JP2003210767A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003210767A
JP2003210767A JP2002011215A JP2002011215A JP2003210767A JP 2003210767 A JP2003210767 A JP 2003210767A JP 2002011215 A JP2002011215 A JP 2002011215A JP 2002011215 A JP2002011215 A JP 2002011215A JP 2003210767 A JP2003210767 A JP 2003210767A
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JP2002011215A
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Sadao Ioki
定男 井置
Hideo Taguchi
英雄 田口
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 興趣の高い変動表示ゲームをする遊技機を提
供する。 【解決手段】 変動表示領域に表示内容が変化可能に表
示する表示装置と、始動条件の成立に基づき該表示装置
に複数の識別情報を変動表示させる変動表示ゲームを実
行可能な表示制御手段と、を備え、該変動表示ゲームの
表示結果が予め定められた特別表示結果態様になった場
合に、遊技者に有利な特別遊技状態を発生可能に構成さ
れた遊技機において、識別情報は、その一部として当該
識別情報の種類を特定可能な主識別要素を含んで構成さ
れ、表示制御手段は、変動表示領域に背景表示を行う背
景表示制御手段と、識別情報を背景表示よりも高い優先
順位で表示する表示優先順位制御手段と、識別情報の主
識別要素に対応した表示領域を透過可能に制御する主識
別要素透過制御手段と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は遊技機に関し、特
に、表示装置に図柄(識別情報)を変動表示する変動表
示ゲームを行う遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機には、複数の識別情報を変動表示
可能な変動表示装置と、始動入賞口とを遊技盤上に設
け、該始動入賞口への遊技球の入賞に基づき該複数の識
別情報(図柄)を変動表示させることで変動表示ゲーム
を行うようにしたものがある。
【0003】このような遊技機の変動表示ゲームでは、
複数の識別情報(種々の数字、文字、記号、絵図等)か
ら構成される識別情報列を、変動表示装置に形成され
た、変動表示領域(例えば左、中、右の変動表示領域)
の各々で上から下に各識別情報が移動するように(又
は、識別情報を伸縮したり、拡大表示したり、変動方向
を変えたりして)変動表示させており、変動表示ゲーム
の開始から所定時間が経過すると、各変動表示領域の変
動表示を順に停止させて各々識別情報を停止表示するこ
とで停止結果態様(停止図柄)を導出している。なお、
該停止結果態様は変動表示ゲームの開始時には既に決定
されていて、該複数の変動表示領域の変動表示は既に決
定されている停止結果態様となるように各識別情報が停
止制御されるように制御されている。そして、変動表示
ゲームにストーリー性を持たせるため、識別情報が所定
の背景上に変動表示する。また、該背景が変更される。
して、変動表示ゲームの進行とともに、該背景が変更さ
れる。
【0004】そして、変動表示ゲームが終了した際に複
数の変動表示領域の各々に停止表示された各識別情報が
予め定められた特別結果態様(例えば、「1,1,
1」、「2,2,2」・・・等のぞろ目数字の何れか)
を形成した場合に、遊技者への特別の遊技価値を付与す
る特別遊技状態が発生し、例えば、遊技盤に設けられて
いる変動入賞装置を開状態に変換することで、遊技者が
多量の遊技球を獲得可能な状態となる。
【0005】また、変動表示ゲームが終了する間際、例
えば、左変動表示領域と右変動表示領域の変動表示が停
止(仮停止状態として、上下に小刻みに振動させたり、
小刻みに拡大縮小させたり)して、中変動表示領域のみ
が変動表示しているときに、左と右に停止表示された識
別情報がリーチ表示態様(例えば、「2,−,2」、−
は変動状態)を形成した場合(リーチ成立時)に、遊技
者に特別遊技状態の発生に対する期待感を高めるため
に、中変動表示領域における変動表示の速度を低速にし
たり、変動表示時間を通常よりも長くするようなリーチ
変動表示(リーチ演出)を行うようにしたものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な変動表示ゲームでは、背景表示に重ねて識別情報自体
を図柄オブジェクトとして表示していたので、識別情報
の変動が遊技者の関心の的であるにも関わらず背景部分
の表示が大きく識別情報の表示に十分な表示スペースを
とっていないものであった。
【0007】本発明は、興趣の高い変動表示ゲームをす
る遊技機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、変動表示
領域に表示内容が変化可能に表示する表示装置と、始動
条件の成立に基づき該表示装置に複数の識別情報を変動
表示させる変動表示ゲームを実行可能な表示制御手段
と、を備え、該変動表示ゲームの表示結果が予め定めら
れた特別表示結果態様になった場合に、遊技者に有利な
特別遊技状態を発生可能に構成された遊技機において、
前記識別情報は、その一部として当該識別情報の種類を
特定可能な主識別要素を含んで構成され、前記表示制御
手段は、前記変動表示領域(例えば、表示領域全体)に
背景表示を行う背景表示制御手段と、前記識別情報を前
記背景表示よりも高い優先順位で(例えば、積層して)
表示する表示優先順位制御手段と、前記識別情報の前記
主識別要素に対応した表示領域を透過可能に制御する主
識別要素透過制御手段と、を備える。
【0009】第2の発明は、第1の発明において、前記
背景表示制御手段は、識別情報毎に異なる背景表示を可
能とし、前記変動表示ゲームにおいて、前記識別情報の
主識別要素に対応した表示領域に表示される背景が予め
定められた所定の組み合わせとなった場合に、リーチ状
態を発生可能とする背景リーチ状態発生手段を備えるこ
とを特徴とする。
【0010】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て、前記識別情報は、当該識別情報を推定可能な副識別
要素を含んで構成され、前記副識別要素が予め定められ
た所定の組み合わせとなった場合にリーチ状態を発生可
能とする副識別要素リーチ状態発生手段を備えることを
特徴とする。
【0011】第4の発明は、第1〜第3の発明におい
て、前記表示制御手段は、リーチ状態の発生に関連し
て、背景が透過する領域と、透過しない領域とを逆転さ
せる逆転表示制御手段を備えることを特徴とする。
【0012】第5の発明は、第1〜第4の発明におい
て、前記表示制御手段は、リーチ状態が発生した際に、
背景表示と関連したリーチ演出表示を行うことを特徴と
する。
【0013】第6の発明は、第1〜第5の発明におい
て、前記表示制御手段は、リーチ状態の発生に関連し
て、前記識別情報を前記主識別要素の輪郭の表示を行
