JP5456619B2 - ウェビング巻取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の乗員に装着されるウェビングが巻取られ又は引出されるスプールに付勢力を伝達するウェビング巻取装置に関する。
下記特許文献1に記載のウェビング巻取装置では、スプールと渦巻きコイルスプリングとの間に、アダプタ(第1アダプタ及び第2アダプタ)が設けられており、アダプタの外周には、捩りコイルスプリング(第1捩りコイルスプリング及び第2捩りコイルスプリング)が設けられている。
第1捩りコイルスプリングが第1アダプタ及び第2アダプタの外周に巻締められた際には、第1捩りコイルスプリングと第1アダプタ及び第2アダプタとの間の回転が制限(規制)されて、渦巻きコイルスプリングからスプールに回転付勢力が伝達される。
その後、第2捩りコイルスプリングが第2アダプタの外周に巻締められた際には、第2捩りコイルスプリングと第2アダプタとの間の回転が制限(抑制)されて、渦巻きコイルスプリングからスプールに伝達される回転付勢力が低減される。
しかしながら、このウェビング巻取装置では、捩りコイルスプリングがアダプタに巻締められない際における捩りコイルスプリングとアダプタとの間の回転の制限トルクを小さくしつつ、捩りコイルスプリングがアダプタに巻締められた際における捩りコイルスプリングとアダプタとの間の回転の制限トルクを大きくして、両制限トルクの差を大きくするためには、捩りコイルスプリングの巻数を多くする必要がある。
ここで、捩りコイルスプリングの巻数を多くすると、捩りコイルスプリングのみならずアダプタも長くなって、捩りコイルスプリング及びアダプタの配置スペースが大きくなる。
このため、捩りコイルスプリングの巻数を多くしなくても、当該両制限トルクの差を大きくできることが望まれている。
特開2001−233175号公報
本発明は、上記事実を考慮し、スプリングの巻数を多くしなくてもスプリングが回転部材に巻締められない際とスプリングが回転部材に巻締められた際とにおけるスプリングと回転部材との間の回転の制限トルクの差を大きくできるウェビング巻取装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のウェビング巻取装置は、車両の乗員に装着されるウェビングが回転されることで巻取られ又は引出されるスプールと、前記スプールに付勢力を伝達可能にされた付勢手段と、前記スプールと前記付勢手段との間に設けられた回転部材と、螺旋状にされて前記回転部材に設けられ、前記回転部材に巻締められることで前記回転部材に対する回転が制限されて前記付勢手段から前記スプールへの付勢力の伝達が制御され、かつ、前記回転部材に巻締められることで一端側への移動力を作用されると共に、前記回転部材への巻締力が一端側を他端側に比し大きくされるスプリングと、を備えている。
請求項2に記載のウェビング巻取装置は、請求項1に記載のウェビング巻取装置において、前記回転部材の前記スプリングによる巻締部分の径が前記スプリングの一端側を前記スプリングの他端側に比し大きくされている。
請求項3に記載のウェビング巻取装置は、請求項1又は請求項2に記載のウェビング巻取装置において、前記回転部材に設けられない状態における前記スプリングの径が前記スプリングの一端側を前記スプリングの他端側に比し小さくされている。
請求項4に記載のウェビング巻取装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のウェビング巻取装置において、前記回転部材に設けられ、前記スプリングの他端側への移動を係止可能にされた係止部を備えている。
請求項1に記載のウェビング巻取装置では、スプールが回転されることで、ウェビングがスプールに対し巻取られ又は引出される。
また、スプールに付勢手段が付勢力を伝達可能にされており、スプールと付勢手段との間に回転部材が設けられている。さらに、スプリングが、螺旋状にされて、回転部材に設けられており、スプリングが回転部材に巻締められることで、スプリングの回転部材に対する回転が制限されて、付勢手段からスプールへの付勢力の伝達が制御される。
ここで、スプリングが回転部材に巻締められることで、スプリングに一端側への移動力が作用される。さらに、スプリングの回転部材への巻締力が、一端側を他端側に比し大きくされる。
このため、スプリングの巻数を多くしなくても、スプリングが回転部材に巻締められない際には、スプリングと回転部材との間の回転の制限トルクを小さくしつつ、スプリングが回転部材に巻締められる際には、スプリングと回転部材との間の回転の制限トルクを大きくできる。
