JPH0423111Y2 - - Google Patents

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JPH0423111Y2
JPH0423111Y2 JP1986173846U JP17384686U JPH0423111Y2 JP H0423111 Y2 JPH0423111 Y2 JP H0423111Y2 JP 1986173846 U JP1986173846 U JP 1986173846U JP 17384686 U JP17384686 U JP 17384686U JP H0423111 Y2 JPH0423111 Y2 JP H0423111Y2
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JP
Japan
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vehicle
front side
dash panel
cross member
spring support
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JP1986173846U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車等の車体前部構造に関し、
特に車体前部のエンジンルーム近傍における車体
結合構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車等のエンジンルーム近傍の車体前
部構造は、第5図に示すように、エンジンルーム
と車室とを区画するダツシユパネル10と、エン
ジンルーム側壁を形成するホイールエプロン20
とでエンジンルームが形成されるとともに、車体
の剛性を向上するための閉じ断面のフロントサイ
ドメンバ30が、車両幅方向に間隔を保つて車両
前後方向に延びて配設され、このフロントサイド
メンバ30は前記ホイールエプロン20及びダツ
シユパネル10に結合されている。
また前記フロントサイドメンバ30よりも車両
幅方向外方側である車外側における、前記ダツシ
ユパネル10に近接する前記ホイールエプロン2
0には、図示してない車両懸架装置を収納固定す
るための筒状のフロントスプリングサポート40
がエンジンルーム内に向けて突出形成されてい
る。
さらに、車体剛性を一層向上するためのフロン
トクロスメンバが、前記フロントサイドメンバ3
0の前端近傍のラジエータサポート下部に配設さ
れ、前記左右のフロントサイドメンバ30間に連
結結合されている。
即ち、この第5図に示す従来技術の構成では、
前記左右のフロントサイドメンバ30の後部にお
けるダツシユパネル10の近傍部位は、このダツ
シユパネル10のみによつて連結されることにな
る。
一方、このような車体前部構造を示す従来技術
としては、例えば実開昭58−39377号公開公報
(実願昭56−134708号)があり、この構造は、ダ
ツシユパネルの下方部位に、左右のサイドメンバ
を連結するためのダツシユロアクロスメンバが配
設結合されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、第5図に示す車体前部構造の場合、左
右のフロントサイドメンバ30の後部におけるダ
ツシユパネル10の近傍部位には、例えばフロン
トクロスメンバ等の剛体が配設結合されていない
ため、このダツシユパネル10近傍部位の剛性を
十分に確保することができないとともに、左右の
フロントスプリングサポート40は前記左右のフ
ロントサイドメンバ30のみに結合されているた
め、このフロントスプリングサポート40近傍部
位の剛性も十分に確保することができず、車体前
部全体の剛性が低下することになる。
一方、実開昭58−39377号公開公報に開示され
た車体前部構成の場合、左右のサイドメンバを連
結結合するためにダツシユパネル下方に配設され
るダツシユロアクロスメンバの車体幅方向端部
は、前記サイドメンバの下部側に結合されている
ため、スプリングサポートの倒れ込み防止を図る
ことができない。
即ち、このスプリングサポートの倒れ込み現象
は、その車内側に配設結合されているサイドメン
バ部位を起点として生じるものであるため、この
サイドメンバの下部側にダツシユロアクロスメン
バの端部を結合した構造では、前記起点が下方に
位置することになり、前記スプリングサポートの
倒れ込みを防止することはできない。
そこでこの考案の目的は、ダツシユパネル近傍
部位の車体剛性を向上しつつ、フロントスプリン
グサポートの倒れ込みを防止することである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのためこの考案は、エンジンルームと車室を
区画するダツシユパネルと、エンジンルーム側壁
を形成するホイールエプロンに、車両幅方向に間
隔を保つて車両前後方向に延びるフロントサイド
メンバを結合するとともに、このフロントサイド
メンバの車外側における前記ダツシユパネルに近
接した前記ホイールエプロンにフロントスプリン
グサポートを突出形成した車体前部構造におい
て、前記左右のフロントサイドメンバ間を連結す
るクロスメンバを前記ダツシユパネルに沿つて配
設し、このクロスメンバの車両幅方向端部を、前
記フロントサイドメンバの上部及びホイールエプ
ロンに結合し、かつこのクロスメンバの車両前後
方向の後部を前記ダツシユパネルに結合して閉じ
断面を形成したものである。
〔作用〕
上述の手段によれば、左右のフロントサイドメ
ンバ間を連結するクロスメンバの配設結合によつ
て、ダツシユパネル近傍部位の車体剛性を十分に
確保することができるとともに、クロスメンバの
端部をフロントサイドメンバの上部及びホイール
エプロンに結合することにより、フロントスプリ
ングサポートの倒れ込み起点を上方に位置させる
ことができるため、このフロントスプリングサポ
ートの倒れ込みを防止することができる。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて、この考案の実施例
を説明する。
第1図から第4図までの図面はこの考案の一実
施例を示しており、第1図に示すようにエンジン
ルームと車室を区画するダツシユパネル1と、エ
ンジンルーム側壁を形成するホイールエプロン2
に、車両幅方向に間隔を保つて車両前後方向に配
設されるフロントサイドメンバ3を結合するとと
もに、このフロントサイドメンバ3より車外側に
おける、前記ダツシユパネル1に近接するホイー
ルエプロン2にフロントスプリングサポート4が
突出形成されている。
このように構成された車体前部構造であつて、
この第1図乃至第4図に示すように、車両幅方向
に延びる略ハツト断面のクロスメンバ5をダツシ
ユパネル1に沿つて配設し、このクロスメンバ5
の車両幅方向両端の各端部51を、第1図及び第
3図に示すように、左右のフロントサイドメンバ
3上に載置し、その上部に前記各端部51の下部
側部位を結合して、前記左右のフロントサイドメ
ンバ3,3間を連結することにより、前記クロス
