JP4151181B2 - 車両用計器盤内電気配線構造 - Google Patents

車両用計器盤内電気配線構造 Download PDF

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    • B60R16/0215Protecting, fastening and routing means therefor

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両計器盤の内側部に配置される電気配線構造に関するもので、特に、空調装置等の機器を計器盤の内側部に1つの組付体としてまとめる車両用コクピットモジュール組付体に適用して有効なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、乗用車等の車両において、計器盤の内側部に配置される電気配線は、通常、車体カウル部に保持されるカウル部配線と、計器盤側に保持される計器盤部配線とに大別される。ここで、車体カウル部はエンジンルーム内と車室内とを仕切る隔壁(ファイヤウォール)の上部に位置して、ワイパーモータ収納等に用いる空間を形成するものである。
【0003】
カウル部配線は上記隔壁の車室側の面に保持固定される空調装置等の車体側機器に対する電気接続を行うために使用される。一方、計器盤部配線は、計器盤に保持固定される計器類、ラジオ、オーディオ装置等の計器盤側機器に対する電気接続を行うために使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の計器盤内の電気配線構造では、カウル部配線の組付作業と、計器盤部配線の組付作業とをそれぞれ別に行う必要があり、しかも、カウル部配線と計器盤部配線をそれぞれ計器盤内側の複雑な機器配置形態に沿って複雑な形で取り回す必要がある。
【0005】
このため、計器盤内の電気配線の組付作業が煩雑となり、組付工数が増大するという不具合がある。また、配線のプロテクタや配線固定用クランプの使用量が増加して、電気配線の重量、部品コストが増加するという不具合も生じる。
【0006】
本発明は上記点に鑑みて、車両計器盤内の電気配線構造の簡素化を図ることを目的とする。
【0007】
また、本発明は、空調装置等の機器を計器盤の内側部に一つの組付体としてまとめる車両用コクピットモジュール組付体に好適な電気配線構造を提供することを他の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、計器盤(20)内側にて車両左右方向に延びる強度部材(40)を有する車両において、計器盤(20)内側にて強度部材(40)に沿って車両左右方向に延びるように配置される左右方向部材(35)と、計器盤(20)内側に配置される多数の基幹電気配線(51)を1つの束状に統合した統合電気配線束(50)とを有し、統合電気配線束(50)を左右方向部材(35)に沿って略直線状に配置するとともに、左右方向部材(35)の左右両端部に、統合電気配線束(50)の電気分配を行う電気分配箱(54、55)を配置し、
左右方向部材(35)に、強度部材(40)に固定される固定部位(33d)を備え、
さらに、強度部材(40)の左右両端部に電気分配箱(54、55)を固定し、
電気分配箱(54、55)を、強度部材(40)の左右両端部を車体側に固定するサイドブラケットとして構成したことを特徴とする。
【0009】
ここで、基幹電気配線(51)とは、計器盤(20)内外の複数の機器間での電気信号の通信あるいは電源供給に共通使用される配線を言う。
請求項1に記載の発明によると、このような基幹電気配線(51)を1つの束状に統合し、そして、この束状に統合された統合電気配線束(50)を車両左右方向に延びる左右方向部材(35)に沿って略直線状に配置するという極めて簡単な作業で、電気配線の組付作業を終えることができる。
しかも、左右方向部材(35)の左右両端部に設けた電気分配箱(54、55)を用いて、エンジンルーム側および車室内各部の電気回路部との電気接続が可能であるから、左右方向部材(35)、統合電気配線束(50)および電気分配箱(54、55)を計器盤(20)の内側部に一つのコクピットモジュール組付体(10)としてまとめた状態で、計器盤(20)周囲の電気配線を完了できる。
【0010】
このため、コクピットモジュール組付体(10)の車両搭載後における計器盤(20)周囲の電気配線を極めて簡単に行うことができる。
また、請求項1に記載の発明では、計器盤(20)内側にて車両左右方向に延びる強度部材(40)に固定される固定部位(33d)を左右方向部材(35)に備えているから、左右方向部材(35)を強度の大きい強度部材(40)により確実に支持固定した状態で、左右方向部材(35)、統合電気配線束(50)等をコクピットモジュール組付体(10)内に組み込むことができる。
