JP4611099B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技者が操作可能な演出用操作手段を備えた遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種であるパチンコ機は、例えば、液晶ディスプレイ型の可変表示器を備え、当該可変表示器において複数種類の図柄を変動させて図柄組み合わせを導出する図柄組み合わせゲーム(図柄変動ゲーム)が行われている。そして、遊技者は、図柄組み合わせゲームで導出され、最終的に停止表示された図柄組み合わせから大当り又ははずれを認識できる。そして、近年では、遊技者の遊技への参加意識を高めて、遊技の興趣を高めるために、遊技中に演出用操作手段(操作ボタン)を遊技者に操作させるパチンコ機が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載のパチンコ機では、図柄組み合わせゲーム中の所定期間内に操作ボタンが操作されることで回転リールが停止し、原則として複数種類のリーチ演出の中から当該回転リールが示すリーチ演出が行われる、または複数種類のキャラクタの中から当該回転リールが示すキャラクタでリーチ演出が行われる。
これにより、遊技者はリーチ演出の選択やキャラクタの選択を自らしたように認識することができるので、遊技者の参加意識を高めて遊技の興趣を向上することができる。
特開2004−8233号公報(請求項1、段落番号[0022]〜[0023]、図3)
ところで、特許文献1に記載のパチンコ機において、前記所定期間内に操作ボタンを使用しなかった場合には、予め取得した乱数値(特許文献1の段落番号[0022]参照)に基づき、いずれかのリーチ演出又はキャラクタが選択され、以降の演出を行うようになっている。すなわち、操作ボタンの使用の有無に関係なくリーチ演出またはキャラクタが選択され、リーチ演出が行われる。したがって、操作ボタンの使用の有無は遊技演出の内容に関係がなく、遊技者にとって操作ボタンを積極的に操作する必要性がある構成となっているとは言い難かった。
この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、演出用操作手段の操作の有無により以降の演出を変化させることで、遊技者に対して積極的に演出用操作手段を操作させることができる遊技機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、遊技者が操作可能な演出用操作手段と、複数種類の図柄を変動させて図柄変動ゲームを表示する表示装置を備え、前記図柄変動ゲームの表示結果が予め定めた大当り表示結果になったことを契機に大当り遊技が行われる遊技機において、複数種類の演出画像を予め定めた表示順序にしたがって段階的に表示することで前記図柄変動ゲームにおける当否の可能性を示唆する予告演出を前記表示装置に実行させる予告制御手段と、図柄変動ゲーム毎に、前記予告演出の段階として設定可能な段階の範囲内で、実行させる上限段階を決定する予告決定手段と、最初の段階から前記予告決定手段が決定した上限段階までの範囲内であって、図柄変動ゲーム毎に、前記予告演出の実行を規制する規制段階を設定することが可能な規制設定手段と、前記図柄変動ゲーム開始から前記予告演出の最初の段階が開始する前又は前記予告演出の各段階にて前記演出用操作手段の操作を指示する報知演出を実行する報知手段と、前記予告演出が前記上限段階に達するまでの何れかのタイミングにて前記報知演出を実行させるかを決定する報知タイミング決定手段と、を備え、前記予告演出は、その段階数が多くなるほど前記図柄変動ゲームが大当りとなる可能性の大小を示す大当り信頼度が高くなるようになっており、前記予告制御手段は、前記規制設定手段が設定した規制段階終了までに、前記演出用操作手段が操作された場合、前記予告決定手段が決定した上限段階まで前記予告演出を実行させる一方、前記規制設定手段が設定した規制段階終了までに、前記演出用操作手段が操作されなかった場合、規制段階よりも後の段階の前記予告演出の実行を規制することを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記予告演出は、前記上限段階が同じ場合において、前記規制段階と前記上限段階との差が小さいほど、前記大当り信頼度が高くなるように設定されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記報知タイミング決定手段は、前記予告決定手段が決定した上限段階と、前記規制設定手段が設定した規制段階が一致する場合には、前記報知演出を実行させないことを決定する一方、前記予告決定手段が決定した上限段階が、前記規制設定手段が設定した規制段階よりも高い場合には、当該規制段階中に前記報知演出を実行させることを決定するように構成され、前記予告制御手段は、前記図柄変動ゲーム開始から前記規制設定手段が設定した規制段階終了までのいずれかの期間において、前記演出用操作手段が操作された場合、前記予告決定手段が決定した上限段階まで前記予告演出を実行させる一方、前記図柄変動ゲーム開始から前記規制設定手段が設定した規制段階終了までのいずれかの期間において、前記演出用操作手段が操作されなかった場合、規制段階以降の前記予告演出の実行を規制することを要旨とする。
本発明によれば、演出用操作手段の操作の有無により以降の演出を変化させることで、遊技者に対して積極的に演出用操作手段を操作させることができる。
以下、本発明をその一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」と示す)に具体化した一実施形態を図1〜図6に基づき説明する。