これにより、スプリングの巻数を多くしなくても、スプリングが回転部材に巻締められない際とスプリングが回転部材に巻締められた際とにおけるスプリングと回転部材との間の回転の制限トルクの差を大きくできる。
請求項2に記載のウェビング巻取装置では、回転部材のスプリングによる巻締部分の径が、スプリングの一端側をスプリングの他端側に比し大きくされている。このため、スプリングの回転部材への巻締力が一端側を他端側に比し大きい構成に簡単にできる。
請求項3に記載のウェビング巻取装置では、回転部材に設けられない状態におけるスプリングの径がスプリングの一端側をスプリングの他端側に比し小さくされている。このため、スプリングの回転部材への巻締力が一端側を他端側に比し大きい構成に簡単にできる。
請求項4に記載のウェビング巻取装置では、回転部材に設けられた係止部が、スプリングの他端側への移動を係止可能にされている。このため、スプリングの回転部材への巻締めが解除されてスプリングに他端側への移動力が作用した際でも、スプリングが回転部材から脱落することを抑制できる。
本発明の実施の形態に係るウェビング巻取装置の主要部を示す車両前後方向一側かつ車幅方向内側から見た分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るウェビング巻取装置の主要部を示す車幅方向外側から見た断面図である。 本発明の実施の形態に係るウェビング巻取装置の主要部を示す車両前後方向他側から見た側面図である。 本発明の実施の形態に係るウェビング巻取装置の主要部を示す車幅方向内側から見た断面図である。 本発明の実施の形態に係るウェビング巻取装置におけるクラッチホイール及びクラッチスプリングを示す車両前後方向他側から見た斜視図である。
<本実施の形態の構成>
図1には、本発明の実施の形態に係るウェビング巻取装置10の主要部が車両前後方向一側かつ車幅方向内側から見た分解斜視図にて示されており、図2には、ウェビング巻取装置10の主要部が車幅方向外側から見た断面図にて示されている。
図2に示されるように、ウェビング巻取装置10はフレーム12を備えている。フレーム12は背板14を備えている。背板14の幅方向一方(車両前後方向他側)の端部からは背板14の厚さ方向一方の側へ向けて脚板16が延出されており、背板14の幅方向他方(車両前後方向一側)の端部からは背板14に対する脚板16の延出方向へ向けて脚板(図示省略)が延出されている。背板14の幅方向一方の端部から延出された脚板16と背板14の幅方向他方の端部から延出された脚板(図示省略)との間にはスプール18が設けられている。図1に示されるように、スプール18は軸方向が背板14の幅方向に沿った円筒形状とされている。
図1及び図2に示されるように、このスプール18には長尺帯状に形成されたウェビング20の長手方向基端側が係止されており、スプール18がその軸周りの一方である巻取方向(図1の矢印Aの方向)に回転するとウェビング20が長手方向基端側からウェビング20の外周部に巻取られる。これに対し、ウェビング20をその先端側へ引張ると、スプール18に巻取られているウェビング20がスプール18から引出されつつ、スプール18が巻取方向とは反対の引出方向(図1の矢印Bの方向)に回転する。
一方、上記の背板14の幅方向に沿った脚板16の外側にはテンションリデューサ22を構成するケース24が設けられている。ケース24は厚さ方向が脚板16の厚さ方向に沿った板状の基部26を備えており、この基部26がねじ等の締結固定手段やぎぼしピン等の嵌合固定手段によって脚板16に固定される。この基部26には所定形状の孔が形成されており、この孔の縁に沿った環状の周壁28が基部26の脚板16とは反対側へ向けて形成されている。この周壁28の基部26とは反対側の端部には中壁30が周壁28から連続して形成されている。中壁30は厚さ方向が基部26の厚さ方向に沿った板状とされており、中壁30よりも基部26側で周壁28に囲まれた空間は巻取スプリングユニット収容部32とされている。
この巻取スプリングユニット収容部32の内側には巻取スプリングユニット40が配置されている。巻取スプリングユニット40は保持体としてのスプリングカバー42を備えている。スプリングカバー42は平板状の底壁44を備えている。この底壁44の外周部からは脚板16側へ向けて周壁46が立設されており、スプリングカバー42は全体的に脚板16側へ向けて開口した箱形状とされている。このスプリングカバー42の外周形状は巻取スプリングユニット収容部32の内周形状(すなわち、周壁28の内周形状)よりも僅かに小さく、スプリングカバー42は巻取スプリングユニット収容部32の内側でケース24に対して回り止とめされた状態で嵌め込まれている。
