JP2002018020A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002018020A
JP2002018020A JP2000201195A JP2000201195A JP2002018020A JP 2002018020 A JP2002018020 A JP 2002018020A JP 2000201195 A JP2000201195 A JP 2000201195A JP 2000201195 A JP2000201195 A JP 2000201195A JP 2002018020 A JP2002018020 A JP 2002018020A
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game
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JP2000201195A
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 識別情報の視認性を向上させることができ、
しかも背景表示も良好に視認することのできる遊技機を
提供する。 【解決手段】 遊技領域における遊技の進行を制御する
遊技制御手段(遊技制御装置200)と、該遊技制御手
段からの指令に基づいて、複数の変動表示領域(R)が
形成される変動表示装置(102)の表示制御を行う表
示制御手段(表示制御装置400)を備え、前記変動表
示領域の識別情報の停止態様が特定の組み合わせ態様を
導出したときに特典を付与可能な遊技機において、前記
表示制御手段は、リーチ状態を演出するリーチ演出制御
手段(表示制御装置400のプログラム)を備え、前記
リーチ演出制御手段は、前記各識別情報に対応させた個
別の背景としての局部背景表示(例えば、「扇子」の局
部背景図柄S)の出現および消滅を制御する局部背景表
示制御手段(表示制御装置400のプログラム)を備え
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変動表示装置を備
え、該変動表示装置の複数の変動表示領域において、識
別情報が特定の組み合わせの停止表示態様が導出された
ときに特典を付与可能ないわゆるパチンコ機,パチスロ
機、スロットマシンその他の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機の一種として、始動口
や変動表示装置等を備え、始動口への入賞(或いは始動
ゲートの通過)に基づき変動表示装置において変動表示
遊技を行い、その停止結果の如何によって遊技者が特に
有利となる大当りの遊技状態(特別遊技状態)を発生さ
せる遊技機が知られており、このような遊技機において
は、例えば、変動表示装置に3つの表示窓部(或いは表
示領域)を設け、それら各々の表示窓部に複数の図柄
(識別情報)を高速で変動表示し、所定時間(例えば6
秒)経過後にそれら3つの表示窓部に図柄を順次停止表
示させ、その結果が大当り図柄(例えば「7 ,7 ,7
」等のゾロ目)であった場合に大当りの遊技状態を発
生させていた。
【0003】また、3つの表示窓部に図柄を順次停止表
示する過程において、大当り図柄での停止の可能性が発
生したリーチ状態(例えば、「7 ,7 ,□」(□は未
だ変動中を表す)など)となった場合に、このリーチ状
態を示すリーチ態様として、最終停止図柄を低速でスク
ロールしたり、或いは低速でのスクロールを長時間にわ
たって行なったり、またそのスクロールに併せて装飾ラ
ンプの点灯制御や効果音の出力を行うなど、遊技者の大
当りの発生の期待感を向上させるなどの演出を行うよう
にしたものがある。
【0004】また、その変動表示装置において、識別情
報をリール状の図柄にして3つの表示窓部に表示すると
共に、各々の表示窓部の上段部、中段部、下段部に3個
の図柄が停止表示(有効表示)されるようにして、例え
ば、横並び上段ライン、横並び中段ライン、横並び下段
ライン、斜め右上がりライン、斜め右下がりラインな
ど、大当り図柄を発生可能な有効ラインを複数種類設
け、大当りの停止態様が複数のパターン(複数の有効ラ
イン上)で発生可能になっているものも知られている。
【0005】これらの遊技機における変動表示ゲームの
演出の一つとして、変動表示領域の全体の背景を変えた
り、表示領域に特定のキャラクタを出現させるなどして
大当りが発生する可能性を遊技者に知らせる予告報知が
行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来におい
ては、変動表示装置等の性能の限界により変動表示領域
の背景表示は比較的シンプルなものであったため、その
背景表示上で変動表示される識別情報(図柄)の視認は
容易であった。即ち、従来の背景表示は単色による無地
や、比較的大柄の模様等で構成されることが多かったの
で、識別情報としての図柄が背景に紛れ込んだり、錯覚
を生じたりすることが少なく、変動遊技中における図柄
の視認性は良好であった。
【0007】しかしながら、昨今の変動表示装置等の性
能の向上に伴い、変動表示領域の背景表示は趣向を凝ら
した精緻なものになる傾向がある。即ち、多色を駆使し
て細かな部位までデザインを施した画像が背景として用
いられるようになりつつある。
【0008】これにより、変動遊技における美観が向上
し、遊技者の興趣を高める効果がある反面、識別情報と
しての図柄が背景表示に紛れ込んだりして視認性が低下
するという不都合が生じてきた。つまり、背景表示が色
彩的にあるいはデザイン的に鮮やかになった分、識別情
