JP6710870B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
いわゆる「保留」の態様を変化させる保留変化演出を実行することが可能な遊技機が公知である(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2017−012847号公報
本発明が解決しようとする課題は、保留変化演出の趣向性を向上させることが可能な遊技機を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、当否判定情報に基づき当否判定を実行する当否判定手段と、当否判定結果の報知が完了していない当否判定情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている当否判定情報の存在を示す保留表示を表示する表示手段と、前記表示手段に特定画像を表示して前記保留表示を非表示とする特定表示演出、および、当該特定表示演出の発生前後で前記保留表示の態様を変化させる特定保留変化演出を実行することが可能な演出実行手段と、を備えることを特徴とする。
上記本発明にかかる遊技機は、特定画像が表示される前後で保留表示の態様が変化するというものであるため、特定画像の表示・非表示の切替わりに注目する遊技者は保留変化の発生に気付きにくい。つまり、遊技者が気付かないうちに保留変化が発生しているという面白みのある演出態様とすることが可能である。
前記特定表示演出は、前記特定画像を前記表示手段の表示領域の全域に表示する演出であるとよい。
このように特定画像が表示領域の全域に表示される画像とすれば、特定画像の表示前後の違いが分かりづらくなるため、遊技者は保留表示の変化に気付かない蓋然性が高まる。
前記特定表示演出は、前記特定画像として単一色の画像を表示する演出であるとよい。
このように特定画像を単一色の画像とすれば、特定画像の表示による場面変化等に対する遊技者の注目の度合が高まるため、保留変化演出が発生した場合であっても遊技者がそれに気付かない蓋然性が高まる。
遊技者が当否判定に当選することを目指して遊技する遊技状態中における様式が、複数種の様式のうちのいずれかに設定されるよう構成されており、前記特定表示演出は、前記特定画像として、前記様式の種類が変化することを示す画像を前記表示手段の表示領域に表示する演出であるとよい。
このように様式(いわゆる「モード」や「ステージ」等を例示することができる)の変化とともに保留変化が発生しうるようにすれば、様式がどのように変化するかということに対する遊技者の注目の度合が高まるため、保留変化演出が発生した場合であっても遊技者がそれに気付かない蓋然性が高まる。
前記演出実行手段は、前記保留表示の態様を変化させる演出であって、前記特定保留変化演出とは異なる別の保留変化演出を実行することが可能であり、前記別の保留変化演出発生時には、前記保留表示の態様の変化に伴って、所定の効果音が出力されることがある一方、前記特定保留変化演出発生時には、前記保留表示の態様の変化に伴って、効果音が出力されることがないように構成されているとよい。
このような構成とすれば、特定保留変化演出発生時には効果音を伴わずにひっそりと保留変化が発生することになるため、当該保留変化に遊技者が気付かない蓋然性が高まる。
本発明にかかる遊技機によれば、保留変化演出の趣向性を向上させることが可能である。
本実施形態にかかる遊技機の正面図である。 (a)は表示装置の表示領域に表示される識別図柄と保留表示を示した図であり、(b)は保留表示の種類を示した図である。 特定保留変化演出の一例を示した図である。 特定画像の例を示した図である。 第一具体例を説明するための図である。 第二具体例を説明するための図である。 特定保留変化演出とは異なる別の保留変化演出の一例を示した図である。
以下、本発明にかかる遊技機1の実施形態(第一実施形態)について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、始動入賞口904、大入賞口906、アウト口907などが設けられている。各種演出を実行する表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能となる領域である。なお、表示領域911の形状等は適宜変更可能である(開口901の形状や大きさ、表示装置91自体の形状や大きさを変更することで表示領域911の形状等を変更することができる)。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動入賞口904や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
