JP4295978B2 - 遊技機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種類の図柄を変動させて変動演出を行う表示装置と、該表示装置を制御する表示制御手段とを備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機の一種であるパチンコ機では、複数種類の図柄を変動させて、複数列(例えば3列)の図柄による図柄組み合わせを導出する図柄組み合わせゲームが行われている。そして、遊技者は、図柄組み合わせゲームによって導出され、停止(確定停止)した図柄組み合わせから大当り又ははずれを認識することができる。この図柄組み合わせゲームは、遊技の興趣を高めるために複数種類の図柄を変動させて図柄組み合わせを導出する変動演出であり、大当りか否かはパチンコ機の内部処理において判定されている。そして、パチンコ機では、前記内部処理の結果を図柄組み合わせとして導出する図柄組み合わせゲームの演出内容に様々な趣向を凝らしている。例えば、図柄組み合わせゲームの演出内容として、該図柄組み合わせゲームの展開を遊技者に予め告げるための予告が知られている。前記予告では、リーチ演出や大当り演出が行われることを予告している。また、前記予告では、リーチ演出の演出内容がノーマルリーチ演出→スーパーリーチ演出に発展することを予告している。このような予告は、図柄組み合わせゲームが行われる図柄表示装置上に図柄以外のキャラクタを登場させたり、図柄表示装置の背景を変化させたりして行われている。
【0003】
ところで、図柄組み合わせゲームにおいて遊技者は、図柄表示装置に表示される図柄に対して最も注目している。しかしながら、従来から行われている予告は、キャラクタを登場させたり、背景を変化させたりするなど、遊技者が最も注目する図柄を用いて行われている訳ではなかった。そこで、図柄を用いた予告として、特許文献1に記載された発明が提案されている。この発明では、予め図柄の一部又は全部に予告暗示要素を付加しておき、図柄組み合わせゲーム中に予告暗示要素の表示態様を変化させることにより、予告を行うようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−224787号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1では、図柄の意匠として予め付加されている要素(予告暗示要素)の表示態様を変化させているに過ぎなかった。例えば、特許文献1では、図柄「5」に付加されたハートの予告暗示要素を大きく表示すると共に収縮動させることで予告暗示要素の表示態様を変化させている。また、特許文献1では、図柄「救急車」に付加された警報ランプを点滅すると共に車体を振るわせることで予告暗示要素の表示態様を変化させている。そのため、特許文献1のように図柄の意匠として予め付加されている予告暗示要素に所定の動作を付与して表示態様を変化させただけでは、該表示態様の変化が予告であるのか又は予告でないのか(単なる図柄の表示態様の一種であるのか)を遊技者が判断し難いという問題がある。従って、遊技者は予告であるか否かを判断できない場合、予告による期待感を得ることなく図柄組み合わせゲームの展開を見ることになる。
【0006】
また、「変化」の態様には、前述のように「動作を付与して変化」させる場合に限らず、様々な態様がある。例えば、「赤い丸」から「青い丸」に変化する「色の変化」、同じ人間が「腕を上げた状態」から「足を上げた状態」に変化する「要素(人間)の一部の変化」、「猫」から「鳩」に変化する「全く異なる形状(要素)への変化」などがある。しかしながら、「色の変化」や「要素の一部の変化」については、その意匠を形作る要素(前述の例では「丸」と「人間」)が同じであるため、変化の度合いが小さく、このような変化の態様を採用した所で、前述の問題が解決できるとは言い難い。一方で、「全く異なる形状(要素)への変化」については、変化の度合いは大きくなるものの、変化前の形状(要素)とは何ら関係のないものに変化してしまうと、遊技者を混乱させて遊技の興趣を損う虞があり、このような変化の態様を採用することはできない。
【0007】
この発明は、前述した従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、有形装飾が変化する過程に関連性を有しつつ、有形装飾が変化したことが認識し易くなる遊技演出を実現し、興趣の向上を図ることができる遊技機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数種類の図柄を変動させて変動演出を行う表示装置と、該表示装置を制御する表示制御手段とを備え、前記表示装置で停止した図柄組み合わせが非確変図柄による大当りの組み合わせである場合には遊技者に大当り状態が付与される一方で、前記表示装置で停止した図柄組み合わせが確変図柄による大当りの組み合わせである場合には遊技者に大当り状態に加えて確率変動状態が付与される遊技機において、前記表示制御手段は、前記変動演出が開始してから所定時間経過後に、前記非確変図柄に対して第1の有形装飾を一時的に付加すると共に、前記確変図柄に対して第2の有形装飾を一時的に付加し、前記非確変図柄に付加した第1の有形装飾の表示態様を所定の時期に第2の有形装飾の表示態様へと変化させるように前記表示装置を制御し、前記第1の有形装飾と第2の有形装飾は、前記第1の有形装飾の表示態様が前記第2の有形装飾へと変化する過程において所定の関連付けを想定し得るように、かつ、第1の有形装飾と第2の有形装飾を形作る要素の全部が異なるように構成されたことを要旨とする。
【0010】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記変動演出は、リーチ状態へ発展した後、該リーチ状態に対応するリーチ演出において、大当りになる期待感を変化し得るように複数の段階に発展するようになっており、前記表示制御手段は、前記変動演出がリーチ状態へ発展する前に前記有形装飾を図柄に対して付加すると共に、前記リーチ状態へ発展した後であって前記段階が発展する前に前記有形装飾の表示態様を変化させ、前記リーチ演出を次の段階に発展させるように前記表示装置を制御することを要旨とする。
【0011】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記変動演出は、仮の図柄組み合わせで一旦停止した後、再び変動して大当りの組み合わせで最終的に停止するようになっており、前記表示制御手段は、前記仮の図柄組み合わせで一旦停止する前に前記有形装飾を図柄に対して付加すると共に、前記仮の図柄組み合わせが一旦停止している間又は図柄が再び変動している間に前記有形装飾の表示態様を変化させ、最終的に前記大当りの組み合わせで停止するように前記表示装置を制御することを要旨とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」という)に具体化した一実施形態を図1〜図11に基づき説明する。
【0013】
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組み付けられている。前枠14の前面側及び遊技盤13の遊技領域13aには、各種遊技の状態(図柄変動、大当り状態など)に応じて点灯(点滅)又は消灯し、発光装飾に基づく遊技演出(発光演出)を行う電飾ランプ(発光装置)16及び遊技盤ランプ(発光装置)17が設けられている。外枠11の下部(パチンコ機10の下部)には、前記遊技の状態に応じて各種音声を出力し、音声出力に基づく遊技演出(音声演出)を行うスピーカ(音声装置)18が配置されている。中枠12の下部には、下球皿19及び発射装置20が装着されている。
【0014】
遊技盤13の遊技領域13aの略中央には、液晶画面からなる可視表示部Hを備えた表示装置としての図柄表示装置(画像表示装置)21が配設されている。この液晶式の図柄表示装置21では、変動画像(又は画像表示)に基づく遊技演出(表示演出)が行われるようになっている。そして、図柄表示装置21では、表示演出に関連して、複数種類の図柄(識別情報)を複数列で変動させて図柄組み合わせを導出させる図柄組み合わせゲーム(変動演出)が行われるようになっている。本実施形態では、図柄組み合わせゲームにおいて3列の図柄による図柄組み合わせを導出し、該図柄組み合わせを構成する各列の図柄の種類を1〜8までの8種類の数字図柄Nと定めている(図3参照)。
【0015】
そして、図柄表示装置21の可視表示部Hには、表示演出によって、各列毎に8種類の数字図柄Nが表示可能とされている。可視表示部Hにおける図柄の表示には、確定停止した状態で表示される停止表示(以下、「停止」と示す)と、ゆれ変動状態で表示される一旦停止表示(以下、「一旦停止」と示す)と、所定の変動態様(横変動、縦変動など)で変動しながら表示される変動表示とがある。従って、可視表示部Hには、図柄変動の開始によって各列毎に数字図柄Nが変動表示され、図柄変動の終了によって各列毎に8種類の数字図柄Nの中から1つの数字図柄Nが停止又は一旦停止される(図2(a)参照)。
【0016】
