ガラス転移点及びワックスの融点〕
示差走査熱量計(セイコー電子工業社製、DSC210)を用いて200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/分で0℃まで冷却したサンプルを、昇温速度10℃/分で測定し、融解熱の最大ピーク温度を求める。なお、かかる最大ピーク温度を、ワックスでは融点とする。また、ガラス転移点は、非晶質樹脂における前記測定で最大ピーク温度以下のベースラインの延長線と、ピークの立ち上がり部分からピークの頂点まで最大傾斜を示す接線との交点の温度とする。
〔ワックスの針入度〕
恒温条件下(25℃)において、JIS K2235の5.4に基づき、質量の合計を100gにした規定の針を試料中に垂直に5秒間進入させ、針の進入した深さを0.1mmまで測定し、これを10倍した値を針入度とする。
結晶性ポリエステルの製造例1
1,4−ブタンジオール1620g、1,6−ヘキサンジオール236g、フマル酸2320g及び酸化ジブチル錫1.5gを窒素雰囲気下にて140℃で4時間反応させた。その後200℃まで10℃/時間にて昇温、さらに200℃にて1時間、8.3kPaの減圧下で1時間反応させた。反応率は98%であった。その後、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物(平均付加モル数:2.2モル)350gを添加し、常圧にて1時間反応させ、8.3kPaの減圧下で1時間反応させた。得られた樹脂の軟化点は101℃、融解熱の最大ピーク温度は98℃、数平均分子量は4,800、重量平均分子量は120,000であった。得られた樹脂を樹脂Aとする。
非晶質ポリエステルの製造例1
ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物(平均付加モル数:2.2モル)2979g、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物(平均付加モル数:2.0モル)1169g、テレフタル酸1077g、ドデセニルコハク酸373g、無水トリメリット酸344g及び酸化ジブチル錫15gを窒素雰囲気下230℃で攪拌し、軟化点が145℃に達するまで反応させた。得られた樹脂のガラス転移点は63℃、融解熱の最大ピーク温度は72℃、数平均分子量は2,200、重量平均分子量は50,000であった。得られた樹脂を樹脂Bとする。
結晶性ポリエステルの製造例2
1,4−ブタンジオール1575g、1,6−ヘキサンジオール870g、フマル酸2950g、ハイドロキノン2g及び酸化ジブチル錫4gを窒素雰囲気下にて160℃で5時間反応させた。その後200℃まで10℃/時間にて昇温、さらに200℃にて1時間反応させ、8.3kPaの減圧下で軟化点が110℃に達するまで反応させた。得られた樹脂の融解熱の最大ピーク温度は107℃、数平均分子量は4,200、重量平均分子量は72,000であった。得られた樹脂を樹脂Cとする。
非晶質ポリエステルの製造例2
ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物(平均付加モル数:2.2モル)568g、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物(平均付加モル数:2.2モル)792g、テレフタル酸640g及びオクチル酸錫10gを窒素雰囲気下210℃で攪拌し、軟化点が110℃に達するまで反応させた。得られた樹脂のガラス転移点は67℃、融解熱の最大ピーク温度は70℃、数平均分子量は4,000、重量平均分子量は15,000であった。得られた樹脂を樹脂Dとする。
電荷調整樹脂の製造例
メタノール250g、トルエン200g、スチレン500g、アクリル酸ブチル40g、メタクリル酸ジメチルアミノエチル60g及びアゾビスジメチルバレロニトリル12gを、窒素雰囲気下、70℃で10時間重合させ、得られた反応溶液を冷却し、トルエン150g、エタノール100g及びp−トルエンスルホン酸メチル71gを添加し、70℃で5時間攪拌して4級化を行った。反応溶液を100℃に加熱し減圧下で溶媒を留去した後、ジェットミルで粉砕し、電荷調整樹脂(4級アンモニウム塩基含有共重合体、重量平均分子量:14,000)を得た。得られた電荷調整樹脂を、樹脂Eとする。
実施例A1
樹脂A 20重量部、樹脂B 80重量部、カーボンブラック「REGAL−330R」(キャボット社製)4重量部、正帯電性荷電制御剤「ボントロンN−04」(オリエント化学工業社製)4重量部及びパラフィンワックス「HNP−9」(日本精鑞社製、融点:79℃、針入度:7)2重量部をヘンシェルミキサーにて混合した後、二軸押出機により溶融混練し、衝突板式粉砕機及びディスパージョンセパレーターを用いて、粉砕・分級を行い、体積中位粒径(D50)9.5μmの粉体を得た。
