JP5314611B2 - ウエビング巻取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乗員の身体を拘束するウエビングベルトを装着した状態でウエビングベルトを巻取る方向へ付勢する付勢力を小さくできるテンションリデューサを備えたウエビング巻取装置に関する。
下記特許文献1に開示されたウエビング巻取装置では、シートベルト巻取軸の一端に連結された巻軸がハウジングに回転自在に支持されている。この巻軸にはシートベルトがシートベルト巻取軸から引出されることでシートベルト巻取軸にシートベルトを巻取らせる方向(巻取方向)への付勢力を発生させる主ぜんまいばねの端部が係止されていると共に、所謂テンションリデューサを構成するラチェットホイールが回転自在に支持されている。
このウエビング巻取装置に適用されたテンションリデューサでは、ラチェットホイールに渦巻き方向外側端が係止された副ぜんまいばねの渦巻き方向内側端がリングやばねクラッチを介して上記の巻軸に対して摩擦係合している。
回転規制機構のラチェット爪がラチェットホイールの巻取方向への回転を規制した状態で主ぜんまいばねが巻軸を巻取方向に回転させると、副ぜんまいばねの渦巻き方向内側端がラチェットホイールを介して巻取方向への回転が規制された渦巻き方向外側端に対して巻取方向に回転する。これにより副ぜんまいばねにて生じた付勢力で主ぜんまいばねの付勢力が相殺される構成になっている。
特許3396027号の公報
このウエビング巻取装置に適用されたテンションリデューサでは、ラチェットホイールを貫通した巻軸に主ぜんまいばねの渦巻き方向内側端が係止されるが、ラチェットホイールを貫通した巻軸にケース部材内の主ぜんまいばねの渦巻き方向内側端を係止させようとすると、主ぜんまいばねの渦巻き方向内側端がラチェットホイールやケース部材に隠れて作業し難い。
本発明は、上記事実を考慮して、テンションリデューサの組立作業の作業性を向上できるウエビング巻取装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、長尺帯状のウエビングベルトの長手方向基端側が係止され、前記ウエビングベルトを基端側から巻取ると共に前記ウエビングベルトが引出されることで引出方向に回転するスプールと、前記スプールの軸方向側方に設けられ、前記スプール側へ向けて開口した有底のケースと、前記ケースの内側に設けられて、前記スプールに直接又は間接的に接続され、前記引出方向に前記スプールが回転することで前記スプールを前記引出方向とは反対の巻取方向への巻取付勢力が生じるスプール付勢手段と、前記ケース内における前記スプール付勢手段の前記スプールとは反対側に配置されて、前記引出方向及び前記巻取方向に回転可能な回転体と、前記回転体と共に前記ケース内における前記スプール付勢手段の前記スプールとは反対側に配置され、前記回転体に対して一端側が係合して前記回転体と共に回転可能で、他端側が一端側に対して巻取方向に回転することで前記スプール付勢手段の前記巻取付勢力に抗する相殺付勢力が生じる相殺付勢手段と、前記スプール付勢手段に繋げられて前記スプール付勢手段の前記巻取付勢力により前記巻取方向に回転可能に設けられると共に、前記相殺付勢手段の他端が係止されて、前記巻取方向への回転を前記相殺付勢手段の他端に伝達可能な回転伝達手段と、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係るウエビング巻取装置では、車両の乗員がウエビングベルトをスプールから引出すと、スプールが引出方向に回転する。このようにスプールが引出方向に回転すると、スプール付勢手段にて巻取付勢力が生じ、スプールを引出方向とは反対の巻取方向に付勢する。
このようにスプールから引出されたウエビングベルトが乗員の身体に掛け回された状態で乗員がウエビングベルトに対する引っ張りを解消すると、スプール付勢手段の付勢力がスプールを巻取方向に回転させて、スプールにウエビングベルトを巻取らせ、ウエビングベルトの弛みを解消させる。また、スプール付勢手段の巻取付勢力は巻取方向への回転力として回転伝達手段を介して相殺付勢手段の他端に伝達可能である。
スプール付勢手段の巻取付勢力に基づく巻取方向の回転力が相殺付勢手段の他端に伝わり、相殺付勢手段の他端が巻取方向に回転すると、相殺付勢手段の一端側が回転体を回転させようとする。この状態で回転体の巻取方向への回転が規制されていると、相殺付勢手段の一端側の巻取方向への回転が規制又は抑制され、これにより、相殺付勢手段の他端は一端側に対して巻取方向に相対回転する。このように、相殺付勢手段の他端は一端側に対して巻取方向に相対回転すると相殺付勢手段では引出方向の相殺付勢力が生ずる。
