JP4189019B2 - 安全ベルトリトラクター - Google Patents

安全ベルトリトラクター Download PDF

Info

Publication number
JP4189019B2
JP4189019B2 JP2007197540A JP2007197540A JP4189019B2 JP 4189019 B2 JP4189019 B2 JP 4189019B2 JP 2007197540 A JP2007197540 A JP 2007197540A JP 2007197540 A JP2007197540 A JP 2007197540A JP 4189019 B2 JP4189019 B2 JP 4189019B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt retractor
locking
safety belt
retractor over
clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007197540A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008285138A (ja
Inventor
インス チョイ
ジョンミン リ
ビョンジン リ
ドンソップ リ
サンホン ベ
ギヨン ベ
ジョンカグ キム
ドシク キム
Original Assignee
デルファイコリア コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by デルファイコリア コーポレーション filed Critical デルファイコリア コーポレーション
Publication of JP2008285138A publication Critical patent/JP2008285138A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4189019B2 publication Critical patent/JP4189019B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/46Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/341Belt retractors, e.g. reels comprising energy-absorbing means
    • B60R22/3413Belt retractors, e.g. reels comprising energy-absorbing means operating between belt reel and retractor frame
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/36Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/46Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
    • B60R22/4628Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up characterised by fluid actuators, e.g. pyrotechnic gas generators
    • B60R22/4633Linear actuators, e.g. comprising a piston moving along reel axis and rotating along its own axis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/28Safety belts or body harnesses in vehicles incorporating energy-absorbing devices
    • B60R2022/286Safety belts or body harnesses in vehicles incorporating energy-absorbing devices using deformation of material
    • B60R2022/287Safety belts or body harnesses in vehicles incorporating energy-absorbing devices using deformation of material of torsion rods or tubes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/46Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
    • B60R2022/468Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up characterised by clutching means between actuator and belt reel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/36Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency
    • B60R22/405Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency responsive to belt movement and vehicle movement