スプリングカバー42の内側には、スプール付勢手段としての巻取スプリング50が設けられている。巻取スプリング50は渦巻き方向外側から渦巻き方向内側への向きが引出方向とされたぜんまいばねにより構成されている。巻取スプリング50の渦巻き方向外側の端部近傍では巻取スプリング50が逆向きに折り返されて折返部52が形成されており、底壁44から脚板16側へ向けて立設された係止壁54に係止されている。これに対して、巻取スプリング50の渦巻き方向内側の端部は連結部材として伝達手段を構成するアダプタ56の外周部に係止されている。
アダプタ56はスプール18に対して略同軸とされた円柱形状に形成されており、スプール18における軸方向脚板16側の端部と対向するアダプタ56の端部には、スプール18に対して同軸的にスプール18から突出形成された連結軸部58が嵌まり込む嵌合孔60が形成されており、連結軸部58が嵌合孔60に嵌り込むことでスプール18に対するアダプタ56の相対回転が不能な状態でスプール18とアダプタ56とが繋がる。
このため、ウェビング20をその先端側へ引張ってスプール18を引出方向へ回転させると巻取スプリング50の渦巻き方向内側の端部が渦巻き方向外側の端部に対して引出方向に相対回転する。このようにして巻取スプリング50が巻締められることでスプール18を巻取方向に付勢すると共に、巻取スプリング50の渦巻き方向外側端部に対する渦巻き方向内側端部の引出方向への相対回転量が多いほど上記の付勢力が増大する。
この巻取スプリング50が収容されたスプリングカバー42の開口側にはシート62が設けられている。シート62は厚さ方向が脚板16の厚さ方向に沿った板状とされている。このシート62には貫通孔64が形成されており、上記のアダプタ56が通過する。また、シート62の外周一部からは嵌合片66が延出されている。嵌合片66に対応して上記のケース24には嵌合孔68を有する嵌合部70が形成されており、嵌合部70の嵌合孔68に嵌合片66を嵌合させることでシート62がケース24に一体的に取り付けられ、ケース24における巻取スプリングユニット収容部32の開口側やスプリングカバー42の開口側が閉止される。
一方、ケース24の中壁30には所定形状の孔部82が形成されている。さらに、中壁30の脚板16とは反対側の面からは孔部82の縁に沿った周壁84が形成されている。この周壁84の中壁30とは反対側の端部は底壁86により閉止されており、底壁86よりも中壁30側における周壁84の内側はリデューススプリングユニット収容部88とされ、このリデューススプリングユニット収容部88にはリデューススプリングユニット90が収容されている。リデューススプリングユニット90は、ばね収容部並びに回転体としてのラチェットギヤ92を備えている。
ラチェットギヤ92は厚さ方向が底壁86の厚さ方向に沿った板状の底壁部94を備えている。底壁部94の中央にはボス96が形成されている。ボス96は底壁86側へ向けて開口した有底筒形状に形成されており、その軸方向中間部よりも一方の側(ボス96の開口側)は底壁部94の底壁86側へ突出し、ボス96の軸方向中間部よりも他方の側(ボス96の底部98側)は底壁部94の脚板16側に突出している。
ボス96の内周形状は円形である外周形状に対して同軸の円形に形成されている。さらに、この底部98にはボス96の内周形状に対して同軸の貫通孔100が形成されている。この貫通孔100は底部98を貫通しているのみならず、底部98の脚板16側の面での開口端へ向けて漸次内径寸法が小さくなる円錐台形状とされている。
このボス96に対応してケース24の底壁86には円筒部として支持手段を構成する軸受部102が形成されている。軸受部102はケース24を脚板16に取り付けた状態でスプール18に対して同軸状となる円筒形状に形成されている。なお、軸受部102の先端側はボス96の底部98に形成された貫通孔100に対応して先端へ向けて漸次外径寸法が小さくなる円錐台形状とされてもよい。リデューススプリングユニット収容部88内にラチェットギヤ92を配置した状態で軸受部102がボス96の内側に入り込み、軸受部102によってラチェットギヤ92が回転自在に支持される。さらに、ボス96の内側(貫通孔100)にはスプール18に対して同軸状に円柱形状にアダプタ56に一体に形成された軸部104が入り込み、しかも、軸部104が軸受部102の内側に入り込み、軸受部102によって軸部104(すなわち、アダプタ56)が回転自在に支持されている。
