JP4180226B2 - 車両用の空気調和ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として自動車で使用される車両用の空気調和ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12は、従来品の一例を示す側面図である。この図に示す空気調和ユニットaは、特開平9−20128号公報に記載されているものであり、ユニットケースb内に、送風が流れる送風路が形成され、ユニットケースbに、送風路からユニットケースb外へ送風が流出するベント吹出口c,デフロスタ吹出口d,フット吹出口eが設けられている。
【0003】
ベント吹出口cには、送風のベント吹出口cからの流出を調整する第1モードドアfが配置されている。この第1モードドアfは、デフロスタ吹出口dとフット吹出口eとへ向かう送風路を開放してベント吹出口cを閉鎖する閉鎖位置と、デフロスタ吹出口dとフット吹出口eとへ向かう送風路を閉鎖してベント吹出口cを開放する開放位置との間を回動するようになっている。
【0004】
デフロスタ吹出口dとフット吹出口eとへ向かう送風路には、送風のデフロスタ吹出口dからの流出を調整すると共に、送風のフット吹出口eからの流出も調整する第2モードドアgが配置されている。この第2モードドアgは、デフロスタ吹出口dを閉鎖してフット吹出口eを開放するフット位置と、デフロスタ吹出口dを開放してフット吹出口eを閉鎖するデフロスタ位置との間を回動するようになっている。
【0005】
ユニットケースbには、第1及び第2の両モードドアf,gを所定の送風モード時に所定の回動位置に回動させるモードドア駆動機構hが設けられている。このモードドア駆動機構hは、第1モードドアfの回動軸に固定された第1作動レバーh1と、第2モードドアgの回動軸に固定された第2作動レバーh2とを備えている。また、第1作動レバーh1と係合すると共に中間リンクh3を介して第2作動レバーh2とも係合する回動式のメインリンクh4と、このメインリンクh4を所定の送風モード時に所定の回動位置まで回動させる図外の駆動ケーブルも備えている。
【0006】
中間リンクh3は、ユニットケースbに回動自在に取り付けられ、回動中心から2方向へ延びるアームを有している。一方のアームの先端部には、第2作動レバーh2のカム穴iに遊嵌された係合ピンjが突設されている。他方のアームには、所定形状のカム穴kが形成されている。中間リンクh3は、第2モードドアgの回動方向を第1モードドアfの回動方向とは反対方向へ反転させるためのものである。
【0007】
メインリンクh4は、その回動中心から3方へ延びるアームを有している。第1のアームの先端部には、第1作動レバーh1のカム穴mに遊嵌された係合ピンnが突設されている。第2のアームの先端部には、中間リンクh3のカム穴kに遊嵌された係合ピンpが突設されている。第3のアームの先端部には、図外の駆動ケーブルを取り付ける取付穴qが設けられている。
【0008】
空気調和ユニットaでは、図外の駆動ケーブルを操作してメインリンクh4を回動させることにより、ベントモード時には、第1モードドアfは、デフロスタ吹出口dとフット吹出口eとへ向かう送風路を閉鎖してベント吹出口cを開放するようになっている。
【0009】
デフロスタモード時には、第1モードドアfは、デフロスタ吹出口dとフット吹出口eとへ向かう送風路を開放してベント吹出口cを閉鎖し、第2モードドアgは、デフロスタ吹出口dを開放してフット吹出口eを閉鎖するようになっている。フットモード時には、第1モードドアfは、デフロスタ吹出口dとフット吹出口eとへ向かう送風路を開放してベント吹出口cを閉鎖し、第2モードドアgは、デフロスタ吹出口dを閉鎖してフット吹出口eを開放するようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、空気調和ユニットaでは、モードドア駆動機構hに、比較的大型の回動部品であるメインリンクh4と中間リンクh3とが用いられている。このため、ユニットケースb表面にモードドア駆動機構hが占める占有面積が広くなっている。しかも、第1及び第2の両モードドアf,gはユニットケースbの各種吹出口c,d,e近傍に配置されるため、モードドア駆動機構hは、ユニットケースbの表面面積が制限されるユニットケースbの周辺部に配置されている。
【0011】
すなわち、空気調和ユニットaでは、面積が制限されるユニットケースbの周辺部表面に、占有面積が広いモードドア駆動機構hを設ける必要がある。このため、ユニットケースbの設計自由度が小さくなり、ユニットケースbの小型化やデザイン変更に支障が生じている。
【0012】
そこで、本発明では、図12図示の従来品と比べて、モードドア駆動機構が占める占有面積を小さくすることができ、その結果、ユニットケースの設計自由度を大きくすることができる車両用の空気調和ユニットを提供することを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ユニットケースの少なくとも2箇所に設けられユニットケース内からユニットケース外へ送風が流出する送風吹出口と、ユニットケースに回動自在に取り付けられた回動軸を有し送風の送風吹出口からの流出を調整する少なくとも2種類の回動式のモードドアと、該モードドアを所定の送風モード時には所定の回動位置に位置させるモードドア駆動機構とを備えている車両用の空気調和ユニットにおいて、モードドア駆動機構は、各モードドアの回動軸に固定され所定形状のカム穴を有する作動レバーと、各作動レバーのカム穴に遊嵌された係合ピンと、ユニットケースに取り付けられたハウジングの内部にスライド可能に配設されると共に、その両端部に前記係合ピンが突設された連結部材と、該連結部材を介して各係合ピンを連動させ所定の送風モード時に各係合ピンを所定の位置までスライド移動させる駆動手段とを備え、各カム穴は、係合ピンと協働して作動レバーを回動させ所定の送風モード時には各モードドアを所定の回動位置に位置させるように形成されていることを特徴としている。