JP4086588B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の識別情報による変動表示ゲームを表示可能な表示装置を備えたパチンコ遊技機、パチスロ遊技機等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機、例えばパチンコ遊技機としては、遊技盤上に、複数の図柄による変動表示や演出表示を可能な表示装置と、始動入賞口を設け、該始動入賞口ヘの遊技球の入賞に基づき、前記表示装置において複数の識別図柄を変動表示させることで変動表示ゲームを行うようにしたパチンコ遊技機が知られている。
【0003】
上記変動表示ゲームは、複数の図柄(数字・キャラクター等)が所定の順序で配置されて構成された図柄列を、表示装置の表示部内に形成された、例えば左、中、右の変動表示領域の各々で変動表示させることで行われる。例えば、前記各変動表示領域における変動表示は、図柄列に配列されている所定の順序に従って順次図柄を更新表示することで行われる。そして、変動表示ゲームの開始から所定時間経過した時点で、各変動表示領域の変動表示を、例えば左、中、右の順に停止させて、各々所定の図柄を停止表示することで変動表示ゲームの結果態様として最終組み合わせ態様を導出するようになっている。
【0004】
なお、前記最終組み合わせ態様は、例えば変動表示ゲームの開始当初で既に決定されていて、前記複数の変動表示領域において、既に決定されている最終組み合わせ態様と一致するように各図柄列の停止制御が行われる。
【0005】
そして、変動表示ゲームが終了した際に複数の変動表示領域の各々に停止表示された各図柄が予め定められた特定の組み合わせ態様(大当たり図柄:例えば、「1,1,1」、「2,2,2」・・・等のゾロ目数字の何れか)を形成した場合には、遊技価値の付与として特別遊技状態(大当たり遊技状態)を発生させる。ここで、特別遊技状態とは、例えば、遊技盤に設けられている変動入賞装置を開状態に変換することで遊技者が多量の遊技球を獲得可能にある状態のことを意味する。
【0006】
また、最近のパチンコ遊技機は、前記複数の図柄を、特別図柄と通常図柄とで構成するようにしたものが多い。ここで、特別図柄とは、変動表示ゲームの結果態様がその図柄のゾロ目で構成される特定組み合わせ態様(大当たり図柄)となった場合に、特別遊技状態を付与されるだけでなく、特別遊技状態の終了後に、遊技者にとって有利となる特定遊技状態で遊技可能となる図柄を意味する。
【0007】
この特定遊技状態としては、例えば、始動入賞口への入賞を容易化するとともに、大当たりの抽選確率(大当たり確率)が通常よりも高くなった状態で遊技可能となり、持ち玉を減らすことなく早期に次回大当たりを取得可能にした確率変動状態や、所定期間(例えば次回大当たりまで、特図100回転まで等)始動入賞口への入賞を容易化して持ち玉が減らずに遊技ができるようにした時短状態等がある。
【0008】
また、特定遊技状態中(特に、確率変動状態中)にさらに特別図柄による大当たりが発生した場合には、特定遊技状態が連続して発生することとなるので、大量の遊技球を獲得できる可能性が高くなる。
【0009】
これに対して、通常図柄とは特別図柄以外の図柄のことであり、変動表示ゲームの結果態様がその図柄のゾロ目で構成される特定組み合わせ態様(大当たり図柄)となった場合は、特別遊技状態が終了した後は通常の大当たり抽選確率で遊技が再開される。
【0010】
よって、遊技者は単に大当たりが発生するということだけでなく、特定遊技状態が発生することとなる特別図柄で構成される特定組み合わせ態様(大当たり図柄)が導出されることを期待している。
【0011】
以下、本明細書では、通常図柄のゾロ目で構成された特定組み合わせ態様による大当たりを通常大当たりと呼び、特別図柄のゾロ目で構成された特定組み合わせ態様による大当たりを特別大当たりと呼ぶ。
【0012】
ところで、変動表示ゲームにおいては、図柄を一時的に停止(仮停止)して大当たりが発生することを示した後で、再び全回転変動等の変動表示を行ってから本停止(最終的な大当たり図柄を導出)する、「大当たり図柄再変動表示」を行うことが多くなってきている。これにより、例えば、仮停止時の大当たりが通常大当たりであったとしても、大当たり図柄再変動表示により本停止時の大当たりが特別大当たりとなる期待感を与えることができる。
【0013】
また、通常図柄と特別図柄(確変図柄或いは時短図柄)は、予め定められており、例えば、「0」、「2」、「4」、「6」、「8」のように偶数を表す図柄を通常図柄、「1」、「3」、「5」、「7」、「9」のように奇数を表す図柄を特別図柄として設定される。
【0014】
この通常大当たりと特別大当たり図柄との比率は、例えば1:1のようになっている。例えば始動入賞が発生した場合等のタイミングで、遊技制御装置で乱数を取得し、その乱数の判定結果が大当たりであった場合に前記比率に沿うように何れかの大当たりがランダムに決定される。そして、遊技制御装置で決定された最終組み合わせ態様(特定組み合わせ態様を含む)が表示結果として導出表示される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したパチンコ遊技機においては、特定遊技状態が発生した場合に遊技者にとって特に有利となるので、遊技者は通常大当たりに対する興味が低くなってしまう傾向がある。例えば、変動表示ゲームにおいて通常図柄でリーチが生じるような場合には、大当たり図柄が導出されないように望むようなことさえある。特に、特定遊技状態中に通常図柄でのリーチが発生した場合にはそれが顕著である。
【0016】
よって、遊技者の変動表示ゲームに対する興趣は、例えば特別図柄でリーチが発生したとき等に集中するようになり、特別図柄以外の通常図柄が興趣に与える割合が少なくなってきている。
【0017】
また、特別大当たりと通常大当たりの発生する割合は見た目では常に一定(例えば1:1)で、それぞれの大当たりとなる図柄は予め設定されていて変化しないので、遊技者からするといつ遊技をしても大当たり発生に対する期待感が常に一定で代わり映えがしない。
【0018】