底壁部94の外周部にはリング状のラチェット部106が形成されており、ラチェットギヤ92は全体的に脚板16側へ向けて開口した盆形状(軸方向寸法が比較的短い有底筒形状)とされている。ラチェット部106の径方向外側(本実施の形態ではラチェット部106の下方)にはソレノイド110が設けられている。ソレノイド110は制御手段としてのECUを介して車両に搭載されたバッテリーに電気的に接続されている。さらに、このECUは本ウェビング巻取装置10と共にシートベルト装置を構成するバックル装置に設けられたバックルスイッチに電気的に接続されており、上記のウェビング20に設けられたタングプレートがバックル装置に装着されたことをバックルスイッチが検出すると、ECUがソレノイド110を通電状態する。このようにソレノイド110が通電状態になるとソレノイド110は磁界を形成する。
また、このソレノイド110にはプランジャ112が設けられている。プランジャ112は磁性体によって棒状に形成されており、その長手方向基端側はソレノイド110に入り込んでいる。上記のようにソレノイド110が通電されるとソレノイド110が形成する磁界によってプランジャ112は更にソレノイド110の内側に引き込まれるようになっている。このプランジャ112の先端側にはパウル114が設けられている。パウル114が円筒部116を備えている。円筒部116は軸方向がスプール18の軸方向と同じ向きとされている。この円筒部116には少なくとも一端がシート62及びケース24の少なくとも何れか一方に保持された軸部118(図2参照)が通過し、軸部118周りにパウル114が回動可能に支持されている。この円筒部116の外周一部からは回転規制片120が延出されている。
図3に示されるように、パウル114が軸部118周りの一方である係合方向へ回動すると、回転規制片120の先端はラチェット部106の外周部に接近してラチェット部106のラチェット歯に係合する。このように回転規制片120の先端がラチェット部106のラチェット歯に係合した状態では、ラチェットギヤ92の巻取方向への回転が規制される。また、円筒部116の外周一部からは連結片122が延出されている。パウル114はこの連結片122にてパウル114がプランジャ112に繋がっており、プランジャ112がソレノイド110に引き込まれると連結片122がプランジャ112に引張られて軸部118周りにパウル114が係合方向へ回動する。また、このパウル114にはリターンスプリング124(図1参照)の一端が係止されており、パウル114は係合方向とは反対方向に付勢され、ソレノイド110が通電されなければ回転規制片120の先端側がラチェット部106の外周部から離間した状態で維持される。
一方、図1に示されるように、ラチェットギヤ92のラチェット部106は底壁94よりも厚く、このため、ラチェット部106の内側にはスプリングカバー42側へ向けて開口したばね収容孔126が形成されている。このばね収容孔126の内側(すなわち、底壁部94の脚板16側でラチェット部106の内側)には、リデューススプリングユニット90を構成する付勢手段としてのリデュースバランススプリング130が配置されている。リデュースバランススプリング130は巻取スプリング50よりも付勢力が弱く、しかも、渦巻き方向外側から渦巻き方向内側への向きが巻取方向とされたぜんまいばねにより構成されている。
このリデュースバランススプリング130が収容されるばね収容孔126の開口縁からは、ばね収容孔126の開口径方向内側へ向けて干渉部132が突出形成されており、更に、ばね収容孔126の底壁には干渉部132の各々に対応する孔134が形成されている。これらの孔134はラチェットギヤ92を成形するにあたり、各干渉部132を形成するためのコアが通過する孔として形成される。ばね収容孔126の開口縁からの干渉部132の突出寸法は、リデュースバランススプリング130の厚さ以上とされており、干渉部132の先端部は少なくともリデュースバランススプリング130の最外層部よりもばね収容孔126の開口半径方向内側に達している。
図3に示されるように、リデュースバランススプリング130における渦巻き方向外側の端部近傍では、半径方向内方で且つ渦巻き方向内方側に折り曲げられている。このリデュースバランススプリング130の渦巻き方向最外層の部分(渦巻きの最も外側の部分)と最外層から2番目の部分(渦巻きの外側から2番目の部分)との間にはリデューススライドスプリング140が配置されている。リデューススライドスプリング140は長手方向がリデュースバランススプリング130の周方向に沿い幅方向がスプール18の軸方向に沿った細幅板状に形成されている。リデューススライドスプリング140は、リデュースバランススプリング130の渦巻き方向内側端の側を曲率の中心として幅方向を軸方向とする軸周りに湾曲している。
さらに、図2から図4に示されるように、リデュースバランススプリング130の渦巻き方向最内層の部分(渦巻きの最も内側の部分)の更に内側には、伝達切替手段として伝達手段を構成するクラッチ150が設けられている。