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の車両用の空気調和ユニットであって、少なくとも2種類のモードドアは、回動軸が連結部材を挟んで両側に配置され、連結部材を挟んだ一方の側に位置する回動軸と、他方の側に位置する回動軸との回動方向が互いに逆転していることを特徴としている。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の車両用の空気調和ユニットであって、モードドア駆動機構は、ユニットケースに取り付けられたハウジングと、該ハウジングにスライド移動可能に組み付けられたスライダーである連結部材と、該連結部材に設けられた係合ピンとを備え、各係合ピンがカム穴に遊嵌されて各係合ピンに作動レバーが係合された状態で、ハウジング,連結部材,係合ピン,作動レバーが予め一体に組み付けられユニット化されていることを特徴としている。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の車両用の空気調和ユニットであって、駆動手段は、可撓性を有し連結部材をスライド移動させる駆動ケーブルと、可撓性を有し駆動ケーブルが摺動可能に挿通されたガイドチューブとを備え、ハウジングには、その長手方向中央部に、ガイドチューブを固定するクランプ部が設けられていることを特徴としている。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の車両用の空気調和ユニットであって、ユニットケースには、回動軸に設けられた軸係合部と係合して回動軸の回動を阻止するケース係合部が設けられ、作動レバーには、作動レバーの回動軸への組付時にケース係合部と軸係合部との係合を解除する係合解除部が設けられていることを特徴としている。
【0018】
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れかに記載の車両用の空気調和ユニットであって、回動軸には、作動レバーに設けられたレバー係合部と作動レバーの回動軸への組付時に係合して、モードドアの回動位置に対応する位置に作動レバーを位置決めする位置決め係合部が設けられていることを特徴としている。
【0019】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、各作動レバーのカム穴に遊嵌されユニットケースにスライド移動可能に取り付けられた係合ピンを駆動手段でスライド移動させることにより、所定の送風モード時には各モードドアを所定の回動位置に位置させることができる。このため、図12図示の従来品では必要な比較的大型の回動部品であるメインリンクや中間リンクを不要にすることができる。従って、図12図示の従来品と比べて、モードドア駆動機構が占める占有面積を小さくすることができ、その結果、ユニットケースの設計自由度を大きくすることができる。
【0020】
請求項2記載の発明によれば、少なくとも2種類のモードドアは、回動軸が連結部材を挟んで両側に配置され、連結部材を挟んだ一方の側に位置する回動軸と、他方の側に位置する回動軸との回動方向が互いに逆転しているので、図12図示の従来品では必要な中間リンクを確実に不要にすることができる。従って、図12図示の従来品と比べて、モードドア駆動機構が占める占有面積を確実に小さくすることができ、その結果、ユニットケースの設計自由度を確実に大きくすることができる。
【0021】
請求項3記載の発明によれば、モードドア駆動機構は、ユニットケースに取り付けられるハウジングと、該ハウジングにスライド移動可能に組み付けられたスライダーである連結部材と、該連結部材に設けられた係合ピンと、各係合ピンに係合された作動レバーとが予め一体に組み付けられてユニット化されているので、モードドア駆動機構のユニットケースへの取付作業の作業効率を向上させることができ、その結果、製造コストの低減を図ることができる。
【0022】
請求項4記載の発明によれば、駆動手段は、可撓性を有し連結部材をスライド移動させる駆動ケーブルと、可撓性を有し駆動ケーブルが摺動可能に挿通されたガイドチューブとを備え、ハウジングには、その長手方向中央部に、ガイドチューブを固定するクランプ部が設けられているので、ハウジングの長手方向端部にクランプ部を設けた場合と比べて、クランプ部と例えば自動車のインストルメントパネルとの間の離間距離を長くすることができ、駆動ケーブル及びガイドチューブのクランプ部への配索が容易になる。また、配索した駆動ケーブルの曲率半径を大きくすることもでき、従って、駆動ケーブルを操作する操作力を小さくして駆動ケーブルの操作性を向上させることもできる。
【0023】
請求項5記載の発明によれば、ユニットケースには、回動軸に設けられた軸係合部と係合して回動軸の回動を阻止するケース係合部が設けられているので、モードドアの回動位置に対応させて作動レバーをモードドアの回動軸に組み付ける組付作業時には、ケース係合部と軸係合部との係合によって回動軸を固定した状態で作動レバーの回動軸への組付作業を行うことができる。
【0024】
しかも、作動レバーには、作動レバーの回動軸への組付時にケース係合部と軸係合部との係合を解除する係合解除部が設けられているので、作動レバーの回動軸への組付作業完了時には、ケース係合部と軸係合部との係合を解除させて、モードドアを回動自在の状態にすることもできる。従って、作動レバーの回動軸への組付作業の作業効率を向上させることができ、その結果、製造コストの低減を図ることができる。
【0025】
請求項6記載の発明によれば、回動軸には、作動レバーに設けられたレバー係合部と作動レバーの回動軸への組付時に係合して、モードドアの回動位置に対応する位置に作動レバーを位置決めする位置決め係合部が設けられているので、この位置決め係合部と作動レバーのレバー係合部とを係合させて回動軸に作動レバーを組み付けることにより、モードドアの回動位置に対応させて作動レバーをモードドアの回動軸に組み付けることができる。従って、作動レバーの回動軸への組付作業の作業効率を向上させることができ、その結果、製造コストの低減を図ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態の一例である第1実施形態を示す側面図である。図2は、図1に示すものの断面図である。図1,図2において、符号1は、自動車のインストルメントパネルで覆われた車室内空間に搭載される空気調和ユニットを示している。符号2は、空気調和ユニット1のユニットケースを示している。ユニットケース2は、エンジンルーム側に配置される前壁2aと、車室内の座席空間側に配置される後壁2bとを備えている。
