JP2001233175A - ウエビング巻取装置 - Google Patents

ウエビング巻取装置

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JP2001233175A
JP2001233175A JP2000043315A JP2000043315A JP2001233175A JP 2001233175 A JP2001233175 A JP 2001233175A JP 2000043315 A JP2000043315 A JP 2000043315A JP 2000043315 A JP2000043315 A JP 2000043315A JP 2001233175 A JP2001233175 A JP 2001233175A
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adapter
winding
rotation
urging
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JP2000043315A
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English (en)
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Keiichi Kato
啓一 加藤
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/46Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/44Belt retractors, e.g. reels with means for reducing belt tension during use under normal conditions

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエビングベルトを引き出す際にウエビング
ベルトを巻き取る方向に作用する付勢力を低減できるウ
エビング巻取装置を得る。 【解決手段】 ウエビングベルト26の装着状態でプラ
ンジャ70がラチェットホイール52へ係合した状態で
渦巻きコイルスプリング48がアダプタ44を回転させ
ると、捩じりコイルスプリング56がアダプタ44に巻
き付く。このときの摩擦力とアダプタ30、44へ密着
した捩じりコイルスプリング60の付勢力との合力は渦
巻きコイルスプリング48の付勢力よりも大きいため、
捩じりコイルスプリング60は弛んでアダプタ30がア
ダプタ44に対して相対回転可能となる。これにより、
捩じりコイルスプリング60がアダプタ30、44へ密
着するまではウエビングベルト26を引き出しても渦巻
きコイルスプリング48の付勢力がスプール20に作用
しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエビングベルト
によって車両の乗員を拘束するウエビング巻取装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】長尺帯状のウエビングベルトによって車
両乗員の身体を拘束するシートベルト装置なかで、その
主要部を構成するウエビング巻取装置は、ウエビングベ
ルトを巻き取る巻取軸が渦巻きコイルスプリング等の付
勢手段によってウエビングベルトを巻き取る方向(以
下、便宜上、ウエビングベルトを巻き取る方向への回転
方向を単に「巻取方向」と称し、巻取方向とは反対の回
転方向を「引出方向」と称する)へ付勢されており、乗
員がウエビングベルト装着状態を解除した際には上記の
ような付勢手段の付勢力でウエビングベルトを巻取軸に
巻き取らせてウエビングベルトを収納する構成となって
いる。
【0003】また、渦巻きコイルスプリングのような付
勢手段は、ウエビングベルトの引き出し量に応じてその
付勢力が大きくなるため、ウエビングベルト装着時にお
いては付勢手段の付勢力による圧迫感を装着した乗員に
与えてしまう。このため、近年のウエビング巻取装置で