報としての図柄が目立たなくなってしまい、変動遊技に
おいて最も注視されるべき図柄が遊技者に見難くなると
いう問題が生じてきた。
【0009】そこで、上記問題を回避すべく識別情報と
しての図柄に黒色等による縁取りを施すなどの工夫が行
われてきたが、図柄の視認性を画期的に向上させる程の
効果は得られなかった。しかも、縁取りを余り大げさに
行うと逆に背景表示が見え難くなり折角の演出効果が低
下するなどの弊害も生じてきた。
【0010】また、上述のように背景表示の品質の向上
は美観を高める等の効用があるため、図柄の視認性を向
上させるために背景表示の品質や視認性は敢えて低下さ
せたくないという事情がある。
【0011】本発明は上述のような問題点に鑑みなされ
たもので、識別情報の視認性を向上させることができ、
しかも背景表示も良好に視認することのできる遊技機を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、遊技領域における遊技の進行を制御する遊技
制御手段(遊技制御装置200)と、該遊技制御手段か
らの指令に基づいて、複数の変動表示領域(R)が形成
される変動表示装置(102)の表示制御を行う表示制
御手段(表示制御装置400)を備え、前記変動表示領
域の識別情報の停止態様が特定の組み合わせ態様を導出
したときに特典を付与可能な遊技機において、前記表示
制御手段は、リーチ状態を演出するリーチ演出制御手段
(表示制御装置400のプログラム)を備え、前記リー
チ演出制御手段は、前記各識別情報に対応させた個別の
背景としての局部背景表示(例えば、「扇子」の局部背
景図柄S)の出現および消滅を制御する局部背景表示制
御手段(表示制御装置400のプログラム)を備えるも
のである。
【0013】これにより、識別情報としての図柄は局部
背景表示の上に表示することができるので、変動表示領
域の背景表示に識別情報としての図柄が紛れ込むなどし
て視認性が低下する事態を回避することができる。ま
た、局部背景表示の出現および消滅を適宜制御すること
により、変動表示領域の背景表示の視認性も十分に確保
することができる。なお、リーチ状態とは、広義には変
動開始から停止態様確定までの間の大当り可能性を示唆
する状態を意味し、例えば、複数の変動表示領域の少な
くともいずれか1つが停止しかつ全てが停止する以前の
段階で、特典を付与する識別情報の組み合わせが成立す
る可能性のある状態などを含む。
【0014】また、前記複数の変動表示領域は、識別情
報の停止態様が特定の組み合わせ態様か否かを判定する
ための有効ラインが設定され、前記局部背景表示制御手
段は、前記有効ライン上において前記局部背景表示の出
現および消滅を行うようにしてもよい。なお、有効ライ
ンとしては、1つの有効ラインのみが設定されるいわゆ
るシングルラインと、横および斜めに複数の有効ライン
が設定されるいわゆるマルチラインがある。
【0015】これにより、局部背景表示の出現および消
滅によって有効ラインを遊技者に判りやすく明示した
り、有効ラインを変更したりすることができる。
【0016】また、前記表示制御手段は、前記複数の変
動表示領域で変動表示される識別情報の変動態様として
高速スクロールモードと低速スクロールモードとを有
し、前記局部背景表示制御手段は、前記識別情報の低速
スクロールモードにおいて前記局部背景表示の出現およ
び消滅を行うようにしてもよい。
【0017】これによれば、高速スクロールモード時に
は局部背景表示を出現させず変動表示領域の背景表示や
キャラクタ表示等を視認性良く遊技者に見せ、低速スク
ロールモード時には局部背景表示を出現させることによ
り識別情報の視認性を高めて見せることができる。
【0018】また、前記局部背景表示制御手段は、前記
識別情報の停止順序に応じて、後に停止される識別情報
の局部背景表示を先に停止される識別情報の局部背景表
示の上に順次重ねて表示するように表示制御してもよ
い。これによれば、識別情報の停止順序を遊技者に判り
やすく示すことができる。
【0019】また、前記局部背景表示制御手段は、所定
の特典の付与可能性を報知する場合に、前記局部背景表
示の出現および消滅を行うようにしてもよい。これによ
れば、例えばリーチ予告や大当り予告などを局部背景表
示の出現および消滅で報知することができる。
【0020】また、前記局部背景表示制御手段は、所定
条件の成立に基づいて前記局部背景表示の色彩を変化さ
せるようにしてもよい。これにより、例えばリーチ発生
等のタイミングに合わせて演出効果を高めることができ
る。なお、色彩の変化は、一回の変動表示中に行っても
よいし、複数回の変動表示にわたって行うようにしても
よい。また、色彩変化の態様としては、例えば白色から
金色など単色間で変更する場合や、白色から赤色→青色
→黄色→赤色など単色から複数色の変動に移行する場合
を含む。
【0021】また、前記表示制御手段および前記局部背
景表示制御手段は、所定条件の成立に基づいて識別情報
および前記局部背景表示を、回転、開閉、拡大、縮小等
の態様で変化させるようにしてもよい。これによれば、
例えばリーチ発生等のタイミングに合わせて演出を多様
化させて興趣を高めることができる。
【0022】なお、上記所定条件の成立とは、例えば
確率変動状態や時間短縮などの遊技状態の変化を条件と
する場合(この場合には遊技状態の効果的な報知を行う
ことができる。)、特定の図柄の表示(例えば図柄に
よって背景色を変化させる)を条件とする場合(この場
合には図柄毎に色分けされている場合に視認性を高める
ことができる。)、所定の変動回数(例えば100回
転毎)を条件とする場合(この場合には変動回数を報知
