JP6755617B2 - インストルメントパネル構造 - Google Patents

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本発明は、自動車の前席前面に配置されたインストルメントパネル(インパネ)の支持構造に関するものである。
インストルメントパネルの上面は面積が広いため、剛性が低くなり、振動が生じやすいという問題があった。そこで、インストルメントパネルの上面中央部のセンターメータ部周辺の意匠に起伏を持たせ、剛性を確保する方法が提案されてきた。そのため、インストルメントパネルの上面に平坦な意匠を持たせる場合には、上面中央部の剛性を確保することが容易ではなかった。
特許文献1には、インストルメントパネルの上面に開口を形成し、開口にメーター本体を収納させ、開口の下方に空調ユニットを配置し、開口に収納したメータは空調ユニットの上部に載置されたダクトに空調ユニットを取付け部を介して固定する構造が開示されている。
特開2004−291744号公報
特許文献1の方法では、メーター本体は固定されるものの、インストルメントパネル上面の剛性は高くなっているとはいえず、振動の抑制にはあまり効果がなかった。
本発明に係るインストルメントパネル構造は、上記問題に鑑みて想到されたものであり、センターメータが配置されるための形状によって構造強度が高くなっている部分を支持することで、インストルメントパネル上面の振動を抑制するインストルメントパネル構造を提供するものである。
より具体的に本発明に係るインストルメントパネル構造は、
運転席と助手席の間にメータ取付け用の開口部を有し、前記メータ取付け用開口部の下側に中間ダクトを介して空調装置と連結された空調ダクトを有するインストルメントパネル構造において、
前記メータ取付け用開口部は底面と一対の側壁と前壁と天井で構成され、
前記一対の側壁は前記底面から上方に向かうに従い前記側壁間が広がるように傾斜が設けられ、
前記空調ダクトに前記メータ取付け用開口部の縦壁を結合支持する取付け部があり、
前記側壁と、前記取付け部前記中間ダクト側面の縦壁が車両前方から見て一直線に並ぶように配置することを特徴とする。
本発明に係るインストルメントパネル構造は、メーターを収納する開口部の縦壁から空調ダクト、中間ダクトを経て空調装置までほぼ直線状に力を支持するので、インストルメントパネルの上面の剛性を効果的に向上することができる。また、インストルメントパネル上面をフラットに近い意匠にしても、振動が生じにくい。
インストルメントパネルの正面からの斜視図である。 インストルメントパネルを裏から見た斜視図である。 本発明に係るインストルメントパネル構造の組立図である。 本発明に係るインストルメントパネル構造を裏面正面から見た図である。
以下に本発明に係るインストルメントパネル構造について図面および実施例を示し説明を行う。なお、以下の説明は、本発明の一実施形態を例示するものであり、本発明が以下の説明に限定されるものではない。以下の説明は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変することができる。
また、本明細書においては、前方(若しくは前方側)とは車両の前方をいい、後方(若しくは後方側)とは車両の後方を指す。また、上方とは、車内から見てルーフ側をいい、下方とはフロア側をいう。
<位置関係>
図1はインストルメントパネル1を車内側から見た斜視図である。上面10は点線で表示し、裏側も一部見えるように表示している。上面10はフロントウインドウ(図示せず)下に広がっている。上面10にはデフロスターからの吹き出し口12が設けられている。運転席側には、ステアリングコラム14と、ベンチレータの吹き出し口16a、16bが、運転席から見て左右2か所に設けられている。
また、助手席側には、グローブボックス18が設けられている。また、助手席側にもベンチレータの吹き出し口17a、17bが助手席から見て左右2か所に設けられている。センターコンソール20は、運転席と助手席の境に配置され、ナビゲーションシステム21、エアコンシステム22、変速機操作レバー23等の制御指板が配置される。
運転のために使われる速度計(機種によってはタコメータ)といったメータ類26は、運転席と助手席の間に配置されている。いわゆるセンターメータ方式である。なお、図1では、メータ類26の直下にベンチレータダクト30が見えている。