得られた粉体100重量部に、ポリテトラフルオロエチレン微粒子「KTL−500F」(喜多村社製)0.3重量部及び疎水性シリカ「TS−720」(ワッカーケミカル社製、平均粒径:12nm)0.5重量部を添加し、ヘンシェルミキサーで混合してトナーを得た。
実施例A2
パラフィンワックスとして、「HNP−9」の代わりに「HNP−5」(日本精鑞社製、融点:66℃、針入度:4)2重量部を使用した以外は、実施例A1と同様にしてトナーを得た。
実施例A3
さらに、樹脂E 5重量部を使用した以外は、実施例A1と同様にしてトナーを得た。
実施例A4
2軸押出機の代わりに、オープンロール型連続混練機「ニーデックス」(三井鉱山(株)製)を用いて溶融混練を行なった以外は、実施例A1と同様にしてトナーを得た。
使用したオープンロール型連続混練機は、ロール外径0.14m、有効ロール長0.8mのものであり、運転条件は、加熱ロール(前ロール)の回転速度は33m/min、冷却ロール(後ロール)の回転速度22m/min、ロール間隙は0.1mmであった。また、ロール内の加熱及び冷却媒体温度は、加熱ロールの原料投入側の温度を150℃、混練物排出側の温度を130℃、冷却ロールの原料投入側の温度を35℃及び混練物排出側の温度を30℃に設定した。原料混合物の供給速度は5kg/時、平均滞留時間は約5分間であった。
実施例A5
さらに、樹脂E 5重量部を使用した以外は、実施例A4と同様にしてトナーを得た。
比較例A1
パラフィンワックスの代わりに、フィッシャートロプシュワックス「FT100」(日本精鑞社製、融点(凝結点):95℃、針入度:1)2重量部を使用した以外は、実施例A1と同様にしてトナーを得た。
比較例A2
パラフィンワックスの代わりに、「カルナバワックスC1」(加藤洋行社製、融点:88℃、針入度:1)2重量部を使用した以外は、実施例A1と同様にしてトナーを得た。
比較例A3
樹脂Aを使用せず、樹脂Bの使用量を100重量部に変更した以外は、実施例A1と同様にしてトナーを得た。
比較例A4
パラフィンワックスとして、「HNP−9」の代わりに、「SP−3040」(日本精鑞社製、融点:65℃、針入度:12)2重量部を使用した以外は、実施例A1と同様にしてトナーを得た。
試験例A1〔低温定着性〕
非磁性一成分現像方式、かつオイルレス定着方式のプリンター「HL−1060」(ブラザー工業社製)を改造した装置に、トナーを実装し、100℃から200℃まで定着温度を変更しながら、画像出しを行った。各定着温度で得られた画像を、500gの荷重をかけた砂消しゴムで5往復擦り、擦り前後の画像濃度比率(擦り後/擦り前)が最初に90%以上を超える温度を最低定着温度とし、以下の評価基準に従って低温定着性を評価した。結果を表1に示す。
〔評価基準〕
◎:最低定着温度が110℃未満である。
○:最低定着温度が110℃以上120℃未満である。
△:最低定着温度が120℃以上140℃未満である。
×:最低定着温度が140℃以上である。
試験例A2〔耐久性〕
非磁性一成分現像方式、かつオイルレス定着方式のプリンター「HL−1060」(ブラザー工業社製)にトナーを実装し、印字率5%の画像を1万枚印刷した。印刷後、現像ブレード上の付着物及び1万枚目の画質を目視にて観察し、以下の評価基準に従って耐久性を評価した。結果を表1に示す。
〔評価基準〕
◎:現像ブレード上に付着物は認められず、画質も良好であり、実使用上特に良好である
○:現像ブレード上に僅かな付着物が認められるが、画像上にスジの発生はなく、実使用上問題はない。
×:現像ブレード上の付着物により、画像上にスジが発生しており、実使用不可である。
試験例A3〔カブリ〕
試験例A2において、1万枚目の印刷用紙に生じたカブリを、色彩色度計「CR−321」(ミノルタ社製)を用いて測定し、以下の評価基準に従ってカブリを評価した。結果を表1に示す。
〔評価基準〕
◎:カブリが0.5未満
○:カブリが0.5以上、1.0未満
×:カブリが1.0以上
Figure 0004397773
表1の結果より、比較例A1〜A4と対比して、結着樹脂として結晶性ポリエステルを含有し、さらに所望の融点及び針入度を有するワックスを含有した実施例A1〜A5のトナーは、低温定着性及び耐久性のいずれにおいても良好な結果が得られており、省エネ化に大きな効果が期待されるものである。さらに、荷電制御剤として電荷調整樹脂を用いた実施例A3、A5のトナーは、耐刷後もカブリの発生がほとんど生じておらず、帯電性にも優れていることが分かる。