大当たりの抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として実行する(このような始動入賞口904は複数設けられていてもよい)。具体的には、始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値(以下、当否判定情報と称することもある)が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。本実施形態では、公知の遊技機と同様に、大当たりとなる場合には、識別図柄80(図2(a)参照)が所定の組み合わせ(例えば同じ図柄の三つ揃い)となることによって報知され、それ以外の組み合わせが表示された場合にははずれとなる。
本実施形態では、上記当否判定のための数値が取得された順に当否判定結果の報知が開始される(識別図柄80の変動が開始される)こととなるが、ある数値が取得されたときに、それより前に取得された数値に基づく当否判定結果が報知されている際には、当該ある数値に基づく当否判定結果の報知が開始されるまで、図示されない制御基板に設けられた記憶手段に記憶される。未だ当否判定結果の報知が開始されていない数値(当該数値のそれぞれに対応するものが「保留(情報)」である。保留(情報)は当否判定情報の下位概念であるといえる)の最大の記憶数(最大保留数)は適宜設定することができる。本実施形態における記憶手段が記憶できる最大保留数は、一種の始動入賞口904につき四つである。なお、本実施形態では、当否判定結果の報知が開始される時点で、取得された数値が大当たりとなる数値か否かが判断されることとなるが、数値が取得されたときに当否判定を行い、当否判定結果自体を記憶させておく構成としてもよい。また、取得された数値は、当否判定結果を報知する演出の具体的な内容を決定するための数値としても利用される。
本実施形態にかかる遊技機1では、記憶手段に記憶されている当否判定結果の報知が開始されていない取得された数値(当否判定情報)のそれぞれに対応するマークである保留表示10が、表示装置91の表示領域911に表示される(図2(a)参照)。具体的には、当否判定を実行するための数値が取得された順に並ぶよう、保留表示10が表示装置91の表示領域911に表示される。本実施形態では、数値が取得されたタイミングが早いものから(いわゆる保留消化が早いものから)順に左から並ぶよう表示される。
本実施形態では、保留表示10の態様として、一または複数種の通常態様11と、一または複数種の特殊態様12が設定されている。本実施形態では、一種の通常態様11と、第一特殊態様121〜第四特殊態様124という四種の特殊態様12が設定されている(図2(b)参照)。視覚的に区別することができるものであれば、各態様を構成する具体的な形態等はどのようなものであってもよい。また、各態様が複数種設定された構成(例えば、通常態様11の形態が複数種設定された構成)としてもよい。本実施形態では、通常態様11は白色、第一特殊態様121は青色、第二特殊態様122は緑色、第三特殊態様123は赤色、第四特殊態様124は虹色に設定されている。なお、各図においては、当該色を文字で示している。
当該保留表示10の態様は、対応する当否判定結果が大当たりとなる蓋然性(いわゆる大当たり信頼度。以下単に信頼度と称することもある)を示唆する。本実施形態では、通常態様11(最も信頼度が低い)、第一特殊態様121、第二特殊態様122、第三特殊態様123、第四特殊態様124(最も信頼度が高い)の順で信頼度が高くなるよう設定されている。
本実施形態では、各種演出を実行するか否かを決定するための制御処理は、図示されないサブ制御基板(サブ制御基板に構築された制御回路)によって実行される。サブ制御基板は、種々の演出を決定する演出制御手段である。サブ制御基板とは別に、遊技球の入賞の検出、当否判定、当否判定結果の報知の完了等を制御する図示されない主制御基板(主制御基板に構築された制御回路)が設けられており、当該主制御基板から送信される各種コマンドに基づき、サブ制御基板が種々の制御を行う。本実施形態にかかる遊技機1は、サブ制御基板によって制御される演出として保留表示10の態様が変化する保留変化演出を実行することが可能である。以下では、当該保留変化演出の一種として設定された特定保留変化演出について詳細に説明する。
図3に示す特定保留変化演出は、特定表示演出と併せて発生するものである。特定表示演出は、表示装置91の表示領域911に特定画像20を表示する演出(図3(b)参照)である。また、かかる特定画像20が表示されている間は、保留表示10を非表示とする演出である。遊技者には、特定画像20が表示された結果として、保留表示10が非表示となったかのようにもみえる。