することができ、遊技進行にメリハリをつけて興趣を向
上させることができる。)、所定の時間経過(例えば
30分毎)を条件とする場合(この場合には遊技時間の
報知を行うことができ、遊技進行にメリハリをつけて興
趣を向上させることができる。)、所定の変動パター
ンの出現を条件とする場合(この場合には遊技進行にメ
リハリをつけて興趣を向上させることができる。)、
ランダムな変化の他、リーチ、大当り、確率変動、時間
短縮等の可能性報知の抽選結果による場合(この場合に
は遊技進行にメリハリをつけて興趣を向上させることが
できる。)、リーチの成立、大当りの成立、図柄の再
変動等を条件とする場合(この場合には各種状態を報知
することができる)、変動態様(スクロール方法やス
クロール速度など)の変化を条件とする場合(この場合
には視認性を向上させることができる。)、変動開始
より所定時間経過などの所定のタイミングを条件とする
場合(この場合には遊技進行にメリハリをつけて興趣を
向上させることができる。)などを含む。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。図1は、本発明を適用して
好適な遊技機の一例としてのパチンコ機の遊技盤の構成
例を示すものである。
【0024】図1において、符号100で示されている
のは遊技盤であり、この遊技盤100の前面に、下方よ
り発射された遊技球を遊技盤上部に誘導する円弧状のガ
イドレール101、変動表示ゲームや特別遊技(大当た
り遊技)における演出表示を行なう特別図柄表示器10
2、普通電動役物からなり上記変動ゲームの起動条件を
与える特図始動入賞口103、上記普通電動役物の始動
条件を与える普図始動ゲート104,105、アタッカ
ーと呼ばれる変動入賞装置106、一般入賞口107,
108,109,110,111、特図始動入賞口への
入賞球数を所定数(例えば最大4個)まで記憶する特図
始動入賞記憶表示器121、変動表示を利用した補助遊
技を行なう普通図柄表示器122、普図始動ゲートへの
遊技球の通過数を所定数(例えば最大4個)まで記憶す
る普図始動記憶表示器123、遊技の演出効果を高める
装飾ランプ124,125、打球の流れにランダム性を
与える風車と呼ばれる打球方向変換部材126と多数の
障害釘(図示略)が設けられている。
【0025】特に限定されるわけでないが、この実施例
では、遊技盤100に設けられた全ての入賞口103〜
111のそれぞれに対応してそこへ入賞した球を検出す
るためにマイクロスイッチや非接触型のセンサからなる
入賞センサが設けられている。すなわち、特図始動入賞
口103の内部には特図始動センサSS1が配置され、
変動入賞装置106の内部にはカウントセンサSS4と
継続入賞センサSS5、一般入賞口107〜111の内
部には入賞センサSS4〜SS10がそれぞれ配置され
ている。そして、遊技球がこれらの入賞口に入賞する
と、入賞口センサSS4〜SS10から入賞球検出信号
が後述の遊技制御装置200へ送られ、遊技制御装置2
00から排出制御装置300へ賞球数データが送信され
るようになっている。
【0026】ここで、上記普図始動ゲート104,10
5への通過球が検出されると普通図柄表示器122が所
定時間変動表示動作されるとともに、その間にさらに普
図始動ゲート104,105への通過球が発生するとそ
の球数が記憶され、その記憶数に応じて普図始動入賞記
憶表示器123が点灯される。そして、普通図柄表示器
122の変動表示が停止したときにその表示内容が所定
の態様になると上記普通電動役物からなる特図始動入賞
口103が開成される。
【0027】この開成された特図始動入賞口103ある
いは閉成状態の特図始動入賞口103に遊技球が入賞す
ると特定図柄表示器102が所定時間変動表示動作され
るとともに、その間にさらに特図始動入賞口103への
入賞球が発生するとその球数が記憶されその記憶数に応
じて特図始動入賞記憶表示器121が点灯される。
【0028】そして、特別始動入賞口103への入賞に
関連して抽出された乱数値の判定を行なった後に、当該
判定結果に対応した停止図柄を導出すべく、特別図柄表
示器102における変動表示を開始し所定時間経た後に
前記停止図柄にて停止すべく変動表示を終了する。
【0029】この際に、特別図柄表示器102には表示
制御装置400の制御により所定のタイミングで、局部
背景表示の出現および消滅が行われ、識別情報としての
図柄はその局部背景表示の上で行われるので、図柄を視
認性良く見せることができる。なお、局部背景表示の表
示態様についての詳細は後述する。
【0030】次いで、上記変動表示の終了を契機に、当
該変動表示に係わった前記判定結果が当たりの場合は、
上記変動入賞装置106が所定時間又は所定入賞球数に
達するまで開成される。
【0031】さらに、上記変動入賞装置106内には一
般入賞領域と継続入賞領域とが設けられており、継続入
賞領域に遊技球が入賞したことを条件として上記変動入
賞装置106の開成動作が所定回数まで繰り返される。
【0032】遊技盤100における上記のような遊技の
進行の制御および遊技制御において使用される乱数の生
成は、上記遊技制御装置200が一連のプログラムを実
行することによって行なわれる。また、上記特別図柄表
示器102における変動表示制御は遊技制御装置200
とは別個に設けられた表示制御装置400によって、遊
技制御装置200の指令に従って行われる。
【0033】図2に基づいて、遊技制御装置200と表
示制御装置400の一例を説明する。図2は、遊技制御
装置200と表示制御装置400の概略構成を示すブロ
