JPH0450840A - 熱現像感光材料 - Google Patents

熱現像感光材料

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JPH0450840A
JPH0450840A JP15678290A JP15678290A JPH0450840A JP H0450840 A JPH0450840 A JP H0450840A JP 15678290 A JP15678290 A JP 15678290A JP 15678290 A JP15678290 A JP 15678290A JP H0450840 A JPH0450840 A JP H0450840A
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JP
Japan
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group
heat
photosensitive
layer
dye
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JP15678290A
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Sohei Goto
後藤 宗平
Keiji Obayashi
啓治 大林
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH0450840A publication Critical patent/JPH0450840A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、加熱現像によって画像を得る熱現像感光材料
に関する。特に相対湿度40%以下の環境下での、熱現
像感光材料の皮膜の脆弱性が改良され、かつ最高濃度の
改良された熱現像感光材料に関する。
〔発明の背景] 現像工程を熱による乾式処理で行うことにより、簡易で
迅速に画像を得る感光材料(熱現像感光材料)は公知で
あり、その熱現像感光材料及び画像形成方法は例えば特
公昭43−4921号、同43−4924号公報、「写
真光学の基礎」銀塩写真! (1978年コロナ社刊行
)の553頁〜555頁、及びリサーチ・ディスクロー
ジャー誌1978年6月号9頁〜15頁(RD−170
29)等に記載されている。
熱現像感光材料には、白黒画像を得るものと、カラー画
像を得るものがあり、特に近年は各種の色素供与物質を
用いてカラー画像を得る熱現像カラー感光材料の開発が
試みられている。
また熱現像カラー感光材料には各種の方式があり、例え
ば熱現像により拡散性の色素を放出または形成させた後
、色素を転写させることによりカラー画像を得る方式(
以下これを転写方式と称する)は、転写するための受像
体を必要とするが、画像の安定性や鮮明性及び処理の簡
易性や迅速性等の点で優れている。この転写方式の熱現
像カラー感光材料及び画像形成方式は例えば特開昭59
12431号、同59−159159号、同59−18
1345号、同59−229556号、同60−295
0号、同61−52643号、同61−61158号、
同61−61157号、同59−180550号、同6
1−132952号、同61−132952号各公報や
、米国特許4,595,652号、同4,590,15
4号及び同4,584゜267号各明細書等に記載され
ている。
現像に水を使わずに熱現像を行い、画像を形成する熱現
像感光材料、例えば特開昭59−68730号、同60
−191251号、同61−210352号、同62−
42153号に記載の技術においては、更に熱現像を活
性化する目的で、感光材料中に熱溶剤が添加されており
、特に拡散性の色素転写型の熱現像カラー感光材料では
、拡散性の色素の形成効率を高めるためや熱現像によっ
て得られた色素の転写性を向上するために、種々の熱溶
剤が熱現像感光材料の感光性層や非感光性層に添加され
る。
熱溶剤として、アルコール類、ポリオール類、フェノー
ル類、及び低分子量の尿素類やアミド類等の、常温で液
体状態である化合物を用いた熱現像感光材料では、熱溶
剤自身が吸湿性であったり、或いは感光材料中で液状で
存在したりするため、感光材料がべたついたり、感光材
料の裏面や、その他の物質との間でくっつき現象を起こ
し易く、画像欠陥が発生することがある。この問題を改
善するため、例えば特開昭60−232547号、同6
2−136645号、同63−53548号、同63−
161446号及び特願昭63−39950号、同63
−53548号、同63−54113号には、常温で固
体の熱溶剤が記載されている。
しかしながら、常温で固体の熱溶剤を感光性層及び非感
光性層に含有した熱現像感光材料は、特に相対湿度が4
0%以下の環境下で熱現像感光材料を断裁する場合や、
熱現像機内で感光材料を搬送する場合、感光材料の皮膜
の脆弱性が悪いため、皮膜に亀裂が入り、部分的に皮膜
の崩れ落ちが発生し、断裁装置や熱現像機内を汚染する
場合がある。この問題を改良する方法として、例えば特
開昭63−163335号には、常温で液体の熱溶剤と
固体の熱溶剤を併用して熱現像感光材料に含有させる記
載があるが、十分な効果を得るために常温で液体の熱溶
剤の含有量を増加させると、感光材料のべたつきやくっ
つき現象が発生し始めるため、好ましくない。
よってこれらの問題を解決するため、更に改善が望まれ
ている。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、前記問題点を解決して、相対湿度40
%以下の環境下での熱現像感光材料の皮膜の脆弱性が改
良された熱現像感光材料であって、更に最高濃度の改良
された熱現像感光材料を提供することである。
〔発明の構成〕
本発明者らは、上述した問題点を改良すべく鋭意研究を
重ねた結果、下記構成の本発明により、上記目的が達成
されることを見い出した。
即ち、上記本発明の目的は、支持体上に、感光性ハロゲ
ン化銀、還元剤、常温で固体の熱溶剤、及び親水性バイ
ンダーを含有する感光性層と、常温で固体の熱溶剤、及
び親水性バインダーを含有する非感光性層とを少なくと
も有する多層構成をなす熱現像感光材料において、前記
熱溶剤の総含有量に対して、高沸点溶媒及び/またはポ
リマーラテックスが30重量%以上含有されていること
を特徴とする熱現像感光材料によって、達成された。
本発明の熱現像感光材料は、その少なくとも1層の感光
性層と、少なくとも1層の非感光性層とに、常温で固体
の熱溶剤が含有されるが、用いられる常温で固体の熱溶
剤は、融点が好ましくは70°C以上、より好ましくは
80″C〜200°C1更に好ましくは90゛C〜18
0°Cの化合物である。これらの熱溶剤としては、例え
ば、特開昭60−232547号、同62−13664
5号、同63−53548号、同63−161446号
、及び特願昭63−39950号、同63−53548
号、同6354113号に記載されている化合物が好ま
しく用いられる。
熱溶剤を添加する層としては、感光性ハロゲン化銀乳剤
層、中間層、保護層を挙げることができ、それぞれに応
じて効果が得られるように添加されて用いられる。更に
前記の全ての層に添加されることが好ましいが、中間層
は添加が少ない方が好ましい。
熱溶剤の好ましい総含有量は、バインダー量に対して2
0重量%〜500重量%、より好ましくは20重量%〜
250重量%である。
本発明の熱現像感光材料に用いられる熱溶剤は、一般に
水に対して難溶性を示すものが好ましく、好ましくはボ
ールミル、サンドミル等の方法で、親水性コロイド層に
微粒子状に粉砕し、懸濁液として添加される。
本発明の熱現像感光材料に用いられる、特に好ましい熱
溶剤としては、下記一般式(1)の化合物である。
一般式〔I] ホンアミド基、アミノスルホニル基、カルボキシル基、
オキシカルボニル基、カルボニルオキシ基 Rz:H、アルキル基、アリール基 f、n:011 m :0.1.2.3 R,ニーOH,置換/未置換のアルキル基、アリール基
、アルケニル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ハ
ロゲン原子、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、ス
