JPS6154615B2 - - Google Patents

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JPS6154615B2
JPS6154615B2 JP53090555A JP9055578A JPS6154615B2 JP S6154615 B2 JPS6154615 B2 JP S6154615B2 JP 53090555 A JP53090555 A JP 53090555A JP 9055578 A JP9055578 A JP 9055578A JP S6154615 B2 JPS6154615 B2 JP S6154615B2
Authority
JP
Japan
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pawl
cam
reel
housing
carrier
Prior art date
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Expired
Application number
JP53090555A
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English (en)
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JPS5472819A (en
Inventor
Tanaka Akira
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
American Safety Equipment Corp
Original Assignee
American Safety Equipment Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by American Safety Equipment Corp filed Critical American Safety Equipment Corp
Publication of JPS5472819A publication Critical patent/JPS5472819A/ja
Publication of JPS6154615B2 publication Critical patent/JPS6154615B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/44Belt retractors, e.g. reels with means for reducing belt tension during use under normal conditions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/44Belt retractors, e.g. reels with means for reducing belt tension during use under normal conditions
    • B60R2022/4446Belt retractors, e.g. reels with means for reducing belt tension during use under normal conditions using one spring and one additional retraction device in series
    • B60R2022/4453Belt retractors, e.g. reels with means for reducing belt tension during use under normal conditions using one spring and one additional retraction device in series the additional retraction device being a second spring

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、非常時にロツクする安全ベルト引込
器用の引込機構、さらに詳しくはこのような引込
