JP2003245426A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003245426A
JP2003245426A JP2002046183A JP2002046183A JP2003245426A JP 2003245426 A JP2003245426 A JP 2003245426A JP 2002046183 A JP2002046183 A JP 2002046183A JP 2002046183 A JP2002046183 A JP 2002046183A JP 2003245426 A JP2003245426 A JP 2003245426A
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game
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JP2002046183A
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English (en)
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Sadao Ioki
定男 井置
Hideo Taguchi
英雄 田口
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大当たりの当選が確定した後の変動表示ゲー
ム(全回転リーチ、再抽選ゲーム)において、遊技者が
視認可能な図柄を制限することにより、確変大当たりと
なる確率を見た目上変化させて、遊技の興趣を向上させ
ることのできる遊技機を提供する。 【解決手段】 パチンコ遊技機の表示制御装置(表示制
御手段)400に、カムフラージュ制御手段を設け、大
当たり当選が確定した後の変動表示ゲーム(再抽選ゲー
ム,全回転リーチ)において、特定の表示結果態様とし
て導出される可能性のない識別画像に対してカムフラー
ジュ制御を行うようにして、表示結果態様として導出さ
れる識別画像の種類を自然に制限して遊技者に報知でき
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の識別情報に
よる変動表示ゲームを表示可能な表示装置を備えたパチ
ンコ遊技機、パチスロ遊技機等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機、例えばパチンコ遊技機と
しては、遊技盤上に、複数の図柄による変動表示ゲーム
表示可能な変動表示装置と、始動入賞口を設け、該始動
入賞口ヘの遊技球の入賞に基づき、前記変動表示装置に
おいて複数の図柄を変動表示させることで変動表示ゲー
ムを行うようにしたパチンコ遊技機が知られている。上
記変動表示ゲームは、複数の図柄(数字・キャラクター
等)が所定の順序で配置されて構成された図柄列を、変
動表示装置に形成された、例えば左、中、右の表示領域
の各々で変動表示させることで行われる。例えば、前記
各表示領域における変動表示は、図柄列に配列されてい
る所定の順序に従って順次図柄を更新表示することで行
われる。そして、変動表示ゲームの開始から所定時間経
過した時点で、各表示領域の変動表示を、例えば左、
中、右の順に停止させて、各々所定の図柄を停止表示す
ることで変動表示ゲームの結果態様を導出するようにな
っている。
【0003】なお、前記結果態様は、例えば変動表示ゲ
ームの開始当初で既に決定されていて、前記複数の表示
領域において、既に決定されている結果態様と一致する
ように各図列の停止制御が行われる。そして、変動表示
ゲームが終了した際に複数の変動表示領域の各々に停止
表示された各図柄が予め定められた特別結果態様(大当
たり結果態様:例えば、「1,1,1」、「2,2,
2」・・・等のゾロ目数字の何れか)を形成した場合に
は、遊技価値の付与として特別遊技状態(大当たり遊技
状態)を発生させる。ここで、特別遊技状態とは、例え
ば、遊技盤に設けられている変動入賞装置を開状態に変
換することで遊技者が多量の遊技球を獲得可能にある状
態のことを意味する。
【0004】また、変動表示ゲームが終了する間際、例
えば、左表示領域と中表示領域の変動表示が停止して、
右表示領域の変動表示のみが行われている状態で、左と
中に停止表示された図柄がリーチ表示態様(例えば、
「2,2,−」等、−は未停止状態を示す)を形成して
リーチ(リーチ状態)となった場合に、右表示領域にお
ける変動表示の速度を低速にするとともに、その変動表
示時間を通常よりも長くするようなリーチ変動表示を行
うことで、遊技者に特別結果態様の成立(特別遊技状態
の発生)に対する期待感を高めるようにしたパチンコ遊
技機も一般的となっている。
【0005】また、最近のパチンコ遊技機は、前記複数
の図柄を、確率変動図柄(以下、確変図柄と略する)と
通常図柄とで構成するようにしている。ここで、確変図
柄とは、変動表示ゲームの結果態様がその図柄のゾロ目
で構成される特別結果態様となった場合に、特別遊技状
態を付与されるだけでなく、特別遊技状態の終了後に大
当たりの抽選確率(大当たり確率)が通常よりも高くな
った状態(確率変動状態)で遊技可能となる図柄のこと
を意味する。一方、通常図柄とは確変図柄以外の図柄の
ことであり、変動表示ゲームの結果態様がその図柄のゾ
ロ目で構成される特別結果態様となった場合は、特別遊
技状態が終了した後は通常の大当たり抽選確率で遊技が
再開される。また、本明細書では、確変図柄のゾロ目で
構成された特別結果態様による大当たりを確変大当たり
と呼び、通常図柄のゾロ目で構成された特別結果態様に
よる大当たりを通常大当たりと呼ぶ。
【0006】また、変動表示ゲームにおいて、各表示領
域の図柄が停止表示される前に、ゾロ目を形成して大当
たりが確定した状態で順次変動表示するようにした、い
わゆる全回転リーチと呼ばれるリーチ表示態様を備える
ようにした機種もある。この全回転リーチの表示態様と
