JPH03132480A

JPH03132480A - 自動車用エアボックス構造

Info

Publication number: JPH03132480A
Application number: JP27239689A
Authority: JP
Inventors: Sadaharu Sato; 佐藤　定春
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1989-10-19
Filing date: 1989-10-19
Publication date: 1991-06-05
Anticipated expiration: 2011-09-25
Also published as: JP2537554B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］二の発明は、外気を流入して車室内の換気を行うための
自動車用エアボックス構造、特にステアリングマウント
ブラケットの取付部分に補強部材を配設して強度を保つ
自動車用エアボックス構造に関するものである。

［従来の技術］従来、この種の自動車用エアボックス構造には、例えば
第５図に示すようなものがある。

図中符号１はエンジンルーム２と車室３との間に車幅方
向に沿って配設されたエアボックスである。このエアボ
ックス１は、エンジンルーム側縦壁部４ａと上壁部４ｂ
とを備えるカウルトップ４と、このカウルトップ４の下
側に配され底壁部５ａと車室側縦壁部５ｂとを備える断
面り字状のダッシュアッパパネル５とにより構成されて
いる。

そして、このダッシュアッパパネル５の車室側縦壁部５
ｂに、単室３側に車幅方向に沿って断面略し字状のダッ
シュアッパメンバ６が接合され、このダッシュアッパメ
ンバ６と車室側縦壁部５ｂとによって閉断面が構成され
ている。

また、カウルトップ４には、フロントウィンドバグコラ
ム１２が取り付けられている。

ネル７の下端縁部が接着剤８によって固定されている。

このようなエアボックス１の内側の所定箇所には、補強
部材９が配設されている。具体的には、Ｌ字状に形成し
た補強部材９を、ダッシュアッパパネル５の底壁部５ａ
と車室側縦壁部５ｂとに内側からスポット接合等で接合
することにより行われている。これによりダッシュアッ
パパネル５の前記所定箇所における強度を補うようにし
ている。

そして、この補強部材９が配設されているエアボックス
１の下側には、略■字状のステアリングマウントブラケ
ット１０が取り付けられている。

具体的には、ダッシュアッパパネル５の底壁部５ａに一
端部１０ａを固定しかつダッシュアッパメンバ６の車室
側縦壁部６ａに他端部１０ｂを固定した状態でステアリ
ングマウントブラケット１０をエアボックス１の下側に
取り付けている。

このステアリングマウントブラケット１０の下端には、
ステアリングホイール１１のステアリンまた、図中符号
１３はダツシュロアパネルである。

尚、この種の構造としては、例えば実開昭６１−１４８
７６８号公報に記載されたものがある。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、このような従来の自動車用エアボックス
構造にあっては、補強部材９だけでエアボックス１を補
強した構造になっているため、振動等による断面変形が
十分防止されない。従って、補強部材９によるステアリ
ングマウントブラケット１０に対する剛性支持力が弱く
、ステアリングマウントブラケッ１０の矢印Ａ方向への
振動を許してしまう。この結果、ステアリングマウント
ブラケット１０からステアリングコラム１２を介してス
テアリングホイール１１に振動が伝幡し、ステアリング
ホイール１１に振動が発生する、という問題があった。

［課題を解決するための手段］この発明は、かかる従来の課題に着目してなされたもの
で、エアボックス内に第１補強部材をダッシュアッパパ
ネルに接合して配設し、このダッシュアッパパネルの車
室側にダッシュアッパメンバを接合して閉断面を構成し
、このダッシュアッパメンバにステアリングマウントブ
ラケットの一端部を固定しかつ他端部をダッシュアッパ
パネルの底壁部に固定した自動車用エアボックス構造に
おいて、前記第１補強部材に、前記ダッシュアッパパネ
ルの縦壁部に接合される垂直部を形成し、前記ダッシュ
アッパメンバの縦壁部に第２補強部材の垂直部を固定す
ると共に、この第２補強部材の水平部を前記第１補強部
材が固定されたダッシュアッパパネルの底壁部に接合固
定した自動車用エアボックス構造としたことを特徴とす
る。

