JP4219998B2 - 食用微生物組成物の噴霧乾燥法 - Google Patents

食用微生物組成物の噴霧乾燥法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明の主題は微生物を含む組成物の新規噴霧乾燥方法である。
【0002】
【従来の技術】
微生物を乾燥するために、経済的で使用が容易な方法を業界は必要としている。一般に噴霧乾燥は室内で微生物サスペンジョンを熱風流に噴霧するものであり、この目的のために、室は熱風の入口、排出空気の出口および乾燥微生物粉末を回収する出口を含む。
【0003】
しかし、微生物の噴霧乾燥は乾燥温度が高すぎると微生物を損傷させたり、殺すことさえあるので不利である。
【0004】
米国特許第3,985,901号明細書(生物応用研究所)は噴霧乾燥装置の入口における180〜300℃の温度はすべての生存生物を殺しうることを実際に説明する。これらの観察はEP第298605号明細書(ユニリバー,2頁43〜48行)およびEP第63438号明細書(スコティッシュ ミルク マルケ,1頁14〜21行)でも確認される。
【0005】
しかし、乳酸菌のいくつかの種は本来的に耐熱性であり、すなわち高温に耐えることができる。ショパンらは、Microbacterium Lacticum の胞子形成培養物を215℃で噴霧乾燥し、乾燥後10%より僅かに多い生存菌を得ることができることを示した(Canadian J.Microb., 23,755〜762,1977)。残念なことに、これらの種は一般に悪い味を現わす原因となる食品の汚染フローラの一部となる。従ってこれらの耐熱性乳酸菌は人の消費に適さない(「Fundamentals of Food Microbiology 」, マリオン. エル. フィールズ,AVI出版社,ウエストポート,1979)。
【0006】
結論として、噴霧乾燥温度は伝統的に食品の発酵に使用される微生物の生存能力を限定する因子の1つである。実際に微生物を噴霧乾燥するすべての常法は100〜180℃の熱風入口温度を使用することは注目できる。さらに、これらの方法は乾燥微生物の生存を維持するために保護剤をも使用する。
【0007】
NL特許第7,413,373号明細書(DSO Pharmachim)は乳酸菌により発酵した穀類の噴霧乾燥方法を記載し、この方法では空気の入口および出口温度はそれぞれ150℃および75℃である。
【0008】
日本特許第73008830号明細書(東京ヤクルト製造)はさらに120〜155℃の空気入口温度、40〜55℃の空気出口温度および保護剤を使用する微生物の噴霧乾燥方法を記載する。
【0009】
日本特許第57047443号明細書(南日本ラクン)は空気入口温度および空気出口温度がそれぞれ105〜150℃および55〜70℃のものである同様の乾燥方法を記載する。
【0010】
日本特許第02086766号、日本特許第02086767号、日本特許第02086768号、日本特許第02086769号および日本特許第02086770号明細書(すべて「クボタ」)はすべて空気入口温度および空気出口温度がそれぞれ110〜180℃および70〜75℃のものである微生物の噴霧乾燥方法を記載する。
【0011】
最後に、SU特許第724113号(Kiev Bacterial Prep.) 、SU特許第1097253号(Protsishinら) 、SU特許第1227145号(Protsishinら)、SU特許第1292706号(Appl. Biochem. Res. )およびSU第1581257号(Dairyland Food Labs.)明細書もすべて空気入口温度および空気出口温度がそれぞれ60〜165℃および30〜75℃のものである細菌培養物の噴霧乾燥方法を記載する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
微生物の噴霧乾燥中、乾燥温度を200℃未満に限定することはこの方法の収量を限定することを強調すべきである。本発明の目的はこの不利を克服することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
したがって、本発明は噴霧乾燥方法に関し、この方法では、ヒトの食物に有利な微生物を含む組成物を調製し、250〜400℃の熱風入口温度および5075℃の空気出口温度を有し、装置内の培養物の滞留時間は乾燥後少なくとも10%の生存微生物を得るように調整する噴霧乾燥装置で噴霧して粉末化する。
【0014】
