JP2000225966A - 自動車の前部車体構造 - Google Patents
自動車の前部車体構造Info
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- JP2000225966A JP2000225966A JP11027993A JP2799399A JP2000225966A JP 2000225966 A JP2000225966 A JP 2000225966A JP 11027993 A JP11027993 A JP 11027993A JP 2799399 A JP2799399 A JP 2799399A JP 2000225966 A JP2000225966 A JP 2000225966A
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- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 claims abstract description 32
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims abstract description 22
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000035939 shock Effects 0.000 abstract 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車体前部側面の剛性の向上を図り得る自動車
の前部車体構造を提供する。 【解決手段】 フロントピラー部4にドア取付部を補強
するフロントピラーヒンジリーンフォースメント8を内
装した自動車の前部車体構造であって、上記フロントピ
ラーヒンジリーンフォースメント8に、フロントピラー
部4の前面側を補強するため、少なくとも車体前方側に
張り出す補強部材13を固着したことにある。
の前部車体構造を提供する。 【解決手段】 フロントピラー部4にドア取付部を補強
するフロントピラーヒンジリーンフォースメント8を内
装した自動車の前部車体構造であって、上記フロントピ
ラーヒンジリーンフォースメント8に、フロントピラー
部4の前面側を補強するため、少なくとも車体前方側に
張り出す補強部材13を固着したことにある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、四輪車におけるフ
ロントピラー部の剛性の向上を図り得る自動車の前部車
体構造に関する。
ロントピラー部の剛性の向上を図り得る自動車の前部車
体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図10はホイールハウス部後部側の車体
前部側面を示したものである。この車体前部側面100
に加わる前方からの衝撃荷重は、矢視のようにタイヤ1
01を通して、伝わることになる。この車体前部側面1
00は、図11および図12に示すように、フロントピ
ラー部102とサイドシル部103からなり、ドア取付
開口部104が形成されている。このフロントピラー部
102とサイドシル部103の接合部分は、ダッシュパ
ネル105もしくはダッシュロアクロスメンバ106
と、ダッシュサイドパネル107もしくはサイドシルイ
ンナパネル108と、フロントピラーヒンジリーンフォ
ースメント109もしくはサイドシルストレングス11
0と、サイドボデイアウタパネル111の4種類のパネ
ルが接合される部分である。スポット溶接の場合、溶接
枚数は通常、3枚以下の接合までとされていることか
ら、これらの4種類のパネルを同時に溶接することはで
きない。
前部側面を示したものである。この車体前部側面100
に加わる前方からの衝撃荷重は、矢視のようにタイヤ1
01を通して、伝わることになる。この車体前部側面1
00は、図11および図12に示すように、フロントピ
ラー部102とサイドシル部103からなり、ドア取付
開口部104が形成されている。このフロントピラー部
102とサイドシル部103の接合部分は、ダッシュパ
ネル105もしくはダッシュロアクロスメンバ106
と、ダッシュサイドパネル107もしくはサイドシルイ
ンナパネル108と、フロントピラーヒンジリーンフォ
ースメント109もしくはサイドシルストレングス11