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。また、中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組み付けられている。また、前枠14の前面側及び遊技盤13の遊技領域13aには、点灯(点滅)又は消灯し、発光装飾に基づく発光演出を行う装飾ランプ16が設けられている。また、外枠11の下部には、各種音声(効果音)を出力し、音声出力に基づく音声演出を行うスピーカ17が設けられている。中枠12の下部には、下球皿18及び発射装置19が装着されている。
遊技盤13の遊技領域13aの略中央には、液晶ディスプレイ型の可変表示器Hを備えた表示装置20が配設されている。可変表示器Hでは、変動画像(又は画像表示)に基づく遊技演出(表示演出)が行われるようになっている。そして、可変表示器Hでは、複数種類の図柄を複数列で変動させて表示する図柄組み合わせゲーム(図柄変動ゲーム)が行われるようになっている。本実施形態では、図柄組み合わせゲームで3列の図柄による組み合わせを導出し、該組み合わせを形成する各列の図柄の種類を1〜8の8種類としている。
そして、遊技者は、図柄組み合わせゲームにおいて最終的に表示された図柄組み合わせから大当り又ははずれを認識できる。可変表示器Hに表示された全列の図柄が同一種類の場合には、その図柄組み合わせ([222][777]など)から大当りを認識できる。この大当りを認識できる図柄組み合わせが大当りの図柄組み合わせとなる。大当りの図柄組み合わせが表示されると、遊技者には、大当り遊技状態が付与される。一方、可変表示器Hに表示された全列の図柄が異なる種類の場合、又は1列の図柄がリーチを形成する図柄とは異なる種類の場合には、その図柄組み合わせ([123][122][767]など)からはずれを認識できる。このはずれを認識できる図柄組み合わせがはずれの図柄組み合わせとなる。
また、表示装置20の下方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動により開閉動作を行う開閉羽根21を備えた始動入賞口22が配設されている。始動入賞口22の奥方には、入賞した遊技球を検知する始動口センサSE1(図2に示す)が設けられている。始動入賞口22は、遊技球の入賞検知を契機に、図柄組み合わせゲームの始動条件を付与し得る。また、始動入賞口22の下方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動により開閉動作を行う大入賞口扉23を備えた大入賞口24が配設されている。そして、大当り遊技状態が付与されると、大入賞口扉23の開動作によって大入賞口24が開放されて遊技球が入賞可能となるため、遊技者は、多数の賞球が獲得できるチャンスを得ることができる。
上球皿15の前面側略中央には、遊技者が所定の遊技演出を実行させるための押し釦式の演出スイッチ26が設けられている。この演出スイッチ26が押下操作されると、演出スイッチ26は、統括制御基板31(統括CPU31a)に演出スイッチ26が押下操作されたことを示す検知信号を出力する。本実施形態の演出スイッチ26は、演出用操作手段となる。
次に、パチンコ機10の制御構成を図2に基づき説明する。
パチンコ機10の機裏側には、パチンコ機10全体を制御する主制御基板30が装着されている。主制御基板30は、パチンコ機10全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて遊技を制御するための各種の制御信号(制御コマンド)を演算処理し、該制御信号(制御コマンド)を出力する。また、機裏側には、統括制御基板31と、表示制御基板32と、ランプ制御基板33と、音声制御基板34とが装着されている。統括制御基板31は、主制御基板30が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、表示制御基板32、ランプ制御基板33及び音声制御基板34を統括的に制御する。表示制御基板32は、主制御基板30と統括制御基板31が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、表示装置20(可変表示器H)の表示態様(図柄、背景、文字などの表示画像など)を制御する。ランプ制御基板33は、主制御基板30と統括制御基板31が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、装飾ランプ16の発光態様(点灯(点滅)/消灯のタイミングなど)を制御する。また、音声制御基板34は、主制御基板30と統括制御基板31が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、スピーカ17の音声出力態様(音声出力のタイミングなど)を制御する。
以下、主制御基板30、統括制御基板31及び表示制御基板32の具体的な構成を説明する。
図2に示すように主制御基板30には、メインCPU30aと、ROM30bと、RAM30cとが設けられている。メインCPU30aは、各種乱数の値を所定の周期毎に更新している。ROM30bには、パチンコ機10を制御するためのメイン制御プログラムや複数種類の変動パターンが記憶されている。RAM30cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数の値など)が記憶(設定)されるようになっている。
変動パターンは、図柄が変動を開始(図柄組み合わせゲームの開始)してから全列の図柄が表示(図柄組み合わせゲームの終了)される迄の間の遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)のベースとなるパターンを示すものである。また、複数種類の変動パターンは、大当り演出用の変動パターンと、はずれ演出用の変動パターンとに分類されている。大当り演出は、図柄組み合わせゲームが、最終的に大当りの図柄組み合わせを表示するように展開される演出である。はずれ演出は、図柄組み合わせゲームが、はずれの図柄組み合わせを表示するように展開される演出である。