【0027】
図2に示すように、ユニットケース2内には、前壁2a側の頂部に、送風機3のシロッコファン3aが収容された渦巻き状のスクロール室11が形成されている。また、ユニットケース2内には、スクロール室11に連通しシロッコファン3aからの送風が流れる送風路4も形成されている。この送風路4は、シロッコファン3aからの送風が前壁2aに沿って下降する下降通路12と、この下降通路12を通過した送風が後壁2bに沿って上昇する上昇通路13と、下降通路12と上昇通路13とを連通させる連通路14とを備えている。連通路14は、ユニットケース2の底壁2cに沿って形成されている。
【0028】
下降通路12には、送風を冷却する冷却用熱交換器5が配置され、上昇通路13には、冷却用熱交換器5を通過した送風を加熱する加熱用熱交換器6が配置されている。冷却用熱交換器5は、前壁2a側に位置する一端が後壁2b側の他端より下方に位置するように、水平状態から10度〜30度程度傾斜している。冷却用熱交換器5を通過した送風は、ユニットケース2の底壁2cに沿って連通路14を流れるようになっている。
【0029】
この連通路14には、冷却用熱交換器5を通過した送風をスムーズに上昇通路13へ導く整流板7が配置されている。底壁2cは、前壁2a側と後壁2b側とから中央部へ向かって下降傾斜し、冷却用熱交換器5で除湿凝縮された凝縮水が中央部へ集まるようになっている。この中央部には、図示を省略した排水口が設けられている。
【0030】
ユニットケース2内には、スクロール室11と下降通路12とを形成する内部壁2dが設けられており、この内部壁2dには、スクロール室11と下降通路12との境界領域に、下降通路12側へ凹む凹部2eが形成されている。加熱用熱交換器6は、この凹部2eの上昇通路13側に、凹部2eと隣接し冷却用熱交換器5と略平行に配置されている。
【0031】
加熱用熱交換器6と後壁2bとの間の上昇通路13は、冷却用熱交換器5を通過した送風が加熱用熱交換器6を迂回して流れるバイパス通路15となっている。このバイパス通路15には、冷却用熱交換器5を通過した送風の加熱用熱交換器6とバイパス通路15とへの配風比を調整する回動式のエアミックスドア21が配置されている。
【0032】
ユニットケース2内には、加熱用熱交換器6を通過した送風をバイパス通路15側へ導く温風通路16を形成すると共に、スクロール室11脇の領域を取り囲んでフット通路17を形成する通路壁2fが設けられている。この通路壁2fは、上昇通路13とフット通路17とを区画している。温風通路16を通過した温風と、バイパス通路15を通過した冷風との合流部より送風下流側の上昇通路13は、前記温風と冷風とを混合させるエアミックス室18となっている。
【0033】
ユニットケース2の頂壁2gには、上昇通路13からユニットケース2外へ送風が流出するベント吹出口31とデフロスタ吹出口32とが設けられている。ベント吹出口31は後壁2b側に位置し、デフロスタ吹出口32は前壁2a側に位置している。デフロスタ吹出口32を臨む通路壁2f上壁には、上昇通路13とフット通路17とを連通させるフット連通口33が設けられている。ユニットケース2の左右両側壁2h,2hには、フット通路17からユニットケース2外へ送風が流出するフット吹出口34(図1参照)が設けられている。
【0034】
ベント吹出口31には、送風のベント吹出口31からの流出を調整する第1モードドア22が配置されている。この第1モードドア22は、ユニットケース2に回動自在に取り付けられた回動軸22aを有し、デフロスタ吹出口32とフット連通口33とへ向かう上昇通路13を閉鎖してベント吹出口31を開放する開放位置と、デフロスタ吹出口32とフット連通口33とへ向かう上昇通路13を開放してベント吹出口31を閉鎖する閉鎖位置との間を回動するようになっている。
【0035】
デフロスタ吹出口32とフット連通口33との分岐部には、送風のデフロスタ吹出口32からの流出と、送風のフット吹出口34からの流出とを調整する第2モードドア23が設けられている。この第2モードドア23は、ユニットケース2に回動自在に取り付けられた回動軸23aを有し、デフロスタ吹出口32を開放してフット連通口33を閉鎖するデフロスタ位置と、デフロスタ吹出口32を閉鎖してフット連通口33を開放するフット位置との間を回動するようになっている。
【0036】
図3は、図1に示すものの要部を示す分解斜視図である。図1,図3に示すように、ユニットケース2の一方の側壁2hには、ベントモード時等の所定の送風モード時に第1及び第2の両モードドア22,23を所定の回動位置に位置させるモードドア駆動機構8が配設されている。このモードドア駆動機構8は、所定形状のカム穴51を有し第1モードドア22の回動軸22aに固定された第1作動レバー50と、所定形状のカム穴61を有し第2モードドア23の回動軸23aに固定された第2作動レバー60とを備えている。
【0037】
また、モードドア駆動機構8は、ユニットケース2の側壁2hに取り付けられたハウジング70と、このハウジング70内にスライド移動可能に組み付けられたスライダーである連結部材80も備えている。この連結部材80の表面には、連結部材80の長手方向一方の端部に、第1作動レバー50のカム穴51に遊嵌された第1係合ピン81が突設され、他方の端部に、第2作動レバー60のカム穴61に遊嵌された第2係合ピン82が突設されている。
【0038】
更に、モードドア駆動機構8は、連結部材80をスライド移動させることにより第1及び第2の両係合ピン81,82をそれぞれ、所定の送風モード時に所定の位置までスライド移動させる駆動手段90も備えている。この駆動手段90は、可撓性を有し連結部材80をスライド移動させる駆動ケーブル91と、可撓性を有し駆動ケーブル91が摺動可能に挿通されたガイドチューブ92とを備えている。駆動ケーブル91は、図外のコントローラの操作ノブを操作することにより、選択した送風モードに対応する位置に第1及び第2の両係合ピン81,82を連結部材80を介してスライド移動させるようになっている。