さらに、請求項1に記載の発明では、強度部材(40)の左右両端部に電気分配箱(54、55)を固定し、電気分配箱(54、55)を、強度部材(40)の左右両端部を車体側に固定するサイドブラケットとして構成しているから、電気分配箱(54、55)に、強度部材(40)固定用のサイドブラケットの役割を兼務させることができ、部品点数の低減によるコスト低減を達成できる。
【0011】
請求項2に記載の発明のように、左右方向部材(35)は樹脂で成形することができる。
【0018】
請求項に記載の発明では、エンジンルーム(70)と車室(71)内との間を仕切る隔壁(72)に計器盤(20)が隣接する車両において、
電気分配箱(54、55)に、隔壁(72)を貫通してエンジンルーム(70)側へ突き出す貫通コネクタ(73)を備えることを特徴とする。
【0019】
これにより、隔壁(72)の貫通コネクタ(73)を用いて、作業スペースの確保しやすいエンジンルーム(70)側で、電気分配箱(54、55)とエンジンルーム(70)側電気回路部との電気接続を容易に行うことができる。
【0020】
請求項に記載の発明では、統合電気配線束(50)から分岐された待ち受けコネクタ(56、59)を前記左右方向部材(35)に対して所定位置に位置決めして固定し、待ち受けコネクタ(56、59)に計器盤(20)側の機器(20a、20b)のコネクタ(62)を嵌合して電気接続することを特徴とする。
【0021】
これにより、計器盤(20)側のメータ等の機器を計器盤に組み付けると同時に、メータ等の機器のコネクタ(62)を待ち受けコネクタ(56、59)に嵌合させて、電気接続できる。
【0022】
請求項に記載の発明では、待ち受けコネクタ(56、59)は複数であり、そのうち少なくとも1つは、端子嵌合位置が調節可能な調芯構造を有することを特徴とする。
【0023】
これにより、待ち受けコネクタ(56、59)と計器盤(20)側の機器(20a、20b)のコネクタ(62)との間に多少の位置ずれがあっても、この位置ずれを待ち受けコネクタ(56、59)の調芯構造により吸収して電気接続を行うことができる。
【0024】
請求項に記載の発明のように、左右方向部材は空調装置(30)の空気が流れるダクト(35)で構成することができる。これによれば、空調用ダクト(35)自身を利用して、統合電気配線束(50)の組付を行うことができる。
【0025】
請求項に記載の発明のように、空調装置(30)は、計器盤(20)の左右両端部に配置されて車室内乗員の上半身に向けて空気を吹き出すサイドフェイス吹出口(38)を有し、
ダクト(35)は具体的にはサイドフェイス吹出口(38)に向かう空気が流れるものである。
【0026】
これにより、サイドフェイス吹出用のダクト(35)を利用して統合電気配線束(50)の組付を行うことができる。
【0027】
請求項に記載の発明では、請求項またはにおいて、ダクト(35)に車両左右方向に沿って略直線状に延びる樋状の配線保持部(33a)を備え、この樋状の配線保持部(33a)上に統合電気配線束(50)を載せて保持することを特徴とする。
【0028】
これにより、ダクト(35)の配線保持部(33a)上に統合電気配線束(50)を容易に組み付けることができる。
【0029】
請求項に記載の発明では、請求項ないしのいずれか1つに記載の車両用計器盤内電気配線構造を備え、ダクト(35)に空調装置(30)の送風機ユニット(31)およびこの送風機ユニット(31)からの送風空気を熱交換器と熱交換させて温度調整する空調ユニット(32)を一体に組け付ることを特徴とする。
【0030】
これにより、ダクト(35)を介在して空調装置(30)の送風機ユニット(31)および空調ユニット(32)と計器盤内電気配線構造とを一体化した状態にてコクピットモジュール組付体(10)内に組み込むことができる。
【0031】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0032】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1〜図4は第1実施形態であり、コクピットモジュール組付体10は車両計器盤20(図4)の内側に車両用空調装置30(図2)等の種々な機器を1つの組付体として組み付けたものである。図1〜図3は車両計器盤20の内側への収納機器を図示するために、車両計器盤20の図示を省略している。図2は図1の分解図であり、図3は本発明による電気配線構造の概要を示し、図4は車両計器盤20の一例を示す。各図の矢印は車両搭載状態での前後、左右、上下の各方向を示す。
【0033】
なお、本明細書における「コクピットモジュール組付体」という用語は、車両計器盤20の内側に複数の機器を機械的に一体構造として結合した状態のものだけでなく、車両計器盤20の内側に複数の機器を組み付け、その組付状態を適宜の治具にて保持して車両への搭載を行うものも包含する意味で用いている。
【0034】
