JP5911773B2 - ウェビング巻取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スプールの引出方向への回転を阻止するロック機構を備えたウェビング巻取装置に関する。
ウェビング巻取装置では、所謂ELR(エマージェンシー・ロッキング・リトラクタ)と所謂ALR(オートマチック・ロッキング・リトラクタ)とが併設されたものがある(例えば、下記特許文献1参照)。
下記特許文献1に記載のウェビング巻取装置は、ALR機構によってALRとELRとを切替えており、このALR機構は、巻取軸(スプール)に減速機構を介して連結されたカム部材(切替カム)と、ディスクコントロール(コントロールディスク)と、を含んで構成されている。そして、ウェビングが巻取軸に全量巻取られた状態から引出方向へ引出される際には、ALRパウルがディスクコントロールの制止部によって保持されてALRパウルがロック機構に係合されないようになっている。これにより、ウェビング巻取装置がELR状態にされている。
一方、ウェビングが巻取軸から全量引出された際には、ALRパウルがカム部材の連動制止部(押圧部)上に配置される。そして、この状態からウェビングが巻取方向へ回転されることで、ALRパウルがロック位置へ回転されて、ALRパウルがロック機構に係合される。これにより、ロック機構が作動されて、ウェビング巻取装置がALRの状態に切替えられる。
特開平10−244905号公報
しかしながら、このウェビング巻取装置では、上述したようにカム部材は減速機構を介して巻取軸に連結されており、減速機構の減速比を大きく設定すると、巻取軸の回転に対するカム部材の回転量が少なくなるため、ELR(又はALR)からALR(又はELR)へ切替るタイミングが曖昧になる。
そこで、減速機構の減速比を小さく設定すると、巻取軸の回転に対するカム部材の回転量が大きくなるため、ELR(又はALR)からALR(又はELR)へ切替るタイミングの精度を高くできる。
しかしながら、この場合には、減速機構、カム部材等の部品バラツキや組付バラツキによってカム部材の回転バラツキも大きくなるため、ウェビングが巻取軸から全量引出された際にALRパウルがカム部材の連動制止部を乗り越える可能性がある。したがって、ELR(又はALR)からALR(又はELR)へ切替るタイミングの精度を高くしつつ、カム部材の回転バラツキを吸収できる構造にすることが望ましい。
本発明は、上記事実を考慮し、ELR(又はALR)からALR(又はELR)へ切替るタイミングの精度を高くしつつ、切替カムの回転バラツキを吸収できるウェビング巻取装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載のウェビング巻取装置は、巻取方向へ回転されることでウェビングが巻取られ、前記ウェビングが引出されることで引出方向へ回転されるスプールと、作動することで前記スプールの引出方向への回転を阻止するロック機構と、前記ロック機構に係合されて前記ロック機構が作動するロック位置と前記ロック機構との係合が解除される解除位置との間を移動可能に構成されたALRパウルと、前記スプールの回転を減速させる減速機構を介して前記スプールに連結され、前記スプールの回転に連動して回転される切替カムと、前記切替カムと同軸上に設けられ、前記切替カムに押圧されることで前記切替カムと連動して回転されると共に、前記ウェビングが前記スプールに最大に巻取られる最大巻取状態から前記ウェビングが前記スプールから最大に引出される最大引出状態の手前までの間で前記ALRパウルが当接されて前記ALRパウルを解除位置に保持させる保持部を有するコントロールディスクと、前記切替カムに一体に形成され、前記切替カムが引出方向へ回転される際に前記保持部を押圧して前記コントロールディスクを回転させ、最大引出状態において前記ALRパウルが当接されて前記ALRパウルを解除位置に保持させると共に、最大引出状態から前記切替カムが巻取方向へ回転されて前記保持部から所定距離離間されることで前記ALRパウルのロック位置への移動を許可する押圧部と、前記押圧部から前記切替カムの巻取方向へ延設されると共に、前記ALRパウルと当接可能に形成された延出部と、を備えている。
請求項1に記載のウェビング巻取装置では、ALRパウルがロック位置と解除位置との間を移動可能に構成されている。そして、ALRパウルがロック位置に移動されることで、ALRパウルがロック機構に係合されてロック機構が作動される。これにより、スプールの引出方向への回転が阻止されて、ウェビング巻取装置が所謂ALR(オートマチック・ロッキング・リトラクタ)の状態にされる
一方、ALRパウルが解除位置に移動されることで、ALRパウルとロック機構との係合が解除されて、スプールの引出方向への回転が許容される。これにより、例えば、車両の急減速時に加速度センサによってロック機構を作動させることで、ウェビング巻取装置が所謂ELR(エマージェンシー・ロッキング・リトラクタ)の状態になる。