は、所定量ウエビングベルトを引き出した状態では、付
勢手段の付勢力を低減して上記のような圧迫感を軽減す
る所謂テンションリデューサ機構を備えたウエビング巻
取装置が考案されている。
【0004】この種のテンションリデューサ機構として
は、巻取軸と共に同軸的且つ一体的に回転する軸部材の
周囲に螺旋状に巻かれた捩じりコイルスプリングが軸部
材の外周部に密着した際の摩擦力で上記の付勢手段の付
勢力による軸部材の回転力を軽減する構造を適用したタ
イプがある。以下、このタイプのテンションリデューサ
機構について簡単に説明する。
【0005】このタイプのテンションリデューサ機構
は、巻取軸に対して同軸的且つ相対的に回転可能に設け
られたラチェットホイールを備えている。ラチェットホ
イールには捩じりコイルスプリングの一端が係止されて
いる。捩じりコイルスプリングはその内側に巻取軸が貫
通していると共に他端が巻取軸に係止されており、ラチ
ェットホイールが巻取軸に対して引出方向へ向けて相対
回転すると、巻き締められ、最終的には巻取軸の外周部
に密着する。
【0006】また、ラチェットホイールは基本的に回転
可能であるが側方に設けられたロック用のプランジャに
形成された係合爪がラチェットホイールの外周部に係合
すると、ラチェットホイールは引出方向へ回転できるが
巻取方向への回転が制限される。
【0007】すなわち、ウエビングベルトの装着状態で
ラチェットホイールの回転をプランジャの係合爪で制限
すると、渦巻きコイルスプリングの付勢力による巻取軸
の巻取方向への回転はラチェットホイールに対する巻取
方向への相対回転になる。このとき、巻取軸を基準に見
るとラチェットホイールが引出方向へ回転しているた
め、ある程度巻取軸が回転すると捩じりコイルスプリン
グが巻き締められ、巻取軸の外周部に密着する。一端が
ラチェットホイールに係止された捩じりコイルスプリン
グは巻取軸と一体的には回転できないため、巻取軸の外
周部と捩じりコイルスプリングとの間で摩擦力が生じ
る。この摩擦力は巻取軸の巻取方向への回転を阻止する
ように作用するため、渦巻きコイルスプリングの付勢力
から摩擦力を差し引いた大きさの力がウエビングベルト
による拘束力となる。したがって、渦巻きコイルスプリ
ングの付勢力がそのままウエビングベルトの拘束力とな
る場合よりも拘束力が小さくなり、圧迫感を軽減でき
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両の通常
走行時においては、車両の微動等によって乗員の身体が
揺れると、乗員の身体が(特に、乗員の肩等)がウエビ
ングベルトを引っ張ることがある。しかしながら、この
ような場合、上記のタイプのテンションリデューサ機構
では、構造上ウエビングベルトを引き出そうとした場合
における渦巻きコイルスプリングの付勢力を低減するこ
とはできず、乗員の身体がウエビングベルトを引き出そ
うとすると、乗員の身体には渦巻きコイルスプリングの
付勢力がそのまま作用してしまい、乗員に圧迫感を与え
てしまう。
【0009】本発明は、上記事実を考慮して、ウエビン
グベルトを引き出す際にウエビングベルトを巻き取る方
向に作用する付勢力を低減できるウエビング巻取装置を
得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のウエビン
グ巻取装置は、車両乗員の身体を拘束する長尺帯状のウ
エビングベルトの長手方向一端が係止をされ、自らの軸
線周り一方の巻取方向への回転により前記ウエビングベ
ルトを巻き取る巻取軸と、前記巻取軸に対して同軸的に
相対回転可能に設けられた軸部材と、前記巻取方向とは
反対の引出方向への前記軸部材の回転量に応じた大きさ
の付勢力で前記軸部材を前記巻取方向へ付勢する第1付
勢手段と、前記巻取軸に対して前記軸部材を所定角度相
対回転可能に連結すると共に、前記巻取軸が前記軸部材
に対して前記引出方向へ所定角度回転した状態では、前
記軸部材を前記巻取軸と共に一体的に前記引出方向へ回
転可能に連結し、且つ、前記軸部材の前記巻取軸に対す
る相対回転状態では、当該軸部材の回転量に応じた前記
第1付勢手段の付勢力よりも小さな付勢力で前記軸部材
