JPH0810075Y2 - 自動車のカウル部構造 - Google Patents

自動車のカウル部構造

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JPH0810075Y2
JPH0810075Y2 JP12296289U JP12296289U JPH0810075Y2 JP H0810075 Y2 JPH0810075 Y2 JP H0810075Y2 JP 12296289 U JP12296289 U JP 12296289U JP 12296289 U JP12296289 U JP 12296289U JP H0810075 Y2 JPH0810075 Y2 JP H0810075Y2
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JP
Japan
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flange
separator
cowl
bulkhead
bracket
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JP12296289U
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JPH0361479U (ja
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昭彦 関口
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ピッチングストッパが取付部を介して連結
されるカウル部の構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、第5図に示すように、自動車車体Aにおけるエ
ンジンルームと車室との間の中央部BにはエンジンCを
車体に対して連結し、エンジンCの振れなどを抑え込む
ためのピッチングストッパが配置されている。そしてこ
のピッチングストッパの車体側端部はトーボード或はバ
ルクヘッドに取り付けられているが、エンジンからの周
期的な振動がピッチングストッパから車室内に伝わり、
室内振動や騒音を生じさせ、さらにはステアリングに伝
わり、ステアリング振動を生じさせている。そこで実開
昭62−86233号に示されているように、バルクヘッドか
らクロスメンバの間にメンバを上下に架け渡し、このメ
ンバにピッチングストッパを取り付けて、前記ピッチン
グストッパからの直接の入力を和らげるようにしてい
る。また前記バルクヘッドにおいては、エアボックス部
が車幅方向に亘って閉断面で通っていて、実開昭55−15
7081号に示されているように、このエアボックス部(カ
ウルボックス)の途中にガセットを設けてねじり剛性を
向上させるようにし、振動を抑える工夫がある。また第
6図に示すように、ピッチングストッパの取付位置に対
応させてタブラーをバルクヘッドに結合して取付部の剛
性を向上させようとする工夫もある。これは、フロント
ガラス1が取り付けられるところのフロントパネル2と
フロントバルクヘッド3とによって閉断面構造のカウル
ボックスを有したカウル部4が形成され、前記フロント
バルクヘッド3の前部側からトーボード5にかけてブラ
ケット6が結合されていて、エンジンからのピッチング
ストッパ7がこのブラケット6に回動可能に連結され、
そしてダブラー8が車長方向において前記ブラケット6
に対応位置するようにしてフロントバルクヘッド3に取
り付けたものであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述したようにメンバやダブラーを取
り付けるものにあっては振動の抑制効果が低く、またカ
ウル部にガセットを内設するものにあってもそれ自体で
はエンジンからの振動の伝達を防止できないものであっ
た。
そこで本考案は、カウル部の剛性を向上させつつ、ピ
ッチングストッパからの振動も前記カウル部で抑止でき
るようにすることを課題とし、ピッチングストッパから
による車体振動やステアリング振動をなくすことを目的
とする。
〔課題を解消するための手段〕
本考案は、上記した課題を考慮してなされたもので、
上方に断面が凸形のフロントパネル(2)の前後にフラ
ンジを設け、該フランジをフロントバルクヘッド(3)
にスポット結合してカウルボックス(40)を形成し、フ
ロントパネル(2)の前方フランジが一体となるカウル
ボックス(40)の前方の合わせフランジ部(41)の下方
にトーボード(5)を配し、このトーボード(5)の前
方でフロントバルク(3)の下方にピッチングストッパ
(7)が取り付けられるブラケット(6)を配し、前記
カウルボックス(40)内の車幅方向で前記ブラケット
(6)に対応する位置にセパレータ(9)を配置し、前
記セパレータ(9)にこのセパレータ(9)の下端を断
面L字状のフランジ(10)を設け、このフランジ(10)
の前後を延設してフランジ(11)を設け、この前後のフ
ランジ(11)はそれぞれフロントパネル(2)の前後の
フランジとフロントバルクヘッド(3)との合わせ部に
挟み込み、フロントパネル(2)のフランジとフロント
バルクヘッド(3)と一体にスポット結合し、このセパ
レータ(9)の前記フランジ(10)より上方部はフロン
トパネル(2)の内面に接合したことにより、上記課題
を解消するものである。
〔作用〕
本考案においては、カウルボックス内にセパレータを
配置することによってカウル部の剛性を上げ、またこの
セパレータがピッチングストッパの取付部であるブラケ
ットと対応しているため、前記ブラケットが車体側の剛
性の向上した部分に、すなわちダブラーを用いることな
く前記セパレータによって補剛された部分に支持される
ようになる。
〔実施例〕
つぎに、本考案を第1図から第4図に示す一実施例に
基づいて詳細に説明する。なお、第6図に示す従来例と
構成が重複する部分は同符号を付してその説明を省略す
る。
すなわち本考案においては、カウル部4のカウルボッ
クス40内にセパレータ9が設けられており、このセパレ
ータ9は、車長方向に対してピッチングストッパ7のブ
ラケット6と対応するように配置され、カウル部4の前
記セパレータ9によって補剛された部分がピッチングス
トッパからの荷重方向と相対するように設けられてい
る。
上記セパレータ9は、その下端をカウル部4の長手方
向へ断面L字型状に曲成してなるフランジ10を有してお
り、その補剛効果をより高めるように設けられている。
また一方、セパレータ9の前後には前記フランジ10を前
後方向に延設するようにしてフランジ11,11が一端に設
けられており、このフランジ11それぞれが、カウルボッ
クス40の合わせフランジ部41とともに一体に溶着固定さ
れて、連続したフランジ10,11が合わせフランジ部41,41
に架け渡され、これがピッチングストッパからの荷重方
