JP5566858B2 - ウェビング巻取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ウェビングを巻取って格納するウェビング巻取装置に係り、特に、駆動力でスプールを巻取方向へ回転させるモータ等の駆動手段及び車両急減速時等にスプールの引出方向への回転を規制するロック機構を有するウェビング巻取装置に関する。
下記特許文献1に開示されたウェビング巻取装置では、車両が急減速したり、巻取ドラムが急激に引出方向に回転したりすることで引出方向へのロッククラッチ体の回転が規制される。この状態で巻取ドラムと共にロッキングベースが引出方向に回転することでロッククラッチ体に対するロッキングベースの引出方向への相対回転が生じると、ロッキングベースに設けられたパウルが移動してハウジングに形成されたロック歯に噛み合う。これにより、ロッキングベースの引出方向への回転が規制され、ひいては、巻取ドラムの引出方向への回転が規制される。
一方、特許文献2に開示されたウェビング巻取装置では、車両が急減速したり、巻取ドラムが急激に引出方向に回転したりすることでラチェットギヤとロッキングギヤが連結される。この状態で巻取ドラムユニットが引出方向に回転すると、ハウジングユニットに支持されたパウルがラチェットギヤに噛み合う。これにより、ラチェットギヤの引出方向への回転、ひいては、巻取ドラムユニットの引出方向への回転が規制される。
特開2009−51286の公報 特開2010−64606の公報
以上のようなウェビング巻取装置では、車両の急減速状態や巻取ドラムが急激に引出方向へ回転した状態を検出してから更に巻取ドラムが引出方向に回転しないとパウルが巻取ドラムの引出方向への回転を規制しない。
本発明は、上記事実を考慮して、車両が急減速した状態やスプールが引出方向への急回転した状態からスプールの引出方向への回転を規制するまでの間にスプールの引出方向への回転が不要なウェビング巻取装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るウェビング巻取装置は、ウェビングの基端側が係止されて巻取方向に回転することで前記ウェビングを巻取るスプールと、出力した正転駆動力で前記スプールを前記巻取方向に回転させる駆動手段と、前記スプールに対して回転力の伝達が可能に連結された状態では前記スプールの前記巻取方向とは反対の引出方向への回転を規制するロック手段と、所定の大きさ以上の加速度で車両が減速した車両急減速状態及び前記スプールが前記引出方向へ所定の大きさ以上の加速度で回転した急回転状態の少なくとも一方の状態で作動されと共に、前記駆動手段から前記正転駆動力が出力されることによって作動されるセンサ手段と、前記センサ手段が作動することにより前記スプールを前記ロック手段に連結するクラッチ手段と、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係るウェビング巻取装置では、駆動手段が正転駆動すると駆動手段から出力された正転駆動力はスプールに伝わりスプールを巻取方向に回転させる。これにより、スプールにウェビングが巻取られると、乗員の身体に装着されているウェビングの弛み、所謂「スラック」が解消される。
一方、所定の大きさ以上の加速度で車両が減速した車両急減速状態及びスプールが巻取方向とは反対の引出方向へ所定の大きさ以上の加速度で回転した急回転状態の少なくとも一方の状態になるとセンサ手段が作動する。作動したセンサ手段はクラッチ手段を作動させる。これにより、スプールとロック手段とが連結されると、ロック手段により引出方向へのスプールの回転が規制される。したがって、この状態では、スプールからのウェビングの引出しが規制され、例えば、車両急減速時に車両前方側へ慣性移動しようとする乗員の身体をウェビングにより保持できる。
ここで、本発明に係るウェビング巻取装置では、上記のように、駆動手段が正転駆動すると駆動手段から出力された正転駆動力によってセンサ手段が作動させられる。駆動手段が作動した後にセンサの作動条件に達しても、この状態で既にセンサ手段が作動してロック手段が作動させられているので、車両が急減速した際にはすぐにスプールの引出方向への回転が規制される。
請求項2に記載の本発明に係るウェビング巻取装置は、請求項1に記載の本発明において、前記クラッチ手段による前記スプールと前記ロック手段との連結状態で前記正転駆動力とは反対の逆転駆動力が前記駆動手段から出力されることにより、前記クラッチ手段による前記ロック手段と前記スプールとの連結を解消するように設定されている。
請求項2に記載の本発明に係るウェビング巻取装置では、駆動手段は正転駆動力のみならず、この正転駆動力とは逆向きの逆転駆動力を出力できる。クラッチ手段によってスプールからロック手段へ回転力の伝達が可能にロック手段とスプールとが連結された状態で、逆転駆動力が駆動手段から出力されると、クラッチ手段は上述したロック手段とスプールとの連結を解消する。
このため、駆動手段を正転駆動させて「スラック」を除去しなくてはならないような状況が解消された場合には駆動手段を逆転駆動させれば、スプールの引出方向への回転が可能になり、ウェビングを自由に引き出すことができ、ウェビングによる強い拘束を解消できる。
請求項3に記載の本発明に係るウェビング巻取装置は、請求項1又は請求項2に記載の本発明において、前記ロック手段を前記駆動手段と前記スプールとの間に介在させると共に、前記駆動手段から出力された回転力を前記スプール側へ伝達可能とし、更に、前記クラッチ手段は前記スプールと前記ロック手段との間に介在し、前記センサ手段の作動に伴い前記ロック手段と前記スプールとを連結すると共に、前記駆動手段から前記正転駆動力が出力されることで前記センサ手段を作動させるように設定されている。
請求項3に記載の本発明に係るウェビング巻取装置では、ロック手段が駆動手段とスプールとの間に介在しており、更に、スプールとロック手段との間にクラッチ手段が介在している。
駆動手段から正転駆動力が出力されるとクラッチ手段が作動して、このクラッチ手段によってセンサ手段が作動させられ、作動したセンサ手段によってクラッチ手段がスプールとロック手段とを連結させる。ロック手段は駆動手段からの正転駆動力をスプール側へ伝えるため、駆動手段から出力された駆動力でスプールが巻取方向に回転する。
一方、車両急減速状態及びスプールの急回転状態の少なくとも一方の状態になってセンサ手段が作動すると、上記のようにクラッチ手段がスプールとロック手段とを連結する。ロック手段に連結されたスプールが引出方向に回転しようとし、その回転力がロック手段に入力されると、ロック手段はこの引出方向の回転力に抗し、スプールの引出方向への回転を規制する。したがって、この状態では、スプールからのウェビングの引出しが規制され、例えば、車両急減速時に車両前方側へ慣性移動しようとする乗員の身体をウェビングにより保持できる。