を当該相対回転方向とは反対方向へ向けて付勢する第2
付勢手段と、前記巻取軸が前記軸部材に対して前記引出
方向へ前記所定角度相対回転した状態における前記第2
付勢手段の付勢力との合力が前記第1付勢手段の付勢力
よりも大きくなる制限力で前記巻取方向への前記軸部材
の回転を制限すると共に、当該制限の解除が可能な軸部
材回転制限手段と、を備えている。
【0011】上記構成のウエビング巻取装置によれば、
ウエビングベルトが引き出されると巻取軸が引出方向へ
回転する。このとき、第2付勢手段はその付勢力で軸部
材を巻取軸に追従回転させようとするが、第1付勢手段
の付勢力が第2付勢手段の付勢力よりも大きいため、軸
部材は巻取軸の回転方向と同方向へ回転することができ
ない。したがって、巻取軸は軸部材に対して相対的に引
出方向へ回転する。巻取軸が軸部材に対して引出方向へ
相対的に所定角度回転した状態で更にウエビングベルト
を引き出すと、巻取軸と共に軸部材が一体的に引出方向
へ回転し、第1付勢手段は軸部材を介して巻取軸を巻取
方向へ向けて付勢する。
【0012】次いで、ウエビングベルトの引き出しが終
了してウエビングベルトの他端が固定された装着状態で
は、第1付勢手段がその付勢力で軸部材を巻取方向へ回
転させようとする。ここで、軸部材回転制限手段による
軸部材の巻取方向への回転制限が解除されていれば、ウ
エビングベルトの引き出し時に第2付勢手段が軸部材と
巻取軸とを一体としているため、第1付勢手段の付勢力
はそのまま巻取軸へ伝えられ、第1付勢手段の付勢力が
そのままウエビングベルトによって乗員の身体を拘束す
る際の拘束力になる。
【0013】一方、軸部材回転制限手段によって軸部材
の巻取方向への回転が制限されると、このときの制限力
は第1付勢手段の付勢力に抗して作用するため、軸部材
の巻取方向への回転力が減少する。
【0014】しかも、巻取軸が軸部材に対して引出方向
へ所定角度相対回転した状態における第2付勢手段の付
勢力と軸部材回転制限手段の制限力との合力は、第1付
勢手段の付勢力よりも大きくなるため、この合力が第1
付勢手段の付勢力と釣り合うまで第2付勢手段はその付
勢力で巻取軸を軸部材に対して相対的に巻取方向へ回転
させる。これによって、第2付勢手段による巻取軸と軸
部材との一体的な連結が解除される(すなわち、機械的
には連結されているものの相対回転が可能な状態とな
る)。
【0015】この状態では、第1付勢手段の付勢力が軸
部材回転制限手段の制限力により一部或いは全てが打ち
消されるため、第1付勢手段の付勢力がそのまま拘束力
となっていた状態よりも拘束力が小さくなるため、ウエ
ビングベルト装着時における圧迫感が軽減される。
【0016】また、第2付勢手段の付勢力が巻取軸を巻
取方向へ回転させて巻取軸に対して軸部材を相対回転で
きる状態とすることで、装着時にウエビングベルトを引
き出しても、巻取軸が軸部材に対して引出方向へ向けて
所定角度回転してない第1付勢手段の付勢力が軸部材に
作用しない。したがって、この状態では第2付勢手段の
付勢力に抗する程度の引っ張り力を付与することで所定
量のウエビングベルトの引き出しが可能で、車両走行中
の微振動等により乗員の身体がウエビングベルトを引き
出そうとした際におけるウエビングベルトの圧迫感が軽
減される。
【0017】請求項2記載のウエビング巻取装置は、請
求項1記載の本発明において、前記軸部材に対して同軸
的に設けられた回転体と、前記軸部材に対して前記回転
体を所定角度相対回転自在に連結すると共に、前記軸部
材に対して前記回転体が相対回転した状態では、当該相
対回転量に応じた大きさで、しかも相対的な前記軸部材
の回転量に応じた前記第1付勢手段の付勢力よりも小さ
な付勢力で前記回転体を相対的に当該相対回転方向とは
反対方向へ付勢し、且つ、前記回転体が前記軸部材に対
して所定角度回転した状態では前記軸部材の外周部に密
着する第3付勢手段と、前記回転体の前記引出方向の回
転を許容して前記巻取方向への回転を制限し、且つ、当
該回転制限状態では前記回転体及び前記第連結部材を介
して前記軸部材の巻取方向への回転を制限すると共に、
前記巻取方向への前記回転体の回転制限の解除が可能な
回転体回転制限手段と、により前記軸部材回転制限手段