しては、例えば、「1,1,1」→「2,2,2」→
「3,3,3」→・・と図柄配列通りに更新したり、ま
たは「1,1,1」→「3,3,3」→「5,5,5」
→・・と図柄配列にしたがって一つ飛びに図柄を更新し
て規則的に変動表示するパターンと、「7,7,7」→
「7,7,7」→・・と図柄配列を無視して不規則に変
動表示するパターンとがある。
【0007】また、変動表示ゲームが終了した際に複数
の変動表示領域の各々に停止表示された各図柄が予め定
められた特別結果態様を形成して大当たりが確定した後
に、確変大当たりか通常大当たりかを抽選する再抽選ゲ
ームを備えるようにした機種もある。つまり、このよう
な機種においては、変動表示ゲームにおいて特別結果態
様が導出された時点では、大当たりは確定するものの確
変大当たりまたは通常大当たりの何れかになるかは確定
せず、その後の再抽選ゲームにより何れの大当たりであ
るかを決定するようにしている。なお、前記再抽選ゲー
ムで導出される結果態様は、例えば変動表示ゲームの開
始当初で既に決定されていて、既に決定されている結果
態様と一致するように表示制御が行われる。この再抽選
ゲームの表示態様としては、前述した全回転リーチの表
示態様と同様に、例えば、「1,1,1」→「2,2,
2」→「3,3,3」→・・と図柄配列通りに更新して
規則的に変動表示するパターンと、「7,7,7」→
「7,7,7」→・・と図柄配列を無視して不規則に変
動表示するパターンとがある。
【0008】上述したような全回転リーチや再抽選ゲー
ムを備えた遊技機によれば、大当たりを獲得するまでの
変動表示パターンを多彩にできるので、遊技に対する興
趣を高めることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常図柄と
確変図柄は1:1の割合で配列されるのが一般的である
が、図柄配列の態様は様々である。数字の1〜14で構
成される図柄配列の場合、例えば、奇数を確変図柄、偶
数を通常図柄として通常図柄と確変図柄を交互に配列し
た態様や、3,7、10〜14を確変図柄、その他の数
字を通常図柄として確変図柄と通常図柄を偏って配列し
た態様等がある。
【0010】上述したような通常図柄と確変図柄を設け
た遊技機において、全回転リーチや再抽選ゲームの変動
表示を、図柄配列通りに規則的な変動表示パターンにし
たがって行うと、遊技者は次に更新(表示)される図柄
の予測ができる。例えば、通常図柄と確変図柄を交互に
配列した態様の場合、通常図柄の次は必ず確変図柄に更
新されるので、遊技者は確変図柄での大当たりを常に1
/2の確率で期待できるが、遊技の興趣性に乏しい。ま
た、通常図柄と確変図柄とを偏って配列した態様の場
合、確変図柄で大当たりになる可能性が極端に高くなる
範囲と低くなる範囲があるので遊技の興趣性が高められ
るが、確変図柄で大当たりになる可能性が低い範囲で変
動表示が行われている間は、遊技者の確変図柄で大当た
りするかもしれないという期待感が低下してしまうた
め、遊技の興趣を欠くことにつながる虞がある。
【0011】一方、全回転リーチや再抽選ゲームにおけ
る変動表示を、図柄配列を無視した不規則な変動表示パ
ターンにしたがって行った場合は、更新される図柄に規
則性がないために、遊技者は次に更新(表示)される図
柄の予測ができないので、全回転リーチ時や再抽選ゲー
ム時の興趣の高まりに欠ける虞がある。
【0012】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、大当たりの当選が確定した後の変動表示ゲ
ーム(全回転リーチ、再抽選ゲーム)において、遊技者
が視認可能な図柄を制限することにより、確変大当たり
となる確率を見た目上変化させて、遊技の興趣を向上さ
せることのできる遊技機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示装置と、
該表示装置の表示部において複数種類の識別図柄(識別
図柄(数字図柄、キャラクター図柄等))を変動表示す
る変動表示ゲームの表示制御を行う表示制御手段と、を
備え、前記変動表示ゲームにおいて特定の表示結果態様
(例えば、識別画像のゾロ目)が導出されることに関連
して特別遊技状態(大当たり状態)を発生させ、遊技者
に特定の遊技価値を付与可能な遊技機において、前記表
示制御手段は、所定の条件の成立に基づいて、所定の識
別画像を遊技者が認識困難となるように表示させるカム
フラージュ制御を行うカムフラージュ制御手段を備え、
前記カムフラージュ制御手段は、前記特定の表示結果態
様として導出される可能性のない識別画像に対してカム
フラージュ制御を行うようにした遊技機である。
【0014】ここで、所定の条件とは、例えば、変動表
示ゲームにおいて前記特定の表示結果態様が導出される
ことが確定している場合があり、全回転リーチによる変
動表示ゲームや大当たり当選後の再抽選(変動表示)ゲ
ーム等がこれに該当する。また、所定条件として、変動
表示ゲームにおいてリーチ態様が形成されたときを含む
ようにしてもよい。これにより、カムフラージュされた
識別画像は、前記所定の識別画像が表示装置上に表示さ
れているにも関わらず遊技者から視認困難になるため、
遊技者は遊技を繰り返すうちにカムフラージュされた識
別画像では表示結果態様が導出されないことを認識でき
るようになる。したがって、全回転リーチや再抽選ゲー
ムにおいて、表示結果態様として導出される識別画像の
種類を制限して遊技者に報知できるので、遊技の興趣を
高めることができる。例えば、前記識別画像(識別図
柄)が通常図柄と確変図柄とで構成される場合、通常図
柄の方を多くカムフラージュすれば、遊技者が視認可能
な識別図柄のうちの確変図柄の割合が大きくなり、確変
大当たりとなる確率が見た目上高くなるので、確変大当
たり当選の期待感を高めることができる。
【0015】また、前記カムフラージュ制御手段は、例
えば、背景画像の表示態様を所定の識別画像に対応した
