JP2005040534A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 図柄組み合わせゲームにおいて特定のはずれの図柄組み合わせを一旦停止表示させる場合に新たな演出を付加し、興趣の向上を図ることができる遊技機を提供する。
【解決手段】 特定のはずれの組み合わせ(チャンス目)が一旦停止した場合、リーチ演出に移行する(発展する)可能性を示唆する前兆演出を行う。そして、リーチ演出が行われる場合には、特定のはずれ図柄組み合わせを一旦停止させて前記前兆演出を行った後、前記リーチ演出を行う。一方で、可変表示器20に最終的に停止する図柄組み合わせが特定のはずれの組み合わせである場合には、前記特定のはずれ図柄組み合わせを一旦停止させて前記前兆演出を行った後(画面c)、停止させる(画面d)。従って、リーチ演出に発展する場合には前兆演出を経由させるため、特定のはずれ図柄組み合わせをそのまま停止させる場合であっても前兆演出の出現により遊技者に期待感を抱かせることができる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、表示手段に表示された図柄組み合わせに関連して遊技が行われる遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種であるパチンコ機では、複数種類の図柄を変動させて停止させ、複数列(例えば3列)の図柄による図柄組み合わせを導出する図柄組み合わせゲームが行われている。そして、遊技者は、図柄組み合わせゲームによって導出され、停止表示された図柄組み合わせから大当り又ははずれを認識することができる。前記パチンコ遊技機では、遊技の興趣を高めるために、様々な演出が行われている。例えば、特許文献1に記載されたパチンコ遊技機では、特定の図柄組み合わせを一旦停止表示(仮停止表示)させた後、当該図柄組み合わせを形成する図柄を再び変動させて、リーチの組み合わせや大当りの組み合わせを導出する演出が行われている。前記特定の図柄組み合わせは、[123]などのはずれの図柄組み合わせとされており、所謂「チャンス目」として広く知られている。従って、遊技者は、図柄組み合わせゲームにおいて「チャンス目」となるはずれの図柄組み合わせが一旦停止表示されると、その後に、リーチの組み合わせや大当りの組み合わせが導出されるのではないかという期待感を得られるようになっている。
特開2001−224774号公報(段落番号[0033]〜[0035])
ところで、パチンコ遊技機では、図柄組み合わせゲームの開始と略同時に大当り判定やリーチ判定が行われ、これらの判定結果に応じて、図柄組み合わせゲームの演出パターンや当該図柄組み合わせゲームにおいて最終的に停止表示させる図柄(以下、「停止図柄」と示す)を決定している。そのため、前述のチャンス目を用いた演出を行う演出パターンを決定した場合には、図柄組み合わせゲームにおいてチャンス目となるはずれの図柄組み合わせが一旦停止表示された後、停止図柄による図柄組み合わせが停止表示されることになる。しかしながら、大当り判定やリーチ判定の判定結果が「はずれ」となり、チャンス目を用いた演出を行わない演出パターンを決定したにも拘わらず、偶々、チャンス目となるはずれの図柄組み合わせを形成する停止図柄を決定してしまう場合がある。この場合には、図柄組み合わせゲームにおいてチャンス目となるはずれの図柄組み合わせが一旦停止表示された後、前記はずれの図柄組み合わせがそのまま停止表示されることになる。このように図柄組み合わせゲームが行われた場合には、チャンス目となるはずれの図柄組み合わせが一旦停止表示された後に何ら特別な演出が行われないため、遊技者に一旦期待を持たせながらも結局は落胆させてしまい、興趣の低下を招く虞があった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、図柄組み合わせゲームにおいて特定のはずれの図柄組み合わせを一旦停止表示させる場合に新たな演出を付加し、興趣の向上を図ることができる遊技機を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数種類の図柄を変動させて表示させる図柄組み合わせゲームを行う表示手段と、当該表示手段を制御する表示制御手段とを備え、前記表示手段に表示された図柄組み合わせに関連して遊技が行われる遊技機において、前記表示制御手段は、前記図柄組み合わせゲームにおいてリーチ演出を行う場合には、特定のはずれ図柄組み合わせを一旦停止表示させて特定演出を行った後、前記リーチ演出を行うように前記表示手段を制御すると共に、前記図柄組み合わせゲームにおいて前記特定のはずれ図柄組み合わせを停止表示させる場合には、前記特定のはずれ図柄組み合わせを一旦停止表示させて前記特定演出を行った後、前記特定のはずれ図柄組み合わせを停止表示させるように前記表示手段を制御することを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記特定のはずれ図柄組み合わせが一旦停止表示されることを予め告げる予告演出を行う予告手段を備えたことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の遊技機において、前記予告手段は、前記特定のはずれ図柄組み合わせを形成する図柄の一部を表示して予告演出を行うように構成されたことを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の遊技機において、前記各図柄は、図柄組み合わせを形成し得る主図柄と当該主図柄に付随する副図柄とから構成されており、前記予告手段は、前記特定のはずれ図柄組み合わせを形成する図柄の副図柄を表示して予告演出を行うように構成されたことを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の遊技機において、前記予告手段は、前記特定のはずれ図柄組み合わせが一旦停止表示される迄の間、前記副図柄を動画表示して予告演出を行うように構成されたことを要旨とする。
本発明によれば、図柄組み合わせゲームにおいて特定のはずれの図柄組み合わせを一旦停止表示させる場合に新たな演出を付加し、興趣の向上を図ることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明をその一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」と示す)を具体化した第1の実施形態を図1〜図10に基づき説明する。
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組み付けられている。前枠14の上部及び遊技盤13の遊技領域13aには、点灯(点滅)又は消灯し、発光装飾に基づく発光演出(遊技演出)を行う装飾ランプ16が設けられている。外枠11の下部(パチンコ機10の下部)には、各種音声を出力し、音声出力に基づく音声演出(遊技演出)を行うスピーカ17が配置されている。中枠12の下部には、下球皿18及び発射装置19が装着されている。
遊技盤13の遊技領域13aの略中央には、液晶ディスプレイ型の表示手段としての可変表示器(可変表示部)20を備えた表示装置21が配設されている。可変表示器20では、変動画像(又は画像表示)に基づく遊技演出(表示演出)が行われるようになっている。そして、可変表示器20では、表示演出に関連して、複数種類の図柄を複数列で変動させて図柄組み合わせを導出する図柄組み合わせゲームが行われるようになっている。本実施形態では、図柄組み合わせゲームで3列の図柄による組み合わせを導出するようになっている。