を構成したことを特徴としている。
【0018】上記構成のウエビング巻取装置によれば、
ウエビングベルトが引き出されて巻取軸が引出方向へ回
転し、更に、巻取軸が軸部材に対して引出方向へ向けて
所定角度回転して巻取軸と軸部材とが一体となり、軸部
材が引出方向へ向けて回転すると、第3付勢手段を介し
て軸部材へ連結された回転体が軸部材の回転に追従して
引出方向へ回転する。
【0019】次いで、ウエビングベルトの引き出しが終
了してウエビングベルトの一端が固定された装着状態で
は、第1付勢手段がその付勢力で軸部材を巻取方向へ回
転させようとする。
【0020】但し、このとき、回転体並びに第3付勢手
段と共に軸部材回転制限手段を構成する回転体回転制限
手段が回転体の巻取方向への回転を制限していると、第
1付勢手段の付勢力で軸部材が巻取方向に回転しても回
転体はこれに追従できず、結果として軸部材が回転体に
対して巻取方向へ相対回転する。軸部材が回転体に対し
て所定角度相対回転すると第3付勢手段が軸部材の外周
部へ密着し、このときに第3付勢手段と軸部材との間に
生じる摩擦力によって軸部材の巻取方向への回転が制限
される。
【0021】
【発明の実施の形態】図2には本発明一実施の形態に係
るウエビング巻取装置10の構成が断面図によって示さ
れており、図1にはウエビング巻取装置10の要部の構
成が分解斜視図によって示されている。
【0022】図2に示されるように、ウエビング巻取装
置10は厚さ方向に沿って互いに対向した一対の側壁1
2、14と、側壁12と側壁14とを幅方向一端部で連
結する連結部16と、によって構成されたフレーム18
を備えている。このフレーム18の内側、すなわち、側
壁12と側壁14との間には巻取軸としてのスプール2
0を構成するスプール本体22が配置されている。
【0023】スプール本体22は側壁12、14の厚さ
方向に沿って長手とされた略長方形の板状とされてい
る。このスプール本体22にはスリット状の係止部24
が形成されており、スプール本体22の長手方向に沿っ
て幅方向とされた長尺帯状のウエビングベルト26の長
手方向一端が係止され、スプール本体22が自らの長手
方向を軸方向としてこの軸周り一方(図1の矢印A方
向)に回転することでウエビングベルト26を巻き取る
ことができる。なお、以下の説明において、スプール本
体22がウエビングベルト26を巻き取る方向及びこの
方向と同方向の回転方向を便宜状「巻取方向」と称し、
この巻取方向とは反対方向及びその回転方向を「巻取方
向」と称する。
【0024】また、スプール本体22の長手方向両端部
には矩形ブロック状の嵌合部28が形成されており、側
壁12側の嵌合部28にはアダプタ30が嵌め込まれて
おり、側壁14側の嵌合部28にはアダプタ32が嵌め
込まれている。アダプタ30及びアダプタ32は全体的
に円柱形状とされたアダプタ本体34を備えている。ア
ダプタ32のアダプタ本体34の軸方向一端部、及び、
アダプタ30のアダプタ本体34の軸方向他端部には嵌
合孔36が形成されており、嵌合孔36にスプール本体
22の嵌合部28を差し込むことでアダプタ30、32
とスプール本体22とが連結される。また、各アダプタ
30、32のアダプタ本体34の軸方向中間部外周から
は、アダプタ本体34の半径方向外側へ向けて鍔部38
が延出されている。
【0025】これらのアダプタ30、32に対応して側
壁12、14には支持孔40が形成されている。支持孔
40はその形状が円形とされた透孔で、内径寸法はアダ
プタ30、32のアダプタ本体34の外径寸法よりも極
僅かに大きく、且つ、鍔部38の外径寸法よりも十分に
小さい。側壁12側の支持孔40と側壁14側の支持孔
40とは同軸とされており、アダプタ30及びアダプタ
32は共にスプール本体22へ連結された状態で対応す
る支持孔40を貫通でき、この貫通状態では自らの軸線
周りに回転自在となる。
【0026】また、アダプタ30の嵌合孔36が形成さ
れた側とは反対側の端部からはアダプタ本体34よりも
小径の軸部42がアダプタ本体34に対して同軸的に形
成されている。さらに、アダプタ30の軸部42が形成
された側には軸部材としてのアダプタ44が設けられて