表示態様に変更することにより、カムフラージュ制御を
行うようにした。このとき、前記複数種類の識別画像
を、該識別画像それぞれの表示態様に基づいて複数のグ
ループに分類し、前記カムフラージュ制御手段は、所定
の背景画像を選択することにより前記識別画像をグルー
プ毎にカムフラージュ制御可能とするとよい。これによ
り、背景画像を変更するだけでその背景画像に対応する
グループに属する識別画像のすべてを容易にカムフラー
ジュすることができる。また、前記カムフラージュ制御
手段は、例えば、所定の識別画像の表示態様を背景画像
に対応した表示態様に変更することにより、前記所定の
識別画像のカムフラージュ制御を行うようにした。これ
により、カムフラージュさせる識別画像(の個数)を自
由に変更することができる。なお、前記カムフラージュ
制御手段は、請求項2,3に係るカムフラージュ制御と
請求項4に係るカムフラージュ制御の両方を制御可能に
構成することもできる。
【0016】また、前記変動表示ゲームにおいて第1の
特定表示結果態様(例えば通常図柄で構成される表示結
果態様)が導出されることに関連して付与される第1の
特定入賞(通常大当たり)と、第2の特定表示結果態様
(例えば確変図柄で構成される表示結果態様)が導出さ
れることに関連して付与される、前記第1の特定入賞よ
りも付与される遊技価値の高い第2特定入賞(確変大当
たり)と、を備え、前記カムフラージュ制御手段は、カ
ムフラージュ態様に関連して、前記第1の特定表示結果
態様または前記第2の特定表示結果態様が導出される割
合を、見た目上変化させるようにした。これにより、例
えば、通常図柄が多くカムフラージュされれば、遊技者
が視認可能な識別図柄のうちの確変図柄の割合が大きく
なり、確変大当たりとなる確率が見た目上高くなるの
で、確変大当たり当選の期待感を高めることができる。
【0017】ここで、第1の特定入賞とは、遊技球が所
定の入賞口(特図始動入賞口103)へ入賞することに
関連して抽出された乱数値に基づいて行われる大当たり
抽選に当選した場合に、変動表示ゲームの結果態様とし
て特別結果態様(例えば、「2,2,2」)が導出表示
されるとともに、特別遊技状態が発生する特定入賞のこ
とを意味する。また、特別遊技状態が発生すると、所定
の入賞装置(変動入賞装置106)が所定時間又は所定
入賞球数に達するまで開成される特別遊技が、所定の回
数だけ繰り返される。
【0018】一方、第2の特定入賞とは、前記第1の特
定入賞と同様に特別遊技状態が発生するとともに、当該
特別遊技状態が終了した後に確率変動された状態で遊技
を進行できる確変遊技状態が発生する特定入賞のことを
意味する。なお、確変遊技状態とは、遊技者にとって有
利な遊技状態の一種であり、通常時(通常遊技状態)に
比べて大当たり(第1,第2の特別入賞を含む)に当選
する確率が高く向上された状態である。
【0019】また、確変遊技状態中は、特図始動入賞口
(103)に設けられた普通電動役物が開成しやすい状
態としてもよい。普通電動役物が開成しやすい状態と
は、例えば、普通図柄表示器(122)による普通図柄
の変動表示時間が通常よりも短くなるとともに、普図当
たり状態となった場合に普通電動役物が開成する時間が
長くなる状態を意味する。さらに、通常時(通常遊技状
態)に比べて、普図当たりが発生する確率を高く向上し
た状態を含むようにしてもよい。
【0020】また、上記第1および第2の特定入賞の別
の例として、第1の特定入賞は、変動入賞装置の開成動
作の繰り返し回数が少ない(例えば、12回)第1の特
別遊技状態を付与される特定入賞とし、第2の特定入賞
は、変動入賞装置の開成動作の繰り返し回数が多い(例
えば、15回)第2の特別遊技状態を付与される入賞と
してもよい。
【0021】また、前記表示制御手段は、前記カムフラ
ージュ制御手段によりカムフラージュ制御が行われてか
ら前記表示結果態様が導出されるまでに、前記複数種類
の識別画像を規則的な配列にしたがって少なくとも一巡
は前記表示装置に表示させるようにした。これにより、
遊技者は図柄配列の中で表示結果態様として導出されう
る識別画像を認識できるので、例えば確変大当たりとな
る割合を容易に知ることができる。
【0022】また、前記カムフラージュ制御手段は、カ
ムフラージュされた識別画像が前記表示装置に表示され
ている間は、その識別画像が表示結果態様として導出さ
れない旨を遊技者に報知する非停止情報報知手段を備え
るようにしてもよい。つまり、カムフラージュされた識
別画像が表示装置に表示されている間は、背景とカムフ
ラージュされているため何も表示されていないように見
えて遊技者が困惑する虞があるので、前記非停止上方報
知手段により遊技者が困惑するのを回避するようにし
た。
【0023】また、前記表示制御手段は、前記特定の表
示結果態様を導出する場合、前記変動表示ゲームにおい
て前記複数種類の識別画像の何れか一つを含んで構成さ
れた特定の表示結果態様を一旦導出表示した後、再度変
動表示を開始して前記一旦導出表示した特定の表示結果
態様とは異なる特定の表示結果態様を構成する識別画像
を確定可能する再抽選ゲームを表示可能であり、前記カ
ムフラージュ制御手段は、前記再抽選ゲーム中にカムフ
ラージュ制御を実行できるようにした。
【0024】つまり、変動表示ゲームにおいて大当たり
に当選した後に、その大当たりが確変大当たりか通常大
当たりかを抽選可能にした遊技機においては、遊技者の
関心は、まず特定の表示結果態様が導出されるか否か
(大当たりに当選するか否か)にあり、大当たりが確定
した後はその大当たりが確変大当たりであるか通常大当
たりであるかに移る。そこで、遊技者の関心が最も高い
大当たり当選後に実行される再抽選ゲームにおいて、カ
ムフラージュ制御手段を実行可能とすることにより、確
変大当たり:通常大当たりの割合を見た目上自由に変更
して、遊技の興趣を高められるようにした。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用して好適な
遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の遊技盤の構成例
を示すものである。図1において、符号100で示され
ているのは遊技盤であり、この遊技盤100の前面に、
下方より発射された遊技球を遊技盤上部に誘導する円弧
状のガイドレール101、変動表示ゲームや特別遊技状
態(大当たり状態)における演出表示を行なう画像表示
装置としての変動表示装置(特別図柄表示器)102、
普通電動役物を有し、前記変動表示ゲームの始動条件を
与える特図始動入賞口103、前記普通電動役物の始動
条件を与える普図始動ゲート104,105、アタッカ
ーと呼ばれる変動入賞装置106、一般入賞口107,
108,109,110,111、特図始動入賞口10
3への入賞により始動記憶として記憶された始動記憶数
を表示する特図始動入賞記憶表示器121、変動表示を
利用した補助遊技を行なう普通図柄表示器122、普図
始動ゲート104への遊技球の通過に伴う記憶数を所定
数(例えば最大4個)まで表示する普図始動記憶表示器
123、遊技の演出効果を高める装飾ランプ124,1
25、打球の流れにランダム性を与える風車と呼ばれる
打球方向変換部材126と多数の障害釘(図示略)が設
けられている。
【0026】特に限定されるわけでないが、この実施例
では、遊技盤100に設けられた全ての入賞口103〜
111のそれぞれに対応してそこへ入賞した球を検出す
るためにマイクロスイッチや非接触型のセンサからなる
入賞センサが設けられている。すなわち、特図始動入賞
口103の内部には特図始動センサSS1が、普図始動
ゲート104,105には普図始動センサSS2,SS
3が配置され、変動入賞装置106の内部にはカウント
センサSS4と継続入賞センサSS5、一般入賞口10
7〜111の内部には入賞(入賞口)センサSS6〜S
S10がそれぞれ配置されている(図2参照)。そし
て、遊技球がこれらの変動入賞装置あるいは各種入賞口
に入賞すると、特図始動センサSS1,カウントセンサ
SS4,入賞口センサSS6〜SS10から入賞球検出
信号が後述の遊技制御装置200へ送られ、遊技制御装
置200から排出制御装置300へ賞球数データが送信
されて、球排出装置による賞球排出が行われるようにな
っている。
【0027】ここで、前記普図始動ゲート104,10
5への通過球が普図始動センサSS2,SS3により検
出されると普通図柄表示器122が所定時間変動表示動
作されるとともに、その間にさらに普図始動ゲート10
4,105への通過球が発生するとその球数が記憶さ
れ、その記憶数に応じて普図始動入賞記憶表示器123
が点灯される。そして、普通図柄表示器122の変動表
示が停止したときにその表示内容が所定の態様になると
特図始動入賞口103の普通電動役物が開成され特図始
動入賞口103に遊技球が入賞しやすくなる。
【0028】この特図始動入賞口103に遊技球が入賞
すると特別図柄表示器102が所定時間変動表示動作さ
れるとともに、その間にさらに特図始動入賞口103へ
遊技球が入賞するとその球数が記憶されその記憶数に応
じて特図始動入賞記憶表示器121が点灯される。そし
て、特別始動入賞口103への入賞に関連して抽出され
た乱数値の判定を行なった後に、当該判定結果に対応し
た表示結果態様としての停止図柄を導出すべく、特別図
柄表示器102における変動表示を開始し、所定時間経
た後に前記停止図柄にて停止すべく変動表示を終了す
る。
【0029】次いで、前記変動表示の終了を契機に、当
該変動表示に係わった前記判定結果が当たりの場合は、
変動表示ゲームの結果態様として特別結果態様(例え
ば、7,7,7)を導出表示させるとともに、特別遊技
状態を発生させ、前記変動入賞装置106が所定時間又
は所定入賞球数に達するまで開成される。さらに、前記
変動入賞装置106内には一般入賞領域と継続入賞領域
とが設けられており、継続入賞領域に遊技球が入賞した
ことを条件として前記変動入賞装置106の開成動作が
所定回数まで繰り返される。
【0030】遊技盤100における前記のような遊技の
進行の制御および遊技制御において使用される乱数の生
成は、前記遊技制御装置200が一連のプログラムを実
行することによって行なわれる。また、前記特別図柄表
示器102における変動表示制御は、遊技制御装置20
0から送信された制御信号に基づいて、遊技制御装置2
00とは別個に設けられた表示制御装置(表示制御手
段,カムフラージュ制御手段)400によって行われ
る。
【0031】ここで、図2に基づいて、遊技制御装置2
00と変動表示ゲーム等の表示制御を行う表示制御装置
400の一例を説明する。図2は、遊技制御装置200
と表示制御装置400の概略構成を示すブロック図であ
る。図2に示されているように、遊技制御装置200は
遊技に必要な役物制御を行う半導体集積回路化されたワ
ンチップマイコン(広義のCPU)からなる遊技用マイ
クロコンピュータ211と、水晶発振子の発振信号を分
周して所定の周波数のクロック信号を得るクロック生成
回路(発振器)212と、各種センサからの信号を受け
入れる入力インターフェース213と、ソレノイドなど
の駆動手段に対する駆動信号や他の制御装置に対する制
御信号を出力したりする出力インターフェース214と
を含んで構成される。
【0032】前記遊技用マイクロコンピュータ211
は、演算制御手段としての中央処理ユニット(CPU)
と、記憶手段としてROM(リードオンリメモリ)およ
びRAM(ランダムアクセスメモリ)、割込み制御回路
(図示省略)などを内蔵しており、いわゆるアミューズ
チップ用のICとして製造されている。また、CPUが
行なう遊技進行制御に必要なプログラムや賞球数データ
はROMに格納されている。
【0033】遊技制御装置200には、入力インターフ
ェース213を介して、賞球排出流路内の賞球検出セン
サ304からの信号、前記特図始動入賞口103内の特
図始動センサSS1、普図始動ゲート104,105内