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

本発明は、安全ベルトリトラクタに関し、より詳細には、車両事故発生時に作動する安全ベルトが逆回転して運転手及び搭乗者を座席に密着させる安全ベルトリトラクタに関する。
車両には、運転手及び搭乗者を事故から安全に保護するために安全ベルトまたはエアーバックなどが設置されている。
このような安全ベルトは、車両の正面衝突、側面衝突、横転などの事故発生時に作動して、運転手だけでなく搭乗者を最大限保護するように設置されており、車両に基本的に装着される安全装置の1つである。
このような安全ベルトは、搭乗者(以下、"運転手"を含む)の腰を取り囲んで保護する腰ベルトと、肩及び胸部位を取り囲む肩ベルトとからなる3点式安全ベルトが主に使われる。このような肩ベルトには、ガイドプーリが結合され、車両のセンターピラー部には、ベルトを外したり、巻き取るリトラクタが設置され、前記腰ベルトは、ロッカーパネルに装着される。
また、ベルトの中間部分には、タング(Tongue)が結合され、前記タングは、車両のフロアー部に固定されているバックルとワンタッチで結合または分離されるように設置されている。
更に、前記安全ベルトを巻き取ったり外したりするリトラクタは、非ロック式リトラクタ(NLR:Non Locking Retractor)、緊急ロック式リトラクタ(ELR:Emergency Locking Retractor)、ウェブロック式リトラクタ(WLR:Web Locking Retractor)の3つが使われている。
非ロック式リトラクタは、肩、腰ベルトの長さを調整した状態でロックされるのに対し、緊急ロック式リトラクタは、車両の停車中や走行状態でベルトが自由に伸縮されるので、身体の動きが自由になり、車両の衝突時、車両に大きい減速度が加えられた場合だけでなく、ベルトの引出し速度が速い場合には、ベルトの解けが阻止され、ベルトをロックするようになっている。
更に、ウェブロック式リトラクターは、車両の衝突時、クランプが直接ベルトを把持するようになり、ベルトの引出し量をなくすので、乗客の姿勢が前方に急激にかたよって大きい傷害を負うことを防止するようになる。
一方、特許文献1に「プリテンショナー付きシートベルト用リトラクター」が開示されており、これを簡略に説明する。
前記プリテンショナー付きシートベルト用リトラクターは、ピニオンギヤを介してリトラクターの巻取り軸に回転トルクを伝達可能なラックを車両衝突時にガス圧力で押圧駆動することにより、巻取り軸をシートベルトの弛みが除去される方向に回転させるプリテンショナーを備える。
また、クラッチ機構によりプリテンショナー非作動時には巻取り軸に非接続とされ、プリテンショナー作動時には巻取り軸に接続されて回転トルクを巻取り軸に伝達可能な回転駆動部材と、前記ラックと常時噛み合わされた前記ピニオンギヤの回転により前記回転駆動部材を増速回転させるべくピニオンギヤと、回転駆動部材の間に配設された増速歯車伝動装置と、を備える。
また、特許文献2に「プリテンショナー付きシートベルト用リトラクター」が開示されており、これを簡略に説明する。
前記シートベルト用リトラクターは、リトラクターの巻取り軸に回転トルクを伝達可能な回転駆動部材を車両衝突時に回転駆動することにより、巻取り軸をシートベルトの弛みが除去される方向に回転させるプリテンショナーを備える。
前記巻取り軸に配設されたスリーブと軸心周りに相対回転可能に支持される回転駆動部材が、前記スリーブ外周面との間に略くさび状の空間を構成するカム面と、前記くさび状空間内に配設されてスリーブ係合方向に移動可能な駆動力伝達部材と、を備えると共に、前記駆動力伝達部材のスリーブ係合方向への移動を阻止する保持手段を備える。
前記保持手段は、回転駆動部材が回転する際の摺動面以外の部分に破断部が配設された破断可能な接続手段を介してリトラクター本体に係止されており、前記回転駆動部材が車両衝突時に所定角度回転駆動されてスリーブとカム面に駆動力伝達部材を係合させた後に、前記保持手段は前記破断部が破断してリトラクター本体に対する係止状態が解除される。
一方、特許文献3に「安全ベルトリトラクター」が開示されており、これを簡略説明する。
前記安全ベルトリトラクターは、ウエビングを巻取する巻取ドラムと、一端部が巻取りドラムに相対回転不能に係合されトーションバーとして機能するスピンドル軸とを備え、車両緊急時にスピンドル軸の捩じり変形によりエネルギー吸収を行うようにしたシートベルトリトラクタにおいて、車両緊急時にスピンドル軸の一端部の他端近傍部に対する捩じり変形回転量が所定値になるまでスピンドル軸の捩じり変形を許し、且つ前記捩じり変形回転量が所定値に達したときスピンドル軸の他端近傍部と巻取りドラムとを相対回転不能に締結する締結機構を具備する。
また、特許文献4に「ウエビング巻取装置」が開示されている。これについて簡略に説明する。
前記ウエビング取巻装置は、車体側に支持されたフレームと、このフレームに回転可能に支持され、乗員拘束用のウエビングを付勢力で層状に巻取る巻取軸と、車両急減速時に巻取軸のウエビング引出方向回転を阻止するロック手段と、を備える。
前記ロック手段は、巻取軸に対して同軸上に配置されると共に巻取軸に追従回転し、車両急減速時にウエビング引出方向回転が阻止される第1ロック部と、巻取軸に対して同軸上に配置されると共に巻取軸と一体回転し、第1ロック部のウエビング引出方向回転が阻止された場合に当該第1ロック部との間に相対回転を生じる塑性変形可能な第2ロック部と、を備える。
また、前記第2ロック部に略径方向移動可能に保持されると共に第1ロック部と第2ロック部との間に相対回転が生じた場合に略径方向外側へ移動し、高強度のロック歯を備えた単一部品からなる第3ロック部と、フレームに設けられ、第3ロック部が略径方向外側へ移動した場合に第3ロック部のロック歯と係合される高強度のロック歯を備えた第4ロック部と、を備える。
前記第4ロック部のロック歯に第3ロック部のロック歯が係合された際に、当該係合時の反力を利用して第2ロック部の所定部位を係合位置と反対方向へ変位させ、当該所定部位を塑性変形させながら第4ロック部へ直接的に係合させる案内部と、を備える。
また、特許文献5に、「ウエビング巻取装置」が開示されており、これを簡略に説明する。
前記ウエビング巻取装置は、乗員拘束用のウエビングを付勢力で層状に巻取る巻取軸と、この巻取軸の軸芯端部に形成された受入れ凹部に装着され、車両急減速時に巻取軸のウエビング引出方向回転をロックするロック手段の一部を構成する略円筒形状のベース部材と、巻取軸の受入れ凹部内へベース部材が装着された状態で、当該ベース部材の外周部と巻取軸の内周部との間でかつベース部材の半径方向両側に圧入された抜止め部材と、を備える。
さらに、特許文献6に「ウエッビング巻取装置」が開示されており、これを概略的に説明する。
前記ウエッビング巻取装置は、乗員の身体を拘束する長尺帯状のウエビングベルトの基端部が固着されると共に前記ウエビングベルトを巻き取る巻取方向へ付勢された巻取軸と、所定の条件下で前記巻取方向へ向けて前記巻取軸を回転させるプリテンショナーと、前記巻取軸の外径寸法よりも内径寸法が大きく内側へ同軸的に前記巻取軸が差し込まれる内周部を有する軸受手段と、前記軸受手段の内周部及び前記巻取軸の外周部の何れか一方に何れか他方へ向けて突出形成され、前記何れか一方と対向する側の前記何れか他方の面積に対して極めて小さな部分で前記何れか他方へ接触する突出部と、を備える。
また、特許文献7に「プリテンショナー」が開示されており、これを簡略に説明する。
前記プリテンショナーは、乗員拘束用のウエビングを巻取軸に層状に巻取るウエビング巻取装置に一体化され、ラックアンドピニオン式の駆動機構により車両急減速時に瞬時に巻取軸をウエビング巻取回転方向へ所定量回転させるプリテンショナーであって、前記駆動機構は、シリンダ内に軸方向移動可能に配置されると共にラックバーとして構成され、車両急減速時に移動するピストンと、このピストンのラック歯と噛み合うように配置され、車両急減速時にのみ巻取軸と連結されるクラッチを介して巻取軸の軸端と直結されたピニオンと、を備える。
一方、特許文献に「ウェビング巻取装置」が開示されており、これを簡略に説明する。
このようなウェビング巻取装置は、互いに対向する一対の脚板を有するフレームと、装着状態において車両搭乗者の身体を拘束する長尺帯状のウェビングベルトの一端が係止されると共に、ウェビングベルトを巻き取る方向へ付勢され、且つ、軸方向に沿って前記ウェビングベルトが係止された部分の両側で一対の脚板に保持される巻取軸と、を有する。
また、ウェビング巻取装置は、前記一対の脚板の各々の幅方向の一端を連結して一体にすると共に、車体に固定された固定部を有し、且つ、各々が孔状或いは薄肉でウェビングベルトを引き出す際に巻取軸及び一対の脚板を介して作用する引張力の作用方向に沿って連続的或いは断続的に形成されると共に前記引張力の作用方向に沿って互いに平行に形成された複数の肉抜部が設けられた連結部をフレームに設けた。
このようなウェビング巻取装置は、ウェビングベルトの引出時に、フレーム連結部に作用する引張力の作用方向に対して均一な引張力が作用し、連結部の弾性変形量が均一になるという利点があるが、脚板間に回転自在に設置されるスプールを支持するトーションバーにウェビング巻取装置の荷重が作用するので、トーションバーの変形が発生することはもちろん、ウェビングが解けたり巻き戻す場合、円滑な回転がなされないという問題点があった。
また、特許文献に「安全ベルトリトラクタ」が開示されており、これを簡略に説明する。
このような安全ベルトリトラクタは、一方向に回動付勢されてウェビングを巻き取るためのスプールと、前記スプールとともに回転するラチェットホイールと、慣性感知手段による緊急検知に反応してそのラチェットホイールに噛み合わされ、当該ラチェットホイールを介して前記スプールをロック状態となすパウル(Hermann Paul)とを備えた緊急ロック機構が備えられる。
更に、前記スプールとラチェットホイールとの間には、一端がスプールに結合され、かつ、他端がラチェットホイールに結合され、前記緊急ロック機構の作動状態でウェビングに引出し方向への力が作用したときにねじれ変形して衝撃を吸収するトーションバーが設けられる。
また、トーションバーは、ラチェットホイールに対する結合部が多角形状に形成され、前記ラチェットホイールにはその多角形状の結合部を嵌入した多角形状嵌入孔が形成されているとともに、この多角形状嵌入孔の内面には、ウェビングの引出時にトーションバーが回転する向きに当該トーションバーを嵌入孔内で偏寄させて互いの面をその向きに圧接させるためのリブ状の突起がトーションバーの軸方向に沿って形成されている。
このような安全ベルトリトラクタは、トーションバーとラチェットホイールとが一定の角度で組立され、組立瑕疵が発生しない利点があるが、トーションバーの両方の端部が多角形からなるので、製造が難しいだけでなく、製造コストが上昇する。また、トーションバーの両端を支持する支持部材が設置されないため、トーションバーの回転が円滑でなく、トーションバーの両端にリトラクターの荷重及びトーションバーの回転によるモーメントによりトーションバーが変形されるという問題点があった。
さらに、特許文献10に「ウエビング巻取装置」が開示されており、これを簡略に説明する。
前記ウエビング巻取装置は、乗員拘束用のウエビングを付勢力で層状に巻き取るスプールと、前記スプールと同軸的に連結され、通常はスプールと一体に回転し、ウエビング引出方向への回転が阻止された状態でスプールを介して所定値以上の荷重が作用することにより変形してスプールのウエビング引出方向への回転を所定量許容するエネルギー吸収部材と、前記エネルギー吸収部材とスプールとの間に一部が同軸的に挿入され、エネルギー吸収部材のウエビング引出方向への回転を車両急減速時に停止させるロック手段と、前記ロック手段の一部の外周面とスプールの内周面との間に軸直角方向から挿入されることにより組付けられ、ロック手段の一部とスプールとの間にスラスト方向への圧入荷重とラジアル方向への圧入荷重の双方を作用させる抜止め部材と、を有する。
また、特許文献11に「シートベルト用リトラクター」が開示されている。これを簡略に説明する。
前記シートベルト用リトラクターには、それぞれ通孔が設けられた一対の対向する側板を有する断面略コ字状に形成されたハウジング体と、ウエビングが巻き取られた巻取ドラムに一体回転可能に連結されると共に前記通孔に貫通状として前記側板に回転可能に支承され、ウエビングの巻取方向に回転付勢されたシャフト体と、シャフト体のウエビング引出方向への回転を停止させる緊急ロック機構と、緊急ロック機構を作動させる第1および第2ロック起動機構と、を備える。
前記緊急ロック機構は、前記ハウジング体の一方の通孔内周面に形成されたロック歯と、そのロック歯の内側でシャフト体と一体回転可能に取り付けられたロックベースと、ロックベースに保持されると共にロックベースの外周面より出没自在に突出して前記ロック歯に噛合されるパウルと、を備える。
また、ロックベースの外側面側に隣接してシャフト体に対し相対回転可能に取り付けられると共に前記ウエビング引出方向に付勢された状態でロックベースと同期回転可能に取り付けられ、外周面にラチェットが形成されたラチェットホイール部を外周部に有すると共にロックベースとの相対回転により前記パウルに突設された連動ピンが摺動案内されてパウルを前記突出させる突出ガイド溝が形成されたロッククラッチ体を供える。
また、前記第1ロック起動機構には、車両の急激な加速度に反応して揺動する慣性質量体と、慣性質量体の揺動に従い前記ラチェットホイール部の前記ラチェットに係合してロッククラッチ体の回転を阻止するセンサーレバーを備える。
また、前記第2ロック起動機構は、第1および第2ロック起動機構の一部を覆ってハウジング体に結合され、前記ラチェットホイール部の内側に配置されると共にその内周面に内歯を有する円筒状の係合内周壁が一体に突出形成されたカバー体と、カバー体に対向したロッククラッチ体の一側に回転可能に支承されると共に前記係合内周壁の内歯と離反方向に付勢され、ロッククラッチ体の急激な回転に伴う前記付勢された方向と反対方向の回転遅れにより内歯と係合してロッククラッチ体の回転を阻止するロックアームと、を備える。
一方、特許文献12に「安全ベルト用リトラクター」が開示されており、これを簡略に説明する。
前記安全ベルト用リトラクターには、車両の急激な加速度の変化に反応してウエビングの引き出しを停止させるロック機構を起動させる緊急ロック起動装置を備える。前記緊急ロック起動装置は、底面に凹状部を有する箱形のホルダーと、前記ホルダーの凹状部に配置されると共に所定値を越える加速度に反応して揺動する慣性質量体と、一方の端部に設けられた軸部がホルダーに回転可能に支承されると共に慣性質量体の揺動に従い前記軸部の軸心回りに回転してロック機構を起動させるセンサーレバーとを備え、センサーレバーの前記軸部外周面にガイド凹部が形成されると共に、前記ホルダーに前記ガイド凹部に遊挿されてセンサーレバーの回転範囲を規制する回転規制突片が突設される。
また、特許文献13に「シートベルト用リトラクター」が開示されており、これを簡略に説明する。
前記シートベルト用リトラクターは、一対の側板部を有するハウジングと、前記ハウジングの両側板部間で回転可能に支持されると共にウエビングの巻取り方向に回転付勢された巻取軸部と、前記ハウジングの一方の側板部に取付けられ車両緊急時に前記巻取軸部を前記巻取り方向に回転させて前記ウエビングを巻取るプリテンショナー機構部と、を備える。
前記プリテンショナー機構部は、ガスを発生させるガス発生部と、一端に前記ガス発生部が装着されると共に他端部の一側部が前記ハウジングの一方の側板部の外面側に取付けられたシリンダ部と、前記巻取軸部と連動回転可能に保持されたピニオンギヤと、を備える。
また、前記シリンダ部内に移動可能に収容されて前記ガスの圧力で押圧駆動されるピストン部が基端側に設けられると共に、先端側に前記ピニオンギヤに噛合するラック歯が形成され、前記ピストン部の前記押圧駆動に伴って前記ピニオンギヤを介して前記巻取軸部を前記巻取方向に回転させるラックを備える。
また、前記シリンダ部の他端部延長上に配設されて、前記シリンダ部の他端部から突出移動する前記ラックの移動案内路を形成するカバー体を備え、前記ハウジングの一方の側板部に、前記ピストン部と当接可能に前記シリンダ部の他端側開口を覆う第1当接部が設けられると共に、前記カバー体に、前記ピストン部と当接可能に前記シリンダ部の他端側開口を覆う第2当接部を備える。
また、特許文献14に「安全ベルトリトラクタ」が開示されており、これを簡略に説明する。
このような安全ベルトリトラクターには、ウェビングが巻装された巻取ドラムと、巻取ドラムに嵌挿されてその一端部が巻取ドラムの一端部に相対回転不能に結合されると共にウェビング巻取方向に回動付勢されたトーションバーと、車両緊急時に作動してトーションバーの他端部のウェビング引出方向の回転を阻止する緊急ロック機構とを備える。
更に、安全ベルトリトラクタは、巻取ドラムの他端部側面に近接する巻取部を有すると共に、トーションバーの他端部に相対回転不能に結合されたプレート体と、前記プレート体に一端が取り付けられると共にその中間部が巻取ドラムの他端部側面に設けられた屈曲路に沿って配置されたワイヤーとを備える。
また、車両緊急時の緊急ロック機構作動後、所定値以上の引出力が前記ウェビングに作用した際、前記トーションバーがねじれ変形と、前記プレート体と巻取ドラムとの相対回転による前記屈曲路からの前記ワイヤーの引出抵抗とによる衝撃エネルギーを吸収する。
前記プレート体と前記巻取ドラムとの相対回転により前記屈曲路から引き出された前記ワイヤーを巻き取るプレート体の巻取部の外径がワイヤーの引出抵抗が減少するように巻き付け開始時より漸次変化されている。
このような前記安全ベルトリトラクターは、ワイヤーがトーションバーの反り変形を吸収する利点はあるが、トーションバーの両端を固定させる支持部材がないため、トーションバーの回転が円滑でなく、リトラクターの荷重及びトーションバーの回転モーメントによりトーションバーが変形されるだけでなく、重量が重い金属材質の多数部品で組立され、リトラクターの製造コストが上昇するという問題点があった。
また、特許文献15に「プリテンショナー」が開示されており、これを簡略に説明する。
前記プリテンショナーは、乗員拘束用のウエビングを巻取軸に層状に巻取るウエビング巻取装置に一体化され、ラックアンドピニオン式の駆動機構により車両急減速時に瞬時に巻取軸をウエビング巻取回転方向へ所定量回転させる。
前記駆動機構は、シリンダ内に軸方向移動可能に配置されると共にラックバーとして構成され、車両急減速時に移動するピストンと、このピストンのラック歯と噛み合うように配置され、車両急減速時にのみ巻取軸と連結されるクラッチを介して巻取軸の軸端と直結されたピニオンと、を備える。
前記ピニオンは、前記ラック歯とのみ噛み合うピニオン歯が形成された歯部と、この歯部と同軸かつ一体に形成され、内周側に前記クラッチを備えたクラッチ部と、を含んで構成される。
また、特許文献16に「プリテンショナ装置」が開示されており、これを簡略に説明する。
前記プリテンショナ装置は、車両急減速時にガス発生手段が作動することによりピストンが移動し、当該ピストンの移動ストロークに応じた量だけ乗員拘束用のウエビングを層状に巻き取る巻取軸をウエビング巻取方向へ急速に回転させる。
前記巻取軸の軸方向の一端部に相対回転不能に嵌合され、周面に被係合面が形成された略円筒状のスリーブと、前記スリーブに対して同軸上に配置される板状の基板部と、前記スリーブに対して相対回転可能に設けられると共に前記被係合面と係合可能とされかつ通常時には前記被係合面と対向して配置される係合面が形成された複数の立ち上がり部と、を有するクラッチ部材と、前記クラッチ部材に嵌合状態で配置され、車両急減速時に前記ガス発生手段が作動して前記ピストンが移動することによりウエビング巻取方向へ回転し前記立ち上がり部を係合面が被係合面に係合する方向へ変形させるクラッチ作動部材と、を含んで構成されたクラッチ機構を備える。
さらに、前記クラッチ部材の前記基板部に切落し部、切欠部、又は開口部を形成することにより前記基板部に片持ち支持されかつ自由端側にて前記立ち上がり部を支持し、前記切落し部、前記切欠部、又は前記開口部の形成範囲内で前記立ち上がり部を前記スリーブとの係合方向へ移動させるアーム部を設ける。
また、特許文献17に「プリテンショナー装置」が開示されている。このプリテンショナー装置は、係合歯が形成されたピニオンには、カムの円周方向の他側に突出する第1突起を有し、クラッチプレートの噛合爪は、カム部の円周方向の片側の端面が前記第1突起に対向する第2突起を有する。
このようなクラッチプレートに形成された第2突起は、第2突起が破損されることはもちろん、組立が難しくて、組立時間が長くかかるという問題点があった。
また、従来技術は、安全ベルトリトラクタの組立が難しいため、組立時間が長くかかり、組立効率が低下する問題、安全ベルトリトラクタを構成する構成品の形状が複雑であるため、製作が難しく、製造コストが上昇するという問題、安全ベルトリトラクタのウェビングが巻き戻される場合にウェビングが巻き戻さないようになり、これを搭乗者が安全ベルトの故障として認識するなどの問題があった。
さらに、従来技術は、各部品の形状が複雑で製造工程が複雑であるという問題、安全ベルトリトラクタの組立時の組立工程が多く組立時間が長くかかるという問題、さらにこれによって安全ベルトリトラクタの製造費用が上昇するという問題点あった。
また、安全ベルトリトラクタを構成する各部品の重量が重いため、安全ベルトリトラクタの全体重量が重くなるという問題点があった。
日本国特開平8−072671号明細書 日本国特開平8−133015号明細書 日本国特開平11−222100号明細書 日本国特開2000−289571号明細書 日本国特開2000−289572号明細書 日本国特開2000−302012号明細書 日本国特開2000−302013号明細書 日本国特開2000−302008号明細書 日本国特開2000−309249号明細書 日本国特開2003−146183号明細書 日本国特開2003−212085号明細書 日本国特開2003−212086号明細書 日本国特開2003−335217号明細書 日本国特開2003−341473号明細書 日本国特開2004−1777号明細書 日本国特開2004−175279号明細書 日本国特開2006−213112号明細書
本発明の目的は、製造工程が簡単であり、重量が減少された安全ベルトリトラクタを提供することにある。
