JP5444569B2 - シートベルト用リトラクター - Google Patents

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Description

本発明は、シートベルト用リトラクターに関し、特に、車両衝突時に作動するプリテンショナー付のシートベルト用リトラクターに関する。
近年のシートベルト用リトラクターでは、車両衝突時に火薬の爆発によって発生するガス圧によってスピンドルを巻取り駆動するプリテンショナーが設けられている。また、火薬を増量することなく、シートベルトの引き締め力や引き締め量を増大するため、一対のプリテンショナーを備えたリトラクターが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このリトラクターでは、スピンドルの片側に配置された一対のプリテンショナーが、車両衝突時に同時に作動してスピンドルと結合し、スピンドルを巻取り駆動する。
また、車両衝突時に設定値以上の荷重がシートベルトに加わった際に、トーションバーがシートベルトを繰り出すように捩れ変形することでエネルギー吸収を行う、フォースリミッタ機構を備えたリトラクターにおいては、プリテンショナーがトーションバーを介してスピンドルを巻取り駆動するものが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。このリトラクターによれば、プリテンショナーによる引き締め力は、トーションバーを介してスピンドルに伝達されるので、プリテンショナー駆動後に、フォースリミッタ機構の作動によるスピンドルの引き出し方向の回転は、プリテンショナーの動作に影響されることなく行なわれる。
実開平6−6131号公報 特開平10−1025号公報
ところで、特許文献1に記載のシートベルト用リトラクターでは、フォースリミッタ機構についてなんら開示されていない。このため、フォースリミッタ機構とともに使用された場合には、一対のプリテンショナーがスピンドルを巻取り駆動した後にフォースリミッタ機構が作動する際、プリテンショナーに残ったガス圧がフォースリミッタ機構の作動に影響する可能性がある。
また、特許文献2に記載のシートベルト用リトラクターでは、エネルギー吸収荷重がプリテンショナーによる引き込み荷重より低いと、プリテンショナーの引き込み荷重によりトーションバーが捩れてしまい、ベルトの引き込みを十分に行うことができないという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、その目的は、フォースリミッタ機構による適切なエネルギー吸収とプリテンショナーによる引き込み性能の向上が図られたシートベルト用リトラクターを提供することにある。
本発明に係る上記課題は、下記構成により達成される。
(1)シートベルトが巻装されるスピンドルと、
その軸方向一端部が前記スピンドルの軸方向一端部と結合されて、前記スピンドルの中空部内に配置されるトーションバーと、
少なくとも衝突時に前記スピンドルと結合され、ガス圧によって前記スピンドルを巻取り方向に回転させる第1のプリテンショナーと、
少なくとも衝突時に前記トーションバーの軸方向他端部と結合されて、ガス圧によって前記トーションバーを介して前記スピンドルを巻取り方向に回転させる第2のプリテンショナーと、
を備え
前記第2のプリテンショナーは、前記第1のプリテンショナーの作動開始以降に作動するように設定され、
前記第1のプリテンショナーと前記第2のプリテンショナーとの作動間隔は、衝突速度に応じて変化することを特徴とするシートベルト用リトラクター。
(2)シートベルトが巻装されるスピンドルと、
その軸方向一端部が前記スピンドルの軸方向一端部と結合されて、前記スピンドルの中空部内に配置されるトーションバーと、
少なくとも衝突時に前記スピンドルと結合され、ガス圧によって前記スピンドルを巻取り方向に回転させる第1のプリテンショナーと、
少なくとも衝突時に前記トーションバーの軸方向他端部と結合されて、ガス圧によって前記トーションバーを介して前記スピンドルを巻取り方向に回転させる第2のプリテンショナーと、
を備え、
衝突速度が第1の所定速度超であるとき、前記第1のプリテンショナーと前記第2のプリテンショナーとを第1の作動間隔で作動させ、
前記衝突速度が第1の所定速度以下で、且つ、第2の所定速度以上であるとき、前記第1のプリテンショナーと第2のプリテンショナーとを前記第1の作動間隔より長い第2の作動間隔で作動させ、