相殺付勢手段の相殺付勢力は相殺付勢手段の他端を引出方向に付勢するので、回転伝達手段、ひいてはスプールを引出方向に付勢することになり、スプール付勢手段にて生じた巻取付勢力に抗する。このため、スプール付勢手段の巻取付勢力が相殺付勢手段の相殺付勢力に相殺されて、スプールを巻取方向に付勢する力が減少する。このように、スプールを巻取方向に付勢する力が減少することで、ウエビングベルトをその基端側へ引っ張る力が減少し、乗員の身体に装着されたウエビングベルトが乗員の身体を締め付ける力が減少する。
ところで、本発明に係るウエビング巻取装置では、回転体及び相殺付勢手段は巻取付勢手段を介してスプールとは反対側(すなわち、ケースの開口方向とは反対側)に設けられるため、回転体及び相殺付勢手段は巻取付勢手段よりも先にケース内に配置されることになる。このように、ケースに配置された相殺付勢手段の他端に回転伝達手段を組み付けるに際しては、ケースの開口側から相殺付勢手段を容易に視認できるので、相殺付勢手段の他端に対する回転伝達手段を組み付けは容易である。
したがって、相殺付勢手段の他端に組み付けられた回転伝達手段に巻取付勢手段を繋げれば容易に巻取付勢手段の巻取付勢力を相殺付勢手段の相殺付勢力で相殺してウエビングベルトの張力を軽減する所謂「テンションリデューサ」を容易に組み立てることができる。
請求項2に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項1に記載の本発明において、前記回転体の内側に前記相殺付勢手段を配置可能とし、前記回転体の内側に前記相殺付勢手段を配置して前記回転体と前記相殺付勢手段とをユニット状にした状態で前記回転体を前記ケースに取付可能とし、前記スプール付勢手段を保持する保持体に前記スプール付勢手段を保持させてユニット状とし、前記保持体に前記スプール付勢手段を保持させた状態で前記保持体を前記ケースに取付可能としている。
請求項2に記載の本発明に係るウエビング巻取装置では、回転体の内側に相殺付勢手段を配置でき、このように回転体の内側に相殺付勢手段を配置してユニット状にできる。さらに、回転体の内側に相殺付勢手段が配置されてユニット状とされた状態で回転体をケースに取り付けることができる。これに対して、スプール付勢手段は保持体に保持させることでユニット状とすることができ、このようにスプール付勢手段を保持手段に保持させた状態で連結部材をスプール付勢手段に取り付けると共に連結部材をケースに取り付けること(支持させること)ができる。

これにより、回転体及び相殺付勢手段側のユニットとスプール付勢手段及び連結部材側のユニットとを予め別の工程で組み立てておき、各ユニットを順番にケース及びケースに取り付けることで、組み立ての効率化を図ることができる。
以上説明したように、本発明に係るウエビング巻取装置は、テンションリデューサの組立作業の作業性を向上できる。
本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置の要部の分解斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置の要部の正面断面図である。 本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置を構成する回転体及び回転体の巻取方向への回転を規制する機構を示す側面図である。 図3とは反対側からみた回転体の側面図である。 テンションリデューサの組立工程を示す図である。
<本実施の形態の構成>
図1には本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置10の要部の構成が分解斜視図により示されており、図2にはウエビング巻取装置10の要部の構成が正面断面図により示されている。
図2に示されるように、ウエビング巻取装置10はフレーム12を備えている。フレーム12は背板14を備えている。背板14の幅方向一方の端部からは背板14の厚さ方向一方の側へ向けて脚板16が延出されており、背板14の幅方向他方の端部からは背板14に対する脚板16の延出方向へ向けて脚板(図示省略)が延出されている。背板14の幅方向一方の端部から延出された脚板16と背板14の幅方向他方の端部から延出された脚板(図示省略)との間にはスプール18が設けられている。図1に示されるように、スプール18は軸方向が背板14の幅方向に沿った円筒形状とされている。
このスプール18には長尺帯状に形成されたウエビングベルト20の長手方向基端側が係止されており、スプール18がその軸周りの一方である巻取方向に回転するとウエビングベルト20が長手方向基端側からウエビングベルト20の外周部に巻取られる。これに対し、ウエビングベルト20をその先端側へ引っ張ると、スプール18に巻取られているウエビングベルト20がスプール18から引出されつつ、ウエビング巻取装置10が巻取方向とは反対の引出方向に回転する。