ル−CH3− 2−C)I3− 4−CH,0 3、4,5−CI(,0− 3,5−CH50− 4−HOOC− −H0− 4−C4EI90− 4  (CJs) zN 4  CH35O!− 4−C1lδ−NH 4CH3NH30□− 4CaH+0C0− 4−C4H,COO− −C1 4−CH2=CI−CHI 4  CH3CO0C2H40− 4CJsCOOCdLO 4C5H7COOC2H40= 4  CaHqCOOCJmO 4CzHsCOOCHCHzO CH3 4CH30C2H40− 3CJtCOOCJ40 3−CH35O! − 4CJqCOOCzHnOCzHnO 4HO(CzHaO) 4 80(C2H40) z 4−C,Fl、0 4−c4Hqo− 4CJ、C00CJ40− 4  CzHsCOOCtHaO 4CH3COOCZH40 R 4−CHIC0OC2H40 4−CH。
−CH3− 4−C,11,0 4−C,H,C00C2H,0− 3−Cz)lSCOOC,)1.0 4  CaHq− 4(C2■s) KN− 4−C)l。
4−C,H,0− 4C5H7COOCZH−0 −CH,− −CH,− −Crt、− −CH,− 本発明において、高沸点溶媒とは、無機性/有機性の比
〔“有機概念図′” (甲田善生著、三共出版株式会社
)参照〕が0.7未満、好ましくは0.1以上0.7未
満の範囲にある化合物を示し、沸点が150°C以上、
好ましくは200°C以上、融点が130°C未満、好
ましくは80°C未満、特に好ましくは室温(25°C
)で液体の有機溶媒である。
本発明に用いることのできる高沸点溶媒としては、米国
特許第2,322,027号、同第2,533.514
号、同第2,835,579号、同第3.287,13
4号、同第2,353.262号、同第2,852,3
83号、同第3,554,755号、同第3,676、
137号、同第3.676、142号、同第3,700
.454号、同第3,748.141号、同第3.77
9,765号、同第3,837,863号、英国特許第
958,441号、同第1.222,753号、OL 
S 2.538,889号、特開昭47−1031号、
同49−90523号、同50−23823号、同51
−26037号、同51−27921号、同51−27
922号、同51−26035号、同51−26036
号、同50−62632号、同53−1520号、同5
3−1521号、同53−15127号、同54−11
9921号、同54−119922号、同55−250
57号、同55−36869号、同56−19049号
、同56−81836号、特公昭48−29060号な
どに記載されている。
本発明に好ましく用いられる高沸点溶媒としては、下記
一般式〔A〕〜〔E]で示されるものを挙げることがで
きる。
一般式(A) 一般式(D) 一般式〔E〕 一般式CB) 一般式(C) 弐〔A]〜(E)中、R,R,、R,及びR3はそれぞ
れ水素原子、直鎖、環状あるいは分岐のアルキル基、好
ましくは炭素原子数1〜30の直鎖、環状あるいは分岐
のアルキル基(例えばメチル基、エチル基、プロピル基
、1−プロピル基、ブチル基、シクロヘキシル基、t−
ブチル基、t−アミル基、ヘキシル基、デシル基、ドデ
シル基、ヘキサデシル基等)、アルコキシ基、好ましく
は炭素原子数1〜30のアルコキシ基(例えばメトキシ
基、エトキシ基、i−プロポキシ基、t−ブトキシ基等
)、芳香族基、好ましくは炭素原子数6〜30の芳香族
基(例えばフェニル基、ナフチル基等)またはヘテロ環
基、好ましくは炭素原子数4〜30のへテロ環基(例え
ばフリル基、チオフリル基、ピラゾリル基、オキサゾイ
ル基、ピリジル基、ピペラジル基、インドリル基、キノ
リニル基等)を表す。
R,R1,Rz及びR8で表される直鎖、環状あるいは
分岐のアルキル基、及びアルコキシ基は置換基を有する
ものも含み、置換基としては、芳香族基(例えばフェニ
ル基、p−メトキシフェニル基、2.4−ジ−t−アミ
ルフェニル基等)、カルボニル基(例えばアセチル基、
ベンゾイル基等)、アミノ基(例えばアニリノ基等)、
アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基等)、ア
リールオキシ基(例えば2.4−ジ−t−アミルフェノ
キシ基等)、ヘテロ環基(例えばフリル基等)、シアノ
基、ハロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子等)な
どがある。
R,R,、Rz及びR2で表される芳香族基は、置換基
を有するものも含み、置換基としては、アルキル基(例
えばメチル基、t−ブチル基、t−アミル基等)、アル
コキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基等)、カルボ
ニル基(例えばメトキシカルボニル基等)、ハロゲン原
子(例えばフッ素原子、塩素原子等)などがある。
R,R,、R,及びR8で表されるヘテロ環、Iは、置
換基を有するものも含み、置換基としては、アルキル基
(例えばメチル基、エチル基、t−ブチル基等)、芳香
族基(例えばフェニル基、トリル基等)、アルコキシ基
(例えばメトキシ基、エトキシ基等)、カルボニル基(
例えばメトキシカルボニル基等)、ハロゲン原子(例え
ばフッ素原子、塩素原子等)などがある、ただし、式中
、Rが2つの残基の結合部となる場合、Rは単なる結合
手、炭素原子数1〜30の直鎖、環状あるいは分岐のア
ルキレン基(例えばメチレン基、エチレン基、プロピレ
ン基、1−ブチレン基、オクチレン基、テトラデカメチ
レン基、シクロヘキシレン基など)、アルケニレン基(
例えばビニレン基、2−フェニレン基、プロペニレン基
、シクロヘキセニレン基など)、アルキニレン基(例え
ばエチニレン基など)、炭素原子数6〜3oのアリーレ
ン基(例えばフェニレン基、ナフチレン基、アントリレ
ン基など)である。Rが3以上の残基の結合部となる場
合は、Rは3価以上の基(例えば場合には、前記R,R
,、R2及びR1の炭素原子数に置換基の炭素原子数は
含めないものとする。
2、m、nは0ないし6の整数を表し、同一分子内で少
なくとも1つは1〜6の整数を表す。R2R+、Rz及
びR5は同じでも異なっていてもよい。
R,R,、R,及びR8のうちの任意の2つが結合して
5〜7員環を形成してもよい。
本発明に用いることができる高沸点溶媒の具体例を以下
に示すが、これらに限定されるものではまたR、R,、
R,及びR3が置換基を有する一般式 [A] に対応する具体例 zHs 13u 一般式〔B〕 に対応する具体例 H 0口3   CFI   Coo   C+Jzsb 一般式(C) CHzCOOCJ+5(iso) C−COOC,H+5(iso) CHzCOOCJ+5(iso) CH。
0COC+t02゜ C+JssCOOCHi に対応する具体例 C!HS XC4H9 d−3 (C4H90hP=0 ((n)C+!H□ 0hP=0 2NS 一般式CD) に対応する具体例 一般式(E〕に対応する具体例 本発明において、高沸点溶媒(以下、HBSと略称する
)は2種以上併用してもよい。この場合、室温で液体の
HBSと室温で固体の)IBSを組み合わせることもで
きる。
HBSの含有量は感光材料中の総熱溶剤に対して好まし
くは30重量%〜300重置%、更に好ましくは50重
量%〜200重量%である。
本発明に用いられるHBSは感光性ハロゲン化銀乳剤層
及びその他の非感光性層に含有させることが好ましい。
HBSの添加方法は、メタノール、アセトン、ジメチル
ホルムアミド等の水混和性溶媒に溶解して添加する方法
、酢酸エチル等の溶媒に溶解し、ゼラチン水溶液と界面
活性剤を加えて趙音波分散機等によって水系分散液とし
て添加する方法等がある。
HBSの分散粒子中には、他の写真用添加物(例えば現
像促進剤、カブリ防止剤等)を共存させることもできる
本発明の熱現像感光材料に用いられるポリマーラテック
スはポリマーの水分散物であり、このようなポリマーは
、主として縮合系重合体とビニル系重合体とに大別され
る。縮合系重合体としては、ポリアミド、ポリペプチド
、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリ酸無水物、ポ
リウレタン、ポリ尿素、ポリエーテル等が挙げられる。
