JP2003019946A - 自動車用シートベルトの巻取り装置 - Google Patents

自動車用シートベルトの巻取り装置

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JP2003019946A JP2001207663A JP2001207663A JP2003019946A JP 2003019946 A JP2003019946 A JP 2003019946A JP 2001207663 A JP2001207663 A JP 2001207663A JP 2001207663 A JP2001207663 A JP 2001207663A JP 2003019946 A JP2003019946 A JP 2003019946A
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貞昭 満尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートベルト装着時の拘束力を軽減する副ゼ
ンマイばねが巻締まり状態から解放状態に移行する際に
座屈するのを確実に防止して、副ゼンマイばねの耐久性
を向上させる。 【解決手段】 巻取り装置2は、巻軸16をシートベル
ト巻取り方向aへ付勢する主ゼンマイばね10と、シー
トベルト引き出し方向bへの巻軸16の回転をリング1
4に伝達するばねクラッチ25と、リング14に一端が
固定され主ゼンマイばね10と逆向きの回転付勢力を発
生する副ゼンマイばね13を備え、この副ゼンマイばね
13が巻締まり状態から解放状態に移行する際に副ゼン
マイばね13の一端近傍部が座屈するのを防止する為の
サポート部材30を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は自動車用シートベ
ルトの巻取り装置に関し、特に、シートベルト装着状態
で乗員に作用する拘束力を軽減する為の副ゼンマイばね
が巻締まり状態から解放状態に移行する際に座屈しない
ように構成したものに関する。
【0002】
【従来の技術】 自動車用シートベルトは乗員を衝突事
故から保護する為に乗員の身体を座席に拘束するもので
ある。シートベルトの巻取り装置は、シートベルトの巻
取りを行うゼンマイばねを有し、シートベルトの装着時
には、ゼンマイばねのばね力に抗してシートベルトを引
き出し、タングをバックルに挿入する。その状態で、ゼ
ンマイばねのばね力でシートベルトは巻取り方向へ付勢
されているため乗員の胸部が締めつけられ、乗員はシー
トベルトによる圧迫感を覚える。そのため、シートベル
ト装着状態におけるシートベルトの巻取り力を軽減して
胸部の締め付けを緩和し、乗員の圧迫感を軽減してシー
トベルト装着フィーリングを改善する必要がある。
【0003】そこで、シートベルト巻取り力を軽減する
ため、種々の自動車用シートベルトの巻取り装置が提案
されているが、例えば、本願出願人は次のような巻取り
装置を開発中である。即ち、図12に示すように、この
自動車用シートベルトの巻取り装置100は、シートベ
ルト巻取軸(図示略)に連動する巻軸101と、巻軸1
01に巻心部が固定され巻軸101を巻取り方向(図1
2の矢印方向)に付勢する主ゼンマイばね(図示略)
と、巻軸101に外嵌されたクラッチばね102とリン
グ103とを有しシートベルト引き出し方向(図12の
矢印方向と逆方向)への巻軸101の回転をリング10
3に伝達するばねクラッチ104と、主ゼンマイばねと
逆方向の回転付勢力を発生可能な副ゼンマイばね105
とを備えている。副ゼンマイばね105の一端はリング
103に固定され、他端はラチェットホイール106に
固定されている。シートベルトを装着している状態(シ
ートベルトのタングがバックルに連結されている状態)
ではラチェットホイール106の回転はラチェット爪1
07により規制され、シートベルトを装着していない状
態ではラチェットホイール106は自由に回転可能であ
る。
【0004】乗員がシートベルトを装着していない状態
から主ゼンマイばねの付勢力に抗してシートベルトが引