本発明の他の目的は、車体との固定が堅固であり、部品間の組立が容易な安全ベルトリトラクタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、部品間の組立構造を簡単にすると同時に、自体剛性を維持したまま、安全ベルトリトラクタの全体重量を軽量化させることができる安全ベルトリトラクタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、応力集中現象を防止して耐久性を高め、揺れることなく堅固にロッキング部材を固定させることができる安全ベルトリトラクタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、部品間の組立構造を簡単にして製品の組立性を向上させることができる安全ベルトリトラクタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ベース部材にクラッチローラが安着されるようにすることによって、プリテンショナーが自身の役目を確実に行うことができるようにする安全ベルトリトラクタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、結合されるクラッチローラが離脱することを確実に防止してプリテンショナーが自身の役目を確実に行うことができるようにする安全ベルトリトラクタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ベース部材に固定されるクラッチローラが安定した状態に維持され、ギア部材の組立が容易である安全ベルトリトラクタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ベース部材に結合されたギア部材の回転によりクラッチローラが前記ベース部材の外側に拡張されながら回転するようにする安全ベルトリトラクタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、受圧板に充分の圧力を加えて押し上げ力を高め、高圧の噴出ガスに対する自体強度が高い安全ベルトリトラクタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、組立が難しい解除バネを設置することなく、バネの弾力によりロックアームがリターンされるようにする安全ベルトリトラクタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ロッキングベースと、ロッキングクラッチ及びロッキングアーム各々の構成を単純化して組立を容易にする安全ベルトリトラクタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ウェビングの引出及び阻止が迅速に実行されると共に、ポールの離脱を防止することができる安全ベルトリトラクタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、回転するトーションバーの両端に支持部材を結合させてトーションバーの回転が円滑になされると共に、トーションバーに作用するモーメントによる変形が生じないようにする安全ベルトリトラクタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ロッキング部材の一側に密着するように固定され、組立と分離が容易な安全ベルトリトラクタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ウェビングが巻かれる時、ロッキングアームの作動防止が容易な安全ベルトリトラクタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、メカニズムカバーの製作が簡単であり、ハウジングからメカニズムカバーを分離する時、損傷や破損なく分離が容易な安全ベルトリトラクタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ビークルセンサーの組立時間を短縮させる安全ベルトリトラクタを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の安全ベルトリトラクターは、安全ベルトリトラクタの本体を構成するハウジングと、前記ハウジングに内蔵されるガイドドラムと、前記ガイドドラムの一側に挿入されるコネクタと、前記コネクタを取り囲むベース部材と、前記ベース部材に嵌入されるギア部材と、前記ギア部材を作動させるシリンダーと、前記ガイドドラムに挿入されるトーションバーと、前記トーションバーと前記ガイドドラムとの間に嵌入されて固定されるロッキング部材と、前記ロッキング部材の一側面に設置されるロッキングクラッチと、前記ロッキングクラッチの一面に設置されたメカニズムカバーと、前記ロッキングクラッチに対して相対回転自在に設置されたロックアームと、前記ロックアームと前記ロッキングクラッチとの間に設置され、前記ロックアームを中止位置に加勢する付勢バネと、前記メカニズムカバーに内蔵され、前記ロックアームを中止位置に加勢するフリクションバネと、を含むことを特徴とする。
また、本発明は、前記ベース部材に固定されている多数個のクラッチローラをさらに含み、前記多数個のクラッチローラは、前記ギア部材の回転により外側に拡張されて前記コネクタに噛み合うことを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、簡単な構造と不要な部分の肉抜きなどにより重量が減少し、製造工程が簡単なので、作業に所要される時間が減少する。されに、シリンダーなど周囲構造との密着性が良くなるので、一層堅固な固定が可能になる。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1及び図2に示されたように、安全ベルトリトラクタの本体を構成するハウジング100と、前記ハウジング100に内蔵されるガイドドラム200と、前記ガイドドラム200の一側に挿入されるコネクタ400と、前記コネクタ400を取り囲むベース部材500と、前記ベース部材500に嵌入されるギア部材550とを備える。
また、前記ギア部材550を作動させるシリンダー600と、前記ガイドドラム200に挿入されるトーションバー250と、前記トーションバー250と前記ガイドドラム200との間に嵌入されて結合されるロッキング部材700と、前記ロッキング部材700の一側面に設置されるロッキングクラッチ720と、前記ロッキングクラッチ720の一面に設置されたメカニズムカバー900とを備えてなる。
前記ハウジング100は、図3に示されたように、両側に折り曲げられた第1、第2側板120、130が形成され、第1側板120には、コネクタ挿入孔121、第2側板130には、ロッキング部材挿入孔131が各々形成される。
さらに、ガイドドラム200は、円筒形からなり、その外周面にウェビングが巻かれるようになり、このガイドドラム200は、安全ベルトリトラクタの重量を最大限低減するための形状で形成され、ガイドドラム200には、ウェビングの解けが阻止されたり、ウェビングが巻き戻される場合にリトラクタに作用するトルクに耐える強度を有し、塑性変形で逆回転するトーションバー250が挿入される。
また、コネクタ400は、図13のように、前記トーションバー250の一側に結合されるようにトーションバー結合管410が形成され、このトーションバー結合管410には、延長形成されたローラ転動部420の内面に内歯ギア422が形成される。
さらに、ベース部材500には、クラッチローラ540が多数個配置され、このクラッチローラ540の内側には、ピニオンギア及び傾斜ギアが形成されたギア部材550が挿入されて回転可能に結合される。
また、シリンダー600には、着火されたガスの圧力により上昇しながら前記ギア部材550を回転させるピストン630が内蔵され、トーションバー250には、ロッキング部材700であるロッキングベース710が結合される。
このようなロッキングベース710には、ポール740が移動可能に内蔵され、前記ロッキングベース710の一側面には、ロッキングクラッチ720及びロックアーム730が回転可能に結合される。前記ロッキングベース710には、メカニズムカバー900との摩耗防止または組立を容易にするキャップ800が結合される。
前記ロッキングクラッチ720の一側面には、ビークルセンサー930が設置されたメカニズムカバー900が結合される。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施例を説明する。
まず、本発明に係るハウジング100は、図3〜図6に示されたように、1つの板がU字形状に折り曲げられ、ハウジング100を車体に固定する固定部110と、前記固定部110の両側で折り曲げられ、互いに平行するように対向する第1側板120及び第2側板130とから構成される。
前記第1側板120と第2側板130との間には、ウェビングが巻かれるガイドドラム200が挿入されて組立され、図示してはいないが、第1側板120の外側面には、シリンダー600を含むベース部材500が組立され、且つ第2側板130の外側面には、メカニズムカバー900が組立される。
前記固定部110には、車体に固定され得るようにする固定孔115とボルト孔116が形成され、固定部110の下端は、両側に所定の区間を除いて中央側の一定区間が半円形状に突出するように形成される。
前記固定孔115は、円形で形成されているので、指定された位置に一層堅固に固定される。
前記半円形状に突出した中央部には、ボルト孔116が形成され、固定孔115は、ボルト孔116の両方上側に形成され、2つの固定孔115は、互いに一定の角度をもって対称な位置に形成される。また、固定部110の上部連結部111には、ハウジング100が車体に固定されることを補助する多数の補助孔114が形成され、車体にハウジング100が固定されることを堅固にする。
この時、固定孔115とボルト孔116とが形成された下部連結部112と上部連結部111との間には、肉抜きをした肉抜き溝部113を形成し、ハウジング100の重量を低減し、材料の不要な消耗を防止する。
また、前記肉抜き溝部113に延長され、固定孔115に干渉しない範囲で下部連結部112の上端一部にも肉抜きをすることが良い。
さらに、第1側板120には、周辺に追加されるコネクタ400が挿入されるコネクタ挿入孔121が形成され、ガイドドラム200が挿入されて、ガイドドラム200の中央に挿入されるトーションバー250がシリンダー600に連結されたベース部材500と連結されることができるようにする。
また、コネクタ挿入孔121の右側下方には、ベース部材500の突出した部分が挿入される組立孔122が形成され、前記組立孔122の下方には、シリンダー600の外面に相当する曲面部123がハウジング100の内側に突出するように形成される。
これにより、ベース部材500に組立されたシリンダー600がハウジング100に設置される時、干渉なく固定されることができるようにする。
また、組立孔122の上側面は、湾曲された曲面部123より突出しているので、シリンダー600の上側移動を制限するストッパーとしての役目をする。
一方、第1側板120の向かい側に形成された第2側板130には、ロッキング部材挿入孔131が形成され、このロッキング部材挿入孔131には、ガイドドラム200の中央に挿入されたトーションバー250が前記ロッキング部材挿入孔131を貫通した状態で前記トーションバー250とロッキング部材挿入孔131との間にロッキング部材700が挿入されるようにする。
この時、必要に応じてロッキング部材700内に挿入されたポール740は、ロッキング部材挿入孔131の周り面に係止し、ガイドドラム200の回転を制限する。
前記ロッキング部材挿入孔131の周りは、方向性を有する鋸歯形状で形成され、その右側下方には、メカニズムカバー900のビークルセンサー組立部920が挿入されるように挿入孔132が形成される。
前記挿入孔132は、横軸が長い矩形形状を基本にしてメカニズムカバー900のビークルセンサー挿入部920の形状に相当するように右側上端に上側に向かって所定区間が延長形成される。すなわち、前記挿入孔132によってビークルセンサー組立部920が堅固に固定され、組立構成が簡単になる。
上記のように構成されたハウジング100の第1側板120と第2側板130との間には、ガイドドラム200が挿入され、前記ガイドドラム200の中央には、トーションバー250が挿入される。一方、第1側板120の外側面には、シリンダーが組立されるベース部材500が組立され、第2側板130の外側面には、メカニズムカバー900が組立される。
この時、ベース部材500の下端一側は、組立孔122に挿入され、シリンダー600の外側は、曲面部123に当接する。そして、メカニズムカバー900のビークルセンサー組立部920は、挿入孔132に挿入される。
図7〜図9に示されたように、本発明に係る安全ベルトリトラクタのガイドドラム200は、大きくウェビングが貫通する2つのウェビング貫通孔210、220と、ストッパー結合溝201が形成されている巻取ローラ230と、前記巻取ローラ230の両端に形成されるフランジ240、240'とを有する構造である。
まず、前記巻取ローラ230は、ウェビングの幅に対応する長さで製作され、ウェビングを結束させると同時に、巻取することができるようにする2つのウェビング貫通孔210、220が形成される。
このような2つのウェビング貫通孔210、220は、フランジ240、240'間を横切って延長され、互いに並んで形成されるもので、第1ウェビング貫通孔210と第2ウェビング貫通孔220とからなる。
特に、前記巻取ローラ230は、第1ウェビング貫通孔210及び第2ウェビング貫通孔220により形成される第1結束柱230aと、前記第1結束柱230aを間に置いて第2結束柱230b及び第3結束柱230cが各々形成される。
また、図8に示されたように、前記巻取ローラ230を横断面から見る時、前記第1結束柱230aの一側の案内側面には、ウェビングの一端に挿入される締結棒(図示せず)を収容する係止鍔231が形成され、前記係止鍔231から下方に扁平な面で形成されており、これに対向する第2結束柱230bの案内面は、前記第1結束柱230aの一側面に対して次第に狭くなる形状からなり、第1ウェビング貫通孔210を形成するようになる。
具体的に、前記第2結束柱230bの案内面は、前記第1結束柱230aの一側面に対して平行するように延長され、第1結束柱の角部に向かって滑らかな円弧形状で形成されることが好ましい。
すなわち、前記第2結束柱230bの案内面は、前記第1結束柱230aの一側面に対して次第に狭くなる形状であり、ウェビングとの結束作業時に挿入されるウェビングの一端が第2結束柱230bの案内面に干渉されずに自然に第1ウェビング貫通孔210を通過することができるようになる。
さらに、前記各結束柱230a、230b、230cの外周面には、安全ベルトリトラクタのガイドドラム200の全体重さを軽量化させて、ウェビングを引き出したり巻き取ったりするための回転が迅速になされることができるようにすると同時に、摩擦力が増大させる凹部280、280'が形成される。
この場合、前記凹部280、280'は、矩形の形状をもって複数個で形成されることが好ましい。
具体的に、第1結束柱230aに形成される凹部280は、長辺が巻取ローラ230の長手方向に直交する方向に配置され、前記第2結束柱230b及び第3結束柱230cに形成される凹部280'は、長辺が巻取ローラ230の長手方向と同じ方向に配置されることが好ましい。
このような前記第1結束柱230aの外面に形成される凹部280は、重さを軽量化させる役目を行い、第2結束柱230b及び第3結束柱230cの外面に形成される凹部280'は、ウェビングが巻取ローラ230に対して空回りすることを防止する役目を行う。
そして、第1結束柱230aまたは第2結束柱230b及び第3結束柱230cに形成される凹部280、280'は、同じ深さで形成されることが好ましい。その他、前記凹部280、280'は、互いに異なる深さで形成されることができる。
一方、前記巻取ローラ230の両端に形成されるフランジ240、240'の中央には、貫通孔260が形成される。
特に、図9に示されたように、一側フランジ240には、6角のコネクタ(不図示)が結合されるコネクタ結合溝270が形成されており、前記コネクタ結合溝270の少なくとも対向する一対の内面には、外側に突出した半球形状の結合突起溝271が形成される。
すなわち、前記コネクタをフランジ240のコネクタ結合溝270に組立する過程でコネクタの結合突起(不図示)をフランジの結合突起溝271に対応するようにした状態で内側に挿入することによって、ガイドドラム200とコネクタの組立を容易に完了させることができるようになる。
したがって、作業者に組立に対する便宜性を提供すると共に、それによって生産性も増加する。
図10に示されたように、本発明に係る安全ベルトリトラクタのベースストッパー300は、ガイドドラム200に結合されるロッキング部材700がその内部で遊動することを防止するためのものであり、前記ガイドドラム200のストッパー結合溝201に嵌入される弾性片310と、前記ガイドドラム200内に結合されるロッキング部材700の結合部701に結合されるもので、前記弾性片310から連結された2つの把持片320とを含む。
このようなベースストッパー300は、一側が開放された状態でガイドドラム200とロッキング部材700の結合部701に対して弾性結合を可能にする合成樹脂材で製作される。
まず、図11に示されたように、前記弾性片310は、全体的に略U字形状を有し、ガイドドラム200のストッパー結合溝201に密着するように嵌入される。特に、前記弾性片310のウェブ311は、外側に凸状に曲がった構成からなるので、弾性片310のフランジ312の弾性力を一層効果的に発揮するようになっている。
さらに、弾性片310のウェブ311の内面は、円弧形状で形成されていて、製作が容易であり、前記ガイドドラム200のストッパー結合溝201に密着するように結合されることができる。
さらに、前記把持片320は、弾性片310の両端部から各々延長されるように形成された第1把持片320a及び第2把持片320bで構成される。
本実施例によれば、前記弾性片310と把持片320との間には、内側に凹状に湾曲された形状の境界部360が形成されているが、前記境界部360は、前記弾性片310と把持片320の外面と内面を各々滑らかに連結して形成されている。
これにより、弾性片310と把持片320に応力集中が作用する場合がなく、所定の耐久性を維持することができ、前記ガイドドラム200のストッパー結合溝201とロッキング部材700の結合部701を弾性力と耐久性をもって固定することができる。
特に、前記第1把持片320aと第2把持片320bは、相互対向する形状からなり、且つ前記ロッキング部材700の結合部701に密着結合するように内面が円弧形状で形成されている。
つまり、前記弾性片310の内側と把持片320の内側には、ガイドドラム200のストッパー結合溝201とロッキング部材700の結合部701が各々結合される第1嵌着空間部330と第2嵌着空間部340が各々形成される。
また、前記弾性片310と把持片320との間の対向する2つの境界部360内面は、互いに平行する。これは、ガイドドラム200とロッキング部材700の回転時に振動に対する耐久性を高めるためである。
さらに、前記対向する2つの把持片320の外面は、互いに平行するように形成されていて、回転時に振動に対する耐久性を高めることができるようになっている。
一方、前記弾性片310と把持部320は、同じ幅で製作されることが好ましい。これは、幅が異に形成されることによって、応力集中が発生することを防止するためである。
さらに、前記把持片320の終端には、ロッキング部材700の結合部701を一層安定的に保持する保持片350が延長形成されることが好ましい。
このような保持片350は、内側が円弧形状からなるので、ロッキング部材700の回転時または停止時に円筒形のロッキング部材結合部701を十分に安定的に保持する。
図12〜図13に示されたように、本発明に係る安全ベルトリトラクタのコネクタ400は、ガイドドラム200に回転方向に固定されるように結合するトーションバー結合管410と、前記トーションバー結合管410の一端部に一体に形成され、多数のクラッチローラ540と噛み合うローラ転動部420とで構成される。
まず、前記トーションバー結合管410は、ガイドドラム200の一側フランジ240に結合されるもので、その外面は、六角柱からなり、内部には、トーションバー250を収容するための中空部401が形成される。
また、トーションバー結合管410の対向する両辺には、外側方向に結合突起412が形成される。そして、前記結合突起412は、トーションバー結合管410の長手方向に沿って形成されることが好ましい。
また、前記結合突起412は、後述するローラ転動部420の反対側方向に向かって次第に細くなるように形成されることが好ましい。
このような前記結合突起412は、ガイドドラム200の一側フランジ240に形成されたコネクタ結合溝270と対応する大きさを有する。すなわち、トーションバー結合管410は、ガイドドラム200の一側フランジ240に形成されたコネクタ結合溝270に結合される構造が結合突起412による1つの連結構造を有するようになり、組立が簡単になる。
一方、前記ローラ転動部420は、円形カップ形状でベース部材500の一側に結合されるもので、底に貫通孔421が形成されており、内側面の周りには、前記多数個のクラッチローラ540と噛み合って回転力を伝達することができるようにする内歯ギア422が形成される。
このような前記ローラ転動部420の内歯ギア422とクラッチローラ540は、平常時には当接せず、車両の衝突が感知されれば、シリンダー600により作動し、その力がクラッチローラ540に伝達され、その力を伝達されたクラッチローラ540は、さらにローラ転動部420の内歯ギア422に回転力を伝達する。
その後、ローラ転動部420は、クラッチローラ540の回転方向と同一な方向に回転するに伴って、トーションバー結合管410に結合されたトーションバー250を塑性変形させることによって、ガイドドラム200に巻き取られたウェビングを所定の長さだけ巻き戻すようにする。
また、前述したトーションバー結合管410とローラ転動部420は、一定以上の剛性を有し且つ耐久性が高い金属材質で製作されることが好ましい。
図14〜図18に示されたように、本発明に係るベース部材を含むリトラクタは、ベース部材500と、前記ベース部材500に結合され、表面に鋸歯が形成された多数のクラッチローラ540と、前記クラッチローラ540を回転させるためにベース部材500の一面に設置されたギア部材550と、前記ベース部材500の他面に設置されたコネクタ400と、内蔵されたピストン630を上昇させるシリンダー600とを備えて構成される。