200℃以上、さらに300℃以上もの空気入口温度を有する噴霧乾燥装置は、装置内の小滴の滞留時間が十分に短かく、その結果細胞の内部温度が致死的にならない限り、ヒトの食物に有利な微生物に損傷を与えず、またはほとんど損傷を与えないことが分かった。噴霧小滴の内部温度は水分の蒸発による冷却のため約40〜70℃を超えないことが実際に観察された。こうして本発明は噴霧小滴が乾燥装置の出口においてのみ乾燥形に到達するように操作條件を選択することにある。
【0015】
微生物を非常に急速に乾燥することにより高い生存を促進することが観察された。こうして高い空気の入口温度の使用により実際に即時に乾燥することができる。
【0016】
微生物の高い生存は微生物の培養物および食品組成物を同時に噴霧する場合得られることも認められた。
【0017】
本方法を実施するために、細菌、酵母、かびまたはこれら微生物の混合物である微生物の培養物を調製する。当業者は微生物の生育にもっとも適する培地を選択することができる。
【0018】
好ましくは、ヒトの健康に有利な乳酸菌、特にBifidobacterium infantisのようなビフィズバクテリア、Lactococcus lactis 亜種 lactis, Lactococcus lactis 亜種 cremoris, Lactococcus lactis 亜種 lactis biovar diacetylactisのようなラクトコッカス, Streptococcus thermophilus, Streptococcus faecalis のようなストレプトコッカス, Lactobacillus delbrueckii 亜種 bulgaricus, Lactobacillus acidophilus(L.johnsonii を含む6亜群を含む、フジサワら、Int. J. Syst. Bact.,42,487〜491,1992参照),Lactobacillus helveticus, Lactobacillus farciminis, Lactobacillus alimentarius, Lactobacillus casei 亜種 casei, Lactobacillus delbruckii 亜種 lactis, Lactobacillus sake, Lactobacillus curvatusのようなラクトバチルス, Pediococus pentosacens, Pediococcus acidilactici, Pediococcus halophilusのようなペディオコッカス, Staphylococcus xylosus, Staphylococcus carnosus のようなスタフィロコッカス, Micrococcus varians のようなミクロコッカス, 特に属 Debaromyces, Candida, Pichia, Tarulopsis およびSaccharomyces の酵母, 例えば Debaromyces hansenii, Candida krusei, Prichia saitoi, Torulopsis holmii, Torulopsis versatilis, Torulopsis etchellsii, Saccharomyces cerevisiae 例えば S.cerevisiae NCIMB 40612(EP特許第663441号明細書に記載)、Saccharomyces rouxii, および特に属 Aspergillus, Rhizopus, Mucor および Penicilliumのかび、例えば Aspergillus oryzae, Aspergillus phoenicis, Aspergillus niger, Aspergillus awamori, Rhizopus onyzae, Rhizopus Oligoshorus, Rhizopus japonicus, Rhizopus formosaensis, Mucor circinelloides, Mucor japonicus, Penicillium glancum および Penicillium fuscum などにより形成される群から選択した少なくとも1種の微生物の培養物を調製する。
【0019】
本発明は噴霧乾燥條件に敏感な微生物、特に例えば熱(熱感受性)および/または空気の存在に感受性(選択的嫌気性)の微生物に特に適する。特に敏感な微生物のうちにはプロバイオチック乳酸菌を含むことができる。本発明の枠内で、プロバイオチック乳酸菌はヒトの腸管細胞に付着し、ヒトの腸管細胞上の病原菌を排除し、外部アグレッションに一層強く反応することにより、例えばヒトの血液由来の顆粒球の食作用能力を増加することによりヒトの免疫系に作用しうる乳酸菌と規定される(J. of Dairy Science ,78,491〜497,1995)。
【0020】