本実施形態では、各列毎に、6種類の図柄A〜Fが表示可能とされている。6種類の図柄A〜Fは、図3に示すように、漢数字「一」〜「六」を模した主図柄Am〜Fmと当該主図柄Am〜Fmに付随する副図柄As〜Fsを組み合わせて構成されている。具体的に言えば、図柄Aは、漢数字「一」を模した主図柄Amに対して「鎖鎌」を模した副図柄Asを組み合わせた意匠からなる図柄とされている。図柄Bは、漢数字「ニ」を模した主図柄Bmに対して「2本の刀」を模した副図柄Bsを組み合わせた意匠からなる図柄とされている。図柄Cは、漢数字「三」を模した主図柄Cmに対して「1本の刀」を模した副図柄Csを組み合わせた意匠からなる図柄とされている。図柄Dは、漢数字「四」を模した主図柄Dmに対して「2本の素槍」を模した副図柄Dsを組み合わせた意匠からなる図柄とされている。図柄Eは、漢数字「五」を模した主図柄Emに対して「1本の鎌槍」を模した副図柄Esを組み合わせた意匠からなる図柄とされている。図柄Fは、漢数字「六」を模した主図柄Fmに対して「2本の刀(鞘に納まった状態)」を模した副図柄Fsを組み合わせた意匠からなる図柄とされている。そして、図柄組み合わせは、各図柄A〜Fの主図柄Am〜Fmによって形成され、各図柄A〜Fの副図柄As〜Fsは各主図柄Am〜Fmを装飾する役割を担っている。
従って、遊技者は、可変表示器20に最終的に停止(停止表示)した図柄組み合わせ(図柄A〜Fの組み合わせ)から大当り又ははずれを認識できる。なお、以下の説明において単に「図柄組み合わせ」と記載した場合には図柄A〜Fの組み合わせを示す。そして、前記組み合わせを分かり易く表現するために、例えば、各列が図柄Dの組み合わせは主図柄Dmの漢数字「四」を用いて[四四四]と表現し、図柄B、図柄C、図柄Dの組み合わせは、各主図柄Bm,Cm,Dmの漢数字「二」,「三」,「四」を用いて[二三四]というように示す。前記可変表示器20に停止した全列の図柄が同一種類の場合には、その図柄組み合わせ([四四四][五五五]など)から大当りを認識できる。この大当りを認識できる図柄組み合わせが大当りの組み合わせ(大当り図柄組み合わせ)となる。大当りの組み合わせで停止した場合、遊技者には、大当り遊技状態が付与される。また、可変表示器20に停止した全列の図柄が異なる種類の場合又は1列の図柄がリーチを形成する図柄とは異なる種類の場合には、その図柄組み合わせ([ニ三四][一四四][三四三]など)からはずれを認識できる。このはずれを認識できる図柄組み合わせがはずれの組み合わせ(はずれ図柄組み合わせ)となる。また、本実施形態では、遊技者側から見て左列(左図柄)→右列(右図柄)→中列(中図柄)の順に図柄が一旦停止(一旦停止表示)するようになっている。そして、中列の図柄が変動表示された状態で、一旦停止した左図柄と右図柄が同一種類の場合には、リーチの組み合わせ([三↓三]など、「↓」は変動表示中を示す)が形成されるようになっている。
また、表示装置21の下方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動によって開閉動作を行う開閉羽根22を備えた始動入賞口23が配設されている。始動入賞口23の奥方には、入賞した遊技球を検知する始動口センサSE1(図2に示す)が設けられている。始動入賞口23は、遊技球の入賞検知を契機に、図柄組み合わせゲームの始動条件を付与し得る。また、始動入賞口23の下方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動によって開閉動作を行う大入賞口扉24を備えた大入賞口25が配設されている。大入賞口25は、図柄組み合わせゲームによって導出され、最終的に停止した図柄組み合わせが大当りの組み合わせになったことに関連して大入賞口扉24が開閉動作し、開放又は閉鎖されるようになっている。そして、大当り遊技状態が付与されると、大入賞口扉24の開閉動作によって大入賞口25が開放されて遊技球が入賞可能となるため、遊技者は、多数の賞球を獲得できるチャンスを得ることができる。
次に、パチンコ機10の制御構成について図2に基づき説明する。
パチンコ機10の機裏側には、遊技機全体を制御するメイン制御手段としての主制御基板(主制御部)27が装着されている。主制御基板27は、遊技機全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて各種の制御コマンドを所定の制御信号として出力する。また、機裏側には、可変表示器20を制御する表示制御手段としての表示制御基板(表示制御部)28、装飾ランプ16を制御するランプ制御基板(発光制御部)29、及びスピーカ17を制御する音声制御基板(音声制御部)30が装着されている。そして、各制御基板28〜30は、主制御基板27が出力した制御信号(制御コマンド)に基づいて遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)を制御する。本実施形態では、表示制御基板28、ランプ制御基板29及び音声制御基板30によってサブ制御手段を構成している(図2に破線で囲む)。
以下、主制御基板27、及び表示制御基板28の具体的な構成を説明する。
主制御基板27は、メインCPU27aを備えており、該メインCPU27aにはROM27b及びRAM27cが接続されている。メインCPU27aは、大当り判定用乱数、大当り図柄用乱数、リーチ判定用乱数、はずれ左図柄用乱数、はずれ中図柄用乱数、はずれ右図柄用乱数、及び演出パターン振分乱数などの各種乱数の値を所定の周期毎に順次更新している。そして、メインCPU27aは、更新後の値をRAM27cの設定領域に設定して更新前の値を書き換えている。ROM27bには、パチンコ機10を制御するための制御プログラムや複数種類の演出パターンが記憶されている。また、RAM27cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報(乱数の値など)が記憶(設定)されるようになっている。
前記演出パターンは、図柄が変動を開始(図柄組み合わせゲームの開始)してから全列の図柄が停止(図柄組み合わせゲームが終了)する迄の間の遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)のベースとなるパターンを示すものである。演出パターンには、該演出パターン毎に遊技演出の時間(変動時間)が定められている。そして、演出パターンは、大当り演出用、はずれリーチ演出用、はずれ演出用に夫々振分けられてROM27bに記憶されている(図4)。前記大当り演出は、図柄組み合わせゲームが、リーチ演出を経て、大当りの組み合わせで停止するように展開される演出である。前記はずれリーチ演出は、図柄組み合わせゲームが、リーチ演出を経て、はずれの組み合わせで停止するように展開される演出である。前記はずれ演出は、図柄組み合わせゲームが、リーチ演出を経ることなく、はずれの組み合わせで停止するように展開される演出である。なお、はずれリーチ演出又ははずれ演出によって最終的に停止した図柄組み合わせは何れも「はずれの組み合わせ」となるが、はずれリーチ演出によって最終的に停止したはずれの組み合わせを特に区別して記載する場合には「はずれリーチの組み合わせ」とも示す。