また、実施例A1〜A5のトナーはいずれも黒トナーであるが、カラートナーにおいても、黒トナーと同様に優れた効果が得られる。
実施例B1
樹脂C 10重量部、樹脂D 90重量部、着色剤「ECB−301」(大日精化工業社)3.5重量部、負帯電性荷電制御剤「ボントロンE−84」(オリエント化学工業社製)1重量部及びパラフィンワックス「HNP−9」(日本精鑞社製、融点:79℃、針入度:7)3重量部をヘンシェルミキサーにて混合した後、実施例A4と同様にしてオープンロール型連続混練機「ニーデックス」(三井鉱山(株)製)を用いて溶融混練し、混練物を得た。得られた混練物を空気中で冷却した後、ロートプレックス(アルバイン社製)にて粗粉際し、最大径2mmの粗粉砕物を得た。得られた粗粉砕物100重量部と、疎水性シリカ「R972」1.0重量部とをヘンシェルミキサーにて混合し、得られた混合物をカウンタージェットミル「400AFG」(ホソカワミクロン社製)にて、微粉砕・上限分級を行い、さらに分級機「TTSP」(ホソカワミクロン社製)にて下限分級を行い、トナーを得た。得られたトナーの体積中位粒径(D50)は5.8μmであった。
実施例B2
負帯電性荷電制御剤として、「ボントロンE−84」の代わりに「LR−147」(日本カーリット社製)1重量部を使用した以外は、実施例B1と同様にしてトナーを得た。
比較例B1
パラフィンワックスの代わりに、ポリプロピレンワックス「NP−105」(三井化学社製、融点:145℃、針入度:1)3重量部を使用した以外は、実施例B1と同様にしてトナーを得る。
比較例B2
樹脂Cを使用せず、樹脂Dの使用量を100重量部に変更した以外は、実施例B1と同様にしてトナーを得た。
試験例B1〔低温定着性〕
非磁性一成分現像方式、かつオイルレス定着方式のプリンター「MicroLine5100」(沖データ社製、負帯電型有機感光体)にトナーを実装し、100℃から200℃まで定着温度を変更しながら、5cm四方のベタ画像(トナー付着量:0.60mg/cm2 )を得た。各定着温度で得られた画像を、500gの荷重をかけた砂消しゴムで5往復擦り、擦り前後の画像濃度比率(擦り後/擦り前)が最初に90%以上を超える温度を最低定着温度とし、以下の評価基準に従って低温定着性を評価した。結果を表2に示す。
〔評価基準〕
◎:最低定着温度が110℃未満である。
○:最低定着温度が110℃以上120℃未満である。
△:最低定着温度が120℃以上140℃未満である。
×:最低定着温度が140℃以上である。
Figure 0004397773
表2の結果より、比較例B1、B2と対比して、結着樹脂として結晶性ポリエステルを含有し、さらに所望の融点及び針入度を有するワックスを含有した実施例B1、B2のトナーは、低温定着性においても良好な結果が得られていることが分かる。
本発明の静電荷像現像用トナーは、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等において形成される潜像の現像等に好適に用いられるものである。

Claims (7)

  1. 結着樹脂、離型剤及び着色剤を含有してなる静電荷像現像用トナーであって、前記結着樹脂が結晶性ポリエステルを1〜50重量%と非晶質ポリエステルとを含有し、前記離型剤として融点が60〜85℃であり、かつ25℃における針入度が4〜10のワックスを含有する静電荷像現像用トナー。
  2. ワックスがパラフィンワックスである、請求項1記載の静電荷像現像用トナー。
  3. 離型剤の含有量が結着樹脂100重量部に対して0.5〜10重量部であり、該離型剤中の請求項1記載のワックスの含有量が30重量%以上である、請求項1又は2記載の静電荷像現像用トナー。
  4. さらに、荷電制御剤として4級アンモニウム塩基含有共重合体を含有してなる、請求項1〜いずれか記載の静電荷像現像用トナー。
  5. さらに、荷電制御剤としてサリチル酸誘導体の金属化合物又はベンジル酸誘導体の金属化合物を含有してなる、請求項1〜いずれか記載の静電荷像現像用トナー。
  6. 非磁性一成分現像用トナーである、請求項1〜いずれか記載の静電荷像現像用トナー。
  7. 請求項1〜いずれか記載の静電荷像現像用トナーの原料を溶融混練する工程を有する静電荷像現像用トナーの製造方法であって、前記溶融混練工程がオープンロール型混練機による工程である静電荷像現像用トナーの製造方法。
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