例として、EP第577904号明細書に記載の菌株 Lactobacillus acidophilus CNCM I−1225を使用できる。この菌株は好酸性 lactobacilli の分類法に関するフジサワらにより提案された新分類法に従って Lactobacillus johnsoniiのうちに最近再分類された(Int. J. Syst. Bact.,42,487〜791,1992)。例えばEP第199535号(Gorback ら),米国特許第5591428号(Bengmarkら) または米国特許第5296221号(ミツオカら)明細書に記載のもののような他のプロバイオチック乳酸菌も利用できる。
【0021】
この微生物培養物は乾燥中および/または粉末の保存中微生物の生存を増強することが既知の少なくとも1種の化学保護剤を発酵前または発酵後含むことができる。当業者はこれらの保護剤に関し豊富な資料を有する。この趣旨で、米国特許第3897307号、米国特許第4332790号、J第73008830号、J第57047443号、J第02086766号、J第02086767号、J第02086768号、J号02086769号、J第02086770号、SU第724113号、SU第1097253号、SU第1227145号、SU第1292706号およびSU第1581257号明細書に記載の保護剤は本発明の記載に加入する。手引として、これらの保護剤はアスコルビン酸のようなビタミン、リシン、システイン、グリシンおよびグルタミン酸ナトリウムのようなアミノ酸またはその塩、乳または大豆から得ることができるタン白またはタン白加水分解物、ラクトース、トレハロース、シユクロース、デキストリンおよびマルトデキストリンのような糖類、および脂肪、特に例えばバター脂肪(バター油)、パーム、落花生、カカオ、菜種または大豆脂肪である。最後に、これらの保護剤は例えば0.1〜80重量%の量で培養物に添加できる。
【0022】
微生物培養物は少なくとも107 生存細胞コロニー/gまたはcfu/g(cfuは「コロニー形成ユニット」の畧語である)を含有することが好ましい。例えば遠心分離によりこの培養物を濃縮して少なくとも108 cfu/g、好ましくは108 〜1011cfu/gまで生存細胞数を増加することも選択できる。
【0023】
主として微生物から成る粉末を望む場合、微生物培養物を直接噴霧乾燥できる。他方、容易に水に分散でき、生存微生物を含む脱水食品組成物を望む場合、既に乾燥形の各種成分を混合して製造するよりむしろこの組成物のすべての成分を同時に乾燥することが好ましい。こうして塊り、または望ましくない沈澱の形成は回避される。
【0024】
脱水食品組成物を製造する第1態様では、微生物培養物は液体食品組成物と混合し、その場合混合物は水分含量を70%未満に濃縮し、次に混合物は本発明による乾燥條件下で噴霧乾燥することができる。この態様は噴霧乾燥に感受性の低い、すなわち本発明による乾燥條件下で少なくとも10〜50%の量で生存しうる乳酸菌を含む、乳をベースとする脱水組成物に特に適応する。特に、微生物培養物は食品組成物と混合して少なくとも乾燥重量で80%の成分が食品由来である混合物を得ることができ、次に混合物は本発明による乾燥條件下で噴霧乾燥できる。
【0025】
脱水食品組成物を製造する第2態様では、微生物を含む組成物と別の食品組成物は噴霧乾燥装置で同時に粉末化することもできる。この態様は特に噴霧乾燥に感受性である、すなわち本発明乾燥條件下で少なくとも10〜50%の量で生存できない乳酸菌を含む乳をベースとする脱水組成物に適応する。特に、同時に、すなわち同時かつ同じ室で、例えば1部の微生物培養物および少なくとも1部、特に1〜1000部の食品組成物(部は乾燥状態で計算する)を乾燥できる。
【0026】
好ましくは、脱水食品組成物の製造に使用する食品組成物は例えば、少なくとも成分の1つが乳、食肉、魚、果実および野菜から成る群から選択する液体組成物である。好ましくは、食品組成物は乾燥前に70重量%未満の水分含量に濃縮する。
【0027】
この食品組成物は従って例えば、種子、根、塊茎、茎、葉、花または果実である食用植物由来の加熱または生の微細砕部を含む。好ましい植物のうちには、例えば葉、特にニラネギ、アスパラガス、ウイキョウおよびキャベツ、茎、特にダイオウおよびブロッコリ、種子例えばココア、エンドウ、大豆または穀類から得られるもの、いくつかの根、特にニンジン、玉ネギ、ハツカダイコン、セロリおよびビート、塊茎、特にキャッサバおよびジャガイモ、および果実、特にトマト、クルジェット、ナス、バナナ、リンゴ、アンズ、メロン、スイカ、ナシ、スモモ、桃、サクランボ、キウイ、シーバックソーンベリーカリンおよびミラベルチェリーに特に分類できる。植物としてマッシュルーム、例えば特に Agaricus bisporus, Pleurotus ostreatus, Boletus edulis または Lentinus edodesを使用することもできる。