ここで、クラッチ手段は駆動手段から出力された正転駆動力によってセンサ手段を作動させる。このため、駆動手段が作動した後にセンサの作動条件に達しても、この状態で既にセンサ手段が作動しており、スプールとロック手段とが連結されているので、車両が急減速した際にはすぐにロック手段が作動する。
ところで、例えば、特開2006−282097号の公報に開示されているようなウェビング巻取装置では、スプールとモータの出力軸との間にクラッチ機構が設けられており、スプールに付与された引出方向への回転力が所定の大きさ以上の場合には、クラッチ機構を構成するトルクリミッタが作動して、引出方向への回転力を開放したり、又は、クラッチ機構においてスプールとモータの出力軸との間が切り離されたりして過剰な回転力がモータの出力軸側に伝わることを防止している。
これに対して、本発明に係るウェビング巻取装置では、ロック手段とスプールとを繋ぐクラッチ手段がスプールと駆動手段とを繋ぐクラッチも兼ねるのでロック手段とスプールとを繋ぐための構成と、スプールと駆動手段とを繋ぐための構成を共通化でき、部品点数の削減、ひいてはコストの軽減を図ることができる。
さらに、ロック手段とスプールとを繋ぐクラッチ手段がスプールと駆動手段とを繋ぐクラッチも兼ねているので、スプールから引出方向への回転力が伝わっても、クラッチ手段におけるスプールと駆動手段との連結を解消しなくてもよく、スプールから引出方向への回転力がクラッチ手段に伝わった場合にクラッチ手段におけるスプールと駆動手段との連結を解消するための構成が不要である。
また、クラッチ手段はロック手段とスプールとを繋ぐため、ロック手段がスプールの引出方向への回転を規制している状態で、このスプールから伝わった引出方向の回転力、すなわち、車両急減速時に乗員の身体がウェビングを引っ張った際のスプールの引出方向への回転力に対して十分に抗する機械的強度が付与される。このため、クラッチ手段はスプールと駆動手段とを繋ぐための構成であるものの、このような引出方向への回転力が入力された場合に回転力を開放する構成(一時的にクラッチを解除するための構成)も不要である。
請求項4に記載の本発明に係るウェビング巻取装置は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の本発明において、前記駆動手段の駆動力の伝達経路における前記ロック手段よりも前記スプール側で前記スプールに対して相対回転可能に設けられると共に、前記ロック手段が作動した際には前記ロック手段により前記引出方向への回転が規制される第1回転体と、前記スプールと前記第1回転体とを跨いで設けられて前記第1回転体に対する前記スプールの相対回転を規制すると共に、前記ロック手段による前記第1回転体の回転規制状態で前記スプールに所定の大きさ以上の回転力が付与されることで変形するエネルギー吸収手段と、を備えている。
請求項4に記載の本発明に係るウェビング巻取装置によれば、第1回転体がスプールに対して相対回転可能に設けられる。但し、エネルギー吸収手段がスプールと第1回転体とを跨ぐように設けられることで、スプールに対する第1回転体の相対回転はエネルギー吸収手段により規制され、第1回転体の引出方向への回転がロック手段により規制されることでスプールの引出方向への回転も規制される。
一方、このように第1回転体の引出方向への回転がロック手段により規制された状態でスプールに所定の大きさ以上の引出方向への回転力が付与されるとエネルギー吸収手段に変形が生じる。スプールはエネルギー吸収手段の変形分だけ引出方向に回転でき、この回転量に相当する長さ分だけスプールからウェビングが引出されると共に、スプールを引出方向に回転させようとする力、すなわち、ウェビングに付与された引っ張り力の一部がエネルギー吸収手段の変形に供されて吸収される。
ここで、本発明に係るウェビング巻取装置では、駆動手段から正転駆動力が出力されることでセンサ手段が作動し、これにより、第1回転体とロック手段とが連結される。このため、車両が急減速する前に駆動手段が正転駆動していれば、車両急減速時には既に第1回転体とロック手段とが連結されており、この状態で車両急減速時に車両前方側へ慣性移動しようとする乗員の身体がウェビングに付与する引っ張り力は即座にエネルギー吸収手段の変形に供することができる。
しかも、駆動手段から正転駆動力はスプールを巻取方向に回転させてスプールにウェビングを巻取らせるため、駆動手段から正転駆動することでスプールにおけるウェビングの弛み等が除去される。したがって、この状態の後に車両が急減速すると、乗員の身体からウェビングに付与された引っ張り力がスプールにおけるウェビングの巻締めに供されることなく引出方向への回転力としてスプールに付与される。このため、この意味でもウェビングに付与された引っ張り力を即座にエネルギー吸収手段の変形に供することができる。
請求項5に記載の本発明に係るウェビング巻取装置は、請求項4に記載の本発明において、前記スプールに対して相対回転可能に設けられた第2回転体と、前記第2回転体と前記スプールとの間に介在して前記スプールに対する前記第2回転体の相対回転を抑制する向きに前記第2回転体を付勢して、前記スプール及び前記第2回転体の何れか一方の回転に対して他方を追従させる追従付勢手段と、を有し、前記急回転状態に対応した所定の大きさ以上の加速度で前記第2回転体が回転した場合に、前記追従付勢手段の付勢力に抗して前記スプールに対して前記第2回転体が相対回転可能に前記センサ手段を構成し、前記駆動手段の駆動力が伝わることで回転する第3回転体と、前記正転駆動力が前記第3回転体に伝わった場合に前記第3回転体を前記第2回転体に繋げて前記所定の大きさ以上の加速度で前記第2回転体を回転させる第1クラッチ部材と、前記追従付勢手段の付勢力に抗して前記スプールが前記第2回転体に対して前記引出方向に相対回転した場合に前記スプールを前記第3回転体に繋げる第2クラッチ部材と、を含めて前記クラッチ手段を構成している。
請求項5に記載の本発明に係るウェビング巻取装置では、センサ手段を構成する第2回転体はスプールに対して相対回転可能であるが、第2回転体とスプールとの間に介在する追従付勢手段の付勢力がスプールに対する第2回転体の相対回転を抑制するように作用するので、スプール及び第2回転体の何れか一方が回転すると他方を追従させる。したがって、通常時におけるスプールからウェビングの引出しやスプールへのウェビングの巻取りに際しては、スプールに第2回転体が追従するので、このような状態でセンサ手段が作動することは基本的にない。
