JP4615285B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組み付けられている。前枠14の前面側及び遊技盤13の遊技領域13aには、点灯(点滅)又は消灯し、発光装飾に基づく発光演出(遊技演出)を行う装飾ランプ16が設けられている。外枠11の下部(パチンコ機10の下部)には、各種音声を出力し、音声出力に基づく音声演出(遊技演出)を行うスピーカ17が配置されている。中枠12の下部には、下球皿18及び発射装置19が装着されている。
パチンコ機10の機裏側には、遊技機全体を制御するメイン制御手段としての主制御基板27が装着されている。主制御基板27は、遊技機全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて各種の制御コマンドを所定の制御信号として出力する。また、機裏側には、可変表示器20、装飾ランプ16及びスピーカ17を制御する演出制御基板28が装着されている。演出制御基板28は、主制御基板27が出力した各種の制御信号(制御コマンド)を入力し、該制御信号に基づいて所定の制御(表示演出、発光演出、音声演出の各制御)を実行する。
主制御基板27は、メインCPU27aを備えており、該メインCPU27aにはROM27b及びRAM27cが接続されている。メインCPU27aは、大当り判定用乱数、リーチ判定用乱数などの各種乱数の値を所定の周期毎に順次更新している。そして、メインCPU27aは、更新後の値をRAM27cの設定領域に設定して更新前の値を書き換えている。ROM27bには、パチンコ機10を制御するための主制御プログラム及び複数種類の変動パターンが記憶されている。また、RAM27cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報(乱数の値など)が記憶(設定)されるようになっている。
演出制御基板28は、サブCPU28aを備えており、該サブCPU28aにはROM28b及びRAM28cが接続されている。ROM28bには、可変表示器20の表示内容を制御するための表示制御プログラムが記憶されている。また、ROM28bには、各種の画像データ(図柄、背景、文字、登場キャラクタなどの画像データ)が記憶されている。RAM28cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。
本実施形態では、リーチが形成されると、5種類のリーチ演出の何れかが行われる。以下、5種類のリーチ演出を、「リーチ演出パターンRP1」、「リーチ演出パターンRP2」、「リーチ演出パターンRP3」、「リーチ演出パターンRP4」、「リーチ演出パターンRP5」と示す。
発展ポイントPaは、中列に左右図柄(リーチ図柄)の+3図柄目の図柄が変動表示され、該図柄が可変表示器20に形成される図柄組み合わせ有効ライン(図示しない)上に位置したタイミングとされている(図4参照)。+3図柄目の図柄とは、表示順序(配列)が3つ昇順側の図柄を指し、例えば、左右図柄が「7」であれば「10」の図柄となる。そして、発展ポイントPaでは、スーパーリーチ演出Aを示唆する背景画像HA(図5及び図6に左下がり斜線で示す)が画像表示される。この発展ポイントPaで画像表示される背景画像HAは、画像表示された時点では白黒の背景画像とされている。そして、白黒の背景画像HAが予め定めた色で着色(即ち、背景画像HAが白黒画像からカラー画像に変化)されることを契機にスーパーリーチ演出Aに演出内容が変化される。なお、背景画像HAが着色されず(背景画像HAが白黒の状態を維持)、ス−パリーチ演出Aに演出内容が変化しなかった場合、中列はそのまま変動し続ける。
図柄組み合わせゲーム開始後、左図柄と右図柄に同一種類の図柄「7」が一旦停止すると、可変表示器20では、リーチが形成され、リーチ演出が開始する。リーチ演出が開始すると、可変表示器20では、最初にノーマルリーチ演出が行われる(図5(a))。ノーマルリーチ演出は、左右図柄「7」に対して表示順序が−3図柄目の図柄「4」が、図柄組み合わせ有効ライン上に変動表示されると開始される。
図柄組み合わせゲーム開始後、左図柄と右図柄に同一種類の図柄「7」が一旦停止すると、可変表示器20では、リーチが形成され、リーチ演出が開始する。リーチ演出が開始すると、可変表示器20では、最初にノーマルリーチ演出が行われる(図6(a))。ノーマルリーチ演出は、左右図柄「7」に対して表示順序が−3図柄目の図柄「4」が、図柄組み合わせ有効ライン上に変動表示されると開始される。
(1)ノーマルリーチ演出中に複数回の暗示演出を行わせることにより、大当り信頼度の高い(即ち、出現率が低い)スーパーリーチ演出の内容や種類を遊技者に認識させることができ、ゲーム性の向上を図ることができる。そして、ノーマルリーチ演出中に暗示演出を行わせる場合において、リーチ演出の演出内容をスーパーリーチ演出へ変化させないときにはロングリーチ演出へ変化させることにより、大当り信頼度を低く設定した(大当りの期待が持てない)ノーマルリーチ演出が長時間に亘って行われても遊技者の興趣を持続させることができる。即ち、ノーマルリーチ演出が長時間に亘って行われても、リーチ演出の演出内容がノーマルリーチ演出のみで終了してしまうことがない。したがって、スーパーリーチ演出又はロングリーチ演出への変化によってリーチ演出が終了する迄の間、大当りへの期待感を遊技者に継続して抱かせることができる。
尚、上記実施形態は、次のような別の実施形態(別例)にて具体化できる。