器に用いられる安全ベルトおよびハーネス帯の使
用中に通常生じるリールの回転運動に応じて2つ
の異なる大きさのリール巻戻し偏倚力のいずれか
一方を安全ベルト引込器のリールに選択的に作用
させて、車両の乗員を非常状態の間に座席に保持
することができる引込機構に関する。
今までに採用された各種の型式の複引張り安全
ベルト引込器の機構は、引込器に対するベルトの
通常の引出しおよび引込みの間に主ばねの巻戻し
偏倚力を安全ベルトのリールに選択的に作用さ
せ、またシートベルトが車両の乗員に使用されて
いる間は弱い張力を安全ベルトに作用させるもの
であつた。現在周知のように、安全ベルトの引出
しとリールの繰り出し運動が緊急事態発生の時に
のみ阻止されるような非常ロツクの型式の引込器
に安全ベルトが使用されている場合に自動車の乗
員の拘束用の安全帯の胸部ベルトの張力を減少さ
せることが望ましい。安全ベルトは通常の着用状
態の間には繰出し運動を阻止されないので、この
ような安全ベルトに使用する車両の乗員に対して
安全ベルトが弛緩するのを阻止するため巻戻し偏
倚力を連続的に引込器のリールに作用させるのが
好ましい。さらに、また当該分野において周知の
ように、安全ベルトの使用中に、安全ベルトの弛
緩を阻止するこのような巻戻し偏倚力は、安全ベ
ルトを使用しないときに安全ベルトを引込器のリ
ールに巻き戻すため通常作用する値よりも小さい
値であるのが好ましい。
これらの従来の型式の複引張り引込器は非常ロ
ツクの安全ベルト引込器用の複引張り機構に対し
商業上実用的で満足な解決であると思われるが、
従来の型式のものよりも安価に製作できてかさば
らない簡単に操作できる引込器を設計することが
望ましいと認識されてきた。
したがつて、本発明の主な目的は、従来周知の
複引張り引込機構より簡易な方法で安価に製作可
能なこじんまりした形状の複引張り引込機構を開
示し、かつ提供することであり、この複引張り引
込機構は車両用の非常ロツク安全ベルト引込器に
関連して使用するのに適し、関連の安全ベルトが
引込器に対し通常は自由に引出しおよび引込めら
れ、また引込機構の弱い張力の作動モードは、主
動力ばねの偏倚力が再び作用するのに先立つて弱
い張力ばねの偏倚力のもとでリールの一回転以上
の引込み回転の延長作動域を備えている。
概略的に述べると、本発明の複引張り引込機構
の改良は、動力ばね収納室を提供する関連のハウ
ジング内において引込器のリールシヤフトの端部
に回転可能に取り付けられたつめ担持体であつ
て、動力ばねが該ハウジングおよびつめ担持体に
作動可能に関連して該動力ばね収納室内に配置さ
れて引込器のリールの巻戻しを生じさせる方向に
通常は該つめ担持体を偏倚させ、リールシヤフト
に取付けたカムに係合することによりリールを偏
倚させるように作用するつめ担持体と、該つめ担
持体と一緒に、および該つめ担持体に対して回転
するように該つめ担持体上に枢着され、該ハウジ
ングの内部表面のまわりに形成されたラチエツト
装置と選択的に係合可能なつめ装置と、該ラチエ
ツト装置へ向かつて該つめ担持体に関して該つめ
を偏倚させる装置と、使用位置への安全ベルトの
引出し後のリールの僅かな巻戻し運動の際にラチ
エツト装置との係合をさせることを条件として該
ラチエツト装置と係合しないように該つめを通常
保持する、該ハウジングに取り付けられた、つめ
消音器リング装置と、前記のように該つめ担持体
と共同作動して主動力ばねの偏倚力をリールシヤ
フトに作用させ、かつ該つめと係合し、また弱い
張力作動モードの終了時に該つめを該ラチエツト
装置から解放させる、リールシヤフトに取り付け
られたカム装置と、該つめ担持体が該つめとラチ
エツト装置との係合により静止して保持される際
に該リールをベルト巻戻し方向に偏倚させ、また
主動力ばねの偏倚力をしや断する、該つめ担持体
と前記カム装置との間に連結された、弱い引張ば
ねと、リールの所定量のベルト巻込み運動に応じ
てリールシヤフトに取付けのカムと係合する、該
つめに設けられたカム従節装置とを提供すること
を含む。代替的な実施例においては、弱い引張り
モードの間におけるリール巻込み回転の範囲は第
2カムを設けることによりほぼ13/4回転まで拡げ
られ、該第2カムは前記リールシヤフトに取付け
のカムとつめ担持体との間に挟まれて、つめと係
合し、また関連のラチエツト装置に対して該つめ
を解放させる前に、該リールシヤフトに取付けの