いる。アダプタ44は全体的に円柱形状とされていると
共に、アダプタ30側へ向けて開口した円孔46が形成
されている。円孔46はアダプタ44の外周部に対して
同軸的に形成されていると共に、その内径寸法はアダプ
タ30の軸部42の外径寸法よりも極僅かに大きく、軸
部42を円孔46内に収容することでアダプタ44はア
ダプタ30に対して自らの軸線周りに同軸的に相対回転
可能に連結される。
【0027】アダプタ44のアダプタ30とは反対側に
は第1付勢手段としての渦巻きコイルスプリング48が
配置されている。渦巻きコイルスプリング48はその渦
巻きの中心側に位置する側の端部がアダプタ44に係止
されており、渦巻きの外側に位置する側の端部はネジ等
の締結部材によってフレーム18の側壁12や車体等に
固定されるスプリングケース76(図1参照)に係止さ
れている。渦巻きコイルスプリング48は巻取方向にア
ダプタ44が回転することで巻き締められる渦巻き形状
とされ、所定の初期状態からアダプタ44が自らの軸線
周りに回転することでその反対方向へアダプタ44を付
勢する。
【0028】また、アダプタ44の半径方向外側側方に
は、軸部材回転制限手段としてもテンションリデューサ
機構50を構成する回転体としてのラチェットホイール
52が配置されている。ラチェットホイール52は全体
的に円盤状とされていると共に、その半径方向中央には
厚さ方向(軸方向)に貫通した円形の透孔54が形成さ
れている。透孔54はその内径寸法がアダプタ44の外
径寸法よりも大きくアダプタ44が貫通すると共に、ア
ダプタ44が透孔54を貫通した状態ではラチェットホ
イール52がアダプタ44に対して相対回転可能とされ
る。
【0029】さらに、アダプタ44の半径方向外側には
第3付勢手段としての捩じりコイルスプリング56が配
置されている。捩じりコイルスプリング56は自然な状
態(すなわち、特に外力が作用していない状態)で内径
寸法がアダプタ44の外径寸法よりも大きな螺旋形状に
形成されており、その内側をアダプタ44が貫通してい
る。捩じりコイルスプリング56の一端はアダプタ44
に形成された係止溝58に係止されていると共に他端は
ラチェットホイール52に係止され、ラチェットホイー
ル52がアダプタ44に対して巻取方向へ相対回転する
ことで巻き締められ、その内径寸法が縮小する。なお、
捩じりコイルスプリング56の付勢力は、静止している
ラチェットホイール52に対してアダプタ44が回転し
た際に生じる渦巻きコイルスプリング48の付勢力より
も小さい。
【0030】さらに、係止溝58には第2付勢手段とし
ての捩じりコイルスプリング60の一端が係止されてい
る。捩じりコイルスプリング60は自然な状態(すなわ
ち、特に外力が作用していない状態)でその内径寸法が
アダプタ30のアダプタ本体34及びアダプタ44の各
外径寸法よりも大きな螺旋形状とされており、アダプタ
30のアダプタ本体34及びアダプタ44の双方が捩じ
りコイルスプリング60の内側に入り込んでいる。ま
た、捩じりコイルスプリング60の他端部はアダプタ3
0のアダプタ本体34に形成された係止溝62に係止さ
れており、アダプタ30がアダプタ44に対して引出方
向へ相対回転することで巻き締められ、その内径寸法が
縮小する。なお、捩じりコイルスプリング60の付勢力
は、静止しているアダプタ30に対してアダプタ44が
回転した際に生じる渦巻きコイルスプリング48の付勢
力よりも小さい。
【0031】一方、上述したラチェットホイール52の
半径方向側方の外周部にはラチェット歯64が形成され
ており、更に、ラチェットホイール52の半径方向側方
には回転体回転制限手段としてのソレノイドユニット6
6が配置されている。ソレノイドユニット66は内部に
ソレノイド(図示省略)を収容したケース68を備えて
いると共に、一部がケース68からラチェットホイール
52側へ突出したプランジャ70を備えている。プラン
ジャ70はケース68内のソレノイドが例えば通電され
て励磁されることでラチェットホイール52の外周部へ
接近する方向へスライド移動すると共に、ソレノイドへ
の通電が解除されることでケース68内に引き込まれる
ようになっている。プランジャ70のラチェットホイー