そして、遊技者は、可視表示部Hにおいて、最終的に停止した図柄組み合わせから大当り又ははずれを認識できる。前記可視表示部Hに停止した全列の図柄が同一種類の場合には、その図柄組み合わせ([111][777]など)から大当りを認識できる。この大当りを認識できる図柄組み合わせが大当りの組み合わせとなる。そして、大当りの組み合わせで停止した場合、遊技者には、遊技者にとって有利となる大当り状態が付与される。また、可視表示部Hに停止した全列の図柄が異なる種類の場合又は1列の図柄がリーチ状態を形成する図柄とは異なる種類の場合には、その図柄組み合わせ([234][122][767]など)からはずれを認識できる。このはずれを認識できる図柄組み合わせがはずれの組み合わせとなる。また、本実施形態では、遊技者側から見て左列(左図柄)→右列(右図柄)→中列(中図柄)の順に図柄変動が終了するようになっている。そして、一旦停止された左図柄と右図柄が同一種類の場合には、その図柄組み合わせ([1↓1]など、「↓」は変動表示中を示す)からリーチを認識できる。
【0017】
また、図柄表示装置21の下方には、図示しないソレノイドにより開閉動作を行う開閉羽根22を備えた始動入賞口23が配設されている。始動入賞口23の奥方には、入賞した遊技球を検知する入賞検知センサSE1(図5に示す)が設けられている。始動入賞口23は、遊技球の入賞検知を契機に、図柄組み合わせゲームの始動条件(変動演出の開始条件)を付与し得る。また、始動入賞口23の下方には、図示しないソレノイドにより開閉動作を行う大入賞口24が配設されている。大入賞口24は、図柄組み合わせゲームによって導出され、停止した図柄組み合わせが大当りの組み合わせになったことに関連して、開閉動作するようになっている。大当りの組み合わせで停止した場合、遊技者には大当り状態が付与され、大入賞口24の開閉動作によって遊技球の入賞が可能となり、多数の遊技球(賞球)が獲得できるチャンスを得ることができる。
【0018】
また、本実施形態のパチンコ機10は、確率変動機能を備えている。確率変動機能は、大当りの組み合わせが予め定めた確変図柄による組み合わせであることを条件に、大当り状態終了後、次回の大当り状態開始時まで大当り確率が通常確率(例えば315.7分の1)から高確率(例えば63.1分の1)に変動する確率変動状態(特定状態)を遊技者に付与する機能である。本実施形態では、確変図柄を1,3,5,7の4種類の数字図柄Nと定めている。前記可視表示部Hで停止した大当りの組み合わせが[111][333][555][777]の何れかの場合に確変の大当りとなる。一方で、大当りの組み合わせが予め定めた非確変図柄による組み合わせである場合、遊技者には、大当り状態のみが付与され、大当り状態終了後、大当り確率が変動せずに通常確率を維持するようになっている。本実施形態では、非確変図柄を2,4,6,8の4種類の数字図柄Nと定めている。前記可視表示部Hで停止した大当りの組み合わせが[222][444][666][888]の何れかの場合に通常の大当りとなる。前記確率変動状態が付与されると、大当り確率が高確率に変動して大当りが生起されやすくなるため、通常の大当りに比して確変の大当りは遊技者にとってさらに有利であり、遊技者は確変の大当りになることを期待しつつ遊技を行っている。「確変」とは「確率変動」の略である。
【0019】
一方、パチンコ機10の機裏側には、遊技機全体を制御する主制御基板(主制御部)25が装着されている(図1に破線で示す)。主制御基板25は、遊技機全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて各種の制御コマンドを演算処理する。そして、主制御基板25は、前記制御コマンドを所定の制御信号として出力する。また、機裏側には、図柄表示装置21を制御する表示制御基板(表示制御部)26、電飾ランプ16と遊技盤ランプ17を制御するランプ制御基板(ランプ制御部)27、及びスピーカ18を制御する音声制御基板(音声制御部)28が装着されている(共に図1に破線で示す)。そして、各制御基板26〜28は、主制御基板25が出力した各種の制御信号(制御コマンド)を入力し、該制御信号(制御コマンド)に基づいて遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)の制御を実行する。本実施形態では、表示制御基板26が、図柄表示装置21を制御する表示制御手段として機能するように構成されている。
【0020】
以下、主制御基板25及び表示制御基板26について、その具体的な構成を図5に基づき説明する。
主制御基板25は、メインCPU25aを備えており、該メインCPU25aにはROM25b及びRAM25cが接続されている。メインCPU25aは、大当り判定用乱数、大当り図柄用乱数、リーチ判定用乱数、はずれ左図柄用乱数、はずれ中図柄用乱数、はずれ右図柄用乱数、演出パターン振分乱数などの各種乱数の値を所定の周期毎に順次更新するようになっている。メインCPU25aは、更新後の各種乱数の値をRAM25cに記憶し、更新前の値を書き換えることにより各種乱数の値を更新している。ROM25bには、パチンコ機10を制御するための制御プログラムや複数種類の演出パターンが記憶されている。RAM25cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報(各種乱数の値など)が記憶(設定)されるようになっている。本実施形態では、ROM25bが、遊技演出の演出パターンを記憶する演出パターン記憶手段となる。
【0021】
前記演出パターンは、図柄変動の開始から、全列の図柄が停止する迄の間において、演出パターン毎に予め定められた遊技演出の時間内における遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)のベースとなるパターンを示すものである。この演出パターンには、各別に遊技演出の時間が定められており、演出パターンによって遊技演出の時間が特定可能とされている。そして、複数種類の演出パターンは、大当り演出用、リーチありのはずれ演出用、リーチなしのはずれ演出用に分類されてROM25bに記憶されている(図6に例示する)。例えば、大当り演出用の演出パターンとして時間T1が対応付けられた演出パターンP1、時間T2が対応付けられた演出パターンP2が記憶されている。また、リーチありのはずれ演出用の演出パターンとして時間T3が対応付けられた演出パターンP3、時間T4が対応付けられた演出パターンP4が記憶されている。また、リーチなしのはずれ演出用の演出パターンとして時間T5が対応付けられた演出パターンP5が記憶されている。
【0022】
前記大当り演出は、図柄組み合わせゲームが、大当りの組み合わせで停止するように展開される演出である。大当り演出用の演出パターンで図柄組み合わせゲームが行われると、リーチ演出を経て大当りの組み合わせで停止する場合と、リーチ演出を経ることなく大当りの組み合わせで停止する場合がある。前記はずれ演出は、図柄組み合わせゲームが、はずれの組み合わせで停止するように展開される演出である。はずれ演出用の演出パターンで図柄組み合わせゲームが行われると、リーチ演出を経てはずれの組み合わせで停止する場合(所謂はずれリーチ)とリーチ演出を経ることなくはずれの組み合わせで停止する場合がある。本実施形態では、リーチ演出を経てはずれの組み合わせで停止する場合をリーチありのはずれ演出用の演出パターンとし、リーチ演出を経ることなくはずれの組み合わせで停止する場合をリーチなしのはずれ演出用の演出パターンとしている。
【0023】
また、リーチ演出は、リーチ状態から、大当りの組み合わせ又ははずれの組み合わせが表示(停止又は一旦停止)される迄に行われる演出である。このリーチ演出は、遊技者が抱く大当りになる期待感を変化し得るように複数の段階に発展させるなどの形態で構成されている。例えば、ノーマルリーチ演出のみで構成されるリーチ演出や、ノーマルリーチ演出→スーパーリーチ演出へ2段階に発展するリーチ演出がある。本明細書においては、このような発展系のリーチ演出における各段階の演出内容を区別するために、1段階目を「ノーマルリーチ演出」、2段階目を「スーパーリーチ演出」と示す。前述した2段階に発展するリーチ演出の一例を挙げると、特定の2列(本実施形態では左図柄と右図柄)の図柄によりリーチを形成し、残り1列(本実施形態では中図柄)の図柄を変動表示させる演出内容が1段階目となる。そして、前記変動表示中又は中図柄が表示(一旦停止)された後、例えば、特定のキャラクタが登場し、登場キャラクタの名称などで呼ばれる「○○○リーチ」へ発展して行われるリーチ演出の演出内容が2段階目となる。このようにリーチ演出の演出内容が複数の段階に発展する場合には、発展前の演出(ノーマルリーチ演出)に比して、発展後の演出(スーパーリーチ演出)の方が、大当りになる期待感を高めることができるようになっている。
【0024】
そして、メインCPU25aは、前記各種乱数を用いて、大当り判定、リーチ判定、停止図柄の決定及び演出パターンの決定などの各種処理を実行する。