き出されると、巻軸101が引き出し方向に回転する
が、ラチェットホイール106は回転可能であるので、
ばねクラッチ104により巻軸101の回転が伝達され
て副ゼンマイばね105とラチェットホイール106も
引き出し方向に回転し、巻軸101には副ゼンマイばね
105による回転付勢力は作用しない。シートベルトが
装着されるとラチェットホイール106の回転がラチェ
ット爪107により規制されるため、主ゼンマイばねの
回転付勢力により副ゼンマイばね105は巻締まり状態
になり、副ゼンマイばね105により主ゼンマイばねと
逆方向の回転付勢力が巻軸101に作用する。また、副
ゼンマイばね105が巻締められた後、主ゼンマイばね
と逆方向にクラッチばね102と巻軸101間に滑りが
発生し、その摩擦力が巻軸101に作用する。従って、
シートベルト装着時には、主ゼンマイばねによる巻取り
力(乗員に対する拘束力)は副ゼンマイばね105及び
クラッチばね102により軽減されて乗員に作用するこ
とになる。
【0005】シートベルトを装着した状態、つまり副ゼ
ンマイばね105の巻締まり状態からシートベルトを外
すと、巻軸101が主ゼンマイばねにより巻取り方向に
回転すると共に、ラチェットホイール106の回転規制
が解除されるため、副ゼンマイばね105は蓄えられた
弾性エネルギーを解放して解放状態へ移行し、この弾性
エネルギーによりラチェットホイール106がリング1
03に対して相対的に巻取り方向に回転する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 前記の自動車用シー
トベルトの巻取り装置において、副ゼンマイばね105
が巻締まり状態から解放状態に移行する際に、副ゼンマ
イばね105の内端側部分が図13に鎖線で示すような
状態でラチェットホイール106が回転すれば問題ない
が、実際には、副ゼンマイばね105に蓄えられた弾性
エネルギーが一気に解放されるためラチェットホイール
106に急激な回転が生じ、リングに固定された副ゼン
マイばね105の内端の近傍部が図13に実線で示すよ
うに座屈に近い状態に変形する。従って、シートベルト
の装着を繰り返すと短期間のうちにこの一端近傍部にお
いて副ゼンマイばね105が折損して故障状態になり、
シートベルト装着時の拘束力軽減効果が消滅してしまう
ことになる。本発明の目的は、副ゼンマイばねが巻締ま
り状態から解放状態に移行する際に座屈するのを確実に
防止すること、副ゼンマイばねの耐久性を向上させるこ
と、等である。
【0007】
【課題を解決するための手段】 請求項1に記載の自動
車用シートベルトの巻取り装置は、自動車用シートベル
ト巻取軸に連動する巻軸と、この巻軸に巻心部が固定さ
れ巻軸を巻取り方向へ付勢する主ゼンマイばねと、前記
巻軸に外嵌されたクラッチばねとリングとを有しシート
ベルト引き出し方向への巻軸の回転をリングに伝達する
ばねクラッチと、前記リングに一端が固定され且つ主ゼ
ンマイばねと逆向きの回転付勢力を発生可能な副ゼンマ
イばねと、前記副ゼンマイばねの他端が固定され且つシ
ートベルトの巻取り方向へ回転しないように規制手段で
規制可能なラチェットホイールとを備えた自動車用シー
トベルトの巻取り装置において、前記副ゼンマイばねが
巻締まり状態から解放状態に移行する際に副ゼンマイば
ねの一端近傍部が座屈するのを防止するサポート部材を
設けたことを特徴とするものである。
【0008】シートベルトを乗員に装着する(タングを
バックルに連結する)までは、規制手段が作動せず、ラ
チェットホイールが自由に回転できるため、副ゼンマイ
ばねには巻締まりが生じておらず、副ゼンマイばねはそ
の弾性エネルギーを全て解放した解放状態にある。タン
グをバックルに連結すると、規制手段によりラチェット
ホイールが巻取り方向へ回転しないように規制される。
この状態で、シートベルトの余りの部分を巻取らせる時
に、ばねクラッチの摩擦伝達作用を介して巻軸の回転が
リングに伝達されてリングが回転し、副ゼンマイばねは
巻締まり状態になる。こうして、乗員に作用する主ゼン
マイばねによる巻取り力(拘束力)は、副ゼンマイばね
による主ゼンマイばねと逆方向(引き出し方向)の回転