い、輪郭以外の領域を透過可能に制御する輪郭表示制御
手段を備えることを特徴とする。
【0014】第7の発明は、第1〜第6の発明におい
て、前記背景表示制御手段は、前記背景表示(例えば、
始動口への入賞球の検出から、その入賞に対する停止図
柄が確定表示されるまでの間の背景表示、特に、前記変
動表示ゲーム中の背景表示)に所定のキャラクタを表示
して、特別遊技状態の発生に関する信頼度を報知する
(例えば、複数のキャラクタに信頼度を関連付け、信頼
度を段階的に報知する)ことを特徴とする。
【0015】第8の発明は、第1〜第7の発明におい
て、前記識別情報は、前記変動表示領域の前記主識別要
素以外の部分を含んで構成され、前記表示制御手段は、
該識別情報のうち主識別要素に対応した表示領域のみ透
過表示を行い、主識別要素以外の表示領域には透過表示
を行わないことで、該主識別要素に対応した表示領域か
らのみ背景表示が視認可能に制御することを特徴とす
る。
【0016】第9の発明は、第1〜第8の発明におい
て、前記表示制御手段は、遊技者に有利な特定遊技状態
の発生(例えば、確変、時短など)に関連して、特定遊
技状態であることを前記識別情報以外(例えば、主識別
要素と副識別要素以外)の領域で報知することを特徴と
する。
【0017】第10の発明は、第1〜第9の発明におい
て、前記背景表示制御手段は、特定遊技状態であること
を通常の遊技状態とは異なる背景表示で報知することを
特徴とする。
【0018】
【発明の作用および効果】第1の発明では、変動表示領
域に表示内容が変化可能に表示する表示装置と、始動条
件の成立に基づき該表示装置に複数の識別情報を変動表
示させる変動表示ゲームを実行可能な表示制御手段と、
を備え、該変動表示ゲームの表示結果が予め定められた
特別表示結果態様になった場合に、遊技者に有利な特別
遊技状態を発生可能に構成された遊技機において、前記
識別情報は、その一部として当該識別情報の種類を特定
可能な主識別要素を含んで構成され、前記表示制御手段
は、前記変動表示領域に背景表示を行う背景表示制御手
段と、前記識別情報を前記背景表示よりも高い優先順位
で表示する表示優先順位制御手段と、前記識別情報の前
記主識別要素に対応した表示領域を透過可能に制御する
主識別要素透過制御手段と、を備えるので、変動中チラ
チラと見える背景画像が人の視覚に効果的に訴えること
ができ、遊技の興趣を高めることができる。また、遊技
者は、識別情報を見つつ背景を見ることができるため、
よけいな視点移動を必要とせず効率よく識別情報を認識
することができる。
【0019】第2の発明では、前記背景表示制御手段
は、識別情報毎に異なる背景表示を可能とし、前記変動
表示ゲームにおいて、前記識別情報の主識別要素に対応
した表示領域に表示される背景が予め定められた所定の
組み合わせとなった場合に、リーチ状態を発生可能とす
る背景リーチ状態発生手段を備えるので、主識別要素の
組み合わせだけでなく、背景表示の組み合わせからでも
リーチ状態となるため、さまざまな観点から大当たりを
期待することができ、遊技への興趣を向上させることが
できる。
【0020】第3の発明では、前記識別情報は、当該識
別情報を推定可能な副識別要素を含んで構成され、前記
副識別要素が予め定められた所定の組み合わせとなった
場合にリーチ状態を発生可能とする副識別要素リーチ状
態発生手段を備えるので、主識別要素の組み合わせだけ
でなく、副識別要素の組み合わせからでもリーチ状態と
なるため、さまざまな観点から大当たりを期待すること
ができ、遊技への興趣を向上させることができる。
【0021】第4の発明では、前記表示制御手段は、リ
ーチ状態の発生に関連して、背景が透過する領域と、透
過しない領域とを逆転させる逆転表示制御手段を備える
ので、背景表示がされる部分と背景表示がされない部分
との逆転によって背景の視認性が向上し、背景表示を認
識しやすくなる。
【0022】第5の発明では、前記表示制御手段は、リ
ーチ状態が発生した際に、背景表示と関連したリーチ演
出表示を行うので、識別情報中に表示された背景を見る
ことで、識別情報とともに背景を容易に視認することが
できる。
【0023】第6の発明では、前記表示制御手段は、リ
ーチ状態の発生に関連して、前記識別情報を前記主識別
要素の輪郭の表示を行い、輪郭以外の領域を透過可能に
制御する輪郭表示制御手段を備えるので、輪郭のみの表
示によって背景の視認性がより向上し、背景表示をさら
に認識しやすくなる。
【0024】第7の発明では、前記背景表示制御手段
は、前記背景表示に所定のキャラクタを表示して、特別
遊技状態の発生に関する信頼度を報知するので、遊技に
対する興趣を向上させることができる。
【0025】第8の発明では、前記識別情報は、前記変
動表示領域の前記主識別要素以外の部分を含んで構成さ
れ、前記表示制御手段は、該識別情報のうち主識別要素
に対応した表示領域のみ透過表示を行い、主識別要素以
外の表示領域には透過表示を行わないことで、該主識別
要素に対応した表示領域からのみ背景表示が視認可能に
制御するので、変動中に背景画像が見え隠れすること
で、人の視覚に効果的に訴えることができ、遊技の興趣
を高めることができる。
【0026】第9の発明では、前記表示制御手段は、遊
技者に有利な特定遊技状態の発生に関連して、特定遊技
状態であることを前記識別情報以外の領域で報知するの
で、識別情報の視認性に影響することなく、現在の遊技
状態を報知することができる。
【0027】第10の発明では、前記背景表示制御手段
は、特定遊技状態であることを通常の遊技状態とは異な
る背景表示で報知するので、識別情報の視認性に影響す
ることなく、現在の遊技状態を報知することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。
【0029】図1は、本発明の実施の形態の遊技機(パ
チンコ遊技機)の遊技盤1の正面図である。
【0030】遊技盤1の表面には、ガイドレール2で囲
われた遊技領域3が形成され、遊技領域3には、変動表
示装置(特別図柄表示装置)4、特別変動入賞装置5、
各入賞口11、始動口7、普通図柄表示器23、普通変
動入賞装置8等が配設されている。遊技領域3のほぼ中
央には変動表示装置4が配置され、遊技領域3の下方に
は大入賞口として機能する特別変動入賞装置5が配設さ
れている。
【0031】変動表示装置4は、例えば、LCD(液晶
表示器)、CRT(ブラウン管)等で表示画面部分が構
成されている。表示画面部分(表示領域)には、複数の
変動表示領域が設けられており、各変動表示領域に識別
情報(図柄)が表示される。すなわち、左、中、右に設
けられた変動表示領域には、識別情報として割り当てら
れた図柄(例えば「0」〜「9」までの数字)が変動表
示して変動表示ゲームが行われる。その他、表示画面に
は遊技の進行に基づく画像として、一定のストーリー性
を持って遊技を進行させるためのキャラクタや背景が表
示される。
【0032】なお、後述する本実施の形態の具体的な表
示例において、図柄には、識別性を有する数字による識
別要素と、キャラクタなどの識別情報装飾要素とが設け
られており、この識別要素と識別情報装飾要素とが対に
なって識別情報を構成している。
【0033】特別変動入賞装置5の上方には、普通変動
入賞装置(普通電動役物)8を有する始動口7が、遊技
領域3の左右の所定の位置には、普通図柄始動ゲート2
0が配設される。
【0034】打球発射装置(図示省略)から遊技領域3
