JP4380743B2 - 自動変速機の制御装置および制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動変速機の制御装置および制御方法に関し、特に、自動変速機のギヤ比を制御する技術に関する。
従来より、自動変速機を搭載した車両が知られている。一般的に、自動変速機のギヤ比は、アクセル開度および車速などに応じて定められる。よりきめ細やかにギヤ比を設定するためには、アクセル開度および車速のみならず、車両が走行する環境(路面の勾配、路面の曲率、路面の摩擦係数、渋滞の程度、道路の種類)などを考慮することが好ましい。
特開平9−126307号公報(特許文献1)は、車両の減速状態を判定する減速状態判定部と、減速判定がなされた時に、複数の運転状態パラメータに基づいて、各パラメータ毎に異なる変速段(ギヤ段)の選択幅の中からそれぞれに変速段を設定する減速用変速段設定部と、減速用変速段設定部で設定された複数の変速段のうちの最低変速段を変速段として決定して変速制御を行なう変速制御部とを備える自動変速機の変速制御装置を開示する。
この公報に記載の変速制御装置によれば、減速状態において、異なるパラメータ毎に変速段の選択幅が異なる。そのため、例えば1つのパラメータでは2速まで選択されるのに対し、別のパラメータでは3速を最低速段とする構成とすることで、2速が最終的に選択される機会を意図的に減少させて、エンジンブレーキの効き過ぎを回避し得る。
特開平9−126307号公報
しかしながら、特開平9−126307号公報に記載の変速制御装置においては、最終的にはいずれか1つの運転状態パラメータに基づいて設定されたギヤ段が選択される。したがって、複数のパラメータの相互作用を考慮したギヤ段が選択されるとは限らない。たとえば、路面勾配のみを考慮すると3速ギヤ段が適切であり、アクセル開度のみを考慮すると3速ギヤ段が適切であり、路面勾配およびアクセル開度の両方を考慮すると2速ギヤ段が適切である場合に、2速ギヤ段が選択されるとは限らない。したがって、車両の運転状態および走行環境などに対して最適なギヤ段、すなわちギヤ比を設定するには更なる改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、より適切なギヤ比を実現することができる自動変速機の制御装置および制御方法を提供することである。
第1の発明に係る自動変速機の制御装置は、車両に搭載された自動変速機の制御装置である。この制御装置は、車速を検出するための手段と、運転者の操作を示す第1の情報を検出するための手段と、車両が走行する環境を示す第2の情報を検出するための手段と、検出された車速、第1の情報および第2の情報に応じて、アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方、車速および駆動力を成分として有するパラメータを設定するための手段と、アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方、車速および駆動力に応じてギヤ比を定め、かつ車速に対する駆動力の増加率が零以上になるように変速線が規定されたマップおよびパラメータに従って、ギヤ比を設定するための手段と、設定されたギヤ比に従って変速するように自動変速機を制御するための手段とを備える。第5の発明に係る自動変速機の制御方法は、第1の発明に係る自動変速機の制御装置と同様の要件を備える。
この構成によると、車速、運転者の操作を示す第1の情報および車両が走行する環境を示す第2の情報に応じて、アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方、車速および駆動力を成分として有するパラメータが設定される。これにより、運転者の操作および車両が走行する環境の両方を考慮して定められたパラメータを得ることができる。アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方、車速および駆動力に応じてギヤ比を定め、かつ車速に対する駆動力の増加率が零以上になるように変速線が規定されたマップおよびパラメータに従って、ギヤ比が設定される。設定されたギヤ比に従って変速するように自動変速機が制御される。これにより、運転者の操作および車両が走行する環境の両方の相互作用を考慮したギヤ比を設定することができる。そのため、運転者の操作および車両が走行する環境を別々に考慮してギヤ比を設定する場合に比べて、運転者の操作および車両が走行する環境に対してより適切なギヤ比を設定することができる。さらに、マップにおいて、変速線は、車速に対する駆動力の増加率が零以上になるように規定される。そのため、アクセル開度もしくはスロットル開度が一定の状態で、車速の増加に伴なって駆動力が低下した場合に得られるパラメータの軌跡とアップシフト線とが交差し易い。そのため、アクセル開度もしくはスロットル開度が一定の状態で、アップシフトを行なうべき車速を設定し易い。その結果、車速に対してより適切なギヤ比を設定することができる。また、駆動力が略一定で車速が増加した場合に得られるパラメータの軌跡とダウンシフト線とが交差し難い。そのため、駆動力が略一定で車速が増加中である場合には、不必要なダウンシフトを行ない難くすることができる。すなわち、車速に対して適切に設定されたギヤ比を維持し易くすることができる。その結果、より適切なギヤ比を実現することができる自動変速機の制御装置もしくは制御方法を提供することができる。
第2の発明に係る自動変速機の制御装置は、車両に搭載された自動変速機の制御装置である。この制御装置は、車速を検出するための手段と、運転者の操作を示す第1の情報を検出するための手段と、車両が走行する環境を示す第2の情報を検出するための手段と、検出された車速、第1の情報および第2の情報に応じて、アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方、車速および駆動力を成分として有するパラメータを設定するための手段と、アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方、車速および駆動力に応じてギヤ比を定め、かつアクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方に応じて駆動力が異なるようにダウンシフト線が規定されたマップおよびパラメータに従って、ギヤ比を設定するための手段と、設定されたギヤ比に従って変速するように自動変速機を制御するための手段とを備える。第6の発明に係る自動変速機の制御方法は、第2の発明に係る自動変速機の制御装置と同様の要件を備える。