また、スプールには、減速機構を介して切替カムが連結されており、切替カムはスプールの回転に連動して回転される。さらに、この切替カムと同軸上にコントロールディスクが設けられており、切替カムが回転されると、切替カムの押圧部がコントロールディスクの保持部を押圧するように構成されている。
そして、ウェビングが最大巻取状態から最大引出状態の手前まで引出される際には、コントロールディスクの保持部が切替カムの押圧部に押圧されて、切替カムと連動してコントロールディスクが回転される。この際には、コントロールディスクの保持部にALRパウルが当接されて、ALRパウルが解除位置に保持されている。これにより、ALRパウルによってロック機構は作動されないため、ウェビング巻取装置がELRの状態にされている。
さらに、ウェビングが最大引出状態までさらに引出されると、切替カム及びコントロールディスクが回転されて、ALRパウルが押圧部に当接される。つまり、ALRパウルが保持部から押圧部に乗り換えられる。そして、最大引出状態から切替カムが巻取方向へ回転されて押圧部が保持部から所定距離離間されることで、ALRパウルのロック位置への移動が許可される。これにより、最大引出状態からスプールが巻取方向へ回転されると、押圧部と保持部との間にALRパウルが配置されて、ALRパウルによってロック機構が作動される。したがって、ウェビング巻取装置がELRからALRの状態に切替わる。
ここで、延出部が、押圧部から切替カムの巻取方向へ延設されると共に、ALRパウルと当接可能に形成されている。これにより、最大引出状態における設定位置に対して切替カムが引出方向へ仮に回転し過ぎた場合には、ALRパウルが延出部に当接されるため、ALRパウルが押圧部を乗り越えてロック機構と係合されることを抑制できる。このため、減速機構の減速比を小さく設定して切替カムの回転バラツキが仮に大きくなっても、延出部によって当該バラツキを吸収できる。したがって、ELR(又はALR)からALR(又はELR)へ切替るタイミングの精度を高くしつつ、切替カムの回転バラツキを吸収できる。
請求項2に記載のウェビング巻取装置は、請求項1に記載のウェビング巻取装置において、前記ロック機構は、前記切替カムと同軸上に配置されると共に外周部に前記ALRパウルと係合可能に構成されたロック歯を有するギヤを備え、前記ALRパウルは前記ギヤの径方向外側で回転可能に構成され、前記延出部が前記保持部に対して前記切替カムの径方向外側に配置されている。
請求項2に記載のウェビング巻取装置では、ロック機構はギヤを備えている。このギヤは切替カムと同軸上に配置されており、ギヤの外周部にはロック歯が形成されている。また、ギヤの径方向外側でALRパウルが回転可能に構成されており、ギヤのロック歯にALRパウルが係合されることで、ロック機構が作動される。
ここで、保持部に対して切替カムの径方向外側に延出部が配置されている。これにより、最大引出状態でALRパウルが延出部に仮に当接される場合には、ALRパウルがギヤの径方向外側へ移動されるため、ALRパウルのギヤに対する逃がし量を大きくできる。
また、切替カムが巻取方向へ回転されて、押圧部が保持部を押圧する際に、延出部と保持部との干渉を抑制できる。
請求項3に記載のウェビング巻取装置は、請求項2に記載のウェビング巻取装置において、前記押圧部における前記切替カムの径方向外側部には傾斜部が形成され、前記傾斜部は、前記切替カムの巻取方向へ向かうに従い前記切替カムの径方向外側へ傾斜して配置されている。
請求項3に記載のウェビング巻取装置では、押圧部における切替カムの径方向外側部に傾斜部が形成されている。この傾斜部は、切替カムの巻取方向へ向かうに従い切替カムの径方向外側へ傾斜して配置されている。これにより、最大引出状態でALRパウルが延出部に仮に当接される場合には、ALRパウルを傾斜部から延出部へスムースに摺接させることができる。
請求項4に記載のウェビング巻取装置は、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のウェビング巻取装置において、前記ALRパウルは、前記押圧部及び前記保持部と当接される当接部を有し、前記延出部には、最大引出状態において前記当接部が配置される位置決め部が形成されている。
請求項4に記載のウェビング巻取装置では、ALRパウルは当接部を有しており、当接部が押圧部及び保持部と当接される。ここで、延出部には、最大引出状態において当接部が配置される位置決め部が形成されている。これにより、最大引出状態で位置決め部に当接部を配置させてパウルを組付けることで、最大引出状態においてウェビングの余長が発生することを抑制できる。
請求項1に記載のウェビング巻取装置によれば、ELR(又はALR)からALR(又はELR)へ切替るタイミングの精度を高くしつつ、切替カムの回転バラツキを吸収できる。
請求項2に記載のウェビング巻取装置によれば、ALRパウルのギヤに対する逃がし量を大きくでき、切替カムが巻取方向へ回転されて押圧部が保持部を押圧する際に、延出部と保持部との干渉を抑制できる