［作　用コかかる手段によれば、エアボックスのダッシュアッパパ
ネル縦壁部と底壁部とが内側から第１補強部材によって
補強され、更にダッシュアッパパネルの底壁部外側とダ
ッシュアッパメンバの外側が第２補強部材によって補強
され、これら第１゜第２補強部材は連続した状態となる
と同時に、第１、第２補強部材にそれぞれ垂直部を設け
ることにより閉断面部の強度が向上することとなる。従
って、振動によるエアボックスやダッシュアッパメンバ
が断面変形が抑制され、ステアリングマウントブラケッ
トに対する剛性支持力が強化されされることとなる。

［実施例］以下、この発明を実施例に基づいて説明する。

第１図ないし第４図は、この発明の一実施例を示す図で
ある。

まず構成を説明すると、第１図中符号２１はエンジンル
ーム２２と車室２３との間に車両方向に沿って配設され
たエアボックスで、このエアボックス２１の車室内側に
は、ダッシュアッパメンバ２４が車幅方向に沿って接合
されている。

具体的には、エアボックス２１は、エンジンルーム側縦
壁部２５ａと上壁部２５ｂとを備える断面逆り字状のカ
ウルトップ２５と、このカウルトップ２５の下側に配さ
れ底壁部２６ａと車室側縦壁部２６ｂとを備える断面り
字状のダッシュアッパパネル２６とにより構成されてい
る。

そして、このダッシュアッパパネル２６の車室側縦壁部
２６ｂの車室２３側に車幅方向に沿って断面路り字状の
ダッシュアッパメンバ２４が接合され、このダッシュア
ッパメンバ２４と車室側縦壁部２６ｂとによって閉断面
が構成されている。

また、カウルトップ２５には、フロントウィンドパネル
２７の下端縁部が接着剤２８によって固定されている。

このようなエアボックス２１のステアリングマウントブ
ラケット２９取付部位には、第１図に示すように、第１
補強部材３０と第２補強部材３１とが配設されている。

第１補強部材３０は、第１図および第２図に示すように
、両側の垂直部３０ａ、３０ｂと、下側の水平部３０ｃ
とにより構成されている。垂直部３０ａと３０ｂの間隔
は、ダッシュアッパパネル２６の車室側縦壁部２６ｂ内
面とカウルトップ２５のエンジンルーム側縦壁部２５ａ
内面との間隔と略等しく設定されており、そして垂直部
３０ａ。

３０ｂの各々には、第１補強部材３０を縦壁部２５ａと
車室側縦壁部２６ｂとに内側から接合させるためのフラ
ンジ部３０ｅ　　３０ｄが形成されている。また、水平
部３０ｃは、ダッシュアッパパネル２６の底壁部２６ａ
に接合されるようになっており、その左側には、カウル
トップ２５の下端縁部２５ｃとダッシュアッパパネル２
６の底壁部２６ａとの間に接合されるフランジ部３０ｆ
が延設されている。

このようにして、エアボックス２１のカウルトップ２５
とダッシュアッパパネル２６とが内側から第１補強部材
３０によって補強されている。

一方、第２補強部材３１は、第１図および第３図に示す
ように、図中右側に形成された垂直部３１ａと、この垂
直部３１ａの下端部から延設された水平部３１ｂとによ
り構成されている。垂直部３１ａの長さは、ダッシュア
ッパメンバ２４の車室側縦壁部２４ｂの高さと略等しく
設定されており、水平部３１ｂの長さは、底壁部２４ａ
の車両方向幅を超えるように設定されている。この垂直
部３１ａが車室側縦壁部２４ｂに接合されるようになっ
ており、この水平部３１ｂ先端部には、ダッシュアッパ
メンバ２４の底壁部２４ａを避けてダッシュアッパパネ
ル２６の底壁部２６ａに接合するため突出部３１ｃが形
成されている。

かかる第２補強部材３１は、第１図及び第４図に示すよ
うに、水平部３１ｂの突出部３１ｃが第１補強部材３０
の水平部３０ｃに対向するように配設され、この突出部
３１ｃと水平部３１ｂ中央部と垂直部３１ａとを各々、
ダッシュアッパパネル２６の底壁部２６ａとダッシュア
ッパメンバ２４の底壁部２４ａと車室側縦壁部２４ｂと
に当接して接合されている。これで、ダッシュアッパメ
ンバ２４が外側から第２補強部材３１によって補強され
ている。