なお、本明細書における「リーチ演出」には、リーチの組み合わせが形成された後に最終停止図柄(本実施形態では中図柄)を導出する際に行われるリーチ演出と、所謂全回転リーチと言われ、大当りの組み合わせが形成された状態で全列の図柄を変動させて1つの大当りの組み合わせを導出する際に行われるリーチ演出が含まれる。以下、前者のリーチ演出を「第1リーチ演出」と示し、後者のリーチ演出を「第2リーチ演出」と示す。また、以下の説明において単に「リーチ演出」と記載した場合には、第1リーチ演出と第2リーチ演出を含むものとする。第1リーチ演出では、最終停止図柄(中図柄)の導出結果に応じて可変表示器20に大当りの組み合わせ又ははずれリーチの組み合わせが導出され、大当り演出用又ははずれリーチ演出用の演出パターンに基づく図柄組み合わせゲームの演出として行われるようになっている。一方、第2リーチ演出は、大当りになることを遊技者が認識できる状態(大当りが確定する状態)で行われ、図柄の変動が停止すると1つの大当りの組み合わせが導出され、大当り演出用の演出パターンに基づく図柄組み合わせゲームの演出として行われるようになっている。
また、本実施形態のパチンコ機10は、特定のはずれの組み合わせを一旦停止させた後、前述のリーチ演出を行い、当該リーチ演出の結果として大当りの組み合わせ又ははずれリーチの組み合わせを導出する演出を行い得るように構成されている。前記特定のはずれの組み合わせは、リーチの組み合わせを形成することなく、はずれを認識できる図柄組み合わせであって、予め定めた種類の図柄が所定の順序をなして形成される図柄組み合わせである。この特定のはずれの組み合わせは、「チャンス目」と言われている。以下、チャンス目を用いた前述の演出を「チャンス目演出」と示す。本実施形態では、「六三四」のはずれの組み合わせを特定のはずれの組み合わせ(チャンス目)としている。なお、前述した特定のはずれの組み合わせ「六三四」は、「むさし」というように語呂合わせで形成されている。
また、本実施形態のパチンコ機10は、特定のはずれの組み合わせが一旦停止した場合、前記リーチ演出に移行する(発展する)可能性を示唆する前兆演出(特定演出)を行い得るように構成されている。従って、前記チャンス目演出を行う場合には、特定のはずれ図柄組み合わせを一旦停止させて前記前兆演出を行った後、前記リーチ演出が行われるようになっている。一方で、可変表示器20に最終的に停止する図柄組み合わせが特定のはずれの組み合わせである場合には、前記特定のはずれ図柄組み合わせを一旦停止させて前記前兆演出を行った後、停止させるようになっている。本実施形態では、前記前兆演出として、可変表示器20に一旦停止した特定のはずれ図柄組み合わせを形成する各列の図柄を上下に大きく揺らすようになっている(図7の画面c参照)。
そして、ROM27bに記憶された大当り演出用の演出パターン振分テーブルL1(図4(a)に示す)には、3種類の演出パターンP1,P2,P3が振分けられている。演出パターンP1では、リーチの組み合わせが一旦停止した後、第1リーチ演出を経て大当りの組み合わせで停止するように図柄組み合わせゲームが行われる。演出パターンP2では、通常変動によって特定のはずれの組み合わせが一旦停止し、前兆演出を行った後、第1リーチ演出を経て大当りの組み合わせで停止するように図柄組み合わせゲームが行われる。本実施形態における通常変動は、図柄組み合わせを形成する各列の図柄を、左列→右列→中列という停止順序に従って導出する(一旦停止させる)変動態様である。演出パターンP3では、通常変動によって特定のはずれの組み合わせが一旦停止し、前兆演出を行った後、第2リーチ演出を経て大当りの組み合わせで停止するように図柄組み合わせゲームが行われる。
また、ROM27bに記憶されたはずれリーチ演出用の演出パターン振分テーブルL2(図4(b)に示す)には、2種類の演出パターンP4,P5が振分けられている。演出パターンP4では、リーチの組み合わせが一旦停止した後、第1リーチ演出を経てはずれリーチの組み合わせで停止するように図柄組み合わせゲームが行われる。演出パターンP5では、通常変動によって特定のはずれの組み合わせが一旦停止し、前兆演出を行った後、第1リーチ演出を経てはずれリーチの組み合わせで停止するように図柄組み合わせゲームが行われる。
また、ROM27bに記憶されたはずれ演出用の演出パターン振分テーブルL3(図4(c)に示す)には、1種類の演出パターンP6が振分けられている。演出パターンP6では、通常変動によって特定のはずれの組み合わせが一旦停止し、前兆演出を行った後、特定のはずれの組み合わせで停止するように図柄組み合わせゲームが行われる。また、ROM27bに記憶されたはずれ演出用の演出パターン振分テーブルL4(図4(d)に示す)には、1種類の演出パターンP7が振分けられている。演出パターンP7では、通常変動によってはずれの組み合わせ(特定のはずれの組み合わせ以外のはずれの組み合わせ(はずれリーチの組み合わせも含まない))で停止するように図柄組み合わせゲームが行われる。
そして、メインCPU27aは、前記各種乱数を用いて、図柄組み合わせゲームを行わせるための処理(大当り判定、リーチ判定、停止図柄の決定及び演出パターンの決定など)を実行する。
メインCPU27aは、始動口センサSE1の遊技球の入賞検知を契機に大当り判定用乱数の値及び大当り図柄用乱数の値をRAM27cから読み出し、該読み出した値をRAM27cの所定の格納領域に格納(記憶)する。そして、メインCPU27aは、図柄組み合わせゲームの開始直前に、図5に示す特別図柄処理を実行する。前記特別図柄処理においてメインCPU27aは、RAM27cに格納されている前記大当り判定用乱数の値とROM27bに記憶されている大当り判定値とを比較して大当りか否かを判定する(ステップS10)。この判定結果が肯定(大当り判定用乱数の値と大当り判定値が一致)の場合、メインCPU27aは、大当りを決定し、ステップS11に移行する。前記大当り判定値は、大当り判定用乱数の取り得る数値の中から定められている。本実施形態では、大当り判定用乱数の取り得る数値を0〜946(全947通りの整数)と定める一方で、大当り判定値を「7,349,919」の3個の値と定めている。従って、3個の大当り判定値を用いる場合、大当りの抽選確率は947分の3(=315.7分の1)となる。
大当りを決定し、前記ステップS11の処理に移行したメインCPU27aは、続いて、RAM27cに格納されている大当り図柄用乱数の値から、可変表示器20に最終的に停止させ、大当りの組み合わせを形成する図柄(停止図柄左,中,右)を決定し、大当り図柄を作成する。具体的には、前記大当り図柄用乱数の値を停止図柄左、停止図柄中及び停止図柄右(各停止図柄は同一種類)とする。本実施形態では、大当り図柄用乱数の取り得る数値を0〜5(全6通りの整数)と定め、これらの値が夫々6種類の図柄A〜Fに対応付けられている。続いて、メインCPU27aは、RAM27cから演出パターン振分乱数の値を読み出し、該値に基づき、大当り演出用の演出パターン振分テーブルL1に振分けられた演出パターンP1〜P3の中から1つの演出パターンを決定する(ステップS12)。