不飽和化合物系重合体としては、ビニル基による付加重
合体で脂肪族炭化水素系、芳香族系、ビニルアルコール
系、ニトリル系、アクリル系、メタクリル系、アクリロ
ニトリル系、ハロゲン系などの単一重合体とこれらの組
み合わせによる共重合体が挙げられる。
ポリマーラテックスの製造上の容易さからは、好ましく
はポリエステル系またはビニル系重合体が選ばれる。こ
れらの重合体の原料となる重合性不飽和化合物は重合性
不飽和エチレン系化合物や、ジオレフィン系化合物であ
れば良い。例えば、アクリル酸及びそのエステル類、メ
タクリル酸及びそのエステル類、クロトン酸及びそのエ
ステル類、ビニルエステル類、マレイン酸及びそのジエ
ステル類、フマル酸及びそのジエステル類、イタコン酸
及びそのジエステル類、オレフィン類、スチレン類、ア
クリルアミド類、メタクリルアミド類、アリル化合物類
、ビニルエーテル類、ビニルケトン類、多官能上ツマー
類、ビニル異節環化合物、グリシジルエステル類、不飽
和ニトリル類等が挙げられる。
これら重合性不飽和化合物の具体的な例を挙げると、ア
クリル酸エステル類としては、メチルアクリレート、エ
チルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イソプ
ロピルアクリレート、n −ブチルアクリレート、アミ
ルアクリレート、ヘキシルアクリレート、2−エチルへ
キシルアクリレート、オクチルアクリレート、tert
−オクチルアクリレート、2−クロロエチルアクリレー
ト、シアノエチルアクリレート、2−アセトキシエチル
アクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、ベ
ンジルアクリレート、メトキシベンジルアクリレート、
2−クロロシクロへキシルアクリレート、シクロヘキシ
ルアクリレート、フェニルアクリレート、5−ヒドロキ
シペンチルアクリレート、2.2−ジメチル−3−ヒド
ロキシプロピルアクリレート、2−メトキシエチルアク
リレート、3−メトキシブチルアクリレート、2−エト
キシエチルアクリレート、2  iso −プロポキシ
アクリレート、2−ブトキシエチルアクリレート、2−
(2〜メトキシエトキシ)エチルアクリレート、2−(
2−ブトキシエトキシ)エチルアクリレート、1−ブロ
モ−2−メトキシエチルアクリレート、1.1−ジクロ
ロ−2−エトキシエチルアクリレート等が挙げられる。
メタクリル酸エステル類の例としては、メチルメタクリ
レート、エチルメタクリレート、n−プロピルメタクリ
レート、イソプロピルメタクリレート、n−ブチルメタ
クリレート、ヘキシルメタクリレート、シクロへキシル
メタクリレート、ベンジルメタクリレート、クロロベン
ジルメタクリレート、オクチルメタクリレート、スルホ
プロピルメタクリレート、N−エチル−N−フェニルア
ミノエチルメタクリレ−)、2−(3−フェニルプロピ
ルオキシ)エチルメタクリレート、ジメチルアミノフェ
ノキシエチルメタクリレート、フェニルメタクリレート
、タレジルメタクリレート、ナフチルメタクリレート、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、4−ヒドロキシ
ブチルメタクリレート、トリエチレングリコールモノメ
タクリレート、ジプロピレングリコールモノメタクリレ
ート、2−メトキシエチルメタクリレート、3−メトキ
シブチルメタクリレート、2−アセトキシエチルメタク
リレート、2−アセトアセトキシエチルメタクリレート
、2−エトキシエチルメタクリレート、2−iso−プ
ロポキシエチルメタクリレート、2−ブトキシエチルメ
タクリレート、2−(2−メトキシエトキシ)エチルメ
タクリレート、2−(2−エトキシエトキシ)エチルメ
タクリレートなどを挙げることができる。
ビニルエステル類の例としては、ビニルアセテート、ビ
ニルプロピオネート、ビニルブチレート、ビニルイソブ
チレート、ビニルカプロエート、ビニルクロロアセテー
ト、ビニルメトキシアセテート、ビニルフェニルアセテ
ート、安息香酸ビニル、サリチル酸ビニルなどが挙げら
れる。
またオレフィン類の例としては、ジシクロペンタジェン
、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、
塩化ビニル、塩化ビニリデン、イソプレン、クロロプレ
ン、ブタジェン、23ジメチルブタジエン等を挙げるこ
とができる。
スチレン類としては、例えば、スチレン、メチルスチレ
ン、ジメチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピル
スチレン、クロルメチルスチレン、メトキシスチレン、
アセトキシスチレン、クロルスチレン、ビニル安息香酸
メチルエステルなどが挙げられる。
クロトン酸エステル類の例としては、クロトン酸ブチル
、クロトン酸ヘキシルなどが挙げられる。
またイタコン酸ジエステル類としては、例えば、イタコ
ン酸ジメチル、イタコン酸ジエチル、イタコン酸ジブチ
ルなどが挙げられる。
マレイン酸ジエステル類としては、例えば、マレイン酸
ジエチル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジブチルな
どが挙げられる。
フマル酸ジエステル類としては、例えば、フマル酸ジエ
チル、フマル酸ジメチル、フマル酸ジブチルなどが挙げ
られる。
アクリルアミド類としては、アクリルアミド、メチルア
クリルアミド、エチルアクリルアミド、ブチルアクリル
アミド、シクロヘキシルアクリルアミド、ベンジルアク
リルアミド、ヒドロキシメチルアクリルアミド、メトキ
シエチルアクリルアミド、ジメチルアミノエチルアクリ
ルアミド、フェニルアクリルアミド、ジメチルアクリル
アミド、ジエチルアクリルアミド、N−(2−アセトア
セトキシエチル)アクリルアミドなどが挙げられる。
メタクリルアミド類としては、メタクリルアミド、メチ
ルメタクリルアミド、エチルメタクリルアミド、ブチル
メタクリルアミド、シクロへキシルメタクリルアミド、
ベンジルメタクリルアミド、ヒドロキシメチルメタクリ
ルアミド、メトキシエチルメタクリルアミド、ジメチル
アミノエチルメタクリルアミド、フェニルメタクリルア
ミド、ジメチルメタクリルアミド、ジエチルメタクリル
アミド、N−(2−アセトアセトキシエチル)メタクリ
ルアミドなどが挙げられる。
アリル化合物としては、酢酸アリル、カプロン酸アリル
、ラウリン酸アリル、安息香酸アリルなどが挙げられる
ビニルエーテル類としては、メチルビニルエーテル、ブ
チルビニルエーテル、ヘキシルビニルエーテル、メトキ
シエチルビニルエーテル、ジメチルアミノエチルビニル
エーテルなどが挙げられる。
ビニルケトン類としては、メチルビニルケトン、フェニ
ルビニルケトン、メトキシエチルビニルケトンなどが挙
げられる。
ビニル異節環化合物としては、ビニルピリジン、N−ビ
ニルイミダゾール、N−ビニルオキサゾリドン、N−ビ
ニルトリアゾール、N−ビニルピロリドンなどが挙げら
れる。
グリシジルエステル類としては、グリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレートなどが挙げられる。
不飽和ニトリル類としては、アクリロニトリル、メタク
リレートリルなどが挙げられる。
多官能性モノマーとしては、ジビニルベンゼン、メチレ
ンビスアクリルアミド、エチレングリコールジメタクリ
レートなどが挙げられる。
更に、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイ
ン酸、イタコン酸モノアルキル、例えば、イタコン酸モ
ノメチル、イタコン酸モノエチル、イタコン酸モノブチ
ルなど;マレイン酸モノアルキル、例えば、マレイン酸
モノメチル、マレイン酸モノエチル、マレイン酸モノブ
チルなど;シトラコン酸、スチレンスルホン酸、ビニル
ベンジルスルホン酸、ビニルスルホン酸、アクリロイル
オキシアルキルスルホン酸、例えば、アクリロイルオキ
シメチルスルホン酸、アクリロイルオキシエチルスルホ
ン酸、アクリロイルオキシプロピルスルホン酸など;メ
タクリロイルオキシアルキルスルホン酸、例えば、メタ
クリロイルオキシメチルスルホン酸、メタクリロイルオ
キシエチルスルホン酸、メタクリロイルオキシプロピル
スルホン酸など;アクリルアミドアルキルスルホン酸、