向に相対するように設けられている(第2図参照)。こ
のようにセパレータ9がカウルボックス40内に配置さ
れ、曲成されたフランジ10を有するとともに、前後端部
のフランジ11それぞれを合わせフランジ部41に一体とし
ており、カウル部40の剛性がこのセパレータ9によって
きわめて高くなるように設けられている。第1図や第3
図に示されているように前記セパレータ9の前記フラン
ジ10より上方部はフロントパネル2の内面に接合されて
いる。そして補剛された部分に上記ブラケット6が対応
することから、このブラケット6が強固に支持され、ピ
ッチングストッパ7からの振動をカウル部全体で受け止
め、車体全体やステアリングに振動を伝えることがな
い。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、上方に断面が
凸形のフロントパネルの前後にフランジを設け、該フラ
ンジをフロントバルクヘッドにスポット結合してカウル
ボックスを形成し、フロントパネルの前方フランジが一
体となるカウルボックスの前方の合わせフランジ部の下
方にトーボードを配し、このトーボードの前方でフロン
トバルクの下方にピッチングストッパが取り付けられる
ブラケットを配し、前記カウルボックス内の車幅方向で
前記ブラケットに対応する位置にセパレータを配置し、
前記セパレータにこのセパレータの下端を断面L字状の
フランジを設け、このフランジの前後を延設してフラン
ジを設け、この前後のフランジはそれぞれフロントパネ
ルの前後のフランジとフロントバルクヘッドとの合わせ
部に挟み込み、フロントパネルのフランジとフロントバ
ルクヘッドと一体にスポット結合し、このセパレータの
前記フランジより上方部はフロントパネルの内面に接合
したので、カウル部の剛性が向上するとともに、このセ
パレータによって剛性が向上した部分がブラケット、す
なわちピッチングストッパからの荷重方向に対して相対
するようになり、よって前記ブラケットが確実に支持さ
れてピッチングストッパからの振動が抑え込まれ、車室
内側やステアリング側への振動の伝わりが防止されるよ
うになる。また従来用いられていたダブラーを廃止する
ことができ、原価低減および軽量化が図れるようにな
る。そしてダブラーを用いていたことにより発錆の可能
性を無くし、フロントバルクヘッドの防錆力が向上す
る。さらにはカウル部の外面に何ら補剛部材を設けるこ
となく、セパレータの配置によってカウル部の剛性を高
めるとともに、振動の抑止が図れるなど、実用性にすぐ
れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車のカウル部構造の一実施例
を示す説明図、第2図は一実施例の要部を上方から示す
説明図、第3図はセパレータを断面で示す説明図、第4
図はセパレータを示す斜視図、第5図は自動車車体を示
す説明図、第6図は従来例を示す説明図である。 2……フロントパネル 3……フロントバルクヘッド 4……カウル部 40……カウルボックス 41……合わせフランジ部 5……トーボード 6……ブラケット 7……ピッチングストッパ 9……セパレータ 10,11……フランジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方に断面が凸形のフロントパネル(2)
    の前後にフランジを設け、該フランジをフロントバルク
    ヘッド(3)にスポット結合してカウルボックス(40)
    を形成し、フロントパネル(2)の前方フランジが一体
    となるカウルボックス(40)の前方の合わせフランジ部
    (41)の下方にトーボード(5)を配し、このトーボー
    ド(5)の前方でフロントバルク(3)の下方にピッチ
    ングストッパ(7)が取り付けられるブラケット(6)
    を配し、前記カウルボックス(40)内の車幅方向で前記
    ブラケット(6)に対応する位置にセパレータ(9)を
    配置し、前記セパレータ(9)にこのセパレータ(9)
    の下端を断面L字状のフランジ(10)を設け、このフラ
    ンジ(10)の前後を延設してフランジ(11)を設け、こ
    の前後のフランジ(11)はそれぞれフロントパネル
    (2)の前後のフランジとフロントバルクヘッド(3)
    との合わせ部に挟み込み、フロントパネル(2)のフラ
    ンジとフロントバルクヘッド(3)と一体にスポット結
    合し、このセパレータ(9)の前記フランジ(10)より
    上方部はフロントパネル(2)の内面に接合されている
    ことを特徴とする自動車のカウル部構造。
JP12296289U 1989-10-20 1989-10-20 自動車のカウル部構造 Expired - Lifetime JPH0810075Y2 (ja)

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JP12296289U JPH0810075Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 自動車のカウル部構造

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JP12296289U JPH0810075Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 自動車のカウル部構造

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Publication Number Publication Date
JPH0361479U JPH0361479U (ja) 1991-06-17
JPH0810075Y2 true JPH0810075Y2 (ja) 1996-03-27

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ID=31670958

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JP12296289U Expired - Lifetime JPH0810075Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 自動車のカウル部構造

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JP5969246B2 (ja) * 2012-03-30 2016-08-17 富士重工業株式会社 車体前部構造

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JPH0361479U (ja) 1991-06-17

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