に向けて遊技球(パチンコ球)が打ち出されることによ
り遊技が行われ、打ち出された遊技球は、遊技領域3内
の各所に配置された風車等の転動誘導部材13により転
動方向を変えられながら遊技領域3表面を流下し、始動
口7、一般入賞口11、特別変動入賞装置5に入賞する
か、アウト口12から排出される。N個の一般入賞口1
1への遊技球の入賞は、各一般入賞口11毎に備えられ
たN個の入賞センサ17A〜17N(図2参照)によっ
て検出される。
【0035】始動口7、一般入賞口11、特別変動入賞
装置5に遊技球が入賞すると、入賞した入賞装置の種類
に応じた数の賞球が排出装置(図示省略)から排出さ
れ、遊技盤の下方び遊技機前面に設けられる供給皿(遊
技者に対して賞球又は貸球が払い出される皿)に供給さ
れる。
【0036】始動口7へ遊技球の入賞があると、変動表
示装置4では、前述した識別要素(数字)で構成される
図柄が順に変動表示する変動表示ゲームが開始し、変動
表示ゲームに関する画像が表示される。始動口16への
入賞が所定のタイミングでなされたとき(具体的には、
入賞検出時の特別図柄乱数カウンタ値が当たり値である
とき)には、大当り状態となり、三つの図柄が揃った状
態(大当たり図柄)で停止する。このとき、特別変動入
賞装置5は、大入賞口ソレノイド6(図2参照)への通
電によって、大入賞口を所定の時間(例えば30秒)だ
け大きく開き、遊技者は多くの遊技球を獲得することが
できる。すなわち、特別変動入賞装置5は、遊技球を受
け入れない閉状態(遊技者に不利な状態)から遊技球を
受け入れやすい開状態(遊技者に有利な状態)に変換さ
れる。
【0037】始動口7への遊技球の入賞は、特別図柄始
動センサ14で検出される。この遊技球の通過タイミン
グ(具体的には、入賞検出時点での遊技制御装置100
内に備えられた特別図柄乱数カウンタの値)は、特別図
柄入賞記憶として、遊技制御装置100内の所定の記憶
領域(特別図柄乱数記憶領域)に、所定回数(例えば、
最大で連続した4回分)を限度に記憶される。この特別
図柄入賞記憶の記憶数は、変動表示装置4の下側に設け
られた4つのLEDからなる特別図柄記憶状態表示器1
8に表示される。遊技制御装置100は、特別図柄入賞
記憶に基づいて、変動表示装置4にて可変表示ゲームを
行う。
【0038】特別変動入賞装置5への遊技球の入賞は、
カウントセンサ15、継続センサ16(図2参照)によ
り検出される。
【0039】普通図柄始動ゲート20へ遊技球の入賞が
あると、普通図柄表示器23では、普通図柄(例えば、
一桁の数字からなる図柄)の変動表示を始める。普通図
柄始動ゲート20への入賞が所定のタイミングでなされ
たとき(具体的には、入賞検出時の普通図柄乱数カウン
タ値が当たり値であるとき)には、普通図柄に関する当
たり状態となり、普通図柄が当たり図柄(当たり番号)
で停止する。このとき、始動口7の手前に設けられた普
通変動入賞装置8は、普通電動役物ソレノイド10(図
2参照)への通電により、始動口7への入口を所定の時
間(例えば、0.5秒)だけ拡開するように変換され、
遊技球の始動口7への入賞可能性が高められる。
【0040】普通図柄始動ゲート20への遊技球の通過
は、普通図柄始動センサ21で検知される。この遊技球
の通過タイミング(具体的には、遊技制御装置100内
に備えられた普通図柄乱数カウンタの通過検出時点での
値)は、普通図柄入賞記憶として、遊技制御装置100
内の所定の記憶領域(普通図柄乱数記憶領域)に、所定
回数(例えば、最大で連続した4回分)を限度に記憶さ
れる。この普通図柄入賞記憶の記憶数は特別変動入賞装
置5の右側に設けられた4つのLEDからなる普通図柄
記憶状態表示器22に表示される。遊技制御装置100
は普通図柄入賞記憶に基づいて、普通図柄に関する当た
りの抽選を行う。
【0041】遊技領域3の最下端には、遊技球を排出す
るアウト口12が設けられる。
【0042】遊技機の要所には、装飾用ランプ、LED
等の装飾発光装置が設けられる。また、遊技機には、音
出力装置(スピーカ)が設けられる。
【0043】図2は、遊技制御装置100を中心とする
遊技機1の制御系の一部を示すブロック図である。
【0044】遊技制御装置100は、遊技を統括的に制
御する主制御装置であり、遊技制御を司るCPU、遊技
制御のための不変の情報を記憶しているROM及び遊技
制御時にワークエリアとして利用されるRAMを内蔵し
た遊技用マイクロコンピュータ101、入力インターフ
ェース102、出力インターフェース103、発振器1
04等から構成される。
【0045】遊技用マイクロコンピュータ101は、入
力インターフェース102を介しての各種検出装置(特
別図柄始動センサ14、一般入賞口センサ17A〜17
N、カウントセンサ15、継続センサ16、普通図柄始
動センサ21)からの検出信号を受けて、大当り抽選
等、種々の処理を行う。そして、出力インターフェース
103を介して、各種制御装置(表示制御装置150、
排出制御装置200、装飾制御装置250、音制御装置
300)、大入賞口ソレノイド6、普通電動役物ソレノ
イド10、普通図柄表示器23等に指令信号を送信し
て、遊技を統括的に制御する。特に、遊技制御装置10
0によって、前述した特別図柄乱数カウンタ値を判定し
て大当たり状態を発生する特別遊技状態発生手段と、特
別図柄乱数カウンタ値を判定してリーチ状態を発生する
背景リーチ状態発生手段、副識別要素リーチ状態発生手
段が構成される。
【0046】排出制御装置200は、遊技制御装置10
0からの賞球指令信号に基づいて、払出ユニットの動作
を制御し賞球を排出させる。また、カード球貸ユニット
(図示省略)からの貸球要求に基づいて、払出ユニット
の動作を制御し貸球を排出させる。
【0047】装飾制御装置250は、遊技制御装置10
0からの装飾指令信号に基づいて、装飾用ランプ、LE
D等の装飾発光装置を制御すると共に、特別図柄始動記
憶表示器18、普通図柄始動記憶表示器22の表示を制
御する。
【0048】音制御装置300は、スピーカからの効果
音の出力を制御する。
【0049】なお、遊技制御装置100から、各種従属
制御装置(表示制御装置150、排出制御装置200、
装飾制御装置250、音制御装置300)への通信は、
遊技制御装置100から従属制御装置に向かう単方向通
信のみが許容されるようになっている。これにより、遊
技制御装置100に従属制御装置側から不正な信号が入
力されることを防止することができる。
【0050】遊技機の電源装置(図示省略)は、電源回
路のほかに、バックアップ電源部と停電監視回路とを備
えている。停電監視回路は、電源装置の所定の電圧降下
を検出すると、遊技制御装置100等に対して停電検出
信号とリセット信号とを順に出力する。遊技制御装置1
00は、停電検出信号を受けると所定の停電処理を行
い、リセット信号を受けるとCPUの動作を停止する。
バックアップ電源部は、遊技制御装置100等のRAM
にバックアップ電源を供給して、遊技データ(遊技情
報、遊技制御情報:変動表示ゲーム情報を含む)等をバ
ックアップする。
【0051】表示制御手段としての表示制御装置150
は、CPU151、ROM152、RAM153、DM
AC(ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ)
154、インターフェース155、VDC(ビデオ・デ
ィスプレイ・コントローラ)156、画像データ(図柄
データ、背景画データ、動画キャラクタデータ等)を格