の普図始動センサSS2,SS3、変動入賞装置106
内の継続入賞領域に対応した継続入賞センサSS5と一
般入賞領域に対応したカウントセンサSS4、一般入賞
口107〜111内の入賞口センサSS6〜SS10か
らの検出信号などが入力される。
【0034】一方、遊技制御装置200からは出力イン
ターフェース214を介して、前記普通図柄表示器12
2等に対する表示駆動信号、普通電動役物を開閉駆動す
る普電ソレノイド315の駆動信号、表示制御装置40
0に対するデータ信号、変動入賞装置106の大入賞口
を開閉駆動するアタッカーソレノイド(大入賞口ソレノ
イド)314の駆動信号、排出制御装置300、装飾制
御装置500、音制御装置600に対するデータ信号、
図示しない遊技店の管理装置に対して大当り発生などの
データを送信する盤用外部出力端子(データ出力端子)
312への信号などが出力される。
【0035】表示制御装置400は、表示制御用マイク
ロコンピュータ(CPU)421、遊技制御装置200
とのインタフェース回路422、制御用プログラムや固
定データを記憶するリードオンリメモリ(ROM)42
3、表示制御用CPU421の作業領域を提供したり遊
技制御装置200から送られて来たデータや表示データ
を記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)424、
変動表示装置(特別図柄表示器)102を表示駆動する
画像表示コントローラ(VDC)425、表示される画
像データ(文字フォントデータやパーツ図柄のデータ
等)を格納した画像データ用ROM426、表示補正を
行うγ補正回路427、RAM424から画像表示コン
トローラ425へデータをDMA(ダイレクト・メモリ
・アクセス)転送するDMAコントローラ(DMAC)
428、水晶発振子の発振信号を分周して所定の周波数
のクロック信号を得るクロック生成回路(発振器)42
9などで構成される。
【0036】表示制御装置400の表示制御用CPU4
21には、インターフェース422を介して、前記遊技
制御装置200から変動表示コマンドや停止図柄デー
タ、停止コマンドなどの表示制御情報が入力される。前
記遊技制御装置200から表示制御情報が入力されると
インターフェース422から表示制御用CPU421に
対して受信割込みがかかり、これに応じて表示制御用C
PU421は受信データ(表示制御情報)をRAM42
4のバッファ領域に格納する。そして、制御用CPU4
21は受信データを解析し、例えば変動表示コマンドに
基づいて変動表示すべき演出パターンおよび変動表示時
間を決定して、表示する図柄を示すコードや表示位置、
スクロールなどのコマンドを生成してRAM424に格
納する。また、前記演出パターンは、テーブルの形でR
OM423に予め記憶されている。
【0037】画像表示コントローラ425は、DMAコ
ントローラ428によってRAM424から転送されて
来る前記演出パターンに対応したデータ群を内部のRA
Mに読み込み展開する。その後、画像表示コントローラ
425は、内蔵RAMの表示画像格納領域からキャラク
タ図柄の表示画像データを読み出して順次γ補正回路4
27へ送り、特別図柄表示器102の表示駆動信号を形
成させる。このとき、変動表示のためのスクロールは、
コマンドとスクロール速度などのパラメータに従って、
画像表示コントローラ425がアドレス演算によって表
示すべき画像データの開始位置を変化させることによっ
て行われる。また、画像表示コントローラ425は、表
示装置102に対して垂直同期信号V−SYNCと水平
同期信号H−SYNCを送る。γ補正回路427は、表
示装置の信号電圧に対する照度の非線形特性を補正し
て、表示装置102の表示照度を調整する。
【0038】次に、前記表示装置102において行われ
る変動表示ゲームについて説明する。本実施形態では、
表示装置102を縦方向に3区分して設けられた各々の
変動表示領域で、0〜9までの9個の数字図柄(識別画
像)が縦方向にスクロールされることによって変動表示
ゲームが行われる。そして、特別入賞(大当たり)に当
選した場合は、表示装置102に特定の表示結果態様
(例えば「7,7,7」等のゾロ目)が導出され、特別
遊技状態が発生する。なお、本実施形態のパチンコ遊技
機は、特別入賞として確変大当たりと通常大当たりとを
備えており、一旦、特定の表示結果態様が導出されて大
当たり当選が確定した後に、さらに変動表示が実行され
て、当選した大当たりが確変大当たりか通常大当たりか
を抽選する再抽選機能を備えている。
【0039】図3は、本実施形態のパチンコ遊技におい
て用いた識別図柄としての9種類の数字図柄の表示態様
を示す説明図である。図3に示すように、本実施形態の
数字図柄は、(a)偶数からなる通常図柄と、(b)奇
数からなる確変図柄に分類される。また、個々の数字図
柄の表示態様に基づいて、縦縞が施された数字図柄
(3,7,9)からなるグループAと、斜線が施された
数字図柄(0,1,2,4,5,6,8)からなるグル
ープBとにグループ分けできる。
【0040】図4は、表示装置102において表示され
る画面の構成について示した説明図である。本実施形態
では、図4(b)に示す背景画像に、図4(c)に示す
識別画像(数字図柄)を重畳することにより、図4
(a)に示す表示画面を構成している。このような構成
により、背景画像と識別画像を独立して制御可能となる
ので、各々の表示制御を容易に行うことができる。ま
た、図4(c)に示す識別画像は、図3で説明した9種
類の数字図柄の何れかで構成され、図4(b)に示す背
景画像は、前記数字図柄の表示態様に対応した縦縞パタ
ーン(図示)と斜線パターン、および前記識別画像の表
示態様とは関係のない通常の変動表示ゲームの背景に表
示される通常パターンと、で構成される。なお、識別図
柄の変動表示の背景として表示される背景画像は特に制
限されない。
【0041】図5は、大当たり当選した際に行われる変
動表示ゲームの一表示例である。まず、特図始動入賞口