一方、前記ステップS10の判定結果が否定(大当り判定用乱数の値と大当り判定値が不一致)の場合、メインCPU27aは、RAM27cから読み出したリーチ判定用乱数の値とROM27bに記憶されているリーチ判定値とを比較してはずれリーチを実行するか否かを判定する(ステップS13)。この判定結果が肯定(リーチ判定用乱数の値とリーチ判定値が一致)の場合、メインCPU27aは、はずれリーチを決定する。続いて、メインCPU27aは、RAM27cから読み出したはずれ左図柄用乱数の値とはずれ中図柄用乱数の値から、可変表示器20に最終的に停止させ、はずれリーチの組み合わせを形成する図柄(停止図柄左,中,右)を決定し、リーチ図柄を作成する(ステップS14)。具体的には、前記はずれ左図柄用乱数の値を停止図柄左及び停止図柄右(停止図柄左,右は同一種類)とし、前記はずれ中図柄用乱数の値を停止図柄中とする。このとき、メインCPU27aは、前記はずれ左図柄用乱数の値とはずれ中図柄用乱数の値が一致していた場合、停止図柄左と停止図柄中が一致しないように停止図柄中を決定する。本実施形態では、はずれ左図柄用乱数、はずれ中図柄用乱数及びはずれ右図柄用乱数の各乱数の取り得る数値を0〜5(全6通りの整数)と定め、これらの値が夫々6種類の図柄A〜Fに対応付けられている。続いて、メインCPU27aは、RAM27cから演出パターン振分乱数の値を読み出し、該値に基づき、はずれリーチ演出用の演出パターン振分テーブルL2に振分けられた演出パターンP4,P5の中から1つの演出パターンを決定する(ステップS15)。
一方、前記ステップS13の判定結果が否定(リーチ判定用乱数の値とリーチ判定値が不一致)の場合、メインCPU27aは、はずれを決定し、ステップS16に移行する。前記ステップS16に移行したメインCPU27aは、RAM27cから読み出したはずれ左図柄用乱数の値、はずれ中図柄用乱数の値及びはずれ右図柄用乱数の値から、可変表示器20に最終的に停止させ、はずれの組み合わせを形成する図柄(停止図柄左,中,右)を決定し、はずれ図柄を作成する(ステップS16)。具体的には、前記はずれ左図柄用乱数の値を停止図柄左とし、前記はずれ中図柄用乱数の値を停止図柄中とし、前記はずれ右図柄用乱数の値を停止図柄右とする。このとき、メインCPU27aは、はずれ左図柄用乱数の値とはずれ右図柄用乱数の値が一致していた場合、停止図柄左と停止図柄右が一致しないように停止図柄右を決定する。
続いて、メインCPU27aは、前記ステップS16で決定した停止図柄によるはずれの組み合わせが、チャンス目となる特定のはずれの組み合わせであるか否かを判定する(ステップS17)。本実施形態では、停止図柄左が「六」、停止図柄中が「三」、停止図柄右が「四」であるか否かを判定する。この判定結果が肯定(チャンス目となる)の場合、メインCPU27aは、RAM27cから演出パターン振分乱数の値を読み出し、該値に基づき、はずれ演出用の演出パターン振分テーブルL3に振分けられた演出パターンP6を決定する(ステップS18)。一方、前記ステップS17の判定結果が否定(チャンス目とならない)の場合、メインCPU27aは、RAM27cから演出パターン振分乱数の値を読み出し、該値に基づき、はずれ演出用の演出パターン振分テーブルL4に振分けられた演出パターンP7を決定する(ステップS19)。
前記停止図柄及び演出パターンを決定したメインCPU27aは、表示制御基板28(サブCPU28a)に対して、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する。メインCPU27aは、最初に、演出パターンを指定すると共に図柄変動の開始を指示する演出パターン指定コマンドを出力する。次に、メインCPU27aは、停止図柄左を指定する左図柄指定コマンド、停止図柄中を指定する中図柄指定コマンド及び停止図柄右を指定する右図柄指定コマンドを、左図柄指定コマンド→右図柄指定コマンド→中図柄指定コマンドの順に出力する。その後に、メインCPU27aは、指定した演出パターンに定められている遊技演出の時間の経過時に、各列の図柄の停止を指示する全図柄停止コマンドを出力する。なお、メインCPU27aは、演出パターン指定コマンドをランプ制御基板29及び音声制御基板30の各サブCPUにも出力する。
次に、表示制御基板28について説明する。
表示制御基板28は、サブCPU28aを備えており、該サブCPU28aにはROM28b及びRAM28cが接続されている。ROM28bには、複数種類の表示演出用の演出実行データや各種の画像情報(図柄、背景、文字、登場キャラクタなどの画像情報)が記憶されている。RAM28cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。表示演出用の演出実行データは、サブCPU28aが、可変表示器20の表示内容(図柄変動、キャラクタの動作、背景表示、文字表示など)を制御するための情報である。そして、ROM28bには、1つの演出パターンに対して1つの表示演出用の演出実行データが記憶されている。
従って、サブCPU28aは、演出パターン指定コマンドを入力すると、指定された演出パターンに対応する演出実行データをROM28bから読み出し、当該演出実行データに基づき可変表示器20の表示内容を制御する。即ち、各図柄指定コマンドで指定された停止図柄左、停止図柄中、停止図柄右による図柄組み合わせ(大当りの組み合わせ又ははずれの組み合わせ)を最終的に停止させる図柄組み合わせゲームが行われるように可変表示器20の表示内容を制御する。なお、サブCPU28aは、演出パターンP2,P3,P5,P6を指定する演出パターン指定コマンドを入力した場合、前記演出パターンP2,P3,P5,P6に対応する演出実行データに基づき「チャンス目」となる特定のはずれの組み合わせ[634]を一旦停止させるように可変表示器20の表示内容を制御する。本実施形態では、可変表示器20が表示手段として機能し、サブCPU28aが表示手段としての可変表示器20を制御する表示制御手段として機能する。
また、本実施形態のパチンコ機10では、特定のはずれの組み合わせが一旦停止する前に、当該特定のはずれの組み合わせが一旦停止する可能性があることを示唆するチャンス目予告(予告演出)を行うように構成されている。チャンス目予告は、可変表示器20に、特定のはずれの組み合わせ[六三四]を形成する図柄F、図柄C及び図柄Dを構成する副図柄Fs(2本の刀(鞘に納まった状態)、副図柄Cs(1本の刀)及び副図柄Ds(2本の素槍)を表示させて行うようになっている(図9の画面j参照)。そして、本実施形態のパチンコ機10は、予告したとおりに特定のはずれの組み合わせが一旦停止する場合のチャンス目予告と、予告したが特定のはずれの組み合わせが一旦停止しない場合のチャンス目予告(以下、「ガセチャンス目予告」とも示す)を実行可能に構成されている。本実施形態では、可変表示器20が予告手段として機能し、サブCPU28aが予告手段としての可変表示器20を制御する予告制御手段として機能する。
以下、表示制御基板28のサブCPU28aが、チャンス目予告を行わせるために実行する予告処理について図6に示すフローチャートに基づき説明する。
サブCPU28aは、入力した演出パターン指定コマンドで指定された演出パターンが大当り演出用の演出パターンであるか否かを判定する(ステップS20)。この判定結果が肯定(大当り演出用の演出パターン)の場合、サブCPU28aは、指定された演出パターンが演出パターンP2又は演出パターンP3であるか否かを判定する(ステップS21)。前記演出パターンP2,P3は、前述したチャンス目演出を行う演出パターンである。前記ステップS21の判定結果が肯定(演出パターンP2,P3)の場合、サブCPU28aは、予告抽選を行う(ステップS23)。ステップS23の予告抽選は、乱数を用いて行われ、本実施形態では、この予告抽選の当選割合を2分の1としている。