納したフォントROM157、発振器158、γ補正回
路159等から構成される。
【0052】主に表示制御装置150によって、表示制
御手段、背景表示制御手段、表示優先順位制御手段、主
識別要素透過制御手段、逆転表示制御手段、輪郭表示制
御手段等の表示に関する手段が構成される。
【0053】CPU151は、遊技制御装置100から
の表示指令信号に基づいて、画面情報(図柄表示情報、
背景画面情報、動画キャラクタ画面情報等)を作成し
て、RAM153に記憶する。この画面情報は、VDC
156の垂直同期割込のタイミングで、転送指令を受け
たDMAC154により、VDC156に転送される。
VDC156は、この画像情報に基づき、フォントRO
M157の該当画像データを取り込み、変動表示装置4
の画面に水平走査、垂直走査を行って、所定の画像表示
(描画)を行う。
【0054】フォントROM157には、変動表示ゲー
ムに用いる各図柄のデータや、背景、キャラクタ等の演
出表示のデータを格納してある。
【0055】γ補正回路159は、変動表示装置4の信
号電圧に対する照度の非線形特性を補正して、変動表示
装置4の表示照度を調整するものである。
【0056】インターフェース155の手前には、信号
伝達方向規制手段であるバッファ回路160が設けら
れ、遊技制御装置100から表示制御装置150への信
号入力のみが許容され、表示制御装置150から遊技制
御装置100への信号出力を禁止している。なお、遊技
制御装置100と表示制御装置150との間で双方向通
信を行う場合には、バッファ回路160には双方向バッ
ファを用いることもできる。
【0057】遊技制御装置100から表示制御装置15
0に送信される信号には、停止図柄、変動過程を指示す
る表示制御コマンドが含まれている。表示制御装置15
0は、遊技制御装置100からの表示制御コマンドによ
って、遊技制御装置100で抽出された乱数に対応する
変動パターンで、変動表示される出現図柄、仮停止図柄
を選択して、変動表示装置4に表示する。そして、最終
的に本停止図柄として、遊技制御装置100から送信さ
れてきた大当り図柄を導出して表示する。
【0058】図3は、本発明の実施の形態の遊技機の状
態遷移図である。この状態遷移図に従って、遊技の概要
について説明する。以下の説明では、変動表示装置4の
変動表示ゲームの変動表示領域を左、右、中の変動表示
領域として説明する。
【0059】まず、遊技開始当初(あるいは遊技開始
前)の時点では、客待ち状態となっており、客待ち画面
の表示を指令する表示指令信号が遊技制御装置100か
ら表示制御装置150に送信され、変動表示装置4の画
面には、動画又は静止画である客待ち画面が表示され
る。
【0060】そして、遊技領域3に打ち出された遊技球
が始動口7に入賞すると、遊技制御装置100によっ
て、所定の乱数が抽出され、変動表示ゲームの大当りの
抽選が行われ、その入賞が特別図柄始動記憶として記憶
される。そして、遊技制御装置100から表示制御装置
150に変動表示を指令する表示指令信号が送信され、
変動表示装置4の画面の左、右、中の変動表示領域に複
数の図柄の変動表示が開始される。
【0061】この変動表示の開始後、所定の時間が経過
すると、変動表示が左、右、中の順に仮停止するが、こ
の過程でリーチ状態(例えば、左の図柄と右の図柄が大
当りの組合せを発生する可能性のある状態)が発生する
と、所定のリーチ遊技が行われる。このリーチ遊技で
は、例えば中の図柄を極めて低速で変動表示させたり、
高速変動させたり、変動表示を逆転したりする。また、
リーチ遊技に合わせた背景表示、キャラクタ表示が行わ
れる。
【0062】なお、仮停止状態とは遊技者が図柄を認識
可能な略停止状態として、最終的な停止図柄が確定しな
い状態である。具体的には、停止位置にて図柄を微少に
変動させることの他に、図柄を回転させたり、図柄を拡
大縮小したり、図柄の色を変化させたり、図柄の形状を
変化させる等の態様がある。
【0063】そして、当り図柄の抽選の結果が大当りで
あれば、最終的に左、右、中の図柄が所定の大当りの組
合せで停止され、大当りが発生する。
【0064】この大当り遊技が発生すると、特別変動入
賞装置5が所定期間にわたって開かれる特別遊技が行わ
れる。この特別遊技は特別変動入賞装置5への遊技球の
所定数(例えば10個)の入賞又は所定時間の経過(例
えば30秒)を1単位(1ラウンド)として実行され、
特別変動入賞装置5内の継続入賞口への入賞(継続セン
サ16による入賞球の検出)を条件に、規定ラウンド
(例えば16ラウンド)繰り返される。また、大当り遊
技が発生すると、大当りのファンファーレ表示、ラウン
ド数表示、大当りの演出表示等、遊技制御装置100か
ら表示制御装置150に大当り遊技に関する表示を指令
する信号が送信され、変動表示装置の画面に大当り遊技
の表示が行われる。
【0065】この場合、大当りが特定の大当りであれ
ば、大当り遊技後に特定遊技状態が発生され、次回の大
当りの発生確率を高確率(確変状態)にしたり、普図の
変動表示ゲームの変動表示時間の短縮(時短)等が行わ
れ、遊技者により有利な状態となる。
【0066】そして、変動表示ゲームが終了したとき
(ハズレのとき)にあるいは大当り遊技が終了したとき
に、特別図柄始動記憶があれば、その特別図柄始動記憶
に基づき新たな変動表示ゲームが繰り返される。また、
変動表示ゲームが終了したとき(ハズレのとき)に、特
別図柄始動記憶がなければ、客待ち状態に戻される。
【0067】なお、普通図柄始動ゲート20を遊技球が
通過すると、その通過又は普通図柄始動記憶に基づき、
普通図柄に関する乱数が抽出され、乱数が当たりであれ
ば、普通図柄表示器23に当たり表示が行われて、始動
口7の普通変動入賞装置8が所定時間にわたって拡開さ
れ、始動口7への入賞が容易にされる。
【0068】図4は、本発明の実施の形態の遊技機にお
ける識別情報の表示態様を説明する図である。
【0069】識別情報は、後方に配置された表示要素や
背景を視認することができない四角形の板状のベース部
分に設けられた主識別要素と副識別要素とによって構成
されている。主識別要素は、数字、文字、記号、絵図等
で構成され、他の識別情報と区別しうる形状を有してお
り、主識別要素によって、どの識別情報かが分かるよう
になっている。この主識別要素に対応する表示領域は、
その形状だけベースに対応する表示領域のベース部分が
くり抜かれており、背景表示が透視できるようになって
いる。よって、識別情報が背景表示に積層されたとき
に、ベース部分がくり抜かれた主識別要素に対応する表
示領域から背景が視認できるように、主識別要素に対応
する位置に背景を表示するように、構成されている。
【0070】また、副識別要素は、主識別要素の他に識
別情報に付される模様であり、主識別要素の上下に帯状
に設けられている。副識別要素は、複数の識別情報に共
通した模様で構成されており、副識別要素が共通する識
別情報で識別情報の組を構成している。そして、副識別
情報によって、どの組の識別情報かが分かり、識別情報
を推定可能となっている。この副識別情報はすべての識
別情報で共通した位置に設けられているので、同じ組の
識別情報(同じ模様の副識別要素を有する識別情報)が
横方向に並ぶと、副識別要素で連続した模様が構成され
るようになっている。なお、副識別情報の詳細は図8に
示す。
【0071】すなわち、本実施の形態の識別情報に付さ