103に遊技球が入賞すると、これに関連して抽出され
た乱数値に基づいて大当たり抽選が行われ、当該抽選結
果に対応した表示結果態様を停止図柄として導出すべく
変動表示ゲームが行われる。本実施形態では、図5
(a)に示すように表示領域において数字図柄が縦スク
ロールされることにより変動表示ゲームが開始され、所
定時間経た後に前記停止図柄を停止表示して変動表示を
終了する。このときの背景画像としては、前述した通常
パターンが表示される(図5では無地)。
【0042】そして、前記大当たり抽選の結果、大当た
りに当選すると、表示結果態様として図5(b)に示す
よう左、中、右の各変動表示領域に、例えば数字図柄の
ゾロ目で構成される大当たり図柄(図では「4,4,
4」)が停止表示される。ただし、図5(b)の表示態
様は、大当たり当選に関連して停止表示された表示態様
であり、最終的な表示結果態様ではない。すなわち、図
5(b)は、大当たりの当選が確定しているだけで、そ
の大当たりが確変大当たりか通常大当たりかはまだ確定
されていない状態である。つまり、いわゆる“仮停止状
態”であり、図柄(識別画像)は更新されないが、変動
表示ゲームは終了していない状態を意味する。例えば、
図柄が小刻みに上下に揺れている表示としたり、図柄が
拡大縮小表示を繰り返す表示としたりすることにより、
停止状態とは異なることを認識できるようにしてもよ
い。本実施形態では、このような大当たり当選後の再抽
選ゲームにおいて、最終的な表示結果態様を導出するよ
うにしている。
【0043】次に、大当たりの当選が確定した後、図5
(c)に示すように再抽選ゲームとしての変動表示が開
始される。例えば、数字図柄が3つ揃った状態で、高速
でスクロールが開始された後、遊技者が視認可能な低速
スクロールに移行して「1,1,1」、「2,2,
2」、・・と変動表示が行われる。なお、低速スクロー
ルに移行しはじめる数字図柄は特に制限されないが、移
行してから少なくとも数字図柄が一巡(例えば、「0,
0,0」〜「9,9,9」)するまで変動表示を行うも
のとする。これにより、遊技者は図柄配列の中で表示結
果態様として導出されうる識別画像を認識できるので、
例えば確変大当たりとなる割合を容易に知ることができ
る。
【0044】また、再抽選ゲームが開始されるととも
に、最終的に導出される表示結果態様に基づいて、図5
(d)に示すように背景画像が変更される。図5(d)
では、背景画像として斜線パターンが表示されているの
で、縦縞パターンを施された数字図柄群(グループB)
は背景にカムフラージュされる。これにより、この背景
画像に対応する数字図柄(3,7,9)は表示結果態様
として導出されないことを示唆している。
【0045】一方、図5(d)において、背景画像とし
て縦縞パターンが表示された場合は、斜線パターンを施
された数字図柄群(グループA)は背景にカムフラージ
ュされ、この背景画像に対応する数字図柄(0,1,
2,4,5,6,8)は表示結果態様として導出されな
いことを示唆する。
【0046】図6は、大当たり当選後の再抽選ゲームの
一表示例であり、背景画像として斜線パターンが選択さ
れた例である。この表示例では、斜線パターンが施され
た数字図柄群(グループA)は背景画像とカムフラージ
ュされるため、縦縞パターンを施された数字図柄群だけ
が表示されているように見える。例えば、図6(a)に
示すように、数字図柄「2」は斜線パターンを施されて
いるので背景画像とカムフラージュされ、数字図柄
「3」は縦縞パターンを施されているので視認可能に表
示される。
【0047】さらに数字図柄のスクロールが続くと、図
6(b)に示すように、数字図柄「4」,「5」が表示
装置102に表示されるが、両方とも斜線パターンを施
されているので背景画像とカムフラージュされる。この
とき、表示画面には背景画像のみが表示されているよう
に見える。さらに数字図柄のスクロールが続くと、図6
(c)に示すように、数字図柄「6」が表示装置102
に表示されるが、これも斜線パターンを施されているの
で背景画像とカムフラージュされ、表示画面には背景画
像のみが表示されている状態が続く。その後、数字図柄
のスクロールが続き、数字図柄「7」がスクロールされ
てきたときにやっと視認可能に数字図柄が表示される。
そして、図6(d)に示すように、表示結果態様として
例えば「7,7,7」が最終的に導出され、確変大当た
りが確定される。
【0048】つまり、本実施形態に係る再抽選ゲームに
おいて、遊技者には「3、3,3」の次には「7、7,
7」が表示されたように見える。すなわち、遊技者が視
認可能な数字図柄は3,7,9に制限されるため、表示
結果態様として導出される数字図柄は3,7,9の何れ
かとなり、この時点で遊技者が確変大当たりを認識でき
るようにしている。
【0049】図7は、大当たり当選後の再抽選ゲームの
一表示例であり、背景画像として縦縞パターンが選択さ
れた例である。この表示例では、縦縞パターンが施され
た数字図柄群(グループB)は背景画像とカムフラージ
ュされるため、斜線パターンを施された数字図柄群だけ
が表示されているように見える。例えば、図7(a)に
示すように、数字図柄「2」は斜線パターンを施されて
いるので視認可能に表示されるが、数字図柄「3」は縦
縞パターンを施されているので背景画像とカムフラージ
ュされる。
【0050】さらに数字図柄のスクロールが続くと、図
7(b)に示すように、数字図柄「4」,「5」が表示
装置102に視認可能に表示される。そして、図7
(c)に示すように、表示結果態様として例えば「5,
5,5」が最終的に導出され、確変大当たりが確定され
る。つまり、本実施形態に係る再抽選ゲームにおいて、
遊技者には「2,2,2」、「4,4,4」、「5,
5,5」の順に変動表示されたように見える。すなわ
ち、遊技者が視認可能な数字図柄は斜線パターンが施さ
れた数字図柄に制限されるため、表示結果態様として導
出される数字図柄が確変大当たりになる可能性は低い