【0039】
第1作動レバー50のカム穴51は、第1係合ピン81と協働して第1作動レバー50を回動させ所定の送風モード時には第1モードドア22を所定の回動位置に位置させる形状に形成されている。第2作動レバー60のカム穴61は、第2係合ピン82と協働して第2作動レバー60を回動させ所定の送風モード時には第2モードドア23を所定の回動位置に位置させる形状に形成されている。
【0040】
第1作動レバー50は、カム穴51を有するレバー部52と、第1モードドア22の回動軸22aに固定された円柱状の固定部53とから成っている。この固定部53には、回動軸22aの断面形状に対応する断面形状を有し回動軸22aと嵌合する嵌合穴であるレバー係合部54が設けられている。
【0041】
第2作動レバー60は、カム穴61を有するレバー部62と、第2モードドア23の回動軸23aに固定された円柱状の固定部63とから成っている。この固定部63には、回動軸22aの断面形状に対応する断面形状を有し回動軸22aと嵌合する嵌合穴であるレバー係合部64が設けられている。
【0042】
ハウジング70は、連結部材80を収容する箱形のハウジング本体71と、このハウジング本体71を塞ぐ蓋体72とから成っている。ハウジング本体71は、連結部材80をスライド移動させるための長円形の摺動溝73を有する底壁71aと、この底壁71aの周囲に立設された周壁71bとを備えている。摺動溝73は、底壁71aの内壁面に形成されている。連結部材80の裏面には、連結部材80の長手方向両端部にそれぞれ、ハウジング本体71の摺動溝73内を摺動溝73に沿って摺動する摺動突部83が形成されている。
【0043】
ハウジング70の蓋体72は、ハウジング70内に収容された連結部材80の第1及び第2の両係合ピン81,82の頂面に当接し、連結部材80をハウジング本体71内にスライド移動可能に保持すると共に、第1作動レバー50の第1係合ピン81からの飛び出しと、第2作動レバー60の第2係合ピン82からの飛び出しとを阻止している。
【0044】
ハウジング本体71の周壁71bには、第1及び第2の両作動レバー50,60をハウジング本体71内から回動自在に露出させる切欠部74が4箇所に設けられている。また、周壁71bには、第1作動レバー50の固定部53を回動自在に保持する第1保持部75と、第2作動レバー60の固定部63を回動自在に保持する第2保持部76も設けられている。そして、第1保持部75には、第1モードドア22の回動軸22aを回動自在に挿通させる挿通穴75aが設けられ、第2保持部76には、第2モードドア23の回動軸23aを回動自在に挿通させる挿通穴76aが設けられている。第1保持部75と第2保持部76とは、連結部材80を挟んだ両側に配置されている。
【0045】
ユニットケース2の側壁2hには、ハウジング本体71を位置決めする環状リブ41が設けられていると共に、ハウジング本体71を固定するための弾性片42が6片突設されている。各弾性片42には係止穴43が設けられている。
【0046】
ハウジング本体71には、その底壁71a外壁面に、環状リブ41と嵌合する長円形の取付突部(図示省略)が設けられ、周壁71b外壁面に、弾性片42の係止穴43に係止される係止突部78が6箇所に設けられている。各係止突部78は、ハウジング本体71の底壁71a側から開放端側へ向かって徐々に隆起する楔形の形状を有し、ユニットケース2の弾性片42の係止穴43に係止されて、ユニットケース2の環状リブ41内に嵌合された取付突部と共にハウジング本体71をユニットケース2に位置決め固定している。
【0047】
連結部材80の表面には、連結部材80の長手方向中央部に、ハウジング70の蓋体72が当接する段部84が突設され、この段部84頂面に、駆動ケーブル91が巻き付けられるケーブル固定部85が突設されている。
【0048】
ハウジング70の蓋体72には、ケーブル固定部85を移動可能に突出させる長方形の窓部72aが設けられている。蓋体72表面には、蓋体72の長手方向中央部に位置する窓部72a周縁部に、ガイドチューブ92を固定するクランプ部72bが設けられている。
【0049】
ハウジング70,連結部材80,第1及び第2の両作動レバー50,60は、予め一体に組み付けられてユニット化されている。すなわち、連結部材80は、ハウジング70内に予めスライド移動可能に組み付けられている。第1作動レバー50は、その固定部53がハウジング本体71の第1保持部75に回動自在に保持され、そのカム穴51に第1係合ピン81が遊嵌され第1係合ピン81に係合された状態でハウジング70内に予め組み付けられている。
【0050】
第2作動レバー60は、その固定部63がハウジング本体71の第2保持部76に回動自在に保持され、そのカム穴61に第2係合ピン82が遊嵌され第2係合ピン82に係合された状態でハウジング70内に予め組み付けられている。そして、ハウジング70,連結部材80,第1及び第2の両作動レバー50,60は、ユニット化された状態でユニットケース2に取り付けられている。
【0051】
図4は、図3中の回動軸を示す正面図である。図5は、作動レバーの回動軸への組み付けを示す断面図である。図3〜図5に示すように、第1モードドア22の回動軸22aには、その軸方向へ延びる係合溝である軸係合部22bが設けられている。同様に、第2モードドア23の回動軸23aには、その軸方向へ延びる係合溝である軸係合部23bが設けられている。
【0052】
ユニットケース2の側壁2hには、弾性を有し軸係合部22bと係合して回動軸22aの回動を阻止する第1ケース係合部44と、弾性を有し軸係合部23bと係合して回動軸23aの回動を阻止する第2ケース係合部45とが設けられている。第1及び第2の両ケース係合部44,45は、その先端部分の下面が、先端から基部側へ向かって徐々に下降傾斜する傾斜面46とされている。
【0053】