請求項3に記載のウェビング巻取装置によれば、ALRパウルを傾斜部から延出部へスムースに摺接させることができる。
請求項4に記載のウェビング巻取装置によれば、最大引出状態でウェビングの余長が発生することを抑制できる。
本実施の形態に係るウェビング巻取装置に用いられるALR機構の最大引出状態を示す側面図である。 本実施の形態に係るウェビング巻取装置を示す分解斜視図である。 図1に示されるALR機構に用いられる切替カムが巻取方向へ回転されてALRパウルがロック位置へ移動された際を示す側面図である。 図3に示される切替カムが巻取方向へさらに回転されて切替カムの押圧部がコントロールディスクの保持フランジに当接された際を示す側面図である。 図4に示される切替カムが巻取方向へさらに回転されてALRパウルがロック位置から第1解除位置へ移動された際を示す側面図である。 図5に示される切替カムが巻取方向へさらに回転されてALR機構が最大巻取状態にされた際を示す側面図である。 本実施の形態に係るウェビング巻取装置に用いられる切替カムの延出リブを示す拡大した側面図である。
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態について説明する。図2に示されるように、本発明の一実施形態に係るウェビング巻取装置10は、フレーム12と、フレーム12の内側に配置される略円柱状のスプール20と、スプール20から延出されるウェビング30と、スプール20の軸方向一方側(図2の矢印A方向側)に配置されたロック機構32と、ALR機構66と、を含んで構成されている。以下、それぞれの構成について説明する。
フレーム12は、車体に固定される板状の背板14を備えている。この背板14の幅方向両端部からは脚片16,18が略直角に延出されており、フレーム12は、平面視で略凹形状に形成されている。この脚片16及び脚片18には、それぞれ円形状の配置孔16A及び配置孔18Aが貫通形成されており、配置孔16Aの内周全体には、ラチェット歯16B(内歯)が形成されている。
スプール20は、脚片16と脚片18とが対向する方向を軸方向にして、脚片16と脚片18との間に配置されている。このスプール20の脚片16側の端部には、略円盤状のロックベース22が一体に設けられている。このロックベース22には、略円柱状の回転軸24が一体に形成されており、回転軸24はロックベース22から脚片16側へ突出されている。また、ロックベース22には、後述するセンサ機構38のリターンスプリング54を係止するための係止凸部26が設けられている。さらに、ロックベース22には、後述するロック機構32のロックプレート34を収容するための移動溝28が形成されており、移動溝28はロックベース22の径方向外側へ開放されている。
ウェビング30は長尺帯状に形成されており、ウェビング30の長手方向一端部(基端部)が、スプール20に連結固定されている。そして、スプール20が巻取方向(図2の矢印Bの方向)へ回転されることで、ウェビング30が自身の基端側からスプール20の外周部に層状に巻取られる。一方、ウェビング30の長手方向他端部(先端部)は、車両のアンカ(図示省略)に固定されており、ウェビング30の長手方向他端側を引張ることで、スプール20が引出方向(図2の矢印Cの方向)へ回転されて、ウェビング30がスプール20から引出されるように構成されている。そして、ウェビング30がスプール20に最大に巻取られる状態を最大巻取状態(全格納状態)という。一方、ウェビング30がスプール20から最大に引出される状態を最大引出状態という。
なお、フレーム12の脚片18の外側には、渦巻きばね(図示省略)が設けられており、渦巻きばねの渦巻き方向外側端は、脚片18(フレーム12)に連結されている。また、渦巻きばねの渦巻き方向内側端は、スプール20の脚片18側の端部に固定されており、渦巻きばねによって、スプール20が巻取方向へ付勢されている。
[ロック機構32について]
ロック機構32は、ロックプレート34と、センサ機構38と、を含んで構成されている。ロックプレート34は、略三角形板状に形成されて、板厚方向をスプール20の軸方向にしてロックベース22の移動溝28内に移動可能に配置されている。このロックプレート34には、略円柱状の案内突起36が一体に形成されおり、案内突起36は、ロックプレート34からスプール20とは反対側へ突出されている。また、ロックプレート34の一端部には、複数(本実施の形態では2つ)のラチェット歯34Aが形成されている。そして、ロックプレート34が移動溝28内をロックベース22の径方向外側へ移動されることで、ラチェット歯34Aが、前述したフレーム12のラチェット歯16Bに噛合されるように構成されている。
センサ機構38は、センサホルダ40と、「ギヤ」としてのVギヤ48と、リターンスプリング54と、Wパウル56と、を含んで構成されて、フレーム12の脚片16の外側に配置されている。
