JP2003146112A - 車体へのインストルメントパネルの取付構造 - Google Patents

車体へのインストルメントパネルの取付構造

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JP2003146112A
JP2003146112A JP2001349793A JP2001349793A JP2003146112A JP 2003146112 A JP2003146112 A JP 2003146112A JP 2001349793 A JP2001349793 A JP 2001349793A JP 2001349793 A JP2001349793 A JP 2001349793A JP 2003146112 A JP2003146112 A JP 2003146112A
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vehicle
fitting portion
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JP2001349793A
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Akira Takano
陽 高野
Takeshi Nishimura
剛 西村
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Subaru Corp
Shigeru Co Ltd
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Shigeru Co Ltd
Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インストルメントパネルの車体への取付作業
を容易化する。 【解決手段】 車体10の左右両サイドに、凹状部分1
1bを持つ支持ブラケット11(第1嵌合部)が設けら
れている。また、インストルメントパネル23の両サイ
ドに、凸状部分27bを持つ被支持部27(第2嵌合
部)が設けられている。凸状部分27bが凹状部分11
bに挿し込まれ、被支持部27が支持ブラケット11に
嵌合されている。この嵌合のみによってインストルメン
トパネル23が車体10に安定的に支持可能になってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の車体にイ
ンストルメントパネルを取り付けた構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体にインストルメントパネル
を取り付ける際は、それに先立って、ステアリングビー
ムを取り付ける。ステアリングビームの例えば左端部
は、車体のフロント側の左サイドに引っ掛けられるよう
になっている。この引っ掛け状態で、ステアリングビー
ムを水平に支えながら右端部をボルト締めして固定し、
次に、左端部をボルト締めして固定する。このステアリ
ングビームに被せるようにして、インストルメントパネ
ルを車室前部に配置する。そして、ステアリングビーム
のブラケットにインストルメントパネルをボルト締めす
る。これによって、インストルメントパネルが、ステア
リングビームを介して車体に組み付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ステアリングビー
ムのブラケットは、インストルメントパネルを連結する
ためのものであるが、それ自体でインストルメントパネ
ルを安定的に支持するようになっていない。そのため、
インストルメントパネルを支えながらボルト締めする必
要があった。一方、インストルメントパネルには、計器
やカーオーディオなどの電装機器が取り付けられている
ため、支えるのに力を要し、その状態でボルト締めする
のは容易でなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、車体の両サイドに、凹形状または凸形
状または凹凸形状を持つ第1嵌合部が設けられている。
また、インストルメントパネルの両サイドに、上記第1
嵌合部の反転形状を持ち、第1嵌合部と車両前後方向へ
スライド可能に嵌合される第2嵌合部が設けられてい