付勢力により軽減される。
【0009】シートベルト装着状態からタングとバック
ルの連結を解除してシートベルトを乗員から外したとき
には、ラチェットホイールの回転規制が解除され、副ゼ
ンマイばねは蓄えられた弾性エネルギーを解放しつつ巻
締まり状態から解放状態に移行する。このとき、主ゼン
マイばねによる巻軸の巻取り方向への回転がばねクラッ
チの摩擦伝達作用によりリングに伝達されてリングが回
転すると共に、副ゼンマイばねに蓄えられていた弾性エ
ネルギーによりラチェットホイールがリングに対して相
対的に巻取り方向に回転する。そのため、リングに固定
された副ゼンマイばねの一端の近傍部が径方向外側に座
屈する虞があるが、サポート部材によりこの座屈が防止
されるので、シートベルトの装着を繰り返してもこの一
端近傍部が折損することがない。
【0010】請求項2に記載の自動車用シートベルトの
巻取り装置は、請求項1の発明において、前記サポート
部材は、前記副ゼンマイばねの前記一端側部分の径方向
外側に設けられ且つリングに固定されたことを特徴とす
るものである。従って、副ゼンマイばねが巻締まり状態
から解放状態に移行する際に、副ゼンマイばねの一端側
部分がサポート部材に当接するので、サポート部材によ
り一端近傍部が径方向外側に座屈するのを防止すること
ができる。
【0011】請求項3に記載の自動車用シートベルトの
巻取り装置は、請求項2の発明において、前記サポート
部材は、前記副ゼンマイばねとは別体に構成されたこと
を特徴とするものである。従って、副ゼンマイばねとは
別の簡単な構造のサポート部材を副ゼンマイばねの一端
側部分の径方向外側に設けることで、一端近傍部が径方
向外側に座屈しようとするのを防止することができる。
【0012】請求項4に記載の自動車用シートベルトの
巻取り装置は、請求項2の発明において、前記サポート
部材は、前記副ゼンマイばねの一端側部分を径方向外側
に折り返して副ゼンマイばねと一体的に構成したことを
特徴とするものである。従って、副ゼンマイばねと一体
的に構成され且つ簡単な構造のサポート部材により、一
端近傍部が径方向外側に座屈しようとするのを防止する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態につ
いて説明する。本実施形態は、自動車に装備される乗員
拘束用のシートベルトを巻取る巻取り装置に本発明を適
用した場合の一例である。尚、図1の前後左右を前後左
右として説明する。
【0014】図1はシートベルト装置1の分解斜視図を
示している。このシートベルト装置1は、巻取り装置
2、ハウジング3、ハウジング3に収容されてシートベ
ルト4を巻取り可能なリール5、リール5に内嵌状に固
定され且つリール5を貫通してハウジング3に回転自在
に支持されたシートベルト巻取軸6(以下、巻取軸6と
いう)等を備えている。ここで、図1の矢印aはシート
ベルト4を巻取る際の巻軸16(巻取軸6)の回転方向
(巻取り方向)を示し、矢印bはシートベルト4を引出
す際の巻軸16の回転方向(引出し方向)を示してい
る。
【0015】図1〜図6に示すように、巻取り装置2
は、主ゼンマイばね10、ディスク11、ラチェットホ
イール12、副ゼンマイばね13、リング14、クラッ
チばね15、巻軸16、ラチェット爪17、捩じりばね
18、ソレノイドアクチュエータ19を備え、これらの
部材10〜19はハウジング3の右側壁に固定されるカ
バー部材20の内部に収容されている。
【0016】カバー部材20の右部のキャップ部20a
に主ゼンマイばね10が収容され、主ゼンマイばね10
の左側にディスク11と環状のラチェットホイール12
が配設されている。ディスク11はラチェットホイール
12に固定されており、ラチェットホイール12の内側
に副ゼンマイばね13が収容されている。副ゼンマイば
ね13の内側にはリング14が配設され、リング14の
内側にクラッチばね15が配設されている。尚、ディス
ク11がカバー部材20に回転自在に収容されて、ラチ
ェットホイール12が巻取軸6の軸心回りに回転可能で
ある。
【0017】巻軸16は、第1軸部16aと、その右側