前記メインCPU25aは、入賞検知センサSE1における遊技球の入賞検知を契機に大当り判定用乱数の値及び大当り図柄用乱数の値をRAM25cから読み出し、該読み出した値をRAM25cの所定の格納領域に格納(記憶)する。そして、大当り判定は、図柄組み合わせゲームの開始直前に、RAM25cに格納されている前記大当り判定用乱数の値とROM25bに記憶されている大当り判定値とを比較して行われる。大当り判定の結果が肯定(大当り判定用乱数の値と大当り判定値が一致)の場合、メインCPU25aは、大当りを決定する。本実施形態では、大当り判定用乱数の取り得る数値を0〜946(全947通りの整数)としている。そして、メインCPU25aは、大当り確率を通常確率とする場合、大当り判定用乱数の取り得る数値の中から予め定めた3個の大当り判定値を用いて、大当り確率を947分の3(=315.7分の1)として大当り判定を行う。一方、メインCPU25aは、大当り確率を高確率とする場合、大当り判定用乱数の取り得る数値の中から予め定めた15個の大当り判定値を用いて、大当り確率を947分の15(=63.1分の1)として大当り判定を行う。
【0025】
前記大当りの決定がなされると、メインCPU25aは、RAM25cに格納されている大当り図柄用乱数の値から、可視表示部Hに最終的に停止させる図柄(以下、「停止図柄」と示す)を決定する。具体的には、前記大当り図柄用乱数の値を停止図柄左、停止図柄中及び停止図柄右(各停止図柄は同一種類)とする。本実施形態において、大当り図柄用乱数の取り得る数値は、8種類の数字図柄Nを用いることから0〜7の全8種類の整数としている。従って、メインCPU25aは、大当り図柄用乱数の値として0、2、4又は6を読み出すと、各停止図柄を全て1、3、5又は7に決定する。この場合、可視表示部Hには、確変の大当りとなる大当りの組み合わせ[111][333][555][777]の何れかが停止する。また、メインCPU25aは、大当り図柄用乱数の値として1、3、5又は7を読み出すと、各停止図柄を全て2、4、6又は8に決定する。この場合、可視表示部Hには、通常の大当りとなる大当りの組み合わせ[222][444][666][888]の何れかが停止する。また、メインCPU25aは、RAM25cから演出パターン振分乱数の値を読み出し、該値に基づき、大当り演出用の演出パターンの中から1つの演出パターンを決定する。本実施形態では、大当り演出用の演出パターンP1,P2の中から1つの演出パターンを決定する。
【0026】
前記リーチ判定は、大当り判定の判定結果が否定(大当り判定用乱数の値と大当り判定値が不一致)の場合に、RAM25cから読み出したリーチ判定用乱数の値とROM25bに記憶されているリーチ判定値とを比較して行われる。このリーチ判定の結果が肯定(リーチ判定用乱数の値とリーチ判定値が一致)の場合、メインCPU25aは、リーチを決定する。前記リーチの決定がなされると、メインCPU25aは、RAM25cから読み出したはずれ左図柄用乱数の値とはずれ中図柄用乱数の値から停止図柄を決定する。具体的には、前記はずれ左図柄用乱数の値を停止図柄左及び停止図柄右(停止図柄左,右は同一種類)とし、前記はずれ中図柄用乱数の値を停止図柄中とする。このとき、メインCPU25aは、前記はずれ左図柄用乱数の値とはずれ中図柄用乱数の値が一致していた場合、停止図柄左と停止図柄中が一致しないように停止図柄中を決定する。本実施形態において、はずれ左図柄用乱数、はずれ中図柄用乱数、はずれ右図柄用乱数の取り得る数値は、大当り図柄用乱数と同様に0〜7の全8種類の整数としている。また、メインCPU25aは、RAM25cから演出パターン振分乱数の値を読み出し、該値に基づき、リーチありのはずれ演出用の演出パターンの中から1つの演出パターンを決定する。本実施形態では、リーチありのはずれ演出用の演出パターンP3,P4の中から1つの演出パターンを決定する。
【0027】
一方、リーチ判定の判定結果が否定(リーチ判定用乱数の値とリーチ判定値が不一致)の場合、メインCPU25aは、はずれを決定する。前記はずれの決定がなされると、メインCPU25aは、RAM25cから読み出したはずれ左図柄用乱数の値、はずれ中図柄用乱数の値、及びはずれ右図柄用乱数の値から停止図柄を決定する。具体的には、前記はずれ左図柄用乱数の値を停止図柄左とし、前記はずれ中図柄用乱数の値を停止図柄中とし、前記はずれ右図柄用乱数の値を停止図柄右とする。このとき、メインCPU25aは、前記はずれ左図柄用乱数の値とはずれ右図柄用乱数の値が一致していた場合、停止図柄左と停止図柄右が一致しないように停止図柄右を決定する。また、メインCPU25aは、RAM25cから演出パターン振分乱数の値を読み出し、該値に基づき、リーチなしのはずれ演出用の演出パターンの中から1つの演出パターンを決定する。本実施形態では、リーチなしのはずれ演出用の演出パターンP5を決定する。
【0028】
そして、停止図柄及び演出パターンを決定したメインCPU25aは、表示制御基板26のサブCPU26aに対して、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する。具体的に言えば、メインCPU25aは、最初に、演出パターンを指定すると共に図柄変動の開始を指示する演出パターン指定コマンドを出力する。次に、メインCPU25aは、停止図柄左を指定する左図柄指定コマンド、停止図柄中を指定する中図柄指定コマンド及び停止図柄右を指定する右図柄指定コマンドを、左図柄指定コマンド→右図柄指定コマンド→中図柄指定コマンドの順に出力する。各図柄指定コマンドで指定された停止図柄左、停止図柄中、停止図柄右が、可視表示部Hにおいて左図柄、中図柄、右図柄として最終的に導出されて停止する。そして、メインCPU25aは、指定した演出パターンに定められている遊技演出の時間の経過時に、各列の図柄の停止を指示する全図柄停止コマンドを出力する。なお、メインCPU25aは、演出パターン指定コマンドをランプ制御基板27及び音声制御基板28の各サブCPUにも出力する。本実施形態では、メインCPU25aが、遊技演出の演出パターンを決定する演出パターン決定手段となる。
【0029】
次に、表示制御基板26について説明する。
表示制御基板26は、サブCPU26aを備えており、該サブCPU26aにはROM26b及びRAM26cが接続されている。ROM26bには、複数種類の表示演出用の演出実行データや各種の画像情報(数字図柄Nの画像情報、背景画像、文字画像、登場キャラクタの画像など)が記憶されている。RAM26cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報が記憶(設定)されるようになっている。前記表示演出用の演出実行データは、演出パターンに対応付けられた遊技演出の時間内に行う遊技演出(表示演出)の具体的な演出内容を特定するためのものである。この表示演出用の演出実行データに基づき、サブCPU26aは、図柄表示装置21(可視表示部H)の表示内容(図柄の表示態様、キャラクタの動作、可視表示部Hの背景など)を制御する。
【0030】
前記ROM26bには、1つの演出パターンに対して単数又は複数の演出実行データが振分けられた状態で記憶されている(図6に例示する)。大当り演出用の演出パターンP1には演出実行データDP1a,DP1bが、演出パターンP2には演出実行データDP2a,DP2bが振分けられている。リーチありのはずれ演出用の演出パターンP3には演出実行データDP3が、演出パターンP4には演出実行データDP4が振分けられている。リーチなしのはずれ演出用の演出パターンP5には演出実行データDP5が振分けられている。本実施形態では、ROM26bが、演出実行データを記憶する演出実行データ記憶手段となる。
【0031】
また、本実施形態において、大当り演出用の演出パターンに振分けられた演出実行データについては、停止図柄(図柄)の種類に応じて分類されている。本実施形態では、非確変図柄用の演出実行データと確変図柄用の演出実行データに分類されている。具体的には、演出パターンP1,P2に振分けられた演出実行データDP1a,DP2aを非確変図柄用の演出実行データとしている。一方で、演出パターンP1,P2に振分けられた演出実行データDP1b,DP2bを確変図柄用の演出実行データとしている。
【0032】
そして、演出パターンP1に振分けられた演出実行データDP1a,DP1bでは、リーチ演出がスーパーリーチ演出A(図6では「SP1」と示す)に発展し、再抽選の演出を経て大当りの組み合わせで停止する遊技演出(表示演出)が行われるようになっている。「再抽選」とは、仮の大当りの組み合わせ(仮の図柄組み合わせ)を表示(一旦停止)した後、該図柄組み合わせを構成する図柄の一部又は全部を再び変動させて最終的な大当りの組み合わせを導出する演出である。このとき最終的に導出される大当りの組み合わせは、各図柄指定コマンドで指定された停止図柄によって形成される。再抽選の演出では、非確変図柄による大当りの組み合わせを表示(一旦停止)し、該図柄組み合わせが確変図柄による大当りの組み合わせに発展(昇格)する期待感を遊技者に持たせて遊技効果の向上を図っている。なお、再抽選の演出では、大当りの組み合わせが、非確変図柄→確変図柄に昇格する場合と、非確変図柄→非確変図柄というように確変図柄に昇格しない場合がある。
【0033】
また、演出パターンP2に振分けられた演出実行データDP2a,DP2bでは、リーチ演出がスーパーリーチ演出B(図6では「SP2」と示す)に発展し、再抽選の演出を経て大当りの組み合わせで停止する遊技演出(表示演出)が行われるようになっている。また、演出パターンP3に振分けられた演出実行データDP3では、リーチ演出がノーマルリーチ演出(図6では「NR」と示す)のみとなり、はずれの組み合わせで停止する遊技演出(表示演出)が行われるようになっている。また、演出パターンP4に振分けられた演出実行データDP4では、リーチ演出がスーパーリーチ演出A(図6では「SP1」と示す)に発展し、はずれの組み合わせで停止する遊技演出(表示演出)が行われるようになっている。また、演出パターンP5に振分けられた演出実行データDP5では、リーチに発展することなく、左図柄→右図柄→中図柄の順に導出される演出(図6では「通常変動」と示す)が行われるようになっている。