駆動手段から出力された正転駆動力によってクラッチ手段を構成する第3回転体が回転するとクラッチ手段を構成する第1クラッチ部材が作動して、クラッチ手段の第3回転体とセンサ手段の第2回転体とを繋ぎ、スプールが所定の大きさ以上の加速度で引出方向に回転した急回転状態に対応した加速度で第2回転体が回転する。
このように第2回転体が回転すると、上記の追従付勢手段の付勢力に抗して第2回転体がスプールに対して巻取方向に回転し(すなわち、第2回転体に対してスプールが引出方向に相対回転し)する。スプールに対する第2回転体の相対回転が生じると、クラッチ手段の第2クラッチ部材が作動してスプールと第3回転体とを繋ぎ、これにより、第3回転体の回転、すなわち、駆動手段の正転駆動力がスプールに伝わり、スプールを巻取方向に回転させる。
一方、スプールが引出方向に回転すると、追従付勢手段の付勢力が第2回転体を引出方向に回転させようとする。しかしながら、所定の大きさ以上の加速度でスプールが引出方向に回転すると、追従付勢手段の付勢力が第2回転体を追従させようとするものの、第2回転体は追従付勢手段の付勢力に抗してスプールに追従せず、これにより、第2回転体に対してスプールが引出方向に相対回転する。
第2回転体に対するスプールの引出方向への相対回転と、スプールに対する第2回転体の巻取方向の相対回転とはスプール及び第2回転体の何れか一方から見た他方の回転方向が同じであるので、第2回転体に対してスプールが引出方向に相対回転するとクラッチ手段の第2クラッチ部材が作動してスプールと第3回転体とを繋ぎ、これにより、スプールの引出方向への回転が第3回転体、すなわちクラッチ手段を介してロック手段に伝わる。
ロック手段はこの引出方向の回転力に抗し、スプールの引出方向への回転を規制する。したがって、この状態では、スプールからのウェビングの引出しが規制され、例えば、車両急減速時に車両前方側へ慣性移動しようとする乗員の身体をウェビングにより保持できる。
請求項6に記載の本発明に係るウェビング巻取装置は、請求項4又は請求項5に記載の本発明において、前記駆動手段から出力された駆動力で回転するウオームギヤと、前記ウオームギヤに噛み合い前記ウオームギヤの回転が伝わることで回転し、当該回転を前記クラッチ手段に伝えると共に前記クラッチ手段側から伝わった回転力による回転が前記ウオームギヤにより規制されるウオームホイールと、を含めて前記ロック手段を構成している。
請求項6に記載の本発明に係るウェビング巻取装置では、第2回転体とスプールとを跨ぐようにエネルギー吸収手段が設けられる。エネルギー吸収手段は第2回転体に係止されており、ロック手段が設けられ、ロック手段がウオームギヤとこのウオームギヤに噛み合うウオームホイールとにより構成されており、駆動手段の駆動力がウオームギヤに伝わってウオームギヤが回転するとウオームギヤに噛み合うウオームホイールが回転し、このウオームホイールの回転が最終的にスプールに伝わってスプールが巻取方向に回転する。
これに対して、ウオームギヤとウオームホイールとによる回転伝達機構はウオームギヤとは反対側からウオームホイールに伝わってもウオームホイールはウオームギヤへ回転を伝えることができず、ウオームホイールも回転できない。このため、スプールからの引出方向の回転力がクラッチ手段を介してウオームホイールに伝わっても、ウオームホイールを回転させることはできないので、スプールが引出方向に回転することができない。
このように、本発明に係るウェビング巻取装置では、駆動手段にて出力された駆動力をスプールに伝えてスプールを回転させることができ、スプールからの回転力の伝達を規制してスプールの引出方向への回転を規制するための構成をウオームギヤとウオームホイールという2部品で実現できる。
以上説明したように、本発明に係るウェビング巻取装置は、車両が急減速した状態やスプールが引出方向への急回転した状態からスプールの引出方向への回転を規制するまでの間にスプールの引出方向への回転が不要である。
本発明の一実施の形態に係るウェビング巻取装置の要部の構成を概略的に示す正面断面図である。 本発明の一実施の形態に係るウェビング巻取装置の要部の構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るウェビング巻取装置の要部の構成を概略的に示す側面図である。 図3図示状態から第2回転体が巻取方向に回転して、第2クラッチ部材が第2回転体と第1回転体とを繋いだ状態を示す図3に対応する側面図である。 図4図示状態からスプールに対する第1回転体の巻取方向への相対回転が生じ、第1クラッチ部材によりスプールと第2回転体とが繋げられた状態を示す図4に対応する側面図である。 図3図示状態から第1回転体に対してスプールが引出方向に相対回転して、第1クラッチ部材によりスプールと第2回転体とが繋げられた状態を示す図3に対応する側面図である。
次に、本発明の実施の形態を図1から図6を用いて説明する。
<本実施の形態の構成>
図1には本実施の形態に係るウェビング巻取装置10の構成の概略が正面断面図により示されている。
この図に示されるように、ウェビング巻取装置10はフレーム12を備えている。このフレーム12は略平板状の背板14を備えており、この背板14が車両の所定部位に締結固定されることでウェビング巻取装置10が車両に取り付けられる。この背板14の幅方向一端部からは背板14の厚さ方向一方の側へ向けて平板状の脚板16が延出されており、背板14の幅方向他端部からは背板14の厚さ方向一方の側へ向けて平板状の脚板18が脚板16と対向するように延出されている。
脚板16と脚板18との間にはスプール22が配置されている。スプール22は軸方向が脚板16と脚板18との対向方向に沿った略円柱形状に形成されている。スプール22には長尺帯状のウェビング24の長手方向基端部が係止されており、スプール22が自らの中心軸線周り一方である巻取方向に回転すると、ウェビング24がその長手方向基端側からスプール22の外周部に層状に巻取られ、ウェビング24を先端側へ引っ張るとスプール22に巻取られているウェビング24が引出されると共にスプール22が巻取方向とは反対の引出方向に回転する。
スプール22には収容孔26が略同軸的に形成されている。この収容孔26の脚板16側の端部は嵌挿孔28に繋がっている。嵌挿孔28は内周形状が星形や六角形等の非円形とされ、スプール22の脚板16側の端部にて開口している。収容孔26の内側にはエネルギー吸収手段としてのトーションシャフト30が設けられている。