一方、上記の背板14の幅方向に沿った脚板16の外側にはテンションリデューサ22を構成するケース24が設けられている。ケース24は厚さ方向が脚板16の厚さ方向に沿った板状の基部26を備えており、この基部26がねじ等の締結固定手段やぎぼしピン等の嵌合固定手段によって脚板16に固定される。この基部26には所定形状の孔が形成されており、この孔の縁に沿った環状の周壁28が基部26の脚板16とは反対側へ向けて形成されている。この周壁28の基部26とは反対側の端部には中壁30が周壁28から連続して形成されている。中壁30は厚さ方向が基部26の厚さ方向に沿った板状とされており、中壁30よりも基部26側で周壁28に囲まれた空間は巻取スプリングユニット収容部32(図1参照)とされている。
この巻取スプリングユニット収容部32の内側には巻取スプリングユニット40が配置されている。巻取スプリングユニット40は保持体としてのスプリングカバー42を備えている。スプリングカバー42は平板状の底壁44を備えている。この底壁44の外周部からは脚板16側へ向けて周壁46が立設されており、スプリングカバー42は全体的に脚板16側へ向けて開口した箱形状とされている。このスプリングカバー42の外周形状は巻取スプリングユニット収容部32の内周形状(すなわち、周壁28の内周形状)よりも僅かに小さく、スプリングカバー42は巻取スプリングユニット収容部32の内側でケース24に対して回り止とめされた状態で嵌め込まれている。
スプリングカバー42の内側には、スプール付勢手段としての巻取スプリング50が設けられている。巻取スプリング50は渦巻き方向外側から渦巻き方向内側への向きが引出方向とされたぜんまいばねにより構成されている。巻取スプリング50の渦巻き方向外側の端部近傍では巻取スプリング50が逆向きに折り返されて係止部52が形成されており、底壁44から脚板16側へ向けて立設された係止壁54に係止されている。これに対して、巻取スプリング50の渦巻き方向内側の端部は連結部材として回転伝達手段を構成するアダプタ56の外周部に係止されている。
アダプタ56はスプール18に対して略同軸とされた円柱形状に形成されており、スプール18における軸方向脚板16側の端部と対向するアダプタ56の端部には、スプール18に対して同軸的にスプール18から突出形成された連結軸部58が嵌まり込む嵌合孔60が形成されており、連結軸部58が嵌合孔60に嵌り込むことでスプール18に対するアダプタ56の相対回転が不能な状態でスプール18とアダプタ56とが繋がる。
このため、ウエビングベルト20をその先端側へ引っ張ってスプール18を引出方向へ回転させると巻取スプリング50の渦巻き方向内側の端部が渦巻き方向外側の端部に対して引出方向に相対回転する。このようにして巻取スプリング50が巻き締められることでスプール18を巻取方向に付勢すると共に、巻取スプリング50の渦巻き方向外側端部に対する渦巻き方向内側端部の引出方向への相対回転量が多いほど上記の付勢力が増大する。
この巻取スプリング50が収容されたスプリングカバー42の開口側にはシート62が設けられている。シート62は厚さ方向が脚板16の厚さ方向に沿った板状とされている。このシート62には貫通孔64が形成されており、上記のアダプタ56が通過する。また、シート62の外周一部からは嵌合片66が延出されている。嵌合片66に対応して上記の背板14には嵌合孔68を有する嵌合部70が形成されており、嵌合部70の嵌合孔68に嵌合片66を嵌合させることでシート62が背板14に一体的に取り付けられ、背板14における巻取スプリングユニット収容部32の開口側やスプリングカバー42の開口側が閉止される。
一方、背板14の中壁30には所定形状の孔部82が形成されている。さらに、中壁30の脚板16とは反対側の面からは孔部82の縁に沿った周壁84が形成されている。この周壁84の中壁30とは反対側の端部は底壁86により閉止されており、底壁86よりも中壁30側における周壁84の内側はリデューススプリングユニット収容部88とされ、このリデューススプリングユニット収容部88にはリデューススプリングユニット90が収容されている。リデューススプリングユニット90は回転体としてのラチェットギヤ92を備えている。
ラチェットギヤ92は厚さ方向が底壁86の厚さ方向に沿った板状の底壁部94を備えている。底壁部94の中央にはボス96が形成されている。ボス96は底壁86側へ向けて開口した有底筒形状に形成されており、その軸方向中間部よりも一方の側(ボス96の開口側)は底壁部94の底壁86側へ突出し、ボス96の軸方向中間部よりも他方の側(ボス96の底部98側)は底壁部94の脚板16側に突出している。