車両用空調装置30は図2に示すように送風機ユニット31と空調ユニット32を有している。本例では右ハンドル車の場合を例示しているので、送風機ユニット31は車両左側の助手席側に配置され、空調ユニット32は車両左右方向の略中央部に配置される。
【0035】
ここで、送風機ユニット31および空調ユニット32は周知の構成であるので、その概要を簡単に説明すると、送風機ユニット31はその上部に内気と外気を切替導入する内外気切替箱31aを配置し、この内外気切替箱31aから吸入した空気を送風する遠心式送風機31bを下部に配置した構成になっている。この送風機31bは遠心式送風ファンとファン駆動用モータと送風ファンを収容するスクロールケースとから構成されている。31cは送風機31bの吹出ダクト部である。
【0036】
空調ユニット32は送風機ユニット31からの送風空気を温度調整して車室内へ吹き出すもので、上記吹出ダクト部31cに接続される樹脂製ケース32aを有している。この樹脂製ケース32a内に、送風空気を冷却する冷房用熱交換器としての蒸発器、送風空気を加熱する暖房用熱交換器としての温水式ヒータコア、温度制御手段としてのエアミックスドア、吹出モード切替機構を構成する吹出モードドア等を内蔵している。
【0037】
空調ユニット32のケース32aの上面前方部にはデフロスタ開口部32bが、また、上面後方部にはセンタフェイス開口部32cおよびサイドフェイス開口部32dがそれぞれ開口している。ケース32aの左右両側の側面部には、前席用フット吹出ダクト32eが一体に成形されている。更に、ケース32aの車両後方側の面において、左右両側の部位には後席用フット吹出ダクト32fが一体に成形されている。
【0038】
ここで、後席用フット吹出ダクト32fの先端開口部32gには図示しない後席フット用接続ダクトが接続され、この後席フット用接続ダクトの先端に設けた後席フット用吹出口から後席乗員の足元部に空気(温風)を吹き出すようになっている。左右両側の後席用フット吹出ダクト32fはそれぞれケース32aの本体部の面から車両後方側へ突き出すように成形されているので、左右両側の後席用フット吹出ダクト32fの間に、後述のセンタクラスタを嵌入することが可能な凹状部が形成される。
【0039】
また、左右両側の後席用フット吹出ダクト32fの底面部からそれぞれ左右方向の内側へ突き出すように取付片32hが一体に成形されている。この取付片32hは空調ユニット32の底面部を車体床部に固定するための固定部を構成する。
【0040】
計器盤20の内側には車両左右方向の全長にわたって延びる強度部材(リーンフォースバー)40が配置されている。ここで、強度部材40は棒状であり、この棒状とは中空部を持つパイプ形状を包含する意味の用語である。また、パイプ形状も図3(a)に示す断面矩形状に限らず、断面円形状(図5)等でもよい。強度部材40は金属(鉄系金属等)により形成されている。
【0041】
上記強度部材40は車両のステアリング装置41を支持固定することを主目的とする部材であり、本例は右ハンドル車であるので、強度部材40の中央部より右寄り部位、すなわち、強度部材40の右端部に近接した部位にステアリング装置41の支持ステー(図示せず)が溶接等の手段で固定されている。この支持ステーは金属(鉄系金属等)により形成され、ステアリング装置41の軸部のハウジング部(図示せず)を支持固定するようになっている。
【0042】
強度部材40の車両左右方向の両端部には、それぞれ金属(鉄系金属等)により板形状に形成された別体のサイドブラケット42(図1)が溶接等の手段で固定されている。なお、図1では、強度部材40の右端部のサイドブラケットは図示していない。このサイドブラケット42は、強度部材40の左右両端部をねじ止め等の締結手段により車体側面部に固定するために用いる。
【0043】
ダクト基板33は空調装置30のフェイス吹出通路の下半部を構成する部材で、計器盤20と略同等の左右方向寸法を有する概略板状の樹脂成型品である。ダクト基板33の板厚、樹脂材質等は、その概略板状を保持するための所定の剛性が得られるように選定してある。ダクトカバー34はフェイス吹出通路の上半部を構成する所定形状に樹脂により成形され、接着、溶着等の固着手段にてダクト基板33上に気密に固定されるようになっている。
【0044】
なお、ダクトカバー34の樹脂材質としては、特に柔軟性に富んだ樹脂(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等の発泡樹脂)を選定している。これは、柔軟性に富んだ樹脂材質によりダクト部の送風騒音の吸音性を向上させるとともに、ダクトカバー34の車両後方側の端部に変形の容易な配線固定部34aを一体成形するためである。本例では、この配線固定部34aからダクトカバー34の左右方向の4箇所においてT状の鉤形状(図2参照)に成形された係止片34bを突き出すように成形している。
【0045】
図1、図3はダクト基板33上にダクトカバー34を気密に固定することにより構成されるダクト35を示しており、このダクト35は計器盤20の内側にて送風機ユニット31および空調ユニット32の上方側を車両左右方向へ延びるように配置される。