の第2軸部16b(第1軸部16aよりも小径)と、第
1軸部16aの左端付近のフランジ部16cとを一体形
成した構造である。第1軸部16aに形成された矩形孔
16dに巻取軸6の右端部の方形連結部6aが嵌合さ
れ、巻軸16が巻取軸6に連動連結されている。
【0018】第1軸部16aがクラッチばね15とリン
グ14の内側に配設され、第2軸部16bがディスク1
1の挿通孔11aを挿通して主ゼンマイばね10の内側
に配設され、フランジ部16cがリング14の左面に略
当接している。尚、巻軸16の右端部に右方へ突出する
軸部(図示略)が形成され、この軸部がカバー部材20
の中心部の凹部(図示略)に回転可能に支持されてい
る。
【0019】主ゼンマイばね10は巻心部10aから外
側に巻取り方向aに向かって巻かれた構造であり、その
内端部を第1軸部16bに形成されたスリット16eに
係合させて巻心部10aが巻軸16に固定され、その外
端部がカバー部材20の内部に形成された係合部20b
に係合して固定されている。シートベルト4がリール5
に略全て巻取られている状態から引出され、巻軸16が
引出し方向bへ回転すると主ゼンマイばね10が巻締め
られ、その付勢力により巻取軸6とともに巻軸16が巻
取り方向aへ付勢される。
【0020】副ゼンマイばね13は内側から外側に引出
し方向bに向かって例えば3〜10回巻かれた構造であ
り、内端部がリング14に形成されたスリット14aに
係合して固定され、その外端部がラチェットホイール1
2に形成されたスリット12aに係合して固定されてい
る。この副ゼンマイばね13は、巻軸16に対して引出
し方向b(主ゼンマイばね10と逆向き)の回転付勢力
を発生可能である。図5,図6に示すように、副ゼンマ
イばね13の内端側部分の径方向外側には副ゼンマイば
ね13とは別体に構成された本願特有のサポート部材3
0が設けられている。
【0021】クラッチばね15は、弾性のある線材を略
コイル状に複数回(例えば、2回)密に巻いて構成され
たトーションばねからなり、巻軸16の第1軸部16a
に摩擦結合可能に圧嵌状に外嵌されている。このクラッ
チばね15は一端部15aから巻取り方向aに向かって
巻かれ、その他端部15bが上方へ屈曲してリング14
の内周部分に形成された係合溝14bに係合固定されて
いる。
【0022】前記巻軸16とクラッチばね15とリング
14は、シートベルト引出し方向bへの巻軸16の回転
をリング14に伝達するばねクラッチ25を構成してい
る。即ち、巻軸16が引出し方向bへ回転するとき、巻
軸16との間に作用する摩擦力によりクラッチばね15
に巻締まりが生じてばねクラッチ25が締結状態とな
り、クラッチばね15と巻軸軸16がトルク伝達可能に
強力に結合されて、引出し方向bへの巻軸16の回転を
リング14に確実に伝達する。一方、巻軸16が巻取り
方向aへ回転するときは、このばねクラッチ25の摩擦
伝達作用を介して、巻軸16の巻取り方向aの回転力が
リング14に伝達される。ここで、主ゼンマイばね10
の回転付勢力をT1、副ゼンマイばね13の回転付勢力
をT2、ばねクラッチ25の摩擦伝達作用を介してスリ
ップなしに伝達されるトルクをT3とした場合、T1>
T3>T2の関係が成立している。
【0023】また、前記ラチェット爪17と捩じりばね
18とソレノイドアクチュエータ19等は、ラチェット
ホイール12を巻取り方向aへ回転させないように規制
可能な回転規制機構26を構成している。ラチェット爪
17は、枢支部17aとアーム部17bとレバー部17
cを一体形成した構造であり、枢支部17aがラチェッ
トホイール12の略下側においてカバー部材20の支軸
部20cに揺動可能に支持され、この枢支部17aから
アーム部17bが後方へ延びレバー部17cが下側へ延
びている。
【0024】捩じりばね18はカバー部材20のピン部
20dに装着され、この捩じりばね18によりアーム部
17bがラチェットホイール12の歯に係合する方向に
付勢されている。ソレノイドアクチュエータ19は、レ
バー部17cの後側においてカバー部材20に固定さ
れ、その出力部19aでレバー部17cを前方へ押動
し、アーム部17bとラチェットホイール12との係合