【0034】
そして、演出パターン指定コマンド及び各図柄指定コマンドを入力したサブCPU26aは、図7に示す処理手順に従って演出パターン指定コマンドで指定された演出パターンに対応する演出実行データを決定する。以下、サブCPU26aが、演出実行データを決定する手順を説明する。
【0035】
前記サブCPU26aは、入力した演出パターン指定コマンドで指定された演出パターンの種類(演出パターンP1,P2,P3,P4,P5のどれか)を確認する(ステップS10)。続いて、サブCPU26aは、演出パターン指定コマンドで指定された演出パターンが、大当り演出用の演出パターンであるか否かを判定する(ステップS11)。本実施形態において、サブCPU26aは、入力した演出パターン指定コマンドで指定された演出パターンの種類に基づき、該演出パターンが、大当り演出用、リーチありのはずれ演出用又はリーチなしのはずれ演出用の何れに分類されているのかを判定する。そして、ステップS11の判定結果が肯定の場合(大当り演出)、サブCPU26aは、メインCPU25aが決定した停止図柄の種類を判定(所定の図柄であるか否かの判定)する(ステップS12)。本実施形態では、メインCPU25aが決定した複数列の停止図柄のうち、特定列の停止図柄の種類が確変図柄であるか否かを判定する。より詳しくは、停止図柄左が確変図柄であるか否かを判定し、サブCPU26aは、入力した左図柄指定コマンドで指定された図柄の種類に基づき判定を行う。
【0036】
前記ステップS12の判定結果が肯定、即ち、停止図柄左が確変図柄(1,3,5,7)の場合、サブCPU26aは、ステップS10で判定した演出パターンの種類に基づき、確変図柄用の演出実行データを決定する(ステップS13)。例えば、演出パターンP1を指定する演出パターン指定コマンドを入力した場合、サブCPU26aは、演出実行データDP1bを決定する。一方、ステップS12の判定結果が否定、即ち、停止図柄左が非確変図柄(2,4,6,8)の場合、サブCPU26aは、ステップS10で判定した演出パターンの種類に基づき、非確変図柄用の演出実行データを決定する(ステップS14)。例えば、演出パターンP1を指定する演出パターン指定コマンドを入力した場合、サブCPU26aは、演出実行データDP1aを決定する。また、ステップS11の判定結果が否定、即ち、リーチありのはずれ演出用又はリーチなしのはずれ演出用の演出パターンである場合、サブCPU26aは、ステップS10で判定した演出パターンの種類に基づき、演出実行データを決定する(ステップS15)。
【0037】
また、サブCPU26aは、大当り演出用の演出パターンが指定されている場合、仮の大当りの組み合わせ(仮の図柄組み合わせ)を形成する図柄(以下、「仮図柄」と示す)を決定する。この決定は、例えば、仮図柄決定用乱数の抽選結果に基づき、非確変図柄(本実施形態では2,4,6,8)の中から、抽選した仮図柄決定用乱数の値に対応する非確変図柄を決定する。従って、各図柄指定コマンドで「1」が指定され、仮図柄を「2」と決定した場合、図柄組み合わせゲームでは、仮の大当りの組み合わせ[222]が表示された後、再抽選の演出によって最終的な大当りの組み合わせ[111]が導出されて停止する。そして、演出実行データ(及び仮図柄)を決定したサブCPU26aは、該演出実行データをROM26bから読み出し、該演出実行データに基づき図柄表示装置21(可視表示部H)の表示内容を制御する。この制御により、図柄表示装置21では、表示演出に関連して、図柄組み合わせゲームが行われる。本実施形態では、サブCPU26aが、演出パターンに対応する遊技演出の具体的な演出内容を特定するための演出実行データを決定する演出実行データ決定手段となる。
【0038】
また、本実施形態のパチンコ機10は、図柄組み合わせゲーム(変動演出)の展開を遊技者に対して予め告げるための予告演出を行うように構成されている。前記予告演出は、遊技演出の一種であり、本実施形態では、図柄表示装置21(可視表示部H)の表示演出によって行われるようになっている。そして、予告演出では、図柄組み合わせゲームの演出内容がどのように流れていく(又は発展(展開)していく)のかを事前に遊技者に予告している。この予告演出として、本実施形態では、図柄組み合わせゲームが開始してから所定時間経過後に、変動表示又は表示(一旦停止)されている所定列(全列又は特定列)の図柄に対し、有形装飾Dを付加すると共に、該有形装飾Dの表示態様を所定の時期に変化させるようになっている。前記有形装飾Dは、数字図柄Nと識別可能となるように、該数字図柄Nとは異なる意匠をなす有形物を模して構成されている。
【0039】
前記表示制御基板26のROM26bには、数字図柄Nの画像情報(図3)に加えて、有形装飾Dの画像情報(図2(b)に示す)が記憶されている。そして、数字図柄Nの画像情報と有形装飾Dの画像情報に基づき、有形装飾Dが付加された数字図柄N(一例を図4に示す)が構成されるようになっている。本実施形態では、ROM26bが、数字図柄Nの画像情報及び有形装飾Dの画像情報を記憶する記憶部となる。また、以下の説明において、有形装飾Dが付加されていない数字図柄N(図3)と有形装飾Dが付加された数字図柄N(図4)を区別する場合、前者の数字図柄Nを「装飾前の数字図柄N」、後者の数字図柄Nを「装飾後の数字図柄N」と示す。そして、装飾前の数字図柄Nと装飾後の数字図柄Nは、有形装飾Dの有無によって意匠が区別される一方で、同数を示す数字図柄N同士は、同一種類の図柄とされている。即ち、数字「7」を示す装飾前の数字図柄Nと数字「7」を示す装飾後の数字図柄Nは、共に数字「7」を意味しているため、この両図柄によってリーチ状態を形成することが可能である。
【0040】
また、有形装飾Dは、図4に示すように、数字図柄Nの前面側に重ね合わされるように付加され、数字図柄Nが示す数字の一部を覆っている。また、有形装飾Dは、数字図柄Nが示す数字の種類が識別可能となるように、その大きさ及び付加される位置が定められている。具体的には、有形装飾Dは、数字図柄Nが示す数字の表示面積(可視表示部Hに対する表示面積)に比して、その表示面積(可視表示部Hに対する表示面積)が小さくなるように形成されている。また、有形装飾Dは、数字図柄Nが示す数字の下部側に付加されるようになっている。
【0041】
また、本実施形態では、有形装飾Dを、「雛」を模した第1の有形装飾としての有形装飾Dと、「鶏」を模した第2の有形装飾としての有形装飾Dの2種類としている(図2(b)参照)。この2種類の有形装飾Dは、全く異なる意匠によって構成されている。即ち、2種類(複数種類)の有形装飾Dは、各有形装飾Dを形作る(形成する)要素の全部が異なっている。具体的には、「雛」を模した有形装飾Dは「雛」を要素として構成され、「鶏」を模した有形装飾Dは「鶏」を要素として構成されている。そのため、2種類の有形装飾Dは、各有形装飾Dを形作るための基本又は主要(主体、中心)となる形自体が相違している(全く異なっている)。さらに、2種類の有形装飾Dは、外形に限らず、個々が持つ性質、価値、意味自体が相違している(全く異なっている)。従って、本実施形態では、前述した相違によって区別(差別)可能な有形物も模して構成された2種類の有形装飾Dを用いて、一方の有形装飾D(「雛」)の表示態様から他方の有形装飾D(「鶏」)の表示態様に変化する予告演出を行うようになっている。そして、有形装飾Dの表示態様が変化する前において、非確変図柄である2,4,6,8の数字図柄Nには有形装飾Dとして「雛」が付加される一方で、確変図柄である1,3,5,7の数字図柄Nには有形装飾Dとして「鶏」が付加される。
【0042】
また、予告演出においては、非確変図柄に付加された有形装飾Dの表示態様を「雛」から「鶏」に変化させるようになっている。この有形装飾Dの表示態様が変化する過程は、子である「雛」が成長して親である「鶏」に変化することを示している。従って、「雛」と「鶏」の意匠をなす有形装飾Dを採用した場合、前述の変化過程において親子関係という関連付けを想定し得るようになっている。即ち、本実施形態において、前記2種類の有形装飾Dを形作る要素である「雛」と「鶏」は、一方があれば他方があるという概念(相対概念)又は一方がなければ他方が存在しないという概念(相関概念)によって関連付けられる。
【0043】
このように本実施形態における2種類の有形装飾Dは、各有形装飾Dを形作る要素の全部が異なるように、かつ、2種類の有形装飾Dが変化する過程において関連付けを想定し得る意匠によって構成されている。従って、変化前と変化後の有形装飾Dの外形(意匠)自体を全く異ならせて変化の度合いを大きくしても、変化前と変化後の有形装飾Dが関連性(関係)を有することで、有形装飾Dの表示態様を分かりやすい態様で変化させることが可能となる。
【0044】