ボス96の内周形状は円形である外周形状に対して同軸の円形に形成されている。さらに、この底部98にはボス96の内周形状に対して同軸の貫通孔100が形成されている。この貫通孔100は底部98を貫通しているのみならず、底部98の脚板16側の面での開口端へ向けて漸次内径寸法が小さくなる円錐台形状とされている。
図1及び図2に示されるように、このボス96に対応してケース24の底壁86には円筒部として第1支持手段及び第2支持手段の双方を構成する軸受部102が形成されている。軸受部102はケース24を脚板16に取り付けた状態でスプール18に対して同軸状となる円筒形状に形成されている。但し、軸受部102の先端側はボス96の底部98に形成された貫通孔100に対応して先端へ向けて漸次外径寸法が小さくなる円錐台形状となっている。リデューススプリングユニット収容部88内にラチェットギヤ92を配置した状態で軸受部102の内側にはボス96が入り込み、ボス96によってラチェットギヤ92が回転自在に支持される。さらに、ボス96の内側にはスプール18に対して同軸状に円柱形状にアダプタ56に一体に形成された軸受部102が入り込み、軸受部102(すなわち、アダプタ56)が回転自在に支持されている。
底壁部94の外周部にはラチェット部106が形成されており、ラチェットギヤ92は全体的に脚板16側へ向けて開口した盆形状(軸方向寸法が比較的短い有底筒形状)とされている。ラチェット部106の径方向外側(本実施の形態ではラチェット部106の下方)にはソレノイド110が設けられている。ソレノイド110は制御手段としてのECUを介して車両に搭載されたバッテリーに電気的に接続されている。さらに、このECUは本ウエビング巻取装置10と共にシートベルト装置を構成するバックル装置に設けられたバックルスイッチに電気的に接続されており、上記のウエビングベルト20に設けられたタングプレートがバックル装置に装着されたことをバックルスイッチが検出すると、ECUがソレノイド110を通電状態する。このようにソレノイド110が通電状態になるとソレノイド110は磁界を形成する。
また、このソレノイド110にはプランジャ112が設けられている。プランジャ112は磁性体によって棒状に形成されており、その長手方向基端側はソレノイド110に入り込んでいる。上記のようにソレノイド110が通電されるとソレノイド110が形成する磁界によってプランジャ112は更にソレノイド110の内側に引き込まれるようになっている。このプランジャ112の先端側にはパウル114が設けられている。パウル114が円筒部116を備えている。円筒部116は軸方向がスプール18の軸方向と同じ向きとされている。この円筒部116には少なくとも一端がシート62及びケース24の少なくとも何れか一方に保持された軸部118(図2参照)が通過し、軸部118周りにパウル114が回動可能に支持されている。この円筒部116の外周一部からは回転規制片120が延出されている。
図3に示されるように、パウル114が軸部118周りの一方である係合方向へ回動すると、回転規制片120の先端はラチェット部106の外周部に接近してラチェット部106のラチェット歯に係合する。このように回転規制片120の先端がラチェット部106のラチェット歯に係合した状態では、ラチェットギヤ92の巻取方向への回転が規制される。また、円筒部116の外周一部からは連結片122が延出されている。パウル114はこの連結片122にてパウル114がプランジャ112に繋がっており、プランジャ112がソレノイド110に引き込まれると連結片122がプランジャ112に引っ張られて軸部118周りにパウル114が係合方向へ回動する。また、このパウル114にはリターンスプリング124の一端が係止されており、パウル114は係合方向とは反対方向に付勢され、ソレノイド110が通電されなければ回転規制片120の先端側がラチェット部106の外周部から離間した状態で維持される。
一方、ラチェットギヤ92の内側(すなわち、底壁部94の脚板16側でラチェット部106の内側)には、リデューススプリングユニット90を構成する相殺付勢手段としてのリデュースバランススプリング130が配置されている。リデュースバランススプリング130は巻取スプリング50よりも付勢力が弱く、しかも、渦巻き方向外側から渦巻き方向内側への向きが巻取方向とされたぜんまいばねにより構成されている。