例えば2−アクリルアミド−2−メチルエタンスルホン
酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸、2−アクリルアミド−2−メチルブタンスルホン酸
など;メタクリルアミドアルキルスルホン酸、例えば2
−メタクリルアミド−2メチルエタンスルホン酸、2−
メタクリルアミド2−メチルプロパンスルホン酸、2−
メタクリルアミド−2−メチルブタンスルホン酸など;
アクリロイルオキシアルキルホスフェート、例えば、ア
クリロイルオキシエチルホスフェート、3−アクリロイ
ルオキシプロピル−2−ホスフェートなど;メタクリロ
イルオキシアルキルスルホン酸、例えばメタクリロイル
オキシエチルホスフェート、3−メタクリロイルオキシ
プロピル−2−ホスフェートなどが挙げられる。これら
の酸はアルカリ金属(例えば、Na、になど)またはア
ンモニウムイオンの塩であってもよい。更にその他の重
合性不飽和化合物としては、米国特許第3,459,7
90号、同第3.438,708号、同第3,554,
987号、同4゜215、195号、同第4,247,
673号、特開昭57−205735号公報明細書等に
記載されている架橋性モノマーを用いることができる。
このような架橋性モノマーの例としては、具体的にはN
−(2−アセトアセトキシエチル)アクリルアミド、N
−(2−(2−アセトアセトキシエトキシ)エチル)ア
クリルアミド等を挙げることができる。
本発明に用いられるポリマーラテックスを構成する特に
好ましい具体例を示すが、これらに限定されるものでは
ない(括弧外の数字はモノマーの反応モル比を示す。ま
たTgはガラス転移点である)。
例示化合物 L−1 L−3 L−4 L−7 L−11 (J P L −12 L−8 L−13 L−9 L−14 L−10 しUυし411q(n〕 (1’g : IU−C) PL−15 PL−18 H3 □ L L−19 L−17 L−20 い しりυし11゜ (Ig :  lU L;) これらのポリマーラテックスは一般に親水性基を含む界
面活性剤を高濃度に存在させて、疎水性ポリマーを作る
モノマーを激しく攪拌しつつ重合させることにより、製
造することができる。
これらのポリマーラテックスの製造法については、例え
ば大津除行、木下雅悦共著“高分子合成の実験法”化学
同人社(1975)に詳細に述べられている。
本発明に用いられるポリマーラテックスは、製造の際に
界面活性剤として、一般のアニオン系、カチオン系、ノ
ニオン系、両性系の各界面活性剤を用いることができる
。これらは単独でも2種以上を併用して用いてもよい。
本発明の熱現像感光材料に用いられるポリマーラテック
スは平均分子量がs、ooo〜500,000が好まし
く、更に10.000〜300,000のポリマーを分
散質とするものがより好ましい0本発明に用いられるポ
リマーラテックスの粒径は製造時の条件(七ツマー量、
界面活性剤量、重合温度、攪拌速度等)により任意に調
整できるが、好ましくは平均粒径が0.05μm〜2μ
mの水系分散物である。
ポリマーラテックスは、単独で用いても、他のポリマー
ラテックスを組み合わせて用いてもよい。
ポリマーラテックスの含有量は、紛然溶剤に対して、重
量比で好ましくは30重量%〜300重量%、更に好ま
しくは50重量%〜200重量%である。特に好ましい
のはポリマーラテックスとHBSとを組み合わせて用い
る場合で、好ましい含有量の比率としては、ポリマーラ
テックス/HBSで0.2X−−′  ・ 本発明の熱現像感光材料には、色素供与物質を用いるこ
とができる。例えば、色画像形成用の色素供与物質を用
いて、単色または多色のカラー感光材料とすることがで
き、例えばフルカラー感光材料とすることができる。ま
た、実質的にグレイ(ないし黒)の画像を与えるように
色素供与物質を用いて、実質的に黒白画像を得る黒白感
光材料とすることができる。
本発明に用いることができる色素供与物質としては、例
えば特開昭62−44737号、同62−129852
号、同62−169158号に記載されている非拡散性
の色素を形成するカプラー、例えば米国特許475.4
41号に記載のロイコ色素、あるいは例えば米国特許4
゜235.957号等に記載の熱現像色素漂白法に用い
られるアゾ色素を該色素供与物質として用いることもで
きるが、より好ましくは拡散性の色素を形成または放出
する拡散型色素供与物質を用いることが好ましい。
以下、本発明に用いることのできる拡散型色素供与物質
について説明する。拡散型色素供与物質としては、感光
性ハロゲン化銀及び/または必要に応じて用いられる有
機銀塩の還元反応に対応し、その反応の関数として拡散
性の色素を形成または放出できるものであればよく、そ
の反応形態に応じて、ネガ型の色素供与物質とポジ型の
色素供与物質に分類できる。
ネガ型色素供与物質としては、例えば、米国特許4,4
63.079号、同4,439,513号、特開昭59
−60434号、同59−65839号、同59−71
046号、同59−87450号、同59−88730
号、同59−123837号、同59−124329号
、同59−165054号、同59−164055号等
の明細書に記載されている還元性色素放出化合物が挙げ
るれる。
別のネガ型色素供与物質としては、例えば、米国特許4
.474.867号、特開昭59−12431号、同5
9−48765号、同59−174834号、同59−
776642号、同59−159159号、同59−2
31040号等の明細書に記載されているカップリング
色素放出型化合物が挙げられる。
カップリング色素形成型化合物のさらに別のネガ型色素
供与物質として、次の一般式(イ)で示されるものがあ
る。
一般式(イ) Cp−←Jモーーー斗B) 式中、Cpは還元剤の酸化体と反応(カップリング反応
)して拡散性の色素を形成することができる有機基(カ
プラー残基)を表し、Jは還元剤の酸化体と反応する活
性位と結合している2価の結合基を表し、Bはバラスト
基を表す。ここでバラスト基とは、熱現像処理中、色素
供与物質を実質的に拡散させないようにするもので、分
子の性質によりその作用を示す基(スルホ基など)や、
大きさによりその作用を示す基(炭素原子数が大きい基
など)等をいう、Cpで表されるカプラー残基としては
、形成される色素の拡散性を良好にするため、その分子
量が700以下であるものが好ましく、より好ましくは
500以下である。
バラスト基としては好ましくは8個以上、より好ましく
は12個以上の炭素原子を有する基が好ましく、更にポ
リマー鎖である基がより好ましい。
このポリマー鎖である基を有するカップリング色素形成
型化合物としては、一般式(ロ)で表される単量体から
誘導される繰り返し単位を有するポリマー鎖を上記の基
として有するものが好ましい。
一般式(ロ) Cp −+J +−(−Y犬「べ$(L )式中、cp
、Jは一般式(イ)で定義されたものと同義であり、Y
はアルキレン基、アリーレン基またはアラルキレン基を
表し、lは0または1を表し、Zは2僅の有機基を表し
、Lはエチレン性不飽和基またはエチレン性不飽和基を
有する基を表す。
一般式(イ)及び(ロ)で表されるカップリング色素形
成化合物の具体例としては、特開昭59−124339
号、同59−181345号、同60−2950号、同
61−57943号、同61−59336号等の各公報
、米国特許4631.251号、同4,650.748
号、同4,656.124号の各明細書等に記載された
ものがあり、とくに米国特許第4.656,124号、
米国特許第4.63L251号、同4,650,748
号各明細書に記載されたポリマー型色素供与物質が好ま
しい。
ポジ型の色素供与物質としては、例えば、特開昭59−
55430号、同59−165054号、同59−15
4445号、同59−766954号、同59−116
655号、同59−124327号、同59−1524
40号等の公報に記載の化合物などがある。
これらの色素供与物質は単独で用いてもよいし、2種以
上用いても良い。その使用量は限定的でな(、色素供与
物質の種類、単用かまたは2種以上の併用使用か、ある
いは本発明の感光材料の写真構成層が単層かまたは2以
上の重層か等に応じて決定すればよいが、例えばその使
用量はエイ当たり0.005〜50g、好ましくは0.