第1作動レバー50には、回動軸22aへの組付時に第1ケース係合部44と軸係合部22bとの係合を解除する係合解除部55が設けられている。この係合解除部55は、第1作動レバー50の固定部53裏面に突設され第1モードドア22の回動軸22aを出し入れ可能な筒状突部であり、回動軸22a挿入時に第1ケース係合部44の傾斜面46と係合して第1ケース係合部44を持ち上げ第1ケース係合部44と軸係合部22bとの係合を解除する傾斜外周面56を有している。
【0054】
同様に、第2作動レバー60には、第2モードドア23の回動軸23aへの組付時に第2ケース係合部45と軸係合部23bとの係合を解除する係合解除部65が設けられている。この係合解除部65は、第2作動レバー60の固定部63裏面に突設され第2モードドア23の回動軸23aを出し入れ可能な筒状突部であり、回動軸23a挿入時に第2ケース係合部45の傾斜面46と係合して第2ケース係合部45を持ち上げ第2ケース係合部45と軸係合部23bとの係合を解除する傾斜外周面66を有している。
【0055】
第1モードドア22の回動軸22aには、その軸係合部22bを挟んだ両側に、第1モードドア22の回動位置に対応する位置に第1作動レバー50を位置決めするための切欠部である位置決め係合部22cが設けられている。同様に、第2モードドア23の回動軸23aには、その軸係合部23bを挟んだ両側に、第2モードドア23の回動位置に対応する位置に第2作動レバー60を位置決めするための切欠部である位置決め係合部23cが設けられている。
【0056】
第1作動レバー50のレバー係合部54は、既に説明したように、回動軸22aの断面形状に対応する断面形状を有し回動軸22aと嵌合する嵌合穴である。そして、第1作動レバー50の回動軸22aへの装着時に回動軸22aの位置決め係合部22cと係合して、第1モードドア22の回動位置に対応する位置に第1作動レバー50を位置させるように予め形成されている。
【0057】
同様に、第2作動レバー60のレバー係合部64は、第2作動レバー60の回動軸23aへの装着時に回動軸23aの位置決め係合部23cと係合して、第2モードドア23の回動位置に対応する位置に第2作動レバー60を位置させるように予め形成されている。
【0058】
図6は、ベントモード時の作動レバーとモードドアとの相関関係を示す説明図である。図6(a)に示すように、ベントモード時には、第1係合ピン81は、第1作動レバー50のカム穴51の屈曲部に位置し、第2係合ピン82は、第2作動レバー60のカム穴61の先端に位置している。このとき、第1作動レバー50のカム穴51は、「く」の字状になっており、第2作動レバー60のカム穴61は、その先端部分が連結部材80のスライド方向と一致している。
【0059】
図6(b)に示すように、ベントモード時には、第1モードドア22は、デフロスタ吹出口32とフット連通口33とへ向かう上昇通路13を閉鎖してベント吹出口31を開放する開放位置に位置している。第2モードドア23は、デフロスタ吹出口32を閉鎖してフット連通口33を開放するフット位置に位置している。
【0060】
図7は、バイレベルモード時の作動レバーとモードドアとの相関関係を示す説明図である。図7(a)に示すように、バイレベルモード時には、連結部材80は、ベントモード時の位置からユニットケース2の後壁2b側へ少しスライド移動している。このため、第1係合ピン81は、第1作動レバー50をベントモード時の回動位置から少し回動させている。これに対し、第2係合ピン82は、連結部材80と共に後壁2b側へ少しスライド移動しているものの、第2作動レバー60を回動させるには至っていない。
【0061】
従って、バイレベルモード時には、図7(b)に示すように、第1モードドア22は半開位置に位置している。第2モードドア23は、ベントモード時と同様、デフロスタ吹出口32を閉鎖してフット連通口33を開放するフット位置に位置している。
【0062】
図8は、ヒートモード時の作動レバーとモードドアとの相関関係を示す説明図である。図8(a)に示すように、ヒートモード時には、連結部材80は、バイレベルモード時の位置からユニットケース2の後壁2b側へ更に少しスライド移動している。このため、第1係合ピン81は、第1作動レバー50をバイレベルモード時の回動位置から更に少し回動させている。このとき、第1作動レバー50のカム穴51は、その先端部分が連結部材80のスライド方向と一致している。第2係合ピン82は、第2作動レバー60をバイレベルモード時の回動位置から僅かに回動させている。
【0063】
従って、ヒートモード時には、図8(b)に示すように、第1モードドア22は、デフロスタ吹出口32とフット連通口33とへ向かう上昇通路13を開放してベント吹出口31を閉鎖する閉鎖位置に位置している。第2モードドア23は、デフロスタ吹出口32を僅かに開放する半開位置に位置している。
【0064】
図9は、デフ・フットモード時の作動レバーとモードドアとの相関関係を示す説明図である。図9(a)に示すように、デフ・フットモード時には、連結部材80は、ヒートモード時の位置からユニットケース2の後壁2b側へ更に少しスライド移動している。このとき、第1係合ピン81は、連結部材80と共に後壁2b側へ少しスライド移動しているものの、第2作動レバー60を回動させてはいない。第2係合ピン82は、第2作動レバー60をヒートモード時の回動位置から更に少し回動させている。
【0065】
従って、デフ・フットモード時には、図9(b)に示すように、第1モードドア22は、ヒートモード時と同様、デフロスタ吹出口32とフット連通口33とへ向かう上昇通路13を開放してベント吹出口31を閉鎖する閉鎖位置に位置している。第2モードドア23は、デフロスタ吹出口32とフット連通口33とを略等分に開放する半開位置に位置している。
【0066】
図10は、デフロスタモード時の作動レバーとモードドアとの相関関係を示す説明図である。図10(a)に示すように、デフロスタモード時には、連結部材80は、デフ・フットモード時の位置からユニットケース2の後壁2b側へ更に少しスライド移動している。このとき、第1係合ピン81は、連結部材80と共に後壁2b側へ更に少しスライド移動しているものの、第2作動レバー60を回動させてはいない。第2係合ピン82は、第2作動レバー60をデフ・フットモード時の回動位置から更に少し回動させている。