この構成によると、車速、運転者の操作を示す第1の情報および車両が走行する環境を示す第2の情報に応じて、アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方、車速および駆動力を成分として有するパラメータが設定される。これにより、運転者の操作および車両が走行する環境の両方を考慮して定められたパラメータを得ることができる。アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方、車速および駆動力に応じてギヤ比を定め、かつアクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方に応じて駆動力が異なるようにダウンシフト線が規定されたマップおよびパラメータに従って、ギヤ比が設定される。設定されたギヤ比に従って変速するように自動変速機が制御される。これにより、運転者の操作および車両が走行する環境の両方の相互作用を考慮したギヤ比を設定することができる。そのため、運転者の操作および車両が走行する環境を別々に考慮してギヤ比を設定する場合に比べて、運転者の操作および車両が走行する環境に対してより適切なギヤ比を設定することができる。さらに、マップにおいて、ダウンシフト線は、アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方に応じて駆動力が異なるように規定される。たとえば、アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方が大きいほど駆動力が小さくなるようにダウンシフト線が規定される。これにより、アクセル開度またはスロットル開度の増加量に対して駆動力の増加量が小さい場合においても、アクセル開度が増加することによりダウンシフトするようにすることができる。そのため、アクセル開度もしくはスロットル開度に対してより適切なギヤ比を設定することができる。その結果、より適切なギヤ比を実現することができる自動変速機の制御装置もしくは制御方法を提供することができる。
第3の発明に係る自動変速機の制御装置は、第2の発明の構成に加え、ダウンシフト線は、アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方が大きいほど駆動力が小さくなるように規定される。第7の発明に係る自動変速機の制御方法は、第3の発明に係る自動変速機の制御装置と同様の要件を備える。
この構成によると、アクセル開度またはスロットル開度の増加量に対して駆動力の増加量が小さい場合においても、アクセル開度が増加することによりダウンシフトするようにすることができる。そのため、アクセル開度もしくはスロットル開度に対してより適切なギヤ比を設定することができる。
第4の発明に係る自動変速機の制御装置は、車両に搭載された自動変速機の制御装置である。この制御装置は、車速を検出するための手段と、運転者の操作を示す第1の情報を検出するための手段と、車両が走行する環境を示す第2の情報を検出するための手段と、検出された車速、第1の情報および第2の情報に応じて、アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方、車速および駆動力を成分として有するパラメータを設定するための手段と、アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方、車速および駆動力に応じてギヤ比を定めたマップおよびパラメータに従って、ギヤ比を設定するための手段と、設定されたギヤ比に従って変速するように自動変速機を制御するための手段と、前回ギヤ比を変更してからのアクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方の変化量がしきい値より大きいという第1の条件および前回ギヤ比を変更してからの駆動力の変化量がしきい値より大きいという第2の条件のうちの少なくともいずれか一方の条件が満たされた場合に、アップシフト後のダウンシフトおよびダウンシフト後のアップシフトを許可するための手段と、第1の条件および第2の条件の両方が満たされない場合に、アップシフト後のダウンシフトおよびダウンシフト後のアップシフトを禁止するための手段とを備える。第8の発明に係る自動変速機の制御方法は、第4の発明に係る自動変速機の制御装置と同様の要件を備える。
この構成によると、車速、運転者の操作を示す第1の情報および車両が走行する環境を示す第2の情報に応じて、アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方、車速および駆動力を成分として有するパラメータが設定される。これにより、運転者の操作および車両が走行する環境の両方を考慮して定められたパラメータを得ることができる。アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方、車速および駆動力に応じてギヤ比を定めたマップおよびパラメータに従って、ギヤ比が設定される。設定されたギヤ比に従って変速するように自動変速機が制御される。これにより、運転者の操作および車両が走行する環境の両方の相互作用を考慮したギヤ比を設定することができる。そのため、運転者の操作および車両が走行する環境を別々に考慮してギヤ比を設定する場合に比べて運転者の操作および車両が走行する環境に対してより適切なギヤ比を設定することができる。ところで、ギヤ比を定めたマップにおいてアップシフト線とダウンシフト線との間隔が狭いと、アップシフトとダウンシフトとが頻繁に繰り返され得る。そこで、前回ギヤ比を変更してからのアクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方の変化量がしきい値より大きいという第1の条件もしくは前回ギヤ比を変更してからの駆動力の変化量がしきい値より大きいという第2の条件が満たされた場合に、アップシフト後のダウンシフトおよびダウンシフト後のアップシフトが許可される。一方、第1の条件および第2の条件の両方が満たされない場合、アップシフト後のダウンシフトおよびダウンシフト後のアップシフトが禁止される。これにより、不必要な変速が行なわれる回数を低減することができる。そのため、適切に設定されたギヤ比を維持し易くすることができる。その結果、より適切なギヤ比を実現することができる自動変速機の制御装置もしくは制御方法を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る制御装置を搭載した車両について説明する。この車両は、FF(Front engine Front drive)車両である。なお、その他、FR(Front engine Rear drive)など、FF以外の車両であってもよい。