ック図である。
【0034】図2に示されているように、遊技制御装置
200は遊技に必要な役物制御を行う半導体集積回路化
されたワンチップマイコン(広義のCPU)からなる遊
技用マイクロコンピュータ211と、水晶発振子の発振
信号を分周して所定の周波数のクロック信号を得るクロ
ック生成回路(発振器)212と、各種センサからの信
号を受け入れる入力インターフェース213と、ソレノ
イドなどの駆動手段に対する駆動信号や他の制御装置に
対する制御信号を出力したりする出力インターフェース
214とを含んで構成される。
【0035】上記遊技用マイクロコンピュータ211
は、演算制御手段としての中央処理ユニット(CPU)
と、記憶手段としてROM(リードオンリメモリ)およ
びRAM(ランダムアクセスメモリ)、割込み制御回路
(図示省略)などを内蔵しており、いわゆるアミューズ
チップ用のICとして製造されている。CPUが行なう
遊技進行制御に必要なプログラムや賞球数データはRO
Mに格納されている。
【0036】遊技制御装置200には、入力インターフ
ェース213を介して、賞球排出流路内の賞球検出セン
サ304からの信号、前記特図始動入賞口103内の特
図始動センサSS1、普図始動ゲート104,105内
の普図始動センサSS2,SS3、変動入賞装置106
内の継続入賞領域に対応したV入賞センサSS4と一般
入賞領域に対応したカウントセンサSS5、一般入賞口
107〜111内の入賞センサSS6〜SS10からの
検出信号などが入力される。
【0037】一方、遊技制御装置200からは出力イン
ターフェース214を介して、前記普通図柄表示器12
2等に対する表示駆動信号、普通電動役物を開閉駆動す
る普電ソレノイド315の駆動信号、表示制御装置40
0に対するデータ信号、変動入賞装置106の大入賞口
を開閉駆動するアタッカーソレノイド(大入賞口ソレノ
イド)314の駆動信号、排出制御装置300、装飾制
御装置500、音制御装置600に対するデータ信号、
図示しない遊技店の管理装置に対して大当り発生などの
データを送信する盤用外部端子(データ出力端子)31
2への信号などが出力される。
【0038】表示制御装置400は、制御用マイクロコ
ンピュータ(CPU)421、遊技制御装置200との
インタフェース回路422、制御用プログラムや固定デ
ータを記憶するリード・オンリ・メモリ(ROM)42
3、制御用CPU421の作業領域を提供したり遊技制
御装置200から送られて来たデータや表示データを記
憶するランダム・アクセス・メモリ(RAM)424、
表示装置(特別図柄表示器)102を表示駆動する画像
表示コントローラ(VDC)425、表示される画像デ
ータを格納したフォントROM426、表示補正を行う
γ補正回路427、RAM424から画像表示コントロ
ーラ425へデータをDMA(ダイレクト・メモリ・ア
クセス)転送するDMAコントローラ(DMAC)42
8、水晶発振子の発振信号を分周して所定の周波数のク
ロック信号を得るクロック生成回路(発振器)429な
どで構成される。
【0039】表示制御装置400の制御用CPU421
には、インターフェース422を介して、前記遊技制御
装置200から表示変動時間データや停止図柄データ、
停止コマンドなどの表示制御情報が入力される。前記遊
技制御装置200から表示制御情報が入力されるとイン
ターフェース422から制御用CPU421に対して受
信割込みがかかり、これに応じて制御用CPU421は
受信データ(表示制御情報)をRAM424のバッファ
領域に格納する。そして、制御用CPU421は受信デ
ータを解析し、例えば変動時間データに基づいて変動表
示すべき演出パターン(連続した表示図柄データの集ま
り)を決定して、表示する図柄を示すコードや表示位
置、スクロールなどのコマンドを生成してRAM424
に格納する。そして、上記演出パターンは、変動時間デ
ータと対応させたテーブルの形でROM423に予め記
憶されている。
【0040】画像表示コントローラ425は、DMAコ
ントローラ428によってRAM424から転送されて
来る上記演出パターンに対応したデータ群を内部のRA
Mに読み込み展開する。具体的には、図柄を示すコード
に応じてフォントROM426内に格納されているキャ
ラクタフォントデータを読み出すとともに表示位置デー
タやコマンドに従って、特図遊技のための識別情報とし
て表示すべき画像データを表示画面と対応させて内部R
AMの表示画像格納領域に格納する。このとき、数字な
どの変動図柄とは別に演出効果を高めるための局部背景
図柄(局部背景表示)のデータも生成され表示画像格納
領域に格納される。変動図柄と局部背景図柄は、合成し
てから格納しても良いが、別々に格納して読み出す際に
合成することも可能である。
【0041】その後、画像表示コントローラ425は、
内蔵RAMの表示画像格納領域から表示画像データを読
み出して順次γ補正回路427へ送り、特別図柄表示器
102の表示駆動信号を形成させる。このとき、変動表
示のためのスクロールは、コマンドとスクロール速度な
どのパラメータに従って、画像表示コントローラ425
がアドレス演算によって表示すべき画像データの開始位
置を変化させることによって行われる。また、画像表示
コントローラ425は、表示装置102に対して垂直同
期信号V-SYNCと水平同期信号H-SYNCを送る。γ補正回路
427は、表示装置の信号電圧に対する照度の非線形特
性を補正して、表示装置102の表示照度を調整する。
これによって、表示装置102の画面上に所定の表示が
行われる。
【0042】次に、上記表示制御装置400における表