前記衝突速度が第2の所定速度より遅いとき、前記第1のプリテンショナーを作動することを特徴とするシートベルト用リトラクター。
(3) 前記第2のプリテンショナーは、前記第1のプリテンショナーの作動開始以降に作動するように設定されることを特徴とする(2)に記載のシートベルトリトラクター。
(4) 前記第2の速度より遅い前記衝突速度での衝突によって前記第1のプリテンショナーが作動した後、第3の所定速度以上の前記衝突速度での二重衝突が生じた時、前記第2のプリテンショナーを作動することを特徴とする()に記載のシートベルト用リトラクター。
(5) 前記第1のプリテンショナーは、所定量のシートベルト巻取り動作を行った後に、前記スピンドルの巻取りを解除することを特徴とする(1)〜()のいずれかに記載のシートベルト用リトラクター。
(6) 前記第1のプリテンショナーと前記第2のプリテンショナーの少なくとも一方は、前記スピンドルを巻取り方向に回転するように前記ガス圧によって所定の方向に駆動される駆動部材と、前記駆動部材が前記所定の方向と反対方向に移動するのを規制する規制機構と、を有することを特徴とする(1)〜()のいずれかに記載のシートベルト用リトラクター。
(7) 前記第1のプリテンショナーは、ラックアンドピニオンによって構成されるとともに、火薬の爆発により発生するガスの前記ガス圧を受けるための受圧面と、前記発生したガスを排出するための排出口と、を有することを特徴とする(1)〜()のいずれかに記載のシートベルト用リトラクター。
本発明のシートベルト用リトラクターによれば、車両衝突時に、ガス圧によって第1のプリテンショナーがスピンドルを巻取り方向に回転させ、ガス圧によって第2のプリテンショナーがトーションバーを介してスピンドルを巻取り方向に回転させる。これにより、シートベルトの弛みを除去して、乗員をシートに確実に拘束することができる。そして、車両衝突に伴う乗員の慣性移動により、シートベルトに引き出し方向の荷重がかかった際に、トーションバーの捩れによってシートベルトを引き出すことができ、乗員の胸部への負担を軽減することができる。従って、トーションバーによる適切なエネルギー吸収を行いながら、第1のプリテンショナー及び第2のプリテンショナーによる緊急巻取り時のパワーアップと巻き量を増やすことができることで引き込み性能の向上を図ることができ、特に高齢者などの体の骨が弱くなった人に対して体へのダメージを抑えながら適切な拘束を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係るシートベルト用リトラクターの縦断面図である。 (a)は、図1の第1のプリテンショナーまわりを図1のII−II線に沿って一部破断した側面図であり、(b)は、図1の第2のプリテンショナーまわりを図1のII´−II´線に沿って一部破断した側面図である。 (a)は図1のロックドッグの正面図、(b)は(a)の側面図である。 (a)は図1のストッパーの側面図、(b)は(a)の断面図である。 図1のシートベルト用リトラクターの動作を説明する図である。 衝突速度及び衝突形態に応じた各プリテンショナーの作動によるベルト荷重を示すグラフである。 (a)は、本発明の第2実施形態に係るシートベルト用リトラクターの縦断面図であり、(b)は、(a)の第1のプリテンショナーまわりをVII−VII線に沿って一部破断した側面図である。 (a)及び(b)は、図7(a)のシートベルト用リトラクターの動作を説明する図である。
以下、本発明の各実施形態に係るシートベルト用リトラクターについて図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係るシートベルト用リトラクター10は、リトラクターフレーム11に回転可能に支持され、シートベルトBを巻き取るスピンドル12と、スピンドル12をシートベルトBの巻取り方向に付勢する巻取りばね13と、車両の水平方向の加速度を検出する加速度センサ14と、加速度センサ14によって検出される加速度に応じてシートベルトBの引出動作をロックするロック機構15と、スピンドル12に結合された第1のプリテンショナー16と、設定以上の荷重がシートベルトBに加わった際にエネルギーを吸収しながらシートベルトBを繰り出すためのフォースリミッタ機構であるトーションバー17と、トーションバー17に結合された第2のプリテンショナー18と、を備える。第1及び第2のプリテンショナー16,18は、いずれもボールアンドピニオン方式のものが適用されている。