る。これら第1、第2嵌合部の嵌合のみによって上記イ
ンストルメントパネルが上記車体に安定的に支持可能に
なっている。
【0005】ここで、上記第1嵌合部が、上下に対峙す
る一対の挟持面で構成された凹状部分を有しているのが
望ましい。この凹状部分が車両後方に開放され、この開
放部が、上記第2嵌合部の対応凸状部分の受け容れ口と
なっている。この凸状部分が、一対の挟持面により上下
から挟持されている。さらに、下側の挟持面が上側の挟
持面より車両後方へ延出され、この延出部分に、受け容
れ前の上記凸状部分を載置可能になっているのが望まし
い。
【0006】上記車体の第1嵌合部またはその近傍に
は、バッテリに連なる第1コネクタが設けられており、
上記インストルメントパネルには、電装機器が搭載され
るとともに、第2嵌合部またはその近傍に上記電装機器
のハーネスが結線された第2コネクタが設けられている
のが望ましい。これら第1、第2コネクタが、上記スラ
イド嵌合方向と同方向に挿抜可能になり、上記第1、第
2嵌合部の嵌合と併行して連結されるようになってい
る。
【0007】上記インストルメントパネルにステアリン
グビームが一体に樹脂成形されていることが望ましい。
ステアリングビームは、車両の左右方向に延びる第1〜
第3ビーム板を有し、上記第1ビーム板が、幅方向をス
テアリングシャフトの軸線に沿わせるとともに上記ステ
アリングシャフトのための支持部を有し、上記第2ビー
ム板が、上記第1ビーム板と交差するように幅方向を車
両前方へ向かって上に傾斜させ、上記第3ビーム板が、
水平をなして上記第1ビーム板または第2ビーム板に連
なっていることが望ましい。インストルメントパネル
が、アッパーインストルメントパネルやロアインストル
メントパネルなどに分割されている場合には、そのうち
1つのインストルメントパネルとステアリングビームと
が一体化される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照して説明する。図1に示すように、車体10の
車室前面部には、インストルメントパネルアッセンブリ
20が設けられている。図2及び図5に示すように、イ
ンストルメントパネルアッセンブリ20は、ロアインス
トルメントパネル23と、その上に被せられたアッパー
インストルメントパネル21と、その中央に設けられた
センターパネル22と、ロアインストルメントパネル2
3に搭載されたステアリングシャフト50、シフトレバ
ー51、メータ60、ヒータベンチレーションエアコン
ディショナー(以下、「HVAC」という)70、カー
オーディオ80、エアバックユニット90などの各種車
両装備とを備えている。
【0009】ロアインストルメントパネル23は、例え
ばガラス繊維入りポリプロピレン(PPG)やフィラ入
りポリプロピレン(PPF)などの樹脂を射出成形して
なり、左右方向に長く延びている。ロアインストルメン
トパネル23の左側部には、グローブボックス23bが
設けられている。ロアインストルメントパネル23の中
央部には、下側と車室側へ開口する箱形状のHVAC収
容部23aが設けられている。この収容部23aにHV
AC70が収容されている。HVAC70の車室側は、
ボックスパネル26で覆われている。このボックスパネ
ル26に、HVACコントローラ73とカーオーディオ
80が収容されている。
【0010】図2に示すように、ロアインストルメント
パネル23の右側部には、ステアリングシャフトブラケ
ット23c(ステアリングシャフト支持部)が設けられ
ている。このブラケット23cにステアリングシャフト
50が挿入、支持されている。ブラケット23cの側部
には、シフトレバーブラケット23dが設けられてい
る。このブラケット23dにシフトレバー51が挿入、
支持されている。
【0011】図2及び図3に示すように、ロアインスト
ルメントパネル23の上側部分は、ステアリングビーム
部30になっている。すなわち、ロアインストルメント
パネル23が、樹脂製のステアリングビームを一体に有
している。これによって、部品点数を削減でき、溶接作
業を不要にでき、さらには、軽量化を図ることができ
る。具体的には、従来の鋼製パイプからなるステアリン
グビームとロアインストルメントパネル部分との合計重