1g〜10gで用いることができる。
本発明に用いる色素供与物質を熱現像感光材料の写真構
成層に含有せしめる方法は任意であり、例えば低沸点溶
媒(メタノール、エタノール、酢酸エチル等)及び/ま
たは高沸点溶媒(ジブチルフタレート、ジオクチルフタ
レート、トリクレジルホスフェート等)に溶解した後、
乳化分散するか、あるいはアルカリ水溶液(例えば、水
酸化ナトリウム10%水溶液等)に溶解した後、酸(例
えば、クエン酸または硝酸等)にて中和して用いるか、
あるいは適当なポリマーの水溶液(例えば、ゼラチン、
ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン等)に固
体分散した後、使用することができる。
次に本発明に用いられる感光性ハロゲン化銀について述
べる。使用できるハロゲン化銀は任意であり、例えば塩
化銀、臭化銀、沃化銀、塩臭化銀、塩沃化銀、沃臭化銀
等が挙げられる。該感光性ハロゲン化銀は、写真技術分
野で一般的に用いられる任意の方法で調製することがで
きる。
更に、粒子のハロゲン組成が、表面と内部で異なった多
層構造から成る粒子を含有する乳剤を用いることができ
る。例えばコア/シェル型ハロゲン化銀粒子であってハ
ロゲン組成がステップ状に変化したもの、或いは連続的
に変化した粒子を有するハロゲン化銀乳剤を用いること
ができる。
また、感光性ハロゲン化銀の形状は、立方体、球形、8
面体、12面体、14面体等の明確に晶癖を有するもの
でも、そうでないものでも用いることができる。この種
のハロゲン化銀としては、特開昭60−215948号
に記載されているものがある。
また、例えば特開昭58−111933号、同58−1
11934号、同58−108526号、リサーチ・デ
ィスクロージャー22534号等に記載されているよう
な、2つの平行する結晶面を有し、かつ、これらの結晶
面は各々この粒子の他の単結晶よりも面積が大きい粒子
であって、そのアスペクト比すなわち粒子の直径対厚み
の比が5=1以上の平板状ハロゲン化銀粒子を含をする
ハロゲン化銀乳剤を用いることもできる。
更に、本発明には表面が予めカブラされていない内部潜
像型ハロゲン化銀粒子を含有するハロゲン化銀乳剤を用
いることができる。表面が予めカブラされていない内部
潜像型ハロゲン化銀については、例えば米国特許第2,
592.250号、同3,206゜313号、同3,3
17,322号、同3,511,622号、同3゜44
7.927号、同3,761,266号、同3,703
,584号、同3.736.140号等の各明細書に記
載されている。表面が予めカブラされていない内部潜像
型ハロゲン化銀粒子とは、上記各明細書に記載の如く、
ハロゲン化銀粒子の表面の感度よりも粒子内部の感度の
方が高いハロゲン化銀粒子である。また、米国特許第3
.271,157号、同第3,447,927号及び同
第3.531,291号に記載されている多価金属イオ
ンを内蔵しているハロゲン化銀粒子を有するハロゲン化
銀乳剤、または米国特許第3,761,276号に記載
されているドープ剤を含有するハロゲン化銀粒子の粒子
表面を弱く化学増感したハロゲン化銀乳剤、または特開
昭50−8524号及び同50−38525号等の公報
に記載されている積層構造を有する粒子からなるハロゲ
ン化銀乳剤、その他特開昭52−156614及び特開
昭55−127549号に記載されているハロゲン化銀
乳剤などを用いることができる。
上記感光性乳剤中のハロゲン化銀は、粗粒子であっても
微粒子であってもよいが、好ましい粒子サイズは、その
径が約0.005μm〜約1.5μmであり、さらに好
ましくは約0.01μm〜0.5μmである。
本発明において、他の感光性ハロゲン化銀の調製法とし
て、感光性根塩形成成分を後述する有機銀塩と共存させ
、有機銀塩の一部に感光性ハロゲン化銀を形成させるこ
ともできる。
これら感光性ハロゲン化銀および感光性銀塩形成成分は
、種々の様態で組合せて使用でき、使用量は、−層あた
り支持体1ボに対して、0.001 g〜50gである
ことが好ましく、より好ましくは、0.1〜10gであ
る。
該感光性ハロゲン化銀乳剤は、写真技術分野の任意の方
法で化学的に増感してもよい。
また、用いる感光性ハロゲン化銀乳剤は、公知の分光増
感色素により、青、緑、赤、近赤外光へ感度を付与させ
るために分光増感を行うことができる。
用いることができる代表的な分光増感色素としては、例
えば、シアニン、メロシアニン、コンプレックス(つま
り3核または4核の)シアニン、ホロボラ−シアニン、
スチリル、ヘミシアニン、オキソノール等が挙げられる
これら増感色素の好ましい添加量は、感光性/Sロゲン
化銀またはハロゲン化銀形成成分1モル当たすI Xl
0−”−1ニル−1モルである。更に好ましくは、I 
Xl0−’〜lXl0−’モルである。
増感色素はハロゲン化銀乳剤の調製のどの過程において
添加してもよい。即ち、ハロゲン化銀粒子形成時、可溶
性塩類の除去時、化学増感開始前、化学増感時、あるい
は化学増感終了後等のいずれの時期でもよい。
本発明の熱現像感光材料においては、必要に応じて感度
の上昇や現像性の向上を目的として各種の有機銀塩を用
いることが好ましい。
本発明の熱現像感光材料に用いることができる有機銀塩
としては、特開昭53−4921号、同49−5262
6号、同52−141222号、同53−36224号
及び同53−37626号、及び同53−37610号
等の各公報ならびに米国特許3,330,633号、同
第3.794,496号、同第4゜105.451 号
等の各明細書中に記載されているような長鎖の脂肪族カ
ルボン酸の銀塩やヘテロ環を有するカルボン酸の銀塩、
例えばベヘン酸銀、α−(1−フェニルテトラゾールチ
オ)酢酸銀などや、特公昭44−26582号、同45
−12700号、同45−18416号、同45−22
185号、特開昭52−137321号、同58−11
8638号、同5B−118639号、米国特許第4.