・本実施形態のノーマルリーチ演出中の発展ポイントで行われる暗示演出は、可変表示器20に背景画像を画像表示する場合に限らず、スピーカ17による音声演出や、装飾ランプ16による発光演出で行うようにしても良い。また、暗示演出は、例えば、可変表示器20とスピーカ17というように複数の装置で行っても良い。
(イ)前記表示制御手段は、最終図柄表示列を一定個数の図柄数分変動させる毎に、暗示する第2リーチ演出の種類が異なる複数回の暗示演出を順次行わせることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機。
Claims (4)
- 複数種類の図柄を予め定めた表示順序にしたがって変動させ、リーチが形成されたことに基づきリーチ演出を行う表示手段と、前記表示手段を制御する表示制御手段とを備え、前記リーチ演出は、その演出内容が段階的に変化するようになっており、前記演出内容が変化するリーチ演出において共通する第1リーチ演出が最初に行われ、その第1リーチ演出を経て前記第1リーチ演出よりも大当りとなる可能性の大小を示す大当り信頼度を高く設定した複数種類の第2リーチ演出のうちいずれかの第2リーチ演出が行われ、前記第1リーチ演出中には該第1リーチ演出から変化する第2リーチ演出の種類を暗示する暗示演出が複数回行われるとともに、前記第2リーチ演出のうち前記大当り信頼度が低い第2リーチ演出を暗示する暗示演出から順に行われる遊技機において、
大当りか否かの大当り判定を行う大当り判定手段と、
前記大当り判定手段の判定結果に基づき前記演出内容を特定する演出パターンを決定するパターン決定手段と、を備え、
前記表示制御手段は、前記演出パターンが前記複数種類の第2リーチ演出の何れへも変化させないとともに前記暗示演出を伴わないことを特定し、前記リーチ演出を特定する演出パターンの中で大当り信頼度が最も低い低信頼度パターンである場合、前記リーチ演出の演出内容を前記第1リーチ演出のみに制御し、前記演出パターンが前記第2リーチ演出の何れかへ変化させることを特定し、前記低信頼度パターンよりも大当り信頼度が高い高信頼度パターンである場合、前記リーチ演出の演出内容を前記第1リーチ演出から前記暗示演出を順に行わせた後に変化させることになる前記第2リーチ演出に対応した暗示演出を経由して変化させるように制御し、前記演出パターンが前記複数種類の第2リーチ演出の何れへも変化させないが前記暗示演出を伴うことを特定し、前記低信頼度パターンよりも大当り信頼度が高く、かつ、前記高信頼度パターンの何れよりも大当り信頼度が低い中信頼度パターンである場合、前記リーチ演出の演出内容を複数回全ての暗示演出の終了後に、前記暗示演出では暗示されない第3リーチ演出へ変化させるように制御することを特徴とする遊技機。 - 複数種類の図柄を予め定めた表示順序にしたがって変動させ、リーチが形成されたことに基づきリーチ演出を行う表示手段と、前記表示手段を制御する表示制御手段とを備え、前記リーチ演出は、その演出内容が段階的に変化するようになっており、前記演出内容が変化するリーチ演出において共通する第1リーチ演出が最初に行われ、その第1リーチ演出を経て前記第1リーチ演出よりも大当りとなる可能性の大小を示す大当り信頼度を高く設定した複数種類の第2リーチ演出のうちいずれかの第2リーチ演出が行われ、前記第1リーチ演出中には該第1リーチ演出から変化する第2リーチ演出の種類を暗示する暗示演出が複数回行われるとともに、前記第2リーチ演出のうち前記大当り信頼度が低い第2リーチ演出を暗示する暗示演出から順に行われる遊技機において、
大当りか否かの大当り判定を行う大当り判定手段と、
前記大当り判定手段の判定結果に基づき前記演出内容を特定する演出パターンを決定するパターン決定手段と、を備え、
前記表示制御手段は、前記演出パターンが前記複数種類の第2リーチ演出の何れへも変化させないとともに前記暗示演出を伴わないことを特定し、前記リーチ演出を特定する演出パターンの中で大当り信頼度が最も低い低信頼度パターンである場合、前記リーチ演出の演出内容を前記第1リーチ演出のみに制御し、前記演出パターンが前記第2リーチ演出の何れかへ変化させることを特定し、前記低信頼度パターンよりも大当り信頼度が高い高信頼度パターンである場合、前記リーチ演出の演出内容を前記第1リーチ演出から前記暗示演出を順に行わせた後に変化させることになる前記第2リーチ演出に対応した暗示演出を経由して変化させるように制御し、前記演出パターンが前記複数種類の第2リーチ演出の何れへも変化させないが前記暗示演出を伴うことを特定し、前記低信頼度パターンよりも大当り信頼度が高く、かつ、一部の高信頼度パターンよりも大当り信頼度が高い中信頼度パターンである場合、前記リーチ演出の演出内容を複数回全ての暗示演出の終了後に、前記暗示演出では暗示されない第3リーチ演出へ変化させるように制御することを特徴とする遊技機。 - 前記表示制御手段は、前記演出パターンが前記中信頼度パターンである場合、最終図柄表示列の図柄を複数回全ての暗示演出の終了時から少なくとも1図柄分変動させた後、前記最終図柄表示列の変動が一巡するまでの間に、前記第3リーチ演出にてリーチ図柄と同一種類の図柄、前記リーチ図柄の表示順序に対して1つ昇順側の図柄又は前記リーチ図柄の表示順序に対して1つ降順側の図柄を前記最終図柄表示列の図柄として表示させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
- 前記表示制御手段は、リーチ図柄に対する最終図柄表示列の変動開始位置を常に一定の位置にして前記第1リーチ演出を開始させることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機。
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