0と、サイドボデイアウタパネル111の4種類のパネ
ルが接合される部分である。スポット溶接の場合、溶接
枚数は通常、3枚以下の接合までとされていることか
ら、これらの4種類のパネルを同時に溶接することはで
きない。
【0003】そこで、フロントピラー部102では、ダ
ッシュパネル105の片側とダッシュサイドパネル10
7の前端部107aとサイドボデイアウタパネル111
の前端部111aを接合し、ダッシュサイドパネル10
7の後端部107bとフロントピラーヒンジリーンフォ
ースメント109の後端部109bとサイドボデイアウ
タパネル111のピラー部後端縁部111bを接合し、
フロントピラーヒンジリーンフォースメント109の前
端縁部109aをダッシュサイドパネル107の途中に
接合している。
ッシュパネル105の片側とダッシュサイドパネル10
7の前端部107aとサイドボデイアウタパネル111
の前端部111aを接合し、ダッシュサイドパネル10
7の後端部107bとフロントピラーヒンジリーンフォ
ースメント109の後端部109bとサイドボデイアウ
タパネル111のピラー部後端縁部111bを接合し、
フロントピラーヒンジリーンフォースメント109の前
端縁部109aをダッシュサイドパネル107の途中に
接合している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この部
分に車体前方から過大な衝撃荷重が加わると、フロント
ピラー部102のサイドボデイアウタパネル111の変
形から、曲げ座屈やモーメントによるねじれ変形が車体
前部側面100の周辺部に発生する虞があった。
分に車体前方から過大な衝撃荷重が加わると、フロント
ピラー部102のサイドボデイアウタパネル111の変
形から、曲げ座屈やモーメントによるねじれ変形が車体
前部側面100の周辺部に発生する虞があった。
【0005】本発明は上記課題を解決し、車体前部側面
の剛性の向上を図り得る自動車の前部車体構造を提供す
ることを目的とする。
の剛性の向上を図り得る自動車の前部車体構造を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、フロントピラー部に、ドアパネル取付部の補
強をするためのフロントピラーヒンジリーンフォースメ
ントを内装した自動車の前部車体構造であって、上記フ
ロントピラー部に内装されているフロントピラーヒンジ
リーンフォースメントに、フロントピラー部内の少なく
とも車体前方側に張り出す補強部材を固着して、フロン
トピラー部前面側の剛性を向上したことにある。また、
本発明は、サイドボデイアウタパネルとダッシュサイド
パネルによって構成されるフロントピラー部に、ドアパ
ネル取付部の補強をするためのフロントピラーヒンジリ
ーンフォースメントを内装した自動車の前部車体構造で
あって、上記サイドボデイアウタパネルとフロントピラ
ーヒンジリーンフォースメント相互間に、少なくとも車
体前方側に張り出す補強部材を、上記フロントピラーヒ
ンジリーンフォースメントに固着して内装することで、
フロントピラー部前面側の剛性を向上したことにある。
するため、フロントピラー部に、ドアパネル取付部の補
強をするためのフロントピラーヒンジリーンフォースメ
ントを内装した自動車の前部車体構造であって、上記フ
ロントピラー部に内装されているフロントピラーヒンジ
リーンフォースメントに、フロントピラー部内の少なく
とも車体前方側に張り出す補強部材を固着して、フロン
トピラー部前面側の剛性を向上したことにある。また、
本発明は、サイドボデイアウタパネルとダッシュサイド
パネルによって構成されるフロントピラー部に、ドアパ
ネル取付部の補強をするためのフロントピラーヒンジリ
ーンフォースメントを内装した自動車の前部車体構造で
あって、上記サイドボデイアウタパネルとフロントピラ
ーヒンジリーンフォースメント相互間に、少なくとも車
体前方側に張り出す補強部材を、上記フロントピラーヒ
ンジリーンフォースメントに固着して内装することで、
フロントピラー部前面側の剛性を向上したことにある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しながら詳細に説明する。図1は、自動車の車体を
示したもので、図2は前部車体構造を示す図1のX方向
矢視図、図3は図2の正面図である。図4および図5
は、図2および図3のサイドボデイアウタパネルを外し