カムの一層大きい巻戻し回転を必要とする。
初めに第1図を参照すると、非常ロツク車両慣
性応答の安全ベルト引込器が全体を参照番号10で
指示され、底部14と一体に形成された側壁1
2,13を有するU字型の引込器フレームを含
み、該底部14に設けられた取付け孔15は該引
込器を車両内の適所に取付け、全体を参照番号17
で指示する関連のリール上に安全ベルトすなわち
ハーネス帯ひも16を引つ込めて留める。第1図
と第2図に認められるように、安全ベルトのリー
ル17はリールシヤフト20に取り付けられた一
対のラチエツト18と19を含み、該リールシヤ
フトは、引込器の側壁に装架されたブシユに第2
図の軸受部分21のような軸受部分により両端を
軸受され、ブシユ22は第2図において側壁13
に取り付けられている。以下に論じるように、リ
ールシヤフト20は、さらに長方形の端部分23
と、さらにその先の円筒形状の延長部分24を備
え、以下に説明する本発明の実施例の複引張り引
込機構の構成要素と協同する。
第1図において全体を参照番号10で指示する安
全ベルト引込器は車両慣性応答型式であつて、側
壁12と13との間に枢着されたロツクバー25
は、側壁12と13との間に固定された横バー2
9から心棒28と頭部26により吊り下げられた
振り子27の頭部26による作動に応答して通常
のようにラチエツト18と19にロツク係合する
ように傾動可能である。当該分野で周知のよう
に、車両の急な減速の場合のように車両の慣性が
急に変化する場合、振り子27が揺動して、その
関連の頭部26がロツクバー25を傾動させてラ
チエツト18と19にロツク係合させる。しかし
ながら、通常の車両運転中は、全体を参照番号17
で指示する安全ベルトのリールは関連の引込機構
の偏倚力を受けて自由にベルトを巻き込みおよび
繰り出す。このことは、本発明において特に意図
しているように、現在当該分野においても周知で
あるような胸ベルトまたはハーネスとして安全ベ
ルト16を使用する間に、安全ベルト16に対し
て弱い張力の作動モードで、安全ベルトまたはハ
ーネスを使用したままの乗員の運動を許容するこ
とになる。
さて第2図から第7図を参照すると、第1実施
例の安全ベルト引込器が全体を参照番号10で指示
され、該円筒状カツプ本体がハウジングのフラン
ジ34を安全ベルト引込器の側壁13に固定され
るねじまたはボルトのような適当な締め具33に
より固定されるようにされた円筒状のカツプ本体
32を有するハウジング31を含む。第2図にお
いてまた第7図においてばねを取除いた分解関係
から認められるように、ハウジング31が、以下
に十分に説明するように、主動力ばね40、つめ
担持体50、弱い引張ばね60、リールシヤフト
で作動されるカム70、つめ80、つめ消音リン
グ90を含む本実施例の複引張引込機構の主な構
成要素を囲む。
主動力ばね40は好適には現在産業界において
周知のデザインの一定張力のコイルばねであり、
ハウジングとつめ担持体50によりハウジング3
1内に形成される室内に設けられ、ばねの外端4
1はハウジングのみぞ35内に嵌合することによ
りハウジングに対して固定され、ばねの内端42
はつめ担持体50のみぞ54にはめ込まれてい
る。
本実施例におけるつめ担持体50は、そのハブ
孔53に受け入れられる円筒状のシヤフト端24
に回転可能に取り付けられる一体形成のハブ52
を有するデイスク本体51を含む。第7図に最も
良く示すように、つめ担持体50は、弱い引張ば
ね60を収容する環状の空所を提供する円筒状の
ボス55を備え、該ばねの外端61はボスの側壁
にある全体的に参照番号56で示す開口を通つて
(第3図で見られるように)該開口に隣接するボ
スの側壁とばね保持壁57との間にはめ込まれて
いる。ばねの外端の延長部62は本実施例におい
て以下に述べるようにつめ80を押圧するのに使
用してもよい。弱い引張ばね60の内端63はみ
ぞ73を通つてリールシヤフト作動のカム70に
固定される。
カム70は、第2図、第3図および第7図に見
られるように本実施例において、一体成形のハブ
71によりリールシヤフト20の長方形のシヤフ
ト端23に取り付けられ、該シヤフト端23はカ
ム70の長方形の孔72に受け入れられている。
したがつて、カム70とリールシヤフト20は、
一致して回転し、該カム70はさらに安全ベルト
引込器の側壁13によりかかる軸受リング表面7
