JP2003136942A - 空調装置の車両搭載構造および車両搭載方法 - Google Patents

空調装置の車両搭載構造および車両搭載方法

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JP2003136942A
JP2003136942A JP2002239458A JP2002239458A JP2003136942A JP 2003136942 A JP2003136942 A JP 2003136942A JP 2002239458 A JP2002239458 A JP 2002239458A JP 2002239458 A JP2002239458 A JP 2002239458A JP 2003136942 A JP2003136942 A JP 2003136942A
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Japan
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duct
vehicle
air
defroster
instrument panel
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Application number
JP2002239458A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kawai
猛 河合
Satoshi Mizutani
聡志 水谷
Haruki Ikuta
晴樹 生田
Norikazu Kato
則和 加藤
Takashi Tanaka
尚 田中
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計器盤内側にて車両左右方向に延びるように
配置されるサイドデフロスタダクト部の共通化を図る。 【解決手段】 空調ユニット11の空気出口部から温度
制御された空調風が流入するサイドデフロスタダクト2
4を、計器盤内側に配置される梁部材(構造体)15に
組み付け、サイドデフロスタダクト24の先端部にサイ
ドデフ繋ぎダクト27を接続し、サイドデフ繋ぎダクト
27の先端部を、計器盤の左右両端側に配置されたサイ
ドデフロスタ吹出口に接続する。これによると、サイド
デフロスタダクト24を計器盤側から切り離して梁部材
15に組み付けるから、サイドデフロスタダクト24を
異なる車種に共通使用される共通部品として構成でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両への空調装置
の搭載構造および搭載方法に関するもので、特に、サイ
ドデフロスタダクト部分の共通化を図るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用空調装置においては、空調
空気と熱交換する熱交換器等を内蔵する空調ユニット部
を車室内前部の計器盤内側に配置し、この空調ユニット
部にて温度制御された空調風を乗員の顔部側、足元側お
よび車両窓ガラス側へ吹き出すようになっている。
【0003】車両窓ガラス側へ空調風を吹き出すデフロ
スタダクトのうち、車両側面窓ガラス側へ空調風を吹き
出すためのサイドデフロスタダクトは計器盤内側にて車
両左右両端側へ延びるように配置されて、計器盤に組み
付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、計器盤は車
種ごとの固有の意匠、形状を持った専用部品であるか
ら、この専用部品に組み付けられるサイドデフロスタダ
クトも必然的に車種ごとの専用部品となってしまう。こ
の結果、サイドデフロスタダクトの種類が多くなり、サ
イドデフロスタダクトのコストアップを招いている。
【0005】本発明は上記点に鑑みて、デフロスタダク
トのうち、特に、計器盤内側にて車両左右方向に延びる
ように配置される大型部品であるサイドデフロスタダク
ト部の共通化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、空調ユニット(11)
の空気出口部から温度制御された空調風が流入するサイ
ドデフロスタダクト(24)を、計器盤(12)内側に
配置される構造体(15)に組み付け、サイドデフロス
タダクト(24)の先端部にサイドデフ繋ぎダクト(2
7)を接続し、サイドデフ繋ぎダクト(27)の先端部
を、計器盤(12)の左右両端側に配置されたサイドデ
フロスタ吹出口(28)に接続することを特徴とする。
【0007】これによると、サイドデフロスタダクト
(24)を計器盤(12)側から切り離して計器盤(1
2)内側の構造体(15)に組み付けるから、サイドデ
フロスタダクト(24)を計器盤(12)の形態に依存
することなく、異なる車種に共通使用される共通部品と
して構成でき、サイドデフロスタダクト(24)のコス
ト低減を図ることができる。
【0008】そして、計器盤(12)側のサイドデフロ
スタ吹出口(28)の形態が車種ごとに変化しても、サ