図3及び図4に示されるように、リデュースバランススプリング130における渦巻き方向外側の端部近傍では、半径方向内方で且つ渦巻き方向内方側に折り曲げられている。このリデュースバランススプリング130の渦巻き方向最外層の部分(渦巻きの最も外側の部分)と最外層から2番目の部分(渦巻きの外側から2番目の部分)との間にはリデューススライドスプリング140が配置されている。リデューススライドスプリング140は長手方向がリデュースバランススプリング130の周方向に沿い幅方向がスプール18の軸方向に沿った細幅板状に形成されている。リデュースバランススプリング130の渦巻き方向内側端の側を曲率の中心として幅方向を軸方向とする軸周りに湾曲している。
さらに、図2から図4に示されるように、リデュースバランススプリング130の渦巻き方向最内層の部分(渦巻きの最も内側の部分)の更に内側には、回転伝達部材として回転伝達手段を構成するクラッチ150が設けられている。クラッチ150はスプリングケース152を備えている。スプリングケース152は脚板16の側へ向けて開口した有底の円筒形状に形成されている。ラチェットギヤ92の底壁部94に形成されたボス96のうち、底壁部94よりも脚板16側に位置する部分により、ラチェットギヤ92に対して同軸的に相対回転可能に支持されている。
このスプリングケース152の底壁にはアダプタ56の軸部104が貫通しており、軸部104に対して同軸的に相対回転自在に軸部104に支持されていると共に、図3及び図4に示されるように、スプリングケース152にはリデュースバランススプリング130の渦巻き方向内側の端部が係止されている。
また、図1に示されるように、クラッチ150はクラッチホイール154を備えている。クラッチホイール154は円筒形状のクラッチ壁156を備えており、このクラッチ壁156が軸受部102に対して同軸の状態でスプリングケース152の内側に入り込み、この状態でクラッチホイール154がスプリングケース152に組み付いている。また、クラッチホイール154にはアダプタ56の本体部分と軸受部102との間に介在する非円形の回り止め部158が貫通しており、クラッチホイール154のアダプタ56に対する相対回転が規制されている。
上記のスプリングケース152の内側で且つクラッチ壁156の外側にはクラッチスプリング160が配置されている。クラッチスプリング160は軸方向がスプール18の軸方向と同じ向きとされたコイル状に形成されており、その一端はスプリングケース152に係止されている。クラッチスプリング160を円筒形状とみなした場合、その内径寸法はクラッチ壁156の外径寸法に略等しく、クラッチスプリング160はクラッチ壁156の外周部に摺接している。さらに、このクラッチスプリング160は、他端側が一端側に対して巻取方向に変位することで巻き締まるようにコイルの巻き回し方向が設定されている。
<本実施の形態の作用、効果>
次に本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
(テンションリデューサ22の動作)
本ウエビング巻取装置10では、車両のシートに着座した乗員が身体にウエビングベルト20を装着するためにウエビングベルト20をその先端側へ引っ張ってウエビングベルト20をスプール18から引出すと、スプール18が引出方向に回転する。スプール18が引出方向に回転すると、アダプタ56が引出方向に回転して巻取スプリング50の渦巻き方向内側端部を渦巻き方向外側端部に対して引出方向に回転させる。これにより、巻取スプリング50が巻き締まり、アダプタ56を介してスプール18を巻取方向へ付勢する付勢力が漸次増加する。
また、このようにアダプタ56が引出方向に回転することでクラッチホイール154が引出方向に回転する。クラッチホイール154のクラッチ壁156の外周部にはクラッチスプリング160が摺接しているので、クラッチ壁156の外周部とクラッチスプリング160との摩擦によりクラッチスプリング160がクラッチ壁156と共に引出方向に回転すると、クラッチスプリング160の一端が係止されたスプリングケース152が引出方向に回転する。
スプリングケース152にはリデュースバランススプリング130の渦巻き方向内側端部が係止されているので、スプリングケース152が引出方向に回転するとリデュースバランススプリング130の渦巻き方向内側端部が引出方向に回転する。リデュースバランススプリング130の最外層はリデュースバランススプリング130の弾性やリデューススライドスプリング140の弾性でラチェットギヤ92のラチェット部106に圧接しているので、リデュースバランススプリング130の渦巻き方向内側端部が引出方向に回転すると、リデュースバランススプリング130の最外層が引出方向に回転し、更に、リデュースバランススプリング130の最外層とラチェット部106の内周部との摩擦でラチェットギヤ92が引出方向に回転する。すなわち、この状態では、スプール18の引出方向への回転力がラチェットギヤ92まで伝わったとしてもラチェットギヤ92は引出方向へ回転するだけであり、リデュースバランススプリング130に特に変化が生じない。
