JP2018052135A - 内装材 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステアリングサポートビームを設けない場合に、運転席及び助手席前方の耐荷重性の低下を抑制し、インパネの軽量化に寄与する内装材を提供すること。【解決手段】内装材1は、車両の運転席の前方に配置される内装材1であって、車両幅方向に延在する筒状の本体部7と、本体部7の内面に設けられ、車両幅方向に延在する高剛性部8と、を備え、高剛性部8は本体部7を車両幅方向に沿って支持している。【選択図】図2

Description

本発明は、内装材、特にインストルメントパネル(以下、単に「インパネ」と称する)に関し、中でもステアリングサポートビームを設けない場合に、運転席及び助手席前方の耐荷重性の低下を抑制し、インパネの軽量化に寄与する内装材に関する。
内装材の一つとして、空調装置からの空気の吸込口及び吹出口を有し、車両室内の全幅に亘る中空状で二重構造に構成されるステアリングメンバが知られている(特許文献1参照)。このようなステアリングメンバを用いることで、原価低減、車室内前部の内装材の軽量化等が可能となっている。
特開2003−165323号公報
内装材等の軽量化を図る場合、例えば重量物の撤廃という手法が挙げられる。車室内前部の内装材、例えばインパネ及びその内部搭載部品の軽量化という観点から、例えば重量物であるステアリングサポートビームの撤廃が検討されてきた。
ステアリングサポートビームは、側突時の車両幅方向の荷重にも耐えられるように、太径の金属製部材であることが多い。また、インパネ自体は樹脂製の板材であるので強度は低い。よって、インパネ内にインパネの外表面とは独立して配置されるステアリングサポートビームが、車室内における運転席及び助手席前方の耐荷重性能、及びインパネ内に配置される内側部材の取付き先を担うこととなる。
インパネの構成及び性能が上記のようにステアリングサポートビームに依存していたので、ステアリングサポートビームの撤廃は実用的とは言えなかった。
これに鑑みて、本発明が解決しようとする課題は、ステアリングサポートビームを設けない場合に、運転席及び助手席前方の耐荷重性の低下を抑制し、インパネの軽量化に寄与する内装材を提供することである。
前記課題を解決するための手段として、本発明に係る内装材は、車両の運転席の前方に配置される内装材であって、車両幅方向に延在し、外面を形成する筒状の本体部と、本体部の内面に設けられ、車両幅方向に延在する高剛性部と、を備え、高剛性部は本体部を車両幅方向に沿って支持している。
本発明に係る内装材において、高剛性部は、外面の少なくとも一部を本体部と共有する筒状部、及び、本体部の内面から内側に突設されるフランジ部の少なくとも一方を有することが好ましい。
本発明に係る内装材において、本体部の内側に配置される内側部材は、高剛性部に取付けられることが好ましい。
本発明に係る内装材において、本体部は、車両幅方向に沿って複数に分割されていることが好ましい。
本発明によると、本体部が筒状であり、かつ高剛性部が本体部を車両幅方向に沿って支持することで運転席及び助手席前方の耐荷重性を確保することができるので、ステアリングサポートビームを撤廃可能となり、インパネの軽量化に寄与する内装材を提供することができる。
図1は、本発明に係る内装材の一実施形態であるインパネを備えた車両を示す斜視概略図である。 図2は、図1の内装材のみを示す斜視概略図である。 図3は、図2に示した内装材の断面I−Iにおける断面概略図である。 図4は、本発明の他の実施形態に係る内装材のみを示す斜視概略図である。 図5は、図4に示した内装材の断面II−IIにおける断面概略図である。 図6は、本発明の更に別の実施形態に係る内装材の断面概略図である。
(基本実施形態の概要)
本発明に係る内装材の一実施形態について、図1〜図3を参照しつつ説明する。
なお、図1は、本発明に係る内装材の一実施形態であるインパネ1を備えた車両100を示す斜視概略図である。また、図2は、図1の内装材1のみを示す斜視概略図である。図3は、図2に示した内装材1の断面I−Iにおける断面概略図である。