イドデフ繋ぎダクト(27)を各車種のサイドデフロス
タ吹出口(28)の形態に対応した専用部品として構成
することにより、共通部品であるサイドデフロスタダク
ト(24)と、各車種ごとに形態が変化する、計器盤
(12)側のサイドデフロスタ吹出口(28)との間を
支障なく接続できる。
【0009】請求項2に記載の発明のように、請求項1
において、サイドデフロスタダクト(24)を左右対称
形状にすれば、右ハンドル車、左ハンドル車の両方に対
してサイドデフロスタダクト(24)を共通使用でき、
コスト低減にとって一層有利である。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2において、空調ユニット(11)の空気出口部から
温度制御された空調風が流入するサイドフェイスダクト
(15a、33)を計器盤(12)内側の構造体(1
5)に組み付け、サイドフェイスダクト(15a、3
3)は、空調風を計器盤(12)の左右両端側に導くよ
うに形成し、サイドフェイスダクト(15a、33)の
先端部に、サイドフェイス繋ぎダクト(22)を接続
し、サイドフェイス繋ぎダクト(22)の先端部を、計
器盤(12)の左右両端側に配置されたサイドフェイス
吹出口(23)に接続することを特徴とする。
【0011】これによると、サイドフェイス繋ぎダクト
(22)を各車種のサイドフェイス吹出口(23)の形
態に対応した専用部品として構成することにより、サイ
ドフェイスダクト(15a、33)も異なる車種に共通
使用される共通部品として構成できる。
【0012】請求項4に記載の発明のように、請求項3
において、サイドフェイス繋ぎダクト(22)とサイド
デフ繋ぎダクト(27)とを一体成形すれば、両繋ぎダ
クトを効率よく低コストで製造できる。
【0013】請求項5に記載の発明では、請求項3また
は4において、サイドフェイス繋ぎダクト(22)とサ
イドデフ繋ぎダクト(27)の少なくとも一方に車両ユ
ーザーの好みに応じて装着されるオプション部品(3
0)を組み付けることを特徴とする。
【0014】ところで、マイナスイオン発生器等のオプ
ション部品(30)を、サイドデフロスタダクト(2
4)やサイドフェイスダクト(15a、33)、構造体
(15)等に装着すると、オプション部品(30)の組
付固定部をこれらの部材(15,15a、24)に設定
する必要が生じ、このことがこれらの部材(15,15
a、24)の共通化を阻害する原因となるが、請求項5
によると、各車種ごとの専用部品をなす両繋ぎダクト
(22、27)にマイナスイオン発生器等のオプション
部品(30)を装着するから、オプション部品(30)
の装着によって、上記部材(15,15a、24)の共
通化が阻害されない。
【0015】請求項6に記載の発明のように、請求項3
ないし5のいずれか1つにおいて、構造体(15)にサ
イドフェイスダクト(15a、33)を内包する構成に
すれば、サイドフェイスダクト(15a、33)専用の
搭載スペースが不要となり、実用上、有利である。
【0016】請求項7に記載の発明では、請求項3ない
し5のいずれか1つにおいて、サイドデフロスタダクト
(24)とサイドフェイスダクト(33)とを一体成形
したことを特徴とする。
【0017】これにより、ダクト部品点数が減少してダ
クト製造コストを低減できるとともに、計器盤(12)
内側の構造体(15)に対するダクト組付工数を低減で
きる。
【0018】請求項8に記載の発明のように、請求項7
において、サイドデフロスタダクト(24)とサイドフ
ェイスダクト(33)の全体形状を2分割した分割体
(34a、34b)を一体成形し、この2つの分割体
(34a、34b)を一体に連結する構成とすれば、ダ
クト全体形状を2分割するので、ダクト成形法の選択範
囲が拡大し、ダクト成形が容易になる。
【0019】請求項9に記載の発明では、請求項7にお
いて、サイドデフロスタダクト(24)とサイドフェイ
スダクト(33)の全体形状をブロー成形により一体成
形したことを特徴とする。
【0020】これにより、両ダクト(24、33)の全
体形状を一挙に成形でき、ダクト成形の効率を向上でき
る。
【0021】請求項10に記載の発明では、一体成形し
たサイドデフロスタダクト(24)とサイドフェイスダ
クト(33)が構造体(15)に内包されていることを
特徴とする。
【0022】これにより、両ダクト(24、33)を構
造体(15)に内包したコンパクトな構成を提供でき、
車両搭載性をより一層向上できる。
【0023】請求項11に記載の発明のように、請求項
1ないし10のいずれか1つにおいて、構造体(15)
は、具体的には計器盤(12)内側に車両左右方向に延
びるように配置され、車両ステアリング装置を支持する
ものである。
【0024】請求項12に記載の発明では、車室内前部
の計器盤(12)内側に配置され、空調空気と熱交換す
る熱交換器を少なくとも内蔵する空調ユニット(11)
と、計器盤(12)内側に配置され、空調ユニット(1
1)の空気出口部から温度制御された空調風が流入する
サイドデフロスタダクト(24)とを有し、サイドデフ
ロスタダクト(24)により計器盤(12)の左右両端