クラッチ150は、伝達部材としてのスプリングケース152(リング)を備えている。スプリングケース152は脚板16の側へ向けて開口した有底の円筒形状に形成されている。スプリングケース152は、ラチェットギヤ92の底壁部94に形成されたボス96のうち、底壁部94よりも脚板16側に位置する部分により、ラチェットギヤ92に対して同軸的に相対回転可能に支持されている。
このスプリングケース152の底壁にはアダプタ56の軸部104が貫通しており、軸部104に対して同軸的に相対回転自在にラチェットギヤ92のボス96に支持されていると共に、図3及び図4に示されるように、スプリングケース152にはリデュースバランススプリング130の渦巻き方向内側の端部が係止されている。
また、図4及び図5に示されるように、クラッチ150は、回転部材としての略円柱状のクラッチホイール154を備えている。
クラッチホイール154の外周部には、巻締部としての略円筒形状のクラッチ壁156が同軸的に一体形成されており、このクラッチ壁156が軸受部102に対して同軸の状態でスプリングケース152の内側に入り込み、この状態でクラッチホイール154がスプリングケース152に組付いている。また、クラッチホイール154にはアダプタ56の本体部分と軸部104との間に介在する非円形の回り止め部158が同軸的に貫通しており、クラッチホイール154のアダプタ56に対する相対回転が規制されている。
クラッチ壁156の外周外側には、スプリングケース152の底壁側の端部において、追加係止部としての円環板状の係止フランジ156Aが同軸的に一体形成されており、係止フランジ156Aは、クラッチ壁156の外周面から径方向外側へ突出されている。
クラッチ壁156の外周外側には、スプリングケース152の底壁とは反対側の端部において、係止部としての円環板状のフランジ156Bが同軸的に一体形成されており、フランジ156Bは、クラッチ壁156の外周面から径方向外側へ突出されている。
クラッチ壁156の外周面は、フランジ156B側から係止フランジ156A側へ向かうに従いクラッチ壁156の径方向外側へ向かう方向へ傾斜された傾斜面(テーパ面)にされており、クラッチ壁156の外周面の径は、フランジ156B側から係止フランジ156A側へ向かうに従い徐々に大きくされている。
クラッチ壁156の外周面には、スプリングとしてのクラッチスプリング160が装着されており、クラッチスプリング160は、軸方向がスプール18の軸方向と同じ向きとされかつ引出方向へ向かうに従いフランジ156B側から係止フランジ156A側へ向かう方向に巻かれた螺旋状(コイル状)に形成されている。クラッチスプリング160は、係止フランジ156A側において係止フランジ156Aに係止可能にされると共に、フランジ156B側においてフランジ156Bに係止可能にされており、これにより、クラッチスプリング160のクラッチ壁156からの脱落が係止される。
クラッチスプリング160の自然状態(クラッチ壁156の外周面に装着されない状態)においては、クラッチスプリング160は、軸方向全体に亘って径が同一にされており、クラッチスプリング160の内径寸法は、クラッチ壁156の最小外径寸法(クラッチ壁156の外周面のフランジ156B側端の径)に比し、小さくされている。このため、クラッチスプリング160がクラッチ壁156の外周面に装着されることで、クラッチスプリング160が、軸方向全体に亘って付勢力に抗して径を大きくされて、クラッチ壁156の外周面に圧接されている。
クラッチスプリング160の係止フランジ156A側の一端160Aは、スプリングケース152の内周面に係止されており、クラッチスプリング160の一端160Aは、スプリングケース152に対する巻取方向及び引出方向への回転を規制されると共に、スプリングケース152に対するクラッチスプリング160軸方向への移動を許容されている。
クラッチホイール154がスプリングケース152に対し巻取方向へ回転された際には、クラッチスプリング160の一端160A以外の部分が、クラッチ壁156の外周面から巻取方向への摩擦力を作用されて、一端160Aに対し巻取方向へ回転されることで、クラッチスプリング160がクラッチ壁156の外周面に巻締められる。さらに、クラッチスプリング160の一端160A以外の部分に対しクラッチ壁156の外周面が巻取方向への回転力を作用される(クラッチスプリング160の一端160A以外の部分がクラッチ壁156の外周面に対し引出方向への回転力を作用される)ことで、クラッチスプリング160が、クラッチ壁156の外周面に対し螺旋方向(巻き方向)に沿った移動力を作用されて、クラッチ壁156の外周面に対し係止フランジ156A側への移動力を作用される。
