JP6306537B2 - ウェビング巻取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乗員に装着されるウェビングが巻取軸に巻取られるウェビング巻取装置に関する。
下記特許文献1に記載のセルフロッキングベルトリトラクタでは、ベルトシャフトにコントロールディスクが回転可能に組付けられており、ベルトシャフトとコントロールディスクとの間にスプリングが掛渡されている。
ここで、このセルフロッキングベルトリトラクタでは、ベルトシャフトにコントロールディスクが組付けられる前に、コントロールディスクにおける一対のピンの間にスプリングが掛渡される。さらに、ベルトシャフトにコントロールディスクが組付けられる際に、一方のピンがベルトシャフトに組付けられると共にコントロールディスクから分離されて、ベルトシャフトとコントロールディスクとの間にスプリングが掛渡される。
独国特許出願公開第102010025234号明細書
本発明は、上記事実を考慮し、巻取軸と回転体との間に付勢部材を容易に掛渡すことができるウェビング巻取装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のウェビング巻取装置は、乗員に装着されるウェビングが巻取られ、前記ウェビングが引出されることで引出方向に回転される巻取軸と、前記巻取軸に回転可能に組付けられる回転体と、前記巻取軸と前記回転体との間に掛渡されることで前記巻取軸に対し前記回転体を引出方向に付勢して前記巻取軸の回転に伴い前記回転体が回転可能にされ、付勢力に抗して前記巻取軸が前記回転体に対し引出方向に回転されることで前記巻取軸の引出方向への回転が制限される付勢部材と、前記巻取軸及び前記回転体の一方に設けられ、前記巻取軸に前記回転体が組付けられる前に前記付勢部材を長手方向外側に露出させた状態に保持可能にされる保持部と、前記巻取軸及び前記回転体の他方に設けられ、前記保持部に保持される前記付勢部材に長手方向外側から係合されることで前記巻取軸と前記回転体との間に前記付勢部材が掛渡される係合部と、を備えている。
請求項2に記載のウェビング巻取装置は、請求項1に記載のウェビング巻取装置において、前記保持部が前記付勢部材を長手方向において自然長にした状態に保持可能にされる。
請求項3に記載のウェビング巻取装置は、請求項1に記載のウェビング巻取装置において、前記保持部が前記付勢部材を長手方向において圧縮させた状態に保持可能にされる。
請求項4に記載のウェビング巻取装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のウェビング巻取装置において、前記保持部内に前記付勢部材が挿入されると共に、前記保持部内に傾斜面が設けられて前記付勢部材が長手方向外側に露出される。
請求項5に記載のウェビング巻取装置は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のウェビング巻取装置において、前記保持部が前記付勢部材を長手方向において湾曲させた状態に保持可能にされる。
請求項6に記載のウェビング巻取装置は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のウェビング巻取装置において、前記巻取軸に前記保持部が設けられる場合に前記保持部が前記付勢部材を引出方向側に露出させると共に、前記回転体に前記保持部が設けられる場合に前記保持部が前記付勢部材を引出方向とは反対側に露出させる。
請求項1に記載のウェビング巻取装置では、乗員に装着されるウェビングが巻取軸に巻取られており、ウェビングが引出されることで巻取軸が引出方向に回転される。さらに、巻取軸に回転体が回転可能に組付けられており、巻取軸と回転体との間に付勢部材が掛渡されることで、付勢部材が巻取軸に対し回転体を引出方向に付勢して、巻取軸の回転に伴い回転体が回転可能にされる。また、付勢部材の付勢力に抗して巻取軸が回転体に対し引出方向に回転されることで、巻取軸の引出方向への回転が制限される。
ここで、巻取軸及び回転体の一方に保持部が設けられると共に、巻取軸及び回転体の他方に係合部が設けられている。さらに、巻取軸に回転体が組付けられる前に保持部が付勢部材を長手方向外側に露出させた状態に保持可能にされており、保持部に保持される付勢部材に長手方向外側から係合部が係合されることで、巻取軸と回転体との間に付勢部材が掛渡される。
