JP5456423B2 - シートベルト用リトラクタ - Google Patents
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Description
例えば、下記特許文献1に記載されるように、センターピラーのインナーパネルの下部に形成された開口部の下端縁部の中央位置には、上方へ突出する締結片が形成されると共に、この開口部の上端縁部の中央位置近傍には、ネジ孔が形成されている。そして、シートベルト用リトラクタのベース板の下端部が、締結片の上端部にボルト・ナットによって締結される。また、このベース板の上端部が、断面クランク形状で車外側に張り出すように形成された取付板部材を介して、開口部上端縁部の中央位置に形成されたネジ孔にボルト・ナットによって締結されている。
先ず、本実施形態に係るシートベルト用リトラクタ1の概略構成について図1及び図2に基づき説明する。
図1は本実施形態に係るシートベルト用リトラクタ1の外観斜視図である。図2はシートベルト用リトラクタ1をユニット別に分解した斜視図である。
また、ロックユニット9は、ハウジングユニット5を構成するハウジング11の側壁部12に固設され、ウエビング3の急激な引き出しや車両の急激な加速度の変化に反応してウエビング3の引き出しを停止する起動動作を行う。
そして、ウエビング3が巻装される巻取ドラムユニット6は、ハウジングユニット5の側壁部12に固設されたロックユニット9とプリテンショナユニット7との間に回転自在に支持される。
次に、巻取ドラムユニット6の概略構成について図2乃至図5に基づいて説明する。
図3は巻取ドラムユニット6の斜視図である。図4はシートベルト用リトラクタ1の断面図である。図5は巻取ドラムユニット6、プリテンショナユニット7及び巻取バネユニット8の分解斜視図である。
また、フランジ部35の外周部は、アルミ材等により形成されて、内側面の外周部に該フランジ部35から外側に突出するワイヤ24が嵌め込まれる凸部38が形成された側面視略卵形のワイヤプレート25で覆われている。
次に、巻取バネユニット8の概略構成について図2、図4及び図5に基づいて説明する。
図2、図4及び図5に示すように、巻取バネユニット8は、渦巻バネを含む巻取付勢機構55と、この巻取付勢機構55を収容するバネケース56と、バネシャフト58と、から構成されている。そして、スチール材等で形成されるプリテンショナユニット7の外側面を構成するカバープレート57の各貫通孔51に、バネケース56の3箇所に設けられた各ナイラッチ8Aを介して固定される。そして、巻取ドラムユニット6のドラムシャフト22の先端部が、バネケース56内のバネシャフト58を介して渦巻バネに結合され、渦巻バネの付勢力によって巻取ドラムユニット6をウエビング3の巻取方向に常時付勢する構造とされている。
次に、プリテンショナユニット7の概略構成について図2、図4乃至図8に基づいて説明する。
図6はプリテンショナユニット7をハウジングユニット5への取り付け面側から見た斜視図である。図7はプリテンショナユニット7の一部切り欠き側面図である。図8は図6のプリテンショナユニット7を分解した分解斜視図である。
図5乃至図8に示すように、プリテンショナ機構17は、車両衝突時等にガス発生部材61を作動させ、このガスの圧力を利用して巻取ドラムユニット6のフランジ部27を介して該巻取ドラムユニット6をウエビング3の巻取方向に回転させる機構である。
ここで、ベースブロック体66内に配設される強制ロック機構53について図5乃至図8に基づいて説明する。
図7に示すように、ベースブロック体66には、強制ロック機構53を配設する凹部86が形成されて、該強制ロック機構53を構成するプッシュブロック87と、回転レバー88と、プッシュブロック87を回転レバー88側方向へ付勢するブロック付勢バネ87Aと、ギヤ側アーム89と、このギヤ側アーム89を回転レバー88側方向へ付勢する付勢バネ90とが配設されている。また、図6に示すように、このギヤ側アーム89には、ベースプレート65の外側から該強制ロック機構53を構成する連結シャフト91と、メカ側アーム92が接続されている。
続いて、プリテンショナ機構17を構成するパイプシリンダ62の構成及び取り付けについて図5乃至図8に基づいて説明する。