た状態を示す図である。
参照しながら詳細に説明する。図1は、自動車の車体を
示したもので、図2は前部車体構造を示す図1のX方向
矢視図、図3は図2の正面図である。図4および図5
は、図2および図3のサイドボデイアウタパネルを外し
た状態を示す図である。
【0008】図1ないし図5において、自動車の前輪タ
イヤ1の後部側の車体前部側面2には、フロントドアを
組み付けるドア開口部3が設けられており、このドア開
口部3の前方側は、フロントピラー部4とサイドシル部
5から構成されている。
イヤ1の後部側の車体前部側面2には、フロントドアを
組み付けるドア開口部3が設けられており、このドア開
口部3の前方側は、フロントピラー部4とサイドシル部
5から構成されている。
【0009】フロントピラー部4は、図6の横断面図に
示すように、サイドボデイアウタパネル6のピラー部6
Aと、ダッシュサイドパネル7で閉じ断面S1 に形成
されており、この閉じ断面S1 にフロントピラーヒン
ジリーンフォースメント8が内装されている。このフロ
ントピラーヒンジリーンフォースメント8は、横断面コ
字状に形成されており、後端縁部8bをサイドボデイア
ウタパネル6のピラー部6Aと、ダッシュサイドパネル
7のそれぞれ後端縁部6b、7bと共にスポット溶接に
よって固着されている。このフロントピラーヒンジリー
ンフォースメント8の前端縁部8aは、サイドボデイア
ウタパネル6のピラー部6Aと、ダッシュサイドパネル
7のそれぞれ前端縁部6a、7aがスポット溶接されて
いる位置からずらしてダッシュサイドパネル7の側面に
スポット溶接されて固着されている。上記サイドボデイ
アウタパネル6のピラー部6Aと、ダッシュサイドパネ
ル7のそれぞれ前端縁部6a、7aがスポット溶接され
た部分には上部側にダッシュパネル9が、下部側にダッ
シュロアクロスメンバ10がスポット溶接により固着さ
れている。
示すように、サイドボデイアウタパネル6のピラー部6
Aと、ダッシュサイドパネル7で閉じ断面S1 に形成
されており、この閉じ断面S1 にフロントピラーヒン
ジリーンフォースメント8が内装されている。このフロ
ントピラーヒンジリーンフォースメント8は、横断面コ
字状に形成されており、後端縁部8bをサイドボデイア
ウタパネル6のピラー部6Aと、ダッシュサイドパネル
7のそれぞれ後端縁部6b、7bと共にスポット溶接に
よって固着されている。このフロントピラーヒンジリー
ンフォースメント8の前端縁部8aは、サイドボデイア
ウタパネル6のピラー部6Aと、ダッシュサイドパネル
7のそれぞれ前端縁部6a、7aがスポット溶接されて
いる位置からずらしてダッシュサイドパネル7の側面に
スポット溶接されて固着されている。上記サイドボデイ
アウタパネル6のピラー部6Aと、ダッシュサイドパネ
ル7のそれぞれ前端縁部6a、7aがスポット溶接され
た部分には上部側にダッシュパネル9が、下部側にダッ
シュロアクロスメンバ10がスポット溶接により固着さ
れている。
【0010】一方、サイドシル部5は、図7の横断面図
に示すように、サイドボデイアウタパネル6のサイドシ
ル部6Bと、サイドシルインナパネル11とで閉じ断面
S2に形成されており、サイドシル部6Bの先端縁部6
cとサイドシルインナパネル11の先端縁部11aをダ
ッシュロアクロスメンバ10と共にスポット溶接により
固着している。上記閉じ断面S2 の内部には、サイド
シルストレングス12が配設されており、このサイドシ
ルストレングス12の先端部12aをサイドシルインナ
パネル11の内面にスポット溶接している。上記フロン
トピラーヒンジリーンフォースメント8の前部からサイ
ドシルストレングス12の前部にかけて補強部材13が
車体前方側に突出するように設けられている。
に示すように、サイドボデイアウタパネル6のサイドシ
ル部6Bと、サイドシルインナパネル11とで閉じ断面
S2に形成されており、サイドシル部6Bの先端縁部6
cとサイドシルインナパネル11の先端縁部11aをダ
ッシュロアクロスメンバ10と共にスポット溶接により
固着している。上記閉じ断面S2 の内部には、サイド
シルストレングス12が配設されており、このサイドシ
ルストレングス12の先端部12aをサイドシルインナ
パネル11の内面にスポット溶接している。上記フロン
トピラーヒンジリーンフォースメント8の前部からサイ
ドシルストレングス12の前部にかけて補強部材13が