リトラクターフレーム11は、金属製からなり、図1中、左側に位置する第1の側板19と、右側に位置する第2の側板20とを備えて、略コ字状に形成されている。また、第1の側板19には、プリテンショナーカバー21と巻取りばねカバー22とが取り付けられており、第2の側板20には、ドライブカバー23とシステムカバー24とが取り付けられている。
スピンドル12は、中央部に有底の中空部27を有し、図1中の左端部に、スプライン嵌合部28と、スプライン嵌合部28から突出した非円形の巻取りばね結合部29とが形成されている。また、スピンドル12は、中空部27の有底部側に、非円形のトーションバー17の被係合部30が形成されており、中空部27の開口部側に、ストッパー移動用孔部31が形成されている。
巻取りばね13は、巻取りばねカバー22内に収容され、その内周端部が、係止部材32を介して、スピンドル12の巻取りばね結合部29に固定されているとともに、その外周端部が、巻取りばねカバー22に固定されている。これにより、巻取りばね13は、スピンドル13を巻取り方向に付勢している。
加速度センサ14は、センサウェイト33と、センサウェイト33を収容するセンサケース34と、センサケース34に揺動自在に取り付けられるセンサレバー35と、を備える。
また、ロック機構15は、公知の種々の構成を採用することができる。本実施形態の場合、ロック機構15は、それぞれ不図示のベアリング板と、慣性体と、WSレバーと、ばねと、を有するとともに、ステアリングディスク36と、ロックドッグ37と、を有する。ロックドッグ37は、図3に示すように、略扇形状に形成されており、外周部に歯部39を有するとともに、側部に突出するピン38を有する。
加速度センサ14では、車両衝突等で水平方向の加速度が所定値より大きいと、センサウェイト33が移動し、センサレバー35を上方に回動させ、センサレバー35をステアリングディスク36に係合させる。
そして、ステアリングディスク36の引き出し方向の回転が阻止された状態でシートベルトBがシートベルト用リトラクター10から引き出されると、ステアリングディスク36がスピンドル12に対して回転遅れを生じ、後述する第2のピニオン26に回動可能に取り付けられているロックドッグ37のピン38がスピンドル10とステアリングディスク36との相対回転によって径方向外方に移動して、ロックドッグ37の歯部39が、ドライブカバー23に形成されている係合内歯40に係合し、スピンドル12によるシートベルトBの引き出し動作がロックされるようになっている。
トーションバー17は、その軸方向一端部に、スピンドル12の被係合部30と係合する第1の係合部47を有し、また、軸方向他端部に後述する第2のピニオン26の内周面に形成された被係合部49と係合する第2の係合部48を有する。また、トーションバー17は、塑性変形可能な部材から構成されており、第2のプリテンショナー18の作動により発生するトルクよりも大きな捩れトルクを有するように太さや硬さが設計されている。従って、シートベルトBに設定以上の荷重が加わってスピンドル12がシートベルトBの引き出し方向に回転しようとすると、トーションバー17が捩れてエネルギーを吸収し、シートベルトBを繰り出す。
第1のプリテンショナー16は、リトラクターフレーム11のプリテンショナーカバー21に組み付けられており、第1のピニオン25と、チューブパイプ41と、樹脂製のピストンボール42と、駆動部材である金属製の複数の駆動ボール43と、ボールストップばね44と、ガスジェネレータ(MGG)45と、を有する。
図1及び図2(a)に示すように、第1のピニオン25の外周部には、駆動ボール43を収容する半球状のポケット53が円周方向に複数設けられている。また、第1のピニオン25の内周部には、スピンドル12のスプライン嵌合部28と嵌合するスプライン被嵌合部46が形成されており、第1のピニオン25は、スピンドル12に常時結合されている。
チューブパイプ41は、圧力容器部材であり、駆動ボール43をガイドするとともに、ガスジェネレータ45による燃焼圧力を保持する。ガスジェネレータ45は、チューブパイプ41の内部の基端側に組み付けられており、不図示のMGGコネクター及び制御回路(以下、制御部とも称す)99に電気的に接続される。チューブパイプ41の先端側には、樹脂製のクリップからなるボールストッパー55がチューブパイプ41に形成された孔に嵌め込まれている。