センサホルダ40は、脚片16側へ開放された凹状を成して、脚片16に固定されている。また、センサホルダ40の底壁40Aには、略中央部において、ホルダ側支持孔42がスプール20と同軸上に形成されている。そして、ホルダ側支持孔42内には、後述するブッシュ70を介してスプール20の回転軸24が挿入されており、これにより、スプール20がセンサホルダ40に回転可能に支持されている。
さらに、センサホルダ40の底壁40Aには、後述するALRパウル104を支持するためのパウル用軸部44が一体に形成されており、パウル用軸部44は略円柱状に形成されて、センサホルダ40からフレーム12とは反対側へ突出されている。また、センサホルダ40の下部には、後述する加速度センサ58を収容するためのセンサ収容部46が形成されており、センサ収容部46はフレーム12とは反対側へ開放された凹状を成している。
Vギヤ48は、略円盤状に形成されて、センサホルダ40内に収容されている。このVギヤ48の軸心部には、貫通孔50が形成されており、貫通孔50内にスプール20の回転軸24が挿入されている。これにより、Vギヤ48が回転軸24に回転可能に支持されている。また、Vギヤ48の外周部には、複数のロック歯48Aが形成されている。さらに、Vギヤ48には、後述するWパウル56を収容するためのパウル収容部52が形成されており、パウル収容部52はセンサホルダ40側へ向けて開放された凹状を成している。
リターンスプリング54は、圧縮コイルスプリングとして構成されている。このリターンスプリング54は、Vギヤ48とロックベース22との間に配置されており、一端がロックベース22の係止凸部26に係止されて、他端がVギヤ48に係止されている。そして、このリターンスプリング54によって、Vギヤ48がロックベース22に対して引出方向(図2の矢印C方向)側へ付勢されており、通常では、Vギヤ48がスプール20と一体に回転されるように構成されている。
Wパウル56は、略C字形板状に形成されて、Vギヤ48のパウル収容部52内に収容されている。このWパウル56は、軸方向をスプール20の軸方向としてVギヤ48に揺動可能に軸支されている。また、Wパウル56の一端部には、パウル係合歯56Aが形成されている。そして、ウェビング30が急激に引張られることでスプール20が急激に引出方向へ回転される時に、Wパウル56に作用する慣性力によってWパウル56がVギヤ48に対して相対回転される際には、パウル係合歯56Aが、センサホルダ40に形成されたホルダ側ラチェット歯(図示省略)に噛合されて、Vギヤ48の引出方向への回転が規制されるように構成されている。
また、センサ機構38は、従来周知の加速度センサ58を備えており、加速度センサは、センサホルダ40のセンサ収容部46内に配置されている。この加速度センサ58は、センサハウジング60と、センサハウジング60上に配置された球状のボール62と、ボール62に当接されかつシャフト61を介してセンサハウジング60に揺動可能に設けられたセンサレバー64と、を含んで構成されている。そして、例えば、車両が急減速状態になり、ボール62がセンサハウジング60上を転動すると、センサレバー64が揺動されて、センサレバー64のレバー係合歯64AがVギヤ48のロック歯48Aに係合されるようになっている。これにより、この場合においても、Vギヤ48の引出方向への回転が規制されるように構成されている。
ここで、スプール20及びVギヤ48が引出方向へ回転される状態において、Vギヤ48の引出方向への回転が規制される際には、ロックベース22(スプール20)がリターンスプリング54の付勢力に抗してVギヤ48に対して引出方向へ相対回転される。つまり、Vギヤ48がロックベース22(スプール20)に対して巻取方向へ相対回転される。この際には、ロックプレート34の案内突起36がVギヤ48の案内溝(図示省略)内を移動されて、ロックプレート34がロックベース22の径方向外側へ移動されるようになっている。これにより、ロックプレート34のラチェット歯34Aが、フレーム12のラチェット歯16Bに噛合されて、スプール20の引出方向への回転が規制(阻止)されるように構成されている。
[ALR機構66について]
ALR機構66は、減速機構68と、「切替カム」としてのALRカム82と、コントロールディスク96と、ALRパウル104と、カバー112と、を含んで構成されている。また、減速機構68は、ブッシュ70と、ALRギヤ76と、を含んで構成されている。
ブッシュ70は、略円筒状に形成されており、スプール20の回転軸24がブッシュ70に嵌入されている。これにより、ブッシュ70はスプール20と一体に回転されるように構成されている。このブッシュ70の軸方向中間部には、支持部72が形成されており、ブッシュ70がセンサホルダ40のホルダ側支持孔42内に配置されて、支持部72がホルダ側支持孔42に回転可能に支持されている。また、図1にも示されるように、ブッシュ70のフレーム12とは反対側の部分には、ブッシュギヤ部74が形成されており、ブッシュギヤ部74の外周全体には、複数の外歯74Aが形成されている(図1参照)。なお、図2では、ブッシュギヤ部74が簡略して示されている。