れた主識別要素と副識別要素とでは、主識別要素と副識
別要素との識別性が異なっており、識別情報は主識別要
素で特定可能であり、副識別要素で推定可能となってい
る。
【0072】なお、本実施の形態ではベース部分は、後
方に配置された表示要素や背景を視認することができな
いものであるが、主識別要素に対応する表示領域とベー
ス部分との識別性を変えて構成されているものであれば
よく、ベース部分が半透明で主識別要素に対応する表示
領域が透明であったり、ベース部分と主識別要素に対応
する表示領域との両方が透明であるが、その色が異なる
ように構成してもよい。また、副識別要素はベース上に
表示されるので、副識別要素が表示される表示領域は背
景が透過することができないものであるが、この副識別
要素が表示される表示領域においても、背景が透過して
表示されるように構成してもよい。
【0073】変動表示装置の表示領域の識別情報の後方
には背景が配置されている。この背景は識別情報と異な
るレイヤに配置されており、ベース図的な役割を果たし
ている。この背景は、例えば、変動表示ゲームのストー
リーを構成するために、場面毎に背景を異ならせたりし
て(例えば、キャラクタが活動する部屋毎に背景を異な
らせたりして)、背景を切り替える。この背景は変動表
示の最初から識別情報の後方に表示されていてもよく、
変動表示の途中から識別情報の後方に表示されるように
構成してもよい。
【0074】図5は、図4に示す識別情報が表示画面に
表示された状態を説明する図である。
【0075】背景表示と積層されて表示される識別情報
は、背景表示より表示優先順位が高いので、識別情報が
背景表示よりも前面に、識別情報が背景表示を覆い隠す
ように表示される。しかし、識別情報の主識別要素に対
応する表示領域はベース部分がくり抜かれており、主識
別要素に対応する表示領域から背景表示が透視でき、主
識別要素の数字「7」が認識できるようになっている。
【0076】この背景表示は、図5に示すように、全識
別情報において同じ背景を表示してもよいが、一部(又
はすべて)の識別情報)において異なる背景を表示して
もよい。そして、主識別要素の変動表示とともに、背景
表示を切り替えて変動表示して、背景表示が所定の組み
合わせとなったときに(例えば、三つの識別情報中に表
示される背景が同じ背景で揃ったときに)、主識別要素
の組み合わせに関わらず、大当たりを導出する可能性が
あるリーチ状態を発生させ、リーチ演出を開始する。
【0077】このように図4、図5に示す実施の形態で
は、変動表示領域に識別情報(図柄)の表示内容を変化
可能に表示する変動表示装置4と、始動口7へ遊技球が
入賞すると変動表示装置4に複数の識別情報を変動表示
させる変動表示ゲームを実行可能な表示制御装置150
と、を備え、該変動表示ゲームの表示結果態様が所定の
組み合わせ態様(三つの図柄が揃った大当たり状態)と
なった場合に、大入賞口を所定の時間だけ大きく開き、
遊技者が多くの遊技球を獲得することができる、遊技者
にとって有利な特別遊技状態が発生するように構成され
た遊技機において、識別情報を、その一部として当該識
別情報の種類を特定可能な主識別要素と、複数の識別情
報に共通して設けられ当該識別情報を推定可能な副識別
要素とを含んで構成し、変動表示装置4の変動表示領域
に背景表示を行う背景表示制御手段と、識別情報を背景
表示よりも高い優先順位で表示する表示優先順位制御手
段と、識別情報の主識別要素に対応した表示領域を透過
可能に制御する主識別要素透過制御手段とを表示制御装
置150によって構成した。すなわち、識別情報は主識
別要素に対応する表示領域をくり抜いて表示する手段
と、当該識別情報のくり抜かれた領域に、該領域を透過
して、該領域にはこの領域に対応した背景を表示する手
段とを備える。よって、変動中チラチラと見える背景画
像が新鮮であり、人の視覚に効果的に訴えることがで
き、遊技の興趣を高めることができる。また、遊技者
は、識別情報を見つつ背景を見ることができるため、よ
けいな視点移動を必要とせず効率よく変動表示の主要部
分(識別情報、背景)を認識することができる。
【0078】図6は、本発明の実施の形態の遊技機にお
ける識別情報の表示の別な態様を説明する図である。
【0079】本図に示す状態では、識別情報のうち、主
識別要素に対応する表示領域だけにベース部分が存在し
ており、表示領域の他の領域はベース部分が除去されて
おり、該ベース部分が除去された領域は背景が視認でき
るようになっている。すなわち、図6に示す状態では、
図5に示す状態と比べ、ベース部分がくり抜かれ除去さ
れている領域とベース部分が存在している領域とが逆転
している。この逆転に伴い、主識別要素の上下のベース
部分に表示された副識別要素は表示されない状態とな
る。
【0080】このように図6に示す実施の形態では、識
別情報中に背景表示がされる領域と背景表示がされない
領域とを逆転させる逆転表示制御手段を表示制御装置1
50によって構成したので、背景表示がされる領域と背
景表示がされない領域との逆転によって、背景が見える
領域が増加して、背景がよく見えるようになり、遊技者
がリーチ演出(例えば、背景における予告表示)を認識
しやすくなる。
【0081】図7は、本発明の実施の形態の遊技機にお
ける識別情報の表示の別な態様を説明する図である。
【0082】本図に示す状態では、主識別要素の内側も
くり抜かれて、主識別要素に対応する表示領域の輪郭
(縁)だけにベース部分が残っている。すなわち、図7
に示す状態では、主識別要素の外側も、主識別要素の内
側もベース部分が除去された状態である。よって、ベー
ス部分の面積が最小となり、表示画面に表示される背景
の面積が最大となっており、最も背景が視認しやすい状
態となっている。
【0083】なお、図5、図6、図7に示す状態で、背
景の視認性が異なるが、この背景の視認性によって信頼
度を報知するように構成してもよい。
【0084】このように図7に示す実施の形態では、リ
ーチ状態の発生に関連して、識別情報を主識別要素の輪
郭の表示を行い、輪郭以外の領域を透過する輪郭表示制
御手段を表示制御装置150によって構成した。すなわ
ち、二つの識別情報が同一の識別情報で停止(仮停止)
して、大当たりを導出する可能性があるリーチ状態とな
ったときに、輪郭だけが表示され、他の領域は透過して
表示されるリーチ演出が行われる。よって、輪郭のみで
主識別要素を表示することで、背景が見える領域がさら
に増加して、背景がよりよく見えるようになり、遊技者
がリーチ演出(例えば、背景における予告表示)を認識
しやすくなる。
【0085】図8は、本発明の実施の形態の遊技機にお
ける識別情報の態様を説明する図である。
【0086】本実施の形態では、識別情報は12種類設
けられており、この12種類の識別情報は副識別要素に
よって4つのグループに分類されている。例えば、数字
の「1」、「5」、「9」は、副識別要素が90°で折
れ曲がる線で構成されているので、これらの識別情報は
同じグループに属する。本実施の形態の副識別要素に
は、前述した90°で折れ曲がる線の他、波線(数字
「2」が含まれるグループ)、直線(数字「3」が含ま
れるグループ)、ジグザグ(数字「4」が含まれるグル
ープ)が設けられている。そして、主識別要素の変動表
示とともに、副識別要素が変動表示して、副識別要素が
所定の組み合わせとなったときに(例えば、三つの識別
情報の副識別要素が同じ副識別要素(同じ模様)で揃っ