なお、特定画像20が表示されている間であっても、当否判定結果を示すための要素であって遊技者が注目する対象である識別図柄80は表示されるようにしておくことが好ましい。具体的には、特定画像20に対し、その前側に識別図柄80が重なるように表示されるようにするとよい。特定画像20が表示されているときであっても識別図柄80が表示される構成とする場合には、特定画像20が表示されていることを強調するため、識別図柄80は通常の大きさ(特定画像20が表示される前の大きさ)よりも小さく表示されるようにするとよい。本実施形態では、表示領域911の隅の方に識別図柄80が表示される(図3(b)参照)。ただし、特定画像20が表示されているときには、保留表示10と併せて、識別図柄80が表示されないようにすることを否定するものではない。このような構成とすれば、遊技者は特定画像20のみに注目することになるため、特定画像20が表示されていることをより強調することが可能である。
特定画像20は、表示領域911の全域に表示される(図3(b)参照)。なお、ここでいう「全域」とは、表示領域911のうち、遊技者が容易に視認することができる領域を少なくとも含む範囲をいう。本実施形態では、表示領域911のうち、遊技盤90に形成された開口901に重なる領域を少なくとも含む。例えば、遊技者が表示装置91を斜めから覗き込んだ場合に視認可能となるような部分(視認不可能ではないが、視認困難な部分)には、特定画像20が表示されないようにしてもよい。特定画像20の具体的態様や表示の目的等はどのようなものであってもよい。特定画像20の種類として、例えば以下のようなものが考えられる。なお、以下に示す画像の一つのみが特定画像20として設定された構成としてもよいし、複数の画像が特定画像20として設定された構成としてもよい。また、これ以外の画像が特定画像20として設定された構成としてもよい。
・暗転演出として表示される特定画像(図4(a)参照)
何らかの事象(例えば、場面の切り替え)が発生する、または発生するかもしれないということを示すために、表示領域911の全域を黒くする(黒一色とする)暗転演出が発生しうるものにおいて、当該暗転演出として表示される黒一色の画像を特定画像20とする。なお、暗転演出は、表示されている画面が次第に黒くなっていく(次第に暗くなっていく)構成としてもよいし、突然黒くなる(暗くなる)構成としてもよい。なお、表示領域911に「黒」を表すための手法はどのようなものであってもよい。例えば、表示領域911を構成する一つ一つの画素をOFFとすることで「黒」を表してもよい。「黒」の画像に他の画像(例えば黒以外の色で描かれた文字等)が重ね合された画像が特定画像20として設定された構成としてもよい。また、「黒」以外の色による単一色の画像が特定画像20として設定された構成としてもよい。
・様式変更演出時に表示される特定画像(図4(b)参照)
保留表示10が表示される状態は、遊技者が大当たりに当選することを目指して遊技する状態である。かかる状態においては、遊技者を飽きさせないようにするため、演出の基本的態様に関する様式の変化が生じる可能性がある。ここで「様式」とは、ステージやモード等と称されるものである。複数種の様式のそれぞれには、各様式を象徴するような要素(演出を構成するものであればどのようなものであってもよい。例えばキャラクタ等)が対応づけられており、様式が変化した場合には演出の基本的態様が変化することになる。
このような様式が変化する際、様式の切替わりを示す画像が表示されることがある。かかる様式の切替わりを示す画像を特定画像20とする。当該画像の態様はどのようなものであってもよい。「ステージチェンジ」といった様式の変化を表す文字を含む画像とすることで、様式の変化が発生することを明確に示すようにしてもよいし、このような文字等を表示しないようにしてもよい。また、この種の画像が表示されたときには必ず様式の変化が発生するようにしてもよいし、様式の変化が発生しない可能性がある設定としてもよい。
・カットイン演出時に表示される特定画像(図4(c)参照)
突発的に所定の画像(カットイン画像)が表示されることにより、(当該所定の画像が表示されなかった場合に比して)当否判定結果が大当たりとなる蓋然性が高まったことを示すカットイン演出が知られている。かかるカットイン演出として表示される画像を特定画像20とする。当該画像の態様はどのようなものであってもよい。所定のキャラクタを含む画像を例示することができる。
以上のようなものが例示できる特定画像20が表示される特定表示演出とともに、特定保留変化演出が発生する。具体的には、特定表示演出(特定画像20の表示)(図3(b)参照)の発生前(図3(a)参照)と発生後(図3(c)参照)を比較すれば分かるように、発生前後において一または複数の保留表示10のうちの少なくともいずれかの態様が変化するというものである。なお、特定画像20が表示されたとき(特定表示演出が発生したとき)に必ず特定保留変化演出が発生するという設定としなくてもよい。