ALRギヤ76は、略円板状に形成されて、軸方向をスプール20の軸方向にしてブッシュ70の径方向外側でセンサホルダ40に回転可能に支持されている。ALRギヤ76のフレーム12側の部分には、大径ギヤ部78が形成されている。この大径ギヤ部78の外周全体には、複数の外歯78A(図1参照)が形成されており、外歯78Aはブッシュ70の外歯74Aと噛合されている。なお、図2では、大径ギヤ部78が簡略して示されている。
また、ALRギヤ76のフレーム12とは反対側の部分には、小径ギヤ部80が形成されており、小径ギヤ部80は大径ギヤ部78と同軸上に配置されている。この小径ギヤ部80の外周全体には、複数の外歯80A(図1参照)が形成されており、外歯80Aは、後述するALRカム82の内歯82Aと噛合されている。なお、図2では、小径ギヤ部80が簡略して示されている。
ALRカム82は、センサホルダ40のフレーム12とは反対側に配置されると共に、センサホルダ40側へ開放された深さの浅い略有底円筒状に形成されている。また、ALRカム82は、スプール20と同軸上に配置されており、ALRカム82の底壁に形成された円形状のカム支持孔84がセンサホルダ40に回転可能に支持されている。
ALRカム82の内周全体には、複数の内歯82A(図1参照)が形成されており、内歯82AはALRギヤ76における小径ギヤ部80の外歯80Aと噛合されている。これにより、スプール20が回転される際には、ALRカム82の回転がブッシュ70及びALRギヤ76によって減速されると共に、ALRカム82はスプール20の回転方向とは逆方向へ回転されるように構成されている。
さらに、スプール20が、図6に示される最大巻取状態から引出方向へ回転されて図1に示される最大引出状態まで引出される際には、ALRカム82が略一回転されるように構成されている。
図1に示されるように、ALRカム82の底壁には、センサホルダ40とは反対側の面において、連動部86が一体に形成されており、連動部86は、押圧部88(図1にて斜線で囲まれたエリアを参照)と、「延出部」としての延出リブ94(図1にて斜線で囲まれたエリアを参照)と、を含んで構成されている。
押圧部88は、スプール20の軸線方向一方側(図1の矢印A方向側)から見て略台形状に形成されてALRカム82からセンサホルダ40とは反対側へ突出されている。この押圧部88におけるALRカム82の径方向外側部分は、「傾斜部」としての傾斜面92とされており、傾斜面92はスプール20の軸線方向一方側から見てALRカム82の巻取方向(図1の矢印D方向)へ向かうに従いALRカム82の径方向外側へ傾斜して配置されている。
延出リブ94は、押圧部88におけるALRカム82の径方向外側部分からALRカム82の巻取方向(図1の矢印D方向)へ延びている。そして、傾斜面92と延出リブ94におけるALRカム82の径方向外側面とが接続されている。
図2に示されるように、コントロールディスク96は、略円環板状に形成されて、ALRカム82のセンサホルダ40とは反対側においてスプール20と同軸上に配置されている。このコントロールディスク96は、センサホルダ40に回転可能に支持されると共に、ALRカム82に対して相対回転可能にされている。
図1に示されるように、コントロールディスク96の外周部の一部には、「保持部」として保持フランジ98が一体に形成されており、保持フランジ98は、コントロールディスク96の径方向外側へ突出されると共に、コントロールディスク96の周方向に沿って湾曲されている。
また、保持フランジ98におけるコントロールディスク96の周方向一方側(図1の矢印D方向側)の端部は、引出側端部100とされており、保持フランジ98におけるコントロールディスク96の周方向他方側(図1の矢印E方向側)の端部は、巻取側端部102とされている。そして、ALRカム82が引出方向又は巻取方向へ回転されると、コントロールディスク96の引出側端部100又は巻取側端部102にALRカム82の押圧部88が当接されるように構成されている。これにより、この押圧部88が引出側端部100又は巻取側端部102を押圧することで、ALRカム82の回転に連動してコントロールディスク96が回転されるようになっている。
また、保持フランジ98のコントロールディスク96の径方向外側面は、傾斜面92の引出方向側端と略段差なく配置されている。これにより、延出リブ94は、保持フランジ98よりもALRカム82の径方向外側に配置されている。
図1及び図2に示されるように、ALRパウル104は、スプール20の軸方向一方側から見て略F字形状に形成されて、Vギヤ48の径方向外側に配置されている。ALRパウル104の下端部には、パウル側支持孔106がスプール20の軸方向に貫通形成されており、このパウル側支持孔106内にセンサホルダ40のパウル用軸部44が挿入されている。これにより、ALRパウル104がセンサホルダ40に回転可能に支持されている。