このため、保持部に保持される付勢部材に長手方向外側から係合部を容易に係合でき、巻取軸と回転体との間に付勢部材を容易に掛渡すことができる。
請求項2に記載のウェビング巻取装置では、保持部が付勢部材を長手方向において自然長にした状態に保持可能にされる。このため、保持部に付勢部材を容易に保持させることができる。
請求項3に記載のウェビング巻取装置では、保持部が付勢部材を長手方向において圧縮させた状態に保持可能にされる。このため、保持部による付勢部材の保持力を大きくできる。
請求項4に記載のウェビング巻取装置では、保持部内に付勢部材が挿入されると共に、保持部内に傾斜面が設けられて付勢部材が長手方向外側に露出される。このため、簡単な構成で付勢部材を長手方向外側に露出させることができる。
請求項5に記載のウェビング巻取装置では、保持部が付勢部材を長手方向において湾曲させた状態に保持可能にされる。このため、保持部に付勢部材を容易に保持させることができる。
請求項6に記載のウェビング巻取装置では、巻取軸に保持部が設けられる場合に保持部が付勢部材を引出方向側に露出させると共に、回転体に保持部が設けられる場合に保持部が付勢部材を引出方向とは反対側に露出させる。このため、保持部に保持される付勢部材に長手方向外側から係合部を容易に係合させることができる。
本発明の実施形態に係るウェビング巻取装置を示す前側、左側かつ上側の斜め方向から見た分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るウェビング巻取装置の主要部を示す左側から見た分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るウェビング巻取装置の主要部を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るウェビング巻取装置の変形例を示す断面図である。
図1には、本発明の実施形態に係るウェビング巻取装置10が前側、左側かつ上側の斜め方向から見た分解斜視図にて示されている。なお、図面では、ウェビング巻取装置10の前方(例えば車両前方)を矢印FRで示し、ウェビング巻取装置10の右方(例えば車両右方)を矢印RHで示し、上方を矢印UPで示す。
図1に示す如く、本実施形態に係るウェビング巻取装置10は、断面U字形板状のフレーム12を備えている。フレーム12には、上方において、背板12Aが設けられており、フレーム12が背板12Aにおいて車体に固定されることで、ウェビング巻取装置10が車体に設置されている。フレーム12には、左方及び右方において、それぞれ脚板12B及び脚板12Cが設けられており、脚板12Bと脚板12Cとは、互いに左右方向において対向している。
脚板12B及び脚板12Cには、それぞれ略円状の配置孔14及び配置孔16が貫通形成されており、配置孔14と配置孔16とは、互いに左右方向において対向している。また、配置孔14の外周全体には、ラチェット歯14A(内歯)が形成されている。
フレーム12の脚板12Bと脚板12Cとの間には、略円柱状の巻取軸18が設けられており、巻取軸18の脚板12B側の一端は、脚板12Bの配置孔14内に配置されると共に、巻取軸18の脚板12C側の他端は、脚板12Cの配置孔16内に配置されている。巻取軸18の軸方向は、左右方向に平行に配置されており、巻取軸18は、周方向に回転可能にされている。
巻取軸18の一端以外の部分には、巻取部材としての略円筒状のスプール20が設けられており、スプール20には、長尺帯状のウェビング22(ベルト)が基端側から巻取られている。スプール20が巻取方向(周方向一方であり図1等の矢印Aの方向)に回転された際には、スプール20にウェビング22が巻取られる。一方、スプール20からウェビング22が引出された際には、スプール20が引出方向(周方向他方であり図1等の矢印Bの方向)に回転される。ウェビング22は、フレーム12から前側に延出されており、ウェビング22は、車両のシートに着座した乗員に装着可能にされている。