そこで、特別大当たりと通常大当たりとの発生割合を遊技制御で内部的に変化させ(例えば、特別大当たりの発生割合を多く、通常大当たりの発生割合を低くする)、連続性(特別大当たりの連続発生)を上げるようにすることも考えられるが、遊技制御での割合を変化させると特別大当たりが連続して発生し易くなるため一度に獲得できる出玉が多くなりすぎてしまい、遊技者に対して射倖性を煽りすぎることとなる。また、出玉が多くなりすぎないように出玉を調整すると、必然的に通常時の大当たり発生確率が低くなってしまう(例えば1/500等)ので、大当たりを獲得するまでの遊技費用が嵩んでしまう。したがって、このような遊技機は遊技者(特に初心者)に敬遠されがちになるため、遊技店は売り上げの増加を期待できない虞がある。さらに、出玉が極端であるために、遊技店にとっては扱いにくいという問題もある。
【0019】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、変動表示ゲームにおいて通常図柄にも遊技者が興味を抱くような表示制御を行うことにより、変動表示ゲームに対する興趣を向上させることのできる遊技機を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は、表示装置と、予め設定された変動表示実行条件の成立(始動入賞記憶時、変動開始時等)毎に、前記表示装置に最終停止態様として表示される複数の識別情報で構成された組み合わせ態様を決定する最終組み合わせ態様決定手段と、前記表示装置において前記複数の識別情報による変動表示ゲームを実行するとともに該変動表示ゲームの結果として前記最終組せ態様決定手段で決定された最終組み合わせ態様を導出する変動表示制御手段と、前記最終組み合わせ態様が予め定められた特定組み合わせ態様となった場合に特別遊技状態を発生させ、遊技者にとって有利となる遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、を備え、前記識別情報は、第1の特定組み合わせ態様を形成する第1の識別情報群(特別図柄、確変図柄、時短図柄)と、第2の特定組み合わせ態様を形成する第2の識別情報群(通常図柄)とで構成され、前記遊技価値付与手段は、前記最終組み合わせ態様が前記第1の特定組み合わせ態様となった場合には、前記第2の特定組み合わせ態様となった場合より価値の高い遊技価値を付与するようにした遊技機において、所定遊技条件の成立により、前記第2の識別情報群の中から所定の識別情報を特殊識別情報として設定する特殊識別情報設定手段を備え、前記変動表示制御手段は、前記最終組み合わせ態様決定手段により決定された最終組み合わせ態様が前記第1または第2の特定組み合わせ態様である場合に、複数の識別情報のうちの何れかで構成される仮の特定組み合わせ態様を設定して該仮の特定組み合わせ態様で変動表示を一旦停止(仮停止)させた後、再変動表示(大当たり図柄再変動表示)を行って前記最終組み合わせ態様を最終的に停止表示させる再変動表示手段を備え、前記再変動表示手段は、前記最終組み合わせ態様が前記第1の特定組み合わせ態様である場合には、前記特殊識別情報からなる特定組み合わせ態様を仮の特定組み合わせ態様として一旦停止可能とし、前記最終組み合わせ態様が前記第2の特定組み合わせ態様である場合には、前記特殊識別情報からなる特定組み合わせ態様を仮の特定組み合わせ態様として一旦停止しないものとし、前記特殊識別情報設定手段は、前記第1の特定組み合わせ態様(特別大当たり図柄)が生じることなく前記第2の特定組み合わせ態様が続いて生じる場合に、当該第2の特定組み合わせ態様(通常大当たり図柄)となって遊技価値が付与される毎に前記特殊識別情報を設定することで該特殊識別情報の数を増加可能であり、前記遊技価値が付与される毎に設定する特殊識別情報を、乱数に基づいて選択し、選択された特殊識別情報が現在設定されている特殊識別情報と異なるときは該特殊識別情報を追加設定して特殊識別情報の数を増加させ、選択された特殊識別情報が現在設定されている特殊識別情報と同じときは該特殊識別情報を重複設定して、特殊識別情報の数を増加させないように制御し、前記第1の特定組み合わせ態様となって前記遊技価値付与手段が遊技価値を付与することに基づいて前記特殊識別情報の設定を解除するようにしたものである。
【0021】
つまり、通常図柄の中から特殊識別情報(ハッピー図柄)を設定し、この特殊識別情報からなる大当たり図柄が仮の特定組み合わせ態様(仮の大当たり図柄)として仮停止された場合には、最終組み合わせ態様として第1の特定組み合わせ態様が停止表示され、遊技者に高い遊技価値(特別遊技状態+確率変動状態或いは時短状態等)が付与されるようにした。これにより、特殊図柄が設定されている場合には特別大当たりとなる図柄の割合が大きくなるため、特別大当たりに対する期待感を高めることができる。よって、変動表示ゲームにおいて特殊図柄によるリーチが発生した場合等には遊技者は期待を持って変動表示ゲームを注視するようになり、興趣の高まる頻度を従来よりも多くできる。
【0022】
また、遊技制御は従来の通りで、最終組み合わせ態様を決定してから仮停止する仮の特定組み合わせ態様を決定して表示上だけ特別大当たりとなる可能性を高めるようにし、出玉性能等の遊技に関する性能は変わらないようにしているので、遊技者の射幸心を過度に煽ることがなく、また、遊技店側からすると扱いやすい遊技機とすることができる。
さらに、前記特殊識別情報設定手段は、前記第1の特定組み合わせ態様が生じることなく前記第2の特定組み合わせ態様が続いて生じる場合に、当該第2の特定組み合わせ態様となって遊技価値が付与される毎に前記特殊識別情報の数を増加可能とし、前記第1の特定組み合わせ態様となって前記遊技価値付与手段が遊技価値を付与することに基づいて前記特殊識別情報の設定を解除するようにしたことにより、次回は特別大当たりを獲得できるかもしれないという期待感を増大させ、連続して通常大当たりが生じたことに対して遊技者が落胆するのを防止できる。なお、第1の特定組み合わせ態様が発生したときの特殊識別情報の設定解除は、クリアして0としてもよいし、1つだけ残すようにしておいてもよい。また、特殊識別情報設定手段は、前記遊技価値が付与される毎に設定する特殊識別情報を、乱数に基づいて選択し、選択された特殊識別情報が現在設定されている特殊識別情報と異なるときは該特殊識別情報を追加設定して特殊識別情報の数を増加させ、選択された特殊識別情報が現在設定されている特殊識別情報と同じときは該特殊識別情報を重複設定するので、同じ特殊識別情報が追加されて特殊識別情報の数が増加することがない。
【0023】