【0046】
このダクト35の左右方向の中央部には、前述のケース32aのセンタフェイス開口部32cに連通するセンタフェイスダクト接続部36が配置される。そして、中央部のセンタフェイスダクト接続部36の左右両側の部位にて左右のサイドフェイス開口部32dにサイドフェイスダクト部37が連通する。
【0047】
このサイドフェイスダクト部37はこの連通部から左右へ延びて、左右両側の先端部にそれぞれサイドフェイス吹出口38を開口している。このサイドフェイス吹出口38は計器盤20の左右両端部に位置し、冷房時には乗員の上半身側へ冷風を吹き出し、暖房時には温風を車両側面窓ガラス側へ吹き出すものである。なお、中央部のセンタフェイスダクト接続部36には図示しないセンタフェイスダクトが接続され、このセンタフェイスダクト先端のセンタフェイス吹出口から乗員の上半身側へ冷風を吹き出すようになっている。デフロスタ開口部32bには図示しないデフロスタ吹出口が接続され車両前面窓ガラス側へ空気を吹き出すようになっている。
【0048】
送風機ユニット31の上面部にはダクト基板33にねじ止め等の締結手段により固定される固定部(図示せず)が設けられている。また、図1には示していないが、コクピットモジュール組付体10の車両前方側には、エンジンルームと車室内との間を仕切る隔壁(ファイヤウォール)が隣接配置されるので、送風機ユニット31の前面部にはこの隔壁への固定部(図示せず)も設けられている。なお、送風機ユニット31は車両左側の助手席側に配置されるので、送風機ユニット31に左側のサイドブラケット42に固定される固定部を設けてもよい。
【0049】
一方、空調ユニット32のケース32aの上面部のうち、最も後方側部の左右2箇所に取付板部32iが一体に成形してあり、この左右2箇所の取付板部32iはダクト基板33(図2)にねじ止め等の締結手段により固定されるようになっている。
【0050】
39は電子制御装置(マイクロコンピュータ)で、空調用等の種々な用途の電子制御装置を統合したものである。本例では、この電子制御装置39を、送風機ユニット31と空調ユニット32との間で送風機31bの吹出ダクト部31cよりも後方側部位に配置している。
【0051】
次に、計器盤20内の電気配線構造について説明すると、本発明による統合電気配線束50は、図3(a)に示すように計器盤20内側に配置される多数本の基幹電気配線51を1つの束状に統合して、その束の外周を樹脂等の絶縁被覆材52により被覆して保護するようにしたものである。ここで、基幹電気配線51は、計器盤20内外の複数の機器間での電気信号の通信あるいは電源供給に共通使用される配線であって、本例の統合電気配線束50は、従来技術におけるカウル部配線と計器盤部配線とを統合したものに相当する。
【0052】
ダクト35の下半部を構成するダクト基板33の後方側端部には、車両左右方向に沿って直線状に延びる配線保持部33aが一体成形してある。この配線保持部33aは、図3(a)に示すように下方へ突出した樋状の断面形状に成形してあり、この配線保持部33a上に統合電気配線束50を載せて保持できるようになっている。この配線保持部33aを有するダクト35が本発明の左右方向部材を構成する。
【0053】
更に、配線保持部33aには、ダクトカバー34の配線固定部34aから突出している4箇所のT状係止片34bを挿入可能な穴部33bが開けてある。従って、配線保持部33a上に統合電気配線束50を収納した後に、統合電気配線束50の上側面をダクトカバー34の配線固定部34aにて覆うとともに押さえつけ、4箇所のT状係止片34bを穴部33bに挿入して、係止片34bをそのT状の鉤形状により配線保持部33aに対して係止する。
【0054】
これにより、ダクトカバー34と一体の配線固定部34aおよびT状係止片34bを使用して極めて簡単に統合電気配線束50をダクト基板33の配線保持部33a上に組み付けて保持固定できる。
【0055】
また、図3(a)に例示するように、ダクト基板33はパイプ形状の強度部材40上に隣接配置されるので、ダクト基板33を図示しないねじ手段等の締結手段により強度部材40に固定することができる。
【0056】
また、統合電気配線束50の左右両端部にはそれぞれ統合電気配線束50の電気分配を行う電気分配箱(ジャンクションボックス)54、55が電気接続されている。この左右両端の電気分配箱54、55は、エンジンルーム内の電気回路部と車室内の電気回路部との間、車室内の計器盤20部の電気回路部と車室内車体側の電気回路部との間、車室内の計器盤20部の電気回路部と車室内後席側の電気回路部との間等の電気信号の分配、電源供給の分配等を行うものである。
【0057】
そのため、電気分配箱54、55の樹脂製箱体内部に上記電気分配のための配線部を構成するとともに、電気分配箱54、55の樹脂製箱体の外面に外部配線との接続のためのコネクタを配置している。