車両は、エンジン1000と、トルクコンバータ2000と、オートマチックトランスミッション3000と、ディファレンシャルギヤ4000と、ドライブシャフト5000と、前輪6000と、ECU(Electronic Control Unit)7000とを含む。
エンジン1000は、インジェクタ(図示せず)から噴射された燃料と空気との混合気を、シリンダの燃焼室内で燃焼させる内燃機関である。燃焼によりシリンダ内のピストンが押し下げられて、クランクシャフトが回転させられる。インジェクタから噴射される燃料量は、所望の空燃比(たとえば理論空燃比)になるよう、エンジン1000に吸入される空気量に応じて定められる。
オートマチックトランスミッション3000は、トルクコンバータ2000を介してエンジン1000に連結される。したがって、トルクコンバータ2000の出力軸回転数(タービン回転数NT)とオートマチックトランスミッション3000の入力軸回転数とは同じである。
オートマチックトランスミッション3000は、プラネタリギヤユニットを有するオートマチックトランスミッションである。オートマチックトランスミッション3000は、所望のギヤ段を形成することにより、クランクシャフトの回転数を所望の回転数に変速する。なお、ギヤ段を形成するオートマチックトランスミッションの代わりに、ギヤ比を無段階に変更するCVT(Continuously Variable Transmission)を搭載するようにしてもよい。さらに、油圧アクチュエータにより変速される常時噛合式歯車からなる自動変速機を搭載するようにしてもよい。
オートマチックトランスミッション3000の出力ギヤは、ディファレンシャルギヤ4000と噛合っている。ディファレンシャルギヤ4000にはドライブシャフト5000がスプライン嵌合などによって連結される。ドライブシャフト5000を介して、左右の前輪6000に動力が伝達される。
ECU7000には、車輪速センサ8002と、シフトレバー8004のポジションセンサ8006と、アクセルペダル8008のアクセル開度センサ8010と、ブレーキペダル8012のストロークセンサ8014と、電子スロットルバルブ8016のスロットル開度センサ8018と、エンジン回転数センサ8020と、入力軸回転数センサ8022と、出力軸回転数センサ8024とがハーネスなどを介して接続されている。さらに、ECU7000には、ナビゲーションシステム9000がハーネスなどを介して接続されている。
車輪速センサ8002は、車両の4つの車輪毎に回転数を検出し、検出結果を表す信号をECU7000に送信する。ECU7000は、車輪の回転数の差などを用いたマップに従って路面の摩擦係数μを算出する。なお、路面の摩擦係数μを算出する方法は周知の一般的な技術を利用すればよいため、ここではさらなる詳細な説明は繰り返さない。
シフトレバー8004の位置は、ポジションセンサ8006により検出され、検出結果を表す信号がECU7000に送信される。シフトレバー8004の位置に対応して、オートマチックトランスミッション3000のギヤ段が自動で形成される。また、運転者の操作に応じて、運転者が任意のギヤ段を選択できるマニュアルシフトモードを選択できるように構成してもよい。
アクセル開度センサ8010は、運転者により操作されるアクセルペダル8008の開度(アクセル開度)を検出し、検出結果を表す信号をECU7000に送信する。ストロークセンサ8014は、運転者により操作されるブレーキペダル8012のストローク量を検出し、検出結果を表す信号をECU7000に送信する。
スロットル開度センサ8018は、アクチュエータにより開度が調整される電子スロットルバルブ8016の開度(スロットル開度)を検出し、検出結果を表す信号をECU7000に送信する。電子スロットルバルブ8016により、エンジン1000に吸入される空気量(エンジン1000の出力)が調整される。スロットル開度が大きいほど、エンジン1000に吸入される空気量が大きくなる。すなわち、スロットル開度は、エンジン1000の出力を表わす値として用いられる。なお、シリンダに設けられた吸気バルブ(図示せず)のリフト量や作用角により、空気量を調整するようにしてもよい。この場合、リフト量や作用角が大きいほど、空気量が大きくなる。
エンジン回転数センサ8020は、エンジン1000の出力軸(クランクシャフト)の回転数(エンジン回転数NE)を検出し、検出結果を表す信号をECU7000に送信する。入力軸回転数センサ8022は、オートマチックトランスミッション3000の入力軸回転数NI(タービン回転数NT)を検出し、検出結果を表す信号をECU7000に送信する。
出力軸回転数センサ8024は、オートマチックトランスミッション3000の出力軸回転数NOを検出し、検出結果を表す信号をECU7000に送信する。ECU7000は、出力軸回転数NOおよび車輪の半径などに基づいて車速を検出する。なお、車速を検出する方法については周知の一般的な技術を利用すればよいためここではその詳細な説明は繰り返さない。なお、車速の代わりに出力軸回転数NOをそのまま用いるようにしてもよい。
ナビゲーションシステム9000は、GPS(Global Positioning System)により車両の位置を検出する。また、ナビゲーションシステム9000は、車両が走行する環境の一部を示す路面の勾配、路面の曲率、道路の種類(高速道路および一般道)などの情報を記憶している。ナビゲーションシステム9000は、車両が現在走行している路面の勾配、路面の曲率、道路の種類などを示す情報をECU7000に送信する。
さらに、ナビゲーションシステム9000は、車両が走行している環境の一部を示すVICS(Vehicle Information and Communication System)情報を受信する。ナビゲーションシステム9000は、VICS情報として、渋滞の距離(程度)などを受信する。ナビゲーションシステム9000が受信したVICS情報は、ECU7000に転送される。