車体前方側に突出するように設けられている。
【0011】この補強部材13は、フロントピラー部4
とサイドシル部5の接合部を覆うように角部Cにかけて
配設されている。補強部材13の周囲に設けられた縁部
13aはフロントピラー部4側とサイドシル部5側の前
面と側面に接合されている。この補強部材13の前面側
は、車体前方側(前輪タイヤ1側)に向けて突出されて
おり、サイドボデイアウタパネル6のピラー部6Aが設
けられている前面裏側を補強している。
とサイドシル部5の接合部を覆うように角部Cにかけて
配設されている。補強部材13の周囲に設けられた縁部
13aはフロントピラー部4側とサイドシル部5側の前
面と側面に接合されている。この補強部材13の前面側
は、車体前方側(前輪タイヤ1側)に向けて突出されて
おり、サイドボデイアウタパネル6のピラー部6Aが設
けられている前面裏側を補強している。
【0012】上記構成によると、車体前方からの衝撃が
車体前部側面2に加わった場合、フロントピラー部4と
サイドシル部5に矢視方向の衝撃荷重が加わる。この荷
重によってサイドボデイアウタパネル6のピラー部6A
が車体後方側に変形すると、このピラー部6Aの内側に
設けられている補強部材13に当たり、それ以上の変形
を抑制する。こうして、車体前部側面2の変形を最小限
に防ぐ。
車体前部側面2に加わった場合、フロントピラー部4と
サイドシル部5に矢視方向の衝撃荷重が加わる。この荷
重によってサイドボデイアウタパネル6のピラー部6A
が車体後方側に変形すると、このピラー部6Aの内側に
設けられている補強部材13に当たり、それ以上の変形
を抑制する。こうして、車体前部側面2の変形を最小限
に防ぐ。
【0013】次に、図8は本発明の他の実施の形態で、
図6と同一部分は同符号を付してその説明を省略して示
す。この場合、補強部材14は、車体前方側への張り出
しとともに、車体外方側へ張り出して形成されている。
この車体前方側への張り出し部14aの張り出し量L1
と車体外方側への張り出し部14bの張り出し量L2は
ピラー部6Aの閉じ断面S1 によって適宜設定するこ
とができる。補強部材14は角部Cを覆うようにして、
そのフランジ部14cは、フロントピラーヒンジリーン
フォースメント8の前面側から側面側にかけて接合され
ている。この実施の形態によれば、前方と左右への張り
出し量L1および張り出し量L2によって、フロントピ
ラー部4の軸回りのモーメントをコントロールすること
ができる。
図6と同一部分は同符号を付してその説明を省略して示
す。この場合、補強部材14は、車体前方側への張り出
しとともに、車体外方側へ張り出して形成されている。
この車体前方側への張り出し部14aの張り出し量L1
と車体外方側への張り出し部14bの張り出し量L2は
ピラー部6Aの閉じ断面S1 によって適宜設定するこ
とができる。補強部材14は角部Cを覆うようにして、
そのフランジ部14cは、フロントピラーヒンジリーン
フォースメント8の前面側から側面側にかけて接合され
ている。この実施の形態によれば、前方と左右への張り
出し量L1および張り出し量L2によって、フロントピ
ラー部4の軸回りのモーメントをコントロールすること
ができる。
【0014】また、図9は本発明の他の実施の形態で、
図8と同一部分は同符号を付してその説明を省略して示
す。この場合、車体外方側への張り出し部14bをサイ
ドボデイアウタパネル6に沿う位置まで張り出させ、フ
ロントピラーヒンジリーンフォースメント8をヒンジ取
付座面位置まで上方に延長するとともに、ヒンジ取付座
面位置では、張り出し部14bの裏面側まで突出して溶
接される突出部8aを形成したものである。この突出部
8aと張り出し部14bには、サイドボデイアウタパネ
ル6のピラー部6Aに固定されるドアヒンジ15がボル
ト16およびナット16aを介して共締めされている。
こうして、ドアヒンジ15によるフロントピラー部4の
軸回りのモーメントが加わった場合、逆方向のモーメン
トが働き、互いにうち消し合ってねじれ変形が抑えられ
る。これによって、ドアヒンジ15取付面の剛性が向上
する。また、サイドボデイアウタパネル6のピラー部6
A外側に沿わせて張り出すことで、ドアヒンジ15取付
面の剛性を上げ、ドア自体の取付剛性を上げることがで
きる。
図8と同一部分は同符号を付してその説明を省略して示
す。この場合、車体外方側への張り出し部14bをサイ