側に配置されたサイドデフロスタ吹出口(28)に空調
風を導き、サイドデフロスタ吹出口(28)から空調風
を車両の側面窓ガラスに向けて吹き出す空調装置の車両
搭載方法であって、サイドデフロスタダクト(24)を
異なる車種に共通使用される共通部品として用意し、ま
た、サイドデフロスタダクト(24)の先端部とサイド
デフロスタ吹出口(28)との間に介在されるサイドデ
フ繋ぎダクト(27)を車種ごとの専用部品として用意
し、サイドデフロスタダクト(24)を空調ユニット
(11)の空気出口部に接続するとともに、サイドデフ
ロスタダクト(24)を計器盤(12)内側に配置され
る構造体(15)に組み付ける工程と、サイドデフロス
タダクト(24)の先端部にサイドデフ繋ぎダクト(2
7)を接続し、サイドデフ繋ぎダクト(27)の先端部
をサイドデフロスタ吹出口(28)に接続する工程とを
備える、空調装置の車両搭載方法を特徴とする。
【0025】このような搭載方法により請求項1と同様
の作用効果を発揮できる。
【0026】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は車両用空
調装置の室内ユニット部の組み付け状態を示し、図2は
そのうち、サイドデフロスタダクト部を分解した状態を
示し、図3は車室内前部に配置される計器盤を示してい
る。なお、図1の上下左右前後の矢印は車両搭載状態で
の方向を示す。
【0028】図1〜図3において、車両用空調装置の室
内ユニット部は、大別して送風機ユニット10と空調ユ
ニット11とにより構成される。送風機ユニット10は
車両の計器盤12(図3)の内側において助手席側に配
置され、空調ユニット11は計器盤12内側にて車両左
右方向の略中央部に配置される。なお、図1、図2は右
ハンドル車の配置例を示しているので、送風機ユニット
10は計器盤12内側の車両左側に配置される。
【0029】送風機ユニット10は、その上部に内気と
外気を切替導入する内外気切替箱(図示せず)を有し、
この内外気切替箱からの導入空気を遠心送風機により送
風するもので、その送風空気は送風機吹出ダクト13を
介して空調ユニット11の車両前方部に導入される。
【0030】空調ユニット11は送風機ユニット10か
らの送風空気(内気または外気)を温度調整して車室内
へ吹き出すもので、空気通路を形成する樹脂製ケース1
4内に、送風空気を冷却する冷房用熱交換器としての蒸
発器(図示せず)、送風空気を加熱する暖房用熱交換器
としての温水式ヒータコア(図示せず)等を内蔵してい
る。
【0031】一方、計器盤10の内側において空調ユニ
ット11の上方には車両左右方向に延びる梁部材(レイ
ンフォースバー)15が配置されている。この梁部材1
5は図示しないステアリング装置を支持することを主目
的とする構造体(強度部材)であって、その車両左右方
向の両端部にはサイドブラケット16が一体に接合さ
れ、このサイドブラケット16により梁部材15の両端
部が車両ボディに固定されるようになっている。空調ユ
ニット11の上部は梁部材15に組み付けられ、梁部材
15により支持されるようになっている。
【0032】梁部材15は図4に示すようにアルミニュ
ウム合金等の金属板を曲げ成形した中空の閉断面形状に
なっている。そして、梁部材15の内側壁面にはその全
周にわたって柔軟性に富んだ樹脂発泡材からなる吸音断
熱材を貼り付けて、梁部材15の内側にサイドフェイス
ダクト15aを形成している。
【0033】従って、梁部材15はステアリング装置、
空調ユニット11等を支持する構造体であると同時に、
サイドフェイスダクト15aを内包するダクト構造にな
っている。なお、梁部材15(サイドフェイスダクト1
5a)の車両左右方向の両端開口部はサイドブラケット
16により閉塞され、ここからの空気洩れを防止するよ
うになっている。
【0034】ところで、空調ユニット11のケース14
の上面部のうち、車両前方側にはデフロスタ開口部17
(図2)が開口しており、このデフロスタ開口部17の
後方側の部位(梁部材15の下方部位)にフェイス開口
部(図示せず)が開口している。また、ケース14の左
右両側面のうち、車両後方側の下部にフット吹出口18
が開口している。
【0035】なお、図1、2では左側のフット吹出口1
8のみを図示している。デフロスタ開口部17、フェイ
ス開口部およびフット吹出口18にはそれぞれ前述の熱
交換器部にて温度制御された空調風がケース14内の吹
出モード切替機構(図示せず)を介して流入する。請求
項1、6における空調ユニット11の空気出口部は、上
記デフロスタ開口部17、フェイス開口部、およびフッ
ト吹出口18の上流側に位置するフット開口部(図示せ
ず)に相当する。
【0036】梁部材15(サイドフェイスダクト15
a)の長手方向(車両左右方向)の略中央部の底面部に
は連通口(図示せず)を設けて、ケース14上面部のフ
ェイス開口部(図示せず)に連通するようになってい
る。梁部材15(サイドフェイスダクト15a)の長手
方向(車両左右方向)の略中央部の上面部にはセンタフ
ェイス連通口19を開けて、このセンタフェイス連通口