また、上述の如くクラッチ壁156の外周面の径がフランジ156B側から係止フランジ156A側へ向かうに従い徐々に大きくされているため、クラッチスプリング160のクラッチ壁156外周面への巻締力は、他端側から一端160A側へ向かうに従い徐々に大きくされる。
<本実施の形態の作用、効果>
次に本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
(テンションリデューサ22の動作)
本ウェビング巻取装置10では、車両のシートに着座した乗員が身体にウェビング20を装着するためにウェビング20をその先端側へ引張ってウェビング20をスプール18から引出すと、スプール18が引出方向に回転する。スプール18が引出方向に回転すると、アダプタ56が引出方向に回転して巻取スプリング50の渦巻き方向内側端部を渦巻き方向外側端部に対して引出方向に回転させる。これにより、巻取スプリング50が巻締まり、アダプタ56を介してスプール18を巻取方向へ付勢する付勢力が漸次増加する。
また、このようにアダプタ56が引出方向に回転することでクラッチホイール154が引出方向に回転する。クラッチホイール154のクラッチ壁156の外周面にはクラッチスプリング160が圧接されているので、クラッチ壁156の外周面とクラッチスプリング160との間の摩擦力によりクラッチスプリング160がクラッチ壁156と一体に引出方向に回転すると、クラッチスプリング160の一端160Aが係止されたスプリングケース152が引出方向に回転する。
スプリングケース152にはリデュースバランススプリング130の渦巻き方向内側端部が係止されているので、スプリングケース152が引出方向に回転するとリデュースバランススプリング130の渦巻き方向内側端部が引出方向に回転する。リデュースバランススプリング130の最外層はリデュースバランススプリング130の弾性やリデューススライドスプリング140の弾性でラチェットギヤ92のラチェット部106に圧接しているので、リデュースバランススプリング130の渦巻き方向内側端部が引出方向に回転すると、リデュースバランススプリング130の最外層が引出方向に回転し、更に、リデュースバランススプリング130の最外層とラチェット部106の内周部との摩擦でラチェットギヤ92が引出方向に回転する。すなわち、この状態では、スプール18の引出方向への回転力がラチェットギヤ92まで伝わったとしてもラチェットギヤ92は引出方向へ回転するだけであり、リデュースバランススプリング130及びクラッチスプリング160に特に変化が生じない。
次いで、ウェビング20が充分に引出されて乗員の身体に掛け回され、更に、ウェビング20に設けられたタングがバックル装置に装着されると、バックル装置に設けられたバックルスイッチからの電気信号に基づきECUがソレノイド110を通電状態にする。ソレノイド110が通電されることで形成された磁界によりプランジャ112がソレノイド110に引き込まれると、プランジャ112の先端側に連結片122が係合しているパウル114がリターンスプリング124の付勢力に抗して係合方向に回動する。これにより、パウル114の回転規制片120がラチェット部106の外周部に形成されたラチェット歯に係合すると、ラチェットギヤ92の巻取方向への回転が規制される。
この状態で、乗員がウェビング20を引出すためにウェビング20に付与していた引張力が解消されると(乗員がウェビング20の引張りをやめると)、巻取スプリング50がその付勢力でアダプタ56を介してスプール18を巻取方向へ回転させてウェビング20の弛みを解消させる。アダプタ56が巻取方向に回転させられることで、クラッチホイール154がスプリングケース152に対し巻取方向へ回転されると、クラッチスプリング160の一端160A以外の部分が、クラッチ壁156の外周面から巻取方向への摩擦力を作用されて、一端160Aに対し巻取方向へ回転されることで、クラッチスプリング160がクラッチ壁156の外周面に巻締められる。
さらに、クラッチスプリング160がクラッチ壁156の外周面に巻締められることでクラッチスプリング160とクラッチ壁156外周面との間の摩擦力が増大すると、クラッチスプリング160全体がクラッチ壁156(すなわち、クラッチホイール154)と一体に巻取方向に回転する。クラッチスプリング160が巻取方向に回転することでスプリングケース152が巻取方向に回転すると、スプリングケース152に係止されているリデュースバランススプリング130の渦巻き方向内側端部が巻取方向に回転する。
リデュースバランススプリング130はその最外層がリデュースバランススプリング130の弾性やリデューススライドスプリング140の弾性でリデューススプリングユニット90のラチェット部106に圧接しており、しかも、上記のようにラチェットギヤ92の巻取方向への回転が規制されているので、この状態でリデュースバランススプリング130の渦巻き方向内側端部が巻取方向に回転しても、リデュースバランススプリング130の最外層はラチェット部106の内周部との摩擦で回転しないか、又は、渦巻き方向内側端部よりも回転量が少ない。