そして、MGGコネクターを通じてガスジェネレータ45が点火されて火薬の爆発によりガスが発生すると、そのガス圧によってピストンボール42を介して駆動ボール43がボールストッパー55をせん断し、チューブパイプ41から押し出されてきた駆動ボール43が第1のピニオン25のポケット53に入り込んで噛合い、第1のピニオン25を回転させる。これにより、第1のピニオン25は、駆動ボール43の移動を回転運動に変換する。なお、ボールストップばね44は、通常時において駆動ボール43のがたつきによる異音の発生を防止する。
第2のプリテンショナー18は、リトラクターフレーム11のドライブカバー23に収容されており、第2のピニオン26の他、第1のプリテンショナー16と同様、チューブパイプ41と、樹脂製のピストンボール42と、駆動部材である金属製の駆動ボール43と、ボールストップばね44と、ガスジェネレータ(MGG)45と、を有する。
図1及び図2(b)に示すように、第2のピニオン26の外周部にも、駆動ボール43を収容する半球状のポケット56が円周方向に複数設けられており、その内周面には、トーションバー17の第2の係合部48と係合する被係合部49が形成されている。また、第2のピニオン26には、スピンドル12のストッパー移動用孔部31の内周部に配置される筒部50が形成される。筒部50の外周部には、雄ねじ部51が形成されており、この雄ねじ部51には、ストッパー52が螺合されている。
図4に示すように、ストッパー52の外形形状は、スピンドル12のストッパー移動用孔部31と同形状(本実施形態では、正六角形)を有するとともに、その外形寸法よりも若干小さく、また、内周部には雌ねじ部57が形成されている。ストッパー52は、トーションバー17が捩れてスピンドル10と第2のピニオン26が相対回転する際に、雄ねじ部51にねじ込まれながら、雄ねじ部51の端部までストッパー52の孔部31内でのスライド移動が許容される。
次に、図1、図2、及び図5を参照して、シートベルト用リトラクター10の動作について説明する。
通常時は、第1のプリテンショナー16及び第2のプリテンショナー18の各構成部品は動作せず、スピンドル12を支承する機能と、巻取りばね13による付勢力を付与する機能以外には機能しない。また、各プリテンショナー16,18のチューブパイプ41内の駆動ボール43は、チューブパイプ41内でボールストッパー55によって保持されており、第1のピニオン25及び第2のピニオン26を駆動させることはない。
ここで、乗員等によるシートベルトBの引出しにより、スピンドル12に巻かれているシートベルトBが引き出されるのに伴い、スピンドル12が回転する。スピンドル12は、回転自由で巻取りばね13を巻き上げて反力を受ける。シートベルトBを引き出すのを止めて力を緩めると、巻取りばね13の反力によりスピンドル12が逆回転してシートベルトBをスピンドル12に巻き取る。
急ブレーキ等の車両衝突と比べて低い衝撃等では、第1及び第2のプリテンショナー16,18が作動することはなく、ロック機構15によってシートベルトBの伸び出しが阻止される。
図5に示すように、車両衝突等によって制御回路99で衝撃信号が発生すると、第1のプリテンショナー16のガスジェネレータ45に点火を起動させるための電流が流れて、ガスジェネレータ45が発火作動して高圧ガスを噴出する。
高圧ガスは、ガスジェネレータ45、チューブパイプ41、ピストンボール42により保圧され、このうちピストンボール42のみが移動可能となる。そして、ピストンボール42はこのガス圧によってチューブパイプ41内の先端側に移動していき、ピストンボール42に接している駆動ボール43がピストンボール42の押圧駆動により、チューブパイプ41内の先端開口側に移動していく。
チューブパイプ41内は、複数の駆動ボール43が隙間無く詰められてボールチェーンを構成しており、駆動ボール43の移動は、全ての駆動ボール43に伝えられ、チューブパイプ41の先端開口側のボールストッパー55を根元からせん断して駆動ボール43が押し出される。
そして、駆動ボール43は、第1のピニオン25のポケット53に噛合い、駆動ボール43の押圧移動により、第1のピニオン25が、図5中の時計回転方向に回転を始め、スピンドル12が巻取り方向に回転してシートベルトBが巻き取られていく。
第1のプリテンショナー16が作動開始後、第2のプリテンショナー18にも、制御回路99からMGGコネクターを介してガスジェネレータ45に点火を起動させるための電流が流れる。そして、第1のプリテンショナー16と同様に、ガスジェネレータ45の発火により火薬が爆発して高圧ガスが噴出され、駆動ボール43が第2のピニオン26のポケット56と噛合うことによって、第2のピニオン26が、トーションバー17を介してスピンドル12を巻取り方向に回転させてシートベルトBを巻き取る。