【0028】
この食品組成物は例えば、乳、卵、食肉、魚および/またはその画分、特にタン白画分および/またはタン白加水分解物である動物由来の加熱または生の微細碎部を含むこともできる。従ってこの食品組成物は例えば、ヨーロッパ指令96/4/EC(Official Journal of the European Communities, No OJ L 49/12,1996)による加水分解およびアレルゲン欠損牛乳であることができる。
【0029】
乳またはコーヒー粉末の工業的製造に伝統的に使用する噴霧乾燥装置は本発明の要求に特に十分に適応できる(Jensen J. D., Food Technology, June , 60〜71,1975参照)。例として、IE第65390号(Charleville Res. LTD)およびUS第4702799号(ネスレ)明細書に記載の噴霧乾燥装置は容易に適応できる。
【0030】
好ましくは、これらの装置は操作中噴霧ノズルの端部で非常に高温(200〜400℃)の区域を有し、例えばこの区域は室の容積の50%まで、好ましくは0.1〜20%を表わすことができ、装置の残部は一層低温で、空気排出温度に達することができる。米国特許第3065076号(ネスレ)明細書に記載の装置はこれらの要求に特に適合する。
【0031】
好ましくは、これらの装置は操作中付加的空気入口も有する。付加的空気は装置の出口の空気温度を調整するために選択した温度を有する。この付加的空気入口は例えば、上記規定の熱風入口近くに位置できる。
【0032】
微生物を含む組成物と別の食品組成物を同時に加熱したい場合、少なくとも1個の噴霧ノズル/組成物を有することが必要である。操作中、噴霧ノズルの位置は重要ではない。こうして例えば、非常に高温の区域で2つの組成物を噴霧することができる。例えば、非常に高温の区域で食品組成物を噴霧し、同時に一層低温の区域で微生物を噴霧することもできる。
【0033】
本発明は実際に乾燥装置における微生物の滞留時間の適当な選択にある。好ましくは、噴霧小滴は装置の出口に向って、すなわち、例えば出口温度が40〜90℃である場合乾燥形になる。この滞留時間は噴霧乾燥装置を調整する各種パラメータ、例えば小滴を噴霧する圧力、熱風流の圧力および/または小滴が乾燥室内で保持しなければならない距離などにより調整できる。滞留時間の調整に含まれる各パラメータの正確な値を供することはできない。これらのパラメータおよびその関連値は使用噴霧乾燥装置の型によるからである。手引として、微生物または食品組成物を噴霧するノズルの端部に適用する圧は5〜250バールであり、装置の入口における熱空気圧は100〜200ミリバールである。こうして、本発明による培養物の滞留時間を調整するための規定を簡単にするために、乾燥した直後の細菌の生存割合を少なくとも1%とする場合、この時間は本発明に従うことが容認されるであろう。当業者は適当な操作パラメータを選択してこの結果を実際に達成できる。
【0034】
好ましくは、乾燥装置の培養物の滞留時間は調整して25℃で0.05〜0.5の水分活性(Aw)を有する粉末を得ることもできる。実際に乾燥後および保存中最良の生存割合はこの水分活性範囲を有する粉末で得られる。
【0035】
同様に、乾燥後および保存中最良の生存割合は乾燥装置が少なくとも1つの次の條件、すなわち250〜400℃の入口温度、50〜75℃の出口温度および乾燥後少なくとも10%の生存を得るように調整した培養物の滞留時間を示す場合得られる。
【0036】
他のパラメータも微生物の生存に影響を与えることができる。こうして、乾燥装置の出口における空気の関係湿度は10〜40%、好ましくは20〜40%のものである。さらに、噴霧ノズル前微生物を含む組成物中に食品加工で使用できる不活性ガス、例えば特にCO2 、窒素、アルゴン、ヘリウムを単独または混合物形で導入することができる。
【0037】
微生物培養物を単独で乾燥する場合、本方法は例えば200〜1000g/l、好ましくは500〜800g/lの密度、25℃で0.05〜0.5のAw、少なくとも107 cfu/g、好ましくは108 〜1011cfu/gを有し、4〜27℃で少なくとも10%/年、好ましくは4〜27℃で少なくとも90%/年の微生物の生存を示す微生物粉末を供することができる。この微生物粉末は食品、化粧品または医薬品の発酵に対し接種物として使用する前に、冷蔵または冷凍温度で保存できる。この粉末は直接経口経路で投与し、または或る種の固体または液体食品と混合することもできる。例えば乳と混合して幼児給食瓶を満たすために使用でき、または粉乳と混合することさえできる。例えば、入院患者に経腸経路で投与するための他の食品と混合することもできる。