を解除可能である。
【0025】このシートベルト装置1には、図示してい
ないが、シートベルト4に取付けられたタングと、車体
側に固定的に設けられたバックルが設けられ、このタン
グがバックルに連結されるとシートベルト4が乗員に装
着された状態となる。そして、このバックルの連結状態
を検出する検出スイッチとソレノイドアクチュエータ1
9は制御装置(図示略)に電気的に接続され、この制御
装置により、タングとバックルの連結状態に応じてソレ
ノイドアクチュエータ19が駆動制御される。
【0026】シートベルト4を装着するまでは、図6に
示すように、ソレノイドアクチュエータ19がOFF
で、ラチェット爪17がラチェットホイール12から係
合解除されてラチェットホイール12が自由に回転でき
る状態になる。シートベルト4を装着すると(タングが
バックルに連結された状態では)、図5に示すように、
ソレノイドアクチュエータ19がONとされ、ラチェッ
ト爪17がラチェットホイール12に係合してラチェッ
トホイール12が巻取り方向aへ回転しないように規制
される。
【0027】ラチェットホイール12が自由に回転でき
る状態では、副ゼンマイばね13に巻締りが生じていな
いため、巻軸16に対する回転付勢力が発生していな
い。一方、シートベルト4が乗員に装着され、回転規制
機構26によりラチェットホイール12が巻取り方向a
へ回転しないように規制された状態で、主ゼンマイばね
10の回転付勢力により巻軸16が巻取り方向aに回転
するとき、ばねクラッチ25の摩擦伝達作用を介してリ
ング14も巻取り方向aに回転するため副ゼンマイばね
13が巻締められ、巻軸16に対して引出し方向bへの
回転付勢力を発生する。
【0028】尚、巻軸16に対して副ゼンマイばね13
による引出し方向bへの回転付勢力が発生した場合で
も、その回転付勢力は主ゼンマイばね10による巻取り
方向aへの回転付勢力よりも小さくなるように構成され
ている。つまり、ラチェットホイール12が巻取り方向
aへ回転しないように規制された状態で、巻軸16とと
もにリング14が巻取り方向aに過剰に回転した場合で
も、副ゼンマイばね13が所定の回転付勢力(主ゼンマ
イばね10よりも少し小さな付勢力)を発生させる状態
にまで巻締められると、クラッチばね15と巻軸16と
の間に滑りが生じ、これ以上副ゼンマイばね13が巻締
って回転付勢力が大きくなることはない。
【0029】次に、本願特有のサポート部材30につい
て説明する。図7,図8に示すように、ステンレス(例
えばSUS301)製のサポート部材30は副ゼンマイ
ばね13の内端側部分の径方向外側に設けられ、このサ
ポート部材30は、副ゼンマイばね13の内端側の段部
30aと、この段部30aから副ゼンマイばね13の内
端近傍部に沿って延びるサポート部30bとを一体形成
したものである。段部30aは副ゼンマイばね13の内
端と共にリング14のスリット14aに係合固定されて
いる。
【0030】シートベルト4が乗員に装着された状態で
は、前述のように、副ゼンマイばね13は主ゼンマイば
ね10の巻取り方向aの回転付勢力により巻締められた
巻締まり状態にある。この状態から、シートベルト4の
装着を解除するとラチェットホイール12の回転規制が
解除される。このとき、主ゼンマイばね10による巻軸
16の巻取り方向aの回転がリング14に伝達されてリ
ング14が回転すると共に、副ゼンマイばね13は蓄え
た弾性エネルギーを解放して解放状態に移行するので、
この弾性エネルギーによりラチェットホイール12は巻
取り方向aに付勢されてリング14に対して相対的に巻
取り方向aに回転する。
【0031】このラチェットホイール12の回転によ
り、副ゼンマイばね13の内端近傍部が径方向外側に座
屈する虞があるが、図7に示すように、副ゼンマイばね
13の内端近傍部はサポート部30bに当接するので、
サポート部材30によりこの座屈変形は規制されること
になる。
【0032】次に、巻取り装置2の作用を図9,図10
により説明する。1)シートベルト4を乗員に装着する
際にシートベルト4を引出す場合、巻取り軸6とともに
巻軸16が引出し方向bに回転するため、ばねクラッチ