次いで、ウエビングベルト20が充分に引出されて乗員の身体に掛け回され、更に、ウエビングベルト20に設けられたタングがバックル装置に装着されると、バックル装置に設けられたバックルスイッチからの電気信号に基づきECUがソレノイド110を通電状態にする。ソレノイド110が通電されることで形成された磁界によりプランジャ112がソレノイド110に引き込まれると、プランジャ112の先端側に連結片122が係合しているパウル114がリターンスプリング124の付勢力に抗して係合方向に回動する。これにより、パウル114の回転規制片120がラチェット部106の外周部に形成されたラチェット歯に係合すると、ラチェットギヤ92の巻取方向への回転が規制される。
この状態で、乗員がウエビングベルト20を引出すためにウエビングベルト20に付与していた引っ張り力が解消されると(乗員がウエビングベルト20の引っ張りをやめると)、巻取スプリング50がその付勢力でアダプタ56を介してスプール18を巻取方向へ回転させてウエビングベルト20の弛みを解消させる。アダプタ56が巻取方向に回転させられることで、クラッチホイール154が巻取方向に回転すると、クラッチ壁156との摩擦でクラッチスプリング160の他端が巻取方向に回転し、これにより、クラッチスプリング160が巻き締まる。
クラッチスプリング160が巻き締まることでクラッチスプリング160とクラッチ壁156との摩擦が増大すると、クラッチスプリング160全体がクラッチ壁156(すなわち、クラッチホイール154)と共に巻取方向に回転する。クラッチスプリング160が巻取方向に回転することでスプリングケース152が巻取方向に回転すると、スプリングケース152に係止されているリデュースバランススプリング130の渦巻き方向内側端部が巻取方向に回転する。
リデュースバランススプリング130はその最外層がリデュースバランススプリング130の弾性やリデューススライドスプリング140の弾性でリデューススプリングユニット90のラチェット部106に圧接しており、しかも、上記のようにラチェットギヤ92の巻取方向への回転が規制されているので、この状態でリデュースバランススプリング130の渦巻き方向内側端部が巻取方向に回転しても、リデュースバランススプリング130の最外層はラチェット部106の内周部との摩擦で回転しないか、又は、渦巻き方向内側端部よりも回転量が少ない。リデュースバランススプリング130は渦巻き方向外側から渦巻き方向内側への向きが巻取方向とされている。このため、リデュースバランススプリング130は渦巻き方向内側端部が渦巻き方向外側端部に対して相対的に巻取方向に回転すると、リデュースバランススプリング130が巻き締められて渦巻き方向内側端部を引出方向に回転させようとする付勢力が増大する。
このようにして生じた(増大した)リデュースバランススプリング130の付勢力はリデュースバランススプリング130の渦巻き方向内側端部が係止されたスプリングケース152を巻取方向に回転させようとする力、すなわち、巻取スプリング50の付勢力に抗することになる。
さらに、リデュースバランススプリング130がスプリングケース152の外周部に全密着するまで巻き締められると、この状態以降にスプリングケース152を介してリデュースバランススプリング130に伝わる巻取方向への回転力でリデュースバランススプリング130の最外層とリデューススライドスプリング140とが一体となって回転する。
このようにして巻取スプリング50の付勢力の一部又は全部がリデュースバランススプリング130の付勢力で相殺されることで、スプール18を巻取方向に回転させようとする力が減少し、乗員の身体に装着されているウエビングベルト20をその基端側へ引っ張る力が減少する。これにより、ウエビングベルト20が乗員に付与する締め付け(静的締付力)が軽減される。
また、ウエビングベルト20を装着した乗員の身体が移動すると、ウエビングベルト20が引き出される。ウエビングベルト20が引き出されることでスプール18が引出方向に回転すると巻取スプリング50が巻き締められ、スプール18を巻取方向に付勢する力、ひいては、ウエビングベルト20を引っ張って乗員の身体を締め付ける力が増加する。しかしながら、本ウエビング巻取装置10では、リデュースバランススプリング130の付勢力が巻取スプリング50の付勢力を相殺するので、乗員の身体が移動してウエビングベルト20を引っ張った際のウエビングベルト20の締付力(動的締付力)の増加を抑制できる。
(ケース24の軸受部102の機能)