具体的には、次のような流れの演出態様となる。特定画像20が表示される前において一または複数の保留表示10が表示されている(図3(a)参照)とする。このとき、特定表示演出が発生し、特定画像20が表示される。特定画像20が表示されているときには表示されていた保留表示10が非表示となる(図3(b)参照)。そして、特定表示演出が終了し、特定画像20が非表示となる。これにより、再び保留表示10が表示された状態となる。この際、一または複数の保留表示10のうちの少なくともいずれかが、特定画像20が表示される前とは異なる態様に変化する(図3(c)参照)というものである。本実施形態では、保留表示10の変化は、必ず信頼度が高まる方向への変化が発生するように構成されている。つまり、特定保留変化演出の発生は、遊技者にとって喜ばしい事象の発生であるといえる。
このように、特定保留変化演出は、単に保留表示10の態様が変化するというものではなく、特定表示演出とともに発生するものである。特定表示演出は、特定画像20が表示され、その間は保留表示10が非表示となるものであるため、特定画像20に注目している遊技者は保留表示10の変化に気付かない蓋然性が高くなる。具体的には、保留表示10の変化が発生した後(特定表示演出が終了した後)、しばらくしてから保留表示10の変化が発生していたことに気付くというような面白みのある演出とすることが可能である。また、特定保留変化演出に接した(特定保留変化演出を経験した)遊技者については、特定画像20が表示されたときに何かが起こるのではないかというような期待をもたせることが可能となる。
特定画像20として表示される画像が表示領域911の全域に表示される画像とすれば、特定画像20の表示前後の違い(保留表示10の変化)が分かりづらくなるため、遊技者が保留表示10の変化に気付かない蓋然性が高まる。
特定画像20として「暗転」したことを示すような黒一色の画像が表示されるものとすれば、場面がどのように切り替わるのか(場面の切替わりが発生するのか)ということに遊技者が注目することになり、遊技者が保留表示10の変化に気付かない蓋然性が高まる。
特定画像20として「様式」の変化を示すような画像が表示されるものとすれば、様式がどのように変化するのかということに遊技者が注目することになり、遊技者が保留表示10の変化に気付かない蓋然性が高まる。
特定画像20として「カットイン」画像が表示されるものとすれば、当該画像が表示されたということによる信頼度上昇等に遊技者が注目することになり、遊技者が保留表示10の変化に気付かない蓋然性が高まる。
以下、上記実施形態にかかる遊技機1を改良、変形、具体化等した具体例について説明する。なお、以下の各具体例を用いて説明する事項を複数適用した構成としてもよい。
○第一具体例
上記実施形態において、特定保留変化演出において変化する保留表示10は、当否判定結果を報知する演出が開始されていない当否判定情報(保留情報)の存在を示すものであることを説明したが、当否判定結果を報知する演出が開始されている(識別図柄80の変動が開始されている)ものの、当否判定結果の報知が完了していない(識別図柄80が当否を示す組み合わせで停止していない)ものを示すいわゆる「当該変動保留」であってもよい。つまり、特定保留変化演出において、当該変動保留を示す保留表示13が変化しうる態様としてもよい(図5参照)。なお、当該変動保留を示す保留表示13は、他の保留表示10と区別できるようにしておくことが好ましい。本実施形態では、当該変動保留を示す保留表示13に付随する付随画像131が表示される(図5(a)(c)参照)。当該付随画像131の有無により、当該変動保留を示す保留表示13とその他の保留表示10を区別することが可能である。当該変動保留を示す保留表示13が、その他の保留表示10と基本的な形態が異なるものとしてもよい。
このような構成とすれば、特定保留変化演出が発生し、その変化が当該変動保留を示す保留表示13についてのものであった場合には、現在当否判定結果を報知する演出が実行されているもの(現在進行中の演出に対応する当否判定結果)の信頼度が高まるということになる。また、特定画像20の表示というものが、信頼度が高まったことを示すのであれば(例えば、特定画像20として上述した「カットイン」画像が表示される場合)、特定画像20が表示されるということと、保留表示(当該変動保留)の態様が変化するという、二つの信頼度上昇を示す演出が併せて発生する可能性がある遊技性となる。
○第二具体例