19を図示しないセンタフェイスダクトを介して計器盤
12の車両左右方向の略中央部に配置されたセンタフェ
イス吹出口20(図3)に接続する。このセンタフェイ
ス吹出口20は風向調整機構を有し、車両左右方向の略
中央部にて空調風を乗員顔部側に向けて吹き出すもので
ある。
【0037】また、梁部材15(サイドフェイスダクト
15a)の長手方向(車両左右方向)の両端側には、車
両後方側に向かってサイドフェイス連通口21を開口さ
せ、このサイドフェイス連通口21にサイドフェイス繋
ぎダクト22を接続する。このサイドフェイス繋ぎダク
ト22の先端部はサイドフェイス吹出口23(図3)に
接続される。
【0038】このサイドフェイス吹出口23は計器盤1
2の車両左右方向の両端側に配置され、風向調整機構を
有する。サイドフェイス吹出口23は空調風を風向調整
機構により車室内左右方向の両端側にて乗員顔部または
車両の側面窓ガラスに向けて吹き出すものである。従っ
て、サイドフェイス吹出口23は風向調整機構により車
両側面窓ガラス側へ空調風を吹き出すことにより、冬期
に車両側面ガラスの曇り止め作用を果たすことができ
る。
【0039】一方、空調ユニット11のケース14上面
部において車両前方側の部位に開口するデフロスタ開口
部17にはサイドデフロスタダクト24が接続される。
より具体的に説明すると、サイドデフロスタダクト24
は、計器盤12の内側にて車両左右方向に延びるように
形成されたダクト本体部24aを有し、このダクト本体
部24aにより空調ユニット11からの空調風を計器盤
12の左右両端側に導くものである。ダクト本体部24
aは樹脂の成形品であり、その長手方向(車両左右方
向)の略中央部に連通口24bを設けている。
【0040】この連通口24bの下部をデフロスタ開口
部17に接続し、連通口24bの上部は、図示しない主
デフロスタダクトを介して計器盤12の上面部の車両前
方側に配置された主デフロスタ吹出口25(図3)に接
続される。この主デフロスタ吹出口25は車両前面窓ガ
ラスに向けて空調風を吹き出すものである。図示しない
主デフロスタダクトは計器盤12側に組み付けられる。
【0041】サイドデフロスタダクト24のダクト本体
部24aには車両後方側へ突き出すブラケット部24c
が左右両側に一体成形されており、このブラケット部2
4cには、梁部材15に固定された取付ねじ26が挿入
される取付穴24dが開けてある。また、ダクト本体部
24aには車両下方側へ突き出すブラケット部24eが
左右両側に一体成形されており、このブラケット部24
eにも、梁部材15に固定された取付ねじ(図示せず)
が挿入される取付穴24fが開けてある。
【0042】そのため、この両方のブラケット部24
c、24eの取付穴24d、24fの部位にてダクト本
体部24aを梁部材15にねじ止め固定できる。
【0043】ダクト本体部24aにおいて車両左右方向
の両端部は車両後方側に向くようにL状に曲げ成形さ
れ、その先端部に車両後方側に向かって開口するサイド
デフロスタ連通口24gを設けている。このサイドデフ
ロスタ連通口24gにサイドデフ繋ぎダクト27を接続
する。このサイドデフ繋ぎダクト27は、計器盤12の
車両左右方向の両端側に配置されたサイドデフロスタ吹
出口28(図3)に接続される。このサイドデフロスタ
吹出口28は空調風を車両の側面窓ガラスに向けて吹き
出すものである。
【0044】サイドデフ繋ぎダクト27はサイドフェイ
ス繋ぎダクト22の上側に積層配置され、且つ、この両
繋ぎダクト22、27は連結部29で一体に連結されて
いる。このような両繋ぎダクト22、27の一体構造
は、ブロー成形等の成形方法により樹脂で一体成形でき
る。
【0045】また、両繋ぎダクト22、27の部位には
マイナスイオン発生器30が装着される。このマイナス
イオン発生器30は車両ユーザーの要求により装着の有
無が決定されるオプション部品である。マイナスイオン
発生器30はマイナスイオンを発生して、空調風の吹出
気流とともに車室内へマイナスイオンを放出することに
より車室内環境の空気質を改善するものである。
【0046】本例では、マイナスイオン発生器30の箱
形状をなす本体部をサイドフェイス繋ぎダクト22の下
側面に組み付けるとともに、針状の電極部材30aをサ
イドフェイス繋ぎダクト22の通路内に突出させて、針
状の電極部材30aからダクト22の通路内へマイナス
イオンを放出するようにしてある。
【0047】なお、梁部材15のうち、運転席側の部位
(図1の右寄り部位)にステアリング装置支持用のステ
ー31が組み付けられている。また、梁部材15のう
ち、略中央部には、センターブレース(支柱部材)32
の上端部が溶接等により接合され、このセンターブレー
ス32の下端部は車両ボディの床部にボルト等の締結手
段により固定される。
【0048】次に、空調装置の車両搭載方法について説
明する。
【0049】(1)梁部材15の左側のサイドブラケッ
ト16部分に、送風機ユニット11を吊り下げるように
組み付け、また、梁部材15の略中央部に空調ユニット
11を吊り下げるように組み付ける。このとき、空調ユ