【0067】
従って、デフロスタモード時には、図10(b)に示すように、第1モードドア22は、デフ・フットモード時と同様、デフロスタ吹出口32とフット連通口33とへ向かう上昇通路13を開放してベント吹出口31を閉鎖する閉鎖位置に位置している。第2モードドア23は、デフロスタ吹出口32を開放してフット連通口33を閉鎖するデフロスタ位置に位置している。
【0068】
以上説明した第1実施形態では、第1及び第2の両係合ピン81,82が設けられた連結部材80を駆動ケーブル91でスライド移動させることにより、第1及び第2の両モードドア22,23を所定の送風モード時には所定の回動位置に位置させることができる。しかも、第1モードドア22と第2モードドア23とは、第1モードドア22の回動軸22aと第2モードドア23の回動軸23aとが連結部材80を挟んだ両側に配置されているため、回動方向が互いに逆転している。
【0069】
従って、図12図示の従来品では必要な比較的大型の回動部品であるメインリンクh4や中間リンクh3が不要になり、図12図示の従来品と比べて、モードドア駆動機構8が占める占有面積を小さくすることができる。よって、図12図示の従来品と比べて、ユニットケース2の設計自由度を大きくすることができ、ユニットケース2の小型化を図ることができると共に、ユニットケース2のデザイン変更が容易になる。
【0070】
また、第1実施形態では、モードドア駆動機構8は、第1及び第2の両係合ピン81,82が設けられた連結部材80,ハウジング70,第1及び第2の両作動レバー50,60が予め一体に組み付けられてユニット化されている。このため、モードドア駆動機構8をユニットケース2に取り付ける際には、ハウジング70,連結部材80,第1及び第2の両作動レバー50,60をユニットケース2に個別に組み付ける必要がない。従って、モードドア駆動機構8のユニットケース2への取付作業の作業効率を向上させることができ、その結果、製造コストの低減を図ることができる。
【0071】
加えて、第1実施形態では、ユニットケース2の側壁2hに、ハウジング70の取付位置を位置決めする環状リブ41と、ハウジング70を固定する6片の弾性片42とが設けられている。ハウジング70のハウジング本体71には、環状リブ41と嵌合する取付突部と、各弾性片42の係止穴43に係止される6個の係止突部78とが設けられている。
【0072】
このため、ハウジング本体71の取付突部をユニットケース2の環状リブ41に嵌合させ、ハウジング本体71の各係止突部78をユニットケース2の弾性片42の係止穴23に係止させることにより、モードドア駆動機構8のハウジング70をユニットケース2の所定位置に固定することができる。従って、この点でも、モードドア駆動機構8のユニットケース2への取付作業の作業効率を向上させることができ、その結果、製造コストの低減を図ることができる。
【0073】
ところで、自動車のインストルメントパネルで覆われた車室内空間は狭いため、この狭い車室内空間に搭載される空気調和ユニット1は、空気調和ユニット1のコントローラが組み付けられるインストルメントパネルの正面パネルに、ユニットケース2の後壁2bが近接配置される。
【0074】
このため、ガイドチューブ92を固定するクランプ部72bをハウジング70のユニットケース後壁2b側の端部に設けた場合には、インストルメントパネルの正面パネルとクランプ部72bとの間の離間距離が短くなり、空気調和ユニット1のコントローラとクランプ部72bとの間の駆動ケーブル91及びガイドチューブ92の配索が難しくなる。また、配索した駆動ケーブル91の曲率半径が小さくなり、駆動ケーブル91の操作に大きな力が必要となって駆動ケーブル91の操作性も悪くなる。
【0075】
ハウジング70のユニットケース前壁2a側の端部にクランプ部72bを設けた場合には、エンジンルーム側に配置されるユニットケース2の前壁2a側からガイドチューブ92をクランプ部72bに固定する必要が生じる。このため、インストルメントパネルの正面パネルに組み付けられるコントローラからクランプ部72bまで、駆動ケーブル91及びガイドチューブ92を所定の曲率半径で大回りさせて配索する必要が生じる。従って、駆動ケーブル91及びガイドチューブ92の長さが長くなり、コスト的に不利となる。
【0076】
ところが、第1実施形態では、ハウジング70の長手方向中央部にクランプ部72bが設けられている。このため、ハウジング70のユニットケース後壁2b側の端部にクランプ部72bを設けた場合と比べて、インストルメントパネルの正面パネルとクランプ部72bとの間の離間距離を長くとることができ、駆動ケーブル91及びガイドチューブ92のクランプ部72bへの配索が容易になる。また、配索した駆動ケーブル91の曲率半径を大きくすることもできるので、駆動ケーブル91の操作性が向上する。
【0077】
しかも、ユニットケース2の後壁2b側からガイドチューブ92をクランプ部72bに固定することができるので、ハウジング70のユニットケース前壁2a側の端部にクランプ部72bを設けた場合と比べると、配索に必要な駆動ケーブル91及びガイドチューブ92の長さが短くなり、コスト的に有利を得ることもできる。
【0078】
また、第1実施形態では、ユニットケース2に、第1モードドア22の回動軸22aに設けられた軸係合部22bと係合して回動軸22aの回動を阻止する第1ケース係合部44と、第2モードドア23の回動軸23aに設けられた軸係合部23bと係合して回動軸23aの回動を阻止する第2ケース係合部45とが設けられている。
【0079】
このため、第1モードドア22の回動位置に対応させて第1作動レバー50を第1モードドア22の回動軸22aに組み付ける組付作業時には、第1ケース係合部44と軸係合部22bとの係合により回動軸22aを固定した状態で第1作動レバー50の回動軸22aへの組付作業を行うことができる。同様に、第2ケース係合部45と軸係合部23bとの係合により回動軸23aを固定した状態で第2作動レバー60の回動軸23aへの組付作業を行うこともできる。
【0080】