123.274号の各公報に記載されているイミノ基の
銀塩がある。
以上の有機銀塩のうちでもイミノ基の銀塩が好ましく、
特にベンゾトリアゾール誘導体の銀塩、より好ましくは
5−メチルベンゾトリアゾール及びその誘導体、スルホ
ベンゾトリアゾール及びその誘導体、N−アルキルスル
ファモイルベンゾトリアゾール及びその誘導体が好まし
い。
本発明に用いられる有機銀塩は、単独でも或いは2種以
上併用して用いてもよい、また、適当なバインダー中で
銀塩を調製し、単離せずにそのまま使用してもよいし、
単離したものを適当な手段によりバインダー中に分散し
て使用に供してもよい。分散の手段としては、ボールミ
ル、サンドミル、コロイドミル、振動ミルによるもの等
を挙げることができるが、これらに制限されることはな
い。
有機銀塩の使用量は、通常感光性ハロゲン化銀1モル当
たり0.01モル〜500モルが好ましく、より好まし
くは0.1〜100モルである。更に好ましくは0.3
〜30モルである。
本発明においては各種の還元剤(本明細書中還元剤ブレ
カーサも還元剤に包含されるものとする)を用いること
ができるが、これは、熱現像感光材料の分野で通常用い
られるものを使用することができる。
用いることができる還元剤としては、例えば米国特許第
3,53L2B6号、同第3,761,270号、同第
3.764,328号各明細書、またRD(リサーチデ
ィスクロージャー)阻12146 、同隘1510B、
同漱15127及び特開昭56−27132号公報、米
国特許第3.342゜599、号、同第3,719,4
92号各明細書、特開昭53−135628号、同57
−79035号等の各公報に記載のp−フェニレンジア
ミン系及びp−アミノフェノール系現像主薬、フォスフ
ォロアミドフェノール系、スルホンアミドアニリン系現
像主薬、またヒドラゾン系発色現像主薬及びそれらのプ
レカーサや、或いはフェノール類、スルホンアミドフェ
ノール類、またはポリヒドロキシベンゼン類、ナフトー
ル類、ヒドロキシビナフチル類及びメチレンビスナフト
ール類、メチレンビスフェノール類、アスコルビン酸、
3−ピラゾリドン類、ピラゾロン類を用いることができ
る。
また色素供与物質が還元剤を兼ねてもよい。
特に好ましい還元剤として、特開昭56−146133
号及び特開昭62−727141号に記載のN−(p−
N。
N−ジアルキル)フェニルスルファミン酸塩が挙げられ
る。
還元剤は2種以上同時に用いてもよい。
本発明の熱現像感光材料に用いられる還元剤の使用量は
、使用される感光性ハロゲン化銀の種類、有機酸銀塩の
種類及びその他の添加剤の種類などに依存し必ずしも一
定ではないが、通常好ましくは感光性ハロゲン化銀1モ
ルに対して0.01〜1500モルの範囲であり、更に
好ましくは0.1〜200モルである。
本発明の熱現像感光材料に用いることができるバインダ
ーとしては、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、
エチルセルロース、ポリメチルメタクリレート、セルロ
ースアセテートブチレート、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、ゼラチン、フタル化ゼラチン等の
ゼラチン誘導体、セルロース誘導体、タンパク質、デン
プン、アラビアゴム等の合成或いは天然の高分子物質な
どがあり、これらは単独で、あるいは2以上を組合せて
用いることができる。特に、ゼラチンまたはその誘導体
とポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール等の親
水性ポリマーとを併用することが好ましく、より好まし
くは特開昭59−229556号公報に記載のゼラチン
と、ポリビニルピロリドンとの混合バインダーを用いる
ことである。
バインダーの好ましい使用量は、通常支持体1イ当たり
0.05 g〜50gであり、更に好ましくは0゜2g
〜20gである。
また、バインダーは、色素供与物質1gに対して0.1
〜10g用いることが好ましく、より好ましくは0.2
〜5gである。
本発明の熱現像感光材料は、支持体上に写真構成層を形
成して得ることができ、ここで用いることができる支持
体としては、例えばポリエチレンフィルム、セルロース
アセテートフィルム及び、ポリエチレンテレフタレート
フィルム、ポリ塩化ビニル等の合成プラスチックフィル
ム、写真用原紙、印刷用紙、バライタ紙及びレジンコー
ト紙等の紙支持体、さらに、これらの支持体の上に電子
線硬化性樹脂組成物を塗布、硬化させた支持体等が挙げ
られる。
本発明の熱現像感光材料には、上記各成分以外に必要に
応じ各種添加剤、例えば現像促進剤、カブリ防止剤、塩
基プレカーサ等を含有することができる。
現像促進剤としては、特開昭59−177550号、同
59−111636号、同59−124333号公報に
記載の化合物、また特開昭61−159642号公報や
、特願昭62−203908号に記載の現像促進剤放出
化合物、あるいは、特願昭63−104645号に記載
の電気陰性度が4以上の金属イオンも用いることができ
る。
カブリ防止剤としては、例えば米国特許第3,645.
739号明細書に記載されている高級脂肪酸、特公昭4
7−11113号公報に記載の第2水銀塩、特開昭51
−47419号公報に記載のN−ハロゲン化合物、米国
特許第3,700.457号明細書、特開昭51−50
725号公報に記載のメルカプト化合物放出性化合物、
同49−125016号公報に記載のアリールスルホン
酸、同51−47419号公報に記載のカルボン酸リチ
ウム塩、英国特許第1.455.271号明細書、特開
昭50−101.019号公報に記載の酸化剤、同53
−19825号公報に記載のスルフィン酸類あるいはチ
オスルホン酸類、同51−3223号に記載の2−チオ
ウラシル類、同51−26019号に記載のイオウ単体
、同51−42529号、同51−81124号、同5
5−93149号公報に記載のジスルフィドおよびポリ
スルフィド化合物、同51−57435号に記載のロジ
ンあるいはジテルペン類、同51−104338号公報
に記載のフリーのカルボキシル基またはスルホン酸基を
有したポリマー酸、米国特許第4.138.265号明
細書に記載のチアゾリンチオン、特開昭54−5182
1号公報、米国特許第4,137,079号明細書に記
載の1.2.4−)リアゾールあるいは5−メルカプト
−1,2,4−)リアゾール、特開昭55−14088
3号に記載のチオスルフィン酸エステル類、同55−1
42331号公報に記載の1.2゜3.4−チアトリア
ゾール類、同59−46641号、同59−57233
号、同59−57234号公報に記載のジハロゲン化合
物あるいはトリハロゲン化合物、さらに同59−111
636号公報に記載のチオール化合物、同60−198
540号公報に記載のハイドロキノン誘導体、同60−
227255号公報に記載のハイドロキノン誘導体とベ
ンゾトリアゾール誘導体との併用などが挙げられる。
更に別の特に好ましいカブリ防止剤としては、特開昭6
2−78554号に記載されている親木性基を有する抑
制剤、特開昭62−121452号に記載されているポ
リマー抑制剤、特開昭62−123456号に記載のバ
ラスト基を有する抑制剤が挙げられる。
また、特願昭62−320599号に記載の無呈色カプ
ラーも、好ましく用いられる。
塩基ブレカーサとしては加熱により脱炭酸して塩基性物
質を放出する化合物(例えばグアニジニウムトリクロロ
アセテート)、分子内吸核置換反応等の反応により分解
してアミン類を放出する化合物等が挙げられ、例えば特
開昭56−130745号、同56−132332号公
報、英国特許2.079.480号、米国特許第4,0
60,420号明細書、特開昭59−157637号、
同59−166943号、同59−180537号、同
59−174830号、同59−195237号、同6
2−108249号、同62−174745号公報等に
記載されている塩基放出剤などを挙げることができる。
その他にも必要に応じて熱現像感光材料に用いられる各
種の添加剤、例えばハレーション防止染料、螢光増白剤
、硬膜側、帯電防止剤、延展剤、マット剤、界面活性剤
、退色防出剤等を含有することができ、これらについて
は、具体的にはRD(リサーチ・ディスクロージャー)
誌Vo1.170.1978年6月隘り7029号、特
開昭62−135825号公報等に記載されている。
これらの各種の添加剤は感光性層に添加するだけでなく
、中間層、保護層或いはバッキング層等の非感光性層に
添加してもよい。
本発明の熱現像感光材料は、(a)感光性ハロゲン化銀
、(b)還元剤、(C)バインダーを含有する。更に必
要に応じて(d)色素供与物質、(e)有機銀を含有す
ることが好ましい、これらは基本的には1つの熱現像感