示制御内容について説明する。前述したように、表示制
御装置400は、前記遊技制御装置200からの表示制
御情報に基づいて表示制御を行う。表示制御装置400
と遊技制御装置200との間はスタート信号とストロー
ブ信号の2本の制御信号線と8本のデータ信号線とで接
続され、両者間の通信は、遊技制御装置200から表示
制御装置400への単一方向の送信とされている。具体
的には、前記遊技制御装置200がスタート信号を立ち
上げてからデータを出力しその後ストローブ信号を立ち
上げる。すると、表示制御装置400がスタート信号の
立ち上げを検出して割込みによる受信処理を起動してそ
の後ストローブ信号の立ち上がりに同期してそのときの
データ信号線上の信号を取り込む。
【0043】データ信号線によって送信される表示制御
情報には、大別すると、変動表示を実行していないとき
に送信される「呼び込み表示制御情報」や、変動表示制
御(変動表示開始から停止までを含む)に入る際に送信
される「変動表示制御情報」や、大当たり遊技開始時に
送信される「大当たり演出表示制御情報」、「局部背景
表示制御情報」などがある。なお、遊技制御装置を関与
させずに表示制御装置のみの判断で大当たり演出表示制
御や局部背景表示制御を行うようにしてもよい。その場
合には遊技制御装置にかかる負担(プログラム容量やデ
ータ量の増加に伴う処理負担)を軽減することができ
る。
【0044】さらに、具体的な送信手順を変動表示制御
情報の送信を例にとって説明すると、まず遊技制御装置
200から表示制御装置400へ、変動時間データ、
停止図柄データ(変動領域が3個の場合には左、中、右
の3つのデータ)が送信される。すると、表示制御装置
400はこれを受けて変動表示を開始する。この場合、
表示制御装置400は、送られてきた停止図柄データを
バッファに格納し、変動時間データに基づいて、変動表
示を開始する変動表示がリーチを伴うものか、あるいは
そうでないものかを判別し、リーチを伴うものであれ
ば、どのリーチを行うのかを判定してフォントROM4
26に格納されている画像データを選択して読み出し、
表示データを生成して変動表示を開始する。
【0045】また、この際に、本実施例では局部背景表
示制御情報に基づいて、局部背景図柄(局部背景表示)
を出現させるか消滅させるかを決定し、出現させる場合
にはフォントROM426に格納されている画像データ
を選択して読み出し、変動表示を行っている図柄に対応
させて「扇子」等の局部背景図柄を表示させる。これに
より、変動図柄の視認性や注視度を向上させることがで
きる。
【0046】なお、局部背景図柄および変動図柄は所定
の表示制御により、例えば図6のように「扇子」が開閉
する態様、図7のように「扇子」が回転する態様など種
々のパターンで変化させたり、局部背景図柄や変動図柄
の色変化させることができ、リーチ演出を多様化して興
趣を高めることができる。また、局部背景図柄は、ここ
では「扇子」を例にしたが、これに限定されるものでは
なく、全体の背景画像とモチーフやテーマ等が共通して
違和感のない図柄であれば何であってもよい。
【0047】さらに、表示装置102において、識別情
報をリール状の図柄として3つの表示窓部に表示すると
共に、各々の表示窓部の上段部、中段部、下段部に3個
の図柄が停止表示(有効表示)されるようにして、例え
ば、図11のように横並び上段ライン、横並び中段ライ
ン、横並び下段ライン、斜め右上がりライン、斜め右下
がりラインなど、大当り図柄を発生可能な有効ラインを
複数種類設け、大当りの停止態様が複数のパターン(複
数の有効ライン上)で発生可能に構成した場合には、そ
の有効ラインに対応させて「扇子」等の局部背景図柄を
出現させることにより、遊技者に判りやすく有効ライン
を示すことができる。
【0048】そして、例えば、変動時間データからスペ
シャルリーチと判定した場合は、該当する画像データを
選択して変動表示を開始し、変動表示の停止時間前に
(停止する時間=変動時間データなので、変動表示装置
側で停止時間は認識できる)、RAM424内のバッフ
ァ領域に格納されている図柄データのうち左図柄データ
と右図柄データに基づいて左と右の図柄を停止し、遊技
制御装置200からの停止指令を待つ。
【0049】次いで、遊技制御装置200から停止指
令が送信されると、表示制御装置400がこれを受け、
バッファに格納した中図柄データに基づいて未だ変動し
ている中図柄の変動表示領域の変動表示を停止して全図
柄を確定する。
【0050】なお、変動時間及び停止図柄を表示制御装
置400に送信し、表示制御装置400側では前記変動
時間および停止図柄が送られた時点から仮停止状態まで
のすべての変動表示を行い、停止指令が送信されてくる
ことで本停止状態とする制御としてもよい。
【0051】ここで、図3を参照して遊技機の表示装置
102における表示状態の遷移状況を説明する。図3は
表示状態の遷移状態を示す状態遷移図である。概略的に
は、Aは客待ち状態、Bは変動状態、Cは大当たり状態
を示し、各状態間における遷移状態を示す。
【0052】電源投入後、まず、遊技制御装置200か
ら表示制御装置400へ例えば客待ちを指令するコマン
ドAが送信されることになっており、このコマンドが送
信されると、表示制御装置400のCPU421はその
コマンドAを解読し、ROM423,RAM424およ
びフォントROMから対応するデータを読み出して表示
装置102に客待ちのデモンストレーションの表示を行
わせる。
【0053】そして、遊技が開始され、始動口の入賞が
あると遊技制御装置200から始動口入賞に基づく変動
表示コマンドa1が表示制御装置400に送信される。