また、前記再変動表示手段は、前記最終組み合わせ態様が前記第1の特定組み合わせ態様(特別大当たり図柄)である場合には、前記最終組み合わせ態様を構成する識別情報からなる特定組み合わせ態様、前記第1の識別情報群の中から前記最終組み合わせ態様を構成する識別情報を除いた何れかの識別情報からなる特定組み合わせ態様、前記特殊識別情報からなる特定組み合わせ態様、または前記第2の識別情報群の中から前記特殊識別情報を除いた何れかの識別情報からなる特定組み合わせ態様、の何れかを所定の割合で選択し、該選択したものを前記仮の特定組み合わせ態様として一旦停止し、前記最終組み合わせ態様が前記第2の特定組み合わせ態様(通常大当たり図柄)である場合に前記第2の識別情報群の中から前記特殊識別情報を除いた何れかの識別情報を選択し、該選択した識別情報からなる特定組み合わせ態様を仮の特定組み合わせ態様として一旦停止するようにした。つまり、通常大当たりとなる場合には仮の特定組み合わせ態様も通常図柄(特殊図柄を除く)で構成されるようにした。
【0024】
また、前記特殊識別情報設定手段は、前記特殊識別情報が設定されている状態では、前記第1の特定組み合わせ態様となって前記遊技価値付与手段が遊技価値を付与することに基づいて前記特殊識別情報の設定の解除を行い、前記特殊識別情報が設定されていない状態では、前記特殊識別情報の設定解除の処理を省略するようにした。
【0033】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用して好適な遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の遊技盤の構成例を示すものである。
【0034】
図1において、符号100で示されているのは遊技盤であり、この遊技盤100の前面に、下方より発射された遊技球を遊技盤上部に誘導する円弧状のガイドレール101、変動表示ゲームや特別遊技状態(大当たり状態)における演出表示を行う表示装置としての変動表示装置(特別図柄表示器)102、普通電動役物を有し、前記変動表示ゲームの始動条件を与える特図始動入賞口103、前記普通電動役物の始動条件を与える普図始動ゲート104,105、アタッカーと呼ばれる変動入賞装置106、一般入賞口107,108、特図始動入賞口103への入賞により始動記憶として記憶された始動記憶数を表示する特図始動入賞記憶表示器121、変動表示を利用した補助遊技を行う普通図柄表示器122、遊技の演出効果を高める装飾ランプ124,125、打球の流れにランダム性を与える風車と呼ばれる打球方向変換部材126と多数の障害釘(図示略)が設けられている。
【0035】
特に限定されるわけでないが、この実施例では、遊技盤100に設けられた全ての入賞口103〜108のそれぞれに対応してそこへ入賞した球を検出するためにマイクロスイッチや非接触型のセンサからなる入賞センサが設けられている。
【0036】
すなわち、特図始動入賞口103の内部には特図始動センサSS1、普図始動ゲート104,105には普図始動センサSS2,SS3、変動入賞装置106の内部にはカウントセンサSS4と継続入賞センサSS5、一般入賞口107〜111の内部には入賞口センサSS6,SS7がそれぞれ配置されている(図2参照)。そして、遊技球がこれらの各種入賞口あるいは変動入賞装置に入賞すると、特図始動センサSS1、カウントセンサSS4、継続センサSS5、入賞口センサSS6,SS7から入賞球検出信号が後述の遊技制御装置200へ送られ、遊技制御装置200から排出制御装置300へ賞球数データが送信されて、球排出装置による賞球排出が行われるようになっている。
【0037】
ここで、前記普図始動ゲート104,105への通過球が普図始動センサSS2,SS3により検出されると普通図柄表示器122が所定時間変動表示動作されるとともに、その間にさらに普図始動ゲート104,105への通過球が発生するとその球数が記憶される。そして、普通図柄表示器122の変動表示が停止したときにその表示内容が所定の態様になると特図始動入賞口103の普通電動役物が開成され特図始動入賞口103に遊技球が入賞しやすくなる。
【0038】
この特図始動入賞口103に遊技球が入賞すると特別図柄表示器102が所定時間変動表示動作されるとともに、その間にさらに特図始動入賞口103へ遊技球が入賞するとその球数が記憶されその記憶数に応じて特図始動入賞記憶表示器121が点灯される。
【0039】
そして、特別始動入賞口103への入賞に関連して抽出された乱数値の判定を行った後に、当該判定結果に対応した表示結果態様としての停止図柄を導出すべく、特別図柄表示器102における変動表示を開始し、所定時間経た後に前記停止図柄にて停止すべく変動表示を終了する。
【0040】
次いで、前記変動表示の終了を契機に、当該変動表示に係わった前記判定結果が大当たりの場合は、変動表示ゲームの結果態様として特定組み合わせ態様(大当たり図柄、例えば「7,7,7」)を導出表示させるとともに、特別遊技状態を発生させ、遊技者への特定遊技価値の付与として前記変動入賞装置106を所定時間又は所定入賞球数に達するまで開成させる。
【0041】
さらに、前記変動入賞装置106内には一般入賞領域と継続入賞領域とが設けられており、継続入賞領域に遊技球が入賞したことを条件として前記変動入賞装置106の開成動作が所定回数まで繰り返される。
【0042】
遊技盤100における前記のような遊技の進行の制御および遊技制御において使用される乱数の生成は、前記遊技制御装置200が一連のプログラムを実行することによって行なわれる。また、前記特別図柄表示器102における変動表示制御は、遊技制御装置200から送信された制御信号に基づいて、遊技制御装置200とは別個に設けられた演出制御装置400によって行われる。
【0043】
次に、図2に基づいて、遊技制御装置200と変動表示ゲーム等の表示制御を行う表示制御装置400の一例を説明する。図2は、遊技制御装置200と演出制御装置400の概略構成を示すブロック図である。
【0044】
図2に示されているように、遊技制御装置200は遊技に必要な役物制御を行う半導体集積回路化されたワンチップマイコン(広義のCPU)からなる遊技制御用マイクロコンピュータ211と、水晶発振子の発振信号を分周して所定の周波数のクロック信号を得るクロック生成回路(発振器)212と、各種センサからの信号を受け入れる入力インターフェース213と、ソレノイドなどの駆動手段に対する駆動信号や他の制御装置に対する制御信号を出力したりする出力インターフェース214とを含んで構成される。
【0045】
前記遊技制御用マイクロコンピュータ211は、演算制御手段としての中央処理ユニット(CPU)と、記憶手段としてROM(リードオンリメモリ)およびRAM(ランダムアクセスメモリ)、割込み制御回路(図示省略)などを内蔵しており、いわゆるアミューズチップ用のICとして製造されている。また、CPUが行う遊技進行制御に必要なプログラムや賞球数データはROMに格納されている。