前記ステップS23の予告抽選に当選した場合、サブCPU28aは、RAM28cの所定の領域に設定される予告フラグに「1」をセットする。なお、予告フラグは、チャンス目予告を行うか否かを示すフラグであり、予告フラグに「1」がセットされた場合にチャンス目予告が行われるようになっている。一方、ステップS23の予告抽選に当選しなかった場合、サブCPU28aは、予告フラグに「0」をセットする。前記予告抽選を行ったサブCPU28aは、続いて、予告フラグの設定状態からチャンス目予告を行うか否かを判定する(ステップS24)。前記予告フラグに「1」がセットされている場合にはステップS24の判定結果が肯定判定され、サブCPU28aは、ROM28bからチャンス目予告用の演出実行データを読み出し、当該演出実行データを可変表示器20に出力して表示内容を制御する(ステップS25)。この制御により、可変表示器20では、図柄組み合わせゲーム中にチャンス目予告が行われる。前記チャンス目予告は、左列の図柄(最初に一旦停止される図柄)が可変表示器20に導出される前に行われる。なお、ステップS25でチャンス目予告用の演出実行データを出力したサブCPU28aは、予告フラグに「0」をセットする。
一方、前記予告フラグに「0」がセットされている場合にはステップS24の判定結果が否定判定され、チャンス目予告を行わないことからサブCPU28aは予告処理を終了する。なお、前記ステップS21の判定結果が否定(演出パターンP1)の場合、サブCPU28aは、ステップS23の予告抽選を行わず、ステップS24に移行する。この場合、予告フラグに「0」がセットされていることからサブCPU28aは予告処理を終了する。
また、前記ステップS20の判定結果が否定(はずれリーチ演出用又ははずれ演出用の演出パターン)の場合、サブCPU28aは、入力した演出パターン指定コマンドで指定された演出パターンがはずれリーチ演出用の演出パターンであるか否かを判定する(ステップS26)。この判定結果が肯定(はずれリーチ演出用の演出パターン)の場合、サブCPU28aは、指定された演出パターンが演出パターンP5であるか否かを判定する(ステップS27)。前記演出パターンP5は、前述したチャンス目演出を行う演出パターンである。前記ステップS27の判定結果が肯定(演出パターンP5)の場合、サブCPU28aは、予告抽選を行う(ステップS28)。ステップS28の予告抽選は、乱数を用いて行われ、本実施形態では、この予告抽選の当選割合を100分の1としている。
前記ステップS28の予告抽選に当選した場合、サブCPU28aは、前述同様に予告フラグに「1」をセットする。一方、ステップS28の予告抽選に当選しなかった場合、サブCPU28aは、予告フラグに「0」をセットする。そして、サブCPU28aは、ステップS24に移行し、当該ステップS24の判定結果が肯定判定された場合にはステップS25で前述同様にチャンス目予告用の演出実行データを出力する。なお、ステップS27の判定結果が否定(演出パターンP4)の場合、サブCPU28aは、ステップS24に移行して前述同様に処理を行う。
一方、前記ステップS26の判定結果が否定(はずれ演出用の演出パターン)の場合、サブCPU28aは、ステップS29〜S32の処理によって、入力した各図柄指定コマンドで指定された各停止図柄によるはずれの組み合わせと特定のはずれの組み合わせを比較する。具体的に言えば、サブCPU28aは、ステップS29において、前記両はずれの組み合わせを形成する左図柄が一致するか否かを判定する。この判定結果が否定(左図柄は一致しない)の場合、サブCPU28aは、図柄組み合わせゲームにおいて最初に一旦停止される左図柄が異なることから、チャンス目予告を行わないことを決定し、ステップS24に移行して前述同様に処理を行う。一方、ステップS29の判定結果が肯定(左図柄は一致する)の場合、サブCPU28aは、ステップS30において、前記両はずれの組み合わせを形成する右図柄(2番目に一旦停止される図柄)が一致するか否かを判定する。この判定結果が否定(右図柄は一致しない)の場合、サブCPU28aは、最初に一旦停止される左図柄が一致することから、予告抽選を行う(ステップS31)。ステップS31の予告抽選は、乱数を用いて行われ、本実施形態では、この予告抽選の当選割合を100分の1としている。
一方、ステップS30の判定結果が肯定(右図柄は一致する)の場合、サブCPU28aは、ステップS32において、前記両はずれの組み合わせを形成する中図柄(最後に一旦停止される図柄)が一致するか否かを判定する。この判定結果が否定(中図柄は一致しない)の場合、サブCPU28aは、最初に一旦停止される左図柄と2番目に一旦停止される右図柄が一致することから、予告抽選を行う(ステップS33)。ステップS33の予告抽選は、乱数を用いて行われ、本実施形態では、この予告抽選の当選割合を10分の1としている。一方、ステップS32の判定結果が肯定(中図柄は一致する)の場合、サブCPU28aは、全列の図柄が一致することから、予告抽選を行う(ステップS34)。ステップS34の予告抽選は、乱数を用いて行われ、本実施形態では、この予告抽選の当選割合を2分の1としている。前記ステップS31、ステップS33、又はステップS34の予告抽選に当選した場合、サブCPU28aは、前述同様に予告フラグに「1」をセットする。一方、ステップS31、ステップS33、又はステップS34の予告抽選に当選しなかった場合、サブCPU28aは、予告フラグに「0」をセットする。そして、サブCPU28aは、ステップS24に移行し、当該ステップS24の判定結果が肯定判定された場合にはステップS25でチャンス目予告用の演出実行データを出力する。
本実施形態の予告処理において、ステップS23、ステップS28又はステップS34の予告抽選に当選した場合には、チャンス目予告が行われた後、特定のはずれの組み合わせが可変表示器20に一旦停止されることになる。その一方で、ステップS31又はステップS33の予告抽選に当選した場合には、チャンス目予告は行われるが、特定のはずれの組み合わせが可変表示器20に一旦停止されず、ガセチャンス目予告となる。また、本実施形態の予告処理では、ステップS29の判定結果が肯定判定(左図柄が一致する)されると予告抽選が行われることから、はずれの組み合わせを形成する図柄のうち、少なくとも最初に一旦停止される左図柄が特定のはずれの組み合わせを形成する左図柄と同一種類であるときにチャンス目予告が行われる可能性がある。また、ステップS31、ステップS33又はステップS34の予告抽選では、停止順序(左列→右列→中列)に従って一旦停止されるはずれの組み合わせを形成する図柄が、特定のはずれの組み合わせを形成する図柄と同一種類の図柄で一旦停止される割合が高いほど、予告抽選の当選割合(即ち、予告が行われる割合)が高くなるようになっている。
以下、本実施形態のパチンコ機10において行われる図柄組み合わせゲームの流れを図7〜図10に基づき説明する。なお、図7及び図8には、チャンス目予告が行われない場合の図柄組み合わせゲームの流れが示されている。そして、図7の画面a→画面b→画面c→画面dの流れがはずれ演出用の演出パターンP6に基づく図柄組み合わせゲームの流れとなり、図7の画面a→画面b→画面c→図8の画面e→画面fの流れがはずれリーチ演出用の演出パターンP5に基づく図柄組み合わせゲームの流れとなる。また、図7の画面a→画面b→画面c→図8の画面e→画面hの流れが大当り演出用の演出パターンP2に基づく図柄組み合わせゲームの流れとなり、図7の画面a→画面b→画面c→図8の画面g→画面hの流れが大当り演出用の演出パターンP3に基づく図柄組み合わせゲームの流れとなる。また、図9及び図10には、チャンス目予告が行われる場合の図柄組み合わせゲームの流れが示されている。また、図7〜図12において、変動中の図柄は「白抜き矢印」で示している。