本実施例で、ベース部材500とは、リトラクタを構成するハウジング100の一側に結合される構成要素を言い、ギア部材550とは、前記ベース部材500に結合されているクラッチローラ540を回転させる構成要素であることを指す。ベース部材500は、プラスチックで構成され、弾性が非常に優れている。
図15及び図16に示されたように、前記ベース部材500は、その中央に内径501が形成され、前記内径501の周りには、フランジ501aが形成されている。
また、前記ベース部材500の外側には、表面に突出している多数の突起と溝及び孔が形成されることができる。
本発明に係るベース部材500には、中央内径501の周りに形成されたフランジ501aの一側面から延長突出する係止部510が形成されており、この係止部510に円筒形のクラッチローラ540が嵌入されて固定される。特に、前記係止部510は、前記中央内径501周りのフランジ501aからコネクタ400側に延長され、中央内径501の内側に突出されている。
このために、前記係止部510は、略中空の円筒形からなり、且つ前記クラッチローラ540が出入する側面の第2開放部512及び連結部513を中心にして前記第2開放部512の反対側に形成された側面の第1開放部511が形成された構成となっている。
ここで、前記第2開放部512は、中央内径501の内側に形成され、第1開放部511は、中央内径501の外側に形成される。前記第2開放部512は、クラッチローラ540を挿入したり分離するために出入させる空間であり、このために、前記第2開放部512の面積が第1開放部511の面積より大きく形成されている。前記第1開放部511の面積は、クラッチローラ540が自ら抜け出られない程度に設定されればよい。
また、図16に示されたように、前記クラッチローラ540が係止部510に組立される場合、クラッチローラ540の外周面が第2開放部512及び第1開放部511を介して外側に露出される。
また、図17及び図18に示されたように、外周面に鋸波が形成されているクラッチローラ540の一部分は、前記ギア部材550と接触した状態に位置し、クラッチローラ540の他の一部分は、前記コネクタ400の内周面に形成されている内歯ギア422から所定の距離だけ離隔された状態に位置する。
すなわち、前記第1開放部511は、前記コネクタ400と対向するように形成され、車両衝突時にギア部材550によりクラッチローラ540が外側に拡張されることによって、前記コネクタ400と噛み合うようになり、前記第2開放部512は、ギア部材550の傾斜ギア553と接触するように開放される。
また、前記第2開放部512及び第1開放部511は、各々円弧形状で形成され、円弧部分が互いに対向するように形成されており、これにより、これらの第2開放部512と第1開放部511との間には連結部513が自然に形成される。
さらに、前記連結部513の表面には、突起513aが形成されていて、コネクタ400の底に接触することによって、軸方向の荷重を適切に支持するようになる。前記突起513aは、半球形で形成されることが好ましい。
一方、前記中央内径501周りのフランジ501aには、前記連結部513の反対側に保持板513bが形成されている。これにより、第2開放部512に挿入されたクラッチローラ540がギア部材550側に抜け出ることを防止することができる。
この場合、軸方向から見る時、前記保持板513bは、内側に凸状の円弧形状からなることが好ましい。これは、狭い空間で内容物を最もよく支持することができる構成である。
さらに、前記係止部510は、クラッチローラ540が外側に拡張される時に破損されないように中央内径501の周りに沿って延長リブ514が延長されて形成される。
また、前記ギア部材550は、円板の一面に傾斜ギア553を備え、前記クラッチローラ540を半径方向に移動させる。
図14に示されたように、このようなギア部材550は、シリンダー600に内蔵されているピストン630と噛み合うように配置される。
前記傾斜ギア553は、ベース部材500の係止部510に設置されているクラッチローラ540が位置する部分に円弧面554が形成され、前記円弧面554から外側に延長される傾斜面555が一体に形成された構成からなることができる。
すなわち、円弧面554は、クラッチローラ540と接触しており、傾斜面555は、ギア部材550が回転する時にクラッチローラ540をベース部材500の内径501の外側に移動させながらクラッチローラ540を回転させる。
前記コネクタ400は、ベース部材500に固定されているクラッチローラ540が接触する内周面が形成され、この内周面には、クラッチローラ540が拡張されることによって噛み合うようになる内歯ギア422が形成されている。
以下、本発明のベース部材及びプリテンショナー部分の動作を簡略に説明する。
まず、車両の衝突や横転などにより衝撃が加えられることによって、電磁制御ユニットECUで感知された衝撃量によってシリンダー600に制御信号を送るようになる。
前記シリンダー600に内蔵されているガス発生剤は、電磁制御ユニットの制御信号によって着火し、ガス発生剤が燃焼しながら高い圧力を発生させる膨脹ガスがピストン630を上昇させる。
すなわち、ピストン630は、膨脹ガスにより速い速度で上昇し、上昇するピストン630は、ギア部材550を回転させる。このようなギア部材550の回転によって傾斜ギア553も共に回転し、弾性が大きいベース部材500の係止部510を加圧して円弧面554に位置するクラッチローラ540を中央内径501の外側に移動させるようになる。
また、前記クラッチローラ540は、図18に示されたように、傾斜ギア553の傾斜面555に沿って回転し、前記係止部510は、クラッチローラ540の移動により内径501の外側に移動する。
このように移動したクラッチローラ540は、コネクタ400の内歯ギア422と接触し、傾斜面555に沿って回転するクラッチローラ540は、コネクタ400を回転させるようになる。
このように回転するコネクタ400は、ガイドドラム200を巻取方向に回転させてウェビングを巻き戻すようになる。
これにより、搭乗者に着用されていた安全ベルトは、リトラクタの巻き戻し方向に巻かれ、搭乗者に加えられる衝撃を減少させるようになる。
図19〜図22に示されたように、本発明の回転構造体は、ハウジング100の一側に固定されるベース部材500と、前記ベース部材500に固定される多数個のクラッチローラ540と、前記クラッチローラ540を回転させるギア部材550とからなる。
さらに、安全ベルトリトラクタは、安全ベルトリトラクタの本体を構成するハウジング100と、前記ハウジング100に回転可能に結合されるガイドドラム200と、前記ガイドドラム200に固定されるコネクタ400と、内蔵されたピストン630を上昇させるシリンダー600とを備えて構成される。
また、本発明において、ベース部材500とは、略U字形状からなるハウジング100の一側に結合されるものを指し、ギア部材550とは、前記ベース部材500に結合されているクラッチローラ540を回転させるものを指す。
前記ベース部材500は、図19及び図20に示されたように、その中央に内径501が形成され、前記内径501の外側には、前記シリンダー600が安定に固定されるように表面に突出している突起及びストッパーなどが多数個形成されている。
このような突起及びストッパーなどは、ベース部材500とシリンダー600との結合時に基準位置を提供するものであって、これらの突起及びストッパーは、必要に応じて変更可能なので、これについての具体的な説明は省略する。
さらに、前記ベース部材500には、内径501の一側面に延長されて突出する係止部510が形成される。このような係止部510は、略円形形状からなり、この係止部510には、円形で形成されている前記クラッチローラ540が嵌入されて固定される。
前記係止部510には、クラッチローラ540の外周面が外側に突出するように各々第1開放部511及び第2開放部512が形成され、前記第1開放部511は、クラッチローラ540の一部が突出するように形成され、第2開放部512もクラッチローラ540の一部が突出するように形成される。
すなわち、第1開放部511は、クラッチローラ540が固定された位置で外側に拡張され、前記コネクタ400と噛み合うように開放され、第2開放部512は、ギア部材550と接触するように開放される。
このような前記第1開放部511及び第2開放部512は、円弧形状で形成され、これらの第1開放部511と第2開放部512とを連結する連結部513が一体に形成される。
これにより、外周面に鋸波が形成されているクラッチローラ540の一部分は、前記ギア部材550と接触した状態に位置し、このクラッチローラ540の一部分は、前記コネクタ400の内周面に形成されている鋸波から所定の距離だけ離隔された状態に位置するようになる。
さらに、前記係止部510は、クラッチローラ540が外側に拡張される時、係止部510が破損されないように内径501から延長されている延長リブ514が一体に形成される。
また、前記ギア部材550は、円板551の一面にピニオンギア552が形成され、前記円板551の他面には、傾斜ギア553が一体に形成され、前記ギア部材550の内径、すなわち傾斜ギア553が形成された位置にベアリング430が嵌入されるベアリング固定溝557が形成される。
さらに、ベアリング固定溝557に挿入されるベアリング430は、軸荷重及び軸回転に対するモーメントを支持して保持し、このベアリング430は、リトラクタの重量を低減するために強度及び硬度を有する合成樹脂材質からなることが好ましい。
このような前記ピニオンギア552は、シリンダー600に内蔵されているピストン630と噛み合い、ピストン630先端が前記ギア部材550と噛み合っている状態で結合されたり、ピストン630の先端がギア部材550のギアの下端側に位置してピニオンギア552が回転することができるように配置される。
さらに、前記傾斜ギア553は、ベース部材500に固定されているクラッチローラ540が位置する部分に円弧面554で形成され、前記円弧面554から外側に延長される傾斜面555が一体に形成される。
すなわち、円弧面553は、クラッチローラ540と接触しており、傾斜面555は、ギア部材550が回転する時、クラッチローラ540をベース部材500の内径501の外側に移動させながらクラッチローラ540を回転させる。
前記コネクタ400は、ベース部材500に固定されているクラッチローラ540がなす直径より大きい直径を有するローラ転動部420が形成され、このローラ転動部420には、クラッチローラ540が拡張されることによって噛み合うようになる内歯ギア422が形成されている。
このような構成からなる本発明に係る安全ベルトリトラクタの回転構造体は、図21に示されたように、ベース部材500の係止部510にクラッチローラ540が固定され、このクラッチローラ540の間にギア部材550の傾斜ギア553が嵌入される。
前記ベース部材500とギア部材550の組立は、作業者がギア部材550の傾斜ギア553を見せる方向に把持し、ベース部材500の係止部510に合わせて押し込むと組立される。
すなわち、作業者は、一方の手にピニオンギア552を取り、他方の手にベース部材500を取った状態でピニオンギア552またはベース部材500を回転させて傾斜ギア553が係止部510に係止されない位置に位置させた後、ベース部材500に嵌入することによって、容易に組立が完了する。
この時、傾斜ギア553の円弧面554は、クラッチローラ540と接触した状態に位置し、クラッチローラ540は、外側に位置するコネクタ400のローラ転動部420から所定の距離だけ離隔した位置に配置される。
また、ギア部材550の下部には、ピストン630が内蔵されているシリンダー600が設置される。
このように結合されている回転構造体は、平常時には搭乗者がウェビングを引っ張ることによって自然に解かれるようになり、搭乗者がウェビングをリリースすれば、板バネ(図示せず)の弾性により巻き戻される。このようなウェビングの巻かれと解けは、安全ベルトリトラクタの基本作動であるから、本発明では、これらについての説明は省略する。
また、本発明の回転構造体は、車両が衝突や横転などにより衝撃が加えられることによって、電磁制御ユニットで感知された衝撃量によってシリンダー600に制御信号を送るようになる。
前記シリンダー600に内蔵されているガス発生剤は、電磁制御ユニットの制御信号によって着火し、ガス発生剤が燃焼しながら高い圧力を発生させる膨脹ガスがピストン630を上昇させる。
すなわち、ピストン630は、膨脹ガスにより速い速度で上昇し、上昇するピストン630は、ギア部材550を回転させる。このようなギア部材550の回転によって傾斜ギア553も共に回転し、円弧面554に位置するクラッチローラ540を内径501の外側に移動させるようになる。
さらに、前記クラッチローラ540は、図23に示されたように、傾斜ギア553の傾斜面555に沿って回転し、前記係止部510は、クラッチローラ540の移動により内径501の外側に移動する。
このように移動したクラッチローラ540は、コネクタ400のローラ転動部420と接触し、傾斜面555に沿って回転するクラッチローラ540は、コネクタ400を回転させるようになる。
このように回転するコネクタ400は、ガイドドラム200を回転させ、ガイドドラム200は、ウェビングが巻き戻される方向に回転し、ウェビングを巻き戻すようになる。
これにより、搭乗者に着用されていた安全ベルトは、リトラクタの巻き戻し方向に巻かれ、搭乗者に加えられる衝撃を減少させるようになる。
図24〜図27に示されたように、車両リトラクタ用プリテンショナーのシリンダー600は、側面から見る時、中空型のL字形態で構成されている。すなわち、略L字型のパイプ形態で構成されている。
前記L字型シリンダー600の一方の孔は、ガス供給口611であって、インフレータ690が連結される部分であり、他方の孔は、ピストン630が往復する移動案内孔612である。
本発明によれば、前記直線の移動案内孔612は、上下方向に延長されており、最初組立状態でのシーリング部640位置を通ってさらに長く下方に延長形成されている。最初組立状態とは、ピストン630がガス圧を受けて上昇し、ギア部材550と適切に噛み合うように組立された最初の状態を言う。
このような初期組立状態で、ピストン630のラック633がシーリングベース部材500に形成された係止手段520に係止されるようになる。これにより、シーリング部640と直線の移動案内孔612の下端との間は、ギャップ(または余裕空間)が形成される。
シーリング部640は、Oリング(オーリング)やプラスチックコーティング部で構成されることができる。
また、前記ピストン630の長さは、総6〜8cmに過ぎないので、ピストンに十分なストロクを与えるためには、直線の移動案内孔612を従来よりさらに長く延長する必要がある。このため、図27に示されたように、前記直線の移動案内孔612は、前記ガス供給口611を上下方向に部分的に横切って形成されている。
また、L字の内側コーナーには、直線の移動案内孔612を形成するための第1厚肉部613が形成され、前記第1厚肉部613とガス供給口611との間には、中間通路614が形成されている。前記中間通路614を介してガスが通過し、ピストン630の下端に形成されたピストンヘッド631の下端を加圧する。
つまり、前記第1厚肉部613により直線の移動案内孔612がさらに深く形成されるので、ピストン630のストロクを増加させてギヤ部材550を十分に回転させることができる。
さらに、前記移動案内孔612の下端とガス供給口611との間に形成された部分球形の回転空間615により、ガス供給口611と中間通路614を通過したガスが移動案内孔612に円滑に流入するようになる。
前記部分球形の回転空間615の周囲には、第2厚肉部616が形成されていることが良い。これにより、高圧のガスにより外側の角部のシリンダー600壁が破損されることを防止することができる。
前記第2厚肉部616は、球形の回転空間615の周囲からシリンダー600の両端に向かって次第に薄くなるようにすることが良い。このようにして、強度を維持しながらも体積を低減することができる。
図面では、前述した本発明に係るシリンダー600が含まれたプリテンショナーの一部構造が示されている。
図示されたように、本発明に係るプリテンショナーは、ウェビングが巻かれるトーションバー250と、前記トーションバー250に連結されたギア部材550と、前述したシリンダー600と、前記シリンダー600の一部分に形成された移動案内孔612に沿って移動し、長手方向に沿って側面にラック633が形成されたピストン630と、前記ピストン630の底に一体に形成されて突出する円柱状のシーリング作用部632と、前記シーリング作用部632の外周と結合し、前記ピストン630と前記シリンダー600の内壁との間を密閉させるシーリング部640と、前記ピストン630を初期係止位置にあるように係止する係止手段520と、を含む。
図面で、参照符号690は、シリンダー600のガス供給口611に設置されるインフレーター690である。
図面で、前記シーリング部640は、Oリング(オーリング)で構成されているが、プラスチックコーティング部で構成されることもできる。
前記係止手段520は、ギア部材550と連結され、前記トーションバー250が貫通するベース部材500に形成され、前記ピストン630のラック633と噛み合う形状の位置固定片521からなる。
すなわち、前記位置固定片521は、ラック633形状で折り曲げられた板からなり、前記折り曲げられた板の上下端には、各々上下方向に延長された補強板521aが形成されている。
一方、前記ベース部材500には、前記ピストン630を間に置いて前記位置固定片521に対向する位置にガイド片530が形成されている。図示のように、前記ガイド片530のピストン630と対向する面は、ピストン630と平行するように形成されている。
さらに、前記シリンダー600には、前記ピストン630を案内するガイドカバー670が固定設置されている。前記ガイドカバー670の内側には、前記ピストン630と平行するガイド面が形成されている。
このような構成によって、実際車両が衝突して急減速する時には、シリンダー600にガスが供給され、その圧力によってピストン630が上向き移動する。これにより、ピストン630の側面に形成されたラック633が移動すれば、ラック633と結合されたギア部材550がウェビングの巻取方向に回転する。
ギア部材550がウェビングの巻取方向に回転すれば、トーションバー250にウェビングが巻き戻され、搭乗者を座席に密着させるようになる。
ここで、ピストン630がガス圧力により移動する時には、シーリング部640にガス圧力が作用するので、シーリング部640がピストン630に押圧され、シーリング作用部632から離脱する場合がない。このため、前記シーリング部640がピストン630とシリンダー600の内壁との間を密閉し、ピストン630とシリンダー600間の気密性を向上させることができる。
さらに、前記シーリング作用部632の周りに沿ってシーリング部640が設置される嵌入溝(図示せず)が形成されれば、前記シーリング部640をさらに確実に設置することができる。
また、最初組立状態で直線の移動案内孔612がシーリング部640の位置を通ってさらに長く下方に延長形成されているので、シーリング部と直線の移動案内孔612の下端との間に適切なギャップ(gap、または余裕空間)を形成でき、ピストンの移動案内孔に流入されるガスが一時貯蔵される空間が広くなり、押し上げ力を十分に発揮できる時間的余裕が生じるようになる。これにより、ガス供給口611から出たガスがピストンヘッド631に加える圧力による押し上げ力が一層大きくなるようになる。
以下、本発明のロッキングクラッチに設置されるバネについて説明する。
図28は、本発明の第1実施例に係る安全ベルトリトラクタのロッキング部材結合構造を示す分解斜視図であり、図29は、本発明の第1実施例に係る安全ベルトリトラクタのロッキング部材結合構造を示す側面図である。
<第1実施例>
図28及び図29に示されたように、本発明に係る安全ベルトリトラクタのロッキング結合構造は、ロッキングクラッチ720のボス721に固定される板バネ725と、前記板バネ725に固定されるようにロックアーム730に突出形成される固定片731とからなる。
本発明で、ロッキング部材700とは、安全ベルトリトラクタに設置され、ウェビングが解かれたり巻き戻される場合に自然に回転するようにし、ウェビングが急速な速度で解かれたり巻き戻される場合に、ウェビングが解かれたり巻き戻されないようにするものである。
前記ロッキング部材700は、安全ベルトリトラクタの本体をなすハウジング100に回転可能に設置されるガイドドラム200と、前記ガイドドラム200の一側に固定されるロッキングベース710と、前記ロッキングベース710の一側面に回転可能に結合されるロッキングクラッチ720と、前記ロッキングクラッチ720の一側面に設置され、制限された角度だけ回転するロックアーム730とから構成される。
前記ロッキングクラッチ720は、図28及び図29に示されたように、厚さを有する円板形状からなり、その外周面には、ラッチ722が形成され、ロッキングクラッチ720の中央には、前記ロッキングベース710に嵌入される貫通孔723が形成され、前記貫通孔723の外側には、一側面に突出するボス721が形成される。
このようなボス721には、長さを有する板状からなる板バネ725の一端が固定され、前記板バネ725の他端は、離隔しているストッパー724側に延長されており、板バネ725の他端は、ロックアーム730の固定片731に固定され、ボス721が突出した一側面には、前記ロックアーム730の回転を制限するストッパー724が所定の位置に各々形成される。
さらに、ロッキングクラッチ720の他側面には、ロッキングベース710に形成されている溝部713に挿入される突起片(図示せず)が形成され、この突起片には、弾性を有するバネ(図示せず)が結合される。
また、板バネ725は、その一端がボス721に固定され、板バネ725は、ボス721に形成された溝や孔に嵌入されて固定されることができるだけでなく、前記ボス721の外周面に沿って巻かれる形態からなり、その終端がボス721に形成された溝や孔に固定されることができる。
さらに、前記ロックアーム730の所定位置、すなわち板バネ725と当接する面には、板バネ725側に突出する固定片731が形成され、この固定片731には、板バネ725が固定されるように貫通された孔や溝部が形成される。
このような構成からなる本発明の安全ベルトリトラクタのロッキング部材結合構造は、ガイドドラム200の一側面にロッキングベース710が嵌入されて固定され、前記ロッキングベース710一側面には、前記ロッキングクラッチ720が所定の角度だけ回転可能に結合される。