4を備えている。以下にさらに十分に説明するよ
うに、カム70は、つめ80と共同作動して、引
込機構が弱い張力モードにある時、安全ベルト巻
込み方向における所定量のリール回転に応じて引
込機構の弱い張力作動モードを終了させるカムロ
ーブ75を備えている。
主動力ばね40の偏倚力は、以下に十分に説明
するように、つめ担持体50を介してリールシヤ
フト20に作用し、したがつてつめ担持体50を
ハウジング31内で回転しないように保持するこ
とによりしや断可能である。本実施例において、
主動力ばね40のこのようなロツクはハウジング
31の内部に設けられたラチエツト装置36につ
め80を係合させることにより達成される。第2
図、第3図および第7図に最も良く示し、かつ本
発明で意図するように、ラチエツト装置36はハ
ウジング31と一体に形成され、歯37はハウジ
ングの内方を向く。
つめ80は、つめの孔82に受け入れられるつ
め担持体ピン58にハブ81により軸支される。
ばね用突起83はつめに設けられていて、第3図
に示すようにつめの歯84を押圧してハウジング
のラチエツト装置36の歯37のいずれか1個に
ロツク係合させる弱い引張ばねの自由端62と係
合する。したがつて、つめ80は、リールシヤフ
トの延長部分24のまわりでつめ担持体50と一
緒に回転するようにつめ担持体に枢着されてい
る。ハウジング31の内側環状部分に、つめ80
の回転進路より半径方向の外方にラチエツト装置
36が設けられている。
全体を参照番号90で指示するつめ消音リング装
置が本実施例において設けられ、この消音リング
装置は、通常はつめ80の歯84をラチエツト装
置36の歯37との係合から外して保持し、引込
機構は通常は静かに、すなわちラチエツト装置の
歯を越えるつめ80のラチエツト作動に伴う騒音
なしで作動する。以下に説明するように、つめ消
音リング90は、さらにリールの巻戻し運動中に
つめをロツクしていない状態に保持するのを容易
にする。第7図に最も良く見られるように、消音
リング装置の実施例は、全体を参照番号93で指示
する割りリングの開口部により中断された円筒状
の外側表面92を有する割りリング91を含む。
好適には割りリング91は、ハウジングのリム3
8内に形成されたレース39に支承ローブ98,
99および100を摺動係合させるように弾性的
に形成されるので、割りリング91は、以下に説
明するようにつめとつめ担持体の作用を受けてい
ずれの方向にも容易に回転できる。つめ80に設
けられたつめ駆動ピン87は、それぞれ斜面94
と95にカム係合して、停止肩部96と97と係
合して、つめをロツクされない状態に保持して、
以下に説明するように、引込機構の作動中にハウ
ジング31の内側のレース39のまわりでリング
を該つめと共に駆動する。
安全ベルト繰出し中における本発明の複引張り
引込機構の状態は第4図に示され、安全ベルト1
6が引込みまたは繰り出すと、リールシヤフト2
0がその端部分23を時計方向に回転させ、第4
図に見られるようにつめ担持体50の突起59に
カムローブ75を係合させて、つめ担持体50を
リールシヤフト20と共に時計方向に回転させ
る。
乗員が使用位置へ安全ベルトをバツクルで留め
るのに引き続いて、安全ベルトが僅かに繰り出し
運動すると、その結果、つめ担持体50が主動力
ばね40の作用で第4図に示す位置から第5図に
示す位置まで反時計方向に回転し、割りリング9
1は静止したままであり、つめ80は第5図の位
置まで動かされ、つめ駆動ピン87は停止肩部9
6と斜面94から離れてつめの歯84をラチエツ
ト装置36の歯37の一つに噛み合わせる。した
がつて、つめ担持体50は、主動力ばね40の作
用を受けて更に反時計方向へ回転するのを阻止さ
れ、主動力ばね40の偏倚力はリールシヤフト2
0へ作用するのをしや断される。引込機構は、こ
の時に静止しているつめ担持体50と第3図に示
すようにリールシヤフトに設置されたカム70と
の間に作用する弱い引張ばね60の張力を受けた
リールの巻込み運動の間、弱い張力モード状態に
なる。リールの巻戻しの1回転よりも僅かに少な
く、全体を参照番号17で指示するリールが第3図
に示す位置を越えて第6図に示す位置へ向かつて
巻込み運動を継続すると、カムローブ75は、つ
めの腕86に設けられたカム従節85と係合し
て、第6図で実線で示すようにつめ80を枢動さ