また、第1のプリテンショナー16は、全ての駆動ボール43が、第1のピニオン25のポケット53への噛合いを終えた後に、ポケット53から離脱されるので、シートベルトBの巻き取りを解除する。このため、第1のプリテンショナー16の作動完了後、第1のピニオン25には、駆動ボール43による引き込み力が作用せず、後のフォースリミッタ機構が作動する際に影響しない。
なお、本実施形態では、第1のプリテンショナー16の回動開始後に、第2のプリテンショナー18が作動を開始しており、シートベルトBの引き込み始めは、第1のピニオン25の回転によって、ある程度大きな荷重で巻き取られていき、その後の第2のピニオン26の回転によって、第1のプリテンショナー16による荷重を持続して巻き取るように設定されている。これにより、乗員は、シートベルトBによって、シートに強固に拘束される。
一方、車両衝突に伴う乗員の慣性移動により、シートベルトBに引き出し方向の荷重がかかると、シートベルトBは引き出され始める。このシートベルトBの引き出しに伴い、スピンドル12がシートベルトBの引き出し方向に回転を始める。
このとき、ロック機構15によって第2のピニオン26は回転を拘束されているために、スピンドル12の引き出し方向の回転によって、トーションバー17が捩れ始める。従って、トーションバー17が塑性変形することでエネルギーを吸収しながら、シートベルトBを繰り出し、乗員の胸部への負担を軽減することができる。
また、スピンドル12の回転に伴ってトーションバー17が捩れ始めると、ストッパー52は、その雌ねじ部57を、第2のピニオン26の筒部50の雄ねじ部51にねじ込みながら、ストッパー移動用孔部31内を図1中の右方向にスライド移動し始める。
そして、ストッパー52は、第2のピニオン26における筒部50の雄ねじ部51の端部に当接するとねじ込みを終了する。これにより、シートベルトBの引き出し量が規制される。
ここで、制御部99は、表1に示すように、衝突速度や衝突形態に応じて、第1のプリテンショナー16の作動開始以降の第2のプリテンショナー18の作動間隔や作動の有無を変化させるように、第2のプリテンショナー18に衝撃信号を送っている。
Figure 0005444569
即ち、前方衝突やオフセット衝突の場合、衝突速度が第1の所定速度(本実施形態では、70km/h)超であるとき、第1のプリテンショナー16と第2のプリテンショナー18とを第1の作動間隔(本実施形態では、4msec)で作動させ、第2のプリテンショナー作動時に大きなベルト荷重を得る(図6(a)参照。)。また、衝突速度が第1の所定速度以下で、且つ、第2の所定速度(本実施形態では、40km/h)以上であるとき、第1のプリテンショナーと第2のプリテンショナーとを第1の作動間隔より長い第2の作動間隔(本実施形態では、7msec)で作動させ、図6(b)に示すようなベルト荷重を得る。さらに、衝突速度が第2の所定速度より遅いときは、第1のプリテンショナー16のみを作動して、図6(c)に示すようなベルト荷重を得ている。
また、第2の速度より遅い衝突速度での衝突によって第1のプリテンショナー16が作動した後、第3の所定速度(本実施形態では、50km/h)以上の衝突速度での二重衝突が生じた時には、第2のプリテンショナー18を作動させる(図6(d)参照。)。これにより、二重衝突が生じた場合にも、シートベルトBの弛みを除去することができる。
さらに、側面衝突の場合には、第1のプリテンショナー16のみを作動させている。
以上説明したように、第1実施形態のシートベルト用リトラクター10によれば、車両衝突時に、ガス圧によって第1のプリテンショナー16がスピンドル12を巻取り方向に回転させ、ガス圧によって第2のプリテンショナー18がトーションバー17を介してスピンドル12を巻取り方向に回転させる。これにより、シートベルトBの弛みを除去して、乗員をシートに確実に拘束することができる。そして、車両衝突に伴う乗員の慣性移動により、シートベルトBに引き出し方向の荷重がかかった際に、フォースリミッタ機構を構成するトーションバー17の捩れによってシートベルトBを引き出すことができ、乗員の胸部への負担を軽減することができる。従って、トーションバー17による適切なエネルギー吸収と第1のプリテンショナー16及び第2のプリテンショナー18による引き込み性能の向上を図ることができる。