また、ロッキングクラッチ720の一側面には、ロックアーム730が所定の角度だけ回転可能に結合され、前記ロッキングクラッチ720の外側には、メカニズムカバー900が固定される。
このようなロッキングクラッチ720に結合される板バネ725は、その一端を中央のボス721に形成されている溝や孔に嵌入されて固定され、前記板バネ725の他端は、固定片731に形成されている溝や孔に嵌入されて固定される。
これにより、搭乗者がウェビングを引っ張ったり、引き出された状態でウェビングが巻き戻したりすることによる、このようなウェビングの解け及び巻き戻し動作は、安全ベルトリトラクタの基本作動であるから、これらについては簡略に説明する。
すなわち、搭乗者がウェビングを着用するために適当な力で引っ張ると、ガイドドラム200が回転してウェビングが解かれるようになり、引っ張っているウェビングをリリースすれば、安全ベルトリトラクタに結合されているバネケース(図示せず)に内蔵されているバネの復原力により巻き戻される。
このようなウェビングが解かれたり巻き戻される作動の発生時に、ガイドドラムが急激な速度で回転すれば、安全ベルトリトラクタは、ウェビングが解かれたり巻き戻される作動を制限する。
このようにウェビングの解けや巻き戻し作動時、安全ベルトリトラクタのガイドドラム200と共にロッキングベース710及びロッキングクラッチ720が回転し、さらに、ロッキングクラッチ720に設置されているロックアーム730は、制限された範囲内で回転する。
すなわち、搭乗者がウェビングを非常に速い速度でなく普通の速度で引っ張ってウェビングが解かれる場合、ガイドドラム200の回転と共にロッキング部材700であるロッキングベース710、ロッキングクラッチ720及びロックアーム730が回転する。
このようにロッキング部材700が回転する時、ウェビングの引っ張られる速度が速くなれば、ロッキング部材700には、前記ロックアーム730が回転する回転慣性力(モーメント)が生じるようになり、このような回転慣性力は、ロッキングクラッチ720に設置されているロックアーム730を回転させるようになる。
このように回転されたロックアーム730は、メカニズムカバー900のラッチに係止され、ウェビングの解けを防止するようになる。
これとは異なって、ロッキング部材700が回転する時、ウェビングの引っ張られる速度が速くなれば、ロッキング部材700には、前記ロッキングベース710に結合されているポール740が作動する回転慣性力が生じるようになる。
このようなロックアーム730とロッキングベース710のポール740に生じる回転慣性力は、ウェビングが引っ張られる速度及び回転力により回転慣性力(モーメント)の大きさが変わるようになり、前記ロックアーム730及びポール740がモーメントによって別途に作動し、ウェビングの巻き取り及び引き出しを阻止するようになる。
<第2実施例>
図30は、本発明の第2実施例に係る安全ベルトリトラクタのロッキング部材結合構造を示す側面図である。
このような第2実施例は、前述した第1実施例と同じ名称に同じ符号を使用して説明するが、第1実施例と同じ説明は省略する。
前述した第1実施例とは異なって、第2実施例に係る板バネ725aは、一端がボス721と近接する位置にあるストッパー724に固定される。すなわち、前述した第1実施例は、板バネ725aの一端がボス721に固定されるが、第2実施例は、板バネ725aの一端がストッパー724に固定され、前記板バネ725aの他端は、ロックアーム730の固定片731に固定される。
このような第2実施例は、板バネ725aの固定位置が異なるだけで、ロッキングクラッチ720及びロックアーム730の作動は、前述した第1実施例と同様なので、その説明を省略する。
<第3実施例>
本発明の第3実施例は図31を参照して説明する。
図31に示されたように、本発明のトーションバネ725bは、その一端がロックアーム730の一側に接触し、前記トーションバネ725bは、ロックアーム730の回転中心方向に延長され、トーションバネ725bの中間部分が前記ロックアーム730の回転中心を取り囲む円形または円弧形状で巻かれるようになり、トーションバネ725bの他端は、ストッパー724の一側に固定される。
すなわち、前記トーションバネ725bは、ロックアーム730の回転中心から対称な角度を有する両側に延長され、その一端が前記ロックアーム730に接触し、他端が前記ストッパー724に固定される。
このように固定されたトーションバネ725bの一端は、前記ロックアーム730が回転慣性力により制限された角度範囲内で回転することができるように自由端からなり、トーションバネ725bの他端は、動かないようにストッパー724に固定される固定端である。
このようなトーションバネ725bは、前述した第1実施例のようにトーションバネ725bが弾性力によりロックアーム730の回転によって自由に移動し、他端は、動かないようにストッパー724に固定されることによって、前記ロックアーム730が回転慣性力により作動し、ウェビングが急速に解かれたり巻き戻されることを阻止させるようになる。
このようなロックアーム730の作動についての具体的な説明は、前述した第1実施例または第2実施例と同様なので、これについての具体的な説明は省略する。
<第4実施例>
また、本発明の第4実施例は、図32を参照して説明するが、前述した実施例と重複する説明は省略して説明する。
このような本発明の第4実施例に係る板バネ725cは、一直線状からなり、その一端は前記ロックアーム730に固定され、他端はロックアーム730の回転中心を横切ってロッキングクラッチ720に突出している固定突起728の一側に固定される。
すなわち、前記板バネ725cの一端は、ロックアーム730に固定され、板バネ725cの他端は、ロックアーム730の回転中心を通ってロッキングクラッチ720に突出している固定突起728の一側に固定される。
このような本発明の第4実施例に係る板バネ725dの一端は、弾性力によりロックアーム730の回転によって自由に動き、他端は、固定突起728に固定されることによって、前記ロックアーム730が回転慣性力により作動し、ウェビングが急速に解かれたり巻き戻されることを阻止させるようになる。
<第5実施例>
図33は、本発明の第5実施例に係る板バネを示す斜視図である。
このような第5実施例で、前記板バネ725dは、板バネ725dの中間位置に円弧形状からなる湾曲部726を形成する。
このような第5実施例は、前述した実施例の板バネ725、725a、725b、725cの中間位置に円弧形状からなる湾曲部726を形成することができる。すなわち、第3実施例のような板バネ725bは、ロックアーム730の回転中心を取り囲む円弧以外にロックアーム730の回転中心と板バネ725bの先端の中間位置に湾曲部726が形成される。
このような湾曲部726は、板バネ725、725a、725b、725cの弾性を高めるだけでなく、板バネ725、725a、725b、725cを長期間使用しても板バネ725、725a、725b、725cの変形を防止すると共に、弾性を維持するようになる。
このような第5実施例は、前述した実施例のように、ロッキングクラッチ720及びロックアーム730の作動が同様なので、これらについての説明は省略する。
<第6実施例>
図34は、本発明の第6実施例に係る板バネを示す斜視図である。
このような第6実施例に係る板バネ725eは、多段が連続して構成される階段形状で形成される。このような第6実施例も前述した実施例のようにロッキングクラッチ720及びロックアーム730の作動は同様なので、これらについての説明は省略する。
図35は、本発明に係るロッキングベース710の斜視図であり、図36は、本発明に係るロッキングクラッチ720の斜視図であり、図37は、本発明に係るロックアーム730の斜視図であり、図38は、本発明に係るポール740の斜視図を示す。
また、以下の説明では、前述した従来の技術と同一部分に関しては、その反復的な説明を省略し、本発明の特徴部分のみについて説明する。
図35に示されたロッキングベース710は、結合部701を介してトーションバーに結合され、固定部702が図36に示されたロッキングクラッチ720の貫通孔に挿入される。
また、ロッキングベース710の一面には、リターンバネ挿入部703が形成され、その内部には、ポール作動部704が形成される。このポール作動部704は、従来の技術とは異なってポール740を挿入して案内する案内溝と肉補強部705が形成されているので、ロッキングベースの強度を増加させることができるようになる。
すなわち、ポールを案内するためのカバーが別途に設けられていないし、肉補強部705がロッキングベース710と一体に設けられるので、トーションバーの回転に連動するロッキングベースの歪み破壊を防止することができるようになる。
また、図38に示されたように、ポール740は、ポール本体部731と、前記ポール本体部から突出した連動ピン732とを備え、このポール本体部731は、本体部から突出形成されたストッパーを設けた従来技術とは異なって単一の曲面で形成される。また、単一の曲面で形成されたポール本体部731の外径は、ポール作動部704でポール740を挿入して案内する案内溝の内径とほぼ同一であるか若干小さく形成される。
したがって、ポール本体部731が挿入されて移動する空間を設けるポール作動部704には、従来の技術とは異なってストッパーの移動空間が形成されていないし、この空間をロッキングベースの形成部材で満たすので、ロッキングベース自体の強度を増加させることができるようになる。
また、本発明に係るロッキングクラッチ720において、図36に示された形態の下部には、前記ロッキングベース710が嵌合され、上部には、ロックアーム730が嵌合され、ロックアーム730が嵌合されるロッキングクラッチ720の部分には、ウェビングの引き出し時に作動せずに、巻き戻し時にのみ作動するフリクションバネ950(図1、図2など参照)を係合するフリクションバネ係止部711が形成される。
このフリクションバネ係止部711は、図36に示されたように、U字形状からなり、ロッキングクラッチ720の本体と一体に形成される。
また、本発明に係る安全ベルト用リトラクタの緊急ロッキング機構に適用されるロックアーム730の前面及び裏面には、図37に示されたように、各々2つの溝部721が形成される。本発明で、ロックアーム730に2つの溝部721のみを形成する理由は、従来のロックアームに形成された多数の溝間に形成された支持部を省略することによって、ロックアームの重量を減少させることができるからである。このようにロックアーム730の重量を減少させることによって、解除付勢バネに印加される力が減少し、バネの弾性力を長時間維持することができるようにする。
次に、図35〜図38に示された安全ベルト用リトラクタの緊急ロッキング機構の結合構造及び動作について説明する。
ロッキングベース710の一側面に隣接し、固定部702を介して図36に示された円板形状のロッキングクラッチ720が回転可能に結合され、また、ロッキングベース710の内部に形成されたポール作動部704にポール740が挿入される。すなわちポール作動部704に形成された案内溝に単一の曲面からなるポール本体部731が挿入される。
ロッキングクラッチ720の一側面には、フリクションバネ係止部711が突設され、このフリクションバネ係止部711には、ウェビングの引き出し時に作動せずに、巻き戻し時にのみ作動するフリクションバネが係合される。
また、ロッキングクラッチ720の他の側面にリターンバネが装着され、リターンバネ挿入部703に相対移動自由に内蔵される。このリターンバネによりロッキングクラッチ720がウェビングの引き出し方向に力を加える状態でロッキングベース710に同期して回転する。
また、ロッキングクラッチ720には、ポール740の本体部731に突設される連動ピン732がスライディング案内されるガイド溝が形成されており、リターンバネの力に対抗するロッキングベース710とロッキングクラッチ720の相手回転によって連動ピン732がガイド溝に沿ってスライディング案内される。
また、ロッキングクラッチ720には、ロックアーム730の揺動範囲を規制する揺動ストッパーが設けられると同時に、解除付勢バネがロッキングクラッチ720とロックアーム730との間に装着され、ロックアーム730を係合したり解除する方向に力を付加する。本発明では、ロックアーム730に2つの溝部721のみが形成されるので、ロックアーム730の重量が減少し、バネの弾性力を長時間維持することができるようになる。
すなわち、ユーザがウェビングを引き出す時、ガイドドラムの回転によってトーションバー及びロッキングベース710が回転する時にリターンバネの弾力によりロッキングクラッチ720が同期回転する。
また、ウェビングの巻き戻し時には、ロッキングベース710が回転する時、リターンバネの押圧力によりロッキングクラッチ720が同期回転する。
したがって、ウェビングの急激な引き出し時には、ロッキングクラッチ720の同期回転時にロックアーム730の回転が追従せずに、バネの力に対抗し回転方向後方側に慣性遅延が生じ、ロッキングクラッチ720の同期回転が阻止される。
また、前述したようなポール作動部704の構成によりロッキングベース710の強度が補強され、ウェビングの引き出し及び巻き戻しの作動が円滑になされ、メカニズムカバーにウェビングが係止されることを防止することができるようになる。
図39〜図42に示されたように、本発明の安全ベルトリトラクタのトーションバー支持構造は、安全ベルトリトラクタの本体を構成するハウジング100と、前記ハウジング100に回転可能に結合されるガイドドラム200と、前記ガイドドラム200に挿入されるトーションバー250とを備える。
更に、本発明の安全ベルトリトラクタのトーションバー支持構造は、前記ハウジング100の一側に固定されるベース部材500と、前記ハウジング100の他側に設置されるロッキング部材700と、前記トーションバー250の一側に設置されるベアリング部材450と、前記ロッキング部材700の一側に設置されるキャップ800と、前記トーションバー250の先端に固定されるメカニズムカバー900と、を含む。
前記ガイドドラム200には、搭乗者を拘束するウェビングが巻き取られ、ガイドドラム200の中央には、トーションバー250が挿入される。このようなトーションバー250は、ガイドドラム200と共に回転するもので、ウェビングが拘束された状態でガイドドラム200に作用する回転モーメントにより塑性変形され、安全ベルトリトラクタに加えられるエネルギーを吸収して減殺させる役目をする。
このようなトーションバー250は、前記ガイドドラム200より長い長さを有し、その一側には、コネクタ400が固定され、他側には、ロッキング部材700が固定される。
前記コネクタ400は、トーションバー250に嵌入されて固定されるトーションバー結合管410が形成され、このトーションバー結合管410に一体に延長されるローラ転動部420が形成される。
このようなコネクタ400は、前記ガイドドラム200の一側に固定され、トーションバー250と共に回転し、前記トーションバー250の他側には、ロッキング部材700が固定される。
前記ロッキング部材700は、ガイドドラム200の一側に固定されるロッキングベース710と、前記ロッキングベース710の一側面に固定されるロッキングクラッチ720と、前記ロッキングクラッチ720の一側面に結合されるロックアーム730とから構成される。
更に、トーションバー結合管410は、トーションバー250の一側に嵌着され、ローラ転動部420は、前記ベース部材500に結合されているクラッチローラ540を取り囲む形態で設置される。
すなわち、ローラ転動部420には、内周面に内歯ギア422が形成され、この内歯ギア422は、前記トーションバー結合管410より大きい直径からなり、トーションバー結合管410と内歯ギア422との間に垂直の内側面423が形成される。
また、ベース部材500に結合されたクラッチローラ540には、その表面に鋸波が形成されており、ベース部材500には、クラッチローラ540が安定した状態で固定されるように係止部510が形成される。
このような係止部510は、ベース部材500の中央内径501に沿って一側面に突出するように形成され、その表面には、半球形状で突出した突起513aが形成される。このような突起513aは、前記コネクタ400の内側面423と密着する。
さらに、ベース部材500には、前記クラッチローラ540を回転させるギア部材550が結合され、このギア部材550は、円板の一側面にピニオンギア552が突出形成され、円板の他側面には、前記クラッチローラ540と接触する傾斜ギア553が形成される。
このギア部材550は、前記トーションバー250が貫通するように結合され、傾斜ギア553の内側には、ベアリング部材450が挿入されるベイリング挿入溝553aを形成する。
すなわち、前記ベアリング部材450は、ベアリング挿入溝553aに嵌入されて固定され、ベアリング部材450には、前記トーションバー250が回転可能に結合される。このようなベアリング部材450は、金属材質からなるトーションバー250とギア部材550との間に位置するので、トーションバー250の回転時に金属の接触により騷音や摩擦による摩耗が発生しないように合成樹脂材質からなることが好ましい。
また、ギア部材550には、ピストン630を内蔵したシリンダー600が設置され、前記ピニオンギア552とピストン630は、噛み合っていて、ピストン630上昇によりピニオンギア552を回転させることができるように結合される。
更に、ガイドドラム200の他側には、ガイドドラム200の回転を阻止させるロッキング部材700が設置され、これらのうち、ロッキングベース710がガイドドラム200に嵌着され設置される。
このようなロッキングベース710及びロッキングクラッチ720は、ガイドドラム200と共に回転し、ガイドドラム200が急速に作動する場合、ロッキングベース710に結合されているポール740がハウジング100のラッチに係止し、ガイドドラム200の回転を停止させるようになる。
また、ロッキングベース710は、その一側面にガイドドラム200に嵌入されて固定されるドラム固定軸715と、他側面にメカニズムカバー900に結合されるカバー固定軸716が形成される。
このようなカバー固定軸716には、合成樹脂材質からなるキャップ800が被覆され、このキャップ800の一側には、メカニズムカバー900の突出部に回転可能に挿入される第1突出部820が形成され、第1突出部820と対向する面には、カバー固定軸716に固定される挿入溝825が形成される。
このような構成からなる本発明に係る安全ベルトリトラクタのトーションバー支持構造は、搭乗者がウェビングを引っ張って解いたりウェビングが巻き戻される作動がなされるようになる。
このようにウェビングを解いたり巻き戻平常の作動時、ガイドドラム200及びトーションバー250が回転し、トーションバー250の両端は、ハウジング100の両側に設置されているギア部材550及びロッキング部材700により各々支持された状態で回転するようになる。
このようなトーションバー250の回転は、ギア部材550に固定されているベアリング部材450とロッキングベース710に固定されているキャップ800により回転が円滑になされるようになる。
すなわち、トーションバー250とギア部材550との間には、ベアリング部材450が嵌入されていて、摩擦や摩耗なく回転がなされるようになり、ロッキングベース710とメカニズムカバー900との間には、キャップ800が嵌入されていて、摩擦や摩耗なく回転がなされ、トーションバー250の回転が円滑になされる。
さらに、ウェビングが急速に引っ張られることによって、ウェビングが緊張した状態で固定される場合、すなわちウェビングの解けが阻止された状態でウェビングに強い引っ張り力が作用するようになり、このような引っ張り力は、回転チェーンガイドドラム200及びトーションバー250に伝達されるようになる。
この時、ガイドドラム200は、ハウジング100に固定された状態になるので、ガイドドラム200に伝達された回転力は、トーションバー250に伝達され、このトーションバー250でウェビングの引張力を受けて、歪み変形または回転モーメントが作用するようになる。
これにより、トーションバー250は、その自体の強度により回転力による変形なく設置された状態を維持するようになるが、トーションバー250に加えられる回転力がトーションバー250自体の強度より強い場合には、トーションバー250の塑性変形が発生するようになる。
このようなトーションバー250の塑性変形がなされる場合、トーションバー250は、その設置された状態を維持しなければならないが、トーションバー250の一端は、ギア部材550に固定されているベアリング部材450により設置された状態を維持しながら回転がなされるようになる。
また、トーションバー250の他端は、ロッキングベース710に固定されている状態で回転がなされるようになるので、トーションバー250は、位置変化なくもとの場所で塑性変形がなされるようになる。
この時、トーションバー250に作用する回転モーメントは、ベアリング部材450とキャップ800を通る線上に作用するようになり、トーションバー250の形状的な変形は発生しなくなる。
また、ベース部材500の突起513aは、コネクタ400の内側面423に接触していて、軸方向に作用するモーメントによりトーションバー250の回転が円滑になされるようになる。
本発明に係るキャップ800は、図44乃至図46に示されたように、円形のベースから突出した第2突出部810と、前記第2突出部810から突出した第1突出部820とを有し、前記円板形状のベース812と第2突出部810及び第1突出部820は、同心線上に位置する。
また、第2突出部810は、ベース812の径より小さい円形で突出し、第1突出部820は、第2突出部810の径より小さい円形形状に突出し、第2突出部810の突出した高さより高く突出する。
また、図示のように、キャップ800は、ロッキングクラッチ720が組立されたロッキング部材700の固定部702に挿入され、且つキャップ800の第2突出部810は、その後に組立されるメカニズムカバー900の中央溝に挿入され、回転による遊動を防止し、フリクションバネ950の固定が容易になるようにフリクションバネを支持する。
一方、前記突出部810、820の内側は、ロッキング部材700の固定部702に挿入されるように空いており、固定部702の挿入が容易になるように前記突出部810、820の境界部分は、面取りが施されている。
前記第1突出部820の内側部は、図44に示されたように、3つの一直線部を有し、前記一直線部は、各々緩慢な曲線で連結され、頂点部分が湾曲な曲線を有する三角形形状で形成され、キャップ800が第1突出部820で別に回転したり遊動することを防止する。この時、一直線部のうちいずれか1つの一直線部の中央には、半円形状の溝813を形成し、固定部702との組立が容易にする。