図1に示すように、車両100の車室前部には、フロントサイドフレーム101、フロントピラー102、及びサイドシル103が車体の骨格部材として左右両側にそれぞれ配置されている。フロントサイドフレーム101は、車両100の前室から車室前端部まで延在している。フロントピラー102は、フロントサイドフレーム101より上側で斜め後方に延在すると共に、フロントサイドフレーム101より下側で上下に延在している。フロントピラー102の上下に延在している領域においては、車両100の前室と車室とを仕切るために、板状部材であるトーボード104が一対のフロントピラー102の間に左右に渡されて設けられている。フロントサイドフレーム101の後端部と、フロントピラー102の前端部とが接続されている。また、サイドシル103は、フロントピラー102の下端部から略水平に後方に延在している。
インパネ1は、トーボード104の後側において左右一対のフロントピラー102の間に渡されるように、固定的に設けられる。なお、インパネ1の固定態様としては、例えばフロントピラー102への固定、及び、トーボード104への固定等が挙げられる。接合又は溶接されて組み上がった状態の上記骨格部材に対してインパネ1等の内装材が取付けられることとなる。
インパネ1は、内部に空間を有し、機器類、配線類、及びエアバッグ等が内部に配置可能となっている。インパネ1の表面には、複数の吹出口2、表示部材3、及びメータパネル4等が設けられている。吹出口2は、インパネ1内に配置される暖房換気空調(以下、「HVAC」と称する)装置から供給される空調気流が吹き出す部位である。表示部材3は、ナビ情報及び車両の駆動情報等を表示可能な部材であり、本実施形態では接触操作でナビ操作だけでなく空調操作等も可能な液晶パネルを採用している。メータパネル4は、車両の速度情報等を示す表示用の部材である。
インパネ1の左右両端部には内部の機器類等を隠すための蓋部材5が取付けられ、本実施形態では蓋部材5の前側部分と車両100の骨格部材とが接続されている。また、インパネ1には開口部6が形成されている。開口部6については、図2及び図3を参照しつつ後述する。
ここで、図2及び図3を参照してインパネ1の構造について詳述する。なお、図2及び図3では、インパネ1の内部構造を示すために蓋部材5を取外した状態で図示している。
図2は、図1に示したインパネ1の斜視概略図である。図3は、図2に示した断面I−Iにおけるインパネ1の断面概略図である。
図2に示すように、インパネ1は、本体部7と高剛性部8とを備える。
本体部7は、車両幅方向に延在する筒状部材である。本体部7は、インパネ1の外表面を構成する部材であり、基本的に板状である。本体部7の車両幅方向に直交する断面での断面形状は、図3に示すように略円形状の一部を変形させた形状を有している。
なお、本発明における本体部の断面形状としては、車室内の内装材の意匠に応じて様々な形状が採用可能であり、例えば円形状、楕円形状、及び多角形状等を挙げることができる。
図2に示すように、本体部7には複数の開口部6が形成されている。開口部6として具体的には、吹出口用開口部61、表示部材用開口部62、メータパネル用開口部63、運転席側開口部64、及び助手席側開口部65等が設けられている。
吹出口用開口部61は、車室内側に上記吹出口2の風向及び風量の調整のためのルーバーが取付けられると共に、インパネ1の内側に空調気流を吹出口2まで案内するダクトが取付けられる。表示部材用開口部62は、上記表示部材3を嵌め込むように固定的に支持するための支持部材と、表示部材3に電力を供給し、適宜の電気信号の入出力を行うためのハーネスとが付設される。メータパネル用開口部63は、上記メータパネル4を固定的に支持するための支持部材と、メータパネル4に電力を供給し、適宜の電気信号の入出力を行うためのハーネスとが付設される。
運転席側開口部64は、ステアリングコラム等のステアリング装置の一部が挿入配置される。また、助手席側開口部65は、適宜の物を収容可能なグローブボックスGが装荷される。図2に示す開口部の配置はいわゆる右ハンドル車用の配置となっているが、本発明を左ハンドル車に適用する場合は車両幅方向の中央部を対称軸として逆配置となる。
なお、ステアリングコラム及びグローブボックスGは、本発明における本体部の内側に配置される内側部材の一例である。