ECU7000は、これらのセンサ等から送られてきた信号、ROM(Read Only Memory)に記憶されたマップおよびプログラム、ナビゲーションシステム9000から送信された情報などに基づいて、車両が所望の走行状態となるように、機器類を制御する。なお、ECU7000は複数のECUに分割するようにしてもよい。
本実施の形態において、ECU7000は、シフトレバー8004がD(ドライブ)ポジションであることにより、オートマチックトランスミッション3000のシフトレンジにD(ドライブ)レンジが選択された場合、1速〜6速ギヤ段のうちのいずれかのギヤ段が形成されるように、オートマチックトランスミッション3000を制御する。1速〜6速ギヤ段のうちのいずれかのギヤ段が形成されることにより、オートマチックトランスミッション3000は前輪6000に駆動力を伝達し得る。なお形成されるギヤ段の数は「6」に限らず、その他「7」や「8」であってもよい。
さらに、本実施の形態においては、アクセル開度、ブレーキペダルのストローク量、車両が走行する環境などに応じて車両の駆動力の目標値が定められる。車両の駆動力の目標値には、車両の挙動を安定させるVSC(Vehicle Stability Control)、車輪のスリップを抑制するTRC(TRaction Control)および設定された車速を維持するクルーズコントロールなどにより要求される駆動力が加味される。定められた駆動力の目標値を実現するようにスロットル開度等が定められる。
図2を参照して、ECU7000の機能について説明する。なお、以下に説明するECU7000の機能は、ハードウェアにより実現するようにしてもよく、ソフトウェアにより実現するようにしてもよい。
ECU7000は、車速検出部7002と、操作検出部7010と、走行環境検出部7020と、第1設定部7031と、第2設定部7032と、第3設定部7040と、ギヤ設定部7050と、制御部7060とを含む。
車速検出部7002は、出力軸回転数センサ8024により検出された、オートマチックトランスミッション3000の出力軸回転数NOに基づいて車速を検出する。
操作検出部7010は、運転者の操作を示す情報を検出する。具体的には、アクセル開度センサ8010から送信された信号に基づいて、アクセル開度が検出される。また、ストロークセンサ8014から送信された信号に基づいて、ブレーキペダル8012のストローク量が検出される。なお、運転者の操作を示す情報はこれらに限らない。
走行環境検出部7020は、車両が走行する環境を示す情報を検出する。具体的には、ナビゲーションシステム9000から送信された信号に基づいて、路面の勾配、路面の曲率、道路の種類、渋滞の距離(程度)が検出される。また、走行環境検出部7020は、車輪速センサ8002から送信される信号に基づいて路面の摩擦係数μを算出する。なお、車両が走行する環境を示す情報はこれらに限らない。
第1設定部7031は、運転者の操作を示す情報に応じて、アクセル開度および駆動力を成分として有するパラメータを設定する。より具体的には、予め作成されたマップに従って、アクセル開度から車両の駆動力(目標駆動力)が検出される。検出されたアクセル開度はそのまま用いられる。これにより、図3に一点鎖線で示すように、検出されたアクセル開度に応じたパラメータ(ベクトル)が設定される。
また、予め定められたマップに従って、図3に二点鎖線で示すように、ブレーキペダル8012のストローク量に応じたアクセル開度および駆動力を成分として有するパラメータが設定される。なお、検出されたアクセル開度をそのまま用いるようにしてもよい。
第1設定部7031は、アクセル開度およびストローク量から得られた二つのパラメータを調停することにより得られるパラメータα(1)を出力する。たとえば図3に実線で示すように、2つのパラメータの各成分の最大値を集めたパラメータが出力される。なお、パラメータを調停する方法はこれに限らない。
第2設定部7032は、車両が走行する環境を示す情報に応じて、アクセル開度および駆動力を成分として有するパラメータを設定する。より具体的には、予め作成されたマップに従って、路面の勾配、路面の曲率、道路の種類、渋滞の距離、路面の摩擦係数μのそれぞれに応じたアクセル開度および駆動力を成分として有するパラメータ(ベクトル)が設定される。これらのパラメータを調停することにより得られたパラメータα(2)が第2設定部7032から出力される。たとえば、前述したように、得られた複数のパラメータの各成分の最大値を集めたパラメータが出力される。
なお、検出されたアクセル開度をそのまま用いるようにしてもよい。また、VSC、TRCおよびクルーズコントロールなどにより設定された駆動力を考慮するようにしてもよい。
第3設定部7040は、第1設定部7031から出力されたパラメータα(1)および第2設定部7032から出力されたパラメータα(2)を調停することにより得られる1つのパラメータα(OUT)を設定する。たとえば、図4に示すように、パラメータα(1)およびパラメータα(2)の各成分の最大値を集めたパラメータα(OUT)が設定される。なお、パラメータを調停する方法はこれに限らない。
設定された各パラメータは、アクセル開度および駆動力の他、車速を成分として含む。車速検出部7002により検出された車速がそのまま各パラメータにおいて成分として含まれる。
ギヤ設定部7050は、第3設定部7040により設定されたパラメータα(OUT)に応じたギヤ段、すなわちギヤ比を設定する。図5に示すように、アクセル開度、駆動力および車速を用いた変速マップに従って、ギヤ段が設定される。図5において実線で示す変速線はアップシフト線である。図5において一点鎖線で示す変速線はダウンシフト線である。
なお、変速マップにおける変速線(アップシフト線およびダウンシフト線)を用いてギヤ段を設定する方法については、周知の一般的な技術を利用すればよいため、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
変速マップは、車両の種類ごとに定められる。したがって、変速マップのみを変更することにより、変速の特性を変更することが可能である。変速マップにおいて規定された変速線は、アクセル開度の変化に応じて連続的に変化する。なお、アクセル開度方向に予め定められた間隔毎に変速線を定め、これらの間のアクセル開度における変速線を、線形補間するようにしてもよい。