【0038】
同様に、脱水食品組成物を製造する場合、本方法は200〜1000g/lの密度、25℃で0.05〜0.5のAw、1〜109 cfu/gを有し、20℃で少なくとも10%/年の微生物の生存を示す易分散性食品粉末を供することができる。
【0039】
本発明は乳酸菌および酵母培養物の乾燥例を引用して下記付加的記載によりさらに詳細に下記する。%は特記しない限り重量による。しかし、これらの例は本発明主題の説明として示し、どんな方法であってもそこに限定を構成しないことは言うまでもない。
【0040】
【実施例】
例1〜4
酸素飽和培地で生存が困難なプロバイオチック菌株であるとしてEP第577904号(ネスレ)明細書に記載の、ヒト起源の菌株 Lactobacillus johnsoniiCNCM I−1225の培養物を噴霧乾燥する。
そのため、MRS培地のCNCM I−1225菌株の3%新鮮プリカルチャーを10%の再構成脱脂粉乳、0.1%の市販酵母抽出物、0.5%ペプトンおよび0.1%ツイーン80を含む滅菌MSK培地と混合し、次に40℃で8時間撹拌せずに発酵する。
次にこの菌株の大規模培養物は10〜25%の再構成脱脂粉乳、0.1%市販酵母抽出物、0.5%ペプトンおよび0.1%ツイーン80を含む滅菌MSK培地を3%の上記発酵混合物により40℃、30回転/分で撹拌しながら、CO2 雰囲気下で、5.5のpH(約1〜3時間)を得るまで発酵させて製造する。発酵はアルカリ性塩基を添加することによりpH5.5で数時間継続する。次に培養物は15〜20℃に冷却する。
例1〜4では、2重量%のアスコルビン酸および1.25重量%のグルタミン酸ナトリウムを培養物に添加する。次に、米国特許第3065076号明細書の図1.cに記載のものから適応した装置により噴霧乾燥する。僅かな差は顆粒化装置を使用しないことである。乾燥機と連合する微粉回収装置に入る粉末は室に再循環され、18〜30℃の温度(環境温度による)を有する付加的空気は室を外部媒体に開放することにより簡単に加熱空気入口近くに注入し、CO2 および/または窒素は噴霧直前に培養物中に注入する。
さらに粉末は3区画を経て流動層で回収されることは注目すべきである。最初の2区画は60〜90℃の温度で尚さらに粉末を乾燥するために働き、最後の区画は約30℃に粉末を冷却する作用をする。操作條件は表1に記載する。
乾燥後、粉末は回収し、その1部は滅菌水に稀釈し、そのうちいくらかは寒天−MRS培地に広げ(De Manら、1960)生存菌数を計数する。
粉末表面の水蒸気分圧と純水蒸気圧との同じ温度における比により規定された粉末の水分活性を測定する。Awは恒温密閉室で到達した平衡相対湿度を測定することにより測定できる。そのため、数gの粉末試料を密封容器に封入し、25℃の温度調節室に入れる。この試料周辺の空間は30〜60分後平衡、すなわち試料と同じAw値に達する。容器を密閉した蓋に取り付けた電子センサーはこの空間の湿度を電解抵抗により測定する。
各種微生物粉末は窒素および/またはCO2 雰囲気を含む密閉容器に入れ、各容器は20℃または27℃で12ケ月保存し、生存菌数を定期的に測定し、次に20℃または27℃で90%の乳酸菌を理論的に失なうのに必要な月数(値D)を計算する。
比較として、同一貯蔵條件下で伝統的凍結乾燥CNCM I−1225菌のバッチの生存率を測定し(Hansen, D.K.により)、20℃または27℃で90%の乳酸菌を理論的に失なうのに必要な月数(D値)を計算する。
【表1】
Figure 0004219998
表1に示す結果は乾燥直後乳酸菌の16%以上の生存および高温で貯蔵後乳酸菌の著しい安定性の得られることを示す。
【0041】
例5
EP第663411号明細書記載の菌株 Saccharomyces cerevisae NCIMB 40612の培養物を噴霧乾燥する。
そのため、NCIMB 40612菌株の発酵は撹拌しながら(250〜450rpm)、通気を増加して(0.02〜0.8m3 /時間)24時間インキュベートし、適量のNH4 OHを添加してpH4.5に維持し、消泡剤コントラスパム210(1.5重量%/培地容積、Binggeli-Chemie, スイス)の添加量を増加して生成起泡を調整し、「糖蜜」培地(84.85%無菌糖蜜、13.85%水、1%H2 SO4 )の量を適当に増加して規則正しく添加することにより伝統的流加培養方法により行なう。
次に酵母は例2記載と同じ條件下で乾燥する。
【0042】