また、第1実施形態のシートベルト用リトラクター10によれば、第1のプリテンショナー16が作動開始した後に第2のプリテンショナー18が作動されるために、第1のプリテンショナー16によってシートベルトBを大きな荷重で巻き始め、その後の第2のプリテンショナー18の作動によって第1のプリテンショナー16による荷重を持続させてシートベルトBを巻き取ることができる。
また、第1のプリテンショナー16は、所定量のシートベルト巻取り動作を行った後に、スピンドル12の巻取りが解除されるため、フォースリミッタ機構が作動する際に影響を及ぼすことがない。
さらに、第1のプリテンショナー16と第2のプリテンショナー18との作動間隔は、衝突速度に応じて変化するので、衝突速度に応じたベルト荷重でシートベルトBの弛みを巻き取ることができる。
加えて、衝突速度が第1の所定速度超であるとき、第1のプリテンショナー16と第2のプリテンショナー18とを第1の作動間隔で作動させ、衝突速度が第1の所定速度以下で、且つ、第2の所定速度以上であるとき、第1のプリテンショナー16と第2のプリテンショナー18とを第1の作動間隔より長い第2の作動間隔で作動させ、衝突速度が第2の所定速度より遅いとき、第1のプリテンショナー16を作動するようにしたので、衝突速度に応じたベルト荷重をより多く設定することができる。
また、第2の速度より遅い前記衝突速度での衝突によって前記第1のプリテンショナーが作動した後、第3の所定速度以上の衝突速度での二重衝突が生じた時、第2のプリテンショナー18を作動するようにしたので、二重衝突が生じた場合にも、シートベルトBの弛みを除去することができる。
(第2実施形態)
次に、図7及び図8を参照して、本発明の第2実施形態に係るシートベルト用リトラクターについて説明する。なお、上述した第1実施形態と重複する部分については、図中に同一符号あるいは相当符号を付して、説明を省略あるいは簡略化する。
図7に示すように、本実施形態に係るシートベルト用リトラクター70では、第1のプリテンショナー71として、ラックアンドピニオン方式のものが適用されている。第1のプリテンショナー71は、プリテンショナーカバー21に取り付けられており、ダイカストで鋳造した金属製のマニホールドケース72と、第1のピニオン73と、ピニオンガイド74と、クラッチプレート75と、駆動部材であるラック77と、規制機構である爪部材78及び付勢ばね79と、ガスジェネレータ45と、を備える。
第1のピニオン73は、その外周部に歯部80を有し、その内周部に複数(本実施形態では、5つ)のカム溝81を有する。ピニオンガイド74は、第1のピニオン73を部分的に囲むように湾曲した形状を有しており、その内側に、第1のピニオン73の外周を案内支持するためのガイド面83を有する。
クラッチプレート75は、円板形状をなす本体部84と、本体部84からスピンドル12に向けて突出した複数の腕部85及び動力伝達片86と、本体部84からこれら腕部85及び動力伝達片86と反対側に突出する複数の突起87と、を有する。本体部84は、突起87がプリテンショナーカバー21に挿入されることで、回転不能に固定されている。
動力伝達片86は、通常時に、第1のピニオン73のカム溝81と、スピンドル12のセレーション軸部88との間で、スピンドル12のセレーション軸部88と接触しないように、第1のピニオン73のカム溝81の深溝部分に収容されている。一方、第1のピニオン73がラック77によって回転された際には、第1のピニオン73の回転に伴ってカム溝81の浅溝部分に移動して、カム溝81とセレーション軸部88との間に挟み込まれる。そして、動力伝達片86は、腕部85が破断されることで、第1のピニオン73及びスピンドル12とともに回転を続ける。
マニホールドケース72は、L字状のガス流路76を形成し、その基端部にガスジェネレータ45を組み付けている。このマニホールドケース72は、ガスジェネレータ45に対向する部分にガス圧を受けるための受圧面87が形成されている。
ラック77は、先端部側に第1のピニオン73の歯部80と噛合可能な歯部89を有し、また、先端部側で歯部89の反対側にノッチ部90を有する。また、ラック77の歯部89は、プリテンショナー71が作動した後、第1のピニオン73の歯部80と係合しないように、歯数が設定されている。ラック77の基端部91は、ガス流路76の内径と同径に形成されており、基端部91の外周には、Oリング92が嵌め込まれているとともに、基端部91の厚さ方向に直径1mm程度の排出口93が形成されている。排出口93は、ガス流路76のガスジェネレータ側の空間と第1のピニオン73側の空間を連通する。