メンバ5はこのフロントサイドメンバ3の上面で
閉じ断面を形成している。
また、第1図、第3図及び第4図に示すよう
に、前記クロスメンバ5の端部51を、フロント
サイドメンバ3の上部で、かつ前記フロントスプ
リングサポート4より後方側、かつ前記ダツシユ
パネル1よりも前方側の前記ホイールエプロン2
の後部21に結合する。
さらに、このクロスメンバ5の車両前後方向の
後部における略ハツト断面の端部フランジ52
を、前記ダツシユパネル1に結合して、第2図に
示すような閉じ断面Cを形成する。
ここで、この実施例では、第1図及び第4図に
示すように、前記クロスメンバ5の端部51を、
フロントスプリングサポート4の車内側面にも結
合した構造となつているが、この構造に限定され
ることなく、前記クロスメンバ5の端部51は、
少なくとも前記フロントサイドメンバ3の上部及
びホイールエプロン2に結合され、かつダツシユ
パネル1に結合されて、閉じ断面Cを形成する構
造であればよく、前記フロントスプリングサポー
ト4、及び他の部位及び部材への結合は、必要に
応じて適宜変更され得るものである。
そして、左右のフロントサイドメンバ3間を、
クロスメンバ5で連結結合し、かつダツシユパネ
ル1に結合して閉じ断面Cを形成したことによ
り、ダツシユパネル1の近傍部位における車体前
部の剛性を十分に確保することができ、しかもこ
れにより左右のフロントサイドメンバ3の結合剛
性をも大幅に向上することができる。
また、前記クロスメンバ5の端部51を、フロ
ントサイドメンバ3の上部に結合したことによ
り、この上部の直上に前記クロスメンバの端部5
1が結合配設されることになり、前記フロントス
プリングサポート4の倒れ込み起点を、所謂上方
に位置させることができるため、このフロントス
プリングサポート4の倒れ込みを、相対的に抑制
することができる。
一方、この実施例では、前記クロスメンバ5の
端部51を、左右のフロントスプリングサポート
4の車内側面にも連結結合したことにより、この
フロントスプリングサポート4の倒れ込み防止と
相まつて、フロントスプリングサポート4の近傍
部位剛性をも同時に大幅に向上することができ
る。
従つて、このフロントスプリングサポート4に
収納固定される車両懸架装置の支持固定剛性を大
幅に向上することができるとともに、これにより
車体剛性の向上及びフロントスプリングサポート
4の倒れ込み防止と相まつて、車両懸架装置から
の振動等の伝達を防止することができる。
そして、このような各部位及び部材の剛性向上
により、車体前部全体の剛性を大幅に向上するこ
とができる。
さらに、前記クロスメンバ5をダツシユパネル
1に結合し、かつ左右のフロントサイドメンバ3
間を連結結合することにより、前記ダツシユパネ
ル1近傍部位の剛性向上と相まつて、このダツシ
ユパネル1の振動を大幅に低減することができ
る。
〔考案の効果〕
この考案は上述のように、車体前部における左
右のフロントサイドメンバの上部及びホイールエ
プロンにクロスメンバを結合し、このクロスメン
バをダツシユパネルにも結合して閉じ断面を形成
したことにより、ダツシユパネル近傍部位の車体
剛性を十分に確保することができるとともに、フ
ロントスプリングサポートの倒れ込み起点を上方
に位置させることができるため、この倒れ込みを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までの図面はこの考案の実施
例を示しており、第1図は車体前部(エンジンル
ーム)部位の概略斜視図、第2図は第1図の−
線断面図、第3図は第1図の−線断面図、
第4図はフロントスプリングサポート部位近傍に
おける第1図視平面図、第5図の図面は従来例
を示す第1図相当斜視図である。 1……ダツシユパネル、2……ホイールエプロ
ン、3……フロントサイドメンバ、4……フロン
トスプリングサポート、5……クロスメンバ、5
1……端部、C……閉じ断面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンルームと車室を区画するダツシユパネ
    ルと、エンジンルーム側壁を形成するホイールエ
    プロンに、車両幅方向に間隔を保つて車両前後方
    向に延びるフロントサイドメンバを結合するとと
    もに、このフロントサイドメンバの車外側におけ
    る前記ダツシユパネルに近接した前記ホイールエ
    プロンにフロントスプリングサポートを突出形成
    した車体前部構造において、 前記左右のフロントサイドメンバ間を連結する
    クロスメンバを前記ダツシユパネルに沿つて配設
    し、このクロスメンバの車両幅方向端部を、前記
    フロントサイドメンバの上部及びホイールエプロ
    ンに結合し、かつこのクロスメンバの車両前後方
    向の後部を前記ダツシユパネルに結合して閉じ断
    面を形成したことを特徴とする車体前部構造。
JP1986173846U 1986-11-12 1986-11-12 Expired JPH0423111Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986173846U JPH0423111Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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JP1986173846U JPH0423111Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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Publication Number Publication Date
JPS6379278U JPS6379278U (ja) 1988-05-25
JPH0423111Y2 true JPH0423111Y2 (ja) 1992-05-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7070289B2 (ja) * 2018-09-26 2022-05-18 マツダ株式会社 前部車体構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5839377B2 (ja) * 1978-03-20 1983-08-30 日本電信電話株式会社 シリコンウエ−ハの処理方法

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JPS5839377U (ja) * 1981-09-09 1983-03-15 マツダ株式会社 自動車の車体前部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5839377B2 (ja) * 1978-03-20 1983-08-30 日本電信電話株式会社 シリコンウエ−ハの処理方法

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