最初に、図7に基づきはずれ演出用の演出パターンP6に基づく図柄組み合わせゲームの流れを説明する。
可変表示器20では、各列の図柄が変動を開始することにより、図柄組み合わせゲームが行われる(画面a)。そして、可変表示器20では、図柄が変動を開始してから所定時間が経過する毎に、左列→右列→中列の順に図柄が一旦停止する。演出パターンP6に基づく図柄組み合わせゲームでは、停止図柄左として図柄F(「六」)、停止図柄中として図柄C(「三」)、停止図柄右として図柄D(「四」)が決定されている(図5のステップS16)。そのため、可変表示器20には、左図柄「六」→右図柄「四」→中図柄「三」の順に図柄が導出され、チャンス目となる特定のはずれの組み合わせ[六三四]が一旦停止する(画面b)。続いて、可変表示器20では、一旦停止した状態の特定のはずれの組み合わせを形成する各列の図柄が上下に大きく揺れ、前兆演出が行われる(画面c)。なお、前兆演出は、画面cに示す上下方向の矢印として簡易的に示している。そして、可変表示器20では、前兆演出が行われた後、全図柄停止コマンドの入力によって、特定のはずれの組み合わせ[六三四]がそのまま停止し、はずれが確定する。
次に、図7及び図8に基づきはずれリーチ演出用の演出パターンP5及び大当り演出用の演出パターンP2に基づく図柄組み合わせゲームの流れを説明する。以下の説明では、既に説明した図柄組み合わせゲームの流れと同一内容について、その重複する説明を省略又は簡略する。
演出パターンP2,P5に基づく図柄組み合わせゲームでは、チャンス目演出が行われることから、画面bに示すようにチャンス目となる特定のはずれの組み合わせ[六三四]が一旦停止した後、画面cに示すように前兆演出が行われる。そして、前兆演出を行った後、可変表示器20では、各列の図柄が再び変動を開始し、リーチの組み合わせ(図柄E(「五」))が一旦停止する(画面e)。続いて、可変表示器20では、中図柄を導出するための第1リーチ演出が行われる。そして、演出パターンP5に基づく図柄組み合わせゲームでは、前記第1リーチ演出の結果、リーチの組み合わせを形成する左図柄と右図柄とは異なる種類の図柄D(「四」)が中図柄として導出され、はずれリーチの組み合わせ[五四五]が一旦停止する(画面f)。その後、可変表示器20では、全図柄停止コマンドの入力によってはずれリーチの組み合わせ[五四五]が停止し、はずれが確定する。なお、はずれリーチの組み合わせ[五四五]は、図5のステップS14で決定した停止図柄左、停止図柄中、停止図柄右によって形成される。
一方、演出パターンP2に基づく図柄組み合わせゲームでは、前記第1リーチ演出の結果、リーチの組み合わせを形成する左図柄と右図柄と同一種類の図柄E(「五」)が中図柄として導出され、大当りの組み合わせ[五五五]が一旦停止する(画面h)。その後、可変表示器20では、全図柄停止コマンドの入力によって大当りの組み合わせ[五五五]が停止し、大当りが確定する。なお、大当りの組み合わせ[五五五]は、図5のステップS11で決定した停止図柄左、停止図柄中、停止図柄右によって形成される。
次に、図7及び図8に基づき大当り演出用の演出パターンP3に基づく図柄組み合わせゲームの流れを説明する。
演出パターンP3に基づく図柄組み合わせゲームでは、チャンス目演出が行われることから、画面bに示すようにチャンス目となる特定のはずれの組み合わせ[六三四]が一旦停止した後、画面cに示すように前兆演出が行われる。そして、前兆演出を行った後、可変表示器20では、各列の図柄が再び変動を開始し、その変動中に大当りの組み合わせが形成された状態(全列の図柄が同一種類で揃った状態)で全列の図柄が変動するように変動態様が変更される(画面g)。前記変動態様の変更により、可変表示器20では、第2リーチ演出が行われる。そして、前記第2リーチ演出の結果、可変表示器20には大当りの組み合わせ[五五五]が一旦停止する(画面h)。その後、可変表示器20では、全図柄停止コマンドの入力によって大当りの組み合わせ[五五五]が停止し、大当りが確定する。なお、大当りの組み合わせ[五五五]は、図5のステップS11で決定した停止図柄左、停止図柄中、停止図柄右によって形成される。
以上のように、可変表示器20に特定のはずれの組み合わせ[六三四]が一旦停止する場合には、必ず前兆演出が行われるようになっている。そのため、はずれ演出用の演出パターンP6に基づく図柄組み合わせゲームの流れのように、特定のはずれの組み合わせを停止させる場合であっても、前兆演出の出現により、遊技者にリーチ演出に発展するかもしれないという期待感を抱かせることが可能である。
次に、図9及び図10に基づきチャンス目予告が行われる場合の図柄組み合わせゲームの流れを説明する。なお、図9及び図10には、最終的にはずれの組み合わせが停止する際に、当該はずれの組み合わせを形成する左図柄と右図柄が特定のはずれの組み合わせを形成する左図柄と右図柄と同一種類で、かつ、中図柄が異なる場合(図6のステップS33の予告抽選に当選した場合)にチャンス目予告が行われる態様を示している。
可変表示器20では、各列の図柄が変動を開始することにより、図柄組み合わせゲームが行われる(画面i)。そして、可変表示器20では、左列の変動が停止して左図柄が一旦停止する前に、図柄F(「六」)の副図柄Fs、図柄C(「三」)の副図柄Cs及び図柄D(「四」)の副図柄Dsが表示され、チャンス目予告が行われる(画面j)。なお、副図柄Fs、副図柄Cs及び副図柄Dsの後側では各列の図柄が変動している。また、チャンス目予告によって可変表示器20に表示された副図柄Fs、副図柄Cs及び副図柄Dsは、所定の動作態様で動画表示されている。副図柄Fsは、例えば、鞘から抜けた刀が炎に包まれながら空を切る動画表示を繰り返す。また、副図柄Csは、例えば、刀の周囲がフラッシュする動画表示を繰り返す。また、副図柄Dsは、例えば、2本の素槍が1本ずつ上下方向に交互に動作する動画表示を繰り返す。
そして、可変表示器20では、図柄が変動を開始してから所定時間が経過する毎に、左列→右列→中列の順に図柄が一旦停止する。最初に、可変表示器20には、左図柄として図柄F(「六」)が一旦停止する(画面k)。このとき、図柄Fの副図柄Fsと、チャンス目予告によって表示された副図柄Fsが一致するため、当該副図柄Fsは、図柄Fの副図柄Fsと重なり合い、馴染むようにして可変表示器20から消滅する。次に、可変表示器20には、右図柄として図柄D(「四」)が一旦停止する(画面l)。このとき、図柄Dの副図柄Dsと、チャンス目予告によって表示された副図柄Dsが一致するため、当該副図柄Dsは、図柄Dの副図柄Dsと重なり合い、馴染むようにして可変表示器20から消滅する。
最後に、可変表示器20には、中図柄として図柄E(「五」)が一旦停止する(画面m)。このとき、図柄Eの副図柄Esと、チャンス目予告によって表示された副図柄Csは一致しないため、当該副図柄Csは、図柄Eの副図柄Esと重なり合うことなく、そのまま可変表示器20から消滅する。その結果、可変表示器20には、特定のはずれの組み合わせ[六三四]とは異なるはずれの組み合わせ[六五四]が一旦停止する(画面n)。即ち、チャンス目予告は行われたが、特定のはずれの組み合わせが一旦停止しなかったことになる。その後、可変表示器20では、全図柄停止コマンドの入力によってはずれの組み合わせ[六五四]が停止し、はずれが確定する。なお、はずれの組み合わせ[六五四]は、図5のステップS16で決定した停止図柄左、停止図柄中、停止図柄右によって形成される。