爪部材78は、付勢ばね79により、先端部をマニホールドケース72のラック77の移動経路内に常時飛び出すように付勢された状態で、揺動可能に支持されている。そのため、ラック77の移動により爪部材78がラック77のノッチ部90に係止されることで、爪部材78は、ラック77の移動方向と反対方向への移動を規制する。
次に、図7及び図8を参照して、シートベルト用リトラクター70の動作について説明する。なお、本実施形態の動作説明においても、第1のプリテンショナー71が作動開始後に第2のプリテンショナー18が作動開始する場合について説明する。
通常時は、第1のプリテンショナー71において、クラッチプレート75の動力伝達片86が、第1のピニオン73のカム溝81の深溝部分に配置されるために、スピンドル12のセレーション軸部88に接触しない。従って、第1のピニオン73とスピンドル12は相対回転可能である。
図8に示すように、車両衝突等によって制御回路99で衝撃信号が発生すると、第1のプリテンショナー71のガスジェネレータ45に点火を起動させるための電流が流れ、ガスジェネレータ45が発火作動して高圧ガスを噴出する。
高圧ガスは、受圧面87に作用した後、ガス流路76を通じてラック77の基端部91に作用して、ラック77を図8(b)中の上方向へ移動させる。
図8(b)中の上方向へ移動を始めたラック77は、その歯部89を第1のピニオン73の歯部80に噛み合わせ、第1のピニオン73をスピンドル12の巻取り方向、即ち、図8(b)中の時計回転方向に回転させる。
第1のピニオン73が回転することで、クラッチプレートの動力伝達片86は、第1のピニオン73の回転に伴ってカム溝81の深溝部分から浅溝部分に移動し、カム溝81とセレーション軸部88との間に挟みこまれ、腕部85を破断して、第1のピニオン73及びスピンドル12とともに回転される。これにより、第1のピニオン73は、スピンドル12に一体に結合されて、図8(b)中の時計回転方向に回転を始め、スピンドル12が回転してシートベルトBが巻き取られていく。
ガスジェネレータ45からのガスの噴出は、ラック77が移動して容積が拡大すること、ガスの温度が冷えること、僅かな隙間などからガスが漏れること、等によるガス圧低下によりラック77への駆動力は次第に低下していくが、排出口93によって、ガス流路76内の残留ガスを確実に抜くことができる。
第1のプリテンショナー71において、ラック77は、第1のピニオン73への噛合いを終えた後に、第1のピニオン73から離脱するために、シートベルトBの巻き取りを解除する。また、ガス圧により移動するラック77は、そのノッチ部90が爪部材78に引っ掛かり、爪部材78によって戻り移動せずに移動端で保持される。このため、第1のプリテンショナー71の作動完了後、第1のピニオン73には、ラック77による引き込み力が作用せず、後のフォースリミッタ機構が作動する際に影響しない。
そして、第1のプリテンショナー71が作動開始後に、制御回路99から、第2のプリテンショナー18のガスジェネレータ45に点火を起動させるための電流が流れるために、第2のピニオン26が、トーションバー17を介してスピンドル12の巻取り方向に回転を始め、シートベルトBを巻き取る。なお、第2のプリテンショナー18の作動以降の動作は、上述した第1実施形態と同様であるために、その説明は省略する。
従って、第2実施形態のシートベルト用リトラクター70によれば、第1のプリテンショナー71にラックアンドピニオン方式のものを適用しても、第1実施形態と同様に、第1及び第2のプリテンショナー71,18を用いることで、シートベルトBの弛みを除去して、乗員をシートに確実に拘束することができる。
また、ラック77が移動端まで移動した際に、規制機構を構成する爪部材78及び付勢ばね79によって、ラック77が、その移動方向とは反対方向に移動するのを規制し、第1のピニオン73から確実に離脱させるために、第1のプリテンショナー71の確実な作動を保障することができる。
また、第1のプリテンショナー71は、ガスジェネレータ45に対向する部分にガス圧を受けるための受圧面87が形成されているために、受圧面87によって、ラック77の基端部91に対するガス圧の均一化を図ってラック77を効率よく作動させることができる。さらに、第1のプリテンショナー71は、発生したガスを排出するための排出口93を有するので、ガス流路76内の残留ガスを確実に抜くことができる。
その他の構成及び作用については、第1実施形態と同様である。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。