図6に示すように、変速マップにおいて、変速線は、車速に対する駆動力の増加率が零以上になるように規定される。すなわち、車速が大きいほど駆動力が大きくなるように変速線が規定される。言い換えると、変速線は右上がりになるように規定される。
制御部7060は、設定されたギヤ段に従って変速するようにオートマチックトランスミッション3000を制御する。すなわち、オートマチックトランスミッション3000は、ギヤ設定部7050により設定されたギヤ段を形成するように制御される。
なお、オートマチックトランスミッション3000がCVTである場合は、変速線によりギヤ段を設定する代わりに、図7に示すように、変速線によりギヤ比を設定するようにしてもよい。
図8を参照して、本実施の形態に係る制御装置であるECU7000が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、以下に説明するプログラムは予め定められた周期で繰り返し実行される。ECU7000により実行されるプログラムをCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体に記録して市場に流通させてもよい。
ステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、ECU7000は、出力軸回転数センサ8024により検出された、オートマチックトランスミッション3000の出力軸回転数NOに基づいて車速を検出する。
S102にて、ECU7000は、運転者の操作を示す情報を検出する。すなわち、アクセル開度センサ8010から送信された信号に基づいて、アクセル開度が検出される。また、ストロークセンサ8014から送信された信号に基づいて、ブレーキペダル8012のストローク量が検出される。S104にて、ECU7000は、運転者の操作を示す情報に応じて、アクセル開度および駆動力を成分として有するパラメータを設定する。
S106にて、ECU7000は、車両が走行する環境を示す情報を検出する。すなわち、ナビゲーションシステム9000から送信された信号に基づいて、路面の勾配、路面の曲率、道路の種類、渋滞の距離(程度)が検出される。車輪速センサ8002から送信される信号に基づいて路面の摩擦係数μが検出される。S108にて、ECU7000は、車両が走行する環境を示す情報に応じて、アクセル開度および駆動力を成分として有するパラメータを設定する。
S110にて、ECU7000は、運転者の操作を示す情報から得られたパラメータα(1)および車両が走行する環境を示す情報から得られたパラメータα(2)を調停することにより、1つのパラメータα(OUT)を設定する。
S112にて、ECU7000は、設定されたパラメータα(OUT)に応じたギヤ段を、変速マップに従って設定する。S114にて、ECU7000は、設定されたギヤ段に従って変速するようにオートマチックトランスミッション3000を制御する。
以上のような構造およびフローチャートに基づくECU7000の動作について説明する。
車両の走行中、車速が検出される(S100)。さらに、運転者の操作を示す情報、すなわち、アクセル開度およびブレーキペダル8012のストローク量が検出される(S102)。運転者の操作を示す情報に応じて、アクセル開度および駆動力を成分として有するパラメータが設定される(S104)。
運転者の操作を示す情報に加えて、車両が走行する環境を示す情報、すなわち、路面の勾配、路面の曲率、路面の摩擦係数μ、道路の種類、渋滞の距離(程度)が検出される(S106)。運転者の操作を示す情報と同様に、車両が走行する環境を示す情報に応じて、アクセル開度および駆動力を成分として有するパラメータが設定される(S108)。これにより、運転者の操作および車両が走行する環境を、同じ種類の成分を有するパラメータに統一して表わすことができる。
運転者の操作を示す情報から得られたパラメータα(1)および車両が走行する環境を示す情報から得られたパラメータα(2)を調停することにより、1つのパラメータα(OUT)が設定される(S110)。これにより、運転者の操作および車両が走行する環境の両方を考慮して定められたパラメータα(OUT)を得ることができる。
このパラメータα(OUT)に応じたギヤ段が、変速マップに従って設定される(S112)。設定されたギヤ段に従って変速するようにオートマチックトランスミッション3000が制御される(S114)。これにより、運転者の操作および車両が走行する環境の両方の相互作用を考慮したギヤ段を設定することができる。そのため、運転者の操作および車両が走行する環境を別々に考慮してギヤ比を設定する場合に比べて、運転者の操作および車両が走行する環境に対して適切なギヤ段を設定することができる。
ところで、変速マップにおいて、変速線は、車速に対する駆動力の増加率が零以上になるように規定される。これは、以下の理由による。
アクセル開度が一定である場合、図9に示すように、車速の増加に伴なって駆動力が低下し、その後略一定になる。したがって、図9に示すように、V(A)付近の車速において、車速の増加に伴なって駆動力が低下するようにアップシフト線が規定されると、アクセル開度が一定の状態で得られるパラメータ(駆動力)の軌跡とアップシフト線が交差し難い。そのため、アクセル開度が一定である場合にアップシフトを行なう車速を設定し難い。
また、V(B)付近の車速において、車速の増加に伴なって駆動力が低下するようにダウンシフト線が規定されると、駆動力が略一定で車速が増加した場合に、パラメータの軌跡とダウンシフト線が交差し得る。すなわち、駆動力の増加が要求されていないにも関わらず、車速の増加に伴なって、不必要なダウンシフトがなされ得る。
そこで、アップシフトを行なう車速を設定し易くし、かつ不必要なダウンシフトが行なわれる回数を低減するために、変速マップにおいて、車速に対する駆動力の増加率が零以上になるように変速線が規定される。
これにより、図10に示すように、アクセル開度が一定の状態で得られるパラメータの軌跡とアップシフト線とを交差し易くすることができる。そのため、アクセル開度が一定の状態でアップシフトを行なうべき車速を設定し易くすることができる。その結果、ギヤ比をきめ細やかに設定することができる。