上記実施形態では、特定表示演出において特定画像20は表示領域911の全域に表示される画像であることを説明したが、特定画像20は表示領域911の一部に表示される画像であってもよい(図6参照)。ただし、上記実施形態と同様に、特定画像20が表示されているときには、保留表示10は非表示とされる。したがって、特定画像20が表示される領域は、特定画像20が表示されるよりも前の状態において保留表示10が表示されていた領域を含むものであるとよい。より具体的には、最も多くの保留表示10が表示されている状態(上記実施形態でいえば、四つの保留表示10が表示されている状態。第一具体例を適用するのであれば、「当該変動保留」を示す保留表示13を含む全ての保留表示10が表示されている状態)で、全ての保留表示10の表示領域911を含む領域が、特定画像20が表示される領域として設定されるとよい(図6(b)参照)。このような構成とすれば、特定保留変化演出が発生する時点における保留表示10の数によらず、特定画像20の表示により全ての保留表示10が特定画像20に覆い隠されたかのような演出形態とすることが可能である。
ただし、上記実施形態のように表示領域911の全域に特定画像20が表示される構成とした方が、本例よりも、特定画像20の表示前後での変化(保留表示10の変化)に遊技者が気付きにくいといえる。本例のような構成とした場合には、遊技者は特定画像20が表示されている領域、すなわち表示領域911の一部の領域に注目することになる(特定画像20が表示されている領域で何か発生するのではないかと考えるのが通常である)からである。一方、上記実施形態のように表示領域911の全域に特定画像20が表示される構成とした場合には、遊技者は、場面等の切替わりや様式の変化等、演出の全体的な変化が生じるのではないかと考え、細部まで注目する蓋然性が低くなるからである。
○第三具体例
特定保留変化演出の発生時には、保留表示10の態様の変化に伴って音出力手段(スピーカ92)から効果音が出力されないようにするとよい。つまり、特定保留変化演出は、特定画像20の出力により保留表示10の態様の変化に遊技者が気付かない(いつの間にか態様が変化していたというような印象を与える)ようにするものであるため、保留表示10の態様の変化の際に、当該変化が発生したことを示す所定の効果音が出力されないようにするとよい。
○第四具体例(第三具体例をさらに発展させた例)
特定保留変化演出以外の保留変化演出(以下、別の保留変化演出と称する)が発生しうる構成とする。特定保留変化演出は、特定画像20が表示されているときに保留表示10が非表示とされるものであって、この非表示である間に保留表示10の変化が発生するものであるといえる一方、別の保留変化演出(図7参照)は保留表示10が表示されている間に保留変化が発生するというものである。かかる条件を満たすのであれば、別の保留変化演出の具体的態様はどのようなものであってもよいし、態様が異なる複数種の演出が設定された構成としてもよい。別の保留変化演出の一例としては、表示されている保留表示10の少なくともいずれかに対し、図柄やキャラクタ等、保留表示10とは異なる別の要素30が作用した(図7(b)参照)結果、その保留表示10の態様が変化する(図7(c)参照)という構成が挙げられる。
このような別の保留変化演出の発生時には、保留表示10の態様の変化に伴ってスピーカ92より所定の効果音(一種のみであってもよいし、複数種設定されていてもよい)が出力される(図7(c)参照)。つまり、別の保留変化演出の発生時には効果音が出力されるものの、特定保留変化演出では効果音が出力されない構成となる。このような構成とすれば、遊技者が別の保留変化演出に接した場合、保留表示10の態様が変化する場合には効果音が出力されるという印象を受けることになる。すなわち、保留表示10の態様の変化と効果音の出力は「セット」であるという印象を受けることになる。そうすると、特定保留変化演出の発生時には、効果音が出力されないのであるから、遊技者は保留表示10の態様が変化しているということに気付かない蓋然性が高まることとなり、特定保留変化演出による遊技の趣向性向上につながる。
本例のような構成とする場合、特定保留変化演出が発生する蓋然性(発生頻度)よりも、別の保留変化演出が発生する蓋然性(発生頻度)が高く設定されていることが好ましい。このような設定とすることで、遊技者はより多くの別の保留変化演出に接する(体験する)ことになるから、保留表示10の態様の変化と効果音の出力がセットであるという印象を与えやすくなる。
○第五具体例
特定保留変化演出においては、保留変化の態様が限定されている構成とする。具体的には、通常態様11の保留表示10が、特殊態様12の保留表示10のいずれかに変化するという変化態様に限定されている構成とする。すなわち、いずれかの特殊態様12の保留表示10が、別の特殊態様12の保留表示10に変化するという変化態様は、特定保留変化演出としては発生しない構成とする(第四具体例にて説明した別の保留変化演出として、ある特殊態様12から別の特殊態様12への変化が発生しうる設定としてもよい)。