【0046】
遊技制御装置200には、入力インターフェース213を介して、特図始動入賞口103内の特図始動センサSS1、普図始動ゲート104,105内の普図始動センサSS2,SS3、変動入賞装置106内の継続入賞領域に対応した継続入賞センサSS5と一般入賞領域に対応したカウントセンサSS4、一般入賞口107,108内の入賞口センサSS6,SS7からの検出信号などが入力される。
【0047】
一方、遊技制御装置200からは出力インターフェース214を介して、普通図柄表示器122等に対する表示駆動信号、普通電動役物を開閉駆動する普電ソレノイド315の駆動信号、演出制御装置400に対するデータ信号、変動入賞装置106の大入賞口を開閉駆動する大入賞口ソレノイド(アタッカーソレノイド)314の駆動信号、排出制御装置300に対するデータ信号、図示しない遊技店の管理装置に対して大当り発生などのデータを送信する盤用外部出力端子(データ出力端子)312への信号などが出力される。
【0048】
なお、遊技制御装置200には、バックアップ電源210が設けられており、停電発生時等において、遊技制御用マイクロコンピュータ211内のRAMに記憶された各種データを保持するようになっている。
【0049】
演出制御装置400は、2D(2次元)および3D(3次元)画像の表示制御を行うもので、マイクロコンピュータ(CPU)421、遊技制御装置200とのインターフェース回路422、制御用プログラムを格納したPRGROM426A、各種キャラクタ等の画像データを格納したCGGROM426B、CPU421の作業領域を提供したり遊技制御装置200から送られて来たデータや表示データを記憶したりするランダムアクセスメモリ(DRAM)424、変動表示装置102を表示駆動する画像表示プロセッサ(ビデオディスプレイプロセッサ:VDP)425、表示すべき画像データを一時的に格納するフレームバッファとしてのDRAM427などで構成される。
【0050】
CPU421には、変動表示ゲームの変動パターン(演出パターン)を決定するための演出パターン決定乱数カウンタ等が設定されたRAMが備えられている。
また、CPU421にはインターフェース回路429を介して演出用のスピーカ500および装飾用のランプ・LED600が接続されている。また、画像表示プロセッサ425にはLCD(液晶ディスプレイ)用のインターフェース回路428を介して変動入賞装置102が接続されている。
【0051】
このCPU421には、インターフェース422を介して、前記遊技制御装置200から変動表示コマンドや停止図柄データ、停止コマンドなどの表示制御情報等が入力される。また、PRGROM426Aには主にプログラム等が、CGGROM426Bには画像データ(図柄データ、動画キャラクタデータ、背景画データ、テクスチャデータ等)が格納されている。
【0052】
前記遊技制御装置200から表示制御情報が入力されるとインターフェース422からCPU421に対して受信割込みがかかり、これに応じてCPU421は受信データ(表示制御情報)をDRAM424のバッファ領域に格納する。そして、CPU421は遊技制御装置200からの表示指令信号(コマンド)に基づいて、変動表示ゲームの変動パターン(演出パターン)等を決定し、その決定に基づいて、PRGROM426Aに格納されているプログラムを実行し、2Dの画像情報(図柄表示情報、動画キャラクタ画面情報、背景画情報等)を作成したり、3Dの画像情報(図柄用オブジェクト、動画キャラクタ用オブジェクト、背景用オブジェクト)の座標演算(ジオメトリ演算)等を行ったりして、これらの演算結果をDRAM424に格納する。
【0053】
VDP425は、DRAM424に格納された画像情報に基づいて、2Dまたは3Dの画像の描画(レンダリング)を行って、フレームバッファとしてのDRAM427に格納する。そして、DRAM427の画像を所定のタイミング(垂直同期信号V−SYNCと水平同期信号H−SYNCに合わせて)で、LCDインターフェース42429へ送出して、液晶ディスプレイで構成される変動表示装置102に出力する。
【0054】
また、VDP425は、2Dと3Dの点描画、線描画、トライアングル描画、ポリゴン描画等の描画処理を行い、さらに3D描画では、テクスチャマッピング(テクスチャリング)、ライティング処理、アルファプレンディング、シェーディング処理(グローシェーディング等)、陰面消去(Zバッファ処理等)を行って、CPU421が設定した3DオブジェクトをフレームバッファとしてのDRAM427へ描画する。なお、フレームバッファは、2Dのフレームバッファと3Dのフレームバッファをそれぞれ設定しておき、2Dの画像を3Dの画像に重ね合わせて出力(オーバーレイ)することが可能である。
【0055】
本実施形態では、変動表示装置102として液晶ディスプレイを用いているのでVDP425と変動表示装置102の間のインターフェース429をLCDインターフェースとしたが、このインターフェース429は変動表示装置102の種類に応じて適宜選択可能であり、CRT、ELあるいはプラズマ方式のディスプレイを採用する場合には、これらのディスプレイデバイスに対応するインターフェースを採用することとなる。
【0056】
PRGROM426Aには、制御プログラム、表示プログラム(仮想3次元空間に相当する3次元座標系にオブジェクトおよび視点を設定するための設定情報を導出するプログラムを含む)等を格納している。CGGROM426Bには、変動表示ゲームに用いる識別図柄、背景、動画キャラクタ等の2Dデータおよび3Dオブジェクトデータ(ポリゴンデータ)、テクスチャデータを格納している。
【0057】
3Dの描画表示では、仮想3次元空間の座標系内に、視点およびCGGROM426Bから読み出した各種のオブジェクトを設定し、そのオブジェクトを変動させたり視点を変位させたりする、いわゆるジオメトリ演算処理を行う。また、仮想3次元空間の座標系内のオブジェクトを視点に基づく投影平面に投影した2次元座標情報である投影情報を生成する。その投影情報に基づいて、各オブジェクトの各ポリゴンの頂点にテクスチャを合うように変形して、描画を行い、全てのオブジェクトへテクスチャを描画することにより、表示画像(フレームバッファとしてのDRAM427)を変動表示装置102に出力する。
【0058】
なお、入力インターフェース422の前段には、信号伝達方向規制手段であるバッファ回路430を設けており、遊技制御装置200から演出制御装置400への信号入力のみを許容し、演出制御装置400から遊技制御装置200への信号出力を禁止するようになっている。