トーションシャフト30は軸方向がスプール22の軸方向に沿った棒形状のトーションシャフト本体32を備えている。このトーションシャフト本体32の脚板16側の端部にはスプール側連結部34が形成されている。スプール側連結部34は外周形状が嵌挿孔28の内周形状と同じ非円形とされており、このスプール側連結部34が嵌挿孔28に嵌挿されていることでスプール22に対するトーションシャフト30の相対回転が規制されている(実質的にスプール22に対するトーションシャフト30の相対回転が不能とされている)。
スプール側連結部34のトーションシャフト本体32とは反対側の端部からは軸部36がスプール22に対して同軸的に形成されている。軸部36は脚板16に形成された孔38を通過してフレーム12の外側へ突出しており、フレーム12の外側で脚板16に取り付けられたスプリングケース等の内側で回転自在に支持されている。
一方、スプール22の軸方向中間部よりも脚板18側ではスプール22に嵌挿孔40が形成されている。スプール22の軸方向に沿って嵌挿孔40を見ると、嵌挿孔40はスプール22に対して同軸の円形に形成されている。嵌挿孔40は一端が収容孔26に繋がっていると共に他端がスプール22の脚板18側の端部にて開口している。この嵌挿孔40の脚板18側の開口端からは第1回転体としてのパウルベース44の嵌挿部46が嵌挿されている。
嵌挿部46は外周形状が嵌挿孔40の内周形状に等しい円形とされており、嵌挿孔40に嵌挿部46が嵌挿された状態でパウルベース44はスプール22に対して同軸的に相対回転可能である。このパウルベース44には嵌挿孔48が形成されている。嵌挿孔48は内周形状が星形や六角形等の非円形とされ、嵌挿部46の先端(脚板16側の端部)にて開口している。
この嵌挿孔48に対応してトーションシャフト本体32のスプール側連結部34とは反対側の端部にはパウルベース側連結部50が形成されており、このパウルベース側連結部50が嵌挿孔48の内側に入り込んでいる。パウルベース側連結部50は外周形状が嵌挿孔48と同じ非円形とされ、このため、トーションシャフト30に対するパウルベース44の相対回転が規制されている(実質的にトーションシャフト30に対するパウルベース44の相対回転が不能とされている)。
また、パウルベース44はパウルベース本体52を備えている。パウルベース本体52は嵌挿部46に対して同軸的に形成されており、スプール22における脚板18側の端面と対向している。このパウルベース本体52にはパウル収容部54が形成されている。パウル収容部54はパウルベース本体52の外周一部にて開口していると共にパウルベース本体52のスプール22とは反対側の端部にて開口している。このパウル収容部54の内側には、第2クラッチ部材としてクラッチ手段を構成するパウル56が収容されている。このパウルベース本体52のスプール22とは反対側には、第2回転体としてセンサ手段を構成するVギヤ58が設けられている。
Vギヤ58は円板形状の円板部60を備えている。この円板部60の中央には円筒状のボス62が形成されている。円板部60にはボス62の内周部に対して同軸的な貫通孔が形成されている。この円板部60の貫通孔及びボス62に対応してトーションシャフト30には軸部64が形成されている。軸部64はパウルベース側連結部50のトーションシャフト本体32とは反対側の端部から突出形成されてパウルベース44を貫通しており、更に、この軸部64が円板部60の貫通孔及びボス62を貫通している。これにより、ボス62、ひいては、Vギヤ58が軸部64周りに回転自在に軸部64に支持されている。
図2に示されるように、円板部60のパウルベース44側の面にはスプリング係止壁66が形成されている。このスプリング係止壁66に対応してパウルベース44のパウルベース本体52にはスプリング収容部68が形成されている。スプリング収容部68はパウルベース本体52における嵌挿部46とは反対側の端部にて開口しており、上記のスプリング係止壁66はスプリング収容部68の内側に入り込んでいる。
スプリング係止壁66の内側には追従付勢手段としてセンサ手段を構成する圧縮コイルスプリング70が設けられている。図3に示されるように、圧縮コイルスプリング70の一端はパウル収容部54の内壁に圧接していると共に他端はスプリング収容部68に入り込んだスプリング係止壁66に圧接している。Vギヤ58に対してパウルベース44が引出方向に回転すると、パウル収容部54の内壁が圧縮コイルスプリング70の一端を押圧して圧縮コイルスプリング70を圧縮しようとし、これにより、圧縮コイルスプリング70の他端がスプリング係止壁66を引出方向に押圧してVギヤ58を引出方向に回転させる。
また、パウルベース44に対してVギヤ58が巻取方向に回転すると、スプリング係止壁66が圧縮コイルスプリング70の他端を巻取方向に押圧して圧縮コイルスプリング70を圧縮しようとし、これにより、圧縮コイルスプリング70の一端がパウル収容部54の内壁を巻取方向に押圧してパウルベース44を巻取方向に回転させる。このように、軸部64に回転自在に支持されたVギヤ58はパウルベース44に対して相対回転可能であるものの、パウルベース44とVギヤ58との間に介在する圧縮コイルスプリング70がパウルベース44及びVギヤ58の一方に対して他方を追従回転させるようになっている。
また、図2及び図3に示されるように、Vギヤ58の円板部60にはガイド孔72が形成されている。ガイド孔72は長手方向中間部にて屈曲又は湾曲した長孔で、少なくとも円板部60のパウルベース本体52と対向する側の面にて開口している。このガイド孔72にはパウル56に形成されたガイドピン74が入り込んでいる。ガイドピン74の外径寸法はガイド孔72の内幅寸法よりも僅かに小さく設定されており、このため、ガイドピン74はガイド孔72に案内されてガイド孔72の長手方向一端と他端との間で移動できる。
パウル収容部54内に収容されたパウル56に対してパウル収容部54の内壁が干渉することで、パウル56の移動が規制されており、Vギヤ58に対してパウルベース44が相対的に引出方向へ回転した場合(すなわち、Vギヤ58に対してパウルベース44が引出方向に回転した場合、又は、パウルベース44に対してVギヤ58が巻取方向に回転した場合)にガイド孔72に案内されてガイドピン74が移動すると、パウル収容部54内のパウル56は、その先端のラチェット歯76をパウルベース本体52の外周部におけるパウル収容部54の開口からパウルベース本体52の外側へ突出させるように移動する。
また、図1に示されるように(図2から図6の各図においては図示省略)、パウルベース本体52の嵌挿部46とは反対側にはカバープレート77が設けられている。カバープレート77はパウルベース本体52の嵌挿部46とは反対側からパウル収容部54やスプリング収容部68を閉止して、パウル収容部54からのパウル56の脱落や、スプリング収容部68からの圧縮コイルスプリング70の脱落を防止している。但し、このカバープレート77には適宜に透孔や切欠等が形成されており、このような透孔や切欠をスプリング係止壁66やガイドピン74が貫通して上記のように動作できるようになっている。
一方、図1に示されるように、円板部60のパウルベース44とは反対側の面からは支持ピン78が形成されている。支持ピン78は円板部60の中央に対して半径方向に離れた位置から脚板18の中心軸線と同じ向きに突出形成されており、この支持ピン78には、所謂「WSIR機構」を構成すると共に本発明におけるセンサ手段を構成するWパウル80が支持ピン78周りに揺動可能に支持されている。また、Vギヤ58はその周囲がセンサホルダ82により覆われている。センサホルダ82にはリング状で内歯のラチェットギヤ部84が形成されており、Vギヤ58に対してWパウル80が支持ピン78周りに巻取方向に相対回転すると、Wパウル80に形成されたラチェット部がラチェットギヤ部84に噛み合い、Vギヤ58の引出方向への回転を規制するようになっている。
さらに、Vギヤ58の円板部60の外周部にはリング状のラチェットギヤ部86が形成されている。このラチェットギヤ部86の外周部には外歯のラチェットギヤ88が形成されている。このラチェットギヤ88の下方には、所謂「VSIR機構」を構成すると共に本発明におけるセンサ手段を構成する加速度センサ90が設けられている。加速度センサ90は載置部92を備えている。この載置部92には上方へ向けて開口した擂鉢状の斜面が形成されており、この斜面の内側に慣性球94が載置されている。
また、この慣性球94の上側では係止爪96が上下方向に揺動可能に載置部92に支持されている。車両が急減速した際に載置部92の斜面を昇り上がるように慣性球94が慣性移動すると、慣性球94が係止爪96を押し上げる。このようにして押し上げられた係止爪96は上方のVギヤ58のラチェットギヤ88に係合し、ラチェットギヤ部86(すなわち、Vギヤ58)の引出方向への回転を規制する。
一方、図1及び図2に示されるように、上述した脚板18にはスプール22に対して同軸の円孔102が形成されている。さらに、脚板18の脚板16とは反対側の面には支持リング104が形成されている。支持リング104は内径寸法が円孔102の内径寸法と等しいリング状で、しかも、円孔102に対して同軸的に形成されている。図1に示されるように、円孔102及び支持リング104には第3回転体としてクラッチ手段を構成するギヤリング112が回転自在に支持されている。
ギヤリング112の軸方向一端は支持リング104の先端よりも脚板18の外側へ突出しており、円板部60よりも脚板18側でラチェットギヤ部86の内側に入り込んでいる。支持リング104の先端よりも脚板18の外側では、ギヤリング112にパウル収容部114が形成されている。パウル収容部114はギヤリング112の外周部にて開口しており、その内側には第1クラッチ部材としてクラッチ手段を構成するクラッチパウル116がスプール22の中心軸線と同方向を軸方向とする軸周りに回動可能に収容されている。
クラッチパウル116の先端側はパウル収容部114の外部に突出しており、その基端側を中心に引出方向に回動すると先端がラチェットギヤ部86の内周部に接近する。このクラッチパウル116の先端に対応してラチェットギヤ部86の内周部にはラチェットギヤ118が形成されており、クラッチパウル116が巻取方向に回転してクラッチパウル116の先端がラチェットギヤ部86の内周部に接近すると、クラッチパウル116の先端がラチェットギヤ118に噛み合う。クラッチパウル116の先端がラチェットギヤ118に噛み合った状態では、ギヤリング112に対するVギヤ58の引出方向への相対的な回転(すなわち、ギヤリング112に対するVギヤ58の引出方向への相対回転及びVギヤ58対するギヤリング112の巻取方向への相対回転)が規制される。
一方、上記の支持リング104にはフリクションスプリング120が取り付けられている。図2に示されるように、フリクションスプリング120はスプリング本体122を備えている。スプリング本体122は一部が欠けたリング状(略C字形状)とされており、特に荷重をかけていない状態での内径寸法が支持リング104の外径寸法と同じか支持リング104の外径寸法よりも小さく設定されている。
このため、支持リング104の外周部にフリクションスプリング120を取り付けた状態では、支持リング104の外周部にスプリング本体122の内周部が圧接し、支持リング104を中心とした支持リング104の外周部とスプリング本体122の内周部との間の摩擦力(最大静止摩擦力)を上回る回転力がフリクションスプリング120に付与されることで支持リング104周りにフリクションスプリング120が回転するようになっている。
このスプリング本体122の周方向一端からは脚板18とは反対側へ向けて係合部124が延出されている。係合部12はクラッチパウル116に対して巻取方向側で対向しており、ギヤリング112が巻取方向に回転すると係合部124がクラッチパウル116に干渉する。係合部124に干渉された状態で更にギヤリング112が巻取方向に回転すると、ギヤリング112に対してクラッチパウル116が引出方向に回転してクラッチパウル116の先端がラチェットギヤ118に噛み合う。
また、スプリング本体122の周方向他端からは脚板18とは反対側へ向けて係合部126が延出されている。係合部126はクラッチパウル116に対して引出方向側で対向しており、ギヤリング112が引出方向に回転すると係合部12がクラッチパウル116に干渉する。係合部126に干渉された状態で更にギヤリング112が引出方向に回転すると、ギヤリング112に対してクラッチパウル116が巻取方向に回転してクラッチパウル116の先端がラチェットギヤ118から離間する。
一方、ギヤリング112の内周部にはラチェットギヤ132が形成されている。ラチェットギヤ132は上述したパウル56のラチェット歯76が噛み合い可能とされており、パウルベース本体52の外周部におけるパウル収容部54の開口からパウル56が抜け出ると、ラチェット歯76がラチェットギヤ132に噛み合う。ラチェット歯76がラチェットギヤ132に噛み合った状態では、パウルベース44に対するギヤリング112の相対的な巻取方向への回転(すなわち、パウルベース44に対するギヤリング112の巻取方向への回転及びギヤリング112に対するパウルベース44の引出方向への回転)が規制される。
一方、ギヤリング112は脚板18よりも脚板16側へ突出しており、ギヤリング112において脚板18よりも脚板16側へ突出した部分はロック手段を構成するウオームホイール134とされている。ウオームホイール134は円孔102に対して同軸とされており、このウオームホイール134の下側にはウオームホイール134と共にロック手段を構成するウオームギヤ136が配置されている、ウオームギヤ136はウオームホイール134に噛み合っている。ウオームギヤ136は図示しないギヤを介して脚板16と脚板18との間に配置された駆動手段としてのモータ142の出力軸に機械的に連結されており、モータ142が作動してモータ142の出力軸が回転すると、ウオームギヤ136が回転し、更に、ウオームギヤ136の回転がウオームホイール134に伝わるとウオームホイール134が回転する。
ここで、ウオームギヤ136とウオームホイール134とによる回転力の伝達機構は、ウオームギヤ136の回転をウオームホイール134に伝えることはできるが、ウオームホイール134の回転をウオームギヤ136に伝えることはできず、ウオームホイール134はウオームギヤ136に規制されてしまう。本実施の形態では、このような特徴を利用してラチェット歯76がラチェットギヤ132に噛み合った状態でスプール22に引出方向への回転力が付与された場合のスプール22の回転を規制する構成としている。
このため、本実施の形態では、車両が急減速した場合(更に言うと、走行中の車両が前方の障害物に衝突した場合)に乗員の身体がウェビング24を引っ張ることでスプール22に付与される回転力に対し、十分な機械的強度がパウル56のラチェット歯76やギヤリング112のラチェットギヤ132、更には、ギヤリング112におけるウオームホイール134やウオームギヤ136に付与されている。
また、モータ142は制御手段としてのECU144に電気的に接続されている。このECU144はバッテリー146に電気的に接続されており、モータ142はECU144に制御されて駆動する。また、ECU144は車両前方へレーダ波や赤外線等を出力し、更に、このレーダ波や赤外線等が車両前方の障害物にて反射されて戻るまでの時間に基づき、車両と車両前方の障害物までの距離を検出する前方監視装置148に電気的に接続されている。
<本実施の形態の作用、効果>
次に、図3から図6を用いて本ウェビング巻取装置10の動作に関して説明し、この本ウェビング巻取装置10の動作に関する説明を通して、動作面での本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
(前方障害物検出時)
本ウェビング巻取装置10では、図3に示される初期状態で車両が走行し、この状態で前方監視装置148が車両と車両前方の障害物(車両前方で走行している他の車両を含む)までの距離を検出する。車両と車両前方の障害物までの距離が一定値未満になったことを前方監視装置148が検出すると、ECU144がモータ142を正転駆動させる。モータ142から出力された正転駆動力でウオームギヤ136が回転すると、ウオームギヤ136はウオームホイール134、すなわち、ギヤリング112を巻取方向に回転させる。ギヤリング112が巻取方向に回転すると、パウル収容部114内のクラッチパウル116の先端側が係合部124に当接する。
この状態で更にギヤリング112が巻取方向に回転するとクラッチパウル116がその基端側を中心に引出方向に回転し、図4に示されるように、クラッチパウル116の先端がVギヤ58におけるラチェットギヤ118に噛み合う。これにより、ギヤリング112の巻取方向への回転力がVギヤ58に伝わりVギヤ58が巻取方向に回転する。Vギヤ58が巻取方向に回転するとスプリング係止壁66が圧縮コイルスプリング70を巻取方向に押圧する。
スプリング係止壁66に押圧された圧縮コイルスプリング70はスプリング収容部68の内壁を巻取方向に押圧してパウルベース44を巻取方向に回転させる。パウルベース44はトーションシャフト30を介してスプール22に対する相対回転が規制された状態でスプール22に繋がっているので巻取方向への回転はスプール22に伝わってスプール22を巻取方向に回転させる。
また、上記のように、Vギヤ58が巻取方向に回転することでスプリング係止壁66が圧縮コイルスプリング70を巻取方向に押圧した際に、圧縮コイルスプリング70が圧縮されてパウルベース44に対してVギヤ58が巻取方向に相対的に回転すると、ガイド孔72にガイドピン74が案内されてパウル56が移動し、図5に示されるように、ラチェット歯76がラチェットギヤ132に噛み合う。これにより、ギヤリング112はパウル56を介してパウルベース44に連結され、ギヤリング112の巻取方向の回転力がパウル56を介してパウルベース44に伝わり、更に、トーションシャフト30を介してスプール22に伝わることになる。
このようにしてモータ142の正転駆動力がスプール22に伝わりスプール22が巻取方向に回転することで、スプール22に乗員の身体に装着されているウェビング24が巻取られ、ウェビング24の僅かな弛み、所謂「スラック」が解消される。
一方、上記のようにしてモータ142の出力軸とスプール22とが機械的に繋がった状態で車両と車両前方の障害物までの距離が一定値以上になったことを前方監視装置148が検出すると、ECU144がモータ142を逆転駆動させる。モータ142から出力された逆転駆動力でウオームギヤ136が回転すると、ウオームギヤ136はウオームホイール134、すなわち、ギヤリング112を引出方向に回転させる。ギヤリング112が引出方向に回転すると、パウル収容部114内のクラッチパウル116の先端側が係合部124に当接する。
この状態で更にギヤリング112が引出方向に回転するとクラッチパウル116がその基端側を中心に巻取方向に回転し、クラッチパウル116の先端がラチェットギヤ118から離間する。また、このようにギヤリング112が引出方向に回転すると、ラチェット歯76とラチェットギヤ132との噛み合いが解消されると共に、Vギヤ58に対する巻取方向への回転力の付与が解消されることで圧縮コイルスプリング70がスプリング係止壁66及びパウル収容部54の内壁を押圧して、パウルベース44に対してVギヤ58を引出方向に相対回転させる。
この相対回転によりガイド孔72にガイドピン74が案内されると、パウル56はパウル収容部54内に収容される。このようにして、本ウェビング巻取装置10が元の状態(モータ142が正転駆動する前の状態)に戻る。
(VSIR機構作動時)