せてラチエツト装置36との係合から外す。つめ
80の解放は、主動力ばね40の偏倚力を再びつ
め担持体50に作用させ、つめ担持体50が反時
計方向に旋回して、つめ駆動ピン87を動かして
消音リング装置の斜面95へ乗り上げさせ停止肩
部97に係合させる。つめ担持体50とつめ消音
リング90が反時計方向に回転し、突起59が引
込機構の主偏倚力の作用を受けて安全ベルト16
の継続巻戻し中に回つてカムローブ75の垂直面
に係合する。この後に続く引出しが引込機構を第
4図の状態に戻し、これまでに述べた作動が、安
全ベルト16の使用状態への操作の間に繰り返さ
れる。
本発明による第2の好適実施例である複引張り
引込機構を第8図から第14図に示し、詳細に説
明する。大半の点において、第2実施例の構造と
作動モードは前記の実施例のそれに従い、第1図
に示す非常ロツク車両慣性応答引込器に使用する
のに適する。最初に第8図と第9図を参照する
と、実施例の引込機構が全体を参照番号130で指
示され、主動力ばね140を囲む円筒状のカツプ
部分132を有するハウジング131を含む。ハ
ウジング131は、前記実施例と同じように、ハ
ウジングのフランジ134に関連した適当な締め
具133により、第1図において全体を参照番号
10で指示する安全ベルト引込器の側壁13のよう
な安全ベルト引込器の側壁へ回定してもよい。
主動力ばね140はハウジング131内に設置
され、ばねの外端141がハウジングのみぞ13
5に固定され、かつ内端142がつめ担持体15
0のみぞ154に固定される。
つめ担持体150は、前記実施例と同じよう
に、ハウジング131内に室を形成するデイスク
本体151を含み、該室内に主動力ばね140が
囲い込まれている。デイスク本体151は、ハブ
152の円筒状の孔153内に受け入れられたリ
ールシヤフトの円筒状の延長部124のまわりに
回転可能に取り付けられたハブ152を含む。つ
め担持体150は、さらに円筒状のボス155を
備え、このボスはリールシヤフトに取り付けられ
たカム170と協同して弱い引張ばね160を囲
み、かつ取り付ける。
弱い引張ばね160は、その外端161をつめ
担持体のみぞ内に保持し、その内端163をカム
のみぞ173内に固定し、したがつて弱い引張ば
ねはつめ担持体150とカム170との間に置か
れる。カム170は、第8図に示すように、ハウ
ジングのリム138に取り付けられた円形の端部
プレートによりかかる支承リング174を含む。
本実施例において、拡張された弱い張力作動モ
ードは、つめ担持体のボス155のまわりに回転
可能に設けられた第2カム円板110を含むこと
により提供され、この第2カム円板は以下に説明
するようにカム170とつめ担持体の停止体15
9との間で作動して、弱い張力モード中に安全ベ
ルト巻込み方向にリールシヤフト120を付加的
に1回転させる。第2カム円板110はカム面1
11と突出頭部112を備え、この突出頭部は以
下に説明するように引込機構の作動中にカムロー
ブ175とつめ担持体のピン159との間で接触
する。
全体を参照番号180で示すつめは、本実施例で
は、そのハブによりつめ担持体のピン158に軸
支されている。本実施例において、つめの歯18
4は、つめ担持体のデイスク本体151に固定さ
れたばね162により押圧されてラチエツト装置
136の歯137に係合するようにされ、該歯1
37は、前記の実施例と同様にハウジング131
の内側の環状表面に形成されている。つめ180
は、その腕186の端部につめ駆動ピン、すなわ
ちカム従節185を備え、このつめ駆動ピンは、
弱い張力作動モードの終了時にカム面111と協
同し、以下に説明する本実施例の引込機構の作動
中における弱い張力モードの間にばねワイヤ・カ
ムの端部の肩部196および197と協同する。
繰り出し方向における引込器からの安全ベルト
の引出し中に、本実施例の引込機構は第9図に示
す位置になり、この位置ではリールシヤフト12
0の反時計方向の回転はカム170をリールシヤ
フトの端部分123への取付けを介して反時計方
向に回転させ、カムローブ175を突出頭部11
2に対して衝接駆動関係に置き、突出頭部112
はつめ担持体の停止体159に衝接し、ばね16
2の押圧力に抗してつめ180をロツクされない
状態に置き、つめ駆動ピン185をばねワイヤ・
カムの肩部197に押し付けて保持し、主動力ば