量が、5kg強であったのに対し、本発明に係る実施品
では、3.6kgであり、約30%の軽量化を図ること
ができた。
【0012】ステアリングビーム部30について詳述す
る。ステアリングビーム部30は、車両の左右方向に延
びる第1〜第3ビーム板31,32,33A〜33Dを
一体に組合せることによって構成されている。第1ビー
ム板31は、幅方向を車室(図3において右側)へ向か
って上に傾斜させている。第2ビーム板32は、第1ビ
ーム板31の下縁(フロント側の縁)に連なるととも
に、第1ビーム板31と鈍角をなすように、幅方向をフ
ロント側へ向かって上に傾斜させている。
【0013】第3ビーム板33A〜33Dは、第2ビー
ム板32からフロント側へ水平に突出するようにして、
上下方向に等間隔置きに4つ設けられている。一番上の
上部第3ビーム板33Aは、第2ビーム板32の上縁に
連なっている。一番下の下部第3ビーム板33Dは、第
2ビーム板32の下縁に連なっている。すなわち、第3
ビーム板33Dの車室側の縁と第1、第2ビーム板3
1,32の下縁どうしが連なり合っている。
【0014】上部第3ビーム板33Aと、その直ぐ下の
中間第3ビーム板33Bとの間には、ビーム部30の長
手方向(図3において紙面に直交する車両左右方向)に
離れて複数の縦リブ34が設けられている。縦リブ34
は、車両左右方向に直交する垂直面に沿う板形状をなし
ている。同様にして、中間第3ビーム板33B,33C
どうしの間、及び下部第3ビーム板33Dとその直ぐ上
の中間第3ビーム板33Cとの間にも、車両左右方向に
直交する板形状の縦リブ34が、車両左右方向に離れて
複数設けられている。
【0015】中間第3ビーム板33B,33Cどうしの
間の縦リブ34には、フロント側の端縁に連なる凹部3
4aが形成されている。この凹部34aに、上記ハーネ
ス40が、ビーム部30の長手方向に延びるようにして
挿通されている。これによって、中間第3ビーム板33
B,33Cどうしの間が、ハーネス40のための収容ス
ペースになっている。これによって、ハーネス40を容
易に引き回すことができる。
【0016】第1ビーム31と下部第3ビーム板33D
の右側部の下面に、上記ステアリングシャフトブラケッ
ト23cが一体成形されている。ブラケット23c内の
ステアリングシャフト50の軸線Lは、第1ビーム板3
1の幅方向と平行になっている。これによって、第1ビ
ーム板31は、シャフト50の方向に働く力に対して高
い強度を発揮することができる。また、第2ビーム板3
2の幅方向の延長線上には、運転席や助手席に座った乗
員の脚部(特に膝付近)が位置されるようになってい
る。したがって、第2ビーム板32は、ビーム部30か
ら乗員の脚部へ向かう方向に働く力に対して高い強度を
発揮することができる。さらに、第3ビーム板33A〜
33Dは、幅方向が水平になっているので、車両の前後
方向に水平に働く力に対して高い強度を発揮するように
なっている。これによって、ステアリングビーム部30
は、衝突時に必要とされる強度を十分に満たすことがで
き、乗員の生存空間を十分に確保することができる。し
かも、第3ビーム板33A〜33Dが複数設けられ、さ
らにこれら第3ビーム板33A〜33Dが縦リブ34で
補強されているので、水平方向の強度を一層高めること
ができ、ビーム部30のフロント側に配されたエンジン
などが衝突時に車室に向けて移動するのを確実に阻止で
き、安全性をより一層高めることができる。
【0017】第1ビーム31と下部第3ビーム板33D
の左側部は、上記グローブボックス23bの上板として
提供されている。第1ビーム31と下部第3ビーム板3
3Dの中央部は、上記HVAC収容部23aの上板とし
て提供されている。そのために、下部第3ビーム板33
Dの中央部は、フロント側へ大きく突出している。この
下部第3ビーム板33Dの中央部上面に、フロントデフ
ノズル25が立設されている。このフロントデフノズル
25に、上から3つの第3ビーム板33A〜33Cのフ
ロント側端縁が突き当てられている。下部第3ビーム板
33Dには、連通孔33xが形成されており、この連通
孔33xを介して、HVAC70のフロントデフ出力口
70bとフロントデフノズル25とが連ねられている。
【0018】図2〜図4に示すように、ロアインストル
メントパネル23には、第1、第2ビーム板31,32