ル52側の先端部には係合爪72が形成されており、プ
ランジャ70がケース68から突出することで係合爪7
2がラチェットホイール52の外周部に形成されたラチ
ェット歯64へ係合するようになっている。係合爪72
がラチェット歯64に係合した状態ではラチェットホイ
ール52の引出方向への回転は許容するが巻取方向への
回転は制限する。
【0032】次に、本実施の形態の作用並びに効果につ
いて説明する。
【0033】本ウエビング巻取装置10においてウエビ
ングベルト26を乗員の身体に装着する際には、先ず、
ウエビングベルト26を適当量引き出す。
【0034】ウエビングベルト26が引き出されること
でスプール20が引出方向へ回転し、スプール本体22
に設けられたアダプタ30が一体的に回転する。アダプ
タ30は捩じりコイルスプリング60を介してアダプタ
44へ連結されているためアダプタ30が回転するとア
ダプタ44が追従回転しようとするが、捩じりコイルス
プリング60の付勢力よりも渦巻きコイルスプリング4
8の付勢力の方が大きいため、アダプタ44はアダプタ
30に対して追従回転できず、結果としてアダプタ44
がアダプタ30に対して巻取方向へ向けて相対回転す
る。
【0035】アダプタ30がアダプタ44に対して所定
角度相対回転すると、図4に示されるように捩じりコイ
ルスプリング60が巻き締められてアダプタ30のアダ
プタ本体34(なお、図4乃至図6においてはアダプタ
30の図示は省略している)及びアダプタ44の外周部
へ密着し、アダプタ30とアダプタ44とを一体とす
る。この状態では、アダプタ30が引出方向へ回転する
ことでアダプタ44が渦巻きコイルスプリング48の付
勢力に抗して一体的に引出方向へ回転すると共にアダプ
タ44が引出方向へ回転することで漸次渦巻きコイルス
プリング48の付勢力が増大し、アダプタ44を巻取方
向へ付勢する。
【0036】一方、アダプタ44は捩じりコイルスプリ
ング56を介してラチェットホイール52とも機械的に
連結されている。しかしながら、ラチェットホイール5
2は基本的に引出方向への回転は自在であるため、アダ
プタ44が引出方向へ回転することで捩じりコイルスプ
リング56の付勢力によって引出方向に引っ張られ、ア
ダプタ44に追従して引出方向へ回転する。
【0037】次いで、装着するのに必要な量、或いは、
それ以上ウエビングベルト26が引き出されてウエビン
グベルト26の他端に設けられたタングプレートを、例
えば、車両の座席側方に設けられたバックル装置(何れ
も図示省略)に係合させてロックすることでウエビング
ベルト26の他端が固定される。
【0038】この状態でウエビングベルト26に対する
引出力の付与が中止されてスプール20の引出方向への
回転が停止すると、略完全な装着状態となるまで渦巻き
コイルスプリング48がアダプタ44及び捩じりコイル
スプリング60が巻き締められることでアダプタ44と
一体のアダプタ30を介してスプール20を巻取方向へ
回転させる。
【0039】ここで、図3に示されるようにプランジャ
70の係合爪72がラチェットホイール52のラチェッ
ト歯64に係合してラチェットホイール52の巻取方向
への回転を制限していると、アダプタ44の巻取方向へ
の回転にラチェットホイール52が追従できず、アダプ
タ44を基準に見た場合ラチェットホイール52が相対
的に引出方向へ回転する。ラチェットホイール52がア
ダプタ44に対して相対的に引出方向へ所定角度回転す
ると、捩じりコイルスプリング56が巻き締められ、ア
ダプタ44の外周部に巻き付いて密着し、これによって
アダプタ44と捩じりコイルスプリング56との間に摩
擦力が生じる。
【0040】上述したように、このような摩擦力が作用
していなければ、渦巻きコイルスプリング48の付勢力
によって捩じりコイルスプリング60はアダプタ30の
アダプタ本体34及びアダプタ44の各外周部に密着し
た状態で維持されるが、摩擦力により渦巻きコイルスプ
リング48の付勢力が一部打ち消されることで、捩じり
コイルスプリング60はアダプタ30のアダプタ本体3
4及びアダプタ44の双方の外周部に巻き付いて密着す
るまでにはいたらず、図5に示されるように、捩じりコ