なお、数字図柄Nに付加された有形装飾Dの表示態様が変化する場合には、有形装飾Dの表示態様が「雛」から「鶏」に変化するのみであり、装飾後の数字図柄N自体の種類は変化しないようになっている。一例を挙げれば、「雛」の有形装飾Dが付加された「6」を示す数字図柄Nは、有形装飾Dの変化により、「鶏」の有形装飾Dが付加された「6」を示す数字図柄Nとなる。そして、サブCPU26aが可視表示部Hの表示内容を制御することで、可視表示部Hに表示される同数を示す数字図柄Nの表示態様が装飾前の数字図柄Nから装飾後の数字図柄Nに代わると共に、装飾後の数字図柄Nにおける有形装飾Dの表示態様が代わるようになっている。従って、この制御により行われる予告演出の形態は、図柄組み合わせゲーム中に所定列の図柄に対して恰も有形装飾Dが付加され、かつ、該付加された有形装飾Dが変化したかのように視認できる。
【0045】
また、演出実行データには、前述した予告演出を行うための情報が示されている。具体的には、装飾前の数字図柄Nを装飾後の数字図柄Nに代えるタイミング及び有形装飾Dの表示態様を変化させるタイミングが示されている。そして、本実施形態では、大当り演出用の演出パターンP1,P2に振分けられた確変図柄用の演出実行データDP1b,DP2bに、前述の予告演出を行うための情報が示されている。演出実行データDP1b,DP2bには、装飾前の数字図柄Nを装飾後の数字図柄Nに代えるタイミングとして、図柄組み合わせゲームの開始後、各列の図柄の変動表示中(最初に導出される左図柄が表示される前)に代えることが示されている。また、演出実行データDP1bには、有形装飾Dの表示態様を変化させるタイミングとして、スーパーリーチ演出によって仮の図柄組み合わせを表示した後、再抽選の演出を行う前に変化させることが示されている。一方で、演出実行データDP2bには、有形装飾Dの表示態様を変化させるタイミングとして、ノーマルリーチ演出→スーパーリーチ演出に発展する前に変化させることが示されている。また、非確変図柄用の演出実行データDP1a,DP2aには、装飾前の数字図柄Nを装飾後の数字図柄Nに代えるタイミングが示されている。このタイミングは、前述同様に、図柄組み合わせゲームの開始後、各列の図柄の変動表示中(最初に導出される左図柄が表示される前)とされている。
【0046】
前述のように非確変図柄用の演出実行データDP1a,DP2aと確変図柄用の演出実行データDP1b,DP2bを構成することで、本実施形態では、再抽選の演出の展開を予告し得る。即ち、装飾後の数字図柄Nにおける有形装飾Dの表示態様が変化するか否かで、再抽選の演出によって非確変図柄による大当りの組み合わせが確変図柄による大当りの組み合わせに発展(昇格)するか否かを予告している。この場合の予告演出は、確変昇格予告となる。この確変昇格予告の出現により、遊技者は、最終的な大当りの組み合わせが停止する前であっても、確変の大当りになることを認識できる。従って、有形装飾Dの表示態様が変化した時点で、遊技者に確変の大当りとなる喜びを喚起させることが可能である。
【0047】
また、サブCPU26aは、指定された停止図柄が確変図柄であるか否かを判定し、その判定結果に応じて、非確変図柄用の演出実行データ、又は確変図柄用の演出実行データの何れかを決定している。そして、サブCPU26aは、確変図柄である場合に確変図柄用の演出実行データに基づいて有形装飾Dの表示態様を変化させるように図柄表示装置21の表示内容を制御する。なお、本実施形態において有形装飾Dは、図柄組み合わせゲームの開始時(図柄変動の開始時)と最終的な図柄の停止時(確定停止時)には付加されておらず(可視表示部Hにおいて完全に非表示となる)、数字図柄Nは図3に示すような装飾前の状態となる。そして、前記図柄変動が開始した後から確定停止する迄の間の時間内で、有形装飾Dを付加している(可視表示部Hに装飾後の数字図柄Nが変動表示又は一旦停止されている)時間が定められている。即ち、有形装飾Dは、数字図柄Nに対して一時的に付加されることになる。
【0048】
次に、図8〜図11を用いて、表示制御基板26(サブCPU26a)が演出実行データに基づき図柄表示装置21(可視表示部H)の表示内容を制御し、前述した予告演出(確変昇格予告)を含む図柄組み合わせゲームが行われる態様を説明する。図8及び図9には、確変図柄用の演出実行データDP1bに基づき行われる図柄組み合わせゲームの流れを実線矢印で示し、非確変図柄用の演出実行データDP1aに基づき行われる図柄組み合わせゲームの流れを二点鎖線矢印で示している。また、図10及び図11には、確変図柄用の演出実行データDP2bに基づき行われる図柄組み合わせゲームの流れを実線矢印で示し、非確変図柄用の演出実行データDP2aに基づき行われる図柄組み合わせゲームの流れを二点鎖線矢印で示している。
【0049】
最初に、図8及び図9を用いて、確変図柄用の演出実行データDP1bに基づき行われる図柄組み合わせゲームの流れを説明する。
大当りを決定した主制御基板25のメインCPU25aは、大当り図柄用乱数の値に基づき各停止図柄を決定すると共に、演出パターン振分乱数の値に基づき大当り演出用の演出パターンP1,P2の中から1つの演出パターンを決定する。以下の説明では、各停止図柄を「7」に決定すると共に、演出パターンP1を決定したものとする。そして、メインCPU25aは、表示制御基板26のサブCPU26aに対して、演出パターンP1を指定する演出パターン指定コマンドを出力すると共に、各停止図柄として「7」を指定する左図柄指定コマンド、右図柄指定コマンド及び中図柄指定コマンドを順次出力する。
【0050】
前記サブCPU26aは、指定された演出パターンP1を確認し、停止図柄左(「7」)が確変図柄であるか否かを判定する(図7のステップS10,S11,S12)。そして、サブCPU26aは、停止図柄左が確変図柄であると判定し、確変図柄用の演出実行データDP1bを決定する(図7のステップS13)。また、サブCPU26aは、演出実行データの決定と共に、大当り演出用の演出パターンが指定されているため、仮の図柄組み合わせを構成する図柄(仮図柄)を決定する。以下の説明では、仮図柄として「6」を決定したものとする。
【0051】
前記演出実行データDP1b及び仮図柄「6」を決定したサブCPU26aは、図柄表示装置21(可視表示部H)の表示内容を制御する。その結果、可視表示部Hでは、図柄変動が開始し、各列の図柄が変動表示されることにより、図柄組み合わせゲームが開始する(画面a)。このとき、各列の図柄は、装飾前の数字図柄Nとされており、この状態で図柄組み合わせゲームが開始する。
【0052】
そして、可視表示部Hでは、図柄組み合わせゲームが開始してから所定時間の経過後(最初に導出される左図柄が表示される前)に、変動表示中の各列の図柄の表示態様が装飾前の数字図柄Nから装飾後の数字図柄Nに代わり、この状態で変動表示が継続される(画面b)。具体的には、非確変図柄である「2,4,6,8」を示す数字図柄Nには「雛」の意匠をなす有形装飾Dが付加されると共に、確変図柄である「1,3,5,7」を示す数字図柄Nには「鶏」の意匠をなす有形装飾Dが付加される。
【0053】
また、可視表示部Hには、図柄組み合わせゲームを開始してから所定の時間が経過する毎に、左図柄→右図柄の順に図柄が表示(一旦停止)される(画面c)。このとき可視表示部Hには、左図柄と右図柄が同一種類となるように装飾後の数字図柄Nが表示(一旦停止)され、リーチ状態が形成される。本実施形態では、サブCPU26aが仮図柄「6」を決定したため、左図柄及び右図柄として「6」を示す装飾後の数字図柄Nが表示される。
【0054】
また、可視表示部Hでは、リーチ状態へ発展したことにより、リーチ演出が行われる。演出実行データDP1bにはリーチ演出がスーパーリーチ演出A(SP1)に発展することが示されており、可視表示部Hではノーマルリーチ演出(NR)からスーパーリーチ演出Aに発展するリーチ演出が行われる。そして、可視表示部Hには、スーパーリーチ演出の結果、左図柄及び右図柄と同一種類の中図柄(装飾後の数字図柄N)が表示(一旦停止)され、大当りの組み合わせが表示(一旦表示)される(画面d)。本実施形態では、サブCPU26aが仮図柄「6」を決定したため、中図柄として「6」を示す装飾後の数字図柄Nが表示され、仮図柄「6」で形成される仮の大当りの組み合わせ(仮の図柄組み合わせ)[666]が表示される。この状態で遊技者は大当りになったことを認識する。
【0055】
そして、可視表示部Hでは、再抽選の演出が行われる前に、一旦停止された大当りの組み合わせ[666]を形成する各列の装飾後の数字図柄Nに付加された有形装飾Dの表示態様が「雛」から「鶏」の意匠をなす有形装飾Dの表示態様に変化する(画面e)。即ち、仮の図柄組み合わせで停止した後、再抽選の演出が行われる前に、有形装飾Dの表示態様が変化して予告演出(確変昇格予告演出)が行われる。この予告演出により、遊技者は、大当りの組み合わせを形成する図柄が非確変図柄から確変図柄に発展(昇格)することを予め知り得ることができる。続いて、可視表示部Hでは、各列の図柄が再び変動して、再抽選の演出が行われる(画面f)。この再抽選の演出は、各列の図柄の表示態様が、装飾後の数字図柄Nから装飾前の数字図柄Nに代わった状態(有形装飾Dが付加されていない状態)で行われる。
【0056】