【0058】
本例では、電気分配箱54、55の上端部をダクト基板33の左右端部に図示しないねじ手段等の締結手段により固定するようなっている。なお、電気分配箱54、55内に、マイクロコンピュータからなる電子制御装置、リレー、ヒューズボックス等の機器を内蔵してもよい。
【0059】
また、統合電気配線束50の左右方向の中間部には複数(本例では4個)のコネクタ56〜59が接続してある。この複数のコネクタ56〜59のうち、中央部の2つのコネクタ57、58は、統合電気配線束50から分岐された比較的長い配線の先端部に設けられ、コネクタ57は図1に示すように電子制御装置39との電気接続のために用いる。
【0060】
また、中央部の他のコネクタ58は、左右両側の後席用フット吹出ダクト32fの間に固定されるセンタクラスタ(図示せず)との電気接続に用いる。このセンタクラスタはラジオ、オーディオ装置等の複数の機器を集合させた一体構造物(集合体)である。
【0061】
一方、ダクトカバー34の配線固定部34aを部分的に切り欠き、その切り欠き部位に対応してコネクタ保持部33c(図3(b)参照)をダクト基板33に一体成形しておき、このコネクタ保持部33cに、統合電気配線束50の左端側のコネクタ56と右端側のコネクタ59を所定位置に位置決め固定している。
【0062】
左端側のコネクタ56は例えば、助手席側エアバッグ装置20a(図4)との電気接続に用いるもので、右端側のコネクタ59は例えば、速度計等の複数の計器類を一体化したメータモジュール組付体20b(図4)との電気接続に用いるものである。そして、助手席側エアバッグ装置20aおよびメータモジュール組付体20bの背面部の所定位置に、両コネクタ56、59が嵌合するコネクタ(図示せず)を位置決めして固定しておく。ここで、ダクト基板33側の両コネクタ56、59には例えば雄型端子を備え、相手側のコネクタにはこの雄型端子が嵌入される雌型端子を備えておく。
【0063】
これにより、メータモジュール組付体20bを計器盤20の所定位置の取付開口部に組み込むと、メータモジュール組付体20bのコネクタをダクト基板33側のコネクタ59に嵌合できる。
【0064】
従って、メータモジュール組付体20bの計器盤20への組み付け作業と同時にメータモジュール組付体20bと統合電気配線束50との電気接続を終了できる。同様にして、助手席側エアバッグ装置20aを計器盤20の所定位置の取付開口部に組み込むと、助手席側エアバッグ装置20aのコネクタをダクト基板33側のコネクタ56に嵌合できるので、助手席側エアバッグ装置20aの組み付け作業と同時に電気接続を終了できる。
【0065】
すなわち、コネクタ56、59は予め所定位置に位置決め固定されて、助手席側エアバッグ装置20a、メータモジュール組付体20bとの電気接続のための待ち受けコネクタを構成している。
【0066】
また、中央部のコネクタ58も、ケース32a側の所定位置(左右両側の後席用フット吹出ダクト32fの間の所定位置)に位置決め固定しておくことにより、センタクラスタ(図示せず)との電気接続のための待ち受けコネクタを構成できる。
【0067】
次に、コクピットモジュール組付体10の車両への搭載手順について説明する。最初にダクト基板33とダクトカバー34とを気密に固定してダクト35を形成しておく。このダクト35のダクト基板33に一体成形された樋状の配線保持部33a上に統合電気配線束50を載せて、ダクトカバー34側の配線固定部34aおよびT状係止片34bにより統合電気配線束50をダクト基板33に固定する。
【0068】
このとき、統合電気配線束50から分岐したコネクタ56〜59のうち、コネクタ56、59は、ダクト基板33のコネクタ保持部33cに位置決めして固定する。
【0069】
なお、電気分配箱54、55は統合電気配線束50の左右両端部に予め電気接続しておくか、あるいは統合電気配線束50を上記のようにダクト基板33に保持固定した後に電気分配箱54、55を統合電気配線束50の左右両端部に電気接続してもよい。この電気分配箱54、55の上端部はダクト基板33の左右両端部にねじ止め等により固定する。図3はこのように統合電気配線束50と電気分配箱54、55をダクト基板33に一体組み付けした状態を示す。
【0070】
次に、ダクト35のダクト基板33に、空調調装置30の送風機ユニット31、空調ユニット32、強度部材40等を組み付ける。電子制御装置39は、送風機ユニット31と空調ユニット32との間に挿入して送風機ユニット31と空調ユニット32にねじ手段等により組み付ける。
【0071】
図1は、このような機器の組み付けを終えた後の状態を示す。なお、図1にはステアリング装置41を図示しているが、ステアリング装置41の軸部のハウジング部(図示せず)を強度部材40のステアリング装置用支持ステー(図示せず)にねじ手段等により組み付けることにより、ステアリング装置41の軸部を強度部材40に支持固定できる。但し、ステアリング装置41のハンドル部41aは、計器盤20の組み付けの支障となるので、ハンドル部41aの組付けは計器盤20の組み付け後に行う。