【0059】
また、上述した遊技機においては、変動表示装置102に最終停止態様として表示される組み合わせ態様を決定する最終組み合わせ態様決定手段、最終組み合わせ態様を導出する前に変動表示装置102において実行される変動表示パターンを決定する変動表示パターン決定手段、大当たりが発生した場合に遊技者にとって有利となる遊技価値を付与する遊技価値付与手段、としての機能は遊技制御装置200により実行される。
【0060】
また、最終組み合わせ態様決定手段により決定された最終組み合わせ態様と変動表示パターン決定手段により決定された変動表示パターンに基づいて、変動表示装置102において所定の変動表示を実行する変動表示制御手段、大当たりが発生する場合に仮の特定組み合わせ態様で変動表示を一旦停止させた後、再変動表示を行って最終組み合わせ態様を停止表示させる再変動表示手段、としての機能は、演出制御装置400により実行される。
【0061】
さらに、本実施形態のパチンコ遊技機は、変動表示装置102において特定組み合わせ態様(大当たり図柄)が導出された場合に、遊技者に特別遊技状態を付与する通常大当たりと、さらに特別遊技状態の後に特定遊技状態としての確率変動状態を付与する確変大当たりとを備える。例えば、「0」〜「9」までの10個の図柄で識別情報を構成し、「1」「3」「5」「7」「9」の奇数(確変図柄)で特定組み合わせ態様が構成された場合に確変大当たりとなり、「0」「2」「4」「6」「8」の偶数(通常図柄)で特定組み合わせ態様が構成された場合に通常大当たりとなる。
【0062】
なお、前記最終組み合わせ態様決定手段により特定組み合わせ態様が決定された場合、その特定組み合わせ態様が確変大当たり図柄であれば再変動表示手段により再変動表示を行う前の仮停止における特定組み合わせ態様(仮停止大当たり図柄)は制限されず、最終組み合わせ態様決定手段により決定された特定組み合わせ態様が通常大当たり図柄であれば仮停止における特定組み合わせ態様は通常大当たり図柄とされる。つまり、通常大当たり図柄で仮停止した場合は最終的に通常大当たりまたは確変大当たりの何れかとなるが、確変大当たり図柄で仮停止した場合は100%確変大当たりとなり、通常大当たりへ格下げはされないようにする。
【0063】
さらに、本実施形態のパチンコ遊技機においては、演出制御装置400に、所定の条件の成立により通常図柄の中から所定の図柄を特殊識別情報(以下、ハッピー図柄と称する)として設定する特殊識別情報設定手段としての機能を持たせるようにし、仮停止時の大当たり図柄がハッピー図柄で構成された場合(表示上は通常大当たり図柄)は再変動表示後に必ず確変大当たり図柄となるようにしている。
【0064】
これにより、特殊識別情報設定手段によりハッピー図柄が設定されている場合には確変大当たりとなる図柄の割合が大きくなるため、特別大当たりに対する期待感を高めることができる。よって、変動表示ゲームにおいてハッピー図柄によるリーチが発生した場合等には遊技者は期待を持って変動表示ゲームを注視するようになり、興趣の高まる頻度を従来よりも多くできる。また、遊技制御は従来の通りで、表示上だけ確変大当たりとなる可能性を高めるようにしているので、遊技者の射幸心を過度に煽ることがなく、また、遊技店側からすると扱いやすい遊技機とすることができる。例えば、大当たり発生確率(例えば約1/300)や確変大当たりと通常大当たりの振り分け割合(例えば1/1)は従来と同じにして、出玉性能等の遊技に関する性能は変わらないようにしている。
【0065】
図3は、変動表示装置102における表示例である。変動表示領域は縦に3分割され、それぞれの領域で識別図柄N1,N2,N3が縦にスクロールされて変動表示が行われる。また、本実施形態では変動表示装置102内にハッピー図柄を表示するようにしており、図3では変動表示領域の左上にハッピー図柄Hを表示している。なお、後述する図9のハッピー図柄更新処理により、ハッピー図柄が複数個設定された場合は、例えば横一列に並べて表示される。
【0066】
なお、仮停止大当たり図柄がハッピー図柄で構成された場合は100%の割合で最終停止大当たり図柄が確変大当たり図柄となることを、変動表示が行われていないときに変動表示装置102上でデモ画面として説明表示してもよい。
【0067】
図4は、本実施形態のパチンコ遊技機の演出制御装置400によるメイン制御処理のフローチャートである。本実施形態では、遊技制御装置200から送信される変動表示に関するコマンド(変動開始、最終組み合わせ態様、変動表示パターン、変動停止等)に基づいて、演出制御装置400による変動表示に関する制御が実行される。
【0068】
まず、ステップS101で遊技機への電源投入に伴い初期化処理を行う。例えば、ハッピー図柄を1個設定し、通常状態において常にハッピー図柄があるようにする。または、初期化処理において、ハッピー図柄の設定を解除(ハッピー図柄なし)するようにしてもよい。
【0069】
次に、ステップS102で遊技制御装置200から送信された変動開始コマンドを受信する。このとき、変動表示パターン決定手段により決定された変動パターン情報および最終組み合わせ態様決定手段により決定された最終停止図柄情報(最終組み合わせ態様)も同時に受信する。
【0070】
次に、ステップS103で停止図柄決定処理が行われる。具体的には、図5のフローチャートにしたがって停止図柄決定処理が実行される。
【0071】
図5のフローチャートにおいて、まず、図4のステップS102で受信した最終停止図柄情報が大当たり図柄か否かを判定する(ステップS201)。そして、受信した最終停止図柄情報が大当たり図柄出ないと判定した場合は、ステップS205に移行して、受信した最終停止図柄情報(はずれ図柄)を最終停止図柄に設定する。一方、ステップS201で最終停止図柄情報が大当たり図柄であると判定した場合は、ステップS202に移行してその大当たり図柄が確変大当たり図柄か否かを判定する。
【0072】
そして、確変大当たりであると判定した場合は、ステップS204で抽選により仮停止大当たり図柄を設定し、ステップS205で最終停止図柄情報(確変大当たり図柄)を最終停止図柄に設定する。一方、確変大当たりでない(通常大当たりである)と判定した場合は、ステップS203で仮停止大当たり図柄として通常図柄からなる大当たり図柄を設定する。ただし、ハッピー図柄からなる大当たり図柄は除く。そして、ステップS205で最終停止図柄情報(通常大当たり図柄)を最終停止図柄に設定する。