リデュースバランススプリング130は渦巻き方向外側から渦巻き方向内側への向きが巻取方向とされている。このため、リデュースバランススプリング130は渦巻き方向内側端部が渦巻き方向外側端部に対して相対的に巻取方向に回転すると、リデュースバランススプリング130が巻締められて渦巻き方向内側端部を引出方向に回転させようとする付勢力(回転付勢力)が増大する。
このようにして生じた(増大した)リデュースバランススプリング130の付勢力はリデュースバランススプリング130の渦巻き方向内側端部が係止されたスプリングケース152を巻取方向に回転させようとする力、すなわち、巻取スプリング50の付勢力に抗することになる。
さらに、リデュースバランススプリング130がスプリングケース152の外周部に全密着するまで巻締められると、この状態以降にスプリングケース152を介してリデュースバランススプリング130に伝わる巻取方向への回転力でリデュースバランススプリング130の最外層とリデューススライドスプリング140とが一体となって回転する。
このようにして、リデュースバランススプリング130の付勢力がスプリングケース152、クラッチスプリング160及びクラッチホイール154を介してアダプタ56(スプール18)に伝達されて、巻取スプリング50の付勢力の一部又は全部がリデュースバランススプリング130の付勢力で相殺されることで、スプール18を巻取方向に回転させようとする力が減少し、乗員の身体に装着されているウェビング20をその基端側へ引張る力が減少する。これにより、ウェビング20が乗員に付与する締付け(静的締付力)が軽減される。
また、ウェビング20を装着した乗員の身体が移動すると、ウェビング20が引出される。ウェビング20が引出されることでスプール18が引出方向に回転すると巻取スプリング50が巻締められ、スプール18を巻取方向に付勢する力、ひいては、ウェビング20を引張って乗員の身体を締付ける力が増加する。しかしながら、本ウェビング巻取装置10では、リデュースバランススプリング130の付勢力が巻取スプリング50の付勢力を相殺するので、乗員の身体が移動してウェビング20を引張った際のウェビング20の締付力(動的締付力)の増加を抑制できる。
一方、乗員がバックル装置からタングを抜き取ると、バックルスイッチからの電気信号に基づきECUがソレノイド110に対する通電を解除する。これにより、ソレノイド110の周囲に形成されていた磁界が解消されると、リターンスプリング124の付勢力でパウル114が係合方向とは反対向きに回動してプランジャ112がソレノイド110から突出する。
このように、リターンスプリング124の付勢力でパウル114が係合方向とは反対向きに回動すると、パウル114の回転規制片120とラチェット部106のラチェット歯との係合が解消される。この状態では、ラチェットギヤ92の回転が規制されていないので、この状態で巻締められているリデュースバランススプリング130の付勢力で、ラチェットギヤ92が回転させられつつリデュースバランススプリング130の巻締めが開放されると共に、スプリングケース152がクラッチホイール154に対し回転させられつつクラッチスプリング160のクラッチ壁156外周面への巻締めが開放(解除)される。
ここで、クラッチホイール154では、クラッチ壁156の外周面の径がフランジ156B側から係止フランジ156A側へ向かうに従い徐々に大きくされている。さらに、上述の如くクラッチスプリング160がクラッチ壁156の外周面に巻締められた際には、クラッチスプリング160の一端160A以外の部分に対しクラッチ壁156の外周面が巻取方向への回転力を作用されることで、クラッチスプリング160が、クラッチ壁156の外周面に対し螺旋方向に沿った移動力を作用されて、クラッチ壁156の外周面に対し係止フランジ156A側への移動力を作用される。
このため、クラッチスプリング160がクラッチ壁156の外周面に巻締められた際には、クラッチスプリング160がクラッチ壁156の外周面に対し係止フランジ156A側への移動力を作用されることで、クラッチスプリング160のクラッチ壁156外周面に対する移動力がクラッチ壁156外周面の径が大きくなる方向へ作用されて、クラッチスプリング160のクラッチ壁156外周面への巻締力が効果的に大きくされる。