そして、メインCPU30aは、メイン制御プログラムに基づき、大当り判定、最終的に表示させる最終停止図柄の決定、及び変動パターンの決定などの各種処理を実行するようになっている。例えば、メインCPU30aは、図柄組み合わせゲームの開始時に大当り判定を実行する。大当り判定の判定結果が肯定の場合(大当りの場合)、メインCPU30aは、全列が同一種類となるように最終停止図柄を決定すると共に、大当り演出用の変動パターンの中から変動パターンを決定する。一方、大当り判定の判定結果が否定の場合(はずれの場合)、メインCPU30aは、全列が同一種類とならないように最終停止図柄を決定する。それと共に、メインCPU30aは、はずれ演出用の変動パターンの中から変動パターンを決定する。
変動パターン及び最終停止図柄を決定したメインCPU30aは、統括制御基板31(統括CPU31a)に対し、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する。具体的に言えば、メインCPU30aは、変動パターンを指定すると共に図柄変動の開始を指示する変動パターン指定コマンドを最初に出力する。次に、メインCPU30aは、各列毎の最終停止図柄を指定するための図柄指定コマンドを出力する。その後に、メインCPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている変動時間に基づいて変動停止を指示し、図柄組み合わせゲームを終了するための全図柄停止コマンドを出力する。
次に、統括制御基板31について説明する。統括制御基板31には、図2に示すように、統括CPU31aが設けられている。統括CPU31aは、各種乱数の値を所定の周期毎に順次更新するようになっている。また、統括CPU31aには、ROM31b及びRAM31cが接続されている。ROM31bには、各制御基板32〜34を統括的に制御するための統括制御プログラムなどが記憶されている。また、RAM31cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。また、統括CPU31aは、演出スイッチ26と接続されており、当該演出スイッチ26から演出スイッチ26が押下操作されたことを示す検知信号を入力することにより、演出スイッチ26が押下操作されたことを検知するようになっている。
そして、メインCPU30aから所定の制御コマンドを所定のタイミングで入力すると、統括CPU31aは、それに応じて所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する。具体的に言えば、統括CPU31aは、変動パターン指定コマンドを入力すると、当該変動パターン指定コマンドを各制御基板32〜34に出力する。また、統括CPU31aは、図柄指定コマンド又は全図柄停止コマンドを入力すると、当該各コマンドを表示制御基板32に出力する。
次に、表示制御基板32について説明する。
表示制御基板32は、図2に示すように、サブCPU32aを備えており、該サブCPU32aにはROM32b及びRAM32cが接続されている。ROM32bには、可変表示器Hの表示内容を制御するため表示制御プログラムなどが記憶されている。また、RAM32cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。
そして、サブCPU32aは、主制御基板30(メインCPU30a)及び統括制御基板31(統括CPU31a)から制御コマンドを入力すると、表示制御プログラムに基づき、入力した制御コマンドに応じた制御を行う。具体的には、サブCPU32aは、変動パターン指定コマンドを入力すると、変動パターン指定コマンドにて指定された変動パターンに基づき、図柄を変動表示させて図柄組み合わせゲームを開始させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。そして、サブCPU32aは、全図柄停止コマンドを入力すると、入力した図柄指定コマンドで指定された図柄組み合わせを可変表示器Hに表示させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。この制御により、可変表示器Hでは図柄組み合わせゲームが行われる。
また、本実施形態のパチンコ機10では、図柄組み合わせゲームの開始から所定時間経過後に、大当り予告が表示演出にて行われるようになっている。大当り予告は、大当りとなる可能性があることを予め遊技者に告げるための演出(当否の可能性を示唆する演出)である。
本実施形態の大当り予告では、図6(a)〜(d)に示すように、可変表示器HにキャラクタCA1〜CA4を予め定められた規則(順番など)に従って段階的に(時間の経過に伴って)登場(表示)させるようになっている。具体的には、図柄組み合わせゲームの開始から少なくとも1列(本実施形態では、3列(全列))の図柄が変動表示されている間に、キャラクタCA1→キャラクタCA2→キャラクタCA3→キャラクタCA4の順番に表示させるようになっている。従って、本実施形態の大当り予告は、複数種類の演出画像を予め定めた表示順序にしたがって段階的に(時間の経過に伴って)表示することで図柄組み合わせゲームにおける当否の可能性を示唆する予告演出となる。
以下、キャラクタCA1が登場する段階を「ステップ1」と示し、キャラクタCA2が登場する段階を「ステップ2」と示す。また、キャラクタCA3が登場する段階を「ステップ3」と示し、キャラクタCA4が登場するという段階を「ステップ4」と示す。この大当り予告は途中で(各段階で)終了することがあり、これらの大当り予告の演出内容(どの段階まで行うか)は、統括制御基板31(統括CPU31a)により決定されるようになっている。
そして、本実施形態のパチンコ機10では、大当り予告の実行中(大当り予告開始から統括CPU31aが決定した所定の段階前までの間)の所定の操作有効期間中に演出スイッチ26が操作されなかったとき、大当り予告の実行が途中で規制される場合がある。すなわち、大当り予告の実行が、演出スイッチ26の操作を条件として継続する場合がある。例えば、遊技者が演出スイッチ26を所定の操作有効期間中に操作した場合には、ステップ4まで大当り予告を実行させる場合がある一方、遊技者が演出スイッチ26を操作しなかった場合には、ステップ4への移行を規制し、例えばステップ3で大当り予告を終了させる場合がある。