【0073】
ここで、最終停止図柄情報が確変大当たり図柄の場合は、以下に示す抽選により仮の大当たり図柄を設定する。例えば、大当たり図柄が「7,7,7」で、ハッピー図柄が「2」の場合は、表1のように仮停止大当たり図柄を設定する。つまり、▲1▼70/256の割合で受信した最終停止図柄情報「7,7,7」をそのまま仮停止大当たり図柄として設定し、▲2▼121/256の割合でハッピー図柄を除く通常図柄(「0」「4」「6」「8」)の中から抽選で所定の通常図柄を選択し、この通常図柄からなる大当たり図柄を仮停止大当たり図柄として設定し、▲3▼25/256の割合でハッピー図柄「2」からなる大当たり図柄を仮停止大当たり図柄として設定し、▲4▼40/256の割合で受信した最終停止図柄を構成する確変図柄「7」を除く、その他の確変図柄(「1」「3」「5」「9」)の中から抽選で所定の確変図柄を選択し、この確変図柄からなる大当たり図柄を仮停止大当たり図柄として設定する。
【0074】
【表1】
Figure 0004086588
【0075】
なお、仮停止大当たり図柄の設定は上述した抽選方法に特に制限されない。例えば、上述した▲3▼、▲4▼を合わせて、65/256の割合で受信した最終停止図柄を構成する確変図柄「7」を除く、その他の確変図柄またはハッピー図柄の中から抽選で所定の確変図柄を選択し、この確変図柄からなる大当たり図柄(「1,1,1」「2,2,2」「3,3,3」「5,5,5」「9,9,9」の何れか)を仮停止大当たり図柄として設定するようにしてもよい。
【0076】
以上のようにして図4のステップS103における停止図柄決定処理を実行した後、図4のステップS104で変動表示を開始し、ステップS102で受信した変動表示パターンに基づいて演出表示を実行する。続いて、ステップS105で最終停止図柄情報が大当たりであるか判定する。
【0077】
ステップS105で、最終停止図柄情報が大当たりであると判定した場合は、変動表示パターンに基づいて、例えば、縦に3分割された変動表示領域において各識別図柄を縦方向にスクロールして変動表示を行い(図6(a))、仮停止大当たり図柄を構成する図柄によるリーチ状態を発生させる(図6(b))。その後、ステップS106で仮停止大当たり図柄を導出し(図6(c))、ステップS107で大当たり図柄の全回転変動等により再変動表示を行い(図6(d))、最終停止図柄を導出する(図6(e))。このとき、変動表示装置102では最終停止図柄が導出された状態で揺れ変動表示(本停止前で停止図柄が確定されていないことを表す変動表示)が行われる。図6(e)では、“チャンスタイム”の表示が残っていることで、まだ確定表示でない揺れ表示状態であることを示している。
【0078】
その後、ステップS108で遊技制御装置200から送信された変動停止コマンドを受信し、ステップS109で揺れ変動表示を終了して最終停止図柄で停止図柄を確定する(図6(f))。なお、図6の表示例では、仮停止大当たり図柄がハッピー図柄「2」で構成されているので、その後の再変動表示により最終停止大当たり図柄が確変大当たり図柄となっている。
【0079】
次に、ステップS110でハッピー図柄の更新処理を行い、ステップS102以下の処理を繰り返し実行する。なお、ステップS110のハッピー図柄更新処理の詳細については後述する。
【0080】
一方、ステップS105で最終停止図柄が大当たりでないと判定した場合は、変動表示パターンに基づいて変動表示を行った後(図7(A))、最終停止図柄(はずれ図柄)を導出し、ステップS111に移行する。このとき、変動表示装置102では最終停止図柄が導出された状態で揺れ変動表示が行われる。
【0081】
そして、ステップS111で遊技制御装置200から送信された変動停止コマンドを受信し、ステップS112で揺れ変動表示を終了して最終停止図柄で停止図柄を確定する(図7(B))。その後、ハッピー図柄の更新処理は行わず、ステップS102以下の処理を繰り返し実行する。
【0082】
以上のようにして、演出制御装置400による変動表示に関する制御処理が実行される。
【0083】
次に、ステップS110のハッピー図柄更新処理について説明する。図8は、ハッピー図柄更新処理の一例を示すフローチャートであり、大当たりが発生したときにハッピー図柄を新たに設定するようにした例である。
【0084】
まず、ステップS301で大当たり(特別遊技状態)が終了したか判定し、大当たりが終了していないと判定した場合(通常状態中や大当たり状態中)はそのまま処理を終了する。一方、ステップS301で大当たりが終了したと判定した場合には、ステップS302でハッピー図柄乱数を抽出する。そして、ステップS303で、通常図柄「0」「2」「4」「6」「8」の中からステップS302で抽出したハッピー図柄乱数に基づいてハッピー図柄を選択して設定する。つまり、本実施形態では、大当たりが発生する毎にハッピー図柄を更新(新たに設定)するようにしている。また、ステップS303では、現在設定されているハッピー図柄を除く通常図柄の中から次回ハッピー図柄を選択して設定するようにしてもよい。
【0085】
このように、大当たりが発生するごとに新たにハッピー図柄を設定することにより、ハッピー図柄に対する興趣性を高めることができる。
【0086】
図9は、ハッピー図柄更新処理の他の例を示すフローチャートである。図9のフローチャートでは、通常大当たりが発生した場合にハッピー図柄を更新(又は追加)しており、この点で大当たり(確変大当たりを含む)発生のたびにハッピー図柄を更新する図8のフローチャートと異なる。なお、図9のハッピー図柄更新処理においては、「ハッピー図柄なし」の状態を初期状態とする。
【0087】
まず、ステップS401で大当たりが終了したか判定し、大当たりが終了していないと判定した場合はそのまま処理を終了する。一方、ステップS401で大当たりが終了したと判定した場合にはステップS402に移行して、その大当たりが通常状態での大当たりか判定する。そして、ステップS402で通常状態での大当たりでないと判定した場合は、そのまま処理を終了する。つまり、確変状態において大当たりが発生してもハッピー図柄は設定されないようにしている。
【0088】
一方、ステップS402で通常状態での大当たりであると判定した場合はステップS403に移行して、その大当たりが通常大当たりか判定する。そして、ステップS403で通常大当たりでないと判定した場合、すなわち確変大当たりが発生した場合はステップS407に移行して、設定されているハッピー図柄を全て解除し「ハッピー図柄なし」を設定する。ただし、ハッピー図柄が設定されていない場合はこの処理は省略される。