本発明は、第1及び第2のプリテンショナーの作動タイミングは、衝突条件に応じて設定されればよい。通常の衝突条件においては、第1のプリテンショナーの作動開始以降に第2のプリテンショナーを作動すればよく、両プリテンショナーを同時に作動させるようにしても良い。
なお、本出願は、2008年4月4日出願の日本特許出願(特願2008−098493)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
10,70 シートベルト用リトラクター
12 スピンドル
16,71 第1のプリテンショナー
17 トーションバー(フォースリミッタ機構)
18 第2のプリテンショナー
27 中空部
43 駆動ボール(駆動部材)
77 ラック(駆動部材)
78 爪部材(規制機構)
79 付勢ばね(規制機構)
87 受圧面
93 排出口
B シートベルト

Claims (7)

  1. シートベルトが巻装されるスピンドルと、
    その軸方向一端部が前記スピンドルの軸方向一端部と結合されて、前記スピンドルの中空部内に配置されるトーションバーと、
    少なくとも衝突時に前記スピンドルと結合され、ガス圧によって前記スピンドルを巻取り方向に回転させる第1のプリテンショナーと、
    少なくとも衝突時に前記トーションバーの軸方向他端部と結合されて、ガス圧によって前記トーションバーを介して前記スピンドルを巻取り方向に回転させる第2のプリテンショナーと、
    を備え
    前記第2のプリテンショナーは、前記第1のプリテンショナーの作動開始以降に作動するように設定され、
    前記第1のプリテンショナーと前記第2のプリテンショナーとの作動間隔は、衝突速度に応じて変化することを特徴とするシートベルト用リトラクター。
  2. シートベルトが巻装されるスピンドルと、
    その軸方向一端部が前記スピンドルの軸方向一端部と結合されて、前記スピンドルの中空部内に配置されるトーションバーと、
    少なくとも衝突時に前記スピンドルと結合され、ガス圧によって前記スピンドルを巻取り方向に回転させる第1のプリテンショナーと、
    少なくとも衝突時に前記トーションバーの軸方向他端部と結合されて、ガス圧によって前記トーションバーを介して前記スピンドルを巻取り方向に回転させる第2のプリテンショナーと、
    を備え、
    衝突速度が第1の所定速度超であるとき、前記第1のプリテンショナーと前記第2のプリテンショナーとを第1の作動間隔で作動させ、
    前記衝突速度が第1の所定速度以下で、且つ、第2の所定速度以上であるとき、前記第1のプリテンショナーと第2のプリテンショナーとを前記第1の作動間隔より長い第2の作動間隔で作動させ、
    前記衝突速度が第2の所定速度より遅いとき、前記第1のプリテンショナーを作動することを特徴とするシートベルト用リトラクター。
  3. 前記第2のプリテンショナーは、前記第1のプリテンショナーの作動開始以降に作動するように設定されることを特徴とする請求項記載のシートベルト用リトラクター。
  4. 前記第2の速度より遅い前記衝突速度での衝突によって前記第1のプリテンショナーが作動した後、第3の所定速度以上の前記衝突速度での二重衝突が生じた時、前記第2のプリテンショナーを作動することを特徴とする請求項に記載のシートベルト用リトラクター。
  5. 前記第1のプリテンショナーは、所定量のシートベルト巻取り動作を行った後に、前記スピンドルの巻取りを解除することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のシートベルト用リトラクター。
  6. 前記第1のプリテンショナーと前記第2のプリテンショナーの少なくとも一方は、前記スピンドルを巻取り方向に回転するように前記ガス圧によって所定の方向に駆動される駆動部材と、前記駆動部材が前記所定の方向と反対方向に移動するのを規制する規制機構と、を有することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のシートベルト用リトラクター。
  7. 前記第1のプリテンショナーは、ラックアンドピニオンによって構成されるとともに、火薬の爆発により発生するガスの前記ガス圧を受けるための受圧面と、前記発生したガスを排出するための排出口と、を有することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のシートベルト用リトラクター。
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