25が締結状態となり、巻軸16と一体的にリング14
と副ゼンマイばね13を介してラチェットホイール12
が引出し方向bに回転する。ラチェットホイール12は
自由に回転できる状態であるため、副ゼンマイばね13
は解放状態であり、巻軸16には副ゼンマイばね13に
よる引出し方向bへの回転付勢力は作用していない。つ
まり、シートベルト4の引出し力は、主ゼンマイばね1
0の回転付勢力(トルク)だけが作用する図9の曲線
〔I〕の特性となる。
【0033】2)シートベルト4を乗員に装着した後に
シートベルト4の余分な弛み部分を巻取らせる場合、主
ゼンマイばね10により巻軸16が巻取り方向aに回転
するため、ばねクラッチ25の摩擦伝達作用を介して巻
軸16の回転がリング14に伝達され、リング14が巻
取り方向aに回転する。回転規制機構26によりラチェ
ットホイール12が巻取り方向aへ回転規制された状態
であるため、リング14が巻取り方向aに回転すると、
副ゼンマイばね13は巻締まり状態となり、巻軸16に
対して引出し方向bへの回転付勢力を発生する。
【0034】つまり、シートベルト4を巻取る巻軸16
の巻取り力は、副ゼンマイばね13の巻締りにより軽減
されて図9の曲線[II]の特性となり、乗員に対してシー
トベルト4から弱い拘束力しか作用しない。但し、図9
の曲線[II]に示すように、巻取り開始後点Pまではクラ
ッチばね15と巻軸16の間に滑りが生じず、また、こ
の間において副ゼンマイばね13の巻締りが略完了す
る。点P以降の巻取りにおいては、クラッチばね15と
巻軸16の間に滑りが発生してブレーキ作用が得られ
る。
【0035】3)シートベルト4が乗員にフィットした
状態では、副ゼンマイばね13の巻締まりが大きくな
り、巻軸16の巻取り力が小さくなり図9の点Qで止ま
っており、シートベルト4は弱い拘束力で乗員に優しく
フィットした状態となる。
【0036】ここで、図9の曲線[IIa],曲線[IIb] は、
曲線[II]の場合よりもシートベルト4を多く引出して装
着した後にシートベルト4の余分な弛み部分を巻取らせ
る場合の特性を示している。この場合も、シートベルト
4を装着した直後から、副ゼンマイばね13が巻締めら
れるため、巻軸16の巻取り力は軽減され曲線[II]と略
同様の特性となる。但し、曲線[II]の場合よりも巻軸1
6が巻取り方向aに多く回転するが、副ゼンマイばね1
3が所定の回転付勢力を発生させる状態にまで巻締めら
れると、クラッチばね15と巻軸16との間に滑りが生
じ、これ以上副ゼンマイばね13が巻締められて回転付
勢力が大きくなることはないため、シートベルト4が乗
員にフィットした場合の拘束力も、曲線[II]を経て収束
した拘束力と略同じになる。
【0037】4)シートベルト4を乗員に装着した状態
でシートベルト4を引出す場合、副ゼンマイばね13に
巻締まりが生じている範囲内、例えば、シートベルト4
が 200mm以内において引出される場合、巻軸16が引
出し方向bに回転するためばねクラッチ25が締結(伝
達)状態となり、副ゼンマイばね13による引出し方向
bへの回転付勢力がばねクラッチ25を介して巻軸16
に伝達される。つまり、巻軸16の巻取り力は、副ゼン
マイばね13の解放弾性力でアシストされて軽減され、
図9の曲線[III],[IV]の特性となり、乗員に対してシー
トベルト4から弱い拘束力しか作用しない。但し、副ゼ
ンマイばね13に巻締まりがなくなるまで、例えば、シ
ートベルト4が 200mm以上引出される場合には、図9
の曲線〔I〕の特性に移行し、主ゼンマイばね10の回
転付勢力に抗してシートベルト4を引出すことになる。
【0038】5)シートベルト4を乗員に装着した状態
で、シートベルト4を引出した後に、再度シートベルト
4を巻取らせる場合、前述のように、ばねクラッチ25
の摩擦伝達作用を介して副ゼンマイばね13が巻締めら
れ、巻軸16の巻取り力が副ゼンマイばね13の巻締め
により軽減されて、図9の曲線[II],曲線[IIa] ,曲線
[IIb] 等の同等の特性となり、乗員に対してシートベル
ト4から弱い拘束力しか作用しない。