スプール20内には、連結部材としての長尺略円柱状のトーションシャフト24が同軸上に挿入されており、トーションシャフト24の脚板12B側の一端部は、スプール20の脚板12B側に延出されている。トーションシャフト24の脚板12C側の他端側部分は、スプール20の他端に一体回転可能に結合されており、トーションシャフト24は、スプール20と一体回転可能にされている。
巻取軸18の一端には、規制部材としての略円板状のロックベース26が設けられており、ロックベース26には、トーションシャフト24の一端部が同軸上に貫通されている。ロックベース26は、トーションシャフト24に一体回転可能に結合されており、ロックベース26は、トーションシャフト24及びスプール20と一体回転可能にされている。
ロックベース26には、収容部としての収容孔28が形成されており、収容孔28のロックベース26径方向外側の部分は、スプール20とは反対側及びロックベース26の径方向外側に開放されている。
ロックベース26には、保持部としての断面矩形状の保持溝30(図2参照)が形成されており、保持溝30は、ロックベース26の周方向に延伸されると共に、スプール20とは反対側に開放されている。保持溝30の巻取方向側の面は、平面状の係止面32にされており、係止面32は、ロックベース26の周方向に垂直に配置されている。保持溝30の引出方向側の端部には、略台形柱状の露出部34が設けられており、露出部34は、保持溝30のスプール20側、ロックベース26径方向両側及び引出方向側の面と一体にされている。露出部34のスプール20とは反対側の面は、平面状の傾斜面34Aにされており、傾斜面34Aは、巻取方向へ向かうに従いスプール20側へ向かう方向に傾斜されている。露出部34の巻取方向側の面は、平面状の段差面34Bにされており、段差面34Bは、ロックベース26の周方向に垂直に配置されている。
スプール20の他端には、巻取付勢手段としての付勢機構(図示省略)が連結されており、付勢機構は、フレーム12の脚板12C外側に配置されている。付勢機構は、スプール20を巻取方向へ付勢しており、これにより、ウェビング22にスプール20への巻取方向への付勢力が作用されている。
スプール20のロックベース26側には、制限手段としてのロック機構36が設けられている。
ロック機構36には、移動部材としての長尺板状のロックパウル38が設けられており、ロックパウル38は、ロックベース26の収容孔28に移動可能に収容されている。ロックパウル38の一端には、ロック歯38Aが形成されており、ロック歯38Aは、ロックベース26の径方向外側に露出されている。ロックパウル38には、移動部としての円柱状の移動軸38Bが一体に設けられており、移動軸38Bは、ロックベース26のスプール20とは反対側に突出されている。
ロック機構36には、検出手段としてのセンサ機構40が設けられており、センサ機構40は、フレーム12の脚板12B外側に配置されている。
センサ機構40には、略有底円筒状のセンサホルダ42が設けられており、センサホルダ42は、内部が脚板12B側に開口されると共に、脚板12Bに固定されている。センサホルダ42の脚板12Bとは反対側には、略有底円筒状のセンサカバー44が設けられており、センサカバー44は、内部が脚板12B側に開口されてセンサホルダ42を収容すると共に、脚板12Bに固定されている。
センサホルダ42内には、回転体としての有底円筒状のVギヤ46が設けられており、Vギヤ46内は、センサホルダ42の底壁側に開口されている。Vギヤ46は、底壁46Aにおいて、トーションシャフト24の一端部に同軸上にかつ回転可能に支持されており、Vギヤ46は、ロックベース26のスプール20とは反対側に配置されている。
Vギヤ46の底壁46Aには、作動部としての長尺の作動溝(図示省略)が形成されており、作動溝は、ロックベース26側に開放されて、ロックパウル38の移動軸38Bが移動可能に挿入されている。Vギヤ46の底壁46Aには、係合部としての断面U字形板状の係合枠46B(図3参照)が一体に設けられており、係合枠46Bは、ロックベース26側に突出されると共に、内部がロックベース26側及び巻取方向側に開放されている。