これにより、クラッチスプリング160の巻数を多くしなくても、クラッチスプリング160がクラッチ壁156の外周面に巻締められない際には、クラッチスプリング160とクラッチホイール154との間の回転の制限トルクを小さくしつつ、クラッチスプリング160がクラッチ壁156の外周面に巻締められる際には、クラッチスプリング160とクラッチホイール154との間の回転の制限トルクを効果的に大きくできる。
したがって、クラッチスプリング160の巻数を多くしなくても、クラッチスプリング160がクラッチ壁156の外周面に巻締められない際とクラッチスプリング160がクラッチ壁156の外周面に巻締められた際とにおけるクラッチスプリング160とクラッチホイール154との間の回転の制限トルクの差を大きくできる。
このため、クラッチスプリング160の軸方向長さのみならずクラッチ壁156の軸方向長さも短くでき、クラッチスプリング160及びクラッチ壁156の配置スペースを小さくできて、省スペース化を図ることができる。
さらに、クラッチ壁156の外周面がフランジ156B側から係止フランジ156A側へ向かうに従い径を徐々に大きくされるのみで、クラッチスプリング160のクラッチ壁156外周面への巻締力が他端側から一端160A側へ向かうに従い徐々に大きくされている。このため、クラッチスプリング160のクラッチ壁156外周面への巻締力が一端160A側を他端側に比し大きい構成に簡単にできる。
しかも、クラッチスプリング160の係止フランジ156A側への移動が係止フランジ156Aにより係止される。このため、クラッチスプリング160がクラッチ壁156から脱落することを防止又は抑制できる。
また、クラッチホイール154では、クラッチ壁156の外周面の径が係止フランジ156A側からフランジ156B側へ向かうに従い徐々に小さくされている。このため、上述の如くクラッチスプリング160のクラッチ壁156外周面への巻締めが開放される際には、クラッチスプリング160がクラッチ壁156の外周面を確実にフランジ156B側へ移動される。しかも、クラッチスプリング160のフランジ156B側への移動がフランジ156Bにより係止される。
これにより、クラッチスプリング160のクラッチ壁156外周面への巻締めが開放される際にクラッチスプリング160がクラッチ壁156から脱落することを防止又は抑制できる。
なお、本実施の形態では、クラッチホイール154のクラッチ壁156の外周面がフランジ156B側から係止フランジ156A側へ向かうに従い径を徐々に大きくされている。しかしながら、これと共に、又は、これに代えて、クラッチスプリング160の自然状態においてクラッチスプリング160の径をフランジ156B側から係止フランジ156A側へ向かうに従い徐々に小さくすることで、クラッチスプリング160のクラッチ壁156外周面への巻締力を他端側から一端160A側へ向かうに従い徐々に大きくしてもよい。
また、本実施の形態では、クラッチスプリング160がクラッチ壁156の外周面に巻締められることで、リデュースバランススプリング130の付勢力がスプール18に伝達される。しかしながら、クラッチスプリング160がクラッチ壁156の外周面に巻締められることで、リデュースバランススプリング130の付勢力のスプール18への伝達が制限(抑制又は遮断)されてもよい。
10 ウェビング巻取装置
18 スプール
20 ウェビング
130 リデュースバランススプリング(付勢手段)
154 クラッチホイール(回転部材)
156B フランジ(係止部)
160 クラッチスプリング(スプリング)

Claims (4)

  1. 車両の乗員に装着されるウェビングが回転されることで巻取られ又は引出されるスプールと、
    前記スプールに付勢力を伝達可能にされた付勢手段と、
    前記スプールと前記付勢手段との間に設けられた回転部材と、
    螺旋状にされて前記回転部材に設けられ、前記回転部材に巻締められることで前記回転部材に対する回転が制限されて前記付勢手段から前記スプールへの付勢力の伝達が制御され、かつ、前記回転部材に巻締められることで一端側への移動力を作用されると共に、前記回転部材への巻締力が一端側を他端側に比し大きくされるスプリングと、
    を備えたウェビング巻取装置。
  2. 前記回転部材の前記スプリングによる巻締部分の径が前記スプリングの一端側を前記スプリングの他端側に比し大きくされた請求項1記載のウェビング巻取装置。
  3. 前記回転部材に設けられない状態における前記スプリングの径が前記スプリングの一端側を前記スプリングの他端側に比し小さくされた請求項1又は請求項2記載のウェビング巻取装置。
  4. 前記回転部材に設けられ、前記スプリングの他端側への移動を係止可能にされた係止部を備えた請求項1〜請求項3の何れか1項記載のウェビング巻取装置。
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