高剛性部8は、本体部7の内面に設けられ、車両幅方向に延在する。高剛性部8は、本体部7を車両幅方向に沿って支持する。更に具体的には、高剛性部8は、筒状部81及びフランジ部82を有している。高剛性部8は、インパネ1の剛性を向上させるために設ける部材であり、剛性の高い構造及び/又は材料が採用される。
筒状部81は、筒形状を成す部位であり、該筒体の外面の少なくとも一部を本体部7の内面と共有している。フランジ部82は、略板形状を成す部位であり、本体部7の内面から本体部7の内側に向かって突設される。通常、インパネ1の表面部位である本体部7は樹脂材料により形成されるので、本実施形態における本体部7と筒状部81及びフランジ部82とは、一体成形等によりそれぞれ一体的に形成されている。
図2に示すように、本実施形態において、運転席側開口部64と助手席側開口部65とが略同一高さに形成されていると共に、本体部7におけるこれらの開口部6に近接した上側部位に筒状部81の一つが設けられている。これら開口部6を介してインパネ1に取付けられる内側部材は、該開口部6近傍に配置される筒状部81に対して固定的に取付けられる。
筒状部81及びフランジ部82は、内側部材の支持だけでなく、本体部7内における内側部材の配置領域を分画することができる。具体的に、筒状部81は、内側部材である適宜の機器類に接続されるハーネスの引き回し通路として利用することができる。フランジ部82は、図2及び図3に示すように略水平方向に沿った配置となっているので、上側に内側部材を載置すると共に、下側に別の内側部材を懸架することができる。更に、筒状部81及びフランジ部82は、内側部材同士が接触しないための仕切り板、並びに、内側部材同士の摩擦、接触及び近接による電波ノイズの発生、伝達を抑制する保護壁等として用いることもできる。
既存のステアリングサポートビームは上述の内側部材だけでなく、他にも様々な内側部材が取付けられ、それらを支持している。つまり、既存のステアリングサポートビームは内側部材の支持機能を有している。
これに対して、本実施形態で示す筒状部81に内側部材を取付けることで、ステアリングサポートビームにおける内側部材の支持機能を筒状部81が担うことができるようになる。
なお、上記筒状部81に代えて本発明においては開口部近傍にフランジ部が設けられ、更に内側部材がフランジ部に取付けられるようにしても良い。この場合、筒体である筒状部より板状のフランジ部は強度が低いことが多いので、フランジ部における内側部材が取付けられる部位及びその周辺に補強用のブラケット又はリブ等を付設することもできる。
既存の車両であれば、車室前部における車両幅方向の耐荷重性は、ステアリングサポートビームによって確保されている。すなわち、車両幅方向に沿った荷重、例えば側突等で生じる荷重が車室前部に生じた場合、ステアリングサポートビームによる車両幅方向の突張り作用で耐荷重性能に寄与していた。この場合、ステアリングサポートビームという一本の棒状部材のみで耐荷重性を確保するために、ステアリングサポートビームは強度の高い金属材料を用い、ある程度の径を有する棒状又は筒状部材として形成される。更に、インパネの乗員側に臨む樹脂製の表面部位、及び多数の内側部材を取付けるために、複数のブラケット等がステアリングサポートビームに取付けられることとなる。これにより、ステアリングサポートビームは重量物となっていた。
なお、既存のインパネの表面部位は、ステアリングサポートビームにブラケット等を介して単に係止されているに過ぎず、インパネの表面部位自体には耐荷重性を持たせるような補強がなされていないことが多かった。また、従来では強度確保のためのステアリングサポートビームと、内側部材の配置領域及び通路等を確保する部材とが別部材として設けられ、結果として衝突時にはステアリングサポートビームのみで耐荷重性能を担うこととなっていた。