たときに)、主識別要素の組み合わせに関わらず、大当
たりを導出する可能性があるリーチ状態を発生させ、リ
ーチ演出を開始する。この副識別要素が揃ったことによ
るリーチ状態の発生は図11、図12にて詳述する。
【0087】また、本実施の形態の識別情報は、主識別
要素に対応した表示領域だけがベース部分が除去されて
おり、この領域から背景が視認できるようになってお
り、背景によっても識別情報を3つのグループに分類さ
れている。例えば、数字の「1」、「2」、「3」、
「4」は、縦縞の同じ背景を有するので、これらの識別
情報は同じグループに属する。本実施の形態の識別情報
の背景には、縦縞の他、べた塗り(数字「5」が含まれ
るグループ)、横縞(数字「9」が含まれるグループ)
が設けられている。そして、主識別要素の変動表示とと
もに、背景表示も変動表示して、背景表示が所定の組み
合わせとなったときに(例えば、三つの識別情報が同じ
背景で揃ったときに)、主識別要素の組み合わせに関わ
らず、大当たりを導出する可能性があるリーチ状態を発
生させ、リーチ演出を開始する。この背景表示が揃った
ことによるリーチ状態の発生は図9、図10にて詳述す
る。
【0088】図9、図10は、本発明の実施の形態の遊
技機における識別情報の変動表示の態様を説明する図で
ある。
【0089】図9(A)は、左中右の各変動表示領域で
識別情報が変動表示している状態を示す。
【0090】図9(B)は、識別情報が停止(仮停止を
含む)した状態を示す。この状態では、左の変動表示領
域に「7」が、中の変動表示領域に「6」が、右の変動
表示領域に「8」が停止しており、各変動表示領域に停
止している識別情報の主識別要素は異なるが、各識別情
報の主識別要素中には同一の背景が表示されており、識
別情報中に表示される背景が所定の組み合わせを構成し
ている。そして、識別情報の背景表示を点滅させ又は色
を変えることでフラッシングさせ、識別情報の背景表示
の表示態様を変化させることによって、背景の所定の組
み合わせが成立したことを遊技者に報知する。
【0091】その後、左中右の各変動表示領域の識別情
報は再度変動表示をして(図10(C))、左右の各変
動表示領域の識別情報が同一の識別情報を表示した(識
別情報が揃った)状態で変動表示を停止(又は、仮停
止)して、リーチ状態が導出される(図10(D))。
【0092】なお、各識別情報の背景表示が揃った後
に、識別情報の一部(例えば、背景表示)の表示態様を
変更することで、背景表示の組み合わせによってリーチ
が導出されることを遊技者に報知することができる。ま
た、リーチ成立状態でも、識別情報の一部(例えば、背
景表示)の表示態様を変更することで、背景表示の組み
合わせによってリーチが導出されたことを遊技者に報知
することもできる。
【0093】このように図9、図10に示す実施の形態
では、背景表示が予め定められた所定の組み合わせとな
った場合にリーチ状態が発生する。すなわち、識別情報
毎に異なる背景表示を可能とする背景表示制御手段を表
示制御装置150によって構成し、識別情報の主識別要
素に対応した表示領域に表示される背景表示が予め定め
られた所定の組み合わせとなった場合に、リーチ状態を
発生可能とする背景リーチ状態発生手段を遊技制御装置
100によって構成したので、主識別要素の組み合わせ
だけでなく、背景表示の組み合わせからでもリーチ状態
となるため、さまざまな観点から大当たりを期待するこ
とができ、遊技への興趣を向上させることができる。
【0094】また、リーチ状態が発生した際に、背景表
示の表示態様を変化させて、背景表示と関連したリーチ
演出表示を行う。すなわち、変動表示のストーリーに応
じて、背景表示のコンセプトと関連したリーチ演出を行
う。よって、従来は、リーチが始まるまでは、遊技者は
主識別要素(図柄)だけに注目していたが、本実施の形
態によると、リーチが発生した際の背景表示と関連した
リーチ演出を行うので、識別情報のくり抜かれた領域
(主識別要素に対応する表示領域)を見ることで、遊技
者は、その識別情報と識別情報中に表示される背景(識
別情報の背後にある背景)とを見ることで、識別情報と
ともに背景を容易に視認することができる。
【0095】図11、図12は、本発明の実施の形態の
遊技機における識別情報の変動表示の別な態様を説明す
る図である。
【0096】図11(A)は、左中右の各変動表示領域
で識別情報が変動表示している状態を示す。
【0097】図11(B)は、識別情報が停止(仮停止
を含む)した状態を示す。この状態では、左の変動表示
領域に「7」が、中の変動表示領域に「3」が、右の変
動表示領域に「△」が停止しており、各変動表示領域に
停止している識別情報の主識別要素は異なるが、各識別
情報は同一の副識別要素を有しており、この副識別要素
が所定の組み合わせを構成している。
【0098】そして、副識別要素の部分を左から右へ光
が移動して、光が通過した副識別要素の色を変化させる
等によって副識別要素の表示態様を変化させて、副識別
情報の所定の組み合わせが成立したことを遊技者に報知
する(図11(C))。その後も副識別要素は変更され
た表示態様を継続して、リーチが導出される予ことを遊
技者に報知する(図12(D))。
【0099】その後、左中右の各変動表示領域の識別情
報は再度変動表示をして(図12(E))、左右の各変
動表示領域の識別情報が同一の識別情報を表示した(識
別情報が揃った)状態で変動表示を停止(又は、仮停
止)して、リーチ状態が導出される(図12(F))。
なお、リーチ発生後のリーチ成立状態でも、副識別要素
は表示態様の変更を継続して、副識別要素の組み合わせ
によってリーチが導出されたことを遊技者に報知してい
る。
【0100】このように図11、図12に示す実施の形
態では、識別情報を、その一部として当該識別情報の種
類を特定可能な主識別要素と、複数の識別情報に共通し
て設けられ当該識別情報を推定可能な副識別要素とを含
んで構成し、副識別要素が予め定められた所定の組み合
わせとなった場合にリーチ状態を発生可能とする副識別
要素リーチ状態発生手段を遊技制御装置100によって
構成したので、主識別要素の組み合わせだけでなく、副
識別要素の組み合わせからでもリーチ状態となるため、
さまざまな観点から大当たりを期待することができ、遊
技への興趣を向上させることができる。
【0101】図13は、本発明の実施の形態の遊技機に
おける識別情報の変動表示の別な態様を説明する図であ
り、リーチ状態発生後の表示態様の変化を示す。
【0102】本図に示す状態では、リーチ発生時(図1
3(A))には、識別情報のうち主識別要素に対応する
表示領域のベース部分が除去されている。よって、主識
別要素に対応した表示領域は背景が視認することができ
る。また、主識別要素の上下には副識別要素が表示され
ている。
【0103】そして、リーチ状態が発生すると、リーチ
演出として、識別情報のうち主識別要素に対応した表示
領域だけをベース部分とし、表示領域のうち他の領域は
ベース部分を除去するように表示態様が変更され、該ベ
ース部分が除去された表示領域は背景が視認できるよう
になっている(図13(A))。すなわち、図13
(A)に示す状態では、図13(B)に示す状態と比
べ、表示領域のうちベース部分がくり抜かれている領域
とベース部分が存在している領域とが逆転している。こ
れに伴い、主識別要素の上下のベース部分に表示された
副識別要素は表示されない状態となる。
【0104】このように図13に示す実施の形態では、