しかも、第1作動レバー50には、回動軸22aへの組付時に第1ケース係合部44と軸係合部22bとの係合を解除する係合解除部55が設けられているので、第1作動レバー50の回動軸22aへの組付作業完了時には、係合解除部55により第1ケース係合部44と軸係合部22bとの係合を解除させて、第1モードドア22を回動自在の状態にすることもできる。同様に、第2作動レバー60の回動軸23aへの組付作業完了時には、第2作動レバー60の係合解除部65により第2ケース係合部45と軸係合部23bとの係合を解除させて、第2モードドア23を回動自在の状態にすることもできる。
【0081】
加えて、第1モードドア22の回動軸22aには、第1作動レバー50の回動軸22aへの組付時に第1作動レバー50のレバー係合部54と係合して、第1モードドア22の回動位置に対応する位置に第1作動レバー50を位置決めする位置決め係合部22cが設けられている。第2モードドア23の回動軸23aには、第2作動レバー60の回動軸23aへの組付時に第2作動レバー60のレバー係合部64と係合して、第2モードドア23の回動位置に対応する位置に第2作動レバー60を位置決めする位置決め係合部23cが設けられている。
【0082】
このため、回動軸22aの位置決め係合部22cと第1作動レバー50のレバー係合部54とを係合させることにより、第1モードドア22の回動位置に対応させて第1作動レバー50を第1モードドア22の回動軸22aに組み付けることができる。また、回動軸23aの位置決め係合部23cと第2作動レバー60のレバー係合部64とを係合させることにより、第2モードドア23の回動位置に対応させて第2作動レバー60を第2モードドア23の回動軸23aに組み付けることもできる。
【0083】
従って、第1作動レバー50の回動軸22aへの組付作業と、第2作動レバー60の回動軸23aへの組付作業との作業効率を向上させることができ、その結果、製造コストの低減を図ることができる。
【0084】
図11は、本発明の実施の形態の他の一例である第2実施形態の要部を示す斜視図である。なお、以下に行う第2実施形態の説明では、第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、第1実施形態の説明と重複する説明は省略する。
【0085】
第1実施形態では、図3に示すように、ハウジング70には、そのハウジング本体71の周壁71bに、第1及び第2の両作動レバー50,60をハウジング70内から回動自在に露出させる切欠部74が設けられている。このため、図1,図3に示すように、第1作動レバー50は、カム穴51を有するレバー部52がハウジング70外へ露出するようになっている。第2作動レバー60も、カム穴61を有するレバー部62がハウジング70外へ露出するようになっている。
【0086】
これに対し、第2実施形態では、図11に示すように、ハウジング170には、第1作動レバー50のレバー部52を、その回動領域全体に亘って収容する第1張出部171が設けられている。また、第2作動レバー60のレバー部62を、その回動領域全体に亘って収容する第2張出部172も設けられている。このため、第1作動レバー50は、カム穴51を有するレバー部52がハウジング170外へ露出しないようになっている。第2作動レバー60も、カム穴61を有するレバー部62がハウジング170外へ露出しないようになっている。
【0087】
ところで、第1作動レバー50のカム穴51内周面には、このカム穴51に遊嵌された連結部材80の第1係合ピン81との擦れ音の発生を抑えると共に、カム穴51に遊嵌された状態での第1係合ピン81のスライド移動性を向上させるためにグリースが塗布されている。同様に、第2作動レバー60のカム穴61内周面にもグリースが塗布されている。
【0088】
ところが、第1実施形態では、第1及び第2の両作動レバー50,60のレバー部52,62がハウジング70外へ露出するようになっているので、モードドア駆動機構8をユニットケース2に組み付ける組付作業時に、作業者にグリースが付着し、その付着したグリースでモードドア駆動機構8やユニットケース2を汚す虞がある。このため、モードドア駆動機構8をユニットケース2に組み付ける組付作業を慎重に行わざるを得ず、この組付作業の作業効率が低下する。
【0089】
これに対し、第2実施形態では、第1及び第2の両作動レバー50,60のレバー部52,62がハウジング170外へ露出しないので、モードドア駆動機構8をユニットケース2に組み付ける組付作業時に作業者へのグリースの付着を防止することができ、その結果、前記組付作業時にモードドア駆動機構8やユニットケース2がグリースで汚れるのを防止することができる。従って、モードドア駆動機構8をユニットケース2に組み付ける組付作業の作業効率を向上させることができ、製造コストの低減を図ることができる。
【0090】
なお、第1及び第2の両実施形態では、第1モードドア22の回動軸22aに軸係合部22bが設けられ、第2モードドア23の回動軸23aに軸係合部23bが設けられている。しかし、軸係合部は、両回動軸22a,23aの何れか一方にのみ設けられていても良い。ただし、両回動軸22a,23aに軸係合部を設けた方が、第1作動レバー50の回動軸22aへの組付作業の作業効率と第2作動レバー60の回動軸23aへの組付作業の作業効率とを何れも向上させることができるので好ましい。
【0091】
同様に、第1及び第2の両実施形態では、第1モードドア22の回動軸22aに位置決め係合部22cが設けられ、第2モードドア23の回動軸23aに位置決め係合部23cが設けられている。しかし、位置決め係合部は、両回動軸22a,23aの何れか一方にのみ設けられていても良い。ただし、両回動軸22a,23aに位置決め係合部を設けた方が、第1作動レバー50の回動軸22aへの組付作業の作業効率と第2作動レバー60の回動軸23aへの組付作業の作業効率とを何れも向上させることができるので好ましい。
【0092】
また、第1及び第2の両実施形態では、連結部材80は、ハウジング70内にスライド移動可能に組み付けられたスライダーとなっている。しかし、請求項1,2に係る両発明では、連結部材80は、スライダーに限定されず、例えば、ユニットケース2にスライド移動可能に組み付けられた第1係合ピン81と、この第1係合ピン81とは別に独立してユニットケース2にスライド移動可能に組み付けられた第1係合ピン82とを連結する棒状体等であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す側面図である。