ところで、上記のようにラチェット部106のラチェット歯にパウル114の回転規制片120が係合してラチェットギヤ92の巻取方向への回転を規制すると、ラチェットギヤ92は回転規制片120からの押圧力を受けて、ラチェットギヤ92が全体的にその半径方向へ変位しようとする。しかしながら、ラチェットギヤ92はケース24に形成された軸受部102がボス96の内側に入り込むことで軸受部102に支持されている(すなわち、ラチェットギヤ92は軸受部102の外周部に支持されている)。これに対して、アダプタ56の軸部104は軸受部102の内側に入り込むことで軸受部102に支持されている(すなわち、アダプタ56の軸部104は軸受部102の内周部に支持されている)。
すなわち、ラチェットギヤ92のボス96とアダプタ56の軸部104とはそれぞれ独立した状態で軸受部102に支持されている。このため、ラチェット部106のラチェット歯にパウル114の回転規制片120が係合することでラチェットギヤ92が全体的にその半径方向へ変位しようとしても、アダプタ56はその影響(抵抗)を受けないか、又は、ラチェットギヤ92が全体的にその半径方向へ変位しようとする影響が少ない。
したがって、回転規制片120が係合してラチェットギヤ92の巻取方向への回転を規制した状態でも、アダプタ56は円滑に回転できる。
(クラッチ150の機能)
一方、例えば、乗員が身体に装着されているウエビングベルト20を外す際等にバックル装置を操作してバックル装置からタングプレートを外すと、バックルスイッチからの電気信号によりECUはソレノイド110に対する通電を遮断する。ソレノイド110に対する通電が遮断されることでソレノイド110により形成されていた磁界が解消されると、リターンスプリング124の付勢力でパウル114が係合方向とは反対向きに回動し、回転規制片120とラチェット部106のラチェット歯との係合が解消される。
上記のように、ラチェットギヤ92の巻取方向への回転が規制されていた状態では、リデュースバランススプリング130の渦巻き方向内側端部が渦巻き方向外側端部に対して巻取方向に相対回転して付勢力が増大している。このため、ラチェットギヤ92の回転規制が解消されると、リデュースバランススプリング130の付勢力でラチェット部106の内周部に圧接しているリデュースバランススプリング130の最外層がラチェットギヤ92を巻取方向に回転させる。このようにしてリデュースバランススプリング130の付勢力が開放され、ラチェットギヤ92が巻取方向に回転する勢いで更にスプリングケース152が巻取方向に回転すると、それまでクラッチ壁156の外周部に巻き締まっていたクラッチスプリング160に緩みが生じる。
これにより、スプリングケース152及び130を介してラチェットギヤ92の回転力が伝わったクラッチスプリング160はクラッチ壁156に対して滑るように巻取方向に回転する。このため、ラチェットギヤ92の巻取方向への回転力のリデュースバランススプリング130の渦巻き方向内側端部及びその近傍部分に集中して作用することがない。このため、このような回転力に起因したリデュースバランススプリング130の渦巻き方向内側端部及びその近傍部分の座屈を防止するためのサポート部材(例えば、特開2003−19946に開示されているようなサポート部材)が不要になる。
このようなサポート部材が不要になることでリデュースバランススプリング130の付勢力をダイレクトにスプリングケース152に伝えることができ、付勢力の伝達効率が向上する。しかも、ラチェットギヤ92の内側にサポート部材を設けなくてもよいことからラチェットギヤ92の内側のスペース効率を向上でき、例えば、ラチェットギヤ92を小型化できたり、ラチェットギヤ92を大型化することなく比較的大型のリデュースバランススプリング130を用いたりすることができる。
(組み付け面から見た本実施の形態の作用、効果)
次に、テンションリデューサ22の組み立て工程の説明を通してテンションリデューサ22の組み付け面からみた本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本ウエビング巻取装置10においてテンションリデューサ22を組み立てるに際して、先ず、巻取スプリングユニット40、リデューススプリングユニット90、及びクラッチ150がそれぞれ組み立てられる。
巻取スプリングユニット40の組立工程ではスプリングカバー42の内側に巻取スプリング50が配置され、係止部52が係止壁54に係止されてユニット化される。これに対して、リデューススプリングユニット90の組立工程では、ラチェットギヤ92の内側にリデュースバランススプリング130とリデューススライドスプリング140とが配置され、これにより、ラチェットギヤ92、リデュースバランススプリング130、及びリデューススライドスプリング140がユニット化される。さらに、クラッチ150の組立工程では、クラッチスプリング160のコイル部分の内側にクラッチホイール154のクラッチ壁156が挿入される。この状態でクラッチスプリング160の一端がスプリングケース152に係止され、これにより、クラッチ150が組み立てられる。