また、図45に示されたように、前記キャップ800の溝813には、固定部702'の形状に合わせて一直線部を有する半円形状で形成されても良い。この時、一直線部の中央には、半円形状の溝813'を形成し、第2固定部702'との組立が容易にする。
そして、キャップ800のベースの一側には、ベース812の外周面の1地点から半径方向の外側に突出した突起部814が形成される。
前記突起部814の方向を通じて固定部702と組立時、固定部と第1突出部の形状を合わせることなく、直ちに組立が可能なので、現場で作業者に便宜を提供し、作業能率を向上させる。
また、誤って組立られた時に、突出した突起部814を用いて容易にキャップ800を分離する。特に、前記突起部814が台形形状からなる場合、分離作業が一層容易になされることができる。
図47〜図50に示されたように、メカニズムカバー900は、大きく上側にロッキングクラッチ720が嵌入される円形のロッキングクラッチ組立部910と、その下方の一側に形成され、ビークルセンサー930が組立されるビークルセンサー組立部920とから構成される。
ロッキングクラッチ組立部910の中央には、ロッキングクラッチ組立部910と同心を有し、ロッキング部材700の固定部702に組立されるキャップ800が挿入されることができるように、キャップ800の上側周りより大きい径を有する突出部911が形成される。
この時、突出部911には、フリクションバネ950が挿入される。特に、前記フリクションバネ950が堅固に結合されることができるように、突出部911の周りには、バネ挿入溝915が形成されることが好ましい。
また、ロッキングクラッチ組立部910と同心を有する係止部912が形成され、前記係止部912は、ロッキングクラッチ組立部910の内側周りに沿って内側面に歯が形成され、ロッキングクラッチ720の周りより小さい径で形成され、ロックアーム730の終端部が係止部912に係止されることができるようにする。
メカニズムカバー900の外側面には、メカニズムカバー900の周り面を基準にして内側に凹設されるように形成され、周り面と凹設部の連結部913は、緩慢な傾斜面を有する。具体的には、メカニズムカバー900の前記突出部911周辺の外側面は、外周より内側に凹設されるように形成されている。
また、ロッキングクラッチ組立部910の外側面の中央には、山形状の肉抜き部914が形成される。前記肉抜き部914は、ロッキングクラッチ組立部910の内側に位置する突出部911の周りより大きく形成され、樹脂厚さの増加による収縮現象を防止する。
一方、メカニズムカバー900の下側には、ビークルセンサー組立部920が連結して形成され、ビークルセンサー組立部920の一面とロッキングクラッチ720との間には、延長部940が形成され、ビークルセンサー組立部920とロッキングクラッチ組立部910との連結を一層堅固にする。特に、前記延長部940は、ビークルセンサー組立部920の一側にその側面と平行するように形成され、クラッチ組立部910とビークルセンサー組立部920との間の連結強度を高めるようになっている。
メカニズムカバー900には、前記メカニズムカバー900をハウジング100に組立するための組立ピン部942が多数個形成され、メカニズムカバー900の外側に突出した突出部材941及び延長部940の面に垂直方向に組立ピン部942が形成される。
特に、前記延長部940の端部に組立ピン部942が設置されていて、組立される領域(組立ピン間を連結した面積)が広くなるので、一層堅固な組立が可能になる。
前記突出部材941と延長部940は、ロッキングクラッチ組立部910の厚さより厚く形成し、誤組立による分離時、損傷及び破損を防止する。
上記のように構成されたメカニズムカバー900は、ハウジング100の一側に形成された組立孔に多数個の組立ピン部942が挿入されて固定され、ロッキングクラッチ組立部910には、ロッキング部材700が挿入され、ロックアーム730が組立されたロッキングクラッチ720が安着される。
この時、ロッキング部材700の固定部702に固定されたキャップ800は、メカニズムカバー900に組立されたフリクションバネ950を支持し、フリクションバネ950が遊動などにより分離されることを防止する。
図51は、本発明に係る安全ベルトリトラクタのカバー構造体を示す斜視図であり、図52は、本発明に係る安全ベルトリトラクタのカバー構造体を示す分解斜視図である。
図51及び図52に示されたように、本発明のカバー構造体は、安全ベルトリトラクタの作動を阻止させるようにロッキングベース、ロッキングクラッチ及びロックアームからなるロッキング部材700の一側面に結合されるメカニズムカバー900と、前記メカニズムカバー900の下部に内蔵されるビークルセンサー930とからなる。
このような前記メカニズムカバー900は、図51に示されたように、上部に所定の直径を有する円筒形の一面が開放され、他面は、閉鎖された面から前記円筒形より小さい直径でラッチ910が形成され、その下部には、収容部920が形成される。
このようなメカニズムカバー900は、安全ベルトリトラクタの一側に設置される板バネ(図示せず)と対向する位置に設置されるもので、このメカニズムカバー900の内部には、ウェビングが自然に巻かれるか解かれる場合に円滑に回転するロッキング部材700が結合される。
また、前記ロッキング部材700は、ウェビングが巻かれるガイドドラム200に嵌入されて固定されるロッキングベース710と、前記ロッキングベース710の一側面に所定の角度だけ回転可能に結合されるロッキングクラッチ720と、前記ロッキングクラッチ720の一側面に結合されるロックアーム730とからなる。
このようなロッキング部材700は、ウェビング及びガイドドラム200と共に回転するが、前記ロッキングベースには、ポールが回転慣性力により移動可能に結合されていて、前記ポール740の作動によってポール740がラッチ910に係止するようになり、ウェビングが解かれたり巻き戻されることがなくなる。
また、前記収容部920は、略六面体形態からなり、その内部にビークルセンサー930が内蔵される。この収容部920は、底面が開放され、収容部920の両側面には、同じ位置に固定孔921が形成される。このような固定孔921は、四角形、五角形、六角形など多角形で形成されることができ、これらの形状に限定されない。
さらに、前記収容部920の内側面には、開放された底面から固定孔921までガイド922が突出するように形成され、ガイド922と内側面との間には、ガイド溝923が形成される。
さらに、収容部920の一側には延長部940が形成され、この延長部940は、メカニズムカバー900と収容部920に一体に延長され、収容部920が曲がったり変形が発生しないように強度を維持させるようになる。
前記ビークルセンサー930には、半球形からなる半球溝(図示せず)が形成され、ビークルセンサー930の外側面、すなわち前記固定孔921と対応する位置の外側面には、外側に突出する固定突起931が形成される。この固定突起931は、固定孔921と同じ形状からなると共に、前記ガイド922及びガイド溝923に挿入される形状からなり、ビークルセンサー930の組立を容易にすることができる。
また、半球溝には、球形からなる球体932が内蔵され、ビークルセンサー930の上部側には、球体932の動きによって作動する係止具933が形成される。
このような係止具933は、前記球体932の動きによって係止具933が上部または側傍に移動し、ロッキング部材700のロッキングクラッチの外周面に形成されているラッチに係止するようになる。
一方、本発明は、図52に示されたように、収容部920の内部には、収容部920の内側に突出する段差925が形成される。このような段差925は、前記ビークルセンサー930の上面と当接した状態で収容部920の底面にビークルセンサー930が突出しない高さを維持することが好ましい。
この時、形成される段差925は、ビークルセンサー930が嵌入されながらその上部に突出している係止具933が前記メカニズムカバー900の内側に自然にスライディングされるように挿入される。
これは、前記係止具933が正位置に組立されなければ、球体932の動きにより作動する係止具933が作動してはなない場合に作動し、ウェビングの解けや巻き戻しをすることができないので、このような作動がなされないように、前記段差925は、ビークルセンサー930と組立される正位置に突出形成される。
このような構成からなる本発明のカバー構造体組立は、作業者が一方の手にはメカニズムカバー900を取り、他方の手にはビークルセンサー930を取った状態で固定孔921と固定突起931を同じ方向に位置させる。
このように位置された状態で、作業者は、図51に示されたように、ビークルセンサー930を収容部920側に押し込むと、ビークルセンサー930の固定突起931は、ガイド922及びガイド溝923に沿ってスライディングされ、固定孔921に嵌入されて固定される。
すなわち、作業者は、収容部920にビークルセンサー930を押し込むことによって、ビークルセンサー930の組立が簡単になされるようになる。
このように組立されたビークルセンサー930は、固定突起931が固定孔921に嵌入されて固定されるので、収容部920の底面が開放されていても、ビークルセンサー930は、組立された状態を安定的に維持するようになる。
このような組立作業によって、収容部920は、メカニズムカバー900と延長部940により一体に形成されていて、収容部920の変形が防止される。
以上、説明したように、本発明に係る自動車安全ベルト用ハウジングは、簡単な構造と不要な部分の肉抜きなどにより重量が減少し、製造工程が簡単なので、作業に所要される時間が減少し、シリンダーなど周囲構造との密着性が良くなるので、一層堅固な固定が可能になる。また、車体に安全ベルトが堅固に固定されることができるようにし、ハウジングに組立される部品との組立が容易である。
上述したような構成の本発明によれば、第2結束柱の案内面が前記第1結束柱の一側面に対して傾斜するように形成され、ウェビングが第2結束柱の案内面に干渉せずに、自然に通過することができるようになる。また、コネクタが結合されるコネクタ結合溝の結合構造を簡単にして、組立に対する便宜性を提供すると共に、それによる生産性が増加する。
さらに、巻取ローラには、一定の大きさの凹部を形成することによって、安全ベルトリトラクタの全体重量を軽量化すると同時に、さらに高い回転力と摩擦を十分に提供されることができる。
上述したような構成の本発明によれば、弾性片と把持片との間に内側に凹状に湾曲された形状の境界部が形成されており、且つ前記境界部は、前記弾性片と把持片の外面と内面を各々滑らかに連結して形成されるので、ガイドドラムとロッキング部材の回転など動的挙動時に応力集中を防止し、耐久性を高めることができる。
また、弾性片と把持片の具体的形状を特定することによって、従来の補強リブを形成しなくても、ガイドドラムにロッキング部材を堅固に固定させることができるという効果がある。さらに、ガイドドラムのストッパー結合溝に固定溝が形成されたことと関係なく汎用的に適用することができる。
上述したような構成の本発明によれば、ガイドドラムにコネクタのトーションバー結合管の結合構造を簡単にして、組立に対する便宜性を提供すると共に、それによる生産性が増加する効果がある。
上述したような構成の本発明によれば、ベース部材の中央内径の周りに沿ってクラッチローラが嵌入されて固定される係止部が形成されており、前記係止部は、クラッチローラが出入する側面の第2開放部、及び連結部を中心にして前記第2開放部の反対側に形成された側面の第1開放部が形成されているので、ギア部材によりクラッチローラが回転作動する場合にも、外側に離脱する場合を防止することができる。特に、軸方向から見る時、前記第2開放部が中央内径の内側に形成されているので、組立作業が一層容易になる。
また、本発明によれば、連結部の表面に曲形の突起が形成されていて、コネクタからの軸方向荷重を容易に支持することができる。
また、本発明によれば、前記中央内径の周りのフランジで前記連結部の反対側に保持板が形成されたことを特徴とするので、クラッチローラがギア部材側に離脱することを効果的に阻止することができる。
また、本発明によれば、前記連結部のうち幅が狭い部分には、中央内径の周りに沿って延長リブが延長されるように形成されていて、作動時に係止部の破損を防止し、クラッチローラが円滑に回転することができるようになる。
このような本発明は、ベース部材とギア部材を見ながら組立するので、組立が非常に簡便になされ、前記クラッチローラは、係止部に安定した状態で固定されていて、クラッチローラが離脱することが発生せず、クラッチローラは、傾斜ギアの傾斜面に沿って外側に移動しながら回転し、コネクタを回転させてウェビングを巻き戻し、搭乗者に加えられる衝撃を低減することができるという有用な効果がある。
上述したような構成の本発明によれば、シリンダー内のピストンが往復する直線の移動案内孔が最初組立状態でのOリングの位置を通ってさらに長く下方に延長されているので、シーリング部と直線の移動案内孔612の下端との間に適切なギャップ(gap、または余裕空間)を形成でき、移動案内孔でピストンヘッドの下部空間を非常に広く維持することができる。これにより、ピストンの移動案内孔に流入されるガスが一時貯蔵される空間が広くなり、押し上げ力を十分に発揮することができる時間的余裕が生じるようになる。
また、本発明によれば、従来とは異なって、移動案内孔で段差をなくすことができるので、受圧面積が大きく広くなるので、ピストンに対する充分の押し上げ力を維持することができる。
また、本発明によれば、シリンダーの外側の角部部分に厚肉部を形成し、高圧のガス噴出時に耐久性を維持することができる。
このような本発明は、ロッキングクラッチに設置されるロックアームをリターンさせる板バネが簡便に組立され、板バネの組立時間が短縮し、生産効率を高めることができ、板バネを湾曲部または多段形状で形成することによって、板バネの弾性及び変形を防止することができるという有用な効果がある。
また、本発明に係る板バネは、多様な形状からなり、ロッキングクラッチ及びロックアーム形態が変形されても、適用させることができる汎用性を有するという有用な効果がある。
上述したように、本発明に係る安全ベルト用リトラクタの緊急ロッキング機構によれば、緊急ロッキング機構の構成部品を簡素化することによって、製造費用を低減することができると共に、組立を容易に実現することができるという効果が得られる。
また、本発明に係る安全ベルト用リトラクタの緊急ロッキング機構によれば、ロックアームの重量を減少させてバネの弾性力を長時間維持し、トーションバーの回転と連動するロッキングベースの歪み破壊を防止することができるので、製品の寿命を向上させることができるという効果が得られる。
このような本発明は、ベアリング部材及びキャップが円周方向に作用するモーメントにもトーションバーが円滑に回転するように支持し、ベース部材とコネクタによりトーションバーの軸方向にモーメントが作用しても、トーションバーの位置変化または形態的な変形を吸収して減殺させるようになり、コネクタは、トーションバーの回転時に突起との接触抵抗が小さくて、トーションバーの回転が円滑になされるという有用な効果がある。
上述したように、本発明に係る自動車安全ベルト用キャップは、ロッキング部材に容易に密着固定され、組立と分離が容易である。
さらに、本発明に係る自動車安全ベルト用メカニズムカバーは、ウェビングが巻かれる時にロックアームの作動防止が容易である。また、製作が簡単であり、ハウジングからメカニズムカバーを分離する時に損傷や破損なく分離が容易である。
このような本発明のカバー構造体は、メカニズムカバーに組立されるビークルセンサーの組立を非常に簡便且つ容易にすることができ、収容部が延長部により支持されることによって、長期間設置されていても、収容部の変形を防止するようになり、ビークルセンサーが組立される時間を短縮させることによって、生産能率を高めることができるという有用な効果がある。
本発明に係る安全ベルトリトラクタの一例を示す分解斜視図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタの一例を示す分解斜視図である。 本発明に係るハウジング、ガイドドラム及びロッキングクラッチの一例を示す分解斜視図である。 本発明に係るハウジングの一例を示す斜視図である。 本発明に係る第2側板の一例を示す図である。 本発明に係るハウジング及びビークルセンサーの組立例を示す図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタのガイドドラムの一例を示す斜視図である。 図7に示すガイドドラムの断面図である。 図7に示すガイドドラムの側面図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタのベースストッパーがガイドドラムに結合される過程の一例を示す分解斜視図である。 本発明に係るベースストッパーの一例を示す斜視図である。 本発明に係るベースストッパーの一例を示す正面図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタのコネクタに結合部品が結合される例を示す分解斜視図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタのコネクタの一例を示す斜視図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタのコネクタの一例を示す斜視図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタベース部材の一例を示す分解斜視図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタベース部材の一例を示す分解斜視図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタベース部材の一例を示す分解斜視図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタのベース部材の一例を示す拡大斜視図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタのベース部材の一例を示す拡大斜視図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタベース部材にギア部材が結合された例を示す側面図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタベース部材に結合されたギヤ部材が回転した状態の例を示す側面図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタの回転構造体の一例を示す分解斜視図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタの回転構造体の一例を示す分解斜視図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタのベース部材の一例を示す拡大斜視図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタベース部材にギア部材が結合された例を示す側面図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタベース部材に結合されたギヤ部材が回転した状態の例を示す側面図である。 本発明に係る車両リトラクタ用プリテンショナーのシリンダー構造の一例を示す断面斜視図である。 本発明に係る車両リトラクタ用プリテンショナーのシリンダー構造の一例を示す断面図である。 本発明に係るシリンダーが装着された車両リトラクタ用プリテンショナーの一例を示す斜視図である。 図25aでシリンダーを除いた車両リトラクタ用プリテンショナーを示す側面図である。 図25aの車両リトラクタ用プリテンショナーの分解斜視図である。 本発明に係るシリンダーがピストンと組立された状態の例を示す組立断面図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタのロッキング部材結合構造の一例を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施例に係る安全ベルトリトラクタのロッキング部材結合構造を示す側面図である。 本発明の第2実施例に係る安全ベルトリトラクタのロッキング部材結合構造を示す側面図である。 本発明の第3実施例に係るトーションバネを示す分解斜視図である。 本発明の第4実施例に係る板バネを示す分解斜視図である。 本発明の第5実施例に係る板バネを示す斜視図である。 本発明の第6実施例に係る板バネを示す斜視図である。 本発明に係るロッキングベースの一例を示す斜視図である。 本発明に係るロッキングクラッチの一例を示す斜視図である。 本発明に係るロックアームの一例を示す斜視図である。 本発明に係るポールの一例を示す斜視図である。 本発明の安全ベルトリトラクタの一例を示す分解斜視図である。 本発明のトーションバー支持構造の一例を示す分解斜視図である。 本発明のトーションバー支持構造の一例を示す分解斜視図である。 本発明のトーションバー支持構造の一例を示す断面図である。 本発明に係るキャップの組立構造の一例を示す図である。 本発明に係るキャップの一例を示す図である。 本発明に係るキャップの一例を示す図である。 本発明に係るキャップの他の実施例に係る組立構造を示す図である。 本発明に係る他の実施例のキャップを示す図である。 本発明に係る他の実施例のキャップを示す図である。 本発明に係るメカニズムカバー及び連結構成例を示す図である。 本発明のメカニズムカバーを一側から見た斜視図である。 本発明のメカニズムカバーを他側から見た斜視図である。 本発明のロッキングクラッチ組立部の断面を示す図である。 本発明のロッキングクラッチ組立部の断面を示す図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタのカバー構造体を示す斜視図である。 本発明に係る安全ベルトリトラクタのカバー構造体を示す分解斜視図である。
符号の説明
100 ハウジング
200 ガイドドラム
250 トーションバー
300 ベースストッパー
400 コネクタ
540 クラッチローラ
550 ギア部材
600 シリンダー
700 ロッキング部材
710 ロッキングベース
720 ロッキングクラッチ
730 ロックアーム
900 メカニズムカバー
930 ビークルセンサー
950 フリクションバネ