【0039】6)シートベルト4の装着を解除してシー
トベルト4を巻取らせる場合、先ず、シートベルト4の
解除とともに、回転規制機構26によるラチェットホイ
ール12の巻取り方向aへの回転規制も解除され自由に
回転できる状態になるため、副ゼンマイばね13が巻締
まり状態から解放状態に移行し、巻締まりにより蓄えら
れていた弾性エネルギーが解放される。つまり、シート
ベルト4の解除直後に、巻軸16に主ゼンマイばね10
による巻取り方向aへの回転付勢力だけが作用するた
め、巻軸16の巻取り力が急激に上昇して図9の曲線
[V] の特性となり、シートベルト4は急速に巻取られ
る。
【0040】シートベルト4の装着を解除して副ゼンマ
イばね13が巻締まり状態から解放状態に移行する際
に、副ゼンマイばね13の弾性エネルギーによりラチェ
ットホイール12はリング14に対して相対的に巻取り
方向に回転するため、副ゼンマイばね13の内端近傍部
が座屈する可能性があるが、図7に示すように、サポー
ト部材30が副ゼンマイばね13の内端部外側に設けら
れているため、サポート部材30に内端部近傍が当接し
て副ゼンマイばね13の座屈変形が規制される。
【0041】以上の巻取り装置2によれば、シートベル
ト4の装着を解除したときには副ゼンマイばね13が巻
締まり状態から解放状態に移行するが、このとき、サポ
ート部材30は副ゼンマイばね13の内端近傍部をサポ
ートし、この内端近傍部が径方向外側に座屈するのを防
止することができるので、シートベルト4の装着を繰り
返してもこの内端近傍部が折損することがない。従っ
て、副ゼンマイばね13の耐久性を向上させることがで
き、シートベルト4の装着時の拘束力軽減効果が損なわ
れることがない。
【0042】サポート部材30は、副ゼンマイばね13
とは別体に構成されたので、副ゼンマイばね13と別の
簡単な構造のサポート部材30を内端側部分の径方向外
側に設けることで内端近傍部が径方向外側に座屈するの
を防止することができる。
【0043】次に、前記実施形態に種々の変更を加えた
変更形態について説明する。1〕サポート部材30の材
質としては、一般的な炭素鋼、合金鋼等、副ゼンマイば
ね13の座屈を防ぐための強度を確保できるものであれ
ば、種々の金属材料を使用できる。2〕サポート部30
bが副ゼンマイばね13の内端側部分の外側部分に密着
するように構成してもよい。この場合、副ゼンマイばね
13が巻締まる際のサポート部30bによる抵抗が小さ
くなる。但し、サポート部材30自体が折損することの
ないように、前記実施形態に比べて強度の高い金属材料
でサポート部材30を構成することが望ましい。
【0044】3〕図11に示すように、副ゼンマイばね
13Aの内端側部分を径方向外側へ折り返してサポート
部材30を副ゼンマイばね13Aと一体的に構成しても
よい。サポート部材30をこのように構成することで、
巻取り装置2の部品数を少なくすることができる。4〕
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において前記実
施形態に種々の変更を付加した形態で実施できることは
言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、シートベル
トの装着を解除したときには副ゼンマイばねが巻締まり
状態から解放状態に移行するが、このときに、サポート
部材がリングに固定された副ゼンマイばねの一端の近傍
部をサポートし、この一端近傍部が径方向外側に座屈す
るのを防止することができるので、シートベルトの装着
を繰り返してもこの一端近傍部が折損することがない。
従って、副ゼンマイばねの耐久性を向上させることがで
き、シートベルト装着時の拘束力軽減効果が損なわれる
ことがない。
【0046】請求項2の発明によれば、サポート部材が
副ゼンマイばねの一端側部分の径方向外側に設けられ且
つリングに固定されたので、副ゼンマイばねが巻締まり
状態から解放状態に移行する際に、一端近傍部がサポー
ト部材に当接するので、サポート部材により一端近傍部
が径方向外側に座屈しようとするのを防止することがで
きる。その他、請求項1と同様の効果が得られる。