因みに、前述した演出パターンP2,P3,P5,P6に基づく図柄組み合わせゲームにおいてチャンス目予告が行われる場合には、図9の画面i→画面j→画面k→画面lの状態から図7の画面bの状態となる。即ち、可変表示器20には、中図柄として図柄C(「三」)が一旦停止し、図柄Cの副図柄Csとチャンス目予告によって画像表示された副図柄Csが一致するため、当該副図柄Csは、図柄Cの副図柄Csと重なり合い、馴染むようにして可変表示器20から消滅する。その後、可変表示器20では、特定のはずれの組み合わせが一旦停止されて前兆演出が行われた後、前述のように各演出パターンP2,P3,P5,P6に基づく流れで図柄組み合わせゲームが行われる。このようにチャンス目予告を行うことにより、特定のはずれの組み合わせが一旦停止される可能性があることを遊技者に認識させ、予告の時点で大当りへの期待感を抱かせることが可能となる。
従って、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)特定のはずれ図柄組み合わせを停止させる場合には、前兆演出を行った後、停止させるようにした。そして、リーチ演出を行う場合には、特定のはずれ図柄組み合わせを一旦停止させた後、前兆演出を経由させるため、特定のはずれ図柄組み合わせをそのまま停止させる場合であっても遊技者に期待感を抱かせることができる。従って、特定のはずれ図柄組み合わせが一旦停止された後、前兆演出が行われることにより、リーチ演出に発展するかもしれないという期待感を高めさせ、興趣の向上を図ることができる。
(2)図柄組み合わせゲームにおいて特定のはずれ図柄組み合わせを一旦停止させる前に、当該特定のはずれ図柄組み合わせが一旦停止されることを予め告げるチャンス目予告を行うようにした。チャンス目予告によって、特定のはずれ図柄組み合わせが一旦停止される可能性があることを遊技者に認識させることができる。従って、チャンス目予告が行われた時点で遊技者にリーチ演出に発展するかもしれないという期待感を抱かせることができる。
(3)チャンス目予告は、特定のはずれの組み合わせを形成する図柄F、図柄C及び図柄Dの一部(副図柄Fs,Cs,Ds)を可変表示器20に表示させて行うようにした。従って、図柄の一部から特定のはずれ図柄組み合わせを形成する図柄を遊技者に予想(連想)させることができ、より一層興趣の向上を図ることができる。
(4)また、特定のはずれの組み合わせを形成する図柄F、図柄C及び図柄Dを構成する副図柄Fs,Cs,Dsを独立させ、当該副図柄Fs,Cs,Dsを用いてチャンス目予告を行うことにより、特定のはずれ図柄組み合わせを形成する図柄F、図柄C及び図柄Dを遊技者に容易に予想(連想)させることができる。また、遊技中、各図柄A〜Fの主図柄Am〜Fmに如何なる副図柄As〜Fs柄が付随しているのかに興味を持たせることができる。
(5)チャンス目予告によって表示した副図柄Fs,Cs,Dsを動作させるようにした。チャンス目予告における副図柄Fs,Cs,Dsの表示形態に趣向を凝らすことにより、特定のはずれ図柄組み合わせが一旦停止表示される迄の間にも興趣を与えることができる。
(6)少なくとも最初に一旦停止される図柄が、特定のはずれの組み合わせを形成する図柄と同一種類の図柄となるはずれの組み合わせが停止される場合にチャンス目予告を行い得るようにした。そのため、はずれの組み合わせが停止される場合でも、遊技者に期待を持たせることができる。また、チャンス目予告を行う場合には、特定のはずれ図柄組み合わせを形成する図柄と同一種類の図柄が最初に一旦停止されるため、チャンス目予告に対する期待性が薄れることなく、遊技者の期待を継続させることができる。
(7)特定のはずれ図柄組み合わせを形成する図柄が可変表示器20に一旦停止される毎に遊技者の期待が高まっていく。そのため、停止順序に従って同一種類の図柄が一旦停止される割合が高いほど、チャンス目予告を行う割合を高くなるように設定することで、チャンス目予告に対する期待性が薄れることなく、特定のはずれ図柄組み合わせに対する遊技者の期待を継続させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図11及び図12に基づき説明する。なお、以下に説明する実施形態では、既に説明した実施形態と同一構成(同一制御内容)については同一符号を付すなどし、その重複する説明を省略又は簡略する。
第2の実施形態のパチンコ機10は、可変表示器20に最終的に停止する図柄組み合わせが特定のはずれの組み合わせである場合に、前記特定のはずれの組み合わせを一旦停止させて前兆演出を行った後、リーチ演出(第1リーチ演出)を行った上で特定のはずれの組み合わせを停止させるようになっている。本実施形態では、「一一二」のはずれの組み合わせを特定のはずれの組み合わせ(チャンス目)としている。従って、第2の実施形態では、はずれ演出用の演出パターン振分テーブルL3に振分けられた演出パターンP6が決定された場合、前兆演出後にリーチ演出(第1リーチ演出)が行われるようになっている。
以下、本実施形態のパチンコ機10において行われる図柄組み合わせゲームの流れを図11及び図12に基づき説明する。なお、図11及び図12には、チャンス目予告が行われない場合の図柄組み合わせゲームの流れが示されている。
可変表示器20では、各列の図柄が変動を開始することにより、図柄組み合わせゲームが行われる(画面p)。そして、可変表示器20では、図柄が変動を開始してから所定時間が経過する毎に、左列→右列→中列の順に図柄が一旦停止する。演出パターンP6に基づく図柄組み合わせゲームでは、停止図柄左として図柄A(「一」)、停止図柄中として図柄A(「一」)、停止図柄右として図柄B(「ニ」)が決定されている(図5のステップS16)。そのため、可変表示器20には、左図柄「一」→右図柄「ニ」→中図柄「一」の順に図柄が導出され、チャンス目となる特定のはずれの組み合わせ[一一二]が一旦停止する(画面q)。続いて、可変表示器20では、前兆演出(上下方向の矢印で簡易的に示す)が行われる(画面r)。
そして、前兆演出を行った後、可変表示器20では、各列の図柄が再び変動を開始し、リーチの組み合わせ(図柄A(「一」))が一旦停止する(画面s)。続いて、可変表示器20では、中図柄を導出するための第1リーチ演出が行われる。そして、演出パターンP6に基づく図柄組み合わせゲームでは、前記第1リーチ演出の結果、リーチの組み合わせを形成する左図柄と右図柄とは異なる種類の図柄B(「二」)が中図柄として導出されて一旦停止する(画面t)。続いて、可変表示器20では、画面tの状態から、中図柄「ニ」と右図柄「一」が入れ替えられ、画面q(前兆演出前)において一旦停止した特定のはずれの組み合わせ[一一二]が再び導出される(画面u)。その後、可変表示器20では、全図柄停止コマンドの入力によって特定のはずれの組み合わせ[一一二]が停止し、はずれが確定する。
因みに、本実施形態のように[一一二]を特定のはずれの組み合わせとした場合においても、以下に説明するように他の演出は第1の実施形態と同様に行われる。はずれリーチ演出用の演出パターンP5に基づく図柄組み合わせゲームの場合には、第1リーチ演出の結果、図柄B(「二」)が中図柄として導出された後(画面t)、全図柄停止コマンドの入力によってはずれリーチの組み合わせ[一二一]が停止し、はずれが確定する。なお、はずれリーチの組み合わせ[一二一]は、図5のステップS14で決定した停止図柄左、停止図柄中、停止図柄右によって形成される。また、大当り演出用の演出パターンP2に基づく図柄組み合わせゲームの場合には、第1リーチ演出の結果、図柄A(「一」)が中図柄として導出された後、全図柄停止コマンドの入力によって大当りの組み合わせ[一一一]が停止し、大当りが確定する。また、大当り演出用の演出パターンP3に基づく図柄組み合わせゲームの場合には、前兆演出を行った後、第2リーチ演出が行われる。そして、前記第2リーチ演出の結果、可変表示器20には大当りの組み合わせ[一一一]が中図柄として導出された後、全図柄停止コマンドの入力によって大当りの組み合わせ[一一一]が停止し、大当りが確定する。なお、大当りの組み合わせ[一一一]は、図5のステップS11で決定した停止図柄左、停止図柄中、停止図柄右によって形成される。