ね140の押圧力に抗してリールシヤフト12
0、カム170、およびつめ担持体150を同時
に回転させる。安全ベルトが使用位置まで引き出
された時、安全ベルトの僅かな巻き込み、引き込
み運動は、主動力ばね140の作用を受けてカム
170とつめ担持体150を僅かに時計方向へ回
転させ、つめ180を第10図の位置まで動か
し、この位置では、つめ駆動ピン185は、この
時に静止しているばねワイヤ・カム191から移
動し、つめ180を第9図の位置から第10図の
位置へ枢動させるばね162の押圧力の作用を受
けてラチエツト装置136とのロツク係合へ押圧
される。引込機構は、この時に弱い張力モードに
なり、つめ180がつめ担持体150を回転しな
いように保持、したがつてリールを回転させない
ように主動力ばね140の偏倚力をしや断する。
本実施例の引込機構は、第10図において始め
られるのを示される弱い張力モードにある時、第
10図の位置から第12図の位置までのリールの
ほぼ13/4回転のリールの巻戻し行程の間弱い引張
ばね160が継続してリールを巻戻し方向に偏倚
させる。このようなリールシヤフト120の巻込
み回転中、カム170が時計方向にほぼ1回転し
て、カムローブ175を第11図で見られるよう
に突出頭部112の反対側に係合させ、その結
果、リールシヤフト120とカム170の継続し
た時計方向の回転が第2カム円板110を第12
図の位置のあたりまで時計方向に回転させる。カ
ム170と第2カム円板110が第12図の位置
へ達すると、第2カム円板110のカム面111
がつめ駆動ピン185とつめ180に係合して、
これらを第13図に一点鎖線で示すようにラチエ
ツト装置136とのロツク係合から外し、引込機
構の弱い張力作動モードを終了させる。本実施例
は、第9図に示す初期の引き出しに引き続いてリ
ールを第10図の位置まで僅かに引き込むことに
より弱い張力モードを選択した後、リールの約1
3/4回転まで安全ベルトに引張ばね160の弱い
張力を作用させた状態で延長した弱に張力作動モ
ードを有することが、前記のことから了解するこ
とができる。
第13図に一点鎖線で示すように、弱い張力作
動モードの終了時につめ180がラチエツト装置
136から解放されると、主動力ばね140の偏
倚力がつめ担持体150を第13図において時計
方向に回転させて、ピン158を動かして、第1
3図の実線で示すように、突出頭部112の垂直
表面に係合させ、つめ担持体の時計方向への引き
続く回転が突出頭部112を、第13図の位置か
ら第14図の位置まで時計方向に1回転させ、第
14図の位置で突出頭部112はカムローブ17
5の反対側に衝接し、つめ担持体150とカム1
70を介してリールシヤフト120へ再び主動力
ばね140の偏倚力を作用させる。第14図に見
られる引込機構の巻戻し回転中に、カム面111
により外方へカムで押し出されたつめ駆動ピン1
85は、安全ベルトの全引込み中に第14図に見
られるように消音ばねワイヤ装置190の停止肩
部196に対して着座する。安全ベルトのその後
の引出しは、本実施例の引込機構を第9図の状態
まで動かす。
【図面の簡単な説明】
第1図は複引張り安全ベルトリールの引込機構
における本発明を採用した非常ロツク安全ベルト
引込器の頂面図、第2図は本発明による第1実施
例の断面図、第3図は第2図の平面−に沿つ
た複引張り引込機構の実施例の側断面図であつて
“弱い張力”モード時の機構を示す図、第4図は
この後でベルトが使用位置の方へ繰り出される時
の引込機構を示す図、第5図は前記繰り出しのあ
とに続いて安全ベルトが僅かに引込められた後を
示す図、第6図は“弱い張力”モードの終了時で
あつて主動力ばねが再び作用する時の図、第7図
は第1図から第6図の複引張り引込機構における
実施例のばねを除いた構成要素の分解斜視図、第
8図は本発明による第2実施例の断面図、第9図
は第8図の平面−に沿つた引込機構の断面図
であつて、安全ベルトを使用位置の方向へ繰り出
す時の機構を示す図、第10図はその後で第9図
の繰り出し状態のあとに続いて僅かな安全ベルト
の巻込み運動に応じて弱い張力モードが開始する
時の機構を示す図、第11図は“弱い張力”モー
ドの状態を示す図、第12図はこれに続く弱い張
力モードでのリールのほぼ13/4回転を示す図、第
13図は弱い張力モードの終了直後の一点鎖線で