図5乃至図8に示すように、パイプシリンダ62は、スチールパイプ材等で略L字状に形成されている。そして、その一端側(図7中、下側折曲部分)は、略円筒状の収納部62Aが形成されて、ガス発生部材61を収納するように構成されている。このガス発生部材61は、火薬を含んでおり、図示省略の制御部からの着火信号により該火薬を着火させてガス発生剤の燃焼でガスを発生させるように構成されている。
次に、ハウジングユニット5の概略構成について図4、図9及び図10に基づいて説明する。
図9はハウジングユニット5の分解斜視図である。図10はシートベルト用リトラクタ1のロックユニット9を取り除いた状態の側面図である。
図9に示すように、ハウジングユニット5は、ハウジング11と、ブラケット133と、プロテクタ135と、パウル43と、パウルリベット136とから構成されている。
次に、車両衝突時等において、プリテンショナ機構17のガス発生部材61の作動によって起動する強制ロック機構53及びパウル43の動作について図11及び図12に基づいて説明する。図11はプリテンショナ機構17のガス発生部材61の作動によってピストン64が移動して、回転レバー88の下端部がギヤ側アーム89の先端部から外れた状態を示す説明図である。図12は図11に対応するパウル43の動作を示す説明図である。
3 ウエビング
5 ハウジングユニット
6 巻取ドラムユニット
7 プリテンショナユニット
8 巻取バネユニット
9 ロックユニット
11 ハウジング
12、13、14 側壁部
17 プリテンショナ機構
26 ラチェットギヤ
33 ピニオンギヤ体
43 パウル
53 ロック機構
61 ガス発生部材
62 パイプシリンダ
64 ピストン
68 クラッチ機構
89 ギヤ側アーム
91 連結シャフト
92 メカ側アーム
132 ボルト挿通孔
136 パウルリベット
143 アーム保護用折曲部
144B シャフト保護用折曲部
161 締結片
162 ボルト
163 ナット
Claims (2)
- ウエビングを巻回収納する巻取ドラムと、
前記巻取ドラムを相対向する一対の側壁部間に回転可能に支持するハウジングと、
車両衝突時に前記巻取ドラムを巻き取り方向に回転させて前記ウエビングを巻き取るプリテンショナ機構部と、
を備えたシートベルト用リトラクタにおいて、
前記プリテンショナ機構部は、前記ハウジングの前記一対の側壁部のうちの一方の側壁部の外側に取り付けられて前記車両衝突時に前記巻取ドラムをウエビングの巻き取り方向に回転させる駆動手段を有し、
前記巻取ドラムは、前記ハウジングの前記一対の側壁部のうちの他方の側壁部の内側に対向する端縁部外周に形成されたラチェットギヤを有し、
前記ハウジングの前記他方の側壁部の内側に一端側を軸支されて前記ラチェットギヤに係合しない位置に配置されたパウルと、
前記駆動手段の起動時に該駆動手段によって直接作動されて前記パウルを前記ラチェットギヤに係合した係合状態にロックするロッキング手段と、
を備え、
前記ロッキング手段は、
前記ハウジングの前記一方の側壁部の外側に一端側を軸支されるアーム部材と、
該ハウジングの前記他方の側壁部の内側に一端側を軸支されて前記パウルの前記ラチェットギヤに対して反対側の側面に当接する押圧部材と、
前記アーム部材と前記押圧部材とを連結する連結シャフトと、
該ハウジングの前記一方の側壁部の外側に設けられて前記駆動手段の起動時に該駆動手段によって直接作動され、前記アーム部材を回動させることで前記連結シャフトを介して前記押圧部材を前記ラチェットギヤ側に回動させて、該押圧部材を介して前記パウルを該ラチェットギヤに係合させる回動手段と、
を有し、
前記ハウジングは、
前記連結シャフトの外周面に対向する側壁部の前記ウエビングの引き出し方向に対して反対側端縁部に形成された車両へ取り付けるためのボルト挿通孔と、
該連結シャフトの外周面に対向する側壁部の内側から該連結シャフトの前記ボルト挿通孔側に対向するように延出されたシャフト保護用延出部と、
を有することを特徴とするシートベルト用リトラクタ。 - 前記ハウジングは、前記他方の側壁部の内側から前記押圧部材の前記パウルに対して反対側の側面に対向するように延出された押圧部材保護用延出部を有することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト用リトラクタ。
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