(2/7)ことを認識できるようにしている。
【0051】このように、本実施形態では、再抽選ゲー
ムにおいて、カムフラージュされた識別画像は表示装置
上に表示されているにも関わらず、遊技者から視認困難
になるため、表示結果態様として導出されないことを遊
技者は容易に認識できる。したがって、再抽選ゲームに
おいて表示結果態様として導出される識別画像を自然に
制限して遊技者に報知できるので、遊技の興趣を高める
ことができる。例えば、背景画像のパターンによっては
確変大当たりとなる確率を極めて高くできる(図6では
確変大当たり100%)ので、再抽選ゲーム突入時の背
景画像変更制御(カムフラージュ制御)により確変大当
たり当選の期待感を高めることができる。
【0052】図8は、大当たり当選後の再抽選ゲームの
他の表示例であり、背景画像として斜線パターンが選択
された例である。図8に示す実施形態では、カムフラー
ジュされた数字図柄(図では「2,2,2」)が表示さ
れている間は、○の中に×をした印(非停止図柄報知情
報)を実際に数字図柄が表示されている位置に表示する
ようにしている。この表示例では、縦縞パターンが施さ
れた数字図柄群(グループB)は背景画像とカムフラー
ジュされるため、3,7,9の数字図柄だけが表示され
ているように見える。つまり、遊技者が認識しうる数字
図柄は縦縞パターンを施されたのみとなり、斜線パター
ンを施された数字図柄、すなわち背景画像とカムフラー
ジュされた数字図柄が続く間(例えば、0〜2、4〜
6)は何も表示されていないように見える。
【0053】そこで、本実施形態では、再抽選ゲームに
おいて、あたかも数字図柄の変動表示が行われていない
ように見えて遊技者が困惑するのを回避するために、カ
ムフラージュされた数字図柄が表示されている間は、そ
の数字図柄が表示結果態様として導出されない旨を遊技
者に報知するようにしている。
【0054】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示され
た実施の形態はすべての点で例示であって開示された技
術に限定されるものではないと考えるべきである。すな
わち、本発明の技術的な範囲は、上記の実施形態におけ
る説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あく
までも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであ
り、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許
請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。例えば、背
景画像として数字図柄の表示態様に対応しないパターン
(図では横縞パターン)が選択できるようにして、数字
図柄はすべて背景画像とカムフラージュされないように
することもできる。この場合は、確変大当たりとなる確
率は1/2となる。
【0055】また、上記実施形態では、0〜9の10個
の数字図柄を識別画像とし、表示形態に基づいて2グル
ープに分類できる例について説明したが、もっと多くの
識別画像(例えば14種類)や、複雑な識別画像(キャ
ラクター図柄)により変動表示ゲームを行う遊技機にも
適用することができる。また、グループの分類をもっと
複雑にして確変大当たりとなる(見た目上の)確率を多
様にすることにより、遊技の興趣を効果的に高めること
ができる。
【0056】また、上記実施形態においては、数字図柄
の表示態様をグループ毎に変え、そのグループに対応し
て背景画像を変更することにより、数字図柄をカムフラ
ージュするようにしたが、所定の数字図柄の表示態様を
背景画像に対応した表示態様に変更することにより、前
記所定の数字画像のカムフラージュ制御を行うようにす
ることもできる。例えば、導出する表示結果態様に関連
してカムフラージュさせる数字画像を選択し、その画像
を透明表示にすることにより背景画像と容易にカムフラ
ージュできる。このように制御すれば、カムフラージュ
させる数字図柄(の個数)を自由に変更することができ
る。
【0057】また、上記実施形態においては、数字図柄
および背景画像の表示態様として縦縞パターンと斜線パ
ターンを用いた例で説明したが、模様に限らず色彩によ
りカムフラージュさせることもできる。
【0058】また、大当たり当選後の再抽選ゲームに限
らず、大当たりが確定した状態(大当たり確定図柄)で
変動表示ゲームが行われる際に適用することができ、い
わゆる全回転リーチの一表示態様として利用できる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、表示制御装置(表示制
御手段)400に、カムフラージュ制御手段を設け、大
当たり当選が確定した後の変動表示ゲーム(再抽選ゲー
ム,全回転リーチ)において、特定の表示結果態様とし
て導出される可能性のない識別画像に対してカムフラー
ジュ制御を行うようにしたので、カムフラージュされた
識別画像は、前記所定の識別画像が表示装置上に表示さ
れているにも関わらず遊技者から視認困難になるため、
該識別画像では表示結果態様が導出されないことを遊技
者は認識できるようになる。したがって、全回転リーチ
や再抽選ゲームにおいて、表示結果態様として導出され
る識別画像の種類を制限して遊技者に報知できるので、
遊技の興趣を高めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して好適な遊技機の一例としての
パチンコ機の遊技盤の構成例について示した正面図であ
る。
【図2】上記遊技盤の裏面を含むパチンコ機の裏側に設
けられる制御系全体の構成例について示したブロック図
である。
【図3】本発明を適用した遊技機において識別図柄とし
て用いた数字図柄の表示態様について示した説明図であ
る。
【図4】半発明を適用した遊技機の表示装置102にお
いて表示される表示画面の構成について示した説明図で