そして、可視表示部Hには、再抽選の演出が行われてから所定の時間の経過後、確変昇格予告演出で予告したとおりに、左図柄、中図柄、右図柄として確変図柄「7」を示す数字図柄Nが表示(一旦停止)され、確変図柄による大当りの組み合わせが表示される(画面g)。前記再抽選の演出により、各図柄指定コマンドで指定された各停止図柄「7」が導出される。この状態で、遊技者は、通常の大当りから確変の大当りへ発展したことを認識する。その後、可視表示部Hでは、全図柄停止コマンドの入力により、確変の大当りとなる大当りの組み合わせ[777]が停止し、確変の大当りが確定する。
【0057】
一方、メインCPU25aが演出パターンP1と各停止図柄として「6」を決定した場合、サブCPU26aは非確変図柄用の演出実行データDP1aに基づき図柄表示装置21(可視表示部H)の表示内容を制御する。このとき、図柄組み合わせゲームは、画面a→画面b→画面c→画面dの順で前述同様に行われ、画面dにおいて、サブCPU26aが決定した仮図柄「6」で形成される仮の大当りの組み合わせ[666]が表示される。この図柄組み合わせゲームの流れでは、有形装飾Dの表示態様が変化することなく再抽選の演出(画面f)が行われる。そして、可視表示部Hには、再抽選の演出が行われてから所定の時間の経過後、左図柄、中図柄、右図柄として非確変図柄「6」を示す数字図柄Nが表示(一旦停止)され、確変図柄に昇格することなく非確変図柄による大当りの組み合わせが表示される(画面h)。前記再抽選の演出により、各図柄指定コマンドで指定された各停止図柄「6」が導出される。この状態で、遊技者は、通常の大当りが確変の大当りへ発展しなかったことを認識する。その後、可視表示部Hでは、全図柄停止コマンドの入力により、通常の大当りとなる大当りの組み合わせ[666]が停止し、通常の大当りが確定する。
【0058】
次に、図10及び図11を用いて、確変図柄用の演出実行データDP2bに基づき行われる図柄組み合わせゲームの流れを説明する。なお、この図柄組み合わせゲームの流れにおいて、前述した演出実行データDP1bに基づき行われる図柄組み合わせゲームの流れと同一内容については、その重複する説明を省略又は簡略する。従って、以下の説明では、リーチ演出が行われてからの流れを説明する。また、メインCPU25aは、演出パターンP2と各停止図柄「7」を決定し、サブCPU26aは、仮図柄「6」を決定したものとして説明する。
【0059】
前記可視表示部Hでは、リーチ状態に発展したことにより、ノーマルリーチ演出(NR)が行われる(画面i)。そして、可視表示部Hでは、ノーマルリーチ演出が行われてから所定の時間経過後、中図柄として「8」を示す装飾後の数字図柄Nが表示(一旦停止)される(画面j)。この状態で、スーパーリーチ演出B(SP2)に発展する前に、可視表示部Hでは、一旦停止されたはずれの組み合わせ[686]を形成する装飾後の数字図柄Nに付加された有形装飾Dの表示態様が「雛」から「鶏」の意匠をなす有形装飾Dの表示態様に変化する(画面k)。即ち、リーチ状態へ発展した後であって、リーチ演出の段階が発展する前に、有形装飾Dの表示態様が変化して予告演出(確変昇格予告演出)が行われる。この予告演出により、遊技者は、大当りになった場合、大当りの組み合わせを形成する図柄が非確変図柄から確変図柄に発展(昇格)することを予め知り得ることができる。前記画面kには、「6」,「8」を示す装飾後の数字図柄Nに付加された「雛」の意匠をなす有形装飾Dの表示態様が「鶏」の意匠をなす有形装飾Dの表示態様に変化した様子が示されている。
【0060】
続いて、可視表示部Hでは、ノーマルリーチ演出からスーパーリーチ演出Bに発展してリーチ演出が行われる。そして、可視表示部Hには、スーパーリーチ演出の結果、左図柄及び右図柄と同一種類の中図柄(装飾後の数字図柄N)が表示(一旦停止)され、大当りの組み合わせが表示(一旦表示)される(画面l)。本実施形態では、サブCPU26aが仮図柄「6」を決定したため、中図柄として「6」を示す装飾後の数字図柄Nが表示され、仮図柄「6」で形成される仮の大当りの組み合わせ[666]が表示される。この状態で遊技者は大当りになったことを認識する。
【0061】
続いて、可視表示部Hでは、各列の図柄が再び変動して、再抽選の演出が行われる(画面n)。そして、可視表示部Hには、再抽選の演出が行われてから所定の時間の経過後、確変昇格予告演出で予告したとおりに、左図柄、中図柄、右図柄として確変図柄「7」を示す数字図柄Nが表示(一旦停止)され、確変図柄による大当りの組み合わせが表示される(画面o)。前記再抽選の演出により、各図柄指定コマンドで指定された各停止図柄「7」が導出される。この状態で、遊技者は、通常の大当りから確変の大当りへ発展したことを認識する。その後、可視表示部Hでは、全図柄停止コマンドの入力により、確変の大当りとなる大当りの組み合わせ[777]が停止し、確変の大当りが確定する。
【0062】
一方、メインCPU25aが演出パターンP2と各停止図柄として「6」を決定した場合、サブCPU26aは非確変図柄用の演出実行データDP2aに基づき図柄表示装置21(可視表示部H)の表示内容を制御する。このとき、図柄組み合わせゲームは、画面i→画面jの順で前述同様に行われ、有形装飾Dの表示態様が変化することなく、リーチ演出がスーパーリーチ演出Bに発展してリーチ演出が行われる。そして、画面mにおいて、仮図柄「6」で形成される仮の大当りの組み合わせ「666」が表示された後、再抽選の演出(画面n)が行われる。続いて、可視表示部Hには、再抽選の演出が行われてから所定の時間の経過後、左図柄、中図柄、右図柄として非確変図柄「6」を示す数字図柄Nが表示(一旦停止)され、確変図柄に昇格することなく非確変図柄による大当りの組み合わせが表示される(画面p)。前記再抽選の演出により、各図柄指定コマンドで指定された各停止図柄「6」が導出される。この状態で、遊技者は、通常の大当りが確変の大当りへ発展しなかったことを認識する。その後、可視表示部Hでは、全図柄停止コマンドの入力により、通常の大当りとなる大当りの組み合わせ[666]が停止し、通常の大当りが確定する。
【0063】
従って、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)表示制御基板26(サブCPU26a)は、図柄組み合わせゲームが開始してから所定時間経過後に有形装飾Dを付加すると共に、有形装飾Dの表示態様を変化させて予告演出を行うように図柄表示装置21の表示内容を制御する。そして、変化前の有形装飾D(「雛」を模した有形装飾D)と変化後の有形装飾D(「鶏」を模した有形装飾D)は、変化する過程において所定の関連付け(親子関係)を想定し得るように、かつ、両有形装飾Dを形作る要素(「雛」と「鶏」)の全部が異なるように構成した。そのため、「雛」を模した有形装飾Dの表示態様から「鶏」を模した有形装飾Dの表示態様に変化した際、両有形装飾Dの関連性(関係)を把握できる。また、両者は関連性を有しながらも全く異なる意匠(外形)で構成しているため、有形装飾Dの表示態様の変化を遊技者に認識させ易くすることができる。従って、有形装飾Dの表示態様が変化する態様が分かり易く、興趣の向上を図ることができる。
【0064】
(2)また、非確変図柄に付加した「雛」の意匠をなす有形装飾Dの表示態様を、確変図柄に付加した「鶏」の意匠をなす有形装飾Dの表示態様に変化させるようにした。従って、遊技者に確変の大当りになること(自身にとって有利な状態になること)を認識させることができる。また、非確変図柄に「雛」の意匠をなす有形装飾Dを付加し、確変図柄に「鶏」の意匠をなす有形装飾Dを付加したため、装飾後の数字図柄Nに規則性を持たせることができる。
【0065】
(3)有形装飾Dを図柄に付加し、該有形装飾Dの表示態様を変化させることで、図柄組み合わせゲーム中に遊技者が最も注目する図柄を用いた予告演出を実現できる。そして、有形装飾Dは、図柄組み合わせゲームが開始してから図柄に付加されるため、予告演出が行われていることを判断し易くなる。また、停止する図柄に応じて有形装飾Dの表示態様を変化させるため、予告演出によってどのように図柄組み合わせゲームが展開されるのかを認識し易くなる。従って、分かり易い演出内容で遊技演出(予告演出)を行うことができる。
【0066】
(4)また、図柄組み合わせゲームが開始してから有形装飾Dが付加されるため、意外性のある予告演出を実現できる。即ち、遊技者が見ている各列の図柄(装飾前の数字図柄N)に対して、突然、有形装飾Dが付加されると共に、該有形装飾Dの表示態様が変化するため、遊技者が予測できない予告演出を行うことができる。従って、常時、図柄に装飾を付加しておき、図柄組み合わせゲーム中に所定のタイミングで前記装飾を動作させて予告演出を行う場合に比して、より面白みのある演出(予告演出)とすることができる。
【0067】
(5)1の図柄に対して1種類の有形装飾Dを付加し、該有形装飾Dの表示態様を他の種類の有形装飾Dの表示態様に変化させるようにした。そのため、有形装飾Dの表示態様を異なる意匠の有形装飾Dの表示態様に変化させることで、有形装飾Dの変化態様を認識し易くすることができる。従って、遊技者は、予告演出が行われていることを判断し易くなる。
【0068】
(6)サブCPU26aは、指定された停止図柄が確変図柄である場合に有形装飾Dの表示態様を変化させるように図柄表示装置21の表示内容を制御する。そのため、有形装飾Dの表示態様が変化することに特別な意味を持たせることができる。前記確変図柄は、遊技者にとってさらに有利となる確変の大当りとなる組み合わせを形成し得る図柄である。従って、最終的な大当りの組み合わせが停止する前であっても、有形装飾Dの表示態様が変化した時点で、遊技者に確変の大当りとなる喜びを喚起させることができる。