【0047】請求項3の発明によれば、サポート部材
は、副ゼンマイばねとは別体に構成されたので、副ゼン
マイばねと別の簡単な構造のサポート部材を一端側部分
の径方向外側に設けることで一端近傍部が径方向外側に
座屈するのを防止することができる。その他、請求項2
と同様の効果がえられる。
【0048】請求項4の発明によれば、サポート部材
は、副ゼンマイばねの一端側部分を径方向外側に折り返
して副ゼンマイばねと一体的に構成したことを特徴とす
るものである。従って、サポート部材の構造が簡単にな
るし、サポート部材として別の部材を設けることなく部
品数が増えることもないため、製作コスト的に有利であ
る。その他、請求項2と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実発明の実施形態に係るシートベルト装置の
分解斜視図である。
【図2】巻取り装置の斜視図である。
【図3】巻取り装置の要部の斜視図である。
【図4】巻取り装置の要部の分解縦断面図である。
【図5】巻取り装置(ラチェットホイール回転規制時)
の側面図である。
【図6】巻取り装置(ラチェットホイール回転規制解除
時)の側面図である。
【図7】巻取り装置の要部(座屈変形規制時)の側面図
である。
【図8】サポート部材の斜視図である。
【図9】巻取り装置による巻取り力/引出し力の特性図
である。
【図10】各動作における種々の部材の状態を示す図表
である。
【図11】変更形態の図8相当図である。
【図12】従来の巻取り装置の図6相当図である。
【図13】従来の巻取り装置の図7相当図である。
【符号の説明】
2 巻取り装置 4 シートベルト 6 シートベルト巻取軸 10 主ゼンマイばね 12 ラチェットホイール 13 副ゼンマイばね 14 リング 15 クラッチばね 16 巻軸 25 ばねクラッチ 26 回転規制機構 30 サポート部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 元昭 京都市右京区梅津西浦町14番地 サンコー ル株式会社内 (72)発明者 満尾 貞昭 京都市右京区梅津西浦町14番地 サンコー ル株式会社内 (72)発明者 赤松 徳和 京都市右京区梅津西浦町14番地 サンコー ル株式会社内 Fターム(参考) 3D018 KA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用シートベルト巻取軸に連動する
    巻軸と、 この巻軸に巻心部が固定され巻軸を巻取り方向へ付勢す
    る主ゼンマイばねと、 前記巻軸に外嵌されたクラッチばねとリングとを有しシ
    ートベルト引き出し方向への巻軸の回転をリングに伝達
    するばねクラッチと、 前記リングに一端が固定され且つ主ゼンマイばねと逆向
    きの回転付勢力を発生可能な副ゼンマイばねと、 前記副ゼンマイばねの他端が固定され且つシートベルト
    の巻取り方向へ回転しないように規制手段で規制可能な
    ラチェットホイールとを備えた自動車用シートベルトの
    巻取り装置において、 前記副ゼンマイばねが巻締まり状態から解放状態に移行
    する際に副ゼンマイばねの一端近傍部が座屈するのを防
    止するサポート部材を設けたことを特徴とする自動車用
    シートベルトの巻取り装置。
  2. 【請求項2】 前記サポート部材は、前記副ゼンマイば
    ねの前記一端側部分の径方向外側に設けられ且つリング
    に固定されたことを特徴とする請求項1に記載の自動車
    用シートベルトの巻取り装置。
  3. 【請求項3】 前記サポート部材は、前記副ゼンマイば
    ねとは別体に構成されたことを特徴とする請求項2に記
    載の自動車用シートベルトの巻取り装置。
  4. 【請求項4】 前記サポート部材は、前記副ゼンマイば
    ねの一端側部分を径方向外側に折り返して副ゼンマイば
    ねと一体的に構成したことを特徴とする請求項2に記載
    の自動車用シートベルトの巻取り装置。
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