すると、表示制御装置400のCPU421はそのコマ
ンドa1を解読し、ROM423,RAM424および
フォントROMから対応するデータを読み出して変動表
示を開始する。
【0054】また、この際に、局部背景表示制御情報に
基づいて、局部背景図柄(局部背景表示)を出現させる
か消滅させるかを決定し、出現させる場合にはフォント
ROM426に格納されている画像データを選択して読
み出し、変動表示を行っている図柄に対応させて「扇
子」等の局部背景図柄を表示させる。これにより、変動
図柄の視認性や注視度を向上させることができる。
【0055】なお、遊技制御装置を関与させず表示制御
装置のみで局部背景表示制御を行う場合には、例えば
表示変動時間データと停止図柄データに基づいて局部背
景図柄を制御する場合と、抽選を行う場合と、前記
両者を適宜組み合わせる場合とが考えられる。
【0056】次いで、変動表示遊技の結果がハズレであ
り、その時に遊技制御装置200から客待ち表示コマン
ドa2が送信される。すると、表示制御装置400は表
示装置102に再び客待ちのデモンストレーションの表
示を行わせる。一方、変動表示状態において、変動表示
遊技の結果がハズレであり、その時に始動開始記憶変動
表示コマンドb3が送信された場合には、再度変動表示
を繰り返して行う。
【0057】また、変動表示の状態において、遊技制御
装置200から大当り判定に基づく大当り表示コマンド
b1が送信されると、表示制御装置400のCPU42
1はそのコマンドb1を解読し、ROM423,RAM
424およびフォントROMから対応するデータを読み
出して表示装置102に大当り表示を行う。この状態
で、遊技制御装置200から大当り終了に基づく客待ち
表示コマンドc1が送信された場合には再び客待ちのデ
モンストレーションの表示を行わせる。一方、大当り表
示が所定時間行われて大当り終了時に始動入賞記憶があ
ると、遊技制御装置200から変動表示コマンドb2が
送信され、それによって再び変動表示を開始する。
【0058】次に、図4から図11を参照して識別情報
図柄および局部背景図柄の表示態様の例について説明す
る。
【0059】まず、図4の(a)は、通常のリーチにお
ける表示態様の一例を示す。この例では、表示装置10
2の表示領域Rに「富士山とビル群」をモチーフとした
背景画像Hが表示されている。そして、その背景画像H
の前面に識別情報図柄がスクロール表示される。
【0060】そして、リーチ状態が発生すると、図4
(b),(c)のように左図柄と右図柄にそれぞれ
「七」の識別情報図柄(識別情報)が停止表示され、中
図柄が縦方向に低速度でスクロールされている(低速ス
クロールモード)。この場合において、停止表示される
左図柄と右図柄には局部背景図柄(局部背景表示)とし
て「扇子」の図柄Sを出現させている。これにより、
「七」の識別情報図柄が「扇子」の局部背景図柄Sの上
に表示されるので識別情報図柄が背景画像Hに紛れ込む
ことを避けることができ、識別情報図柄の視認性を向上
させることができる。また、「扇子」の局部背景図柄S
を出現させることによりリーチ状態である旨を遊技者に
判りやすく報知することができる。なお、各図柄の高速
スクロールモード時には局部背景図柄(局部背景表示)
として「扇子」の図柄Sを消滅させておくことにより背
景画像Hの視認性が低下することを防止できる。
【0061】図5は、表示装置102の表示領域Rにお
いて、上段部(ア)、中段部(イ)、下段部(ウ)に3
個の識別情報図柄が停止表示(有効表示)されるように
して、例えば、横並び上段ライン、横並び中段ライン、
横並び下段ライン、斜め右上がりライン、斜め右下がり
ラインなど、大当り図柄を発生可能な有効ラインを複数
種類設け、大当りの停止態様が複数のパターン(複数の
有効ライン上)で発生可能とした場合の表示態様の第1
の実施例を示す。
【0062】この例では、上段部(ア)に左図柄「冬」
と右図柄「七」が、下段部(ウ)に左図柄「七」と右図
柄「冬」をそれぞれ停止表示させ、それぞれの識別情報
図柄に対応させて「扇子」の局部背景図柄S1を出現さ
せている。また、図5の(a)において中段部(イ)の
中図柄として他の識別情報図柄よりも若干大きなサイズ
の「秋」の図柄を表示し、その図柄に対応させて「扇
子」の局部背景図柄S2を出現させている。これによ
り、各識別情報図柄が「扇子」の局部背景図柄S1,S
2の上に表示されるので識別情報図柄が背景画像に紛れ
込むことを避けることができ、識別情報図柄の視認性を
向上させることができる。また、「扇子」の局部背景図
柄S1,S2を出現させることにより大当りを発生させ
る有効ラインを遊技者に判りやすく知らせることができ
る。
【0063】さらに、中段部(イ)の中図柄「秋」とそ
の局部背景図柄の「扇子」S2について図6に示すよう
に、「扇子」S2が徐々に閉じ、次に徐々に開いて無地
またはワンポイントを施した「扇子」の局部背景図柄を
示した後、また徐々に閉じ、再び徐々に開いて識別情報
図柄として例えば図5(b)のように中図柄「五」を表
示するような変動表示を行うことができる。これによ
り、リーチ発生時における最終図柄(本例では中図柄)
が決定されるまでの過程を趣のある演出で表現すること
ができる。
【0064】また、図6のような局部背景図柄の「扇
子」を開閉させる変動表示に代えて、図7に示すように
局部背景図柄の「扇子」を徐々に横に回転させて、例え
ば識別情報図柄の「夏」が「三」に変化する際に期待感
を高めるような演出を行うこともできる。
【0065】図8の(a),(b)は、中図柄の変動表
示の第2の実施例を示す。この例では、中図柄としての