の上側部間に跨るようにして、カバーパネル24(ダク
ト画成パネル)が被せられている。カバーパネル24
は、ロアインストルメントパネル23と同じ材質の樹脂
を射出成形することによって形成され、ロアインストル
メントパネル23に振動溶着されている。カバーパネル
24は、左右方向に長く延びている。カバーパネル24
の右側部には、メータ収容部24dが設けられている。
この収容部24dに、メータ60が収容されている。カ
バーパネル24の左側部の上面には、エアバックユニッ
ト90が取り付けられている。
【0019】カバーパネル24の左右両端部には、それ
ぞれサイドベント吹出し口24aが車室へ向かうように
設けられ、中央部には、一対のセンタベント吹出し口2
4cが車室へ向かうように設けられている。
【0020】図3に示すように、カバーパネル24とス
テアリングビーム部30との間には、送風路30aが形
成されている。送風路30aは、吹出し口24a,24
cに連なるとともに、第1ビーム板31に形成された連
通孔31aを介してHVAC70のベント出力口70a
に連なっている。これによって、HVAC70からのエ
アが、送風路30aに導かれてベント吹出し口24a,
24cから車室に吹出されるようになっている。これに
よって、別途、送風管を配管する必要がない。
【0021】上記インストルメントパネルアッセンブリ
20の車体10に対する取付構造を説明する。図1、図
6及び図7に示すように、車体10の左右両サイドに
は、支持ブラケット11(第1嵌合部)が設けられてい
る。支持ブラケット11の上部は、車室側(車両後方)
に突出する凸状部分11aと、フロント側(車両前方)
に凹む凹状部分11bとを有し、側面視「Z」字形状に
なっている。凹状部分11bは、上下に対峙する一対の
挟持板11c,11dで構成され、車室側に開放されて
いる。(これら挟持板11c,11dの対向面が、特許
請求の範囲の「挟持面」になっている。)下側の挟持板
11dは、上側の挟持板11cより車室側に延出されて
いる。この下側挟持板11dの車室側の縁から下に垂直
板11eが延びている。この垂直板11eにソケット1
2(第1コネクタ)が、車室側を向くようにして取り付
けられている。ソケット12から延びるハーネス13
は、車両のバッテリ(図示せず)に連なっている。
【0022】一方、インストルメントパネルアッセンブ
リ20のロアインストルメントパネル23の左右両端部
(両サイド)には、被支持部27(第2嵌合部)が設け
られている。被支持部27は、上記支持ブラケット11
の反転形状を持っている。すなわち、被支持部27は、
車室側に凹む凹状部分27aと、フロント側に突出する
凸状部分27bとを有し、側面視「Z」字形状をなして
いる。凹状部分27aに、支持ブラケット11の凸状部
分11aが挿入されている。凸状部分27bは、支持ブ
ラケット11の凹状部分11bに挿入され、挟持板11
c,11dによって上下から挟持されている。これによ
って、被支持部27が支持ブラケット11に嵌合され、
ひいては、インストルメントパネルアッセンブリ20が
支持ブラケット11に安定的に支持されている。そし
て、被支持部27がボルト19によって支持ブラケット
11に連結されている。これによって、インストルメン
トパネルアッセンブリ20が車体10に直接連結されて
いる。
【0023】被支持部27の凸状部分27bの下方に
は、プラグ28(第2コネクタ)が、フロント方向に向
くようにして取り付けられている。プラグ28には、上
記ハーネス40の先端が結線されている。図1及び図7
(b)に示すように、アッセンブリ20が車体10に取
り付けられた状態で、プラグ28の突端子が、支持ブラ
ケット11のソケット12の端子孔に挿入、連結されて
いる。これによって、アッセンブリ20の電装機器6
0,70,80,90が、車両のバッテリに電気的接続
されている。
【0024】上記の構成において、インストルメントパ
ネルアッセンブリ20を車体10に取り付ける方法を説
明する。図6に示すように、先ず、アッセンブリ20を
車室に入れ、左右の被支持部27を支持ブラケット11
と対峙させる。そして、図7(a)に示すように、被支
持部27の凸状部分27bを、支持ブラケット11の下
側挟持板11dの車室側への延出部分の上に載せる。こ