【0069】
(7)サブCPU26aは、リーチ状態へ発展する前に有形装飾Dを付加すると共に、リーチ演出が次の段階に発展する前に有形装飾Dの表示態様を変化させるように図柄表示装置21の表示内容を制御する。そのため、遊技者に、図柄組み合わせゲームが自身にとって有利な状態に展開されることを認識させることができる。このとき、非確変図柄によってリーチ状態が形成され、該非確変図柄に付加された有形装飾Dの表示態様を変化させることで、遊技者に確変の大当りになることを認識させることができる。
【0070】
(8)サブCPU26aは、仮の図柄組み合わせで一旦停止する前に有形装飾Dを付加すると共に、再抽選の演出が行われる前に有形装飾Dの表示態様を変化させるように図柄表示装置21の表示内容を制御する。そのため、遊技者に、図柄組み合わせゲームが自身にとって有利な状態に展開されることを認識させることができる。このとき、非確変図柄によって大当りの組み合わせが形成され、該非確変図柄に付加された有形装飾Dの表示態様を変化させることで、遊技者に確変の大当りになることを認識させることができる。
【0071】
(9)サブCPU26aは、図柄組み合わせゲームの開始後、図柄組み合わせが停止する迄の間で定められる時間だけ有形装飾Dが付加されるように図柄表示装置21の表示内容を制御する。そのため、装飾後の数字図柄Nの状態で、次の図柄組み合わせゲームが開始することがなく、有形装飾Dが表示されることによる意外性を損なうことがない。そして、有形装飾Dが、まさしく特別な演出(予告演出)のために用いられることを遊技者に認識させることができる。
【0072】
(10)有形装飾Dは、数字図柄Nとは識別可能となるように構成されると共に、数字図柄Nの種類が認識可能な状態となるように付加した。そのため、遊技者に図柄の種類を示すという数字図柄Nの本来の目的を有形装飾Dが妨げることを抑制できる。
【0073】
なお、前記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、前記有形装飾Dの表示態様を変化させる際、全列の図柄に付加された有形装飾Dの表示態様を変化させる場合(前記実施形態)と一部の図柄に付加された有形装飾Dの表示態様を変化させる場合を設けても良い。例えば、図10の画面jにおいて、左右図柄に付加された有形装飾Dの表示態様だけを変化させて、中図柄に付加された有形装飾Dの表示態様を変化させなくても良い。また、図8の画面dにおいて、1列の図柄に付加された有形装飾Dの表示態様を変化させたり、2列の図柄に付加された有形装飾Dの表示態様を変化させても良い。さらに、有形装飾Dの表示態様が変化した列数に応じて、確変図柄による大当りの組み合わせに発展する割合を異ならせても良い。例えば、3列変化>2列変化>1列変化という順番で、通常の大当りが確変の大当りに発展(昇格)する割合を高めても良い。
【0074】
・前記実施形態では、変動表示中の図柄に対して有形装飾Dを付加する場合、該列で表示可能な全ての図柄に有形装飾Dを付加しているが、該列の図柄のうち、可視表示部Hに表示(一旦停止又は停止)される可能性がある図柄に対してのみに有形装飾Dを付加しても良い。例えば、前記実施形態においては、リーチを形成する左右図柄に対してのみに有形装飾Dを付加しても良い。
【0075】
・前記実施形態では、全列の図柄に対して有形装飾Dを付加しているが、所定の1列の図柄、又は所定の2列の図柄に対して有形装飾Dを付加しても良い。例えば、中図柄のみや、左右図柄のみに対して有形装飾Dを付加しても良い。
【0076】
・前記実施形態では、有形装飾Dを「雛」と「鶏」の意匠で構成したが、図柄と異なる意匠(又は識別可能な意匠)をなすものであれば、その他の有形物に具体化しても良い。この場合、有形装飾Dは、有形装飾の表示態様が変化する過程において所定の関連付けを想定し得るように、かつ、有形装飾を形作る要素の全部が異なるように構成する。前記有形装飾D同士の関連付けとしては、前記実施形態で例示した親子関係に限らず、前述した相対概念又は相関概念によって関連付けがなされていれば良い。具体例としては、「ヤゴ」と「トンボ」、「おたまじゃくし」と「蛙」、「蕾」と「花」、「人間」と「該人間が変身したキャラクタ」、「テニスボール」と「ラケット」などがある。
【0077】
・前記実施形態では、有形装飾Dを2種類としているが、3種類以上の有形装飾Dを用いても良い。そして、有形装飾Dを図柄に付加する場合、1の図柄に対して1種類の有形装飾Dを付加し、該付加した有形装飾Dの表示態様を他の種類の有形装飾Dの表示態様に変化させれば良い。例えば、「玉子」「雛」「鶏」を模した有形装飾Dを用いて、「玉子」から「雛」への変化、若しくは「玉子」から「雛」へ変化させてさらに「雛」から「鶏」へ変化させても良い。
【0078】
・前記実施形態では、有形装飾Dの表示態様が変化する際、「雛」を「鶏」に変化させているが、「鶏」を「雛」に変化させても良い。
・前記実施形態において、有形装飾Dは、該有形装飾Dが付加された図柄の種類が認識可能であって前記図柄と区別可能(識別可能)であるならば、大きさや付加する位置は任意に変更しても良い。
【0079】
・前記実施形態は、液晶式の図柄表示装置21に限らず、変動画像によって表示演出を行うことが可能な他の種類の図柄表示装置においても前記実施形態と同様に具体化することができる。例えば、CRT(ブラウン管)式、プラズマディスプレイ式の図柄表示装置でも良い。
【0080】
・前記実施形態では、1〜8までの数字図柄Nが採用されているが、図柄の種類及び形態は任意に変更しても良い。例えば、0〜9までの10種類の数字図柄でも良い。また、数字図柄に代えて、文字図柄、アルファベット図柄、キャラクタ図柄でも良い。さらに、大当りの組み合わせやはずれの組み合わせを形成する図柄の列数は、2列、4列、5列など任意に変更しても良い。また、図柄表示装置21に図柄が導出される順番は任意に変更しても良い。そして、表示制御基板26のサブCPU26aは、図柄の種類を判定する場合、リーチを形成する2列の図柄のうち、何れの図柄の種類を判定しても良い。
【0081】
・前記実施形態において、主制御基板25のROM25bに記憶する演出パターンの数は任意に変更しても良い。また、1つの演出パターンに対して振分ける演出実行データの数は、単数又は複数など任意に変更しても良い。複数の演出実行データを振分ける場合、その振分け数は任意に変更しても良い。例えば、前記実施形態において、1つの演出パターンに対して複数の確変図柄用の演出実行データ及び複数の非確変図柄用の演出実行データを振分け、その中から1つの演出実行データを決定するようにしても良い。
【0082】
・前記実施形態において、演出パターンは、遊技演出の時間に加えて、遊技演出の大筋(大まかな内容)又は大枠(大体の枠組み)となる遊技演出の概略が特定可能とされていても良い。遊技演出の概略は、例えば、表示演出に用いられるキャラクタ、背景や図柄の動作などを示している。このような遊技演出の時間及び遊技演出の概略を示す演出パターンは「変動パターン」とも言われる。
【0083】
・前記実施形態では、表示制御基板26、ランプ制御基板27及び音声制御基板28を別基板構成としているが、一体基板でも良い。この場合、一体基板上に、各遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)を各別に制御する複数のサブCPUを設けても良いし、兼用のサブCPUを設けても良い。
【0084】
・前記実施形態において、演出実行データに基づき行われる表示演出の演出内容は任意に変更しても良い。例えば、リーチ演出の演出内容は、ノーマルリーチ演出→スーパーリーチ演出というように2段階に発展する場合に限らず、3段階、4段階に発展しても良い。
【0085】
・前記実施形態において、有形装飾Dが付加されるタイミング及び有形装飾Dの表示態様を変化させるタイミングは任意に変更しても良い。例えば、リーチ演出中に有形装飾Dが付加されても良い。また、再抽選の演出が行われた後、図柄が再び変動している間に有形装飾Dの表示態様を変化させても良い。
【0086】
・前記実施形態では、有形装飾Dの表示態様が変化した場合、再抽選の演出によって、確変図柄による大当りの組み合わせに発展(昇格)しているが、確変図柄に発展(昇格)しない場合を設けても良い。この場合の確変昇格予告は、予告が現実化されない所謂ガセ予告となる。このように構成すれば、予告が現実化される場合と現実化されない場合を作り出すことができ、興趣の向上を図ることができる。前記実施形態においてガセ予告を出現させる場合には、非確変図柄用の演出実行データDP1a,DP2aに有形装飾Dの表示態様を変化させることを示せば良い。このとき、確変昇格予告が現実化されない場合よりも現実化される場合の方が多く出現するように演出実行データを振分けることで、確変昇格予告の出現により、遊技者が抱く確変の大当りになる期待感を高めることができる。前記実施形態の構成においては、非確変図柄用の演出実行データDP1aと確変図柄用の演出実行データDP1b,DP2bが決定された場合に確変昇格予告を行うようにすれば、該確変昇格予告は現実化される割合が高くなる。
【0087】