Claims (76)

  1. 安全ベルトリトラクタの本体を構成するハウジングと、
    前記ハウジングに内蔵されるガイドドラムと、
    前記ガイドドラムの一側に挿入されるコネクタと、
    前記コネクタを取り囲むベース部材と、
    前記ベース部材に嵌入されるギア部材と、
    前記ギア部材を作動させるシリンダーと、
    前記ガイドドラムに挿入されるトーションバーと、
    前記トーションバーと前記ガイドドラムとの間に嵌入されて固定されるロッキング部材と、
    前記ロッキング部材の一側面に設置されるロッキングクラッチと、
    前記ロッキングクラッチの一面に設置されたメカニズムカバーと、
    前記ロッキングクラッチに対して相対回転自在に設置されたロックアームと、
    前記ロックアームと前記ロッキングクラッチとの間に設置され、前記ロックアームを中止位置に加勢する付勢バネと、
    前記メカニズムカバーに内蔵され、前記ロックアームを中止位置に加勢するフリクションバネと、
    を備えることを特徴とする、安全ベルトリトラクタ
  2. 前記ベース部材に固定されている多数個のクラッチローラをさらに含み、前記多数個のクラッチローラは、前記ギア部材の回転により外側に拡張され、前記コネクタに噛み合うことを特徴とする、請求項1に記載の安全ベルトリトラクタ
  3. 前記ハウジングは、上部連結部と下部連結部が離隔配置された固定部と、前記固定部の両側辺から各々垂直に折り曲げられた2つの側板と、を有し、
    前記2つの側板のうち一方の側板には、コネクタが挿入されるコネクタ挿入孔が形成され、
    前記コネクタ挿入孔の下方一側には、組立孔が形成され、
    前記コネクタ挿入孔が形成された側板と対向する他方の側板の一側には、挿入孔が形成され、
    前記下部連結部には、上下部分に固定孔及びボルト孔が各々形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の安全ベルトリトラクタ
  4. 前記固定孔は、円形で形成されることを特徴とする、請求項3に記載の安全ベルトリトラクタ
  5. 前記下部連結部の上端に肉抜き溝部が形成されることを特徴とする、請求項3に記載の安全ベルトリトラクタ
  6. 前記組立孔の上側部は、ストッパーであることを特徴とする、請求項3に記載の安全ベルトリトラクタ
  7. 前記メカニズムカバーの下側に形成されたビヒクルセンサー組立部が前記挿入孔に挿入されて固定されることを特徴とする、請求項3に記載の安全ベルトリトラクタ
  8. 前記ガイドドラムには、2つのウェビング貫通孔により形成される第1結束柱第2結束柱及び第3結束柱を有する巻取ローラと、前記巻取ローラの両端にフランジが形成され
    前記第2結束柱の案内面は、前記第1結束柱の一側面に対して傾斜するように構成され、第1ウェビング貫通孔が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の安全ベルトリトラクタ
  9. 前記第2結束柱の傾斜した案内面は、前記第1結束柱の一側面に対して平行するように延長され、第1結束柱の角部に向かって曲面形状で形成されたことを特徴とする、請求項8に記載の安全ベルトリトラクタ
  10. 前記曲面形状は、円弧形状であることを特徴とする、請求項9に記載の安全ベルトリトラクタ
  11. 前記ガイドドラムのフランジの一側の外面中央には、6角のコネクタ結合溝が形成され、
    前記コネクタ結合溝には、少なくとも対向する一対の結合突起溝が内面に形成されることを特徴とする、請求項9に記載の安全ベルトリトラクタ
  12. 前記結合突起溝は、半球形状からなることを特徴とする、請求項11に記載の安全ベルトリトラクタ
  13. 前記各結束柱の外周面には、矩形の凹部が複数形成され、前記第1結束柱に形成される凹部は、長辺が前記巻取ローラの長手方向と直交する方向に配置され、前記第2結束柱及び前記第3結束柱に形成される凹部は、長辺が前記巻取ローラの長手方向と同じ方向に配置されていることを特徴とする、請求項8に記載の安全ベルトリトラクタ
  14. 前記ベースストッパーは、ガイドドラム及び前記ロッキング部材に結合され得るように略U字状弾性片と、前記弾性片から各々延長され、円弧形状の内面を有する2つの把持片と、前記2つの把持片の端部から各々延長された円弧形状の内面を有する保持片と、を含み、
    前記弾性片と前記把持片との間には、内側に凹状に湾曲された形状の境界部が形成され、前記境界部は、前記弾性片と前記把持片の外面と内面を各々滑らかに連結して形成されることを特徴とする、請求項1に記載の安全ベルトリトラクタ
  15. 前記弾性片のウェブは、外側に凸状の円弧形状からなることを特徴とする、請求項14に記載の安全ベルトリトラクタ
  16. 前記弾性片及び前記把持片は、同じ幅からなることを特徴とする、請求項14に記載の安全ベルトリトラクタ
  17. 前記コネクタには、前記トーションバーに結合されるトーションバー結合管と、多数のクラッチローラと噛み合うローラ転動部とが形成され
    前記ローラ転動部の底面及び内側面周りには、内歯ギアが形成され、
    前記トーションバー結合管は中空部を有する六角柱形状に形成され、前記トーションバー結合管の外面には、1つ以上の結合突起が形成されることを特徴とする、請求項に記載の安全ベルトリトラクタ
  18. 前記結合突起は、前記トーションバー結合管の長手方向に沿って形成されたことを特徴とする、請求項17に記載の安全ベルトリトラクタ
  19. 前記結合突起は、前記ローラ転動部の反対側に向かって次第に細くなる形状を有することを特徴とする、請求項18に記載の安全ベルトリトラクタ
  20. 前記ベース部材には、中央内径を中心にして一面にギア部材が結合され、他面にコネクタが連結され、多数の円筒形クラッチローラが組立され
    前記ベース部材には、前記クラッチローラが嵌入されて固定される係止部が形成され、
    前記係止部は、第1開放部、第2開放部及び連結部からなることを特徴とする、請求項1に記載の安全ベルトリトラクタ
  21. 前記係止部は、前記中央内径の周りのフランジからコネクタ側に延長され、中央内径の内側に突出されることを特徴とする、請求項20に記載の安全ベルトリトラクタ
  22. 前記第2開放部は、中央内径の内側に形成され、前記第1開放部は、中央内径の外側に形成されることを特徴とする、請求項20に記載の安全ベルトリトラクタ
  23. 前記第2開放部は、前記第1開放部より大きく形成されることを特徴とする、請求項22に記載の安全ベルトリトラクタ
  24. 軸方向から見る時、前記第2開放部及び前記第1開放部は、対向する円弧形状で形成されることを特徴とする、請求項23に記載の安全ベルトリトラクタ
  25. 前記連結部の表面には、半球型の突起が形成されることを特徴とする、請求項20に記載の安全ベルトリトラクタ
  26. 前記中央内径の周りのフランジには、前記連結部の反対側に保持板が形成されたことを特徴とする、請求項21に記載の安全ベルトリトラクタ
  27. 軸方向から見る時、前記保持板は、内側に凸状の円弧形状であることを特徴とする、請求項26に記載の安全ベルトリトラクタ
  28. 前記連結部には、中央内径の周りに沿って延長リブが延長されるように形成されることを特徴とする、請求項24に記載の安全ベルトリトラクタ
  29. 前記ギア部材は、円板と、前記円板の一側面に突出されたピニオンギア及び前記円板の他側面に突出して形成された傾斜ギアを含むことを特徴とする、請求項に記載の安全ベルトリトラクタ
  30. 前記ベース部材は、中央に形成されている内径の一側面に延長され、前記クラッチローラが嵌入されて固定される係止部を形成されることを特徴とする、請求項29に記載の安全ベルトリトラクタ
  31. 前記係止部には、前記クラッチローラの外周面が前記コネクタと噛み合うように開放された第1開放部と、前記クラッチローラの外周面が前記ギア部材の傾斜ギアと接触するように開放された第2開放部が形成され、
    前記第1開放部と前記第2開放部との間に連結され、前記クラッチローラを安定に固定させる連結部と、が形成されることを特徴とする、請求項30に記載の安全ベルトリトラクタ
  32. 前記ギア部材の内径には、ベアリングが挿入されるベアリング固定溝を一定の深さで形成することを特徴とする、請求項31に記載の安全ベルトリトラクタ
  33. ウェビングが巻き取られるトーションバーと、
    前記トーションバーに連結されたギア部材と、
    前記ギア部材が結合されて前記トーションバーが貫通されるベース部材と、
    内部に移動案内孔が形成され、車両の急減速時にガスが供給されるシリンダーと、
    ガス供給時に前記ギア部材と噛み合って前記移動案内孔に沿って移動するように、長手方向に沿って側面にラックが形成されたピストンと、
    前記ピストンの底に一体に形成されて突出する円柱状のシーリング作用部と、及び
    前記シーリング作用部の外周と結合し、前記ピストンと前記シリンダーの内壁との間を密閉させるシーリング部と、含み、
    前記ベース部材には、前記ピストンがラックに係止されるように係止手段が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の安全ベルトリトラクタ
  34. 前記シーリング部は、Oリングであることを特徴とする、請求項33に記載の安全ベルトリトラクタ
  35. 前記シーリング部は、プラスティングコーティング部であることを特徴とする、請求項33に記載の安全ベルトリトラクタ
  36. 前記係止手段は、前記ピストンのラックと噛み合う形状の位置固定片であることを特徴とする請求項33に記載の安全ベルトリトラクタ
  37. 前記ベース部材には、前記ピストンを間に置いて前記位置固定片に対向する位置に前記ピストンと平行する面を有するガイド片が形成されることを特徴とする、請求項36に記載の安全ベルトリトラクタ
  38. 前記シリンダーには、前記ピストンを案内するガイドカバーが固定設置されていることを特徴とする、請求項37に記載の安全ベルトリトラクタ
  39. 前記ガイドドラムの一側に結合されるロッキングベースと、前記ロッキングベースの一側面に回転可能に結合されるロッキングクラッチと、前記ロッキングクラッチの一側面に所定の角度だけ回転可能に結合されるロックアームと、前記ロックアームの一面から突出された固定片と、前記ロックアームを復元させるためのバネと、を含み、
    前記バネの一端は前記ロッキングクラッチの中央部ボスに固定され、他端は固定片に固定されることを特徴とする、請求項1に記載の安全ベルトリトラクタ
  40. 前記ガイドドラムの一側に結合されるロッキングベースと、前記ロッキングベースの一側面に回転可能に結合されるロッキングクラッチと、前記ロッキングクラッチの一側面に所定の角度だけ回転可能に結合されるロックアームと、前記ロックアームの一面から突出された固定片と、前記ロックアームを復元させるためのバネと、を含み、
    前記バネの一端は前記ロッキングクラッチに形成されたストッパーに固定され、他端は固定片に固定設置されることを特徴とする請求項1に記載の安全ベルトリトラクタ
  41. 前記ガイドドラムの一側に結合されるロッキングベースと、前記ロッキングベースの一側面に回転可能に結合されるロッキングクラッチと、前記ロッキングクラッチの一側面に所定の角度だけ回転可能に結合されるロックアームと、ロックアームの回転中心を成すボスに係合されるように円弧形状形成され、前記円弧の両方へ延長されるバネと、を含み、
    前記バネの一端が前記ロックアームに固定され、前記バネの他端が前記ロッキングクラッチに固定されることを特徴とする、請求項1に記載の安全ベルトリトラクタ
  42. 前記ガイドドラムの一側に結合されるロッキングベースと、前記ロッキングベースの一側面に回転可能に結合されるロッキングクラッチと、前記ロッキングクラッチの一側面に所定の角度だけ回転可能に結合されるロックアームと、を含み、
    前記ロックアームの回転中心に一直線上に形成されるスリットと、
    前記スリットに嵌入されて前記ロックアームの一面に一直線上に固定されるバネと、を備えることを特徴とする、請求項1に記載の安全ベルトリトラクタ
  43. 前記ロックアームに固定されたバネの端部は、ロックアームの回転に従って一緒に回転する自由端であることを特徴とする、請求項41又は請求項42に記載の安全ベルトリトラクタ
  44. 記バネは、中途に円弧状の湾曲部が形成されることを特徴とする、請求項43に記載の安全ベルトリトラクタ
  45. 記バネは、複数の段が連続するように構成される階段形状で形成されたことを特徴とする、請求項44に記載の安全ベルトリトラクタ
  46. 前記バネは、板バネであることを特徴とする、請求項39、40、42の中でいずれの1項に記載の安全ベルトリトラクター。
  47. 前記バネは、トーションバネであることを特徴とする、請求項41に記載の安全ベルトリトラクター。
  48. 前記ロッキング部材には、リターンバネ挿入部とポール作動部とを具備した前記ロッキングベースが設置され、前記ポール作動部にポールが挿入され、
    前記ポールは、ポール本体部前記ポール本体部から突き出された連動ピンを備え、
    前記ポール本体部は、単一の曲面で形成されることを特徴とする、請求項1に記載の安全ベルトリトラクタ
  49. 前記ポール作動部には、前記単一の曲面のポール本体部を挿入して案内する案内溝が形成されていることを特徴とする、請求項48に記載の安全ベルトリトラクタ
  50. 前記ロッキングベースには、前記ロッキングベースと一体に設けられた肉補強部が形成されることを特徴とする、請求項49に記載の安全ベルトリトラクタ
  51. 前記単一の曲面で形成されたポール本体部の外径は、前記ポール作動部に形成された案内溝の内径と同一であるか小さく形成されることを特徴とする、請求項49に記載の安全ベルトリトラクタ
  52. 前記ロックアームの前面及び裏面には、各々2つの溝部が形成されていることを特徴とする、請求項51に記載の安全ベルトリトラクタ
  53. 前記ロックアームが嵌合される前記ロッキングクラッチ部分にフリクションバネ係止部が形成されることを特徴とする、請求項52に記載の安全ベルトリトラクタ
  54. 前記フリクションバネ係止部は、U字状からなることを特徴とする、請求項53に記載の安全ベルトリトラクタ
  55. 安全ベルトリトラクタの本体を構成するハウジングと、前記ハウジングに回転自在に結合されるガイドドラムと、前記ガイドドラムに挿入されるトーションバーと、前記ハウジングの一側に固定されるベース部材と、前記ハウジングの他側に設置されるロッキング部材と、前記ベース部材に固定されたギア部材を回転させるピストンが内蔵されたシリンダーとを備えた安全ベルトリトラクターのトーションバー支持構造であって、
    前記ギア部材に結合されるベアリング部材をさらに含み、
    前記ロッキング部材は、一端に突出形成されたカバー固定軸を有し、前記カバー固定軸の端部にキャップが結合され、
    前記トーションバーの軸方向モーメントの作用時、前記トーションバーの一端は前記ベアリング部材に支持され、前記トーションバーの他端はロッキング部材を介在したキャップにより支持されることを特徴とする、請求項1に記載の安全ベルトリトラクタ
  56. 前記ギア部材は、円板の一側面に突出形成されたピニオンギアと、前記円板の他側面に突出形成された傾斜ギアとからなり、
    前記傾斜ギアの内側には、前記ベアリング部材が挿入されるベアリング挿入溝が形成されることを特徴とする、請求項55に記載の安全ベルトリトラクタ
  57. 前記キャップは、前記カバー固定軸に嵌着されるように形成された挿入溝と、前記ロッキング部材の一側に固定されるメカニズムカバーの内側中央に形成されている溝に嵌着され固定される第1突出部とが一体に形成されることを特徴とする、請求項55に記載の安全ベルトリトラクタ
  58. 前記ベース部材に固定されたクラッチローラと噛み合うようにローラ転動部の内周面に形成される内歯ギアと、前記ローラ転動部の一側に延長され、前記トーションバーに固定されるトーションバー結合管とが形成されたコネクタをさらに備え、
    前記コネクタの内側面は、前記突起と密着することを特徴とする、請求項56又は請求項57に記載の安全ベルトリトラクタ
  59. 前記ベース部材には、中央内径の周りに形成されたフランジの一側面から延長突出された係止部及び前記係止部の表面に突出形成された突起が備えられ、
    前記突起は、前記ローラ転動部の内側面に密着して前記トーションバーを軸方向に支持することを特徴とする、請求項58に記載の安全ベルトリトラクタ
  60. 前記ベアリング部材は、前記トーションバーの円周方向に加えられる回転モーメントを支持することを特徴とする、請求項59に記載の安全ベルトリトラクター。
  61. 前記キャップは、前記トーションバーの円周方向に加えられる回転モーメントを支持することを特徴とする、請求項59に記載の安全ベルトリトラクター。
  62. 前記突起とコネクタは密着されて前記トーションバーの軸方向に加えられる回転モーメントを支持することを特徴とする、請求項59に記載の安全ベルトリトラクター。
  63. 前記ベアリング部材及び前記キャップは、合成樹脂材質からなることを特徴とする、請求項59に記載の安全ベルトリトラクタ
  64. 前記ロッキング部材に嵌入されて固定されるベースと、
    内側に前記ロッキング部材の固定部に結合される溝と第1突出部が形成されたキャップと、をさらに含み、
    前記ベースの一面から突出し、前記ベースと前記第1突出部の間でベース及び第1突出部と同心を有する円形形状であり、前記第1突出部の突出方向と同じ方向に突出した第2突出部を含むことを特徴とする、請求項1に記載の安全ベルトリトラクタ
  65. 前記ベースと前記第2突出部との間及び前記第2突出部と前記第1突出部との間の境界周りには、内側に面取り部が形成されたことを特徴とする、請求項64に記載の安全ベルトリトラクタ
  66. 前記ベースの外周面の一側には、突起部が半径方向に突出するように形成されることを特徴とする、請求項64に記載の安全ベルトリトラクタ
  67. 前記突起部は、台形形状からなることを特徴とする、請求項66に記載の安全ベルトリトラクタ
  68. 前記第1突出部には、内側溝が形成された1つ以上の一直線部を有し、各々異なる直線部は、曲線で連結されるように構成されることを特徴とする、請求項66に記載の安全ベルトリトラクタ
  69. 前記第1突出部の内側溝は、一直線部を有する半円形状で構成されることを特徴とする、請求項66に記載の安全ベルトリトラクタ
  70. 前記ハウジングの一側に組立され、内側にロッキングクラッチ組立部及びビークルセンサー組立部が形成されたメカニズムカバーにおいて、
    前記メカニズムカバーの内側中央にフリクションバネが組立される突出部が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の安全ベルトリトラクタ
  71. 前記突出部の周りには、バネ挿入溝が形成されていることを特徴とする、請求項70に記載の安全ベルトリトラクタ
  72. 前記メカニズムカバーの外側上面部は、外周より内側に凹設されて形成されることを特徴とする、請求項70に記載の安全ベルトリトラクタ
  73. ビークルセンサーと、前記ビークルセンサーを収容するメカニズムカバーと、を備え、
    前記メカニズムカバーの下部にビークルセンサーが内蔵されるように一面を開放させた収容部と、
    前記収容部の上下面に形成された固定孔と、
    前記ビークルセンサーの外側面に突出するように形成され、前記固定孔と結合する固定突起と、を含み、
    前記収容部に前記ビークルセンサーを挟み込んで結合されることを特徴とする、請求項1に記載の安全ベルトリトラクタ
  74. 前記収容部の内部には、内側に突出された段差が形成されていることを特徴とする、請求項73に記載の安全ベルトリトラクタ
  75. 前記収容部の内面には、前記固定孔から底面までガイド溝が形成され、前記ガイド溝を間に置いて内側に突出するガイドが形成されていることを特徴とする、請求項73または請求項74に記載の安全ベルトリトラクタ
  76. 前記メカニズムカバーの側面の一部と前記収容部の一側には、延長部が形成されることを特徴とする、請求項75に記載の安全ベルトリトラクタ
JP2007197540A 2007-05-18 2007-07-30 安全ベルトリトラクター Expired - Fee Related JP4189019B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020070048823A KR100878105B1 (ko) 2007-05-18 2007-05-18 안전벨트 리트랙터