光性層に含有されてよいが、必ずしも単一の写真構成層
中に含有させる必要はなく、例えば、熱現像感光性層を
2層に分け、前記(a)、 (b)、 (C)。
(e)の成分を一方の熱現像感光性層に含有させ、この
感光性層に隣接する他方の層に色素供与物質(d)を含
有せしめる等の構成でもよく、相互に反応可能な状態で
あれば2以上の構成層にわけて含有せしめてもよい。
また、熱現像感光性層を低感度層と高感度層、高濃度層
と低濃度層の2層またはそれ以上に分割して設けてもよ
い。
本発明の熱現像感光材料は、1または2以上の熱現像感
光性層を有する。フルカラー感光材料とする場合には、
一般に感色性の異なる3つの熱現像感光性層を備え、各
感光層では、熱現像によってそれぞれ色相の異なる色素
が形成または放出される。
通常、青感光性層ではイエロー色素、緑感色性層ではマ
ゼンタ色素、赤感光性層ではシアン色素が組合わされる
が、これに限らない。また、近赤外感光性層を組み合わ
せることも可能である。
各層の構成は目的に応じて任意に選択でき、例えば支持
体上に順次、赤感光性層、緑感光性層、青感光性層とす
る構成、逆に支持体上に順次、青感光性層、緑感光性層
、赤感光性層とする構成、或いは支持体上に順次、緑感
光性層、赤感光性層、青感光性層とする構成等がある。
本発明の熱現像感光材料には、前記熱現像感光性層の他
に、下塗り層、中間層、保護層、フィルター層、バッキ
ング層、剥離層等の非感光性層を任意に設けることがで
きる。前記熱現像感光性層及びこれらの非感光性層を支
持体上に塗布するには、一般のハロゲン化銀感光材料を
塗布調製するのに用いられるものと同様の方法が適用で
きる。
本発明の熱現像感光材料は、適宜の光源により露光でき
るが、例えば露光光源としては、タングステンランプ、
ハロゲンランプ、キセノンランプ、水銀灯、陰極線管フ
ライングスポット、発光ダイオード、レーザー(例えば
ガスレーザー、YAGレーザ−、色素レーザー、半導体
レーザーなど)、CRT光源、及びFOT等、種々のも
のを単独で或いは複数組み合わせて用いることができる
。半導体レーザーと第2高調波発生素子(S HC素子
)などを用いることもできる。そのほか、電子線、X線
、γ線、α線などによって励起された蛍光体から放出す
る光によって露光されてもよい、露光時間は通常カメラ
で用いられる1/1000秒から1秒の露光時間はもち
ろん、1/1000秒より短い露光、例えばキセノン閃
光灯や陰極線管を用いた1710〜1/10”秒の露光
を用いることもできる。必要に応じて色フィルターで露
光に用いる光の分光組成を調節することができる0本発
明の感光材料はレーザー等を用いたスキャナー露光に用
いることができる。
本発明の熱現像感光材料は像様露光後通常好ましくは8
0°C〜200℃、更に好ましくはioo℃〜170℃
の温度範囲で、好ましくは1秒間〜180秒間、更に好
ましくは1.5秒間〜120秒間加熱するだけで現像す
ることができる。拡散性色素の受像層への転写は、熱現
像時に受像部材を感光材料の感光面と受像層を密着させ
ることにより熱現像と同時に行ってもよく、また、熱現
像後に受像部材と密着したり、また、水を供給した後に
密着しさらに必要なら加熱したりすることによって転写
してもよい、また、霞先前に70°C〜180°Cの温
度範囲で予備加熱を施してもよい、また、特開昭60−
143338号、同61−162041号公報に記載さ
れているように相互の密着性を高めるため、感光材料及
び受像部材を熱現像転写の直前に80°C〜250℃の
温度でそれぞれ予備加熱してもよい。
本発明の熱現像感光材料には、種々の加熱手段を用いる
ことができる。
加熱手段は、通常の熱現像感光材料に適用し得る方法が
すべて利用でき、例えば、加熱されたブロックないしプ
レートに接触させたり、熱ローラーや熱ドラムに接触さ
せたり、高温の雰囲気中を通過させたり、あるいは高周
波加熱を用いたり、更には本発明の感光材料の裏面もし
くは熱転写用受像部材の裏面にカーボンブラック等の導
電性物質を含有する導電性層を設け、通電によって生ず
るジュール熱を利用することもできる。加熱パターンは
特に制限されることはなく、あらかじめ予熱(ブレヒー
ト)シた後、再度加熱する方法をはじめ、高温で短時間
、あるいは低温で長時間加熱するのでも、温度を連続的
に上昇、連続的に下降させたりあるいはそれらを繰り返
すのでもよく、更には不連続加熱も可能であるが、簡便
なパターンが好ましい。また露光と加熱が同時に進行す
る方式であってもよい。
本発明を転写方式の熱現像感光材料とする場合、上述の
如く受像部材を用いる。その場合受像部材に有効に用い
られる受像層としては、熱現像により放出乃至形成され
た熱現像感光性層中の色素を受容する機能を有するもの
であればよく、例えば、3級アミンまたは4級アンモニ
ウム塩を含むポリマーで、米国特許第3,709,69
0号明細書に記載されているものが好ましく用いられる
。典型的な拡散転写用の受像層としては、アンモニウム
塩、3級アミン等を含むポリマーをゼラチンやポリビニ
ルアルコール等と混合して支持体上に塗布することによ
り得られるものがある。別の有用な色素受容物質として
、特開昭57−207250号公報等に記載されたガラ
ス転移温度が40℃以上、250°C以下の耐熱性有機
高分子物質で形成されるものが挙げられる。
これらポリマーは受像層として支持体上に担持されてい
てもよく、またこれ自身を支持体として用いてもよい。
ポリマーとしては、「ポリマーハンドブック、セカンド
エデイジョン」 (ジツイ・ブランドラップ、イー・エ
イチ・インマーガツト編)ジ四ンウィリ アンド サン
ズ出版(Polymer Flandbook2nd 
 ad、  (J、Brandrup、E、H,Imm
ergut&W)  JohnWifey & 5on
s )に記載されているガラス転移温度40℃以上の合
成ポリマーも有用である。−船釣には前記高分子物質の
分子量としては2000〜200000が有用である。
これらの高分子物質は、単独でも2種以上をブレンドし
て用いてもよく、また2種以上を組み合せて共重合体と
して用いてもよい。
特に好ましい受像層としては、特開昭59−22342
5号公報に記載のポリ塩化ビニルより成る層及び特開昭
60−19138公報に記載のポリカーボネートと可塑
剤より成る層が挙げられる。
これらのポリマーを使用して支持体兼用受像層(受像部
材)として用いることもでき、その時には支持体は単一
の層から形成されていてもよいし、また多数の層により
形成されていてもよい。
受像部材用支持体としては、透明支持体、不透明支持体
等何を使用してもよいが、例えば、ポリエチレンテフタ
レート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等のフィルム、及
びこれらの支持体中に酸素チタン、硫酸バリウム、炭酸
カルシウム、タルク等の顔料を含有させた支持体、バラ
イタ紙、紙の上に顔料を含んだ熱可塑性樹脂をラミネー
トしたレジンコート紙、布類、ガラス類、アルミニウム
等の金属等、また、これら支持体の上に顔料を含んだ電
子線硬化性樹脂組成物を塗布、硬化させた支持体、及び
これらの支持体の上に顔料を含んだ塗布層を設けた支持
体等が挙げられる。更に特開昭62−283333号に
記載されたキャストコート紙等の各種コート紙も支持体
として有用である。
また、紙の上に顔料を含んだ電子線硬化性樹脂組成物を
塗布、硬化させた支持体、または紙の上に顔料塗布層を
有し、顔料塗布層上に電子線硬化性樹脂組成生物を塗布
し硬化させた支持体は、それ自身で樹脂層が受像層とし
て使用できるので、受像部材としてそのまま使用できる
受像部材には、適宜の添加剤例えば公知の各種添加剤を
添加することができる。そのような添加剤の例としては
、例えば、紫外線吸収剤、画像安定剤、現像促進剤、カ
ブリ防止剤、pH調整剤(各種酸及び酸プレカーサー、
あるいは、塩基及び塩基プレカーサー等)及び熱溶剤を
挙げることができる。
紫外線吸収剤の例としては、例えば、ベンゾトリアゾー
ル系化合物及びベンゾフェノン系化合物が代表的例とし
て挙げられる。画像安定剤としては、例えば、ヒンダー
ドアミン系、ヒンダードフェノール系、ジアルコキシベ
ンゼン系、クロマン系、インダン系、チオエーテル系、
ハイドロキノン系、クロル置換s−)リアジン系化合物
等を挙げることができる。現像促進剤及びカブリ防止剤
としては、熱現像感光材料に添加される化合物から適宜
選択して用いることができる。
本発明の熱現像感光材料は、RD(リサーチ・ディスク
ロージャー誌’) 1510B号、特開昭57−198
458号、同57−207250号、同61−8014
8号公報に記載されているような、感光層と受像層が同
一支持体上に設層されたいわゆるモノシート型熱現像感