また、図10に示すように、駆動力が略一定で車速が増加した場合に得られるパラメータの軌跡とダウンシフト線とが交差し難い。そのため、駆動力が略一定で車速が増加中である場合には、不必要なダウンシフトを行ない難くすることができる。
以上のように、本実施の形態に係る制御装置によれば、車速、運転者の操作を示す情報および車両が走行する環境を示す情報に応じて、車速、アクセル開度および駆動力を成分として有するパラメータα(OUT)が設定される。これにより、運転者の操作および車両が走行する環境の両方を考慮して定められたパラメータα(OUT)を得ることができる。このパラメータα(OUT)に応じたギヤ段が、変速マップに従って設定される。設定されたギヤ段に従って変速するようにオートマチックトランスミッションが制御される。これにより、運転者の操作および車両が走行する環境の両方の相互作用を考慮したギヤ段を設定することができる。そのため、運転者の操作および車両が走行する環境を別々に考慮してギヤ比を設定する場合に比べて、運転者の操作および車両が走行する環境に対して適切なギヤ段を設定することができる。また、変速マップにおいて、車速に対する駆動力の増加率が零以上になるように変速線が規定される。これにより、アクセル開度が一定の状態で、車速の増加に伴なって駆動力が低下した場合に得られるパラメータの軌跡とアップシフト線とが交差し易くすることができる。そのため、アクセル開度が一定の状態でアップシフトを行なうべき車速を設定し易くすることができる。その結果、車速に対してより適切なギヤ比を設定することができる。また、駆動力が略一定で車速が増加した場合に得られるパラメータの軌跡とダウンシフト線とが交差し難い。そのため、駆動力が略一定で車速が増加中である場合には、不必要なダウンシフトを行ない難くすることができる。すなわち、車速に対して適切に設定されたギヤ比を維持し易くすることができる。その結果、より適切なギヤ比を実現することができる。
なお、車速、アクセル開度および駆動力に加えて、他の成分を有するパラメータを設定するようにしてもよい。
また、複数のパラメータの各成分の最大値を集めることによりパラメータを調停する代わりに、図11において実線で示すように、複数のパラメータの各成分を、成分の種類毎に加算することによりパラメータを調停するようにしてもよい。すなわち、ベクトルを加算することによりパラメータを調停するようにしてもよい。さらに、図12において示すように、複数のパラメータの各成分の最小値を集めることによりパラメータを調停するようにしてもよい。さらに、パラメータを座標として表わしてもよい。
さらに、アクセル開度の代わりにスロットル開度を用いるようにしてもよい。アクセル開度とスロットル開度とは、略比例する関係にあるからである。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、変速マップにおいて、アクセル開度が大きいほど駆動力が小さくなるようにダウンシフト線が規定される点で前述の第1の実施の形態と相違する。その他の構造は、前述の第1の実施の形態と同じである。それらの機能についても同じである。従って、ここではそれらの詳細な説明は繰り返さない。
図13に示すように、車両の駆動力の変化率は、アクセル開度が大きいほどより小さくなる。アクセル開度がPA(0)以下の領域(A)においては、アクセル開度に対する車両の駆動力の変化率がしきい値以上である。アクセル開度がPA(0)より大きい領域(B)においては、アクセル開度に対する車両の駆動力の変化率がしきい値より小さい。なお、図13において、車両の駆動力の最大値をF(1)で示す。アクセル開度に対する車両の駆動力の変化率がしきい値より小さい領域(B)における車両の駆動力の最小値をF(2)で示す。
アクセル開度に対する車両の駆動力の変化率がしきい値以上である領域(A)においては、アクセル開度の変化量に対する車両の駆動力の変化量が十分に大きい。したがって、駆動力を用いた変速マップに従ってギヤ段を設定し易い。
一方、アクセル開度に対する車両の駆動力の増加率がしきい値より小さい領域(B)においては、アクセル開度の変化量に対する車両の駆動力の変化量が小さい。したがって、駆動力を用いた変速マップに従ってギヤ段を設定し難い。
そこで、本実施の形態においては、アクセル開度が大きいほど駆動力が小さくなるようにダウンシフト線が規定される。以下、ダウンシフト線について説明する。なお、以下の説明では、説明を簡明にするため、車速がV(1)、V(2)およびV(3)(V(1)<V(2)<V(3))である場合について説明する。
アクセル開度に対する車両の駆動力の増加率がしきい値より小さい領域(B)中、アクセル開度がPA(1)(PA(1)>PA(0))以上の領域においては、図14に示すように、車速がV(1)、V(2)およびV(3)である場合にダウンシフト線が規定される駆動力が、車両の駆動力の最大値F(1)よりも小さい。
一方、図15に示すように、アクセル開度がPA(1)以下である領域においては、車速がV(1)、V(2)およびV(3)である場合にダウンシフト線が規定される駆動力が、車両の駆動力の最大値F(1)よりも大きい。
これにより、車速がV(1)、V(2)およびV(3)である場合において、アクセル開度をPA(1)より大きくすることにより、ダウンシフトすることができる。そのため、アクセル開度に対する駆動力の変化率が小さくても、ダウンシフトするアクセル開度を設定し易くすることができる。その結果、アクセル開度に対して適切なギヤ段を設定することができる。
<第3の実施の形態>
以下、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態は、前回ギヤ段を変更してからの(変速すると判断してからの)アクセル開度の変化量がしきい値より大きいという条件および前回ギヤ段を変更してからの駆動力の変化量がしきい値より大きいという条件の両方が満たされない場合、アップシフト後のダウンシフトおよびダウンシフト後のアップシフトを禁止する点で前述の第1の実施の形態と相違する。その他の構造は、前述の第1の実施の形態もしくは第2の実施の形態と同じである。それらの機能についても同じである。従って、ここではそれらの詳細な説明は繰り返さない。
図16を参照して、ECU7000の機能について説明する。なお、前述の第1の実施の形態と同じ機能には、同じ番号を付してある。従って、ここではそれらの詳細な説明は繰り返さない。