【0089】
一方、ステップS403で通常大当たりであると判定した場合は、ステップS404に移行してハッピー図柄のトータル個数は上限値に達しているか判定する。例えば、通常図柄が「0」「2」「4」「6」「8」の5つである場合、ハッピー図柄の上限値は4以下とする。つまり、すべての通常図柄をハッピー図柄として同時に設定可能とすると100%確変大当たりとなるので、そのような状態にはならないようにしている。
【0090】
そして、ステップS404でハッピー図柄のトータル個数が上限値に達していると判定した場合は、それ以上ハッピー図柄を増やすことはできないのでそのまま処理を終了する。ステップS404でハッピー図柄のトータル個数が上限値に達していないと判定した場合は、ステップS405でハッピー図柄乱数を抽出する。そして、ステップS406で、通常図柄「0」「2」「4」「6」「8」の中からステップS405で抽出したハッピー図柄乱数に基づいてハッピー図柄を選択して設定する。このとき、選択されたハッピー図柄が現在設定されているハッピー図柄と異なるときはハッピー図柄が1個追加設定され合計2個となるが、選択されたハッピー図柄と現在設定されているハッピー図柄が同じときはハッピー図柄は追加設定されず1個のままとなる。なお、ステップS406において現在設定されているハッピー図柄を除く通常図柄の中から次のハッピー図柄を選択するようにして、必ずハッピー図柄が増えるように制御することも可能であるが、上記のように選択されたハッピー図柄と現在設定されているハッピー図柄が同じときはハッピー図柄を追加させないことにより、ハッピー図柄が増加する場合とハッピー図柄が増加する場合とが生じて遊技内容の多様性が高まる
【0091】
本実施例では、通常状態での大当たりが発生したときにハッピー図柄を更新(追加)するようにしている。つまり、確変大当たりが発生しない場合(通常大当たりばかり発生する場合)に遊技者の確変大当たりに対する期待感を喪失させないために、表示上の救済措置としてハッピー図柄を設定、追加するようにしている。
【0092】
また、通常大当たりが続いているときだけという、所定期間においてのみハッピー図柄を設定することによりハッピー図柄の有効性を高めることで、遊技に対する興趣性を向上できる。
【0093】
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、上記の実施形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0094】
例えば、本実施形態では、最終組み合わせ態様決定手段や、変動パターン決定手段の機能を遊技制御装置200で実行し、変動表示制御手段の機能を演出制御装置400で実行するように構成しているが、前記3つの手段の全ての機能を遊技制御装置200で実行できるように構成してもよい。
【0095】
また、遊技制御装置200で、大当たりの抽選、大当たりの場合の確変大当たりの抽選、及び制御時間を含む変動パターンの決定(演出制御装置と単方向通信を行っているため制御時間は遊技制御装置で決定しないと演出制御装置側と連動した遊技ができないため)を行い、演出制御装置400で前記大当たりおよび確変大当たりの抽選結果に基づいて大当たり図柄を決定して、その大当たり図柄に基づいて仮停止大当たり図柄を決定するようにしてもよい。
【0096】
また、本実施形態では、特殊識別情報設定手段としての機能(ハッピー図柄更新処理)を演出制御装置400で実行しているが、遊技制御装置200側で特殊識別情報(ハッピー図柄情報)を決定して演出制御装置400へ送信するようにしてもよい。
【0097】
また、設定されているハッピー図柄の他に、現在の通常図柄とハッピー図柄の割合や、通常図柄と「ハッピー図柄+確変図柄」の割合を報知するようにしてもよい。さらに、ハッピー図柄を変動表示装置102内に表示する代わりに、遊技盤内にハッピー図柄表示装置を別途設けて表示するようにしてもよい。
【0098】
【発明の効果】
本発明によれば、特殊識別情報設定手段は、通常図柄の中から特殊識別情報(ハッピー図柄)を設定し、再変動表示手段は、特別大当たり図柄(第1の特定の組み合わせ態様)を最終的に停止表示する場合には、特殊識別情報からなる大当たり図柄を仮停止大当たり図柄として一旦停止可能とし、通常大当たり図柄(第2の特定組み合わせ態様)を最終的に停止表示する場合には、特殊識別情報からなる大当たり図柄を仮停止大当たり図柄として一旦停止しないようにする。そして、特殊識別情報設定手段は、前記第1の特定組み合わせ態様(特別大当たり図柄)が生じることなく前記第2の特定組み合わせ態様が続いて生じる場合に、当該第2の特定組み合わせ態様(通常大当たり図柄)となって遊技価値が付与される毎に前記特殊識別情報を設定することで該特殊識別情報の数を増加可能であり、前記遊技価値が付与される毎に設定する特殊識別情報を、乱数に基づいて選択し、選択された特殊識別情報が現在設定されている特殊識別情報と異なるときは該特殊識別情報を追加設定して特殊識別情報の数を増加させ、選択された特殊識別情報が現在設定されている特殊識別情報と同じときは該特殊識別情報を重複設定して、特殊識別情報の数を増加させないようにしているので、特殊識別情報が設定されている場合には特別大当たりとなる図柄の割合が大きくなるため、特別大当たりに対する期待感を高めることができる。これによって、変動表示ゲームにおいて特殊識別情報によるリーチが発生した場合等には遊技者は期待を持って変動表示ゲームを注視するようになり、興趣の高まる頻度を従来よりも多くできるという効果を奏する。
また、特別大当たりが発生しない場合(通常大当たりばかり発生する場合)に遊技者の特別大当たりに対する期待感を喪失させないために、救済措置として特殊識別情報を設定、追加することができる。さらに、特殊識別情報設定手段は、前記第1の特定組み合わせ態様となって前記遊技価値付与手段が遊技価値を付与することに基づいて前記特殊識別情報の設定を解除するので、増加した特殊識別情報の数をクリアすることができ、特殊識別情報の数が多くなり過ぎるのを防止できる。
【0099】
また、最終組み合わせ態様を決定してから仮停止する仮の特定組み合わせ態様を決定し、表示上だけ特別大当たりとなる可能性を高めるようにして、出玉性能等の遊技に関する性能は変わらないようにしたので、遊技者の射幸心を過度に煽ることがなく、また、遊技店側にとって扱いやすい遊技機を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して好適な遊技機の一例としてのパチンコ機の遊技盤の構成例について示した正面図である。