ニット11のケース14上面部に開口しているフェイス
開口部(図示せず)が、梁部材15の長手方向(車両左
右方向)の略中央部の底面部に開口している連通口(図
示せず)に接続され、空調ユニット11のフェイス開口
部が梁部材15に内包されるサイドフェイスダクト15
aと連通する。
【0050】(2)次に、梁部材15の上側にサイドデ
フロスタダクト24を組み付ける。
【0051】具体的には、サイドデフロスタダクト24
のダクト本体部24aから車両後方側へ突き出す左右2
箇所のブラケット部24cの取付穴24dを梁部材15
の取付ねじ26に嵌合し、この左右2箇所のブラケット
部24cを梁部材15上にねじ止め固定する。同様に、
ダクト本体部24aから車両下方側へ突き出す左右2箇
所のブラケット部24eも梁部材15の取付ねじ(図示
せず)に嵌合し、ねじ止め固定する。
【0052】これにより、梁部材15の上側にサイドデ
フロスタダクト24を組み付けることができる。これと
同時に、ダクト本体部24aの長手方向(車両左右方
向)の略中央部に開口する連通口24bの下部が、空調
ユニット11のケース14上面部に開口するデフロスタ
開口部17に接続され、サイドデフロスタダクト24の
内部通路がデフロスタ開口部17と連通する。
【0053】(3)次に、サイドデフロスタダクト24
のダクト本体部24aの車両左右方向の両端部において
車両後方側に向かって開口するサイドデフロスタ連通口
24gと、梁部材15の車両左右方向の両端部付近にお
いて車両後方側に向かって開口するサイドフェイス連通
口21に、サイドデフ繋ぎダクト27とサイドフェイス
繋ぎダクト22を接続する。
【0054】ここで、両繋ぎダクト22、27は樹脂の
一体成形品であるから、上下方向に配置された両連通口
21、24gに樹脂の弾性変形を利用した嵌合係止構造
により同時に接続作業を終了できる。図1はこの上記
(1)〜(3)の組み付け工程を終了した後の状態を示
している。
【0055】なお、車両ユーザーの要求によりマイナス
イオン発生器30をオプション設定する場合には、マイ
ナスイオン発生器30をサイドフェイス繋ぎダクト22
の下側面に組み付ける。
【0056】(4)次に、上記梁部材15を計器盤12
に組け付て、1つの組付体(コクピットモジュール組付
体)にまとめる。具体的には、サイドデフロスタダクト
24のダクト本体部24aの略中央部に開口する連通口
24bの上部を図示しない主デフロスタダクトを介して
計器盤12の主デフロスタ吹出口25に接続する。
【0057】また、サイドデフ繋ぎダクト27の先端部
を計器盤12のサイドデフロスタ吹出口28に接続し、
サイドフェイス繋ぎダクト22の先端部を計器盤12の
サイドフェイス吹出口23に接続する。また、梁部材1
5(サイドフェイスダクト15a)の略中央部に開口す
るセンタフェイス連通口19を図示しないセンタフェイ
スダクトを介して計器盤12のセンタフェイス吹出口2
0に接続する。更に、梁部材15の左右のサイドブラケ
ット16部分等の複数箇所を計器盤12に組み付ける。
【0058】(5)その後に、上記の1つの組付体(コ
クピットモジュール組付体)を一度に車両側にまとめて
搭載する作業を行う。
【0059】ところで、サイドデフロスタダクト24
は、計器盤12から切り離して、計器盤12内側の構造
体をなす梁部材15に組み付けているから、サイドデフ
ロスタダクト24を異なる車種に共通使用される共通部
品として構成できる。その場合に、サイドデフロスタダ
クト24を図1、2に示すように左右対称の形状に形成
することにより、右ハンドル車、左ハンドル車の如何に
かかわらず、サイドデフロスタダクト24を共通使用で
きる。
【0060】一方、計器盤12側に設けられる主デフロ
スタ吹出口25およびサイドデフロスタ吹出口28の位
置、形状等は計器盤12の意匠が車種ごとに変化するに
伴って変化するので、これらの吹出口25、28は車種
ごとの専用部品となるが、これらの計器盤12側の吹出
口25、28とサイドデフロスタダクト24との間には
主デフロスタダクト(図示せず)およびサイドデフ繋ぎ
ダクト27が介在されているから、これらのダクトを各
吹出口20、25、28の位置、形状等の変化に対応し
た車種ごとの専用部品として構成することにより、異な
る車種に共通使用されるサイドデフロスタダクト24と
各吹出口25、28との接続を支障なく行うこができ
る。
【0061】なお、梁部材15(サイドフェイスダクト
15a)も異なる車種に共通使用される共通部品として
構成してあり、また、梁部材15(サイドフェイスダク
ト15a)を左右対称の形状に形成することにより、右
ハンドル車、左ハンドル車の如何にかかわらず、梁部材
15(サイドフェイスダクト15a)を共通使用でき
る。
【0062】ここで、もし、マイナスイオン発生器30
等のオプション部品を梁部材15側に組み付けると、こ
のオプション部品の組付固定部を梁部材15側に設ける
必要が発生し、このオプション部品の組付固定部が車種
ごとの専用構造になってしまい、梁部材15の共通部品
化を阻害する。しかし、本実施形態によると、マイナス