【0072】
なお、ステアリング装置41の軸部の組付けは、計器盤20の組付の前後のいずれでもよい。
【0073】
次に、助手席側エアバッグ装置20a、メータモジュール組付体20b、センタクラスタ等を計器盤20の内側に収納し、これら機器を含む計器盤20と図1に示す各機器とを一体に組み付ける。ここで、強度部材40と計器盤20との一体化は種々の手段で可能であるが、例えば、サイドブラケット42の部分に計器盤20への取付部を設けておき、この取付部を用いて強度部材40を計器盤20に組み付けることができる。
【0074】
このとき、ダクト基板33側に位置決め固定した待ち受けコネクタ56、59、空調ケース32a側に位置決め固定した待ち受けコネクタ558を用いて、上記機器の計器盤20への組み付けと同時に上記機器と統合電気配線束50との電気接続を終了できる。以上により、コクピットモジュール組付体10全体の組み付けを終了する。
【0075】
次に、コクピットモジュール組付体10を車両に搭載するための作業を行う。すなわち、強度部材40の左右両端部のサイドブラケット42の部位をねじ止め等の締結手段により左右両側の車体側面部に締め付け固定する。また、計器盤20についても、その必要箇所を車体側にねじ止め等の締結手段等により固定する。
【0076】
空調ユニット32については、左右両側の後席用フット吹出ダクト32fの底面部から内側へ突出させた取付片32hを車体床面部にねじ止め等の締結手段により固定するとともに、空調ユニット32の前方部を車体側の隔壁(ファイヤウォール)にねじ止め等の締結手段により固定する。これにより、空調ユニット32の上面部をダクト基板33に固定するとともに、空調ユニット32の底面部および前方部を車体側に固定することができる。このため、空調ユニット32を車両搭載状態では安定的に支持固定できる。
【0077】
また、送風機ユニット31についても、ダクト基板33への固定部の他に、車体側の隔壁(ファイヤウォール)への固定部、あるいは車体側面部への固定部を追加することにより、車両搭載状態では安定的に支持固定できる。
【0078】
なお、上記した組み付け手順では、車両ステアリング装置41もコクピットモジュール組付体10の一部として車両搭載前の状態で一体化する例について説明したが、コクピットモジュール組付体10の車両搭載後に車両ステアリング装置41の軸部のハウジング部(図示せず)を強度部材40の支持ステーに固定するようにしてもよい。
【0079】
(第2実施形態)
図5は第2実施形態の要部の断面図であり、速度計等の複数の計器類を一体化したメータモジュール組付体20bの組み付け構造の具体例を示す。図5に例示するように、樋状の配線保持部33aの前方側に、略半円状の断面形状を有する嵌合部33dをダクト基板33に一体成形しておき、この略半円状の嵌合部33dをパイプ形状の強度部材40の外周面の上半部に嵌合させ、ボルト等のねじ手段60により嵌合部33dを強度部材40に締め付け固定する。これにより、ダクト基板33を強度部材40に固定することができる。
【0080】
第2実施形態ではダクト基板33の嵌合部33dから上方へ保持板33eが一体に突き出し成形してある。この保持板33eの形成部位ではダクトカバー34の配線固定部34aを部分的に切り欠いて保持板33eを上方へ突き出している。そして、統合電気配線束50から分岐したメータモジュール用の配線61の先端にコネクタ59を接続し、このコネクタ59を保持板33eの所定位置に位置決めして固定している。
【0081】
一方、メータモジュール組付体20bの背面部の所定位置にコネクタ59と嵌合するコネクタ62を位置決めして固定している。これにより、メータモジュール組付体20bを計器盤20の所定位置の取付開口部に組み込むと、メータモジュール組付体20bのコネクタ62をダクト基板33側のコネクタ59に嵌合できる。従って、メータモジュール組付体20bの計器盤20への組み付け作業と同時にメータモジュール組付体20bと統合電気配線束50との電気接続を終了できる。
【0082】
なお、図5のねじ手段63はメータモジュール組付体20bを計器盤20に締め付け固定するものである。
【0083】
(第3実施形態)
第1実施形態では、強度部材40の左右両端部に専用のサイドブラケット42を設け、このサイドブラケット42の部位にて強度部材40の左右両端部を車体側面部に固定しているが、第3実施形態では図6に示すように強度部材40の左右両端部に電気分配箱54、55を固定し、この電気分配箱54、55をサイドブラケット42として構成したものである。
【0084】
このため、電気分配箱54、55の箱体構造を強度部材としての必要強度が得られるように補強している。例えば、電気分配箱54、55の箱体の材質として高強度樹脂の採用、箱体の板厚増加、箱体への補強金属材の組付等により電気分配箱54、55を補強する。