また、ALRパウル104の下端部には、トーションスプリングとして構成されたALR用スプリング110が組付けられている。このALR用スプリング110の一端はALRパウル104に係止されると共に、ALR用スプリング110の他端はセンサホルダ40に係止されており、ALRパウル104がALRカム82(Vギヤ48)側(図1等に示される矢印F方向側)へ付勢されている。
さらに、ALRパウル104の上端部には、ALR係合歯104Aが一体に形成されており、ALR係合歯104AはALRパウル104からVギヤ48側へ突出されている。そして、ALRパウル104がVギヤ48側へ回転移動されて、ALR係合歯104AがVギヤ48のロック歯48Aに噛合されることで、Vギヤ48の引出方向(図1等の矢印C方向)への回転が規制されるようになっている(図3に示される位置であり、この位置を「ロック位置」という)。
また、ALRパウル104の長手方向中間部には、「当接部」としての当接片108が一体に形成されており、当接片108はALRパウル104からALRカム82(コントロールディスク96)側へ突出されている。そして、当接片108の先端部は、コントロールディスク96の保持フランジ98及びALRカム82の連動部86に当接可能に構成されている。これにより、当接片108の先端部が保持フランジ98に当接されることで、ALR係合歯104AがVギヤ48のロック歯48Aから離間されてVギヤ48の引出方向への回転が許容されるようになっている(図5に示される位置であり、この位置を「解除位置」としての「第1解除位置」という)。また、当接片108の先端部が連動部86の延出リブ94に当接されることで、ALR係合歯104AがVギヤ48のロック歯48Aからさらに離間されるようになっている(図6に示される位置であり、この位置を「解除位置」としての「第2解除位置」という)。
図2に示されるように、カバー112は、センサホルダ40のフレーム12とは反対側に配置されると共に、フレーム12側へ開放された凹状を成している。そして、カバー112は、ALR機構66及びセンサホルダ40を覆う状態でフレーム12に固定されている。
次に本実施の形態における作用及び効果について説明する。
上記のように構成されたウェビング巻取装置10では、図6に示されるように、ウェビング巻取装置10にウェビング30が格納された最大巻取状態(全格納状態)において、ALRカム82の連動部86における押圧部88がコントロールディスク96の保持フランジ98の巻取側端部102に当接されている。また、この状態では、コントロールディスク96の保持フランジ98の径方向外側にALRカム82の延出リブ94が配置されており、ALRパウル104の当接片108が延出リブ94に当接されている。すなわち、最大巻取状態(全格納状態)では、ALRパウル104が第2解除位置に配置されており、ALRパウル104のALR係合歯104AがVギヤ48のロック歯48Aから離間されている。
この状態からウェビング30を引出すことで、スプール20が引出方向(図1等の矢印C方向)へ回転されると共に、ALRカム82が引出方向(図1の矢印E方向)へ回転される。これにより、ALRカム82がコントロールディスク96に対して引出方向へ相対回転されて、ALRカム82の押圧部88がコントロールディスク96の保持フランジ98から離間される。
この際には、ALRカム82の延出リブ94が、ALRパウル104の当接片108に対してALRカム82の引出方向へ相対回転されて、当接片108が延出リブ94からコントロールディスク96の保持フランジ98へ乗り換えられる。すなわち、ALRパウル104が第2解除位置から第1解除位置に回転される。なお、この状態では、ALRパウル104が第1解除位置の位置に配置されているため、ALRパウル104のALR係合歯104AがVギヤ48のロック歯48Aから離間された状態が維持されている。
そして、ALRパウル104が第1解除位置に保持された状態で、ウェビング30が乗員の身体に装着されることで、ウェビング巻取装置10がELR(エマージェンシー・ロッキング・リトラクタ)の状態とされる。
すなわち、例えば、車両が急減速状態になり、加速度センサ58のボール62がセンサハウジング60上を転動すると、センサレバー64が揺動される。これにより、Vギヤ48のロック歯48Aにセンサレバー64が係合されて、Vギヤ48の引出方向への回転が規制される。
また、例えば、車両の急減速時にウェビング30が急激に引張られることでスプール20が急激に引出方向へ回転される時に、Wパウル56に作用する慣性力によってWパウル56がVギヤ48に対して相対回転される際には、パウル係合歯56Aが、センサホルダ40に形成されたホルダ側ラチェット歯に噛合される。これにより、Vギヤ48の引出方向への回転が規制される。
そして、Vギヤ48の引出方向への回転が規制された状態で、ロックベース22(スプール20)がリターンスプリング54の付勢力に抗してVギヤ48に対して引出方向へ相対回転されると、ロックプレート34の案内突起36がVギヤ48の案内溝内を移動されて、ロックプレート34がロックベース22の径方向外側へ移動される。これにより、ロックプレート34のラチェット歯34Aがフレーム12のラチェット歯16Bに噛合される。したがって、スプール20の引出方向への回転が阻止されて、ウェビング30によって乗員の身体が拘束される。