本実施形態では、大当り予告の実行を途中で規制しない場合に実行される大当り予告の段階の上限を上限段階と示す。また、大当り予告の実行を途中で規制する場合に大当り予告が終了する段階を規制段階と示す。すなわち、大当り予告が規制段階まで実行されたときであって演出スイッチ26が操作されなかったときには、規制段階以降の段階に移行することが規制されるということとなる。例えば、上限段階をステップ4とし、規制段階をステップ2としたとき、大当り予告は、演出スイッチ26が操作された場合にはステップ4まで実行され、操作されなかった場合にはステップ2で終了することとなる。上限段階は、設定可能な段階の範囲内(本実施形態では、ステップ4まで)で設定されることとなり、規制段階は、設定可能な段階の範囲内であって、上限段階以下の範囲内で設定されるようになっている。
また、本実施形態では、遊技者に演出スイッチ26の操作を促すような画像(例えば、図6(b)で示すような「Push」という文字画像K)を表示する報知演出が可変表示器Hにて実行されるようになっている。報知演出は、大当り予告が規制段階となると同時に実行されるようになっている。この報知演出開始から当該規制段階が終了するまで(すなわち、規制段階以降の段階が開始する前まで)の間が演出スイッチ26に対する操作が有効となる操作有効期間となっている。すなわち、報知演出は、演出スイッチ26の操作が有効となったことを報知し、演出スイッチ26の操作を指示する演出でもある。なお、大当り予告の上限段階と規制段階が一致する場合、報知演出は実行されないようになっている。
次に、統括CPU31aが大当り予告を実行させるために行われる予告処理の流れについて図3に基づき具体的に説明する。
統括CPU31aは、主制御基板30(メインCPU30a)から変動パターン指定コマンドを入力したか否か判定する(ステップS51)。ステップS51の判定結果が否定の場合(変動パターン指定コマンドを入力していない場合)、統括CPU31aは、予告処理を終了する。一方、ステップS51の判定結果が肯定の場合(変動パターン指定コマンドを入力した場合)、統括CPU31aは、入力した変動パターン指定コマンドにより大当り演出用の変動パターンが指定されたか否か判定する(ステップS52)。
ステップS52の判定結果が肯定の場合(大当り演出用の変動パターンが指定された場合)、統括CPU31aは、予告パターンを決定する際に使用する予告パターン振分テーブルとして、ROM31bに記憶されている予告パターン振分テーブルTB1(図5(a)参照)を設定する(ステップS53)。一方、ステップS52の判定結果が否定の場合(大当り演出用の変動パターンが指定されていない場合)、統括CPU31aは、予告パターンを決定する際に使用する予告パターン振分テーブルとして、ROM31bに記憶されている予告パターン振分テーブルTB2(図5(b)参照)を設定する(ステップS54)。
前記予告パターンは、大当り予告の演出内容を特定するためのものである。詳しくは、予告パターンは、大当り予告の上限段階及び規制段階を特定するためのものである(図4参照)。例えば、予告パターンY7は、大当り予告の上限段階をステップ4とし、規制段階をステップ1としている。従って、予告パターンY7に基づいて大当り予告が実行されたとき、ステップ1において演出スイッチ26が操作されなかった場合にはステップ1にて大当り予告の実行が規制され(すなわち、ステップ1にて終了する)、操作された場合には、ステップ4まで大当り予告が実行される。
前記予告パターン振分テーブルは、予告パターンと予告パターン振分乱数との対応関係を示している。前記予告パターン振分乱数は、統括CPU31aによって所定の周期毎に順次更新される乱数であり、統括CPU31aは、更新後の値をRAM31cの設定領域に設定して更新前の値を書き換えている。大当りとなるときに設定される前記予告パターン振分テーブルTB1では、予告パターンY1<予告パターンY2<…<予告パターンY8<予告パターンY9の順に、予告パターン振分乱数の数が多く振り分けられている(図5(a)参照)。すなわち、統括CPU31aは、予告パターンY1<予告パターンY2<…<予告パターンY8<予告パターンY9の順に選択決定しやすくなっている。一方、はずれとなるときに設定される前記予告パターン振分テーブルTB2では、予告パターンY9<予告パターンY8<…<予告パターンY2<予告パターンY1の順に、予告パターン振分乱数の数が多く振り分けられている(図5(b)参照)。すなわち、統括CPU31aは、予告パターンY9<予告パターンY8<…<予告パターンY2<予告パターンY1の順に選択決定しやすくなっている。
なお、本実施形態のパチンコ機10では、予告パターンの種類に応じて、大当り遊技状態が付与される割合(大当り信頼度)を異ならせている。より詳しく言えば、予告パターンY1<予告パターンY2<予告パターンY3<…<予告パターンY8<予告パターンY9の順に、大当り遊技状態が付与される割合が高くなるように設定されている(図5(c)参照)。すなわち、上限段階が高いほど大当り信頼度が高くなるように設定されている。これは、例えば、大当り予告がステップ1で終了するよりもステップ2で終了する方が、ステップ2で終了するよりもステップ3で終了する方が、ステップ3で終了するよりもステップ4で終了する方が、大当り遊技状態が付与される可能性が高まることを示している。
また、上限段階が同じであっても、規制段階、すなわち、報知演出が実行される段階が高いほど大当り信頼度が高くなるように設定されている。これは、例えば、大当り予告が同じステップ3で終了するときであっても、報知演出がされないよりも報知演出がステップ1で行われる方が、報知演出がステップ1で行われるよりもステップ2で行われる方が、大当り遊技状態が付与される可能性が高まることを示している。すなわち、報知演出が行われる段階が上限段階に近ければ近いほど大当り遊技状態が付与される可能性が高まる。