Vギヤ46の係合枠46B(係合枠46B内)とロックベース26(保持溝30)の係止面32との間には、付勢部材としての圧縮コイルスプリング48が掛渡されており、圧縮コイルスプリング48は、径方向に曲げられて、長手方向(軸方向)がロックベース26及びVギヤ46の周方向に沿って湾曲されると共に、保持溝30に収容されている。圧縮コイルスプリング48は、長手方向において圧縮変形されて、Vギヤ46をロックベース26に対し引出方向へ付勢しており(ロックベース26をVギヤ46に対し巻取方向へ付勢しており)、圧縮コイルスプリング48は、付勢力によってVギヤ46の作動溝の長手方向一端にロックパウル38の移動軸38Bを当接させている。これにより、圧縮コイルスプリング48の付勢力によるVギヤ46のロックベース26に対する引出方向への回転が係止されており、Vギヤ46は、ロックベース26の回転に伴い回転可能にされている。
Vギヤ46がトーションシャフト24の一端部に組付けられる(支持される)前には、ロックベース26における保持溝30の係止面32と露出部34との間に、圧縮コイルスプリング48が長手方向において湾曲されると共に長手方向寸法を自然長にされた状態で収容されることで、圧縮コイルスプリング48の付勢力(径方向への弾性復元力)によって保持溝30に圧縮コイルスプリング48が露出部34側(引出方向側、長手方向外側)に露出された状態に保持可能にされている(図3参照)。
Vギヤ46の底壁46Aには、円柱状の揺動軸46Cが一体に設けられており、揺動軸46Cは、Vギヤ46の中心軸線に対しずれた位置において、Vギヤ46内へVギヤ46の中心軸線に平行に突出されている。また、Vギヤ46の外周全体には、ラチェット歯46D(外歯)が形成されている。
Vギヤ46の揺動軸46Cには、第1作動部材としてのWパウル50が揺動(変位)可能に支持されており、Wパウル50とVギヤ46との間には、復帰付勢手段としてのコイル状のリターンスプリング52が掛渡されている。リターンスプリング52は、Wパウル50を復帰方向(図1の矢印Cの方向)へ付勢しており、リターンスプリング52の付勢力によるWパウル50の復帰方向への揺動は、Vギヤ46によって係止されている。Vギヤ46が急激に引出方向へ回転された際には、Wパウル50が、Vギヤ46に対する巻取方向への慣性力によって、リターンスプリング52の付勢力に抗してVギヤ46に対し作動方向(図1の矢印Dの方向)に揺動されることで、Wパウル50がセンサホルダ42に係合して、Vギヤ46の引出方向への回転が係止される。
センサホルダ42の後端部には、加速度センサ54が設けられている。加速度センサ54には、断面L字形板状のハウジング56が設けられており、ハウジング56には、下壁と側壁(後壁)とが設けられている。ハウジング56の下壁上面には、凹状の湾曲面56Aが設けられており、湾曲面56A上には、第2作動部材としての球状のボール58が載置されている。ボール58の上側には、略板状のレバー60が載置されており、レバー60は、基端において、ハウジング56の側壁に回動可能に支持されている。レバー60の先端の上側には、Vギヤ46が配置されており、ボール58がハウジング56の湾曲面56A上を転動されて上昇(変位)される際には、レバー60が、ボール58によって上側に回動されて、先端をVギヤ46のラチェット歯46Dに噛合されることで、Vギヤ46の引出方向への回転が係止される。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成のウェビング巻取装置10では、巻取軸18のスプール20、トーションシャフト24及びロックベース26が一体回転可能にされると共に、Vギヤ46がロックベース26の回転に伴い回転可能にされている。
また、ウェビング22が引張られて、スプール20が付勢機構の付勢力に抗して引出方向へ回転されることで、ウェビング22が、スプール20から引出されて、乗員に装着される。さらに、ウェビング22が乗員に装着された際には、付勢機構の付勢力によって、ウェビング22にスプール20への巻取力が作用されて、ウェビング22の弛みが除去される。
車両の緊急時(例えば急減速時)には、加速度センサ54において、ボール58が慣性力によってハウジング56の湾曲面56A上を転動されて上昇されることで、レバー60が、ボール58によって上側に回動されて、先端をVギヤ46のラチェット歯46Dに噛合される。このため、Vギヤ46の引出方向への回転が係止される。