れによって、アッセンブリ20の荷重の一部をブラケッ
ト11に受け持たせることができ、作業者の負担を軽く
することができる。そして、アッセンブリ20をフロン
ト側にスライドさせることによって、被支持部27の凸
状部分27bを支持ブラケット11の凹状部分11bに
容易に挿し入れることができる。
【0025】図7(a)の仮想線に示すように、被支持
部27の凸状部分27bは、支持ブラケット11の挟持
板11c,11dによって上下から挟まれる。これによ
って、アッセンブリ20の高さ方向の位置決めができる
とともに、水平度を確保することができる。
【0026】凸状部分27bを凹状部分11bに途中ま
で挿し込んだ状態で、図6に示すように、フロントデフ
ノズル25に設けられた位置決めピン25aを車体10
の位置決め孔10aに一致させる。これによって、アッ
センブリ20の左右方向の位置決めをすることができ
る。そうすると、アッセンブリ20のプラグ28が、車
体10のソケット12と正確に向き合うことになる。
【0027】そして、アッセンブリ20をフロント方向
へ更にスライドさせ、図1及び図7(b)に示すよう
に、ピン25aを孔10aに挿し入れ、被支持部27の
凸状部分27bを支持ブラケット11の凹状部分11b
に完全に嵌合させ、凹状部分27aを凸状部分11aに
完全に嵌合させる。これによって、車体10にインスト
ルメントパネルアッセンブリ20を安定的に支持させる
ことができる。しかも、被支持部27の凸状部分27b
が、支持ブラケット11の挟持板11c,11dによっ
て上下から挟み付けられるため、アッセンブリ20を一
層確実に安定支持することができる。
【0028】したがって、作業者は、アッセンブリ20
を自ら支持することなく、ボルト19をねじ込むことが
できる。これによって、ねじ込み作業を容易かつ確実に
行うことができ、ひいては、アッセンブリ20を車体1
0に容易かつ確実に連結固定することができる。しか
も、インストルメントパネル23にステアリングビーム
部30が一体になっているので、ステアリングビームを
別途取り付ける必要が無い。これによって、組立作業を
容易化し、作業時間を短縮することができる。
【0029】また、被支持部27と支持ブラケット11
どうしの嵌合と同時に、プラグ28の突端子がソケット
12の端子孔に挿入、連結される。これによって、アッ
センブリ20の取付作業と別途にハーネス40の接続作
業を行う必要がなく、作業時間の一層の短縮を図ること
ができる。
【0030】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、第1嵌合
部が、凹形状または凸形状の1つだけを持ち、第2嵌合
部が、凸形状または凹形状の1つだけを持っていてもよ
い。第1コネクタがプラグであり、第2コネクタがソケ
ットであってもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1、第2嵌合部によってインストルメントパネルが車
体に安定的に支持されるので、作業者は、インストルメ
ントパネルを自ら支持することなく、ボルトのねじ込み
を行うことができ、これによって、インストルメントパ
ネルを車体に容易かつ確実に取り付けることができる。
【0032】第1嵌合部の一対の挟持面で第2嵌合部の
対応凸状部分を上下から挟持することによって、インス
トルメントパネルを車体に一層安定的に支持させること
ができ、インストルメントパネルの車体への取付作業を
一層容易に行うことができる。
【0033】下側の挟持面に延出部分を設けることによ
って、この延出部分に第2嵌合部の凸状部分を載置した
うえで、第1嵌合部の凹状部分に挿し入れることがで
き、挿入作業を容易に行うことができる。
【0034】車体とインストルメントパネルにそれぞれ
第1、第2コネクタを設けておくことによって、インス
トルメントパネルの取り付けに付随して、第1、第2コ
ネクタどうしが連結されるようにすることができ、イン
ストルメントパネルの取付作業と別途にハーネスの接続
作業を行う必要がなく、作業時間の短縮を図ることがで
きる。
【0035】ステアリングビームをインストルメントパ
ネルと一体に樹脂成形することによって、部品点数を削
減できるだけでなく、車体にステアリングビームを別途