これに対して、本実施形態では本体部7及び高剛性部8によってインパネ1全体の車両幅方向に沿った耐荷重性を確保することができる。つまり、本体部7の筒形状という形状由来の強度と、良好な剛性を有する高剛性部8による本体部7の支持とによって、インパネ1の各部材が相互に一体的に構成されるので、車両幅方向に沿った強度を確保し易くなる。これにより、車室前部の車両幅方向の耐荷重性は、ステアリングサポートビームを設けていた従来と比較して、ステアリングサポートビームを設けない本実施形態であっても低減し難い又はしない。更に、本実施形態は、ステアリングサポートビームを設けないことでインパネ1の軽量化に寄与することもできる。
本実施形態に係る高剛性部8は、内側部材の配置領域を分画することで、インパネ1及びその内部の構造、配置、形状等の最適化、統合及び合理化が可能となる。インパネ1の構成が合理化等されることで取付用のブラケット等の様々な部材の最適化も図ることができるので、更なるインパネ1の軽量化を図ることができる。
(変形例)
以下に、本発明の変形例及び好適例等について説明する。
図4〜図6には、本発明に係る内装材の変形例を示した。
なお、図4は、他の実施形態に係る内装材21のみを示す斜視概略図である。図5は、図4に示した内装材21の断面II−IIにおける断面概略図である。また、図6は、本発明の更に別の実施形態に係る内装材31の断面概略図である。図4〜図6に示すインパネと、図1〜図3に示したインパネとにおいて共通する部材については、共通の参照符号を付すこととし、詳細な説明を省略する。
図4及び図5に示す内装材であるインパネ21における上述したインパネ1との相違点は、本体部70が分割されていることである。具体的には、図4及び図5に示すように、本体部70は、車両幅方向に沿って上側本体部701と下側本体部702とに分割されている。
本変形例では、車両前方側の分割部位がフランジ部82の下側に設定されると共に、車両後方側の分割部位が筒状部81の下側でかつ開口部6の上端部に設定される。なお、該分割部位は本変形例のように必ずしも開口部6の上端部でなくとも良い。
インパネ21を車両本体に組付ける場合は、例えば下側本体部702を先ず車両本体に取付ける。次に、下側本体部702の内面に設けられている高剛性部8に適宜の内側部材を配置する。このとき、上側本体部701の内面に設けられている高剛性部8にも適宜の内側部材を配置しておく。更に、上側本体部701を下側本体部702の上から被せるようにして車両本体に取付ける。上側本体部701と下側本体部702とは、インパネ21として使用する際にガタつき無く使用することができるように、相互に固定状態とすることが好ましい。この場合、係止又は係合する部位を上側本体部701及び下側本体部702にそれぞれ設けて係止又は係合させる形態、本体部70の分割部位に接着剤を用いて接着する形態、又は溶着する形態等、様々な固定形態を採ることができる。
本体部70が分割されて成るインパネ21は、インパネ1に比べて内側部材の配置が容易となることで、組付け性が向上するので好ましい。また、本体部70は車両幅方向に沿って分割されることで、高剛性部8による車両幅方向に沿った本体部70の支持性能の低下、及び、インパネ21全体の車両幅方向の耐荷重性の低下を防止可能となる。
続いて図6に示す内装材であるインパネ31における上記インパネ1との相違点は、筒状部81及びフランジ部82から成る高剛性部8に代えて、筒状部801から成る高剛性部80を採用した点である。具体的には、図6に示すように高剛性部80は、本体部7の断面である略円形状の周方向に沿って隙間無く配置された筒状部801を有する。
本変形例では、筒状部801は、一の筒状部801と隣接する別の筒状部801とが側壁面を共有して形成され、周方向に沿って隙間が生じないように並列されている。つまり、本体部7内の空間が筒状部801によって車両幅方向に延在する領域に分画された状態となっている。
隙間無く筒状部801が設けられたインパネ31は、一の筒状部801と隣接する筒状部801とが相互に支持し合うのでインパネ1に比べて高剛性部80の車両幅方向に沿った強度の向上を図ることができて好ましい。また、高剛性部80は、筒状部801の側壁面がインパネ31の断面を様々な方向に横断するように配置されていることで、本体部7の断面形状が変形する方向、例えば車両前後方向又は車両上下方向等に沿った耐荷重性も向上させることができる。
以上のように図示した実施形態以外にも、本発明の目的を達成可能な範囲で様々な形態を採用することができる。