イルスプリング60とアダプタ30のアダプタ本体34
及びアダプタ44の双方の外周部との間に隙間Sが形成
された状態、すなわち、捩じりコイルスプリング60が
ある程度弛んだ状態で維持される。
【0041】この状態では、上述したように渦巻きコイ
ルスプリング48の付勢力に抗して捩じりコイルスプリ
ング56の摩擦力が作用しているため、アダプタ44、
捩じりコイルスプリング60、アダプタ30のアダプタ
本体34(すなわち、スプール20)を介してウエビン
グベルト26に作用する巻取方向への引っ張り力(巻取
力)は渦巻きコイルスプリング48の付勢力がそのまま
ウエビングベルト26に作用した場合よりも小さくな
る。このため、ウエビングベルト26を装着した状態に
おいてウエビングベルト26が乗員の身体を拘束する拘
束力が小さくなり、装着状態における圧迫感が低減す
る。
【0042】また、この状態でウエビングベルト26の
装着が不充分であったり、装着を解除した場合には、ス
プール20が更に巻取方向へ回転できる。この場合、捩
じりコイルスプリング60はその付勢力でアダプタ30
(すなわち、スプール20)を引出方向へ回転させてス
プール本体22にウエビングベルト26を巻き取らせ
る。捩じりコイルスプリング60がアダプタ30を巻取
方向へ回転させることで捩じりコイルスプリング60の
付勢力は小さくなり、捩じりコイルスプリング60の付
勢力と上述した摩擦力との合力が渦巻きコイルスプリン
グ48の付勢力よりも小さくなる。したがって、渦巻き
コイルスプリング48はその付勢力でアダプタ44を巻
取方向へ回転させる(図6参照)。渦巻きコイルスプリ
ング48はアダプタ44を巻取方向へ回転させることで
付勢力が小さくなると共に、アダプタ44が巻取方向へ
回転することで捩じりコイルスプリング56がより一層
アダプタ44の外周部に巻き付いて摩擦力が上昇するた
め、結果的には捩じりコイルスプリング60をアダプタ
30のアダプタ本体34及びアダプタ44の双方の外周
部に捩じりコイルスプリング60を密着させるにいたら
ず、やはり、捩じりコイルスプリング60とアダプタ4
4の外周部との間に隙間Sが形成される。
【0043】一方、この状態でウエビングベルト26を
引き出した場合には、スプール本体22と共にアダプタ
30が引出方向へ回転するが、捩じりコイルスプリング
60が弛んだ状態であるため、捩じりコイルスプリング
60がアダプタ30のアダプタ本体34及びアダプタ4
4の双方の外周部に密着するまで(すなわち、図5或い
は図6の状態から図4の状態となるまで)アダプタ30
はアダプタ44に対して引出方向へ向けて相対回転す
る。捩じりコイルスプリング60はアダプタ30のアダ
プタ本体34及びアダプタ44の双方の外周部に密着す
ることでアダプタ30とアダプタ44とが一体となり渦
巻きコイルスプリング48の付勢力がウエビングベルト
26へ伝わるが、アダプタ30がアダプタ44に対して
相対回転している状態では、渦巻きコイルスプリング4
8の付勢力は伝わらず、ウエビングベルト26の引き出
しに要する引っ張り力は渦巻きコイルスプリング48の
付勢力よりも小さな捩じりコイルスプリング60の付勢
力に抗するだけの大きさでよい。したがって、上記のよ
うな車両走行時における微振動等で乗員の身体がウエビ
ングベルト26を僅かに引っ張る程度であれば、このと
きのウエビングベルト26の引っ張りに対してウエビン
グベルト26が乗員の身体を圧迫する力は渦巻きコイル
スプリング48の付勢力よりも小さな捩じりコイルスプ
リング60の付勢力の大きさとなり、このような場合に
おいて乗員が感じる圧迫感が軽減する。
【0044】なお、上記の如く、アダプタ30のアダプ
タ本体34及びアダプタ44の外周部の双方の外周部に
捩じりコイルスプリング60が密着するまでアダプタ3
0がアダプタ44に対して相対回転すれば、渦巻きコイ
ルスプリング48の付勢力がウエビングベルト26に作
用するため、車両急減速時等に乗員の身体が大幅に移動
し、これによりウエビングベルト26が大きく引き出さ
れようとする場合には渦巻きコイルスプリング48の付
勢力がウエビングベルト26に作用して確実に乗員の身