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008285138A JP2008285138A (ja) 2008-11-27
JP4189019B2 true JP4189019B2 (ja) 2008-12-03

Family

ID=39719172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007197540A Expired - Fee Related JP4189019B2 (ja) 2007-05-18 2007-07-30 安全ベルトリトラクター

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8646717B2 (ja)
EP (1) EP1992528B1 (ja)
JP (1) JP4189019B2 (ja)
KR (1) KR100878105B1 (ja)
CN (1) CN101306676B (ja)
AT (1) ATE554977T1 (ja)
BR (1) BRPI0705972A2 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008059387B4 (de) * 2008-11-27 2018-06-28 Autoliv Development Ab Gurtaufroller mit einer Kraftbegrenzungseinrichtung und einer Straffeinrichtung
US8016343B2 (en) 2009-01-21 2011-09-13 Lippert Components Manufacturing, Inc. Retractable room actuation assembly for recreational vehicle
GB2472433B (en) * 2009-08-06 2011-06-29 Martin Baker Aircraft Co Ltd A pawl assembly
JP5456423B2 (ja) 2009-09-16 2014-03-26 芦森工業株式会社 シートベルト用リトラクタ
JP5518654B2 (ja) * 2010-09-17 2014-06-11 株式会社東海理化電機製作所 ウェビング巻取装置
CN102060217B (zh) * 2010-10-29 2014-06-18 宁波大叶园林工业有限公司 有球位置锁及多阻尼机构的绕管装置
KR101176787B1 (ko) * 2010-11-23 2012-08-24 주식회사 디비아이 프리텐셔너
JP5753736B2 (ja) * 2011-06-07 2015-07-22 芦森工業株式会社 シートベルト用リトラクタ
JP5734889B2 (ja) 2012-02-10 2015-06-17 株式会社東海理化電機製作所 プリテンショナ機構
JP2013184605A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Tokai Rika Co Ltd ウェビング巻取装置
JP5819331B2 (ja) * 2013-01-15 2015-11-24 株式会社東海理化電機製作所 ウェビング巻取装置
JP5924500B2 (ja) * 2013-01-31 2016-05-25 ブラザー工業株式会社 テープ印刷装置
CN104742856A (zh) * 2013-12-30 2015-07-01 常州博万达汽车安全设备有限公司 安全带卷收器
CN104742855A (zh) * 2013-12-30 2015-07-01 常州博万达汽车安全设备有限公司 安全带连接装置
CN104494558B (zh) * 2014-12-01 2017-09-12 延锋百利得(上海)汽车安全系统有限公司 一种具有限力停止功能的安全带卷收器
JP6509634B2 (ja) * 2015-05-22 2019-05-08 芦森工業株式会社 シートベルト用リトラクタ
JP6306537B2 (ja) 2015-05-29 2018-04-04 株式会社東海理化電機製作所 ウェビング巻取装置
CN105398417B (zh) * 2015-10-29 2018-04-20 北华航天工业学院 一种安全带卷收器
TWI756362B (zh) * 2017-02-13 2022-03-01 日商小糸電工股份有限公司 長條部件支撐裝置、後殼以及帶後殼座椅
US10399540B2 (en) 2017-03-28 2019-09-03 Joyson Safety Systems Acquisition Llc Seat belt retractor with energy absorbing mechanism
CN110962793B (zh) * 2018-09-28 2022-03-18 比亚迪股份有限公司 安全带卷绕装置及具有其的车辆
CN111115388B (zh) 2018-10-30 2021-11-19 陈金柱 紧固装置
US11014529B2 (en) 2019-04-30 2021-05-25 Joyson Safety Systems Acquisition Llc Seat belt retractor
CN112389364B (zh) * 2019-08-16 2022-03-18 比亚迪股份有限公司 安全带用卷绕器及车辆
CN111674355B (zh) * 2020-06-23 2024-05-03 浙江松原汽车安全系统股份有限公司 一种安装结构和卷收器
CN112683554A (zh) * 2021-01-28 2021-04-20 重庆长安汽车股份有限公司 一种安全带自锁锁舌动态性能测试装置及方法
CN115609949B (zh) * 2022-10-17 2023-06-16 浙江联洋新材料股份有限公司 一种预成型碳纤维编织物生产设备
US11975681B1 (en) * 2023-02-06 2024-05-07 Ford Global Technologies, Llc Load-limiting seatbelt retractor

Family Cites Families (48)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54138232A (en) * 1978-04-18 1979-10-26 Takada Kogyo Kk Emergency lock system belt takinggup motion
US4278216A (en) * 1979-04-19 1981-07-14 Juichiro Takada Double-safety emergency locking belt retractor
SE449722B (sv) * 1980-06-02 1987-05-18 Takata Kojyo Co Nodfallslasande upprullningsdon for fordonssekerhetsbelte
JPS5740456U (ja) * 1980-08-19 1982-03-04
EP0228114A1 (en) * 1982-04-20 1987-07-08 Ase (Uk) Limited Emergency locking vehicle seat belt retractor
DE3534048A1 (de) * 1985-09-24 1987-04-16 Trw Repa Gmbh Sicherheitsgurtaufroller mit rueckstrammeinrichtung
US4726540A (en) * 1986-11-17 1988-02-23 General Motors Corporation Variable sensitivity seat belt retractor
ATE81482T1 (de) * 1989-02-17 1992-10-15 Trw Repa Gmbh Sicherheitsgurtaufroller.
JP3093852B2 (ja) * 1992-01-30 2000-10-03 タカタ株式会社 シートベルトリトラクタ
GB9215855D0 (en) * 1992-07-25 1992-09-09 Bsrd Ltd Improvements to emergency locking passenger safety belt mechanisms
JP3322773B2 (ja) * 1994-07-06 2002-09-09 エヌエスケー・オートリブ株式会社 プリテンショナー付きシートベルト用リトラクター
WO1996003295A1 (en) * 1994-07-21 1996-02-08 Alliedsignal Inc. Seat belt retractor and improved sensing mechanism
US5495994A (en) * 1994-09-07 1996-03-05 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Inertia sensitive seat belt retractor
SE510896C2 (sv) * 1994-11-07 1999-07-05 Sungwoo Corp Bälteslåsanordning för användning i ett säkerhetsbältssytem i ett fordon
JP3609465B2 (ja) 1994-11-11 2005-01-12 エヌエスケー・オートリブ株式会社 プリテンショナー付きシートベルト用リトラクター
DE4442404C2 (de) * 1994-11-30 1999-07-01 Schaeffler Waelzlager Ohg Verdrehsicherung für einen Kunststoffkäfig eines Freilaufs
JP3787001B2 (ja) * 1996-05-24 2006-06-21 エヌエスケー・オートリブ株式会社 シートベルト用リトラクター
DE19758495C2 (de) * 1997-08-12 2003-12-04 Hs Tech & Design Sicherheitsgurtaufroller
JP3836971B2 (ja) 1998-02-05 2006-10-25 芦森工業株式会社 シートベルトリトラクタ
US5984223A (en) * 1998-06-05 1999-11-16 Takata Corporation Seat belt retractor and its spool
JP3980777B2 (ja) * 1998-11-02 2007-09-26 株式会社東海理化電機製作所 ウエビング巻取装置
BR9917124A (pt) * 1999-02-16 2001-11-06 Tokai Rika Co Ltd Elemento retrator em um sistema de cinto de segurança
JP3437488B2 (ja) 1999-02-16 2003-08-18 株式会社東海理化電機製作所 ウエビング巻取装置
JP3842622B2 (ja) 2001-11-13 2006-11-08 株式会社東海理化電機製作所 ウエビング巻取装置
JP2001151077A (ja) * 1999-02-26 2001-06-05 Takata Corp プリテンショナ
JP3645445B2 (ja) 1999-04-09 2005-05-11 株式会社東海理化電機製作所 ウエビング巻取装置
JP3607114B2 (ja) 1999-04-09 2005-01-05 株式会社東海理化電機製作所 ウエビング巻取装置
JP3628907B2 (ja) 1999-04-16 2005-03-16 株式会社東海理化電機製作所 ウエビング巻取装置
JP3490630B2 (ja) 1999-04-16 2004-01-26 株式会社東海理化電機製作所 プリテンショナー
GB2349119B (en) * 1999-04-21 2001-05-30 Breed Automotive Tech A sensor for a seat belt retractor
JP3885983B2 (ja) 1999-04-27 2007-02-28 芦森工業株式会社 シートベルトリトラクタ
JP3886665B2 (ja) * 1999-04-28 2007-02-28 芦森工業株式会社 シートベルトプリテンショナー
JP4785246B2 (ja) * 1999-12-15 2011-10-05 タカタ株式会社 シートベルト装置
JP3984061B2 (ja) 2002-01-25 2007-09-26 芦森工業株式会社 シートベルト用リトラクター
JP3996779B2 (ja) 2002-01-25 2007-10-24 芦森工業株式会社 シートベルト用リトラクター
JP3934483B2 (ja) 2002-05-21 2007-06-20 芦森工業株式会社 シートベルト用リトラクター
JP3938887B2 (ja) 2002-05-29 2007-06-27 芦森工業株式会社 シートベルト用リトラクター
US6698677B1 (en) * 2002-11-12 2004-03-02 H. Koch & Sons Co., Inc. Restraint pretensioner
JP4081359B2 (ja) 2002-11-28 2008-04-23 株式会社東海理化電機製作所 プリテンショナ装置
CN1511741A (zh) * 2002-12-30 2004-07-14 德尔斐自动化系统星宇株式会社 安全带收紧器的预张力器
JP4295552B2 (ja) * 2003-05-16 2009-07-15 株式会社東海理化電機製作所 ウエビング巻取装置
JP3798394B2 (ja) 2003-09-18 2006-07-19 株式会社東海理化電機製作所 プリテンショナー
JP2005271623A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Tokai Rika Co Ltd ウエビング巻取装置
JP4308699B2 (ja) * 2004-04-09 2009-08-05 株式会社東海理化電機製作所 ウエビング巻取装置
JP4471109B2 (ja) 2005-02-02 2010-06-02 株式会社東海理化電機製作所 プリテンショナ装置
JP2006213131A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Tokai Rika Co Ltd 固定具及びウエビング巻取装置
US7401815B2 (en) * 2005-03-17 2008-07-22 Antoliv Asp, Inc. Dual spool retractor seat belt system
KR100717678B1 (ko) 2005-11-07 2007-05-11 주식회사 엘지텔레콤 이동 통신 단말기의 착신 모드를 제어하기 위한 시스템 및방법

Also Published As

Publication number Publication date
EP1992528A3 (en) 2010-07-07
CN101306676A (zh) 2008-11-19
KR20080101564A (ko) 2008-11-21
CN101306676B (zh) 2012-01-11
BRPI0705972A2 (pt) 2009-03-17
JP2008285138A (ja) 2008-11-27
US20090057466A1 (en) 2009-03-05
EP1992528B1 (en) 2012-04-25
US8646717B2 (en) 2014-02-11
EP1992528A2 (en) 2008-11-19
KR100878105B1 (ko) 2009-01-14
ATE554977T1 (de) 2012-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4189019B2 (ja) 安全ベルトリトラクター
JP4907249B2 (ja) シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置
US7988084B2 (en) Device for pretensioning a seatbelt
JP4885764B2 (ja) ウエビング巻取装置
JP2007084042A (ja) ウエビング巻取装置
CN110520336A (zh) 包括活塞安全阀构件的安全带预紧式卷收器组件
JP4189015B2 (ja) 安全ベルトリトラクターのトーションバー支持構造
JP6096568B2 (ja) シートベルト用リトラクタ
JP2020511354A (ja) プリテンショナロッドを含むシートベルトプリテンションリトラクタアセンブリ
US6871877B2 (en) Safety belt apparatus
JP2001163179A (ja) シートベルト装置
KR100801603B1 (ko) 안전벨트 리트랙터의 회전 구조체
JP5246635B2 (ja) ウェビング巻取り装置
JP2006137290A (ja) ウエビング巻取装置
JP5203881B2 (ja) ウエビング巻取装置
JP6768149B2 (ja) シートベルト用リトラクタ
JP2013184605A (ja) ウェビング巻取装置
US20210129790A1 (en) Seat belt retractor
JP2006256514A (ja) ウエビング巻取装置
JPH01240345A (ja) シートベルト巻込装置
JP5210125B2 (ja) ウエビング巻取装置
KR100468925B1 (ko) 좌석벨트 리트랙터의 프리텐셔너
JPH0732295Y2 (ja) シートベルトプリローダ装置のためのシーブ構造
JPS6238843Y2 (ja)
WO2013058142A1 (ja) シートベルト用リトラクタ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080902

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130919

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees