JP5428080B2 - シートベルト用リトラクタ - Google Patents

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Description

本発明は、シートベルト用リトラクタに関し、特に、電動アクチュエータと火薬式のプリテンショナーとを備えたシートベルト用リトラクタに関する。
従来のシートベルト用リトラクタでは、車両の急減速状態をセンサで検出し、モータによってスピンドルを巻取方向に回転させる。そして、衝突の可能性がある場合には、シートベルト(ウェビング)を一定量巻き取って乗員を軽拘束し、また、衝突時には、火薬式のプリテンショナーを作動させて、シートベルトを強制的に巻き取り、乗員を確実に保持する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のシートベルト用リトラクタでは、電動アクチュエータからの動力をスピンドルに伝達する動力伝達機構において、火薬式のプリテンショナーが作動したときに、モータを逆回転させる。そして、ファイナルギヤとパウルとの係合を解除し、モータからスピンドルへの動力伝達を遮断して、モータがプリテンショナーによってシートベルトを引き出す際の負荷となるのを防止している。
特開2002−326558号公報
ところで、特許文献1に記載のシートベルト用リトラクタでは、火薬式のプリテンショナーが作動したときに、モータを逆回転させることによって、ファイナルギヤとパウルとの係合を解除している。このため、モータによってパウルとファイナルギヤとの係合を解除する構成では、急な衝撃等と相俟って、正確な解除動作が行われない可能性があり、また、モータが始動して解除動作を行うまでに時間が掛かる可能性もある。さらに、解除後のパウルの姿勢についても、考慮されていない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、少ない部品点数で、火薬式のプリテンショナーが作動した際にも確実なクラッチ動作が可能なシートベルト用リトラクタを提供することにある。
本発明の上記目的は、以下の構成によって達成される。
(1) シートベルトを巻き取るスピンドルと、
該スピンドルを回転する動力を発生する電動アクチュエータと、
前記スピンドルに作用して前記シートベルトを引き込む火薬式のプリテンショナーと、 前記電動アクチュエータからの動力を前記スピンドルに伝達可能で、且つ、前記プリテンショナーが作動したとき、前記電動アクチュエータから前記スピンドルへの動力伝達を遮断可能な動力伝達機構と、
を備えるシートベルト用リトラクタであって、
前記動力伝達機構は、
前記スピンドルと共に回転し、周面に被係合部を有する回転部材と、
前記回転部材の被係合部と係合可能な係合部を有するとともに、前記電動アクチュエータが作動していない時に位置する第1の位置と、前記電動アクチュエータが作動して、前記係合部が前記回転部材の被係合部と係合する時に位置する第2の位置と、前記プリテンショナーが作動した時に、前記第1の位置に対して前記第2の位置と半径方向において反対側に位置する第3の位置と、を前記係合部が移動するように回動可能な係合部材と、
前記係合部が前記第3の位置に移動した後、前記第1の位置及び前記第2の位置に復帰することを防止する復帰防止機構と、
を備えることを特徴とするシートベルト用リトラクタ。
(2) 前記復帰防止機構は、前記係合部材に設けられた突起部と、前記プリテンショナーが作動して、前記係合部が前記第2の位置から前記第1の位置を越えて前記第3の位置へ移動する際に、前記第1の位置を越えた前記係合部材の前記突起部によって弾性変形され、且つ、前記係合部が前記第3の位置へ移動することで弾性復帰されるばね部材と、を有することを特徴とする(1)に記載のシートベルト用リトラクタ。
(3) 前記動力伝達機構は、
前記電動アクチュエータからの動力によって回転するファイナルギヤと、
該ファイナルギヤに固定されたプレート部材と、
該プレート部材に設けられ、前記係合部材の回動を案内する案内部と、
前記係合部材を回動可能に保持する係合部材回動軸と、
該係合部材回動軸を回動可能に係合するとともに、自身の付勢力によってケース部材の非駆動部分に保持されて、前記係合部材を保持可能な係合部材保持体と、
を備え、
前記突起部は、前記係合部材回動軸が設けられる前記係合部材の側面と反対側の側面に設けられており、
前記プレート部材には、前記突起部が延出され、前記係合部が前記第2の位置と前記第3の位置間を回動する際の前記突起部の移動を許容する長さを有する貫通孔が形成されており、且つ、
前記ばね部材は、前記第1の位置から前記第3の位置へ前記係合部が移動する際の前記突起部と当接可能なように、その先端部が軸方向から見て前記貫通孔に臨むように、前記プレート部材に取り付けられることを特徴とする(2)に記載のシートベルト用リトラクタ。
(4) 前記係合部材回動軸は、前記電動アクチュエータの動力が前記シートベルトを巻き取る方向に伝達され始めた時、前記ケース部材の非駆動部分に前記付勢力によって保持される前記係合部材保持体によって、前記シートベルトを巻き取る方向と相対的に反対方向に移動することを特徴とする(3)に記載のシートベルト用リトラクタ。
本発明のシートベルト用リトラクタによれば、動力伝達機構は、スピンドルと共に回転し、周面に被係合部を有する回転部材と、回転部材の被係合部と係合可能な係合部を有するとともに、電動アクチュエータが作動していない時に位置する第1の位置と、電動アクチュエータが作動して、係合部が回転部材の被係合部と係合する時に位置する第2の位置と、プリテンショナーが作動した時に、第1の位置に対して第2の位置と半径方向において反対側に位置する第3の位置と、を係合部が移動するように回動可能な係合部材と、係合部が第3の位置に移動した後、第1の位置及び第2の位置に復帰することを防止する復帰防止機構と、を備える。これにより、少ない部品点数で、プリテンショナーが作動した後に、係合部材の係合部が再び回転部材の被係合部と係合することがない、確実なクラッチ動作が可能となる。
本発明にかかるシートベルト用リトラクタの一部分を示す分解斜視図である。 本発明にかかるシートベルト用リトラクタの残りの部分を示す分解斜視図である。 図2のプリテンショナーを示す概略図である。 プリテンショナーの作動状態を示す概略図であり、(a)は作動前の状態、(b)は作動開始時にロックレバーとプリテンションリングとの係合が解除される状態、(c)は作動後ロック片がプリテンションリングと係合する状態を示す。 図1のギヤケース内の構成を示す断面図である。 モータからの動力を伝達するクラッチの非係合状態を説明するための図である。 モータからの動力を伝達するクラッチの係合途中状態を説明するための図である。 モータからの動力を伝達するクラッチの係合状態を説明するための図である。 プリテンショナーが作動して、パウルが弾かれた状態を説明するための図である。 プリテンショナー作動中の、パウルが回動している状態を説明するための図である。 プリテンショナー作動中の、パウルが回動し終えた状態を説明するための図である。 プリテンショナーが作動を完了した後、パウルの回動がオフスプリングによって阻止される状態を説明するための図である。
符号の説明
本発明の上記目的は、以下の構成によって達成される。
(1) シートベルトを巻き取るスピンドルと、
該スピンドルを回転する動力を発生する電動アクチュエータと、
前記スピンドルに作用して前記シートベルトを引き込む火薬式のプリテンショナーと、
前記電動アクチュエータからの動力を前記スピンドルに伝達可能で、且つ、前記プリテンショナーが作動したとき、前記電動アクチュエータから前記スピンドルへの動力伝達を遮断可能な動力伝達機構と、
を備えるシートベルト用リトラクタであって、
前記動力伝達機構は、
前記スピンドルと共に回転し、周面に被係合部を有する回転部材と、
前記回転部材の被係合部と係合可能な係合部を有するとともに、前記電動アクチュエータが作動していない時に位置する第1の位置と、前記電動アクチュエータが作動して、前記係合部が前記回転部材の被係合部と係合する時に位置する第2の位置と、前記プリテンショナーが作動した時に、前記第1の位置に対して前記第2の位置と半径方向において反対側に位置する第3の位置と、を前記係合部が移動するように回動可能な係合部材と、
前記係合部が前記第3の位置に移動した後、前記第1の位置及び前記第2の位置に復帰することを防止する復帰防止機構と、
を備え
前記復帰防止機構は、前記係合部材に設けられた突起部と、前記プリテンショナーが作動して、前記係合部が前記第2の位置から前記第1の位置を越えて前記第3の位置へ移動する際に、前記第1の位置を越えた前記係合部材の前記突起部によって弾性変形され、且つ、前記係合部が前記第3の位置へ移動することで弾性復帰されるばね部材と、を有することを特徴とするシートベルト用リトラクタ。
(2) 前記動力伝達機構は、
前記電動アクチュエータからの動力によって回転するファイナルギヤと、
該ファイナルギヤに固定されたプレート部材と、
該プレート部材に設けられ、前記係合部材の回動を案内する案内部と、
前記係合部材を回動可能に保持する係合部材回動軸と、
該係合部材回動軸を回動可能に係合するとともに、自身の付勢力によってケース部材の非駆動部分に保持されて、前記係合部材を保持可能な係合部材保持体と、
を備え、
前記突起部は、前記係合部材回動軸が設けられる前記係合部材の側面と反対側の側面に設けられており、
前記プレート部材には、前記突起部が延出され、前記係合部が前記第2の位置と前記第3の位置間を回動する際の前記突起部の移動を許容する長さを有する貫通孔が形成されており、且つ、
前記ばね部材は、前記第1の位置から前記第3の位置へ前記係合部が移動する際の前記突起部と当接可能なように、その先端部が軸方向から見て前記貫通孔に臨むように、前記プレート部材に取り付けられることを特徴とする(1)に記載のシートベルト用リトラクタ。
(3) 前記係合部材回動軸は、前記電動アクチュエータの動力が前記シートベルトを巻き取る方向に伝達され始めた時、前記ケース部材の非駆動部分に前記付勢力によって保持される前記係合部材保持体によって、前記シートベルトを巻き取る方向と相対的に反対方向に移動することを特徴とする(2)に記載のシートベルト用リトラクタ。
次に、本発明の一実施形態にかかるシートベルト用リトラクタについて図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態のシートベルト用リトラクタ10は、図1及び図2に示すように、リトラクタフレーム11に回転可能に支持され、シートベルト(図示せず)を巻き取るスピンドル組立体12と、スピンドル組立体12をシートベルトの巻き取り方向に付勢する巻取りばね装置13と、車両の水平方向の加速度を検出する加速度センサ14と、加速度センサ14によって検出される加速度に応じてシートベルトの引出動作をロックするロック機構15と、車両衝突時にスピンドル組立体12に作用してシートベルトを引き込む火薬式のプリテンショナー16と、設定以上の荷重がシートベルトに加わった場合にエネルギーを吸収しながらシートベルトを繰り出すフォースリミッタ機構17と、スピンドル組立体12を回転させる動力を発生する電動アクチュエータであるモータ34と、モータ34からの動力をスピンドル組立体12に伝達可能な動力伝達機構19と、を備える。なお、図1及び図2に示す軸線aは、同一軸線である。
巻取りばね装置13と動力伝達機構19は、スピンドル組立体12の軸方向一端側に配置され、リトラクタフレーム11に取り付けられる。一方、加速度センサ14、ロック機構15及びプリテンショナー16は、スピンドル組立体12の軸方向他端側に配置され、リトラクタフレーム11に取り付けられるドライブカバー120及びシステムカバー121内に収容される。さらに、モータ34を有するモータアッセンブリ18は、スピンドル組立体12の下方で、リトラクタフレーム11に取り付けられる。
加速度センサ14は、球状のセンサウェイト122と、センサウェイト122を収容するセンサケース123とを備え、センサケース123にはセンサレバー123aが回転可能に取り付けられる。
ロック機構15は、公知の種々の構成を採用することができる。本実施形態の場合には、ロック機構15は、ベアリング板131とシステムカバー121との間に回転可能に支持され、慣性体134と連動してベアリング板131の内歯131aと係合可能なWSレバー132と、WSレバー132と係合するステアリングホイール133と、ステアリングホイール133内に配置される慣性体134と、ステアリングホイール133と慣性体134との間に設けられるスプリング135と、ステアリングディスク136によってステアリングホイール133と一体に取り付けられるラチェットホイール137と、を有する。
そして、車両衝突等で水平方向の加速度が所定値より大きいとき、加速度センサ14のセンサウェイト122が移動し、センサレバー123aを上方に回動する。続いてセンサレバー123aが上方に回動して、ステアリングホイール133と係合する。そして、ステアリングホイール133の引き出し方向の回転が阻止された状態でシートベルトがリトラクタ10から引き出されると、ステアリングホイール133がスピンドル組立体12に対して回転遅れを生じる。これにより、ステアリングホイール133に回動可能に取り付けられた後述するロック片167が径方向外方に移動して回転不能とされた状態の後述のプリテンションリング142と係合し、スピンドル組立体12によるシートベルトの引き出し動作がロックされる。
プリテンショナー16は、リトラクタフレーム11とドライブカバー120との間に、大径リング141、プリテンションリング142、小径リング143、ロッキングレバー144、シンクロリング145、ディスタンス板146、ピンガイド用スペーサ147、レバー部材148、及びボールストップ149を備えると共に、プリテンションリング142の周囲に駆動装置151を備える。
駆動装置151は、リトラクタフレーム11に取り付けられる管ハウジング152と、管ハウジング152内に設けられるガス発生器153、スプリング154、ピストン155、及び質量体としての玉156と、を備える。そして、ガス発生器153の点火によるガス圧上昇により、ピストン155を介して玉156が押し出され、これらの玉156がプリテンションリング142の溝部に入り込んで、プリテンションリング142を回転させる。なお、スプリング154は、通常の玉156のがたつきによる異音の発生を防止している。
プリテンションリング142は、大径リング141と小径リング143によってリトラクタフレーム11とドライブカバー120との間で回転可能に支持されている。プリテンションリング142の外周側には、駆動装置151の玉156が収容される溝部142aと、ロッキングレバー144と噛合可能で、且つ、シンクロリング145の周囲に内向きに形成された爪部145aが係止可能な外歯142bが形成されている。また、プリテンションリング142の内周側には、ロック片167と噛合可能な内歯142cが形成されている。さらに、プリテンションリング142の側面には、レバー部材148を挿入案内する窓穴142d(図3参照)が形成される。
ロッキングレバー144の側面には突部144a(図3参照)が形成されており、この突部はシンクロリング145のカム孔145bに案内される。ロッキングレバー144は、プリテンションリング142の回転によりシンクロリング145が回転することで外歯142bと係脱し、外歯142bと噛合することでプリテンションリング142のベルト引き出し方向の回転を止める。
プリテンショナー16では、車両側からの作動のための電流を受け、駆動装置151のガス発生器153の点火によるガス圧上昇により玉156が管ハウジング152内を移動する。そして、移動した玉156は、管ハウジング152からプリテンションリング142の溝部142a内に入り込み、プリテンションリング142を回転させる。
プリテンションリング142が回転すると、図4(a)に示す状態から、その外歯142bと係合していたロッキングレバー144が外側へ弾き出される。同時に、ロッキングレバー144の突部144aは、カム孔145bを引き連れてシンクロリング145を回動させる(図4(b)参照)。その後、ロックレバー144は、リトラクタフレーム11上に設けられた切り起し板(図示せず)に当接して回動を止められ、シンクロリング145も突部144aを案内するカム孔145bを介して回動を止める。
但し、シンクロリング145に形成された爪部145aは、プリテンションリング142の外歯142bとプリテンションリング142の回転を許容するようにラチェット係合するので、プリテンションリング142は外歯142bで爪部145aを弾きながら回転し続ける。
併せて、プリテンションリング142が回転すると、その窓穴142dに案内されたレバー部材148が回動し、レバー部材148の先端がラチェットホイール137と噛合する。
さらに、プリテンションリング142が回転して、レバー部材148がさらに回動すると、ラチェットホイール137及びステアリングディスク136を回転させる。なお、この状態では、トレッドヘッド162に力は伝達されていない。
これにより、ステアリングディスク136のカム孔136a内にピン167aが支持された(図3参照)ロック片167がトレッドヘッド162に案内されながらステアリングディスク136の回転により駆動され、プリテンションリング142の内歯142cと噛合する(図4(c)参照)。
さらに、プリテンションリング142が玉156に押されて回転すると、ロック片167がプリテンションリング142の内歯142cと噛合しているので、プリテンションリング142の回転がトレッドヘッド162、トーションバー165を介してスピンドル161に伝達されて、スピンドル161に固定されているシートベルトを巻き込む。これにより、プリテンショナー16が作動することになる。
また、スピンドル組立体12は、スピンドル161と、その一端側開口を塞ぐトレッドヘッド162と、両端でスピンドル161とトレッドヘッド162に嵌合し、フォースリミッタ機構17として作用するトーションバー165と、トレッドヘッド162の外周面に案内されるロック片167と、を備える。なお、図2中、符号171はドラムリングであり、172はオメガスプリングである。
フォースリミッタ機構17は、プリテンショニングリング142の引き出し方向の回転を停止した後に、トーションバー165が捩れることで、スピンドル161をシートベルトが引き出されるように回転させる。
即ち、プリテンショナー16の玉156の移動が完了し、スピンドル161の巻き取り方向の回転が停止されると、乗員の前方への移動によりベルトが引き出される。プリテンションリング142がベルト引き出し方向に回転すると、シンクロリング145の爪部145aはプリテンションリング142の外歯142bと係合しているので、シンクロリング145も一体的に回転する。このとき、シンクロリング145に形成されたカム孔145bはロッキングレバー144の突部144aを押してロッキングレバー144を内側に誘導し、ロッキングレバー144とプリテンショニングリング142の外歯142bを係合させる。これにより、プリテンショニングリング142の引き出し方向の回転が止められる。
更にベルト引き出し方向の力が加わり、ベルト荷重がトーションバー165の捩れ荷重に達すると、トーションバー165が塑性変形しながら捩れ、スピンドル161が回転し、シートベルトが引き出される。
また、リトラクタフレーム11の軸方向他方側には、ケース部材であるロアカバー25及びアッパーカバー26がねじ27によって取り付けられている。ロアカバー25とそれに取り付けられるアッパーカバー26との間には、動力伝達機構19が収容される空間が形成される。
ロアカバー25の下部、すなわちリトラクタフレーム11の下方に位置するモータアセンブリ18は、リアキャップ31、プリント基板32、リアケース33、モータ34、O−リング37、第1ギヤ35、及びフロントケース36から構成されている。なお、第1ギヤ35はモータ34の回転軸に取り付けられており、ロアカバー25の内部に挿入されて、動力伝達機構19に設けられているトルクリミッタ機構60の第2ギヤ54と噛合する。
トルクリミッタ機構60は、第4ギヤ58と噛合する第3小ギヤ59と、第3小ギヤ59に一体回転可能に取り付けられるスプリングホルダ55と、スプリングホルダ55に保持される複数のリミットスプリング56と、第3小ギヤ59と同軸に配置され、第2ギヤ54と噛合する第3大ギヤ57と、を有している。リミットスプリング56は、スプリングホルダ55に保持された状態で、一端部を第3大ギヤ57の内周面に形成された凹凸面(図示せず)に係合させ、弾性変形することで第3大ギヤ57の第3小ギヤ59に対する相対回転を許容する。
このため、トルクリミッタ機構60では、通常状態では第3大ギヤ57と第3小ギヤ59は、リミットスプリング56によって相対的な位相が保持されて同一方向に回転する。ここで、モータ34の駆動による巻き取り時に、プリテンショナー機構15が作動しないような軽衝突やブレーキングにより、第3大ギヤ57と第3小ギヤ59との間に所定値より大きなトルク差が生じた場合、リミットスプリング56の一端部と第3大ギヤ57の凹凸面との係合が解除され、弾性変形しながら滑り始める。この結果、モータ34による過大なトルクの伝達が抑制され、ギヤ歯の破損が防止できるとともに、エネルギー吸収動作時における拘束性能への影響を低減することができる。なお、本実施形態では、第1ギヤ35、第2ギヤ54、第3小ギヤ59、第3大ギヤ57、第4ギヤ58、後述のファイナルギヤ47によってギヤアッセンブリを構成している。
さらに、ロアカバー25とアッパーカバー26間の上部には、動力伝達機構19を構成するクラッチ61が収容されている。図1及び図5に示すように、クラッチ61は、係合部材保持体であるフリクションスプリング42、プレート部材であるリングプレート46、ファイナルギヤ47、係合部材であるパウル49、係合部材回動軸であるパウル回動軸48、回転部材であるラッチリング50、ブッシュ51、及びばね部材であるオフスプリング52とから構成される。
ラッチリング50は、スピンドル組立体12と内歯50b(図5参照。)にて結合されてスピンドル組立体12と一体に回転し、また、外周面には被係合部である外歯50aを有する(図6参照。)。
ファイナルギヤ47は、ラッチリング50と同軸に配置され、モータ34の回転軸とギヤ結合する。また、リングプレート46は、ファイナルギヤ47に取り付けられ、ファイナルギヤ47と一体回転する。
パウル49は、その中間部に設けられたパウル回動軸48と一体に形成されており、この回動軸48を中心に回動する。また、パウル49は、先端にラッチリング50の外歯50aと係合する係合部49cを有する(図6参照)。パウル49は、係合部49cが、モータ34が作動していない時に位置する第1の位置P1と、モータ34が作動して、係合部49cがラッチリング50の外歯50aと係合する時に位置する第2の位置P2(図8参照)と、プリテンショナー16が作動した時に、第1の位置P1に対して第2の位置P2と半径方向において反対側に位置する第3の位置P3(図11参照)と、を移動するように回動可能である。さらに、パウル49には、パウル回動軸48が設けられる側面と反対側の側面で、且つ、回動軸48に対して係合部49c寄りに突起部53が設けられている。
フリクションスプリング42は、両端が一部開放された略リング状を有し、ロアカバー25に形成された非駆動部分である凸部25aの外周面に、自身の付勢力によってスピンドル組立体12の回転軸中心方向に凸部25aを付勢することで当接保持される。これにより、フリクションスプリング42は、回転方向の力を受けると、ロアカバー25の凸部25aとの間で、回転方向と逆方向の摩擦力を発生し、リングプレート46に対して円周方向への移動を規制されている。この凸部25aは、ケース側面から軸方向に突出し、ラッチリング50が取り付けられる中心孔25bと同心に形成される。
フリクションスプリング42の中間部分には、パウル回動軸48を囲うようにしてこの回動軸48と係合する軸係合部42aが折り曲げによって突出形成される。
また、リングプレート46の円周方向の一部には、パウル49の係合部49c側の先端外周面を径方向内向きに案内する案内部であるカム面46aと、該カム面46aに対向し、パウル49の内周面を案内する解除面46bが形成されている。カム面46aは、係合部49cがラッチリング50の外歯50aと係合する際に、パウル49の先端外周面と接触する湾曲した壁面によって構成される。解除面46bは、係合部49cが外歯50aと係合を解除する際に、パウル49の内周面と接触する壁面によって構成されており、また、この壁面は、プリテンショナー作動後のパウル49をさらに案内できる程度に長く形成されている。
したがって、ファイナルギヤ47がシートベルト巻き取り方向に回転し始めからパウル49の係合部49cがラッチリング50の被係合部50aと係合するまでの所定の角度範囲において、パウル49はファイナルギヤ47との共回りがフリクションスプリング42によって規制され、回転するリングプレート46のカム面46aに案内されて、ラッチリング50の係合部50aと係合するように回動する。
また、ファイナルギヤ47が所定の角度範囲以上シートベルト巻き取り方向に回転して、パウル49の係合部49cがラッチリング50の被係合部50aと係合した以降は、ファイナルギヤ47、リングプレート46、フリクションスプリング42、及びパウル49が一体回転する。
さらに、リングプレート46には、カム面46a近傍に、パウル49の突起部53が延出する貫通孔46dが形成されている。貫通孔46dは、パウル49の係合部49cが第2の位置P2と第3の位置P3間を回動する際の突起部53の移動を許容する長さを有する。
また、オフスプリング52は、カム面46a及び解除面46bが形成される側面と反対側のリングプレート46の側面に、その先端部が軸方向から見て貫通孔46dに臨むように取り付けられている。
このため、プリテンショナー16が作動して、パウル49の係合部49cが第2の位置P2から第1の位置P1を越えて第3の位置P3へ移動する際に、オフスプリング52は、パウル49の突起部53と当接し、第1の位置P1を越えた突起部53によって弾性変形され、且つ、係合部49cが第3の位置P3へ移動することで弾性復帰される。そして、係合部49cが第3の位置P3に移動した後、第1の位置P1及び第2の位置P2に復帰することを防止する。なお、パウル49の突起部53とオフスプリング52は、本発明の復帰防止機構を構成する。
次に、本実施形態のシートベルト用リトラクタ10の作動について説明する。図示しない監視センサ等によって衝突の可能性が検出されると、図示しないECUによって衝突前にモータ34を駆動して、動力伝達機構19を介してスピンドル組立体12を回転させてシートベルトを巻き取る。また、衝突の可能性がなくなると、モータ34を逆転させて、衝突前の状態に戻す。一方、衝突時には、プリテンショナー16が作動して、クラッチ61を機械的に解除して、シートベルトを強制的に巻き取る。
ここで、クラッチ61の作動について図6〜図12を参照して説明する。
まず、図6に示すように、モータ34による巻き取りが行なわれていない場合は、パウル49は、パウル回動軸48がフリクションスプリング42の係合部42aによって係合された状態で、解除面46bによって案内されて係合部49cはラッチリング50から遠ざかった位置にあり、ラッチリング50とパウル49とは非係合である(第1の位置P1)。このため、スピンドル11と一体のラッチリング50のみ回転可能となり、シートベルトの通常の巻き取り及び引き出しが可能である。
図7に示すように、モータ34が巻き取り側に回転すると、モータ34の回転軸にギヤ結合しているファイナルギヤ47が反時計方向へ回転する(図7の矢印A参照。)。この際、回動軸48と一体形成されたパウル49は、フリクションスプリング42によって付勢され、その場に留まろうとする。従って、パウル回動軸48がファイナルギヤ47に対して、シートベルトを巻き取る方向と相対的に反対方向に移動することになる。
一方、カム面46aを有するリングプレート46は、ファイナルギヤ47とともに回転するため、パウル49は、回動軸48を中心にカム面46aに沿って回転中心方向へ回動する。
そして、図8に示すように、ファイナルギヤ47が所定の角度だけ回転すると、パウル49の係合部49cがラッチリング50の外歯50aとの係合を完了する(第2の位置P2)。
そして、ファイナルギヤ47がシートベルト巻き取り方向に所定の角度を越えてさらに回転すると、パウル49の係合部49cとラッチリング50の外歯50aとが係合した状態で、ファイナルギヤ47、リングプレート46、フリクションスプリング42、及びパウル49が一体回転して、電動アクチュエータからの動力がスピンドル組立体12に伝達される。
なお、モータ34が解除側に回転した場合には、ファイナルギヤ47が時計回りに回転する。その場合、リングプレート46に形成した解除面46bによりパウル49が案内され、パウル49の係合部49cはラッチリング50の外歯50aから離れ、元の位置に押し戻される。
一方、パウル49の係合部49cとラッチリング50の外歯50aとが係合した状態で、プリテンショナー16が作動した場合には、図9に示すように、ラッチリング50が巻き取り方向(図9の矢印B参照。)に高速で回転し、パウル49の係合部49cが半径方向外側へ弾かれる。その際に、パウル49は、リングプレート46に形成したカム面46aに沿って回動する。
そして、図10に示すように、パウル49の突起部53が、リングプレート46に取り付けられたオフスプリング52を変形支点52aを中心に弾性変形させる。さらに、図11に示すように、係合部49cがカム面46aに沿って半径方向外側に向けて案内され(第3の位置P3)、また、突起部53は、オフスプリング52を乗り越え、貫通孔46dの半径方向外縁部に移動する。
オフスプリング52は、突起部53が乗り越えた後は、すぐに初期位置に復帰する。このため、プリテンショナー16が作動後、パウル49の係合部49cが再び係合状態へ移行しようとしても、オフスプリング52は、変形支点52bを中心にパウル49が乗り越えられるほど撓まず、パウル49をそのまま支持する。従って、パウル49の係合部49cが再びラッチリング50の外歯50aと噛合うことが防止される。
以上、説明したシートベルト用リトラクタ10によれば、クラッチ61は、ラッチリング50と、パウル49と、オフスプリング52及び突起部53からなる復帰防止機構と、を備える。ラッチリング50は、スピンドル161と共に回転し、外周面に外歯50aを有する。パウル49は、ラッチリング50の外歯50aと係合可能な係合部49cを有するとともに、モータ34が作動していない時に位置する第1の位置P1と、モータ34が作動して、係合部49cがラッチリングの外歯50aと係合する時に位置する第2の位置P2と、プリテンショナー16が作動した時に、第1の位置P1に対して第2の位置P2と半径方向において反対側に位置する第3の位置P3と、を係合部49cが移動するように回動可能である。復帰防止機構は、パウル49が第3の位置P3に移動した後、第1の位置P1及び第2の位置P2に復帰することを防止する。これにより、少ない部品点数で、プリテンショナー16が作動した後に、パウル49の係合部49cが再びラッチリング50の外歯50aと係合することがない、確実なクラッチ動作が可能となる。
また、スピンドル組立体12の回転軸中心方向に付勢されるリング状のフリクションスプリング42は、その内周面がロアカバー25の凸部25aによって保持されるので、より簡単な構成で摩擦力を与えつつ保持される。このような構成により、パウル回動軸48は、モータ34の動力がシートベルトを巻き取る方向に伝達され始めた時、ロアカバー25の凸部25aに付勢力によって保持されるフリクションスプリング42によって、シートベルトを巻き取る方向と相対的に反対方向に移動する。
以上に説明したシートベルト用リトラクタは、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施態様も、各種の方法で実施又は遂行できる。特に本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさ、および構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書の中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。
なお、本出願は、2008年2月15日出願の日本特許出願(特願2008−034762)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。

Claims (3)

  1. シートベルトを巻き取るスピンドルと、
    該スピンドルを回転する動力を発生する電動アクチュエータと、
    前記スピンドルに作用して前記シートベルトを引き込む火薬式のプリテンショナーと、
    前記電動アクチュエータからの動力を前記スピンドルに伝達可能で、且つ、前記プリテンショナーが作動したとき、前記電動アクチュエータから前記スピンドルへの動力伝達を遮断可能な動力伝達機構と、
    を備えるシートベルト用リトラクタであって、
    前記動力伝達機構は、
    前記スピンドルと共に回転し、周面に被係合部を有する回転部材と、
    前記回転部材の被係合部と係合可能な係合部を有するとともに、前記電動アクチュエータが作動していない時に位置する第1の位置と、前記電動アクチュエータが作動して、前記係合部が前記回転部材の被係合部と係合する時に位置する第2の位置と、前記プリテンショナーが作動した時に、前記第1の位置に対して前記第2の位置と半径方向において反対側に位置する第3の位置と、を前記係合部が移動するように回動可能な係合部材と、
    前記係合部が前記第3の位置に移動した後、前記第1の位置及び前記第2の位置に復帰することを防止する復帰防止機構と、
    を備え
    前記復帰防止機構は、前記係合部材に設けられた突起部と、前記プリテンショナーが作動して、前記係合部が前記第2の位置から前記第1の位置を越えて前記第3の位置へ移動する際に、前記第1の位置を越えた前記係合部材の前記突起部によって弾性変形され、且つ、前記係合部が前記第3の位置へ移動することで弾性復帰されるばね部材と、を有することを特徴とするシートベルト用リトラクタ。
  2. 前記動力伝達機構は、
    前記電動アクチュエータからの動力によって回転するファイナルギヤと、
    該ファイナルギヤに固定されたプレート部材と、
    該プレート部材に設けられ、前記係合部材の回動を案内する案内部と、
    前記係合部材を回動可能に保持する係合部材回動軸と、
    該係合部材回動軸を回動可能に係合するとともに、自身の付勢力によってケース部材の非駆動部分に保持されて、前記係合部材を保持可能な係合部材保持体と、
    を備え、
    前記突起部は、前記係合部材回動軸が設けられる前記係合部材の側面と反対側の側面に設けられており、
    前記プレート部材には、前記突起部が延出され、前記係合部が前記第2の位置と前記第3の位置間を回動する際の前記突起部の移動を許容する長さを有する貫通孔が形成されており、且つ、
    前記ばね部材は、前記第1の位置から前記第3の位置へ前記係合部が移動する際の前記突起部と当接可能なように、その先端部が軸方向から見て前記貫通孔に臨むように、前記プレート部材に取り付けられることを特徴とする請求項に記載のシートベルト用リトラクタ。
  3. 前記係合部材回動軸は、前記電動アクチュエータの動力が前記シートベルトを巻き取る方向に伝達され始めた時、前記ケース部材の非駆動部分に前記付勢力によって保持される前記係合部材保持体によって、前記シートベルトを巻き取る方向と相対的に反対方向に移動することを特徴とする請求項に記載のシートベルト用リトラクタ。
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