一方、ウェビング30が最大引出状態にされる際には、ALRカム82が引出方向(図1等の矢印E方向)へ回転されることで、ALRカム82の押圧部88がコントロールディスク96の保持フランジ98の引出側端部100を押圧して、ALRカム82と共にコントロールディスク96が最大引出状態の位置に回転される(図1参照)。この際には、ALRパウル104の当接片108がコントロールディスク96の保持フランジ98からALRカム82の傾斜面92に乗り換えられる。すなわち、ALRパウル104が第1解除位置から第2解除位置側(図1等の矢印G方向)へ回転される。これにより、ALRパウル104のALR係合歯104AがVギヤ48のロック歯48Aからさらに離間される。
この状態から、スプール20が巻取方向(図1等の矢印B方向)へ回転されると、ブッシュ70が巻取方向(図1等の矢印B方向)回転されると共に、ALRカム82が巻取方向(図1等の矢印D方向)へ回転される。これにより、ALRカム82の押圧部88がコントロールディスク96の保持フランジ98から離間され始めて、ALRパウル104の当接片108の先端が、傾斜面92上を摺接しつつロック位置側(図1等の矢印F方向)へ回転される。
そして、ALRカム82が所定距離回転されると、ALRカム82の傾斜面92によるALRパウル104の保持が解除されて、ALRパウル104がALR用スプリング110の付勢力によってロック位置へ回転される(図3参照)。これにより、ALRパウル104のALR係合歯104AがVギヤ48のロック歯48Aに係合されて、Vギヤ48の引出方向への回転が規制される状態になる。
これにより、上述したように、この状態においてスプール20がVギヤ48に対して引出方向へ相対回転されると、ロックプレート34がロックベース22の径方向外側へ移動されて、ロックプレート34のラチェット歯34Aがフレーム12のラチェット歯16Bに噛合される。これにより、スプール20の引出方向への回転が阻止される。すなわち、ウェビング巻取装置10がELRの状態からALR(オートマチック・ロッキング・リトラクタ)の状態へ切替る。
この状態から、スプール20が巻取方向(図1等の矢印B方向)へさらに回転されると、図4に示されるように、ALRカム82の押圧部88がコントロールディスク96の保持フランジ98の巻取側端部102に当接される。なお、この状態では、ALRカム82の延出リブ94は、保持フランジ98に対してALRカム82の径方向外側に配置されて、延出リブ94が保持フランジ98に干渉されない。
そして、スプール20が巻取方向(図1等の矢印B方向)へさらに回転されると、コントロールディスク96の保持フランジ98における巻取側端部102がALRカム82の押圧部88に押圧されて、ALRカム82の巻取方向(図1等の矢印D方向)への回転に連動してコントロールディスク96が巻取方向(図1等の矢印D方向)へ回転される。これにより、ALRパウル104の当接片108が保持フランジ98の引出側端部100に押圧されて、ALRパウル104が第1解除位置側(図1等の矢印G方向)へ回転される。したがって、当接片108の先端が保持フランジ98に当接されて、ALRパウル104のALR係合歯104AがVギヤ48のロック歯48Aから離間される(図5参照)。これにより、ウェビング巻取装置10が、ALRからELRの状態へ切替る。
この状態からスプール20が巻取方向(図1等の矢印B方向)へさらに回転されると、ALRカム82の巻取方向への回転に連動してコントロールディスク96が巻取方向(図1等の矢印D方向)へ回転される。そして、スプール20が最大巻取状態の位置まで回転される際には、ALRパウル104の当接片108が、コントロールディスク96の保持フランジ98からALRカム82の連動部86における延出リブ94に乗り換えられる。すなわち、ALRパウル104が第1解除位置から第2解除位置へ回転移動される(図6参照)。
ここで、延出リブ94が、押圧部88からALRカム82の巻取方向へ延設されると共に、ALRパウル104と当接可能に形成されている。これにより、最大引出状態における設定位置に対してALRカム82が引出方向へ仮に回転し過ぎた場合には、ALRパウル104が延出リブ94に当接されるため、ALRパウル104が押圧部88を乗り越えてVギヤ48と係合されることを抑制できる。このため、減速機構68の減速比を小さく設定してALRカム82の回転バラツキが仮に大きくなっても、延出リブ94によって当該バラツキを吸収できる。したがって、ELR(又はALR)からALR(又はELR)へ切替るタイミングの精度を高くしつつ、ALRカム82の回転バラツキを吸収できる。