ある。
【図5】本発明を適用した遊技機で行われる変動表示ゲ
ームの一表示例について示した説明図である。
【図6】本発明を適用した遊技機で行われる再抽選ゲー
ムの表示例について示した説明図である。
【図7】本発明を適用した遊技機で行われる再抽選ゲー
ムの他の表示例について示した説明図である。
【図8】本発明に係る非停止情報報知機能を適用した遊
技機で行われる再抽選ゲームの表示例について示した説
明図である。
【符号の説明】
100 遊技盤 101 ガイドレール 102 表示装置(特別図柄表示装置) 103 特図始動入賞口 104,105 普図始動ゲート 106 変動入賞装置 107,108,109,110,111 一般入賞口 121 特図始動入賞記憶表示器 122 普通図柄表示器 123 普図始動入賞記憶表示器 124,125 装飾ランプ 126 打球方向変換部材 200 遊技制御装置 211 遊技用マイクロコンピュータ 212 クロック生成回路 213 入力インターフェース 214 出力インターフェース 300 排出制御装置 500 装飾制御装置 600 音制御装置 304 賞球検出器 314 アタッカーソレノイド(大入賞口SOL) 315 普通電動役物駆動ソレノイド(普電SOL) 400 表示制御装置 421 表示制御用マイクロコンピュータ 422 インタフェース回路 423 ROM 424 RAM 425 画像表示コントローラ 426 画像データ用ROM 427 γ補正回路 428 DMAコントローラ 429 クロック生成回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置と、該表示装置の表示部におい
    て複数種類の識別図柄を変動表示する変動表示ゲームの
    表示制御を行う表示制御手段と、を備え、 前記変動表示ゲームにおいて特定の表示結果態様が導出
    されることに関連して特別遊技状態を発生させ、遊技者
    に特定の遊技価値を付与可能な遊技機において、 前記表示制御手段は、所定の条件の成立に基づいて、所
    定の識別画像を遊技者が認識困難となるように表示させ
    るカムフラージュ制御を行うカムフラージュ制御手段を
    備え、 前記カムフラージュ制御手段は、前記特定の表示結果態
    様として導出される可能性のない識別画像に対してカム
    フラージュ制御を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記カムフラージュ制御手段は、背景画
    像の表示の態様を所定の識別画像に対応した態様に変更
    することにより、カムフラージュ制御を行うことを特徴
    とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記複数種類の識別画像は、該識別画像
    それぞれの表示態様に基づいて複数のグループに分類さ
    れ、 前記カムフラージュ制御手段は、所定の背景画像を選択
    することにより前記識別画像をグループ毎にカムフラー
    ジュ制御可能であることを特徴とする請求項2に記載の
    遊技機。
  4. 【請求項4】 前記カムフラージュ制御手段は、所定の
    識別画像の表示の態様を背景画像に対応した態様に変更
    することにより、前記所定の識別画像のカムフラージュ
    制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項3の何
    れかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記変動表示ゲームにおいて第1の特定
    表示結果態様が導出されることに関連して付与される第
    1の特定入賞と、第2の特定表示結果態様が導出される
    ことに関連して付与される、前記第1の特定入賞よりも
    付与される遊技価値の高い第2特定入賞と、を備え、 前記カムフラージュ制御手段は、カムフラージュ態様に
    関連して、前記第1の特定表示結果態様または前記第2
    の特定表示結果態様が導出される割合を、変化させるよ
    うに制御することを特徴とする請求項1から請求項4の
    何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記表示制御手段は、前記カムフラージ
    ュ制御手段によりカムフラージュ制御が行われてから前
    記表示結果態様が導出されるまでに、前記複数種類の識
    別画像を規則的な配列にしたがって少なくとも一巡は前
    記表示装置に表示させるように変動表示を行うことを特
    徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の遊技
    機。
  7. 【請求項7】 前記カムフラージュ制御手段は、カムフ
    ラージュされた識別画像が前記表示装置に表示されてい
    る間は、その識別画像が表示結果態様として導出されな
    い旨を遊技者に報知する非停止情報報知手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の
    遊技機。
  8. 【請求項8】 前記表示制御手段は、前記特定の表示結
    果態様を導出する場合、前記変動表示ゲームにおいて前
    記複数種類の識別画像の何れか一つを含んで構成された
    特定の表示結果態様を一旦導出表示した後、再度変動表
    示を開始して前記一旦導出表示した特定の表示結果態様
    とは異なる特定の表示結果態様を構成する識別画像を確
    定可能とする再抽選ゲームを表示可能であり、 前記カムフラージュ制御手段は、前記再抽選ゲーム中に
    カムフラージュ表示制御を実行可能であることを特徴と
    する請求項1から請求項7の何れかに記載の遊技機。
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