取り付ける必要が無く、組立作業を容易化し、作業時間
の一層の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体に取り付けられたインストルメントパネル
アッセンブリの斜視図である。
【図2】ロアインストルメントパネルの分解斜視図であ
る。
【図3】カバーパネルや各種装備を付けたロアインスト
ルメントパネルの中央部における縦断面図である。
【図4】カバーパネル付きロアインストルメントパネル
と各種装備との分解斜視図である。
【図5】カバーパネルや各種装備付きロアインストルメ
ントパネルとアッパーインストルメントパネルを含むイ
ンストルメントパネルアッセンブリの分解斜視図であ
る。
【図6】車体とインストルメントパネルアッセンブリと
の分解斜視図である。
【図7】(a)インストルメントパネルアッセンブリの
被支持部を車体の支持ブラケットに嵌め込むのに先立っ
て、被支持部の凸状部分を支持ブラケットの下側挟持面
の延出部分に載せた状態の側面図である。 (b)被支持部を支持ブラケットに嵌合させた状態の側
面図である。
【符号の説明】
10 車体 11 支持ブラケット(第1嵌合部) 11a 凹状部分 11b 凸状部分 11c 上側挟持板 11d 下側挟持板 12 ソケット(第1コネクタ) 19 ボルト 20 インストルメントパネルアッセンブリ 23 ロアインストルメントパネル 27 被支持部(第2嵌合部) 27a 凹状部分 27b 凸状部分 28 プラグ(第2コネクタ) 30 ステアリングビーム部 40 ハーネス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 剛 群馬県太田市由良町330番地 しげる工業 株式会社内 Fターム(参考) 3D044 BA12 BA14 BB01 BC13 BC28 BC30 BD13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の両サイドに、凹形状または凸形状
    または凹凸形状を持つ第1嵌合部が設けられ、インスト
    ルメントパネルの両サイドに、上記第1嵌合部の反転形
    状を持ち、第1嵌合部と車両前後方向へスライド可能に
    嵌合される第2嵌合部が設けられ、これら第1、第2嵌
    合部の嵌合のみによって上記インストルメントパネルが
    上記車体に安定的に支持可能になっていることを特徴と
    する車体へのインストルメントパネルの取付構造。
  2. 【請求項2】 上記第1嵌合部が、上下に対峙する一対
    の挟持面で構成された凹状部分を有し、この凹状部分が
    車両後方に開放され、この開放部が、上記第2嵌合部の
    対応凸状部分の受け容れ口となっており、上記凸状部分
    が、上記一対の挟持面により上下から挟持されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車体へのインストルメ
    ントパネルの取付構造。
  3. 【請求項3】 下側の挟持面が上側の挟持面より車両後
    方へ延出され、この延出部分に、受け容れ前の上記凸状
    部分を載置可能になっていることを特徴とする請求項2
    に記載の車体ヘのインストルメントパネルの取付構造。
  4. 【請求項4】 上記車体の第1嵌合部またはその近傍に
    は、バッテリに連なる第1コネクタが設けられており、
    上記インストルメントパネルには、電装機器が搭載され
    るとともに、第2嵌合部またはその近傍に上記電装機器
    のハーネスが結線された第2コネクタが設けられてお
    り、これら第1、第2コネクタが、上記スライド嵌合方
    向と同方向に挿抜可能になり、上記第1、第2嵌合部の
    嵌合と併行して連結されるようになっていることを特徴
    とする請求項1〜3に何れかに記載の車体へのインスト
    ルメントパネルの取付構造。
  5. 【請求項5】 上記インストルメントパネルにステアリ
    ングビームが一体に樹脂成形されていることを特徴とす
    る請求項1〜4の何れかに記載の車体へのインストルメ
    ントパネルの取付構造。
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