次いで、以上のように組み立てられたリデューススプリングユニット90が、先ず、図5(A)に示されるように、ケース24におけるリデューススプリングユニット収容部88内に配置され、ラチェットギヤ92が軸受部102に支持される。次に、図5(B)に示されるように、リデュースバランススプリング130の内側にクラッチ150が配置され、スプリングケース152にリデュースバランススプリング130の渦巻き方向内側端が係止される。ここで、この状態では、ケース24の開口側からクラッチ150及びリデュースバランススプリング130を容易に視認できるので、スプリングケース152にリデュースバランススプリング130の他端を容易に係止できる。
次いで、図5(C)に示されるように、巻取スプリングユニット40のスプリングカバー42がケース24の巻取スプリングユニット収容部32に嵌め込まれる。ここで、クラッチ150のスプリングケース152はボス96に回転可能に支持されるので、クラッチ150はラチェットギヤ92の中央に位置する。これにより、ケース24の巻取スプリングユニット収容部32にスプリングカバー42を装着しても軸受部102及び回り止め部158が通過する底壁44(スプリングカバー42)の透孔から、クラッチ壁156において回り止め部158が嵌まり込む孔が目視できる。
図5(D)に示されるように、ケース24に巻取スプリングユニット40を装着した状態で巻取スプリング50の内側にアダプタ56が配置されて、クラッチ150及びラチェットギヤ92をアダプタ56の回り止め部158や軸部104が通過させられるが、上記のように、巻取スプリングユニット収容部32にスプリングカバー42を装着しても軸受部102及び回り止め部158が通過する底壁44(スプリングカバー42)の透孔から、クラッチ壁156において回り止め部158が嵌まり込む孔が目視できるので、回り止め部158をクラッチホイール154に容易に嵌合させて、更に、軸部104を軸受部102に容易に嵌挿させることができる。
10 ウエビング巻取装置
18 スプール
20 ウエビングベルト
22 テンションリデューサ
40 巻取スプリングユニット
50 巻取スプリング(スプール付勢手段)
56 アダプタ(連結部材、回転伝達手段)
90 リデューススプリングユニット
92 ラチェットギヤ(回転体)
130 リデュースバランススプリング(相殺付勢手段)
150 クラッチ(回転伝達部材、回転伝達手段)

Claims (2)

  1. 長尺帯状のウエビングベルトの長手方向基端側が係止され、前記ウエビングベルトを基端側から巻取ると共に前記ウエビングベルトが引出されることで引出方向に回転するスプールと、
    前記スプールの軸方向側方に設けられ、前記スプール側へ向けて開口した有底のケースと、
    前記ケースの内側に設けられて、前記スプールに直接又は間接的に接続され、前記引出方向に前記スプールが回転することで前記スプールを前記引出方向とは反対の巻取方向への巻取付勢力が生じるスプール付勢手段と、
    前記ケース内における前記スプール付勢手段の前記スプールとは反対側に配置されて、前記引出方向及び前記巻取方向に回転可能な回転体と、
    前記回転体と共に前記ケース内における前記スプール付勢手段の前記スプールとは反対側に配置され、前記回転体に対して一端側が係合して前記回転体と共に回転可能で、他端側が一端側に対して巻取方向に回転することで前記スプール付勢手段の前記巻取付勢力に抗する相殺付勢力が生じる相殺付勢手段と、
    前記スプール付勢手段に繋げられて前記スプール付勢手段の前記巻取付勢力により前記巻取方向に回転可能に設けられると共に、前記相殺付勢手段の他端が係止されて、前記巻取方向への回転を前記相殺付勢手段の他端に伝達可能な回転伝達手段と、
    を備えるウエビング巻取装置。
  2. 前記回転体の内側に前記相殺付勢手段を配置可能とし、前記回転体の内側に前記相殺付勢手段を配置して前記回転体と前記相殺付勢手段とをユニット状にした状態で前記回転体を前記ケースに取付可能とし、前記スプール付勢手段を保持する保持体に前記スプール付勢手段を保持させてユニット状とし、前記保持体に前記スプール付勢手段を保持させた状態で前記保持体を前記ケースに取付可能とした請求項1に記載のウエビング巻取装置。
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