本ウェビング巻取装置10では、図3に示される初期状態で車両が急減速状態になると、載置部92の斜面上の慣性球94が慣性移動して載置部92の斜面を昇り上がり、慣性球94が係止爪96を押し上げる。慣性球94に押し上げられた係止爪96はVギヤ58のラチェットギヤ88に噛み合い、パウル56の引出方向への回転を規制する。この状態で、乗員の身体が車両前方へ慣性移動しようとして身体に装着されているウェビング24を引っ張り、スプール22を引出方向に回転させると、トーションシャフト30を介してスプール22に対する相対回転が規制されているパウルベース44が、Vギヤ58に対して引出方向に相対回転する。
Vギヤ58に対するパウルベース44の引出方向の相対回転とはパウルベース44に対するVギヤ58の巻取方向の相対回転と同じであるので、このような相対回転が生じることで、ガイド孔72にガイドピン74が案内されてパウル56が移動し、図6に示されるように、ラチェット歯76がラチェットギヤ132に噛み合う。これにより、パウルベース44がパウル56を介してギヤリング112に連結される。この状態では、スプール22がトーションシャフト30、パウルベース44、及びパウル56を介してギヤリング112を引出方向に回転させようとする。
しかしながら、上記のように、ウオームギヤ136とウオームホイール134とによる回転力の伝達機構はウオームホイール134の回転をウオームギヤ136に伝えることはできないため、ギヤリング112の引出方向への回転が規制される。ラチェット歯76がラチェットギヤ132に噛み合っている状態では、ギヤリング112に対するパウルベース44の引出方向への回転が規制されるので、パウルベース44に対する相対回転が規制されているスプール22の引出方向への回転が規制される。このようにスプール22の引出方向への回転が規制されることで、スプール22からのウェビング24の引出しが規制され、車両前方側への乗員の慣性移動がウェビング24により効果的に抑制される。
(WSIR機構作動時)
本ウェビング巻取装置10では、乗員の身体がウェビング24を引っ張り、これにより、スプール22が引出方向に回転すると、パウルベース44が一体的に引出方向に回転する。このようにパウルベース44が引出方向に回転すると、スプリング収容部68の内壁が圧縮コイルスプリング70を押圧し、圧縮コイルスプリング70がスプリング係止壁66を押圧してVギヤ58を引出方向に回転させる。
ここで、車両が急減速することで車両前方側へ慣性移動しようとする乗員の身体がウェビング24を引っ張ることでVギヤ58の引出方向への回転加速度が所定の大きさ以上であると、Wパウル80がVギヤ58の回転に追従できない。これにより、支持ピン78を中心にVギヤ58が080に対して相対回転すると、Wパウル80がセンサホルダ82のラチェットギヤ部84に噛み合い、Vギヤ58の引出方向への回転を規制する。このようにVギヤ58の引出方向への回転が規制された状態でVギヤ58が引出方向に回転すると、「VSIR機構作動時」の項でも説明したが、図6に示されるように、ラチェット歯76がラチェットギヤ132に噛み合い、パウルベース44がパウル56を介してギヤリング112に連結される。
これにより、スプール22の引出方向への回転が規制されると、スプール22からのウェビング24の引出しが規制され、車両前方側への乗員の慣性移動がウェビング24により効果的に抑制される。
(トーションシャフト30によるエネルギー吸収)
上記のように、「VSIR機構」や「WSIR機構」が作動するとスプール22の引出方向への回転が規制される。この状態で、例えば、車両が急減速することにより車両前方側へ慣性移動しようとする乗員の身体からウェビング24に付与される引っ張り力が所定の大きさを越え、これにより、スプール22の引出方向への回転力がトーションシャフト30におけるトーションシャフト本体32の機械的強度を上回ると、トーションシャフト30のパウルベース側連結部50に対してスプール側連結部34が引出方向に回転し、トーションシャフト本体32に捩じり変形が生じる。
スプール22はこのトーションシャフト本体32の捩じり変形分だけ引出方向へ回転でき、このスプール22の回転量に対応する長さだけスプール22からウェビング24が引出されると共に、乗員の身体からウェビング24に付与された引っ張り力の一部がトーションシャフト本体32での捩じり変形に供されて吸収される。
(動作面における本実施形態の特徴的作用、効果)
ところで、車両が前方の障害物に接近した後に障害物に衝突する場合には、障害物に衝突する前に上述した「前方障害物検出時」の項で説明したように、モータ142が正転駆動してギヤリング112がパウル56を介してパウルベース44に連結される。
このため、ウオームギヤ136とウオームホイール134とセルフロック機能によりスプール22の引出方向への回転が規制される。したがって、本ウェビング巻取装置10では、前方の障害物を検出してモータ142を正転駆動させた状態では、「VSIR機構」や「WSIR機構」の動作を待つまでもなく、素早くスプール22の引出方向への回転を規制できる。
また、車両が前方の障害物に衝突する前にモータ142が正転駆動してスプール22が巻取方向に回転させられ、これにより、スプール22にウェビング24が巻取られると「スラック」が解消される。しかも、ウェビング24のうち乗員の身体に掛け回されている部分だけでなく、スプール22に巻取られているウェビング24の弛みも解消され、スプール22においてウェビング24は巻き締められる。このため、乗員の身体が車両前方側へ慣性移動しようとしても、スプール22におけるウェビング24の弛み分がスプール22から引出されるようなことがなく、強固に乗員の身体を拘束できる。
スプール22に巻取られているウェビング24の弛みも解消されているので、車両前方への乗員の身体の慣性移動が発生すると、この慣性移動の初期段階からトーションシャフト30におけるトーションシャフト本体32の捩じり変形が開始される。このように、本ウェビング巻取装置10では、車両前方へ乗員の身体が慣性移動を開始して、その勢いがついてからトーションシャフト本体32の捩じり変形が開始されるのではなく、乗員の身体の慣性移動の初期段階からトーションシャフト30におけるトーションシャフト本体32の捩じり変形が開始されるので、トーションシャフト本体32の捩じり変形におけるエネルギーの吸収効率を向上できる。
(構造面における本実施形態の特徴的作用、効果)