前述の大当り信頼度は、予告パターン振分テーブルTB1及び予告パターン振分テーブルTB2に対する予告パターンY1〜Y9の振分け態様(予告パターン振分乱数の振分け態様)に応じて決定される。すなわち、大当り信頼度を高くするためには、予告パターンの選択割合を、大当りの場合とはずれの場合を含む全体の割合に対して大当りの場合の選択割合を高く設定すれば良い。従って、大当りのときに設定される予告パターン振分テーブルTB1においては予告パターンY1<…<予告パターンY9の順に、はずれのときに設定される予告パターン振分テーブルTB2においては予告パターンY9<…<予告パターンY1の順に予告パターン振分乱数の数が多く振り分けて選択割合を高くしている。
そして、予告パターン振分テーブルをRAM31cに設定した後(ステップS53又はステップS54終了後)、統括CPU31aは、予告パターン振分乱数の値をRAM31cから読み出し、RAM31cに設定された予告パターン振分テーブルに基づいて予告パターンを決定する(ステップS55)。その後、統括CPU31aは、決定した予告パターン及び大当り予告の開始を指示する予告指定コマンドを表示制御基板32(サブCPU32a)に出力する(ステップS56)。
そして、統括CPU31aは、決定した予告パターンに基づき、報知演出を実行させるか否か判定する(ステップS57)。詳しくは、統括CPU31aは、決定した予告パターンにより特定される上限段階がステップ3以上であるか否か及び決定した予告パターンにより特定される上限段階と規制段階が一致するか否か判定し、上限段階がステップ3以上でない又は上限段階と規制段階が一致した場合には報知演出を実行させないと判定する。一方、統括CPU31aは、上限段階がステップ3以上であり、上限段階と規制段階が一致しない場合には報知演出を実行させると判定する。具体的には、決定した予告パターンが予告パターンY1,Y2,Y3,Y6であるときには報知演出を実行させないと判定し、予告パターンY4,Y5,Y7,Y8,Y9であるときには報知演出を実行させると判定する(図4参照)。
このように、大当り予告の上限段階がステップ3又はステップ4のときにだけ報知演出が行われるようにすることにより、報知演出が行われたときは、大当り予告の上限段階がステップ3又はステップ4であることが確定し、大当り信頼度の高いことを遊技者に知らせることができる。従って、遊技者に報知演出が行われるか否かに対する興味を持たせることができる。
また、上限段階と規制段階が一致した場合には、報知演出を行わせないようにしたので、上限段階にて演出スイッチ26の操作を促す報知演出が行われるという事態を防ぐことができる。すなわち、上限段階にて報知演出が行われたときに演出スイッチ26が操作された場合、統括CPU31aは、上限段階を超えて大当り予告を実行させる、又は演出スイッチ26が操作されたにも拘わらず、大当り予告の実行を規制するという事態を回避することができる。このため、上限段階が高くても大当り信頼度が低くなるという状況を回避することができ、また、演出スイッチ26を操作すれば、遊技演出の演出内容が変化するという遊技者の期待感を損なうことを防ぐことができる。
そして、ステップS57の判定結果が肯定の場合(報知演出を実行させる場合)、統括CPU31aは、規制段階にて報知演出を開始させるように予告パターンに基づき、報知演出の実行開始を指示する報知開始コマンドを表示制御基板32(サブCPU32a)に出力する(ステップS58)。そして、統括CPU31aは、報知演出の実行開始を指示する報知開始コマンドを表示制御基板32に出力してから規制段階が終了するまでの操作有効期間中に演出スイッチ26から検知信号を入力したか否か判定する(ステップS59)。ステップS59の判定結果が否定の場合(検知信号を入力しなかった場合)、統括CPU31aは、予告パターンにより特定される規制段階終了時に大当り予告の終了を指示する予告終了コマンドを表示制御基板32(サブCPU32a)に出力し(ステップS60)、予告処理を終了する。
一方、ステップS59の判定結果が肯定の場合(検知信号を入力した場合)、統括CPU31aは、予告パターンにより特定される上限段階終了時に予告終了コマンドを表示制御基板32(サブCPU32a)に出力し(ステップS61)、予告処理を終了する。また、ステップS57の判定結果が否定の場合(報知演出を実行させない場合)、統括CPU31aは、ステップS61の処理に移行し、予告パターンの上限段階終了時に予告終了コマンドを表示制御基板32(サブCPU32a)に出力し、予告処理を終了する。
次に、表示制御基板32(サブCPU32a)が大当り予告を実行させるための実行処理について説明する。
サブCPU32aは、予告指定コマンドを入力したか否か判定する。この判定結果が否定の場合(予告指定コマンドを入力しなかった場合)、サブCPU32aは、実行処理をそのまま終了する。一方、この判定結果が肯定の場合(予告指定コマンドを入力した場合)、サブCPU32aは、予告指定コマンドにより指定された予告パターンに基づき、大当り予告を開始させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。
次に、サブCPU32aは、報知開始コマンドを入力したか否か判定する。この判定結果が肯定の場合(報知開始コマンドを入力した場合)、サブCPU32aは、報知演出を実行させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。そして、サブCPU32aは、予告終了コマンドを入力したときに、大当り予告を終了させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。一方、判定結果が否定の場合(報知開始コマンドを入力しなかった場合)、サブCPU32aは、報知演出を実行させず、予告終了コマンドを入力したときに大当り予告を終了させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。