保留表示10の態様として設定される通常態様11は、基本の態様(最も信頼度が低い態様)であって最も発生しやすい態様である。したがって、当該通常態様11の保留表示10に対する遊技者の注目の度合は低い。本例のように、特定保留変化演出における保留変化の態様を、通常態様11を基点とする変化に限定することで、特定保留変化演出による保留表示10の態様の変化に遊技者がより気付きにくい構成とすることが可能である。
○第六具体例
特定画像20の態様により保留表示10の変化が発生するか否かが示唆される構成とする。例えば、特定表示演出における特定画像20として、第一画像(例えば黒を基調とした画像)と当該第一画像と形態は同じであるが色味が異なる第二画像(例えば赤を基調とした画像)が表示されうる構成とする。この場合、第一画像が表示された場合よりも、第二画像が表示された場合の方が、保留表示10の変化が発生しやすい、すなわち特定保留変化演出が発生しやすい設定とする。特定保留変化演出に接した遊技者は、特定画像20が表示されたときに保留変化が発生するのではないかという期待をもつことになるから、特定画像20の態様により、実際に保留表示10の変化が発生するか否か(発生する蓋然性)が示唆されるようにすることで、趣向性をさらに向上させることが可能である。
保留表示10の変化の発生が確定する特定画像20が設定された構成としてもよい。例えば、特定画像20として第一画像が表示された場合には保留表示10の変化が発生することもあれば発生しないこともある設定とする一方、特定画像20として第二画像が表示された場合には保留表示10の変化の発生が確定する(100%変化する)設定とする。
○第七具体例
特定画像20の態様により保留表示10の変化の程度が示唆される構成とする。例えば、特定画像20として表示されうる画像として、上記第六具体例にて説明したような第一画像と第二画像が設定されているとする。この場合、特定画像20として第一画像が表示された上で保留表示10の態様の変化が発生した場合に比して、特定画像20として第二画像が表示された上で保留表示10の態様の変化が発生した場合の方が、より大きな態様の変化が発生しやすい(変化のレベルが大きくなりやすい)設定とする。例えば、変化前の保留表示10(基点の保留表示)が通常態様11であるとするのであれば、第一画像が表示された場合に比して、第二画像が表示された場合の方が、より信頼度が高い特殊態様12に変化しやすい設定とする。特定保留変化演出に接した遊技者は、特定画像20が表示されたときに保留変化が発生するのではないかという期待をもつことになるから、特定画像20の態様により、保留表示10の変化の程度が示唆されるようにすることで、趣向性をさらに向上させることが可能である。
特定画像20の種類に応じて保留表示10の変化の程度が決まっている構成としてもよい。各保留表示10に対応づけられた信頼度の高低に基づき、各保留表示10が複数の「段階」に区分けされているとすると、例えば、特定画像20として第一画像が表示された場合には、保留表示10の変化は一段階の変化(例えば、通常態様11から第一特殊態様121への変化が発生する)となり、特定画像20として第二画像が表示された場合には保留表示10の変化は二段階の変化(例えば、通常態様11から第二特殊態様122への変化が発生する)となるような構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
1 遊技機
10 保留表示
11 通常態様
12 特殊態様
121〜124 第一特殊態様〜第四特殊態様
13 当該変動保留を示す保留表示
20 特定画像
91 表示装置
911 表示領域
92 スピーカ

Claims (1)

  1. 当否判定情報に基づき当否判定を実行する当否判定手段と、
    当否判定結果の報知が完了していない当否判定情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている当否判定情報の存在を示す保留表示を表示する表示手段と、
    前記表示手段に特定画像を表示して前記保留表示を非表示とする特定表示演出、および、当該特定表示演出の発生前後で前記保留表示の態様を変化させる特定保留変化演出を実行することが可能な演出実行手段と、
    を備え、
    前記演出実行手段は、前記保留表示の態様を変化させる演出であって、前記特定保留変化演出とは異なる別の保留変化演出を実行することが可能であり、
    前記別の保留変化演出発生時には、前記保留表示の態様の変化に伴って、所定の効果音が出力され一方、
    前記特定保留変化演出発生時には、前記保留表示の態様の変化に伴って、効果音が出力されることがないように構成されている
    ことを特徴とする遊技機。
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