光材料であることができる。
本発明の熱現像感光材料、及び必要に応じて用いる受像
部材には保護層を設けることが好ましい。
保護層には、写真分野で使用される各種の添加剤を用い
ることができる。該添加剤としては、各種マット剤、コ
ロイダルシリカ、スベリ剤、有機フルオロ化合物(特に
、フッ素系界面活性剤)、帯電防止剤、紫外線吸収剤、
酸化防止剤、ハイドロキノン誘導体、界面活性剤(高分
子界面活性剤を含む)、硬膜剤(高分子硬膜剤を含む)
、有機銀塩粒子、非感光性ハロゲン化銀粒子、カブリ防
止剤、現像促進剤等が挙げられる。
これらの添加剤については、RD(リサーチ・ディスク
ロージャー誌) Vol、170,1978年6月Nt
l17029号、特開昭62−135825号に記載さ
れている。2.−以下余d (実施例〕 以下本発明の実施例について説明する。但し当然のこと
ではあるが、本発明は以下の実施例により限定されるも
のではない。
実施例−1 (感光性ハロゲン化銀乳剤の調製) 50”Cにおいて、オセインゼラチン水溶液中に、沃化
カリウムと臭化カリウムの水溶液の液と硝酸銀の水溶液
■とを、同時に、PAg及びpHを一定に保ちつつ添加
し、更に■液と■液の添加速度を制御することで作製し
たノλロゲン化銀乳剤を、化学増感及び色素増悪して、
表−1に示す赤感性、緑感性、及び青感性の各感光性ハ
ロゲン化銀乳剤表 増感色素(a) 増感色素(d) 増感色素(b) 増感色素(c) (熱現像感光材料の作製) 厚さ180umの透明な写真用ポリエチレンテレフタレ
ート支持体上の両面に、各々、第1下引き層としてラテ
ックス下引き、及び第2下引き層としてゼラチン下引き
を施し、その上に表−2に示す内容の感光層を塗布して
、熱現像感光材料1イ当1〜Nt129を作製した。(
表−2において、各々の添加剤の量は、熱現像感光材料
1イ当たりの量を表し、感光性ハロゲン化銀及び5−メ
チルベンゾトリアゾール銀は、それぞれ銀に換算して表
した。) 更に、表−3には、感光性層及び非感光性層に添加した
HBS及び/またはポリマーラテックスの化合物の種類
と、熱溶剤の含有量に対する含有比率を示した。
界面活性剤−1 界面活性剤−2 硬膜剤−1 テトラキス(ビニルスルホニルメチル)メタンとタウリ
ンカリウム塩との反応物(反応比1:0.75 (モル比) 高分子色素供与物質(1) CI。
高分子色素供与物質(2) y=40重量% 高分子色素供与物質(3) ST−1 油溶性蛍光増白剤 (UVITEχ OB。
チバガイギー株式会社製) 得られた各試料を、塗布後、25°Cにて5日間保存し
た後、38℃にて3日間加温処理を施し、所望の硬膜レ
ベルに達せしめた。
一方、100 g / rdのバライタ紙上の片面(バ
ライタ層を塗布した側)に、下記の化合物を含有するポ
リ塩化ビニル層を受像層として設けて、受像部材とした
画像安定剤−2 画像安定剤−5 画像安定剤−6 現像促進剤−1 (HOC)12CH2S  CHzh−得られた熱現像
カラー感光材料の試料No、 1〜Nα29について、
以下に示す項目の評価を行った。
評価した結果を表−3に示す。
(写真性能の評価) 得られた熱現像カラー感光材料の試料Nα1〜Nα以下
余白−二 29に対し、ステップウェッジを通して、白色光にて1
600CMSの露光を行い、前記受像部材と重ね合せて
、140’Cにて90秒間の熱現像を行った。熱現像後
、感光材料と受像部材を引き剥し、受像部材にそれぞれ
色素画像を得た。
得られた色素画像を、反射濃度計(PDA−65、コニ
カ株式会社製)を用いて濃度測定を行い、最高−度(D
 l1ax)及び最低濃度(Dmin)を得た。
(熱現像感光材料の皮膜の脆弱性の評価)温度25°C
1相対湿度20%に空調された部屋において、上記熱現
像感光材料の各試料(1〜Nα29をそれぞれカッター
で10C111×10c11のサイズに断裁した。次に
断裁の際、感光材料の皮膜の崩れ落ちる度合を、下記の
評価基準で評価した。
更に、温度25°C1相対湿度60%に空調された部屋
において、同様の評価を行った。
表−3に示す結果から、比較例の試料No、1〜隨3に
対して、本発明の試料である感光層側の全層に熱溶剤に
対し30重量%以上HBS及び/またはポリマーラテッ
クスを添加した熱現像感光材料の試料No、4〜隘24
では、本発明の改良効果、即ち、相対湿度20%の環境
下でも感光層皮膜の脆弱性が改良され、更に最高濃度が
改良されるという優れた特性が得られることがわかる。
実施例−2 実施例−1で用いた熱溶剤を、添加量は同じで、表−3
に示す熱溶剤に替え、更にHBS及び/またはポリマー
ラテックス化合物の種類と添加量を表−3に示すように
変えて、熱現像感光材料の試料Nα2−1〜隘2−29
を作製した。
得られた試料について、実施例−1と同様に評価した。
表−4に結果を示す。
表−4に示す結果から、比較例の試料嵐2−1〜N11
2−6に対し、本発明の試料である感光層側の全層に熱
溶剤に対し30重量%以上HBS及び/またはポリマー
ラテックスを添加した熱現像感光材料の試料NQ2−7
〜Nα2−29では、本発明の改良効果、即ち、相対湿
度20%の環境下でも感光層側の皮膜の脆弱性が改良さ
れ、更に最高濃度が改良されるという優れた特性が得ら
れることがわかる。
実施例−3 実施例−1で調製した感光性ハロゲン化銀及び熱溶剤を
用いて、表−5に示す内容の感光層を塗布して、熱現像
感光材料阻3−1を作製した。
更に表−6に示すようにHBS及び/またはポリマーラ
テックスを含有させた熱現像感光材料に色素供与物質− ハイ ドロキノン化合物−(1) I すi メルカプト化合物−(1) 一方、厚さ100μmの透明ポリエチレンテレフタレー
トフィルム上に下記の層を塗布し、受像部材を作製した
(1)スチレンとN−ベンジル−N、N−ジメチル−N
−(3−マレイミドプロピル)アンモニウムクロライド
の1:1の共重合体及びゼラチンからなる層。
得られた熱現像カラー感光材料の試料に3−1〜1k3
−25に対し、ステップウェッジを通して、白色光にて
1600CMSの露光を行い、上記受像部材と重ね合せ
て、130°C160秒間の熱現像を行った。
熱現像後、感光材料と受像部材を引き剥し、受像部材に
それぞれ色素画像を得た。
得られた色素画像を透過濃度計(PDA−65コニカ株
式会社製)を用いて濃度測定を行い、最高濃度(D w
ax)及び最低濃度(Dmin)を得た。
更に実施例−1と同様に、熱現像感光材料の皮膜の脆弱
性を評価した。
表−6に示す結果から、比較例の試料N1113−1〜
隘3−6に対して、本発明の試料である感光層側の全層
に熱溶剤に対し100重量%HBS及び/またはポリマ
ーラテックスを添加した熱現像感光材料の試料覧3−7
〜に3−25では、本発明の改良効果、即ち、相対湿度
20%の環境下でも感光層側の皮膜の脆弱性が改良され
、更に最高濃度が改良されるという優れた特性が得られ
ることがわかる。
〔発明の効果] 上述の如く本発明の熱現像感光材料は、相対湿度40%
以下の環境下での皮膜の脆弱性が改良され、かつ最高濃
度が改良されるという効果を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、支持体上に、感光性ハロゲン化銀、還元剤、常温で
    固体の熱溶剤、及び親水性バインダーを含有する感光性
    層と、常温で固体の熱溶剤、及び親水性バインダーを含
    有する非感光性層とを少なくとも有する多層構成をなす
    熱現像感光材料において、前記熱溶剤の総含有量に対し
    て、高沸点溶媒及び/またはポリマーラテックスが30
    重量%以上含有されていることを特徴とする熱現像感光
    材料。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5630183A (en) * 1995-07-26 1997-05-13 Nikon Corporation Camera accessory mounting and fixing device
US6546204B2 (en) 2001-01-30 2003-04-08 Nikon Corporation Device and camera accessory mounted on accessory shoe
JP2007212928A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Sony Corp アクセサリー機器および電子機器とアクセサリー機器との取り付け構造
US8459583B2 (en) 2008-04-04 2013-06-11 Autoliv Development Ab Seat belt retractor

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