ECU7000は、許可部7070および禁止部7072をさらに含む。許可部7070は、前回ギヤ段を変更してからの(変速すると判断してからの)アクセル開度の変化量がしきい値より大きいという条件または前回ギヤ段を変更してからの駆動力の変化量がしきい値より大きいという条件が満たされた場合、アップシフト後のダウンシフトおよびダウンシフト後のアップシフトを許可する。
禁止部7072は、前回ギヤ段を変更してからのアクセル開度の変化量がしきい値より大きいという条件および前回ギヤ段を変更してからの駆動力の変化量がしきい値より大きいという条件の両方が満たされない場合、アップシフト後のダウンシフトおよびダウンシフト後のアップシフトを禁止する。
なお、本実施の形態においては、前回ギヤ段を変更した際(変速すると判断した際)のアクセル開度と現在のアクセル開度との差の絶対値が、前回ギヤ段を変更してからのアクセル開度の変化量として検出される。同様に、前回ギヤ段を変更した際の駆動力と現在の駆動力との差の絶対値が、前回ギヤ段を変更してからの駆動力の変化量として検出される。
図17を参照して、本実施の形態に係る制御装置であるECU7000が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、以下に説明するプログラムは予め定められた周期で繰り返し実行される。また、前述の第1の実施の形態と同じ処理については、同じステップ番号を付してある。したがって、それらの詳細な説明は繰り返さない。
S200にて、ECU7000は、前回ギヤ段を変更してからのアクセル開度の変化量がしきい値より大きいという条件または前回ギヤ段を変更してからの駆動力の変化量がしきい値より大きいという条件が満たされたか否かを判断する。
前回ギヤ段を変更してからのアクセル開度の変化量がしきい値より大きいという条件または前回ギヤ段を変更してからの駆動力の変化量がしきい値より大きいという条件が満たされた場合(S200にてYES)、処理はS202に移される。もしそうでないと(S200にてNO)、処理はS204に移される。
S202にて、ECU7000は、アップシフト後のダウンシフトおよびダウンシフト後のアップシフトを許可する。S204にて、ECU7000は、アップシフト後のダウンシフトおよびダウンシフト後のアップシフトを禁止する。
以上のような構造およびフローチャートに基づくECU7000の動作について説明する。
図18において破線で囲んだ部分に示すように、変速マップにおいて、アップシフト線とダウンシフト線との間隔、すなわちヒステリシスが小さい部分があり得る。アクセル開度が大きい状態、すなわちアクセル開度に対する駆動力の変化率が小さい状態では、図19に示すように、ヒステリシスが小さくても、アップシフトおよびダウンシフトが繰り返し難い。
一方、たとえば、運転者が設定した車速を、アクセルペダル8008が操作されない状態で維持するクルーズコントロールの実行中においては、図20に示すように、車両の駆動力(目標駆動力)が増減し得る。そのため、アップシフトおよびダウンシフトが頻繁に繰り返し得る。
そこで、前回ギヤ段を変更してからのアクセル開度の変化量がしきい値より大きいという条件および前回ギヤ段を変更してからの駆動力の変化量がしきい値より大きいという条件の両方が満たされない場合(S200にてNO)、アップシフト後のダウンシフトおよびダウンシフト後のアップシフトが禁止される(S204)。
前回ギヤ段を変更してからのアクセル開度の変化量がしきい値より大きいという条件または前回ギヤ段を変更してからの駆動力の変化量がしきい値より大きいという条件が満たされた場合(S200にてYES)、アップシフト後のダウンシフトおよびダウンシフト後のアップシフトが許可される(S202)。
これにより、図21に示すように、不必要な変速が行なわれる回数を低減することができる。そのため、適切に設定されたギヤ段を維持し易くすることができる。その結果、自動変速機のギヤ比をきめ細かく制御することができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
車両を示す概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態におけるECUの機能ブロック図である。 パラメータを調停する方法を示す図(その1)である。 パラメータα(OUT)を示す図である。 変速マップを示す図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態における変速マップの変速線を示す図(その1)である。 変速マップを示す図(その2)である。 本発明の第1の実施の形態におけるECUが実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 車速が増加するにしたがって駆動力が低下する部分を有する変速線を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における変速マップの変速線を示す図(その2)である。 パラメータを調停する方法を示す図(その2)である。 パラメータを調停する方法を示す図(その3)である。 アクセル開度と駆動力との関係を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における変速マップの変速線を示す図(その1)である。 本発明の第2の実施の形態における変速マップの変速線を示す図(その2)である。 本発明の第3の実施の形態におけるECUの機能ブロック図である。 本発明の第3の実施の形態におけるECUが実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における変速マップの変速線を示す図である。 駆動力、ギヤ段およびアクセル開度の推移を示すタイミングチャートである。 駆動力およびギヤ段の推移を示すタイミングチャート(その1)である。 駆動力およびギヤ段の推移を示すタイミングチャート(その2)である。
符号の説明
1000 エンジン、2000 トルクコンバータ、3000 オートマチックトランスミッション、4000 ディファレンシャルギヤ、5000 ドライブシャフト、6000 前輪、7000 ECU、7002 車速検出部、7010 操作検出部、7020 走行環境検出部、7031 設定部、7032 設定部、7040 設定部、7050 ギヤ設定部、7060 制御部、7070 許可部、7072 禁止部、8002 車輪速センサ、8004 シフトレバー、8006 ポジションセンサ、8008 アクセルペダル、8010 アクセル開度センサ、8012 ブレーキペダル、8014 ストロークセンサ、8016 電子スロットルバルブ、8018 スロットル開度センサ、8020 エンジン回転数センサ、8022 入力軸回転数センサ、8024 出力軸回転数センサ、9000 ナビゲーションシステム。