【0085】
そして、電気分配箱54、55には複数の取付穴64を開けて、この取付穴64にねじ止め等の締結手段(図示せず)を通して、電気分配箱54、55の部位で強度部材40の左右両端部を車体側面部に固定する。これにより、電気分配箱54、55にサイドブラケット42の役割を兼務させることができる。なお、ダクト基板33の左右両端部を電気分配箱54、55に固定するようにしてもよい。
【0086】
(第4実施形態)
図7は第4実施形態であり、車両では通常、エンジンルーム70と車室71内との間を仕切る隔壁(ファイヤウォール)72に計器盤20が隣接している。そこで、第4実施形態では、車室71内に位置する電気分配箱54、55の車両前方側の面に貫通コネクタ73を備え、この貫通コネクタ73を隔壁72の貫通穴72aを貫通してエンジンルーム70側へ突出させている。
【0087】
この貫通コネクタ73は例えば、エンジンルーム70側へ突き出す雄型のコネクタ端子を有するものである。一方、エンジンルーム70内の電気配線束74の各配線75の先端に、貫通コネクタ73の雄型コネクタ端子が嵌合可能な雌型コネクタ端子を有するコネクタ76を設けてある。このエンジンルーム70内のコネクタ76にはそれぞれゴム製の防水カバー76aを付けて、コネクタ端子嵌合部を被覆するようにしてある。
【0088】
第4実施形態によると、電気分配箱54、55の貫通コネクタ73が、隔壁72を貫通してエンジンルーム70側へ突き出しているので、作業スペースの確保しやすいエンジンルーム70側においてコネクタ76を容易に貫通コネクタ73に嵌合できる。そのため、車室71内の電気分配箱54、55とエンジンルーム側電気回路部との電気接続を容易に行うことができる。
【0089】
(第5実施形態)
図8〜図11は第5実施形態であり、待ち受けコネクタ56、59(図1〜3のコネクタ56、59に相当)に、端子嵌合位置が調節可能な調芯構造を備えている。第5実施形態による調芯構造の具体例を図8〜図10により説明すると、待ち受けコネクタ56、59は、第1コネクタ部材81と第2コネクタ部材82とから構成されており、第1コネクタ部材81と第2コネクタ部材82とによりコネクタ端子83を挟んで固定する。このコネクタ端子83は例えば、雌型形状に構成される。
【0090】
このコネクタ端子83は、第2コネクタ部材82裏面側の配線84を通して統合電気配線束50の基幹電気配線51に電気接続される。
【0091】
第1コネクタ部材81にはその外周側の上下両側および右側に位置決め片81a、81b、81cを一体に設けている。上下の位置決め片81a、81bは、図9に示すようにダクト基板33の開口部85の縁に対して所定間隙G1,G2により上下方向に位置調整可能に嵌合している。
【0092】
また、右側の位置決め片81cには図10に示すように係止穴81dが開けてあり、この係止穴81dはダクト基板33の開口部85の縁に形成された係止爪部86に所定間隙G3,G4により左右方向に位置調整可能に嵌合している。これにより、第1コネクタ部材81は上下、左右のいずれの方向にも所定間隙G1〜G4の範囲内で位置調整可能になる。
【0093】
図11は待ち受けコネクタ56、59に対応する相手側のコネクタ62(図5のコネクタ62に相当)であり、第1コネクタ部材81の雌型コネクタ端子83に嵌合する雄型コネクタ端子(図示せず)を有している。また、コネクタ62にはラッパ状に口拡する案内枠62aを設けている。
【0094】
従って、相手側のコネクタ62を待ち受けコネクタ56、59に向かって押し付けると、ラッパ状の案内枠62aに第1コネクタ部材81の先端部(図9の左端部)が当接して、第1コネクタ部材81の位置をラッパ状の案内枠62aの中心部に移行させることができる。
【0095】
このため、待ち受けコネクタ56、59と、計器盤20側の機器20a、20bのコネクタ62との間に多少の位置ずれがあっても、この位置ずれを待ち受けコネクタ56、59の調芯構造により吸収して電気接続を容易に行うことができる。
【0096】
(他の実施形態)
なお、上述の実施形態では、統合電気配線束50の配線保持のための左右方向部材として、フェイス吹出用ダクト35のダクト基板33を用いているが、例えば、送風機ユニット31と空調ユニット32の所定部位(上面部等)に左右方向に延びる樋状の配線保持部材を設け、この配線保持部材(左右方向部材)上に統合電気配線束50を保持固定するようにしてもよい。
【0097】
また、統合電気配線束50の配線保持のための専用の左右方向部材を計器盤20内側部に配置するようにしてもよい。
【0098】
また、第1実施形態では、送風機ユニット31と空調ユニット32をコクピットモジュール組付体10として組み込み、その後に、コクピットモジュール組付体10を車両に搭載する例について説明したが、送風機ユニット31と空調ユニット32をコクピットモジュール組付体10から切り離し、コクピットモジュール組付体10の車両への搭載後に、送風機ユニット31と空調ユニット32を車両に搭載するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるコクピットモジュール組付体の斜視図で、計器盤組み付け前の状態を示す。