・前記実施形態では、大当り演出の場合(確変の大当りとなる場合)に確変昇格予告を行うようにしたが、リーチありのはずれ演出(はずれリーチ)の場合に確変昇格予告を行うようにしても良い。前記実施形態の構成においては、演出実行データDP3や演出実行データDP4が決定された場合に確変昇格予告を行うようにする。この場合の確変昇格予告は、大当りにならないためガセ予告となる。このように構成すれば、確変昇格予告の出現により、遊技者は、大当りになった場合、確変の大当りになることを認識できる。
【0088】
次に、前記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記表示制御手段は、前記有形装飾を図柄に付加することで、前記変動演出の開始時における図柄の表示態様を変化させるように前記表示装置を制御する請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機。
【0089】
(ロ)前記表示制御手段は、前記有形装飾を図柄の種類が認識可能な状態で付加するように前記表示装置を制御する請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機。
【0090】
(ハ)前記表示制御手段は、1の図柄に対して2種類の有形装飾のうちいずれか一方を付加し、前記図柄に付加した有形装飾の表示態様を他方の有形装飾の表示態様に変化させるように前記表示装置を制御する請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機。
【0091】
(ニ)前記表示制御手段は、前記表示装置において図柄が確定的に停止する際には、該図柄を前記有形装飾が付加されていない状態に戻すように前記表示装置を制御する請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機。
【0092】
(ホ)前記有形装飾は、変化前の有形装飾と変化後の有形装飾の関係が相対概念又は相関概念によって関連付けられるように構成された請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機。
【0093】
(ヘ)複数種類の図柄を変動させて変動演出を行う表示装置と、該表示装置を制御する表示制御手段とを備えた遊技機において、前記表示制御手段は、前記複数種類の図柄の画像情報及び該図柄とは識別可能な複数種類の有形装飾の画像情報を記憶する記憶部を有し、該記憶部に記憶された前記図柄の画像情報及び前記有形装飾の画像情報を用いて、前記変動演出が開始してから所定時間経過後に、1の図柄に対して複数種類のうちから1の有形装飾を一時的に付加すると共に、図柄に付加した有形装飾の表示態様を所定の時期に他の種類の有形装飾の表示態様へと変化させるように前記表示装置を制御可能な構成とされ、前記表示制御手段は、前記有形装飾の表示態様を、変化前の有形装飾と変化後の有形装飾の変化過程において所定の関連付けが想定され、かつ、変化前の有形装飾と変化後の有形装飾を形作る要素の全部を異ならせて変化させるように前記表示装置を制御する遊技機。
【0094】
(ト)複数種類の図柄を変動させて変動演出を行う表示装置と、該表示装置を制御する表示制御手段とを備え、前記表示装置で停止した図柄の組み合わせが非確変図柄による大当りの組み合わせである場合には遊技者に大当り状態が付与される一方で、前記表示装置で停止した図柄の組み合わせが確変図柄による大当りの組み合わせである場合には遊技者に大当り状態に加えて確率変動状態が付与される遊技機において、前記表示制御手段は、前記複数種類の図柄の画像情報及び該図柄とは識別可能な複数種類の有形装飾の画像情報を記憶する記憶部を有し、該記憶部に記憶された前記図柄の画像情報及び前記有形装飾の画像情報を用いて、前記変動演出が開始してから所定時間経過後に、前記非確変図柄に対して第1の有形装飾を一時的に付加すると共に、前記確変図柄に対して第2の有形装飾を一時的に付加し、前記非確変図柄に付加した第1の有形装飾の表示態様を所定の時期に第2の有形装飾の表示態様へと変化させるように前記表示装置を制御可能な構成とされ、前記表示制御手段は、前記有形装飾の表示態様を、変化前の有形装飾と変化後の有形装飾の変化過程において所定の関連付けが想定され、かつ、変化前の有形装飾と変化後の有形装飾を形作る要素の全部を異ならせて変化させるように前記表示装置を制御する遊技機。
【0095】
(チ)遊技全体を制御するメイン制御手段と、前記メイン制御手段が出力した各種の制御信号に基づいて遊技演出に関する各種制御を実行するサブ制御手段とを備えた遊技機において、前記メイン制御手段は、前記遊技演出で導出されて最終的に停止する図柄を決定する図柄決定手段と、前記図柄決定手段が決定した図柄を指定する図柄指定信号を出力する指定信号出力手段とを備え、前記サブ制御手段は、前記図柄指定信号を入力する指定信号入力手段と、前記図柄指定信号で指定された図柄が所定の図柄であるか否かを判定する図柄判定手段と、複数種類の図柄を変動させて変動演出を行う表示装置を制御する演出制御手段とを備えており、前記演出制御手段は、前記変動演出が開始してから所定時間経過後に、図柄とは識別可能な有形装飾を図柄に対して一時的に付加した後、前記図柄判定手段の判定結果に基づいて所定の時期に前記有形装飾の表示態様を、変化前の有形装飾と変化後の有形装飾の変化過程において所定の関連付けが想定され、かつ、変化前の有形装飾と変化後の有形装飾を形作る要素の全部を異ならせて変化させるように前記表示装置を制御する遊技機。
【0096】
前記実施形態では、主制御基板25がメイン制御手段として機能するように構成され、表示制御基板26、ランプ制御基板27及び音声制御基板28がサブ制御手段として機能するように構成されている。また、前記実施形態では、メインCPU25aが図柄決定手段及び指定信号出力手段として機能するよう構成され、サブCPU26aが指定信号入力手段、図柄判定手段及び演出制御手段として機能するように構成されている。
【0097】
【発明の効果】
本発明によれば、有形装飾が変化する過程に関連性を有しつつ、有形装飾が変化したことが認識し易くなる遊技演出を実現し、興趣の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ遊技機の機表側を示す正面図。
【図2】 (a)は図柄表示装置の可視表示部を示す正面図、(b)は有形装飾を示す説明図。
【図3】 有形装飾が付加されていない状態の数字図柄を示す説明図。
【図4】 有形装飾が付加された状態の数字図柄を示す説明図。
【図5】 主制御基板と表示制御基板の構成を説明するブロック図。
【図6】 演出パターンと演出実行データを説明する説明図。
【図7】 演出実行データを決定する処理手順を示すフローチャート。
【図8】 図柄組み合わせゲームの流れを示す模式図。
【図9】 同じく、模式図。
【図10】 同じく、模式図。
【図11】 同じく、模式図。
【符号の説明】
D…有形装飾、N…数字図柄(図柄)、10…パチンコ遊技機(遊技機)、21…図柄表示装置(表示装置)、26…表示制御基板(表示制御手段)。

Claims (3)

  1. 複数種類の図柄を変動させて変動演出を行う表示装置と、該表示装置を制御する表示制御手段とを備え、前記表示装置で停止した図柄組み合わせが非確変図柄による大当りの組み合わせである場合には遊技者に大当り状態が付与される一方で、前記表示装置で停止した図柄組み合わせが確変図柄による大当りの組み合わせである場合には遊技者に大当り状態に加えて確率変動状態が付与される遊技機において、
    前記表示制御手段は、前記変動演出が開始してから所定時間経過後に、前記非確変図柄に対して第1の有形装飾を一時的に付加すると共に、前記確変図柄に対して第2の有形装飾を一時的に付加し、前記非確変図柄に付加した第1の有形装飾の表示態様を所定の時期に第2の有形装飾の表示態様へと変化させるように前記表示装置を制御し、
    前記第1の有形装飾と第2の有形装飾は、前記第1の有形装飾の表示態様が前記第2の有形装飾へと変化する過程において所定の関連付けを想定し得るように、かつ、第1の有形装飾と第2の有形装飾を形作る要素の全部が異なるように構成された遊技機。
  2. 前記変動演出は、リーチ状態へ発展した後、該リーチ状態に対応するリーチ演出において、大当りになる期待感を変化し得るように複数の段階に発展するようになっており、
    前記表示制御手段は、前記変動演出がリーチ状態へ発展する前に前記有形装飾を図柄に対して付加すると共に、前記リーチ状態へ発展した後であって前記段階が発展する前に前記有形装飾の表示態様を変化させ、前記リーチ演出を次の段階に発展させるように前記表示装置を制御する請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記変動演出は、仮の図柄組み合わせで一旦停止した後、再び変動して大当りの組み合わせで最終的に停止するようになっており、
    前記表示制御手段は、前記仮の図柄組み合わせで一旦停止する前に前記有形装飾を図柄に対して付加すると共に、前記仮の図柄組み合わせが一旦停止している間又は図柄が再び変動している間に前記有形装飾の表示態様を変化させ、最終的に前記大当りの組み合わせで停止するように前記表示装置を制御する請求項1に記載の遊技機。
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