図2には、左前車輪側からインストルメントパネル1を見た図である。図2は、インストルメントパネル1を裏側から見ていることになる。ボンネット、フロントフェンダー、フロントウインドウ、ピラーメンバー、エンジンといった部品および説明に不要な部分は省略してある。
インストルメントパネル1の上面10中央の直下には、図1で説明したメータ類26の取付け用の開口部32が形成されている。インストルメントパネル1の上面10は、メータ類取付け用(「メータ取付け用」と言ってもよい。)の開口部32の構造と一体的に製造されている。
開口部32は、メータ類26を収納するために、底面32cと、側壁32a、32bと、前壁32dを有する。開口部32の天井32eは、インストルメントパネル1の上面10である。
なお、図4を参照して、インストルメントパネル1の裏側(車両前方)から見ると、側壁32a、32bは、底面32cから上方に向かうに従い、側壁32a、32b間が広がるように傾斜が設けられている。後述するように、インストルメントパネル1の上面10を広い範囲で支持できるようにするためである。
再び図2に戻る。開口部32の下方には、ベンチレータダクト30が備えられている。ベンチレータの吹き出し口(図示せず)は、図1で示したように、運転席側および助手席側にそれぞれ2か所ずつ設けられている。したがって、ベンチレータダクト30は、4本のダクト30a、30b、30c、30dが中央部分で結合された形状となる。もちろん、ベンチレータダクト30は、空調ダクトである。
ベンチレータダクト30の中央部の下面には、調整された空気が吹き込まれる開口30iが設けられている。その開口30iと空調装置36(図4参照)の吹き出し口をつなぐのが中間ダクト34である。中間ダクト34には、インストルメントパネル1の上面10のフロントウインドウシール直下に設けられたデフロスターの吹き出し口12へ通じるデフダクトも連結される。なお、図2ではデフダクトは省略しているが、ベンチレータダクト30より前の位置で中間ダクト34に連結される。
中間ダクト34はHVAC(Heating, Ventilation, and Air Conditioning)と呼ばれる空調装置36(図4参照)に連結されている。空調装置36は、図示していないフレーム(サイドメンバー)に固定されている。したがって、空調装置36に固定されている中間ダクト34と、その中間ダクト34に結合されているベンチレータダクト30は、車体に対して強固に固定されている。
<各部の結合部の説明>
図3には、図2の分解図を示す。インストルメントパネル1の前方周囲10aは、エンジンと車内を隔離する隔壁やダッシュパネルに固定することができる。また、インストルメントパネル1の側方10bはフロントピラーなどに固定することができる。しかし、インストルメントパネル1の上面中央10c付近は、適当な支持体がない。そこで、メータ類26を収納する開口部32の前方コーナ部に取付け部を設ける。この取付け部をインパネ取付け部32gと呼ぶ。
インパネ取付け部32gは、開口部32の前壁32dの一部としてもよいし、前壁32dから耳状のブラケットを前壁32dと平行に延設させたものでもよい。また、前壁32dに近い側壁32a、32bから前壁32dと平行に延設させてもよい。また、前壁32dおよび側壁32a、32bに近い底面32cから前壁32dと平行に延設させてもよい。
なお、これらの位置に設けられたインパネ取付け部32gは、すべて開口部32の「前方コーナ部」に配置されるといえる。また、このようなインパネ取付け部32gは、開口部32の縦壁(前壁32d、側壁32a、32b)を支持する。図3では、開口部32の前壁32dの一部をインパネ取付け部32gとした場合を示している。
ベンチレータダクト30は軽量化のために、肉厚の薄い部分が多い。しかし、ベンチレータダクト30を支持固定するために、下面30fは肉厚の樹脂で剛性を大きく確保するように形成されている。そして、ベンチレータダクト30の下面30f前方から連続して上向きに取付け部が形成される。ベンチレータダクト30側の取付け部をダクト取付け部30gと呼ぶ。
ダクト取付け部30gは、インパネ取付け部32gと合わせた位置に設けられる。開口部32は、インストルメントパネル1の上面中央10cに設けられている。結果、ダクト取付け部30gは、4本のダクトが集合している付近に設定されることになる。