【図2】遊技盤の裏面を含むパチンコ機の裏側に設けられる制御系全体の構成例について示したブロック図である。
【図3】変動表示装置102における表示例である
【図4】本実施形態のパチンコ遊技機の演出制御装置400によるメイン制御処理のフローチャートである。
【図5】演出制御装置400による停止図柄決定処理のフローチャートである。
【図6】最終組み合わせ態様が大当たり図柄である場合の変動表示例である。
【図7】最終組み合わせ態様が大当たり図柄でない場合の変動表示例である。
【図8】ハッピー図柄更新処理の一例を示すフローチャートである。
【図9】ハッピー図柄更新処理の他の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 遊技盤
101 ガイドレール
102 変動表示装置(特別図柄表示装置)
103 特図始動入賞口
104,105 普図始動ゲート
106 変動入賞装置
107,108 一般入賞口
121 特図始動入賞記憶表示器
122 普通図柄表示器
124,125 装飾ランプ
126 打球方向変換部材(風車)
200 遊技制御装置
211 遊技制御用マイクロコンピュータ
212 クロック生成回路(発信器)
213 入力インターフェース
214 出力インターフェース
300 排出制御装置
312 盤用外部出力端子
314 大入賞口SOL(アタッカーソレノイド)
315 普電SOL(普通電動役物駆動ソレノイド)
400 演出制御装置
421 表示制御用マイクロコンピュータ
422 インターフェース回路
424 DRAM
425 画像表示プロセッサ(VDP)
426A PRGRAM
426B CGGROM
427 DRAM
428 LCD用インターフェース回路
429 インターフェース回路
430 バッファ回路

Claims (3)

  1. 表示装置と、
    予め設定された変動表示実行条件の成立毎に、前記表示装置に最終停止態様として表示される複数の識別情報で構成された組み合わせ態様を決定する最終組み合わせ態様決定手段と、
    前記表示装置において前記複数の識別情報による変動表示ゲームを実行するとともに該変動表示ゲームの結果として前記最終組せ態様決定手段で決定された最終組み合わせ態様を導出する変動表示制御手段と、
    前記最終組み合わせ態様が予め定められた特定組み合わせ態様となった場合に特別遊技状態を発生させ、遊技者にとって有利となる遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、
    を備え、
    前記識別情報は、第1の特定組み合わせ態様を形成する第1の識別情報群と、第2の特定組み合わせ態様を形成する第2の識別情報群とで構成され、
    前記遊技価値付与手段は、前記最終組み合わせ態様が前記第1の特定組み合わせ態様となった場合には、前記第2の特定組み合わせ態様となった場合より価値の高い遊技価値を付与するようにした遊技機において、
    所定遊技条件の成立により、前記第2の識別情報群の中から所定の識別情報を特殊識別情報として設定する特殊識別情報設定手段を備え、
    前記変動表示制御手段は、前記最終組み合わせ態様決定手段により決定された最終組み合わせ態様が前記第1または第2の特定組み合わせ態様である場合に、複数の識別情報のうちの何れかで構成される仮の特定組み合わせ態様を設定して該仮の特定組み合わせ態様で変動表示を一旦停止させた後、再変動表示を行って前記最終組み合わせ態様を最終的に停止表示させる再変動表示手段を備え、
    前記再変動表示手段は、前記最終組み合わせ態様が前記第1の特定組み合わせ態様である場合には、前記特殊識別情報からなる特定組み合わせ態様を仮の特定組み合わせ態様として一旦停止可能とし、前記最終組み合わせ態様が前記第2の特定組み合わせ態様である場合には、前記特殊識別情報からなる特定組み合わせ態様を仮の特定組み合わせ態様として一旦停止しないものとし、
    前記特殊識別情報設定手段は、
    記第1の特定組み合わせ態様が生じることなく前記第2の特定組み合わせ態様が続いて生じる場合に、当該第2の特定組み合わせ態様となって遊技価値が付与される毎に前記特殊識別情報を設定することで該特殊識別情報の数を増加可能であり、
    前記遊技価値が付与される毎に設定する特殊識別情報を、乱数に基づいて選択し、
    選択された特殊識別情報が現在設定されている特殊識別情報と異なるときは該特殊識別情報を追加設定して特殊識別情報の数を増加させ、
    選択された特殊識別情報が現在設定されている特殊識別情報と同じときは該特殊識別情報を重複設定して、特殊識別情報の数を増加させないようにし、
    前記第1の特定組み合わせ態様となって前記遊技価値付与手段が遊技価値を付与することに基づいて前記特殊識別情報の設定を解除することを特徴とする遊技機。
  2. 前記再変動表示手段は、
    前記最終組み合わせ態様が前記第1の特定組み合わせ態様である場合には、前記最終組み合わせ態様を構成する識別情報からなる特定組み合わせ態様、前記第1の識別情報群の中から前記最終組み合わせ態様を構成する識別情報を除いた何れかの識別情報からなる特定組み合わせ態様、前記特殊識別情報からなる特定組み合わせ態様、または前記第2の識別情報群の中から前記特殊識別情報を除いた何れかの識別情報からなる特定組み合わせ態様、の何れかを所定の割合で選択し、該選択したものを前記仮の特定組み合わせ態様として一旦停止し、
    前記最終組み合わせ態様が前記第2の特定組み合わせ態様である場合に前記第2の識別情報群の中から前記特殊識別情報を除いた何れかの識別情報を選択し、選択した識別情報からなる特定組み合わせ態様を仮の特定組み合わせ態様として一旦停止することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記特殊識別情報設定手段は、
    前記特殊識別情報が設定されている状態では、前記第1の特定組み合わせ態様となって前記遊技価値付与手段が遊技価値を付与することに基づいて前記特殊識別情報の設定の解除を行い、
    前記特殊識別情報が設定されていない状態では、前記特殊識別情報の設定解除の処理を省略することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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