このような第１．第２補強部材３０．３１の下側に、略
■字状のステアリングマウントブラケット２９が取り付
けられている。

具体的には、ダッシュアッパパネル２６の底壁部２６ｄ
下面に一端部２９ａを固定しかつ第２補強部材３１の垂
直部３１ａ外面に他端部２９ｂを固定した状態でステア
リングマウントブラケット２９が取り付けられている。

このステアリングマウントブラケット２９の下端には、
ステアリングホイール３３のステアリングコラム３４が
取り付けられている。

また、第１図中符号３５はダツシュロアである。

次に、かかる構成よりなる自動車用エアボックス構造の
作用について説明する。

カウルトップ２５のエンジンルーム側縦壁部２５ａと下
端縁部２５ｃとが第１補強部材３０の垂直部３０ｂと水
平部３０ｃのフランジ部３０ｆによって補強され、かつ
ダッシュアッパパネル２６の車室側縦壁部２６ｂと底壁
部２６ａとが第１補強部材３０の垂直部３０ａと水平部
３０ｃとによって補強されている。

また、ダッシュアッパメンバ２４の車室側縦壁部２４ｂ
と底壁部２４ａとが第２補強部材３１の垂直部３１ａと
水平部３１ｂとによって外側から９− ０− 補強されているため、ダッシュアッパメンバ２４の剛性
が強化される。

そして、この第１．第２補強部材３０，３１が連結され
た状態となっていると共に、第１．第２補強部材３０．
３１の垂直部３０ａ、３１ａにより、閉断面部の強度が
向上される。従って、第１゜第２補強部材３０．３１の
下方に配設されたステアリングマウントブラケット２７
に対する矢印Ｂ方向への振動が抑制されることとなる。

この実施例によれば、第１補強部材３０にフランジ部３
０ｆを延設して、カウルトップ２５の下端縁部２５ｃと
ダッシュアッパパネル２６の底壁部２６ａとの間に接合
することにより、−層エアボックス２１の強度が向上す
ることとなる。

［発明の効果］以上説明してきたように、この発明によれば、エアボッ
クスのダッシュアッパパネルを第１補強部材によって内
側から補強し、更にダッシュアッパパネルの底壁部とダ
ッシュアッパメンバを外側から第２補強部材で補強し、
これら第１．第２補１張部材を連続させると共に、第１．第２補強部材にそれ
ぞれ垂直部を設けることにより、振動によるエアボック
スやダッシュアッパメンバが断面変形が抑制され、ステ
アリングマウントブラケットに対する剛性支持力を強化
することができる、という実用上有益な効果を発揮する
。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図はこの発明の自動車用エアボックス
構造の一実施例を示す図で、第１図は同構造の車両前後
方向に沿う断面図、第２図と第３図は同構造に用いられ
る第１補強部材と第２補強部材の斜視図、第４図は第１
図のＩＶ−ＩＶ線に沿う断面図、第５図は従来の自動車用エアボックス構造の車両前後方
向に沿う第１図に相当する断面図である。２１・・・エアボックス２３・・・車室２４・・・ダッシュアッパメンバ２４ｂ・車室側縦壁部（縦壁部）２６・・・ダッシュアッパパネル２２６ａ・・・底壁部２６ｂ・・・車室側縦壁部（縦壁部）２９・・・ステアリングマウントブラケット２９ａ・・
・一端部２９ｂ・・・他端部３０・・・第１補強部材３０ａ・・・垂直部３１・・・第２補強部材３１ａ・・・垂直部３１ｂ・・・水平部３− ７０５−

Claims

【特許請求の範囲】　エアボックス内に第１補強部材をダッシュアッパパネ
ルに接合して配設し、このダッシュアッパパネルの車室
側にダッシュアッパメンバを接合して閉断面を構成し、
このダッシュアッパメンバにステアリングマウントブラ
ケットの一端部を固定しかつ他端部をダッシュアッパパ
ネルの底壁部に固定した自動車用エアボックス構造にお
いて、前記第１補強部材に、前記ダッシュアッパパネル
の縦壁部に接合される垂直部を形成し、前記ダッシュアッパメンバの縦壁部に第２補強部材の垂
直部を固定すると共に、この第２補強部材の水平部を前
記第１補強部材が固定されたダッシュアッパパネルの底
壁部に接合固定したことを特徴とする自動車用エアボッ
クス構造。