以上のことから、本実施形態の統括CPU31aは、表示装置20に大当り予告を実行させる予告制御手段となる。また、統括CPU31aは、上限段階を決定する予告決定手段となる。また、統括CPU31aは、報知演出を何れの段階で実行させるかを決定する報知タイミング決定手段となる。また、表示装置20が報知演出を実行する報知手段となる。
次に、図柄組み合わせゲームが、大当り予告を経て大当りの図柄組み合わせが表示されるまでの態様について図6に基づき説明する。図6においては、予告処理にて統括CPU31aが予告パターンY8を決定し、実行処理にてサブCPU32aが予告パターンY8に基づき大当り予告を実行させるように可変表示器Hの表示内容を制御するものとして説明する。
図柄組み合わせゲームが開始してから所定時間経過後、サブCPU32aは、統括CPU31aから指定された予告パターンY8に基づき、大当り予告のステップ1を実行させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。これにより、可変表示器Hは、キャラクタCA1を表示する(図6(a)参照)。次に、サブCPU32aは、予告パターンY8に基づき、大当り予告のステップ2を実行させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。これにより、可変表示器Hは、キャラクタCA2を表示する(図6(b)参照)。
そして、統括CPU31aは、予告パターンY8により規制段階がステップ2とされているので、予告パターンY8に基づき大当り予告のステップ2にて報知演出を実行させるように報知開始コマンドを出力する。この報知開始コマンドを入力することにより、サブCPU32aは、大当り予告のステップ2を実行させると共に、報知演出を実行させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。これにより、可変表示器Hは、大当り予告のステップ2を行うと共に(キャラクタCA2を表示すると共に)、「Push」という文字画像Kを表示する。
このとき、遊技者が文字画像Kによる操作の指示に従って演出スイッチ26を操作した場合、統括CPU31aは、演出スイッチ26から検知信号を入力する。この場合、統括CPU31aは、大当り予告のステップ2(規制段階)が終了する時点では、予告終了コマンドを出力せずに、予告パターンY8により特定される上限段階が終了する時点(すなわち、ステップ4が終了する時点)で予告終了コマンドを出力する。このため、サブCPU32aは、大当り予告のステップ2が終了すると、続いて大当り予告のステップ3を実行させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。これにより、可変表示器Hは、キャラクタCA3を表示する(図6(c)参照)。そして、サブCPU32aは、大当り予告のステップ3が終了すると、続いて大当り予告のステップ4を実行させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。これにより、可変表示器Hは、キャラクタCA4を表示する(図6(d)参照)。
そして、サブCPU32aは、統括CPU31aから予告終了コマンドを入力すると、大当り予告を終了させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。これにより、可変表示器Hは、大当り予告を終了する。その後、サブCPU32aは、統括CPU31aから全図柄停止コマンドを入力すると、図柄指定コマンドにて指定された図柄組み合わせを表示させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。これにより、可変表示器Hは、図柄組み合わせを表示する(図6(e)参照)。
一方、大当り予告のステップ2にて遊技者が演出スイッチ26を操作しなかった場合、統括CPU31aは、大当り予告のステップ2終了時点で予告終了コマンドを出力する。このため、サブCPU32aは、大当り予告のステップ2が終了すると、統括CPU31aから入力した予告終了コマンドに基づき、大当り予告を終了させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。これにより、可変表示器Hは、大当り予告を終了する(図6(f)参照)。
その後、サブCPU32aは、全図柄停止コマンドを入力するまで統括CPU31aから指定された変動パターンに基づき図柄組み合わせゲームを実行させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。これにより、可変表示器Hは、図柄を変動表示する(図6(f)及び図6(g)参照)。そして、サブCPU32aは、統括CPU31aから全図柄停止コマンドを入力すると、図柄指定コマンドにて指定された図柄組み合わせを表示させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。これにより、可変表示器Hは、図柄組み合わせを表示する(図6(h)参照)。
以上のように、報知演出が行われたときに遊技者が演出スイッチ26を操作した場合、統括CPU31aは、大当り予告の実行を規制せずに、上限段階まで大当り予告を継続させる(図6(c)〜図6(e))。その一方、演出スイッチ26を操作しなかった場合、統括CPU31aは、大当り予告の実行を規制して、上限段階まで行わずに規制段階にて大当り予告を終了させる(図6(f)〜図6(h))。すなわち、演出スイッチ26の操作を促す報知演出が行われた段階以降の段階における大当り予告の実行が規制される。従って、遊技者の操作により遊技演出の演出内容を変化させることができる。