車両の緊急時(例えば急減速時)には、乗員が慣性力によって移動されて、乗員によってウェビング22がスプール20から急激に引出されることで、スプール20及びVギヤ46が急激に引出方向に回転される。このため、Wパウル50が、Vギヤ46に対する巻取方向への慣性力によって、リターンスプリング52の付勢力に抗してVギヤ46に対し作動方向に揺動されることで、Wパウル50がセンサホルダ42に係合して、Vギヤ46の引出方向への回転が係止される。
上述の如くVギヤ46の引出方向への回転が係止された際には、スプール20及びロックベース26がVギヤ46に対し圧縮コイルスプリング48の付勢力に抗して引出方向へ回転されることで、ロックパウル38の移動軸38BがVギヤ46の作動溝の長手方向他端側に移動されて、ロックパウル38がロックベース26の径方向外側へ移動される。これにより、ロックパウル38のロック歯38Aがフレーム12(脚板12B)のラチェット歯14Aに噛合されて、ロックベース26及びスプール20の引出方向への回転が制限されることで、スプール20からのウェビング22の引出しが制限されて、ウェビング22によって乗員が拘束される。
ところで、Vギヤ46がトーションシャフト24の一端部に支持されており、Vギヤ46の底壁46Aの係合枠46Bとロックベース26の保持溝30の係止面32との間に圧縮コイルスプリング48が掛渡されている。
ここで、Vギヤ46がトーションシャフト24の一端部に組付けられる前には、保持溝30の係止面32と露出部34との間に圧縮コイルスプリング48が収容されることで、保持溝30に圧縮コイルスプリング48が露出部34側に露出された状態に保持可能にされている。このため、保持溝30に露出部34側へ露出された状態に保持された圧縮コイルスプリング48に露出部34側から係合枠46Bが係合されることで、Vギヤ46(係合枠46B)とロックベース26(係止面32)との間に圧縮コイルスプリング48が掛渡される(図3参照)。
これにより、保持溝30に保持される圧縮コイルスプリング48に露出部34側から係合枠46Bを容易に係合でき、Vギヤ46とロックベース26との間に圧縮コイルスプリング48を容易に掛渡すことができる。
さらに、圧縮コイルスプリング48がVギヤ46をロックベース26に対し引出方向へ付勢しており、保持溝30に圧縮コイルスプリング48が保持される際には、圧縮コイルスプリング48が引出方向側(露出部34側)に露出される。このため、保持溝30に保持される圧縮コイルスプリング48に係合枠46Bを引出方向側から係合させることができ、圧縮コイルスプリング48に係合枠46Bを一層容易に係合できて、Vギヤ46とロックベース26との間に圧縮コイルスプリング48を一層容易に掛渡すことができる。
また、保持溝30がロックベース26の周方向に延伸されて長手方向において湾曲されており、保持溝30に圧縮コイルスプリング48が長手方向において湾曲された状態で収容されることで、圧縮コイルスプリング48の付勢力(径方向への弾性復元力)によって保持溝30に圧縮コイルスプリング48が保持可能にされている。このため、保持溝30に圧縮コイルスプリング48を長手方向において湾曲させた状態に収容することで、保持溝30に圧縮コイルスプリング48を保持させることができ、保持溝30に圧縮コイルスプリング48を容易に保持させることができる。
さらに、保持溝30の係止面32と露出部34との間に圧縮コイルスプリング48が長手方向寸法を自然長にされた状態で保持可能にされている。このため、保持溝30に圧縮コイルスプリング48を保持させる際に圧縮コイルスプリング48を長手方向において圧縮させる必要をなくすことができ、保持溝30に圧縮コイルスプリング48を一層容易に保持させることができる。
また、保持溝30に圧縮コイルスプリング48が保持される際には、露出部34の傾斜面34Aによって圧縮コイルスプリング48が露出部34側に露出される。このため、簡単な構成で圧縮コイルスプリング48を露出部34側に露出させることができる。
さらに、露出部34がロックベース26の保持溝30形成部分を補強している。このため、ロックベース26の保持溝30形成部分の強度を高くできる。