Claims (4)

  1. 車両に搭載された自動変速機の制御装置であって、
    車速を検出するための手段と、
    運転者の操作を示す第1の情報を検出するための手段と、
    前記車両が走行する環境を示す第2の情報を検出するための手段と、
    前記検出された車速、前記第1の情報および前記第2の情報に応じて、アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方、車速および駆動力を成分として有するパラメータを設定するための手段と、
    アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方、車速および駆動力に応じてギヤ比を定め、かつアクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方に応じて駆動力が異なるようにダウンシフト線が規定されたマップおよび前記パラメータに従って、ギヤ比を設定するための手段と、
    前記設定されたギヤ比に従って変速するように前記自動変速機を制御するための手段とを備え、
    前記ダウンシフト線は、アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方が大きいほど駆動力が小さくなるように規定される、自動変速機の制御装置。
  2. 車両に搭載された自動変速機の制御装置であって、
    車速を検出するための手段と、
    運転者の操作を示す第1の情報を検出するための手段と、
    前記車両が走行する環境を示す第2の情報を検出するための手段と、
    前記検出された車速、前記第1の情報および前記第2の情報に応じて、アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方、車速および駆動力を成分として有するパラメータを設定するための手段と、
    アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方、車速および駆動力に応じてギヤ比を定めたマップおよび前記パラメータに従って、ギヤ比を設定するための手段と、
    前記設定されたギヤ比に従って変速するように前記自動変速機を制御するための手段と、
    前回ギヤ比を変更してからのアクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方の変化量がしきい値より大きいという第1の条件および前回ギヤ比を変更してからの駆動力の変化量がしきい値より大きいという第2の条件のうちの少なくともいずれか一方の条件が満たされた場合に、アップシフト後のダウンシフトおよびダウンシフト後のアップシフトを許可するための手段と、
    前記第1の条件および前記第2の条件の両方が満たされない場合に、アップシフト後の
    ダウンシフトおよびダウンシフト後のアップシフトを禁止するための手段とを備える、自動変速機の制御装置。
  3. 車両に搭載された自動変速機の制御方法であって、
    車速を検出するステップと、
    運転者の操作を示す第1の情報を検出するステップと、
    前記車両が走行する環境を示す第2の情報を検出するステップと、
    前記検出された車速、前記第1の情報および前記第2の情報に応じて、アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方、車速および駆動力を成分として有するパラメータを設定するステップと、
    アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方、車速および駆動力に応じてギヤ比を定め、かつアクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方に応じて駆動力が異なるようにダウンシフト線が規定されたマップおよび前記パラメータに従って、ギヤ比を設定するステップと、
    前記設定されたギヤ比に従って変速するように前記自動変速機を制御するステップとを備え、
    前記ダウンシフト線は、アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方が大きいほど駆動力が小さくなるように規定される、自動変速機の制御方法。
  4. 車両に搭載された自動変速機の制御方法であって、
    車速を検出するステップと、
    運転者の操作を示す第1の情報を検出するステップと、
    前記車両が走行する環境を示す第2の情報を検出するステップと、
    前記検出された車速、前記第1の情報および前記第2の情報に応じて、アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方、車速および駆動力を成分として有するパラメータを設定するステップと、
    アクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方、車速および駆動力に応じてギヤ比を定めたマップおよび前記パラメータに従って、ギヤ比を設定するステップと、
    前記設定されたギヤ比に従って変速するように前記自動変速機を制御するステップと、
    前回ギヤ比を変更してからのアクセル開度およびスロットル開度のうちのいずれか一方の変化量がしきい値より大きいという第1の条件および前回ギヤ比を変更してからの駆動力の変化量がしきい値より大きいという第2の条件のうちの少なくともいずれか一方の条件が満たされた場合に、アップシフト後のダウンシフトおよびダウンシフト後のアップシフトを許可するステップと、
    前記第1の条件および前記第2の条件の両方が満たされない場合に、アップシフト後の
    ダウンシフトおよびダウンシフト後のアップシフトを禁止するステップとを備える、自動変速機の制御方法。
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