従って、本実施形態によれば、前記第1の実施形態の効果(1)〜(7)と同様の効果に加えて、以下に示す効果を得ることができる。
(8)特定のはずれの組み合わせが一旦停止した場合には、必ずリーチ演出を行うようにした。前兆演出に続いてリーチ演出を行うことにより、さらに遊技者に大当りに対する期待を抱かせることができる。
なお、前記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記各実施形態において、前兆演出の演出内容は任意に変更しても良い。例えば、前兆演出として可変表示器20をフラッシュさせたり、キャラクタを登場させたりしても良い。さらに、可変表示器20で行われる前兆演出に加えて装飾ランプ16の発光やスピーカ17の音声出力を伴わせても良いし、装飾ランプ16又はスピーカ17が単独で前兆演出を行うようにしても良い。
・前記各実施形態では、可変表示器20に副図柄を表示してチャンス目予告を行っているが、スピーカ17の音声出力や装飾ランプ16の発光などによってチャンス目予告を行うようにしても良い。
・前記各実施形態では、図柄A〜Fを構成する副図柄を表示してチャンス目予告を行っているが、例えば、図柄A〜Fを構成する主図柄の一部(上側半分など)を表示するなどチャンス目予告の形態は任意に変更しても良い。
・前記各実施形態では、予告抽選に当選した場合、前兆演出に加えてチャンス目予告を行っているが、図6の予告処理を省略し、特定のはずれの組み合わせが一旦停止する場合に前兆演出のみを行うようにしても良い。
・前記各実施形態において、予告処理(図6)のステップS23,S28,S31,S33,S34における予告抽選の当選割合は任意に変更しても良い。例えば、ステップS23の予告抽選の当選割合を1分の1(100%)に設定しても良い。
・前記各実施形態では、予告処理(図6)のステップS31,S33の予告抽選に当選した場合、ガセチャンス目予告が行われるようになっているが、これらの処理を省略し、特定のはずれの組み合わせが一旦停止する場合のみにチャンス目予告を行うようにしても良い。
・前記各実施形態では、サブCPU28aが予告処理を実行してチャンス目予告を行うか否かを決定しているが、チャンス目予告を行うか否かを予め演出パターンに対応付けておいても良い。このように構成すれば、メインCPU27aが決定した演出パターンに応じてチャンス目予告が行われるようになる。
・前記各実施形態において、特定のはずれの組み合わせは、リーチの組み合わせを形成することなく、はずれを認識できる図柄組み合わせであって、予め定めた種類の図柄が所定の順序をなして形成される図柄組み合わせであれば、任意に変更しても良い。例えば、「一二三」などの順並びの組み合わせとしても良い。また、図柄が色彩などによって区別可能な場合、同色の組み合わせを特定のはずれの組み合わせとしても良い。
・前記各実施形態では、可変表示器20が液晶式で構成されているが、可変表示器20の種類は任意に変更しても良い。例えば、CRT(ブラウン管)式、プラズマディスプレイ式、7セグメントLED式、ドットマトリクス式、機械式(ドラム式又はベルト式)で構成しても良い。
・前記各実施形態では、漢数字を模した主図柄Am〜Fmと副図柄As〜Fsからなる6種類の図柄A〜Fが採用されているが、図柄の種類及び形態は任意に変更しても良い。例えば、「一」〜「十」までの漢数字を模した主図柄を有する10種類の図柄でも良い。また、数字を模した図柄に代えて、文字図柄、アルファベット図柄、キャラクタ図柄などでも良い。さらに、大当りの組み合わせやはずれの組み合わせを構成する図柄の列数は、2列、4列、5列など任意に変更しても良い。また、可変表示器20に図柄が導出される順番(停止順序)は、左列→中列→右列の順などでも良く、左列→中列→右列の順である場合には左図柄と中図柄によってリーチの組み合わせを形成しても良い。
次に、前記各実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)特定のはずれ図柄組み合わせを停止表示させる場合には、特定演出を行った後に、リーチ演出を行うように構成された請求項1に記載の遊技機。
パチンコ遊技機の機表側を示す正面図。 パチンコ遊技機の制御構成を示すブロック図。 図柄の種類を説明する説明図。 (a)〜(d)は演出パターン振分テーブルを説明する説明図。 特別図柄処理を説明するフローチャート。 予告処理を説明するフローチャート。 前兆演出を伴う図柄組み合わせゲームの流れを示す模式図。 前兆演出を伴う図柄組み合わせゲームの流れを示す模式図。 予告を伴う図柄組み合わせゲームの流れを示す模式図。 予告を伴う図柄組み合わせゲームの流れを示す模式図。 第2の実施形態における前兆演出を伴う図柄組み合わせゲームの流れを示す模式図。 第2の実施形態における前兆演出を伴う図柄組み合わせゲームの流れを示す模式図。
符号の説明
A〜F…図柄、Am〜Fm…主図柄、As〜Fs…副図柄、10…パチンコ遊技機(遊技機)、20…可変表示器(表示手段、予告手段)、28…表示制御基板(表示制御手段)。

Claims (5)

  1. 複数種類の図柄を変動させて表示させる図柄組み合わせゲームを行う表示手段と、当該表示手段を制御する表示制御手段とを備え、前記表示手段に表示された図柄組み合わせに関連して遊技が行われる遊技機において、
    前記表示制御手段は、
    前記図柄組み合わせゲームにおいてリーチ演出を行う場合には、特定のはずれ図柄組み合わせを一旦停止表示させて特定演出を行った後、前記リーチ演出を行うように前記表示手段を制御すると共に、
    前記図柄組み合わせゲームにおいて前記特定のはずれ図柄組み合わせを停止表示させる場合には、前記特定のはずれ図柄組み合わせを一旦停止表示させて前記特定演出を行った後、前記特定のはずれ図柄組み合わせを停止表示させるように前記表示手段を制御する遊技機。
  2. 前記特定のはずれ図柄組み合わせが一旦停止表示されることを予め告げる予告演出を行う予告手段を備えた請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記予告手段は、前記特定のはずれ図柄組み合わせを形成する図柄の一部を表示して予告演出を行うように構成された請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記各図柄は、図柄組み合わせを形成し得る主図柄と当該主図柄に付随する副図柄とから構成されており、
    前記予告手段は、前記特定のはずれ図柄組み合わせを形成する図柄の副図柄を表示して予告演出を行うように構成された請求項2又は請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記予告手段は、前記特定のはずれ図柄組み合わせが一旦停止表示される迄の間、前記副図柄を動画表示して予告演出を行うように構成された請求項4に記載の遊技機。
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