体を拘束できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ウエ
ビングベルトを引き出す際にウエビングベルトを巻き取
る方向に作用する付勢力を低減でき、圧迫感を軽減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装
置の要部の分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装
置の構成を示す縦断面図である。
【図3】軸部材回転制限手段が軸部材の回転を制限して
いる状態を示す図2に対応した縦断面図である。
【図4】第2付勢手段が軸部材と図示しない巻取軸とを
一体とした状態での第2付勢手段の様子を示す断面図で
ある。
【図5】第2付勢手段による軸部材と図示しない巻取軸
との一体状態を解除した際の第2付勢手段の様子を示す
図4に対応した断面図である。
【図6】図5の状態から軸部材が巻取方向へ回転した状
態を示す図4に対応した断面図である。
【符号の説明】
10 ウエビング巻取装置 20 スプール(巻取軸) 26 ウエビングベルト 44 アダプタ(軸部材) 48 渦巻きコイルスプリング(第1付勢手段) 50 テンションリデューサ機構(軸部材回転制限
手段) 52 ラチェットホイール(回転体) 56 捩じりコイルスプリング(第3付勢手段) 60 捩じりコイルスプリング(第2付勢手段) 66 ソレノイドユニット(回転体回転制限手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両乗員の身体を拘束する長尺帯状のウ
    エビングベルトの長手方向一端が係止をされ、自らの軸
    線周り一方の巻取方向への回転により前記ウエビングベ
    ルトを巻き取る巻取軸と、 前記巻取軸に対して同軸的に相対回転可能に設けられた
    軸部材と、 前記巻取方向とは反対の引出方向への前記軸部材の回転
    量に応じた大きさの付勢力で前記軸部材を前記巻取方向
    へ付勢する第1付勢手段と、 前記巻取軸に対して前記軸部材を所定角度相対回転可能
    に連結すると共に、前記巻取軸が前記軸部材に対して前
    記引出方向へ所定角度回転した状態では、前記軸部材を
    前記巻取軸と共に一体的に前記引出方向へ回転可能に連
    結し、且つ、前記軸部材の前記巻取軸に対する相対回転
    状態では、当該軸部材の回転量に応じた前記第1付勢手
    段の付勢力よりも小さな付勢力で前記軸部材を当該相対
    回転方向とは反対方向へ向けて付勢する第2付勢手段
    と、 前記巻取軸が前記軸部材に対して前記引出方向へ前記所
    定角度相対回転した状態における前記第2付勢手段の付
    勢力との合力が前記第1付勢手段の付勢力よりも大きく
    なる制限力で前記巻取方向への前記軸部材の回転を制限
    すると共に、当該制限の解除が可能な軸部材回転制限手
    段と、 を備えるウエビング巻取装置。
  2. 【請求項2】 前記軸部材に対して同軸的に設けられた
    回転体と、 前記軸部材に対して前記回転体を所定角度相対回転自在
    に連結すると共に、前記軸部材に対して前記回転体が相
    対回転した状態では、当該相対回転量に応じた大きさ
    で、しかも相対的な前記軸部材の回転量に応じた前記第
    1付勢手段の付勢力よりも小さな付勢力で前記回転体を
    相対的に当該相対回転方向とは反対方向へ付勢し、且
    つ、前記回転体が前記軸部材に対して所定角度回転した
    状態では前記軸部材の外周部に密着する第3付勢手段
    と、 前記回転体の前記引出方向の回転を許容して前記巻取方
    向への回転を制限し、 且つ、当該回転制限状態では前記回転体及び前記第連結
    部材を介して前記軸部材の巻取方向への回転を制限する
    と共に、前記巻取方向への前記回転体の回転制限の解除
    が可能な回転体回転制限手段と、 により前記軸部材回転制限手段を構成したことを特徴と
    する請求項1記載のウエビング巻取装置。
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