また、大当り予告の上限段階が高いほど、大当り信頼度が高くなるように設定されており(図5参照)、大当り予告が規制されると上限段階まで知ることができなくなるため、図柄組み合わせゲームが大当りとなる期待度(大当り信頼度)を知りたいと希望する遊技者に積極的に操作させることができる。また、大当り予告の上限段階を予め決定しておき、上限段階に至る前に大当り予告の実行を規制するため、大当り信頼度を変更することなく、見た目上は大当り信頼度が高くなったように思わせることができる。このため、遊技の興趣が向上する。
さらに、大当り予告の上限段階が同じでも、報知演出が大当り予告の上限段階により近い段階で行われた方が、大当り信頼度が高くなるようになっている(図5参照)。このため、遊技者に、大当り予告の段階が高くなった時点で報知演出が行われるか否かについて興味を抱かせることができ、さらに報知演出が行われ演出スイッチ26を操作した時点では上限段階がどれだけ高くなるかについて興味を抱かせることができる。従って、大当り予告の興趣を向上することができる。
以上詳述したように、本実施形態は、以下の効果を有する。
(1)報知演出が実行されたときに、演出スイッチ26を操作しなかった場合、大当り予告は、報知演出終了以降の段階(規制段階の次の段階)の実行が規制される。このため、演出スイッチ26の操作の有無により大当り予告の演出内容が変化する、すなわち、遊技演出の内容が変化するので、遊技者の演出参加に対する意識を高め、遊技者に対して積極的に演出スイッチ26を操作させることができる。
(2)予告パターンには、大当り予告の上限段階が高くなるほど、大当り信頼度を高くなるように予告パターン振分乱数が振り分けられている。そして、報知演出を実行したときに演出スイッチ26が操作されていない場合には、上限段階まで大当り予告が実行されない一方、演出スイッチ26が操作された場合には、上限段階まで大当り予告が実行される。このため、見かけ上は、演出スイッチ26の操作の有無により大当り予告の上限段階が高くなったようにみえるので、遊技者に演出スイッチ26の操作により大当り信頼度が高くなったようにみせることができる。このため、遊技者の演出参加に対する意識を高め、遊技者に対して積極的に演出スイッチ26を操作させることができる。
(3)演出スイッチ26が操作された場合であっても、予め決定された大当り予告の上限段階を超えて大当り予告が継続されないようにした。このため、上限段階と大当り信頼度の対応関係が変化することがなく、大当り予告に対する信用が高くなる。従って、遊技者は大当り予告の上限段階についてより興味を抱くこととなり、演出スイッチ26を積極的に操作させることができる。
(4)演出スイッチ26が操作されなかったときでも予め決められた演出を行った場合、その演出の大当り信頼度によっては以降の図柄組み合わせゲームに対する興味を失う虞がある。そこで本実施形態では、演出スイッチ26が操作されなかった場合には予め決められた上限段階まで実行されないように大当り予告の実行を規制した。これにより、遊技者は、大当り予告の上限段階、すなわち、大当り信頼度を知ることができなくなる。従って、演出スイッチ26を操作しなかった場合、遊技者は、大当り信頼度を把握できないため、図柄組み合わせゲームが終了するまで以降の遊技演出に対して大当りの期待感を持って遊技演出を見ることができる。従って、遊技の興趣が向上する。
(5)演出スイッチ26を一回だけ操作することにより、大当り予告の実行は規制されず、上限段階まで継続するようにした。このため、何回も操作させる場合と比較して、操作が手軽であり、煩わしくないので、遊技者に気軽に操作させることができる。
(6)上限段階がステップ3又はステップ4の大当り予告であっても、報知演出を行わない予告パターン(本実施形態では、予告パターンY3,Y6)がある。このため、大当り予告のステップ1やステップ2が行われた時点で報知演出が行われなかったとしても、大当り予告がステップ3又はステップ4まで継続するのではないかという期待感を遊技者に持たせることができる。
尚、上記実施形態は、次のような別の実施形態(別例)にて具体化できる。
○上記実施形態では、報知演出を規制段階の開始と同時に行わせたが、規制段階の次の段階開始前までに行われるのであれば、報知演出の実行時期を任意に変更しても良い。例えば、各段落間にインターバル期間を設け、そのインターバル期間中に報知演出を実行させても良い。
○上記実施形態において、規制段階の次の段階開始前までに操作有効期間を終了させるならば、操作有効期間を任意に変更してもよい。例えば、大当り予告開始から報知演出終了までにしてもよい。
○上記実施形態において、操作有効期間中に演出スイッチ26が操作されたことを報知するようにしてもよい。これにより、遊技者は、大当り予告が規制されないことを確実に知ることができる。
○上記実施形態では、上限段階が低い場合(具体的にはステップ2の場合)、報知演出を実行させず、大当り予告の規制を行うことがなかったが、上限段階が低い場合でも報知演出を実行させ、大当り予告の規制を行うことができるようにしてもよい。
○上記実施形態では、大当り予告を規制するのは、一回だけであったが、複数回規制することができるように構成してもよい。この場合、報知演出は複数の段階で行う必要がある。例えば、ステップ2及びステップ3において報知演出を実行し、それぞれの段階で演出スイッチ26を操作しなければ、大当り予告がステップ2又はステップ3で規制されてしまうようにしても良い。このようにすれば、大当り予告の演出内容が演出スイッチ26により変化することをより印象づけることができ、遊技者に積極的に演出スイッチ26を操作させることができる。
○上記実施形態において、報知演出終了以降の段階(規制段階の次の段階)の演出態様を変更しても良い。例えば、キャラクタの色彩を変更しても良い。これによれば、演出スイッチ26が操作されたことにより演出スイッチ26の操作の有無により大当り予告の演出内容が変化したことをより強く印象づけることができ、遊技者の演出参加に対する意識を高め、遊技者に対して積極的に演出スイッチ26を操作させることができる。