イオン発生器30等のオプション部品をすべて繋ぎダク
ト22、27の部分(車種ごとの専用部品)に集中配置
するようにしているから、オプション部品の装着により
梁部材15の共通部品化を阻害することがない。
【0063】なお、送風機ユニット10と空調ユニット
11も、異なる車種に共通使用される共通部品として構
成できる。
【0064】(第2実施形態)第1実施形態では、梁部
材15をサイドフェイスダクト15aが内包されたダク
ト構造体として構成しているが、第2実施形態では、図
5に示すように梁部材15を、鉄等の金属により構造体
単独の形態、すなわち、サイドフェイスダクト15aを
内包しない円筒状の形態に構成している。そして、サイ
ドフェイスダクト15aを別途独立に成形して空調ユニ
ット11および梁部材15に組み付ける。
【0065】このように梁部材15を単独で構成して
も、梁部材15にサイドデフロスタダクト24を組み付
けることにより、サイドデフロスタダクト24を第1実
施形態と同様に共通化できる。
【0066】(第3実施形態)第1実施形態では、サイ
ドデフロスタダクト24とサイドフェイスダクト15a
とを別々に成形する場合について説明したが、第3実施
形態では、サイドデフロスタダクト24とサイドフェイ
スダクト33とを一体成形して、両ダクト24、33を
1部品として梁部材15に組み付けるものである。
【0067】図6は第3実施形態の要部を示し、図7は
図6のA−A断面図である。図7に示すように、サイド
デフロスタダクト24を上側に配置し、サイドフェイス
ダクト33を下側に配置するとともに、この両ダクト2
4、33の全体形状を車両前後方向に2分割して一体成
形している。
【0068】より具体的に説明すると、柔軟性に富んだ
樹脂発泡材により両ダクト24、33を構成する場合
は、樹脂発泡材からなるシート材を加熱しながら真空引
きして成形型に圧着する真空成形法により断面ヨ形状に
成形する。これにより、両ダクト24、33の車両前方
側の分割体34aおよび車両後方側の分割体34bを形
成できる。
【0069】この成形工程後に、両分割体34a、34
bの断面ヨ形状の端面のいずれか一方もしくは両方に接
着剤を塗布し、両分割体34a、34bの端面同士を接
着固定し、両分割体34a、34bを連結する。これに
より、サイドデフロスタダクト24とサイドフェイスダ
クト33との一体構造を形成できる。
【0070】この後に、サイドデフロスタダクト24と
サイドフェイスダクト33の外表面に接着剤を塗布し、
両ダクト24、33の一体部品を梁部材15内に挿入
し、梁部材15の内壁に接着固定する。
【0071】図6の上下前後左右の各矢印は車両搭載状
態での方向を示し、図6の梁部材15の左端部は車両計
器盤12(図3)の左端部近傍に位置する部位であり、
そして、第1実施形態と同様、図8に示すように、サイ
ドデフロスタダクト24の左端部にてサイドデフロスタ
連通口24gが車両後方側へ向かって開口し、また、サ
イドフェイスダクト33の左端部にてサイドフェイス連
通口21が車両後方側へ向かって開口している。
【0072】上側のサイドデフロスタ連通口24gは、
図6に示すサイドデフ繋ぎダクト27を介して車両計器
盤12のサイドデフロスタ吹出口28に接続される。下
側のサイドフェイス連通口21は、サイドフェイス繋ぎ
ダクト22を介して車両計器盤12のサイドフェイス吹
出口23に接続される。両繋ぎダクト22、27は連結
部29により一体に連結され、樹脂にて一体成形されて
いる。これらの点も第1実施形態と同様である。
【0073】また、図6において、梁部材15の長手方
向(車両左右方向)の中央部付近には空調ユニット11
(図1、2)との接続部が設けられる。すなわち、梁部
材15の長手方向中央部の上面部には、サイドデフロス
タダクト24部分を廃止して凹部35を形成し、この凹
部35の車両後方側部位にセンタフェイス連通口19が
開口している。
【0074】このセンタフェイス連通口19は、梁部材
15のセンタフェイス用内部空間を通して空調ユニット
11のケース14上面部のセンタフェイス開口部(図示
せず)に連通する。そして、センタフェイス連通口19
には第1実施形態と同様にセンタフェイスダクト(図示
せず)が接続され、このセンタフェイスダクトの先端側
は車両計器盤12のセンタフェイス吹出口20(図3)
に接続される。
【0075】左右のサイドフェイスダクト33の中央側
の端部は、梁部材15の上記センタフェイス用内部空間
と仕切られるとともに、空調ユニット11のケース14
上面部のサイドフェイス開口部(図示せず)に連通す
る。
【0076】また、梁部材15の凹部35の車両前方側
にはセンタデフロスタダクト36が配置される。このセ
ンタデフロスタダクト36は、梁部材15とは別体の樹
脂成形品であり、第1実施形態のサイドデフロスタダク
ト24の中央部の連通口24b部分に相当するものであ
る。
【0077】このセンタデフロスタダクト36の下端部
は空調ユニット11の上面部に開口するデフロスタ開口
部17(図2)に接続され、また、センタデフロスタダ
クト36の上端部は車両計器盤12の主デフロスタ吹出