【図2】第1実施形態の主要機器の分解斜視図である。
【図3】第1実施形態における空調装置ダクト部と電気配線部との組付状態の斜視図と要部の拡大説明図である。
【図4】第1実施形態における計器盤の斜視図である。
【図5】第2実施形態の要部断面図である。
【図6】第3実施形態によるコクピットモジュール組付体の斜視図で、計器盤組み付け前の状態を示す。
【図7】第4実施形態による電気分配箱の貫通コネクタの説明図である。
【図8】第5実施形態による待ち受けコネクタの概略斜視図である。
【図9】図8のA−A断面図である。
【図10】図8のB−B断面図である。
【図11】第5実施形態による待ち受けコネクタの相手側コネクタの概略斜視図である。
【符号の説明】
20…計器盤、30…空調装置、31…送風機ユニット、
32…空調ユニット、33…ダクト基板、33a…配線保持部、
34…ダクトカバー、34a…配線固定部、50…統合電気配線束、
54、55…電気分配箱、56〜59…コネクタ。

Claims (9)

  1. 計器盤(20)内側にて車両左右方向に延びる強度部材(40)を有する車両において、
    前記計器盤(20)内側にて前記強度部材(40)に沿って車両左右方向に延びるように配置される左右方向部材(35)と、
    前記計器盤(20)内側に配置される多数の基幹電気配線(51)を1つの束状に統合した統合電気配線束(50)とを有し、
    前記統合電気配線束(50)を前記左右方向部材(35)に沿って略直線状に配置するとともに、前記左右方向部材(35)の左右両端部に、前記統合電気配線束(50)の電気分配を行う電気分配箱(54、55)を配置し、
    前記左右方向部材(35)に、前記強度部材(40)に固定される固定部位(33d)を備え、
    さらに、前記強度部材(40)の左右両端部に前記電気分配箱(54、55)を固定し、
    前記電気分配箱(54、55)を、前記強度部材(40)の左右両端部を車体側に固定するサイドブラケットとして構成したことを特徴とする車両用計器盤内電気配線構造。
  2. 前記左右方向部材(35)は樹脂で成形されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用計器盤内電気配線構造。
  3. エンジンルーム(70)と車室(71)内との間を仕切る隔壁(72)に前記計器盤(20)が隣接する車両において、
    前記電気分配箱(54、55)に、前記隔壁(72)を貫通して前記エンジンルーム(70)側へ突き出す貫通コネクタ(73)が備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用計器盤内電気配線構造。
  4. 前記統合電気配線束(50)から分岐された待ち受けコネクタ(56、59)を前記左右方向部材(35)に対して所定位置に位置決めして固定し、
    前記待ち受けコネクタ(56、59)に前記計器盤(20)側の機器(20a、20b)のコネクタ(62)を嵌合して電気接続することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両用計器盤内電気配線構造。
  5. 前記待ち受けコネクタ(56、59)は複数であり、そのうち少なくとも1つは、端子嵌合位置が調節可能な調芯構造を有することを特徴とする請求項に記載の車両用計器盤内電気配線構造。
  6. 前記左右方向部材は空調装置(30)の空気が流れるダクト(35)であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両用計器盤内電気配線構造。
  7. 前記空調装置(30)は、前記計器盤(20)の左右両端部に配置されて車室内乗員の上半身に向けて空気を吹き出すサイドフェイス吹出口(38)を有し、
    前記ダクト(35)は前記サイドフェイス吹出口(38)に向かう空気が流れることを特徴とする請求項に記載の車両用計器盤内電気配線構造。
  8. 前記ダクト(35)に車両左右方向に沿って略直線状に延びる樋状の配線保持部(33a)を備え、
    前記樋状の配線保持部(33a)上に前記統合電気配線束(50)を載せて保持することを特徴とする請求項またはに記載の車両用計器盤内電気配線構造。
  9. 請求項ないしのいずれか1つに記載の車両用計器盤内電気配線構造を備え、
    前記ダクト(35)に前記空調装置(30)の送風機ユニット(31)およびこの送風機ユニット(31)からの送風空気を熱交換器と熱交換させて温度調整する空調ユニット(32)を一体に組け付ることを特徴とする車両用コクピットモジュール組付体。
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