また、本ウェビング巻取装置10においてモータ142が正転駆動してギヤリング112がパウル56を介してパウルベース44に連結された状態では、上記のように車両が急減速して乗員の身体がウェビング24を引っ張った場合にスプール22に付与される引出方向の回転力を、ギヤリング112のウオームホイール134に伝えなくてはならない。
このため、上記のように、パウル56のラチェット歯76やギヤリング112のラチェットギヤ132、更には、ギヤリング112におけるウオームホイール134のはす歯やウオームギヤ136には、このような引出方向への回転力に抗するだけの十分な機械的強度が付与されている。
このように十分な機械的強度が付与された各部材は、ロック手段を構成するウオームホイール134及びウオームギヤ136への回転力の伝達経路のみならず、モータ142の駆動力の伝達機構にも用いているので、モータ142の出力を高めても、モータ142の出力に対して駆動力の伝達機構は十分に耐えることができる。すなわち、本実施の形態に係るウェビング巻取装置10では、大型化や重量の増加を抑制しつつもモータ142の高出力化が可能となり、(前方障害物検出時)にて説明した動作を素早く行なうことができる。
しかも、上記のようにスプール22からロック手段を構成するウオームホイール134及びウオームギヤ136への回転力の伝達経路とモータ142の駆動力の伝達機構とが共用され、多くの部品が重複するため、全体的な部品点数を軽減でき、コストを安価にできる。
しかも、パウル56のラチェット歯76やギヤリング112のラチェットギヤ132、更には、ギヤリング112におけるウオームホイール134のはす歯やウオームギヤ136には、このような引出方向への回転力に抗するだけの十分な機械的強度が付与されており、構造的にギヤリング112がパウル56を介してパウルベース44に連結された状態では、スプール22に付与される引出方向の回転力を、ギヤリング112のウオームホイール134に伝えなくてはならない。したがって、スプール22の引出方向の回転力の伝達経路においてスプール22からウオームホイール134までの間で、引出方向の回転力を開放する機構、すなわち、オーバーロード開放機構を設けなくてもよい。
10 ウェビング巻取装置
22 スプール
24 ウェビング
30 トーションシャフト(エネルギー吸収手段)
44 パウルベース(第1回転体)
56 パウル(第1クラッチ部材、クラッチ手段)
58 Vギヤ(第2回転体、センサ手段)
70 圧縮コイルスプリング(追従付勢手段、センサ手段)
80 Wパウル(センサ手段)
90 加速度センサ(センサ手段)
112 ギヤリング(第3回転体、クラッチ手段)
116 クラッチパウル(第2クラッチ部材、クラッチ手段)
134 ウオームホイール(ロック手段)
136 ウオームギヤ(ロック手段)
142 モータ(駆動手段)

Claims (6)

  1. ウェビングの基端側が係止されて巻取方向に回転することで前記ウェビングを巻取るスプールと、
    出力した正転駆動力で前記スプールを前記巻取方向に回転させる駆動手段と、
    前記スプールに対して回転力の伝達が可能に連結された状態では前記スプールの前記巻取方向とは反対の引出方向への回転を規制するロック手段と、
    所定の大きさ以上の加速度で車両が減速した車両急減速状態及び前記スプールが前記引出方向へ所定の大きさ以上の加速度で回転した急回転状態の少なくとも一方の状態で作動されと共に、前記駆動手段から前記正転駆動力が出力されることによって作動されるセンサ手段と、
    前記センサ手段が作動することにより前記スプールを前記ロック手段に連結するクラッチ手段と、
    を備えるウェビング巻取装置。
  2. 前記クラッチ手段による前記スプールと前記ロック手段との連結状態で前記正転駆動力とは反対の逆転駆動力が前記駆動手段から出力されることにより、前記クラッチ手段による前記ロック手段と前記スプールとの連結を解消する請求項1に記載のウェビング巻取装置。
  3. 前記ロック手段を前記駆動手段と前記スプールとの間に介在させると共に、前記駆動手段から出力された回転力を前記スプール側へ伝達可能とし、更に、前記クラッチ手段は前記スプールと前記ロック手段との間に介在し、前記センサ手段の作動に伴い前記ロック手段と前記スプールとを連結すると共に、前記駆動手段から前記正転駆動力が出力されることで前記センサ手段を作動させる請求項1又は請求項2に記載のウェビング巻取装置。
  4. 前記駆動手段の駆動力の伝達経路における前記ロック手段よりも前記スプール側で前記スプールに対して相対回転可能に設けられると共に、前記ロック手段が作動した際には前記ロック手段により前記引出方向への回転が規制される第1回転体と、
    前記スプールと前記第1回転体とを跨いで設けられて前記第1回転体に対する前記スプールの相対回転を規制すると共に、前記ロック手段による前記第1回転体の回転規制状態で前記スプールに所定の大きさ以上の回転力が付与されることで変形するエネルギー吸収手段と、
    を備える請求項1から請求項3の何れか1項に記載のウェビング巻取装置。
  5. 前記スプールに対して相対回転可能に設けられた第2回転体と、
    前記第2回転体と前記スプールとの間に介在して前記スプールに対する前記第2回転体の相対回転を抑制する向きに前記第2回転体を付勢して、前記スプール及び前記第2回転体の何れか一方の回転に対して他方を追従させる追従付勢手段と、
    を有し、前記急回転状態に対応した所定の大きさ以上の加速度で前記第2回転体が回転した場合に、前記追従付勢手段の付勢力に抗して前記スプールに対して前記第2回転体が相対回転可能に前記センサ手段を構成し、
    前記駆動手段の駆動力が伝わることで回転する第3回転体と、
    前記正転駆動力が前記第3回転体に伝わった場合に前記第3回転体を前記第2回転体に繋げて前記所定の大きさ以上の加速度で前記第2回転体を回転させる第1クラッチ部材と、
    前記追従付勢手段の付勢力に抗して前記スプールが前記第2回転体に対して前記引出方向に相対回転した場合に前記スプールを前記第3回転体に繋げる第2クラッチ部材と、
    を含めて前記クラッチ手段を構成した請求項4に記載のウェビング巻取装置。
  6. 前記駆動手段から出力された駆動力で回転するウオームギヤと、
    前記ウオームギヤに噛み合い前記ウオームギヤの回転が伝わることで回転し、当該回転を前記クラッチ手段に伝えると共に前記クラッチ手段側から伝わった回転力による回転が前記ウオームギヤにより規制されるウオームホイールと、
    を含めて前記ロック手段を構成した請求項4又は請求項5に記載のウェビング巻取装置。
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