口25(図3)に接続される。更に、センタデフロスタ
ダクト36の左右の側壁部には分岐ダクト36a、36
bが一体成形されている。この左右の分岐ダクト36
a、36bはセンタデフロスタダクト36の内部空間を
サイドデフロスタダクト24の中央部側の端部に連通す
るものである。
【0078】これにより、空調ユニット11上面部のデ
フロスタ開口部17からセンタデフロスタダクト36の
内部空間に流入したデフロスタ吹出空気の一部が左右の
分岐ダクト36a、36bに分岐され、サイドデフロス
タダクト24に流入するようになっている。
【0079】第3実施形態によると、サイドデフロスタ
ダクト24とサイドフェイスダクト33とを一体成形し
て、両ダクト24、33を1部品として梁部材15内に
組み付けるので、ダクト部品点数が減少して、ダクト製
造コストの低減、梁部材15へのダクト組付工数の低減
等の効果を発揮できる。
【0080】なお、第3実施形態では、樹脂発泡材から
なるシート材を真空成形することにより両ダクト24、
33の分割体34a、34bを一体成形する場合につい
て説明したが、両ダクト24、33の分割体34a、3
4bを適宜の樹脂材料を用いて射出成形により成形する
ようにしてもよい。この場合、射出成形による分割体3
4a、34bは、樹脂発泡材の成形品に比較して剛性が
高いので、ねじ止め、弾性爪形状部を用いたはめ込み構
造、溶着等の結合手段により一体に連結することができ
る。
【0081】(第4実施形態)第3実施形態では、両ダ
クト24、33の分割体34a、34bを一体成形し、
成形後に、この分割体34a、34bを接着固定してサ
イドデフロスタダクト24とサイドフェイスダクト33
との一体構造を形成しているが、第4実施形態では、図
9に示すように両ダクト24、33の全体形状をブロー
成形により一挙に一体成形している。すなわち、サイド
デフロスタダクト24の空間部を形成する上方空間部と
サイドフェイスダクト33の空間部を形成する下方空間
部と上下の空間部の仕切り壁部とを含むダクト全体形状
をブロー成形により一体成形している。
【0082】第4実施形態によると、第3実施形態にお
ける両分割体34a、34bの接着工程が不要となり、
ダクト製造の効率をより一層向上できる。
【0083】なお、上記の第3、第4実施形態では、サ
イドデフロスタダクト24とサイドフェイスダクト33
の全体形状を一体成形する場合について説明したが、ダ
クト形状の曲がり部のように、一体成形の困難な形状部
が部分的に存在する場合には、その一体成形の困難な形
状部だけを別体で成形し、この別体部位をねじ止め、弾
性爪形状部を用いたはめ込み構造、溶着等の結合手段に
よりダクト一体成形部分に連結するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の組付状態の概略斜視図
である。
【図2】第1実施形態の分解状態の概略斜視図である。
【図3】第1実施形態の計器盤の概略斜視図である。
【図4】第1実施形態におけるサイドフェイスダクトを
内包した梁部材の断面図である。
【図5】第2実施形態の梁部材の斜視図である。
【図6】第3実施形態の要部の概略斜視図である。
【図7】図6のA−A断面図である。
【図8】第3実施形態の梁部材の左端部付近の斜視図で
ある。
【図9】第4実施形態の梁部材の断面図で、図6のA−
A断面図に相当する。
【符号の説明】
10…送風機ユニット、11…空調ユニット、12…計
器盤、15…梁部材(構造体)、15a、33…サイド
フェイスダクト、22…サイドフェイス繋ぎダクト、2
3…サイドフェイス吹出口、24…サイドデフロスタダ
クト、27…サイドデフ繋ぎダクト、28…サイドデフ
ロスタ吹出口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 生田 晴樹 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 加藤 則和 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 田中 尚 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3L011 BR01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内前部の計器盤(12)内側に配置
    され、空調空気と熱交換する熱交換器を少なくとも内蔵
    する空調ユニット(11)と、 前記計器盤(12)内側に配置され、前記空調ユニット
    (11)の空気出口部から温度制御された空調風が流入
    するサイドデフロスタダクト(24)とを有し、 前記サイドデフロスタダクト(24)は、前記空調風を
    前記計器盤(12)の左右両端側に導くように形成さ
    れ、 前記サイドデフロスタダクト(24)を前記計器盤(1
    2)内側に配置される構造体(15)に組み付け、 前記サイドデフロスタダクト(24)の先端部にサイド
    デフ繋ぎダクト(27)を接続し、 前記サイドデフ繋ぎダクト(27)の先端部を、前記計