示し、その後のリールのほぼ4分の3回転後を実
線で示す図、および第14図は帯ひもの引込め中
の状態を示す図である。 図において、10……安全ベルト引込器、16
……安全ベルト、17……リール、18,19…
…ラチエツト、20,120……リールシヤフ
ト、27……振り子、30,130……引込機
構、31,131……ハウジング、36,136
……ラチエツト装置、40,140……主動力ば
ね、50,150……つめ担持体、60,160
……弱い引張ばね、70,170……カム、8
0,180……つめ、85……カム従節、90…
…つめ消音リング、87,185……つめ駆動ピ
ン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シヤフト端24,124がフレーム側壁13
    から突出するリールシヤフト20,120により
    引込器フレーム12,13,14に回転可能に取
    付けられたベルト貯蔵リール17を有し、該フレ
    ーム側壁に引込機構30,130が取付けられて
    ベルトの巻込みおよび繰出し運動に応じて二つの
    巻戻し偏倚力のいずれか一方を前記リール17に
    前記リールシヤフト20,120を介して作用さ
    せる複引張り安全ベルト引込器10において、 前記シヤフト端24,124上に回転可能に取
    付けられたつめ担持体50,150と; 前記つめ担持体と一諸に、また前記つめ担持体
    に対し回転するように前記つめ担持体に枢着され
    たつめ80,180と; 前記つめ担持体を包囲し、かつ動力ばね収容室
    を提供するハウジング31,131と; 前記ハウジング31,131とつめ担持体5
    0,150との間に連結されて前記つめ担持体5
    0,150を巻込み方向に偏倚させる動力ばね4
    0,140と; 前記ハウジングの内方環状部に設けられ、かつ
    前記つめ担持体50,150が回転する際に前記
    つめ80,180の回転運動路の半径方向に外方
    にあるラチエツト36,136,137であつ
    て、前記つめ80,180と係合する内方を向い
    た歯37,137を提供するラチエツト36,1
    36と; 前記歯へ向かつて前記つめ80,180を前記
    つめ担持体50,150に関して偏倚させる、前
    記つめ担持体50,150に取り付けられたばね
    62,162と; 前記つめ一部分と係合して通常は前記つめを前
    記歯との係合から外して保持する一対の停止肩9
    6,97;196,197と、前記一対の停止肩
    の間に配置され、前記リールの繰出し回転後に前
    記リールが巻戻し方向に回転すると前記つめの前
    記一部分を受け入れて前記つめを解放して前記歯
    に係合させ、それにより前記つめ担持体を前記ハ
    ウジングに関し動かないように保持する凹みを有
    するつめ消音リング90,190と; 前記リールシヤフト20,120と前記つめ担
    持体50,150の突起59,159とにより駆
    動されるカム70,170であつて、前記突起5
    9,159と係合することにより前記リールシヤ
    フトのベルト繰出し運動時に動力ばね巻込み方向
    に前記つめ担持体50,150を駆動するカム7
    0,170と; 前記つめ担持体50,150と前記カム70,
    170との間に連結され、前記つめが前記歯と係
    合することにより前記つめ担持体が動かないよう
    に保持されている時に前記リールシヤフトをベル
    ト巻戻し方向に偏倚させる弱い引張ばね60,1
    60と; 前記弱い引張ばねの作用を受けて前記リールシ
    ヤフトが所定量だけ巻戻し回転されると前記カム
    70,170に係合される前記つめのカム従節8
    5,185であつて、それにより前記ベルトは通
    常のベルト巻込みおよび繰出し中に前記動力ばね
    の偏倚力を受け、一方前記つめが前記ハウジング
    内に設けられた前記ラチエツトと係合している間
    は前記弱い引張ばねの弱い偏倚力を受けるように
    したカム従節85,185と;を含み、 前記つめ消音リング90,190が前記歯に対
    して解除された状態の時に前記つめと係合する半
    径方向の内方へ突出する停止肩部96,97;1