リーチ状態となったときに、表示領域のうちベース部分
がくり抜かれている領域とくり抜かれていない領域とが
逆転するリーチ演出が行われる。すなわち、リーチ状態
が発生すると、変動表示領域中で背景表示がされる透過
可能領域と、背景表示がされない透過不能領域とを逆転
させる逆転表示制御手段を表示制御装置150によって
構成したので、背景表示がされる領域と背景表示がされ
ない領域との逆転によって、背景が見える領域が増加し
て、背景がよく見えるようになり、遊技者がリーチ演出
(例えば、背景における予告表示)を認識しやすくな
る。
【0105】図14は、本発明の実施の形態の遊技機に
おける識別情報の変動表示の別な態様を説明する図であ
り、大当たり状態発生後の表示態様を示す。
【0106】本実施の形態では、識別情報は主識別要素
と副識別要素とによって構成され、変動表示領域の中央
部には主識別要素が、主識別要素の上下には副識別要素
が表示されている。主識別要素に対応する表示領域はベ
ース部分がくり抜かれており、主識別要素に対応する表
示領域からは背景が透視できる。
【0107】本実施の形態の遊技機では、変動表示装置
4において識別情報は変動表示する変動表示ゲームが行
われる。この識別情報の変動表示が停止して、各変動表
示領域に停止した識別情報によって、大当たりの組み合
わせが導出されると、大当たり状態(特別遊技状態)と
なる。そして、大当たりを導出する識別情報の種類によ
っては、次回以後の変動表示ゲームで大当たりが導出さ
れる確率が大きくなる確率変動状態(確変)や、変動表
示ゲームで識別情報の停止までの時間が短くなる時短状
態等の特定遊技状態となる。このとき、識別情報以外の
領域、すなわち、識別情報を構成する主識別要素、副識
別要素以外の領域によって特定遊技状態の発生を報知す
る。具体的には、主識別要素、副識別要素以外のベース
部分の表示色や模様を変える等の方法によってベース部
分の表示態様を変更して、特定遊技状態に移行する条件
が成立して、特定遊技状態が発生することを遊技者に報
知する。なお、特定遊技状態の種類によって識別情報以
外の領域の表示態様を変えて特定遊技状態の種類を報知
するように構成してもよい。
【0108】このように図14に示す実施の形態では、
識別情報は前記変動表示領域の前記主識別要素以外の部
分を含んで構成され、表示制御手段装置150は、該識
別情報のうち主識別要素に対応した表示領域のみ透過表
示を行い、主識別要素以外の表示領域には透過表示を行
わないことで、該主識別要素に対応した表示領域からの
み背景表示が視認可能に制御するので、変動中に背景画
像が見え隠れすることで、人の視覚に効果的に訴えるこ
とができ、遊技の興趣を高めることができる。
【0109】また、表示制御装置150は、遊技者に有
利な特定遊技状態(確変、時短等)の発生に関連して、
特定遊技状態であることを前記識別情報以外の領域で報
知するので、識別情報の視認性に影響することなく、現
在の遊技状態を報知することができる。
【0110】図15は、本発明の実施の形態の遊技機に
おける識別情報の変動表示の別な態様を説明する図であ
り、大当たり状態発生後の別な表示態様を示す。
【0111】本実施の形態では、図14に示す場合と同
様に、識別情報は主識別要素と副識別要素とによって構
成され、変動表示領域の中央部には主識別要素が、主識
別要素の上下には副識別要素が表示されている。主識別
要素に対応した表示領域はベース部分がくり抜かれてお
り、主識別要素に対応した表示領域からは背景が透視で
きる。
【0112】本実施の形態の遊技では、変動表示装置4
において識別情報は変動表示する変動表示ゲームが行わ
れた結果、特定の大当たりの組み合わせが導出される
と、遊技者に有利な大当たり状態(例えば、確変、時
短)である特定遊技状態となる。このとき、背景によっ
て特定遊技状態の発生を報知する。具体的には、特定遊
技状態の種類毎に背景を準備しておき、特定遊技状態と
なると背景の色を変えて、ベース部分がくり抜かれた領
域から特定遊技状態用として設定された背景を遊技者に
見せることで、特定遊技状態の発生を遊技者に報知す
る。
【0113】このように図15に示す実施の形態では、
表示制御装置(背景表示制御手段)150は、特定遊技
状態(確変、時短)であることを通常とは異なる、特定
遊技状態用に準備された背景を表示するので、識別情報
の視認性に影響することなく、現在の遊技状態を報知す
ることができる。
【0114】図16、図17は、本発明の実施の形態の
遊技機における識別情報の変動表示の別の態様を説明す
る図である。図16、図17に示す変動表示では、左中
右の変動表示領域に識別情報が変動表示している。
【0115】本実施の形態では、他図に示す場合と同様
に、識別情報は主識別要素と副識別要素とによって構成
され、変動表示領域の中央部には主識別要素が、主識別
要素の上下には副識別要素が表示されている。主識別要
素に対応した表示領域はベース部分がくり抜かれてお
り、主識別要素に対応した表示領域からは背景が透視で
きる。
【0116】図16(A)は、左中右の各変動表示領域
で識別情報が変動表示している状態を示す。
【0117】図16(B)は、左の変動表示領域の識別
情報が停止(仮停止を含む)した状態を示す。この状態
では、左の変動表示領域に「7」が表示されており、主
識別要素に対応した表示領域から背景が透視できる。ま
た、背景上にはキャラクタが設けられており、このキャ
ラクタは主識別要素のくり抜かれた領域を透して見える
ように、主識別要素の下部に表示されている。このキャ
ラクタはリーチ予告のために表示されるもので、このキ
ャラクタが表示されると、リーチ状態となる可能性が高
いことを意味する。
【0118】なお、このキャラクタは、変動表示中に背
景表示上を動き回るように構成してもよく、キャラクタ
の移動の態様によっても詳細な信頼度を報知するように
構成してもよい。また、このキャラクタが大当たりの信
頼度を報知する例について説明したが、大当たりの信頼
度でなく、リーチに発展する信頼度を報知するように構
成してもよい。
【0119】図17(A)は、左、中の変動表示領域で
は識別情報が停止しており、右の変動表示領域で識別情
報が変動表示している状態を示す。前述したように、主
識別要素に対応する表示領域から背景が透視でき、背景
に設けられたキャラクタが主識別要素のくり抜かれた表
示領域を透して主識別要素中の下部に表示されている。
【0120】図17(B)は、図17(A)に示す状態
での背景を示す。背景(宇宙)の中に楕円形の2個の円
盤が、識別情報に対応する位置に配置されている。よっ
て、くり抜かれて背景が透視しうる主識別情報に対応す
る表示領域から、背景と円盤を見ることができる。
【0121】以上、変動表示ゲーム中に背景にキャラク
タを表示する例について説明したが、変動表示ゲーム中
(識別情報の変動開始から停止まで)に限らず、始動口
への入賞球の検出から、その入賞に対する停止図柄が確
定表示されるまでに行われる背景表示においてキャラク
タを表示して、大当たりに対する信頼度を報知するよう
にしてもよい。このように、変動表示ゲーム前からキャ
ラクタによる大当たり信頼度の予告報知をすると、始動
記憶に基づく変動表示ゲームが行われる場合に、複数の
始動記憶にまたがる連続的な予告をすることができる。
【0122】図16、図17に示す実施の形態では、背
景上に設けられるキャラクタと背景とによって、大当た