しかも、露出部34に段差面34Bが設けられて、露出部34のロックベース26軸方向寸法が大きくされている。このため、露出部34がロックベース26の保持溝30形成部分を効果的に補強でき、ロックベース26の保持溝30形成部分の強度を効果的に高くできる。
なお、本実施形態では、露出部34に段差面34Bを設けた。しかしながら、図4に示す如く、露出部34に段差面34Bを設けなくてもよい。これにより、保持溝30に保持される圧縮コイルスプリング48を露出部34側に一層露出させることができ、圧縮コイルスプリング48に露出部34側から係合枠46Bを一層容易に係合できる。
また、本実施形態では、保持溝30に露出部34を設けた。しかしながら、保持溝30に露出部34を設けなくてもよい。
さらに、本実施形態では、保持溝30の係止面32と露出部34との間に圧縮コイルスプリング48が長手方向寸法を自然長にされた状態で保持可能にされる。しかしながら、保持溝30の係止面32と露出部34との間に圧縮コイルスプリング48が長手方向において圧縮された状態で保持可能にされてもよい。これにより、係止面32と露出部34との間への圧縮コイルスプリング48の保持力を大きくできる。さらに、この場合、係止面32と露出部34との間に圧縮コイルスプリング48が長手方向において湾曲されない状態で保持可能にされてもよい。
また、本実施形態では、ロックベース26に保持溝30を設けると共に、Vギヤ46に係合枠46Bを設けた。しかしながら、Vギヤ46に保持溝30を設けると共に、ロックベース26に係合枠46Bを設けてもよい。この場合、Vギヤ46に圧縮コイルスプリング48が保持された際に圧縮コイルスプリング48が巻取方向側に露出されてもよい。
さらに、本実施形態では、ロックベース26に保持溝30を設けて、保持溝30に係止面32と露出部34とを設けた。しかしながら、ロックベース26又はVギヤ46に係止面32と露出部34とを突出させて設けてもよい。
10 ウェビング巻取装置
18 巻取軸
22 ウェビング
30 保持溝(保持部)
34A 傾斜面
46 Vギヤ(回転体)
46B 係合枠(係合部)
48 圧縮コイルスプリング

Claims (6)

  1. 乗員に装着されるウェビングが巻取られ、前記ウェビングが引出されることで引出方向に回転される巻取軸と、
    前記巻取軸に回転可能に組付けられる回転体と、
    前記巻取軸と前記回転体との間に掛渡されることで前記巻取軸に対し前記回転体を引出方向に付勢して前記巻取軸の回転に伴い前記回転体が回転可能にされ、付勢力に抗して前記巻取軸が前記回転体に対し引出方向に回転されることで前記巻取軸の引出方向への回転が制限される付勢部材と、
    前記巻取軸及び前記回転体の一方に設けられ、前記巻取軸に前記回転体が組付けられる前に前記付勢部材を長手方向外側に露出させた状態に保持可能にされる保持部と、
    前記巻取軸及び前記回転体の他方に設けられ、前記保持部に保持される前記付勢部材長手方向外側に露出された部分に係合されることで前記巻取軸と前記回転体との間に前記付勢部材が掛渡される係合部と、
    を備えたウェビング巻取装置。
  2. 前記保持部が前記付勢部材を長手方向において自然長にした状態に保持可能にされる請求項1記載のウェビング巻取装置。
  3. 前記保持部が前記付勢部材を長手方向において圧縮させた状態に保持可能にされる請求項1記載のウェビング巻取装置。
  4. 前記保持部内に前記付勢部材が挿入されると共に、前記保持部内に傾斜面が設けられて前記付勢部材が長手方向外側に露出される請求項1〜請求項3の何れか1項記載のウェビング巻取装置。
  5. 前記保持部が前記付勢部材を長手方向において湾曲させた状態に保持可能にされる請求項1〜請求項4の何れか1項記載のウェビング巻取装置。
  6. 前記巻取軸に前記保持部が設けられる場合に前記保持部が前記付勢部材を引出方向側に露出させると共に、前記回転体に前記保持部が設けられる場合に前記保持部が前記付勢部材を引出方向とは反対側に露出させる請求項1〜請求項5の何れか1項記載のウェビング巻取装置。
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