「三」,「夏」や「五」などの識別情報図柄が局部背景
図柄の「扇子」S3とともに左右に揺れながら落下して
いく様子を表現している。なお、中図柄として停止表示
すべき図柄が来た場合には、表示領域の中段部に最終図
柄として停止表示される。これにより、リーチ発生時に
おける最終図柄(本例では中図柄)が決定されるまでの
過程をまた別の趣向で演出することができる。
【0066】図9は、中図柄の変動表示の第3の実施例
を示す。この例では、中図柄としての「五」などの識別
情報図柄が局部背景図柄の「扇子」S4とともに時計方
向に回転しながら落下していく様子を表現している。な
お、中図柄として停止表示すべき図柄(本例では図柄
「五」)が来た場合には、図9の(b)に示すように表
示領域の中段部に最終図柄として停止表示される。これ
により、リーチ発生時における最終図柄(本例では中図
柄)が決定されるまでの過程をまた別の趣向で演出する
ことができる。
【0067】また、識別情報図柄が局部背景図柄の「扇
子」とともに回転しながら落下していく他の態様とし
て、図10(a)に示すように回転しながら徐々に拡大
変動されるようにしたり、図10(b)に示すように回
転しながら徐々に縮小変動されるように表現してもよ
い。
【0068】図11は、局部背景図柄の出現によりリー
チの発生を予告する態様を示す。図11の(a)〜
(c)は、それぞれ上段部(ア)、下段部(ウ)、中段
部(イ)において横1列に局部背景図柄として3つの
「扇子」を出現させて横1列の通常のリーチが発生する
ことを予告する場合を示す。
【0069】図11の(d)は右斜め方向、(e)は左
斜め方向に局部背景図柄として3つの「扇子」を出現さ
せて、斜め方向の通常のリーチが発生することを予告す
る場合を示す。
【0070】図11の(f)は、中段部(イ)において
局部背景図柄として例えば「骨の黒い扇子」を横1列に
3つ出現させて特定の状態の発生を予告する場合を示
す。特定の状態としては、例えばリーチ状態予告報知の
信頼度が高い(例えば100%)状態、スペシャルリー
チへの発展予告を行う場合、大当り予告を行う場合、確
率変動や時間短縮の予告を行う場合などが含まれる。
【0071】図11の(g)は、上段部(ア)と下段部
(ウ)にそれぞれ横1列に局部背景図柄として3つの
「扇子」を出現させて2列でリーチが発生することを予
告する場合を示す。
【0072】図11の(h)は、右斜め方向、左斜めに
方向に局部背景図柄として3つの「扇子」を出現させて
両斜め方向に2つのリーチが発生することを予告する場
合を示す。
【0073】このように、局部背景図柄としての「扇
子」等を予め表示することにより、遊技者にリーチ発生
の予告を判りやすく知らせることができる。
【0074】なお、本実施形態では、局部背景図柄(局
部背景表示)として「扇子」の図柄を用いる場合につい
て述べたが、これに限定されるものではなく適当な図柄
を局部背景図柄として適用することができることはいう
までもない。また、「扇子」等の各局部背景図柄の色彩
や大きさは適宜変更することができる。
【0075】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示され
た実施の形態はすべての点で例示であって開示された技
術に限定されるものではないと考えるべきである。すな
わち、本発明の技術的な範囲は、上記の実施形態におけ
る説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あく
までも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであ
り、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許
請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0076】
【発明の効果】本発明は、遊技領域における遊技の進行
を制御する遊技制御手段と、該遊技制御手段からの指令
に基づいて、複数の変動表示領域が形成される変動表示
装置の表示制御を行う表示制御手段を備え、前記変動表
示領域の識別情報の停止態様が特定の組み合わせ態様を
導出したときに特典を付与可能な遊技機において、前記
表示制御手段は、リーチ状態を演出するリーチ演出制御
手段を備え、前記リーチ演出制御手段は、 前記各識別
情報に対応させた個別の背景としての局部背景表示の出
現および消滅を制御する局部背景表示制御手段を備えて
いるので、識別情報としての図柄は局部背景表示の上に
表示することができ、変動表示領域の背景表示に識別情
報としての図柄が紛れ込むなどして視認性が低下する事
態を回避することができるという効果がある。
【0077】また、局部背景表示の出現および消滅を適
宜制御することにより、変動表示領域の背景表示の視認
性も十分に確保することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して好適な遊技機の一例としての
パチンコ機の遊技盤の構成例を示す正面図である。
【図2】上記遊技盤の裏面を含むパチンコ機の裏側に設
けられる制御系全体の構成例を示すブロック図である。
【図3】本実施形態に係る遊技機の変動表示装置におけ
るコマンドによる表示状態の遷移状況を示す状態遷移図
である。
【図4】通常のリーチにおける表示態様の一例を示す説
明図である。
【図5】表示装置の表示領域において、有効ラインを複
数種類設けた場合の表示態様の第1実施例を示す説明図
である。
【図6】局部背景図柄と識別情報図柄の変動表示の例を
示す説明図である。