【図2】図1に示すものの断面図である。
【図3】図1に示すものの要部を示す分解斜視図である。
【図4】図3中の回動軸を示す正面図である。
【図5】図1に示すものの作動レバーの回動軸への組み付けを示す断面図である。
【図6】ベントモード時の作動レバーとモードドアとの相関関係を示す説明図である。
【図7】バイレベルモード時の作動レバーとモードドアとの相関関係を示す説明図である。
【図8】ヒートモード時の作動レバーとモードドアとの相関関係を示す説明図である。
【図9】デフ・フットモード時の作動レバーとモードドアとの相関関係を示す説明図である。
【図10】デフロスタモード時の作動レバーとモードドアとの相関関係を示す説明図である。
【図11】本発明の第2実施形態の要部を示す斜視図である。
【図12】従来品の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 空気調和ユニット
2 ユニットケース
8 モードドア駆動機構
22 第1モードドア(モードドア)
23 第2モードドア(モードドア)
22a,23a 回動軸
22b,23b 軸係合部
22c,23c 位置決め係合部
31 ベント吹出口(送風吹出口)
32 デフロスタ吹出口(送風吹出口)
34 フット吹出口(送風吹出口)
44 第1ケース係合部(ケース係合部)
45 第2ケース係合部(ケース係合部)
50 第1作動レバー(作動レバー)
60 第2作動レバー(作動レバー)
51,61 カム穴
54,64 レバー係合部
55,65 係合解除部
70,170 ハウジング
72b クランプ部
80 連結部材
81 第1係合ピン(係合ピン)
82 第2係合ピン(係合ピン)
90 駆動手段
91 駆動ケーブル
92 ガイドチューブ
Claims (6)
- ユニットケース(2)の少なくとも2箇所に設けられユニットケース(2)内からユニットケース(2)外へ送風が流出する送風吹出口(31,32,34)と、ユニットケース(2)に回動自在に取り付けられた回動軸(22a,23a)を有し送風の送風吹出口(31,32,34)からの流出を調整する少なくとも2種類の回動式のモードドア(22,23)と、該モードドア(22,23)を所定の送風モード時には所定の回動位置に位置させるモードドア駆動機構(8)とを備えている車両用の空気調和ユニットにおいて、
モードドア駆動機構(8)は、各モードドア(22,23)の回動軸(22a,23a)に固定され所定形状のカム穴(51,61)を有する作動レバー(50,60)と、各作動レバー(50,60)のカム穴(51,61)に遊嵌された係合ピン(81,82)と、ユニットケース(2)に取り付けられたハウジング(70)の内部にスライド可能に配設されると共に、その両端部に前記係合ピン(81,82)が突設された連結部材(80)と、該連結部材(80)を介して各係合ピン(81,82)を連動させ所定の送風モード時に各係合ピン(81,82)を所定の位置までスライド移動させる駆動手段(90)とを備え、各カム穴(51,61)は、係合ピン(81,82)と協働して作動レバー(50,60)を回動させ所定の送風モード時には各モードドア(22,23)を所定の回動位置に位置させるように形成されていることを特徴とする車両用の空気調和ユニット。 - 請求項1記載の車両用の空気調和ユニットであって、少なくとも2種類のモードドア(22,23)は、回動軸(22a,23a)が連結部材(80)を挟んで両側に配置され、連結部材(80)を挟んだ一方の側に位置する回動軸(22a)と、他方の側に位置する回動軸(23a)との回動方向が互いに逆転していることを特徴とする車両用の空気調和ユニット。
- 請求項1又は2記載の車両用の空気調和ユニットであって、モードドア駆動機構(8)は、ユニットケース(2)に取り付けられたハウジング(70,170)と、該ハウジング(70,170)にスライド移動可能に組み付けられたスライダーである連結部材(80)と、該連結部材(80)に設けられた係合ピン(81,82)とを備え、各係合ピン(81,82)がカム穴(51,61)に遊嵌されて各係合ピン(81,82)に作動レバー(50,60)が係合された状態で、ハウジング(70,170),連結部材(80),係合ピン(81,82),作動レバー(50,60)が予め一体に組み付けられユニット化されていることを特徴とする車両用の空気調和ユニット。
- 請求項3記載の車両用の空気調和ユニットであって、駆動手段(90)は、可撓性を有し連結部材(80)をスライド移動させる駆動ケーブル(91)と、可撓性を有し駆動ケーブル(91)が摺動可能に挿通されたガイドチューブ(92)とを備え、ハウジング(70,170)には、その長手方向中央部に、ガイドチューブ(92)を固定するクランプ部(72b)が設けられていることを特徴とする車両用の空気調和ユニット。
- 請求項1〜4の何れかに記載の車両用の空気調和ユニットであって、ユニットケース(2)には、回動軸(22a,23a)に設けられた軸係合部(22b,23b)と係合して回動軸(22a,23a)の回動を阻止するケース係合部(44,45)が設けられ、作動レバー(50,60)には、作動レバー(50,60)の回動軸(22a,23a)への組付時にケース係合部(44,45)と軸係合部(22b,23b)との係合を解除する係合解除部(55,65)が設けられていることを特徴とする車両用の空気調和ユニット。
- 請求項1〜5の何れかに記載の車両用の空気調和ユニットであって、回動軸(22a,23a)には、作動レバー(50,60)に設けられたレバー係合部(54,64)と作動レバー(50,60)の回動軸(22a,23a)への組付時に係合して、モードドア(22,23)の回動位置に対応する位置に作動レバー(50,60)を位置決めする位置決め係合部(22c,23c)が設けられていることを特徴とする車両用の空気調和ユニット。
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