また、保持フランジ98に対してALRカム82の径方向外側に延出リブ94が配置されている。これにより、最大引出状態でALRパウル104が延出リブ94に仮に当接される場合には、ALRパウル104が第1解除位置から第2解除位置へ移動(回転)されるため、解除位置におけるALRパウル104のVギヤ48に対する逃がし量を大きくできる。
また、ALRカム82が巻取方向へ回転されて、押圧部88が保持フランジ98を押圧(当接)する際には、延出リブ94が保持フランジ98の径方向外側に配置されて、延出リブ94と保持フランジ98との干渉を抑制できる。
さらに、押圧部88におけるALRカム82の径方向外側部に傾斜面92が形成されている。この傾斜面92は、ALRカム82の巻取方向へ向かうに従いALRカム82の径方向外側へ傾斜して配置されている。これにより、最大引出状態でALRパウル104が延出リブ94に仮に当接される場合には、ALRパウル104を傾斜面92から延出リブ94へスムースに摺接させることができる。
なお、本実施の形態では、最大引出状態において、ALRパウル104の当接片108がALRカム82の傾斜面92に当接されるように設定されている。これに替えて、最大引出状態において、当接片108がALRカム82の延出リブ94に当接されるように設定してもよい。この場合には、図7に示されるように、延出リブ94に当接片108が配置される一対の「位置決め部」としての凸部94Aを形成してもよい。これにより、最大引出状態で一対の凸部94Aの間に当接片108を配置させてALRパウル104を組付けることで、最大引出状態でウェビング30の余長が発生することを抑制できる。
また、本実施の形態では、最大巻取状態から最大引出状態までALRカム82が減速機構68によって略一回転されるように構成されている。これに替えて、最大巻取状態から最大引出状態までALRカム82を減速機構68によって一回転以上回転されるように構成してもよい。また、これに対応して、延出リブ94の延出長さを任意に設定してもよい。これにより、ELR(又はALR)からALR(又はELR)へ切替るタイミングの精度を一層高くできる。
10 ウェビング巻取装置
20 スプール
30 ウェビング
32 ロック機構
48 Vギヤ(ギヤ)
48A ロック歯
68 減速機構
82 ALRカム(切替カム)
88 押圧部
92 傾斜面(傾斜部)
94 延出リブ(延出部)
94A 凸部(位置決め部)
96 コントロールディスク
98 保持フランジ(保持部)
104 ALRパウル
108 当接片(当接部)

Claims (4)

  1. 巻取方向へ回転されることでウェビングが巻取られ、前記ウェビングが引出されることで引出方向へ回転されるスプールと、
    作動することで前記スプールの引出方向への回転を阻止するロック機構と、
    前記ロック機構に係合されて前記ロック機構が作動するロック位置と前記ロック機構との係合が解除される解除位置との間を移動可能に構成されたALRパウルと、
    前記スプールの回転を減速させる減速機構を介して前記スプールに連結され、前記スプールの回転に連動して回転される切替カムと、
    前記切替カムと同軸上に設けられ、前記切替カムに押圧されることで前記切替カムと連動して回転されると共に、前記ウェビングが前記スプールに最大に巻取られる最大巻取状態から前記ウェビングが前記スプールから最大に引出される最大引出状態の手前までの間で前記ALRパウルが当接されて前記ALRパウルを解除位置に保持させる保持部を有するコントロールディスクと、
    前記切替カムに一体に形成され、前記切替カムが引出方向へ回転される際に前記保持部を押圧して前記コントロールディスクを回転させ、最大引出状態において前記ALRパウルが当接されて前記ALRパウルを解除位置に保持させると共に、最大引出状態から前記切替カムが巻取方向へ回転されて前記保持部から所定距離離間されることで前記ALRパウルのロック位置への移動を許可する押圧部と、
    前記押圧部から前記切替カムの巻取方向へ延設されると共に、前記ALRパウルと当接可能に形成された延出部と、
    を備えたウェビング巻取装置。
  2. 前記ロック機構は、前記切替カムと同軸上に配置されると共に外周部に前記ALRパウルと係合可能に構成されたロック歯を有するギヤを備え、
    前記ALRパウルは前記ギヤの径方向外側で回転可能に構成され、
    前記延出部が前記保持部に対して前記切替カムの径方向外側に配置された請求項1に記載のウェビング巻取装置。
  3. 前記押圧部における前記切替カムの径方向外側部には傾斜部が形成され、前記傾斜部は、前記切替カムの巻取方向へ向かうに従い前記切替カムの径方向外側へ傾斜された請求項2に記載のウェビング巻取装置。
  4. 前記ALRパウルは、前記押圧部及び前記保持部と当接される当接部を有し、
    前記延出部には、最大引出状態において前記当接部が配置される位置決め部が形成された請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のウェビング巻取装置。
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