り(特別遊技状態)を導出する信頼度を変えることがで
きる。この背景とキャラクタとの関係による信頼度を図
18に示す。
【0123】本実施の形態では、複数の背景(宇宙、ジ
ャングル、砂漠)が設けられ、各背景毎に3種類のキャ
ラクタが設定されている。例えば、宇宙の背景には円
盤、宇宙人、星が設定されている。このキャラクタは、
キャラクタ毎に大当たりに対する信頼度が異なって設定
されており、どのキャラクタが主識別要素に対応する表
示領域から見えるかによって、遊技者は大当たりに対す
る期待を向上させることができる。
【0124】このように図16、図17、図18に示す
実施の形態では、表示制御装置(背景表示制御手段)1
50は、背景表示に所定のキャラクタを表示することに
より大当たり状態(特別遊技状態)の発生の信頼度を、
複数のキャラクタに関連付けられた信頼度として段階的
に報知するので、大当たりに関する期待を醸造し、遊技
に対する興趣を向上させることができる。
【0125】今回開示した実施の形態は、全ての点で例
示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上述
した発明の実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲
によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び内容
の範囲での全ての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の遊技機の遊技盤の正面
図である。
【図2】 同じく遊技機の制御系の一部を示すブロック
図である。
【図3】 同じく遊技機の状態遷移図である。
【図4】 同じく識別情報の表示態様の説明図である。
【図5】 同じく識別情報の表示態様の説明図である。
【図6】 同じく識別情報の表示態様の説明図である。
【図7】 同じく識別情報の表示態様の説明図である。
【図8】 同じく識別情報の説明図である。
【図9】 同じく識別情報の変動表示の態様の説明図で
ある。
【図10】 同じく識別情報の変動表示の態様の説明図
である。
【図11】 同じく識別情報の変動表示の態様の説明図
である。
【図12】 同じく識別情報の変動表示の態様の説明図
である。
【図13】 同じく識別情報の変動表示の態様の説明図
である。
【図14】 同じく識別情報の変動表示の態様の説明図
である。
【図15】 同じく識別情報の変動表示の態様の説明図
である。
【図16】 同じく識別情報の変動表示の態様の説明図
である。
【図17】 同じく識別情報の変動表示の態様の説明図
である。
【図18】 同じく背景とキャラクタとの関係による信
頼度を示す図表である。
【符号の説明】
1 遊技盤 4 変動表示装置 100 遊技制御装置 150 表示制御装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変動表示領域に表示内容が変化可能に表
    示する表示装置と、始動条件の成立に基づき該表示装置
    に複数の識別情報を変動表示させる変動表示ゲームを実
    行可能な表示制御手段と、を備え、該変動表示ゲームの
    表示結果が予め定められた特別表示結果態様になった場
    合に、遊技者に有利な特別遊技状態を発生可能に構成さ
    れた遊技機において、 前記識別情報は、その一部として当該識別情報の種類を
    特定可能な主識別要素を含んで構成され、 前記表示制御手段は、 前記変動表示領域に背景表示を行う背景表示制御手段
    と、 前記識別情報を前記背景表示よりも高い優先順位で表示
    する表示優先順位制御手段と、 前記識別情報の前記主識別要素に対応した表示領域を透
    過可能に制御する主識別要素透過制御手段と、を備える
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記背景表示制御手段は、識別情報毎に
    異なる背景表示を可能とし、 前記変動表示ゲームにおいて、前記識別情報の主識別要
    素に対応した表示領域に表示される背景が予め定められ
    た所定の組み合わせとなった場合に、リーチ状態を発生
    可能とする背景リーチ状態発生手段を備えることを特徴
    とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記識別情報は、当該識別情報を推定可
    能な副識別要素を含んで構成され、 前記副識別要素が予め定められた所定の組み合わせとな
    った場合にリーチ状態を発生可能とする副識別要素リー
    チ状態発生手段を備えることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記表示制御手段は、リーチ状態の発生
    に関連して、背景が透過する領域と、透過しない領域と
    を逆転させる逆転表示制御手段を備えることを特徴とす
    る請求項1から3のいずれか一つに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記表示制御手段は、リーチ状態が発生
    した際に、背景表示と関連したリーチ演出表示を行うこ
    とを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の
    遊技機。
  6. 【請求項6】 前記表示制御手段は、リーチ状態の発生
    に関連して、前記識別情報を前記主識別要素の輪郭の表
    示を行い、輪郭以外の領域を透過可能に制御する輪郭表
    示制御手段を備えることを特徴とする請求項1から5の
    いずれか一つに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記背景表示制御手段は、前記背景表示
    に所定のキャラクタを表示して、特別遊技状態の発生に
    関する信頼度を報知することを特徴とする請求項1から
    6のいずれか一つに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記識別情報は、前記変動表示領域の前
    記主識別要素以外の部分を含んで構成され、 前記表示制御手段は、該識別情報のうち主識別要素に対
    応した表示領域のみ透過表示を行い、主識別要素以外の
    表示領域には透過表示を行わないことで、該主識別要素
    に対応した表示領域からのみ背景表示が視認可能に制御
    することを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに
    記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記表示制御手段は、遊技者に有利な特
    定遊技状態の発生に関連して、特定遊技状態であること
    を前記識別情報以外の領域で報知することを特徴とする
    請求項1から8のいずれか一つに記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記背景表示制御手段は、特定遊技状
    態であることを通常の遊技状態とは異なる背景表示で報
    知することを特徴とする請求項1から9のいずれか一つ
    に記載の遊技機。
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