上述した実施形態では、本体部7と高剛性部8とが一体成形で形成されているが、一体成形に代えて別体で形成し、内装材の組付け作業時に各部材同士の固定的な取付作業を行うようにしても良い。この場合、車両幅方向のインパネ1の強度を一体成形時と同等にするために、車両幅方向に沿って線状、面状又は複数箇所の点状の固定点によって、本体部7と高剛性部8とを固定するようにするのが好ましい。インパネの各部材を別体に作製して後で組付けることで、一体成形に比べて複雑な形状の部材が成形可能となるので、本発明を様々な構造を有する内装材に適用し易くなる。
本発明において本体部と高剛性部とは材料を変えて形成しても良い。具体的には例えば、ハーネス等が挿通される筒状部を電波遮断効果を有する材料で形成する形態、及び、温度コントロールが必要な内側部材が配置される筒状部を断熱性を有する材料で形成する形態等が挙げられる。異種材料であっても一体的に成形可能であれば一体成形を採用しても良く、一体成形が困難であれば別体成形した上で締結部材、取付治具又はブラケット等で固定しても良い。
本発明における高剛性部は、図2及び図3に示した高剛性部8のように、車両幅方向に沿って車両左右両端に亘る範囲で直線的かつ連続的に形成されることにより、車両の全幅に亘る連続した耐荷重性能が得られることとなり、好ましい。
もっとも、本発明においては高剛性部の一部を湾曲又は屈曲させても良い。例えば図2に示したステアリングコラムが挿入される運転席側開口部64が図2に示したよりも上側、つまりメータパネル4側により近接して設けられる場合、運転席側の筒状部81を上側に湾曲させて運転席側開口部64を上方に迂回する形態を採ることができる。
また、既存の車両ではインパネが運転席部分とセンターコンソール部分と助手席部分とで大きく3分割された構成及び意匠となっていることがある。この場合、例えば本体部のみを3分割して形成すると共に、高剛性部は分割せずに車両左右両端に亘る長尺部材として形成するのが良い。3つの本体部を車両幅方向に並べて接合した上で内側に高剛性部を取付けることで、高剛性部による本体部の車両幅方向に沿った支持形態を実現することができる。
なお、本体部及び高剛性部を共に3分割しても良い。このとき、それぞれ3つの本体部及び高剛性部を車両幅方向に並べて接合する際に高剛性部が車両幅方向に亘って固定的に接続されることで、車両幅方向に沿った荷重の入力が生じたときに高剛性部全体での荷重の伝達が可能となり、耐荷重性能の低下が抑制される。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により、本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
1、21、31:インパネ、2:吹出口、3:表示部材、4:メータパネル、5:蓋部材、6:開口部、61:吹出口用開口部、62:表示部材用開口部、63:メータパネル用開口部、64:運転席側開口部、65:助手席側開口部、7、70:本体部、701:上側本体部、702:下側本体部、8、80:高剛性部、81、801:筒状部、82:フランジ部、100:車両、101:フロントサイドフレーム、102:フロントピラー、103:サイドシル、104:トーボード、G:グローブボックス

Claims (4)

  1. 車両の運転席の前方に配置される内装材であって、
    車両幅方向に延在し、外面を形成する筒状の本体部と、
    前記本体部の内面に設けられ、車両幅方向に延在する高剛性部と、を備え、
    前記高剛性部は前記本体部を車両幅方向に沿って支持している、
    内装材。
  2. 前記高剛性部は、外面の少なくとも一部を前記本体部と共有する筒状部、及び、前記本体部の前記内面から内側に突設されるフランジ部の少なくとも一方を有する、
    請求項1に記載の内装材。
  3. 前記本体部の内側に配置される内側部材は、前記高剛性部に取付けられる、
    請求項1又は2に記載の内装材。
  4. 前記本体部は、車両幅方向に沿って複数に分割されている、
    請求項1〜3のいずれかに記載の内装材。
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