    器盤(12)の左右両端側に配置されたサイドデフロス
    タ吹出口(28)に接続することを特徴とする空調装置
    の車両搭載構造。
  2. 【請求項2】 前記サイドデフロスタダクト(24)を
    左右対称形状にしたことを特徴とする請求項1に記載の
    空調装置の車両搭載構造。
  3. 【請求項3】 前記空調ユニット(11)の空気出口部
    から温度制御された空調風が流入するサイドフェイスダ
    クト(15a、33)を前記構造体(15)に組み付
    け、 前記サイドフェイスダクト(15a、33)は、前記空
    調風を前記計器盤(12)の左右両端側に導くように形
    成され、 前記サイドフェイスダクト(15a、33)の先端部に
    サイドフェイス繋ぎダクト(22)を接続し、 前記サイドフェイス繋ぎダクト(22)の先端部を、前
    記計器盤(12)の左右両端側に配置されたサイドフェ
    イス吹出口(23)に接続することを特徴とする請求項
    1または2に記載の空調装置の車両搭載構造。
  4. 【請求項4】 前記サイドフェイス繋ぎダクト(22)
    と前記サイドデフ繋ぎダクト(27)とを一体成形する
    ことを特徴とする請求項3に記載の空調装置の車両搭載
    構造。
  5. 【請求項5】 前記サイドフェイス繋ぎダクト(22)
    と前記サイドデフ繋ぎダクト(27)の少なくとも一方
    に車両ユーザーの好みに応じて装着されるオプション部
    品(30)を組み付けることを特徴とする請求項3また
    は4に記載の空調装置の車両搭載構造。
  6. 【請求項6】 前記構造体(15)に前記サイドフェイ
    スダクト(15a、33)が内包されていることを特徴
    とする請求項3ないし5のいずれか1つに記載の空調装
    置の車両搭載構造。
  7. 【請求項7】 前記サイドデフロスタダクト(24)と
    前記サイドフェイスダクト(33)とを一体成形したこ
    とを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1つに記載
    の空調装置の車両搭載構造。
  8. 【請求項8】 前記サイドデフロスタダクト(24)と
    前記サイドフェイスダクト(33)の全体形状を2分割
    した分割体(34a、34b)を一体成形し、この2つ
    の分割体(34a、34b)を一体に連結したことを特
    徴とする請求項7に記載の空調装置の車両搭載構造。
  9. 【請求項9】 前記サイドデフロスタダクト(24)と
    前記サイドフェイスダクト(33)の全体形状をブロー
    成形により一体成形したことを特徴とする請求項7に記
    載の空調装置の車両搭載構造。
  10. 【請求項10】 前記一体成形したサイドデフロスタダ
    クト(24)とサイドフェイスダクト(33)が前記構
    造体(15)に内包されていることを特徴とする請求項
    7ないし9のいずれか1つに記載の空調装置の車両搭載
    構造。
  11. 【請求項11】 前記構造体(15)は前記計器盤(1
    2)内側に車両左右方向に延びるように配置され、車両
    ステアリング装置を支持するものであることを特徴とす
    る請求項1ないし10のいずれか1つに記載の空調装置
    の車両搭載構造。
  12. 【請求項12】 車室内前部の計器盤(12)内側に配
    置され、空調空気と熱交換する熱交換器を少なくとも内
    蔵する空調ユニット(11)と、 前記計器盤(12)内側に配置され、前記空調ユニット
    (11)の空気出口部から温度制御された空調風が流入
    するサイドデフロスタダクト(24)とを有し、 前記サイドデフロスタダクト(24)により前記計器盤
    (12)の左右両端側に配置されたサイドデフロスタ吹
    出口(28)に前記空調風を導き、前記サイドデフロス
    タ吹出口(28)から前記空調風を車両の側面窓ガラス
    に向けて吹き出す空調装置の車両搭載方法であって、 前記サイドデフロスタダクト(24)を異なる車種に共
    通使用される共通部品として用意し、 また、前記サイドデフロスタダクト(24)の先端部と
    前記サイドデフロスタ吹出口(28)との間に介在され
    るサイドデフ繋ぎダクト(27)を車種ごとの専用部品
    として用意し、 前記サイドデフロスタダクト(24)を前記空調ユニッ
    ト(11)の空気出口部に接続するとともに、前記サイ
    ドデフロスタダクト(24)を前記計器盤(12)内側
    に配置される構造体(15)に組み付ける工程と、 前記サイドデフロスタダクト(24)の先端部に前記サ
    イドデフ繋ぎダクト(27)を接続し、前記サイドデフ
    繋ぎダクト(27)の先端部を前記サイドデフロスタ吹
    出口(28)に接続する工程とを備えることを特徴とす
    る空調装置の車両搭載方法。
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