ダクト取付け部30gとインパネ取付け部32gは、ベンチレータダクト30と、インストルメントパネル1がそれぞれ所定の位置に設置されたときに、重なる部分が生じるように形成される。したがって、それぞれの取付け部に貫通孔が開いていれば、ボルト止めを行うことができる。また重複部分があるだけであれば、タッピングスクリュウで両取付け部を締結固定することもできる。
なお、すでに説明したように、インパネ取付け部32gは、開口部32の縦壁(前壁32d、側壁32a、32b)を支持する。したがって、インパネ取付け部32gと締結固定されたダクト取付け部30gも開口部32の縦壁を支持している。
図4には図3のB方向から見た図を示す。図4は、インストルメントパネル1を裏側正面から見た図である。上述したように、インストルメントパネル1の開口部32の前壁32dのコーナ部(開口部32の前方コーナ部)に設けられたインパネ取付け部32gと、ベンチレータダクト30のダクト取付け部30gの位置は、重複する部分がある。この部分がインストルメントパネル1をベンチレータダクト30へ取付ける際の取付け位置となる。
さて、すでに説明したように、開口部32の側壁32a、32bは、底面32cから上に向かって側壁32a、32b間が広がるように車両の左右に向かって傾斜している。図4では傾斜角をθとしている。
一方、ベンチレータダクト30の下方に配置された中間ダクト34は、比較的幅が狭い空調装置36の吹き出し口36aから比較的広いベンチレータダクト30の開口30iにエア供給する。したがって、中間ダクト34は、下側の幅が狭く、上側の幅が広くなるように形成されている。つまり、中間ダクト34の側壁34a、34bは、下から上に側壁34a、34b間が広がるように形成されている。
本発明のインストルメントパネル構造では、インストルメントパネル1の開口部32の側壁32a、32bと、開口部32の前方コーナ部に設けたインパネ取付け部32gと、中間ダクト34の側壁34a、34bが、車両前方から見てほぼ一直線に並ぶように配置する。図4では、開口部32の側壁32a、32bとインパネ取付け部32g(ダクト取付け部30gが重なっている。)と中間ダクト34の側壁34a、34bが、それぞれ点線L1上に並んでいる。
以上のように、インストルメントパネル1は、空調装置36、中間ダクト34、ベンチレータダクト30を介して、強固に支持することができる。それに加えて、開口部32の側壁32a、32bとインパネ取付け部32g(ダクト取付け部30g)と中間ダクト34の側壁34a、34bが一直線に並ぶように配置すると、インストルメントパネル1の上面10に加わる力を空調装置36に直線状に伝えることができるためインストルメントパネル1の上面10の剛性を効果的に向上することができる。
本発明に係るインストルメントパネル構造は、センターメータを備えた自動車のインストルメントパネルに好適に利用することができる。
1 インストルメントパネル
10 上面
10a (インストルメントパネル1の)前方周囲
10b (インストルメントパネル1の)側方
10c 上面中央
12 デフロスターからの吹き出し口
14 ステアリングコラム
16a、16b ベンチレータの吹き出し口
17a、17b ベンチレータの吹き出し口
18 グローブボックス
20 センターコンソール
21 ナビゲーションシステム
22 エアコンシステム
23 変速機操作レバー
26 メータ類
30(30a、30b、30c、30d) ベンチレータダクト
30f (ベンチレータダクトの)下面
30g ダクト取付け部
32 開口部
32a、32b 側壁
32c 底面
32d 前壁
32e 天井
30i (ベンチレータダクトの)開口
32g インパネ取付け部
34 中間ダクト
34a、34b (中間ダクトの)側壁
36 空調装置
36a (空調装置の)吹き出し口
L1 点線
θ 傾斜角

Claims (1)

  1. 運転席と助手席の間にメータ取付け用の開口部を有し、前記メータ取付け用開口部の下側に中間ダクトを介して空調装置と連結された空調ダクトを有するインストルメントパネル構造において、
    前記メータ取付け用開口部は底面と一対の側壁と前壁と天井で構成され、
    前記一対の側壁は前記底面から上方に向かうに従い前記側壁間が広がるように傾斜が設けられ、
    前記空調ダクトに前記メータ取付け用開口部の縦壁を結合支持する取付け部があり、
    前記側壁と、前記取付け部前記中間ダクト側面の縦壁が車両前方から見て一直線に並ぶように配置することを特徴とするインストルメントパネル構造。
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