【図7】局部背景図柄と識別情報図柄の変動表示の他の
例を示す説明図である。
【図8】表示装置の表示領域において、有効ラインを複
数種類設けた場合の表示態様の第2実施例を示す説明図
である。
【図9】表示装置の表示領域において、有効ラインを複
数種類設けた場合の表示態様の第3実施例を示す説明図
である。
【図10】局部背景図柄と識別情報図柄の変動表示の他
の例を示す説明図である。
【図11】局部背景図柄の出現によりリーチの発生を予
告する態様を例示する説明図である。
【符号の説明】
100 遊技盤 101 ガイドレール 102 特別図柄表示装置 103 特図始動入賞口 104,105 普図始動ゲート 106 変動入賞装置 107,108,109,110,111 一般入賞口 121 特図始動入賞記憶表示器 122 普通図柄表示器 123 普図始動入賞記憶表示器 124,125 装飾ランプ 126 打球方向変換部材 200 遊技制御装置 211 遊技用マイクロコンピュータ 212 クロック生成回路 213 入力インターフェース 214 出力インターフェース 220 排出制御装置 240 装飾制御装置 250 音制御装置 301 オーバーフロー検出器 302 半端球検出器 303 金枠開放検出器 304 賞球検出器 314 アタッカーソレノイド 315 普通電動役物駆動ソレノイド 400 特別図柄表示装置(変動表示装置:識別情報変
更手段) 420 表示制御装置 421 表示制御用マイクロコンピュータ 422 インタフェース回路 423 リード・オンリ・メモリ 424 ランダム・アクセス・メモリ 425 画像表示コントローラ 426 フォントROM 427 γ補正回路 428 DMAコントローラ 429 クロック生成回路 R 表示領域 S,S1,S2,S3,S4 局部背景表示(「扇子」
の局部背景図柄)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域における遊技の進行を制御す
    る遊技制御手段と、該遊技制御手段からの指令に基づい
    て、複数の変動表示領域が形成される変動表示装置の表
    示制御を行う表示制御手段を備え、前記変動表示領域の
    識別情報の停止態様が特定の組み合わせ態様を導出した
    ときに特典を付与可能な遊技機において、 前記表示制御手段は、 リーチ状態を演出するリーチ演出制御手段を備え、 前記リーチ演出制御手段は、 前記各識別情報に対応させた個別の背景としての局部背
    景表示の出現および消滅を制御する局部背景表示制御手
    段を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記複数の変動表示領域は、識別情報の
    停止態様が特定の組み合わせ態様か否かを判定するため
    の有効ラインが設定され、 前記局部背景表示制御手段は、 前記有効ライン上において前記局部背景表示の出現およ
    び消滅を行うことを特徴とする請求項1に記載の遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記表示制御手段は、前記複数の変動表
    示領域で変動表示される識別情報の変動態様として高速
    スクロールモードと低速スクロールモードとを有し、 前記局部背景表示制御手段は、 前記識別情報の低速スクロールモードにおいて前記局部
    背景表示の出現および消滅を行うことを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記局部背景表示制御手段は、 前記識別情報の停止順序に応じて、後に停止される識別
    情報の局部背景表示を先に停止される識別情報の局部背
    景表示の上に順次重ねて表示するように表示制御するこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の
    遊技機。
  5. 【請求項5】 前記局部背景表示制御手段は、 所定の特典の付与可能性を報知する場合に、前記局部背
    景表示の出現および消滅を行うことを特徴とする請求項
    1から請求項4の何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記局部背景表示制御手段は、 所定条件の成立に基づいて前記局部背景表示の色彩を変
    化させることを特徴とする請求項1から請求項5の何れ
    かに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記表示制御手段および前記局部背景表
    示制御手段は、 所定条件の成立に基づいて識別情報および前記局部背景
    表示を、回転、開閉、拡大、縮小等の態様で変化させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載
    の遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004154158A (ja) * 2002-11-01 2004-06-03 Newgin Corp 遊技機
JP2004173716A (ja) * 2002-11-22 2004-06-24 Newgin Corp 遊技機
JP2006026433A (ja) * 2005-10-05 2006-02-02 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ遊技機

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