    96,197に隣接した隔置された斜面94,9
    5を含み、それにより前記つめが最初に前記斜面
    の一方と係合し、次に前記停止肩部の一方と係合
    し、前記つめ消音リングを前記ハウジング内にお
    いて前記つめおよびつめ担持体と共に回転させ; 前記ハウジング31,131が内側のレース3
    9を備え、前記つめ消音リング90,190が前
    記ハウジングの前記レース39内に設置された半
    径方向に可撓性のある割リングであり; 前記つめ消音リング90が半径方向の内方へ突
    出する停止肩部90,97を含み、前記停止肩部
    は前記歯37に関し解放位置にある時に前記つめ
    と係合し、それにより前記つめ消音リングが前記
    つめおよび前記つめ担持体と共に前記ハウジング
    内で回転することを特徴とする複引張り安全ベル
    ト引込器。 2 特許請求の範囲第1項に記載の安全ベルト引
    込器において、前記つめ消音リングがそれを前記
    ハウジングの内側のレース39との間の表面接触
    を減少させるレース係合用の支承ローブ98,9
    9,100をその延長部表面上に有することを特
    徴とする複引張り安全ベルト引込器。 3 特許請求の範囲第1項に記載の安全ベルト引
    込器において、前記カムが前記リールシヤフトに
    固定され、かつ第1のカム・ローブ175を有す
    る第1のカム部材170と前記第1のカム部材に
    隣接して前記リールシヤフトに対して回転自在に
    取り付けられ、かつ第2のカム・ローブ112を
    有する第2のカム部材110を含み、前記第2の
    カム・ローブは前記双方のカム部材の間に相対回
    転がある際に前記第1のカム・ローブ175と係
    合し、また前記第1のカム・ローブにより前記つ
    めまで駆動される際に前記突起159と係合する
    ように位置決めされていることを特徴とする複引
    張り安全ベルト引込器。
JP9055578A 1977-11-11 1978-07-26 Double tension safety belt withdrawing apparatus Granted JPS5472819A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US05/850,843 US4165844A (en) 1977-11-11 1977-11-11 Dual tension safety belt

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5472819A JPS5472819A (en) 1979-06-11
JPS6154615B2 true JPS6154615B2 (ja) 1986-11-22

Family

ID=25309249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9055578A Granted JPS5472819A (en) 1977-11-11 1978-07-26 Double tension safety belt withdrawing apparatus

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JP (1) JPS5472819A (ja)
DE (1) DE2806600A1 (ja)
FR (1) FR2408361A1 (ja)
GB (1) GB1560604A (ja)

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Also Published As

Publication number Publication date
GB1560604A (en) 1980-02-06
FR2408361A1 (fr) 1979-06-08
JPS5472819A (en) 1979-06-11
DE2806600A1 (de) 1979-05-17
US4165844A (en) 1979-08-28
FR2408361B1 (ja) 1983-07-22

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