例6
本例は、25重量%未満のプロパイオチック乳酸菌培養物を含む食品組成物の噴霧は、プロバイオチック菌培養物および食品組成物を同時噴霧する場合例7〜9により得られる場合に比し満足さの少ない生存率となることを示すためのものである。
発酵乳を例1〜4に記載のように調製する。2重量%のアスコルビン酸、1.25重量%のグルタミン酸ナトリウムおよび50重量%の乾物を有する300重量%の濃縮乳をこれに添加し、次に混合物は例1〜4に記載の装置により、表2に記載の操作條件下で噴霧乾燥する。乾燥後、生存菌数を計数する。結果は表2に示す。
【0043】
例7〜9
乳および菌株 Lactobacillus johnsonii CNCM I−1225培養物を同時噴霧乾燥する。
そのため、菌培養物を例1〜4に記載のように調製し、保護剤をこれに添加し、1部のこの菌培養物は50%乾物を有する約40〜100部の濃縮乳と連続同時噴霧し、噴霧は米国特許第3065076号明細書図1.cに記載のものから適応した装置で同時に行なう。
例1〜4に記載のように、噴霧後、粉末は3区画を通して流動層で回収し、最初の2区画は60〜90℃の温度でさらに粉末を乾燥する働きをし、最後の区画は粉末を約30℃に冷却する働きをする。脱水食品粉末の生存菌数は乳による稀釈を考慮して計数する。
結果は表2に示す。各種粉末はさらに経時安定性を示し、これは例1〜4に記載の微生物粉末により得られたものに類似する。
例7では、2つの噴霧は米国特許第3065076号明細書の図1.cに示す装置で同時に行ない、顆粒化装置を使用しないことのみが異る。微粉回収装置に向かう粉末は室に再循環する。18〜30℃(環境温度により)の温度を有する付加的空気は外部媒体に単に室を開放することにより熱風入口に接近して注入する。噴霧直前CO2 を培養培地に注入する。培養物および乳はその端部が室の加熱空気入口のレベル(米国特許第3065076号明細書の図1.cのノズル14と同位置)に置かれた2個のノズルにより同時噴霧する。操作條件は下表2に記載する。
例8〜9では、2つの噴霧は米国特許第3065076号明細書の図1.cに示す装置で同時に行なう。顆粒化装置を使用しないことのみが異る。微粉回収装置に向かう粉末は室に再循環し、再循環粉末は室の中間に入り、18〜30℃(環境温度による)の温度を有する付加的空気を単に外部媒体に室を開放することにより熱風入口に接近して注入する。乳はその端部が室の軸のレベルおよび熱風入口の端部(US第3065076号明細書の図1.Cのノズル14と同じ位置)に置かれたノズルにより噴霧する。菌培養物はその端部が室の軸のレベルおよび再循環粉末入口の端部に置かれたノズルにより同時噴霧する。操作條件は表2に記載する。
【表2】
Figure 0004219998
【0044】
例10
5%アスコルビン酸および5%トレハロースおよび50%乾物を有する微粉砕濃縮トマトジュースを含む乳酸菌CNCM I−1225培養物を例8に記載の條件下で同時噴霧する。
【0045】
例11
5%アスコルビン酸および5%トレハロースおよび50%乾物を有する大豆をベースとする植物乳を含む乳酸菌CNCM I−1225培養物を例8に記載の條件下で同時噴霧する。

Claims (8)

  1. ヒトの食物に有利な微生物を含む組成物を調製し、250〜400℃の熱風入口温度および5075℃の空気出口温度を有する噴霧乾燥装置で噴霧して粉末化し、装置内の組成物の滞留時間は乾燥後少なくとも10%の生存微生物を得るように調整する、噴霧乾燥方法。
  2. 組成物は粉末化前に濃縮する、請求項1記載の方法。
  3. 濃縮後、組成物は70%未満の水を含む、請求項記載の方法。
  4. 乾燥装置内の組成物の滞留時間は、25℃で0.05〜0.5のAwを有する粉末を得るように調整する、請求項1記載の方法。
  5. 組成物は、アスコルビン酸、リシン、システイン、グリシン、グルタミン酸ナトリウム、乳または大豆から得ることができるタン白またはタン白加水分解物、ラクトース、トレハロース、シュクロース、デキストリン、マルトデキストリン、バター脂肪、パーム脂肪、落花生脂肪、カカオ脂肪、菜種脂肪および大豆脂肪より成る群から選択した少なくとも1種の保護剤を含む、請求項1記載の方法。
  6. 組成物は食品組成物を少なくとも80乾燥重量%含む、請求項1記載の方法。
  7. 噴霧乾燥装置で、微生物を含む組成物および別の食品組成物を同時に噴霧する、請求項1記載の方法。
  8. 乾燥状態で計算して1重量部の微生物培養物および少なくとも1重量部の食品組成物を同時に噴霧する、請求項記載の方法。
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