○上記実施形態では、予告パターンと大当り信頼度を対応させていたが、対応させなくてもよい。
○上記実施形態において、大当り予告開始前(ステップ1が開始する前)に報知演出を実行させてもよい。そして、この場合において演出スイッチ26が操作されなかった場合には、大当り予告の実行を規制する(すなわち、大当り予告を行わない)ようにしてもよい。このようにすれば、大当り信頼度が把握することができないので、遊技者は大当りへの期待感を維持することができ、遊技の興趣が向上する。
○上記実施形態の演出スイッチ26は、押し釦式のスイッチを採用したが、タッチセンサ式のスイッチを採用しても良い。
○上記実施形態では、演出スイッチ26を1回操作すれば、大当り予告は規制されず継続して実行されたが、複数回操作しなければ、大当り予告が規制されるようにしても良い。
○上記実施形態の演出スイッチ26は、上球皿15に配設したが、遊技者が操作することができる位置であるならば、パチンコ機10の前面側の任意の位置に設けても良い。例えば、演出スイッチ26を下球皿18に設けても良い。
○上記実施形態において、統括CPU31aは、上限段階及び規制段階を特定する予告パターンを指定する予告指定コマンドを表示制御基板32に入力していたが、少なくとも大当り予告の上限段階、大当り予告の開始時及び終了時を指示するならば、予告パターンを指示しなくても良い。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想をその効果と共に以下に追記する。
(イ)前記予告演出は、前記上限段階が同じ場合において、前記報知演出が行われる段階と上限段階とが差が小さいほど前記図柄変動ゲームが大当りとなる可能性の大小を示す大当り信頼度が高くなるように設定されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の遊技機。これによれば、報知演出が行われる段階が遅いほど大当り信頼度がより高くなるので、報知演出が行われ演出用操作手段を操作したときに、報知演出が行われた段階から上限段階がどれだけ高くなるかについて興味を抱かせることができる。従って、遊技者の興趣を向上することができる。
パチンコ遊技機の機表側を示す正面図。 パチンコ遊技機の制御構成を示すブロック図。 予告処理の流れを示すフローチャート。 予告パターンの演出内容を説明するための説明図。 (a)、(b)は、予告パターン振分テーブルを説明するための説明図、(c)は予告パターンの大当り信頼度を説明するための説明図。 (a)〜(h)大当り予告の流れを示す模式図。
符号の説明
10…パチンコ遊技機(遊技機)、20…表示装置(報知手段)、26…演出スイッチ(演出用操作手段)、30…主制御基板、30a…メインCPU、31…統括制御基板、31a…統括CPU(予告制御手段、予告決定手段、報知タイミング決定手段)、32…表示制御基板、32a…サブCPU、H…可変表示器。

Claims (3)

  1. 遊技者が操作可能な演出用操作手段と、複数種類の図柄を変動させて図柄変動ゲームを表示する表示装置を備え、前記図柄変動ゲームの表示結果が予め定めた大当り表示結果になったことを契機に大当り遊技が行われる遊技機において、
    複数種類の演出画像を予め定めた表示順序にしたがって段階的に表示することで前記図柄変動ゲームにおける当否の可能性を示唆する予告演出を前記表示装置に実行させる予告制御手段と、
    図柄変動ゲーム毎に、前記予告演出の段階として設定可能な段階の範囲内で、実行させる上限段階を決定する予告決定手段と、
    最初の段階から前記予告決定手段が決定した上限段階までの範囲内であって、図柄変動ゲーム毎に、前記予告演出の実行を規制する規制段階を設定することが可能な規制設定手段と、
    前記図柄変動ゲーム開始から前記予告演出の最初の段階が開始する前又は前記予告演出の各段階にて前記演出用操作手段の操作を指示する報知演出を実行する報知手段と、
    前記予告演出が前記上限段階に達するまでの何れかのタイミングにて前記報知演出を実行させるかを決定する報知タイミング決定手段と、を備え、
    前記予告演出は、その段階数が多くなるほど前記図柄変動ゲームが大当りとなる可能性の大小を示す大当り信頼度が高くなるようになっており、
    前記予告制御手段は、
    前記規制設定手段が設定した規制段階終了までに、前記演出用操作手段が操作された場合、前記予告決定手段が決定した上限段階まで前記予告演出を実行させる一方、
    前記規制設定手段が設定した規制段階終了までに、前記演出用操作手段が操作されなかった場合、規制段階よりも後の段階の前記予告演出の実行を規制することを特徴とする遊技機。
  2. 前記予告演出は、前記上限段階が同じ場合において、前記規制段階と前記上限段階との差が小さいほど、前記大当り信頼度が高くなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記報知タイミング決定手段は、前記予告決定手段が決定した上限段階と、前記規制設定手段が設定した規制段階が一致する場合には、前記報知演出を実行させないことを決定する一方、前記予告決定手段が決定した上限段階が、前記規制設定手段が設定した規制段階よりも高い場合には、当該規制段階中に前記報知演出を実行させることを決定するように構成され、
    前記予告制御手段は、
    前記図柄変動ゲーム開始から前記規制設定手段が設定した規制段階終了までのいずれかの期間において、前記演出用操作手段が操作された場合、前記予告決定手段が決定した上限段階まで前記予告演出を実行させる一方、
    前記図柄変動ゲーム開始から前記規制設定手段が設定した規制段階終了までのいずれかの期間において、前記演出用操作手段が操作されなかった場合、規制段階以降の前記予告演出の実行を規制することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
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