ドボデイアウタパネル6に沿う位置まで張り出させ、フ
ロントピラーヒンジリーンフォースメント8をヒンジ取
付座面位置まで上方に延長するとともに、ヒンジ取付座
面位置では、張り出し部14bの裏面側まで突出して溶
接される突出部8aを形成したものである。この突出部
8aと張り出し部14bには、サイドボデイアウタパネ
ル6のピラー部6Aに固定されるドアヒンジ15がボル
ト16およびナット16aを介して共締めされている。
こうして、ドアヒンジ15によるフロントピラー部4の
軸回りのモーメントが加わった場合、逆方向のモーメン
トが働き、互いにうち消し合ってねじれ変形が抑えられ
る。これによって、ドアヒンジ15取付面の剛性が向上
する。また、サイドボデイアウタパネル6のピラー部6
A外側に沿わせて張り出すことで、ドアヒンジ15取付
面の剛性を上げ、ドア自体の取付剛性を上げることがで
きる。
【0015】本発明は、上記実施の形態のみに限定され
るものではなく、例えば、補強部材14の大きさ、材
質、あるいは厚みは、適宜設定することができるもので
あり、また、閉じ断面S1 における車体前方側への張
り出し量L1と車体外方側への張り出し量L2は、適宜
設定することができる。また、フロントピラーヒンジリ
ーンフォースメント8をヒンジ取付座面位置まで上方に
延長することにより、ヒンジ取付座面の剛性を向上する
ことができる。など、その他、本発明の要旨を変更しな
い範囲内で適宜変更して実施し得ることは言うまでもな
い。
るものではなく、例えば、補強部材14の大きさ、材
質、あるいは厚みは、適宜設定することができるもので
あり、また、閉じ断面S1 における車体前方側への張
り出し量L1と車体外方側への張り出し量L2は、適宜
設定することができる。また、フロントピラーヒンジリ
ーンフォースメント8をヒンジ取付座面位置まで上方に
延長することにより、ヒンジ取付座面の剛性を向上する
ことができる。など、その他、本発明の要旨を変更しな
い範囲内で適宜変更して実施し得ることは言うまでもな
い。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による自動車
の前部車体構造によれば次のような効果を奏することが
できる。フロントピラー部にフロントピラーヒンジリー
ンフォースメントを内装した自動車の前部車体構造にお
いて、上記フロントピラーヒンジリーンフォースメント
に、少なくとも車体前方側に張り出す補強部材を固着し
たので、車体前方側からの衝撃に対してフロントピラー
部の変形を最小限に抑制することができる。また、サイ
ドボデイアウタパネルとダッシュサイドパネルによって
構成されるフロントピラー部にフロントピラーヒンジリ
ーンフォースメントを内装した自動車の前部車体構造に
おいて、上記サイドボデイアウタパネルとフロントピラ
ーヒンジリーンフォースメント相互間に、少なくとも車
体前方側に張り出す補強部材を、上記フロントピラーヒ
ンジリーンフォースメントに固着して内装したので、車
体前方側からの衝撃に対してサイドボデイアウタパネル
とフロントピラーヒンジリーンフォースメント相互間の
変形を抑えてフロントピラー部の変形を最小限に抑制す
ることができる。局所的な曲げ座屈およびねじれ変形を
低減することができる。上記補強部材を、フロントピラ
ー部からサイドシル部にかけて配設したので、入力荷重
をフロントピラー部またはサイドシル部にまっすぐに伝
達することができることから、車体変形を低減すること
ができる。上記補強部材の周縁部を、フロントピラー部
とサイドシル部の前面側と、フロントピラー部とサイド
シル部の側面側に固着したので、補強部材の張り出し量
を調整して周辺部に発生するモーメントを制御すること
ができる。
の前部車体構造によれば次のような効果を奏することが
できる。フロントピラー部にフロントピラーヒンジリー
ンフォースメントを内装した自動車の前部車体構造にお
いて、上記フロントピラーヒンジリーンフォースメント
に、少なくとも車体前方側に張り出す補強部材を固着し
たので、車体前方側からの衝撃に対してフロントピラー
部の変形を最小限に抑制することができる。また、サイ
ドボデイアウタパネルとダッシュサイドパネルによって
構成されるフロントピラー部にフロントピラーヒンジリ
ーンフォースメントを内装した自動車の前部車体構造に
おいて、上記サイドボデイアウタパネルとフロントピラ
ーヒンジリーンフォースメント相互間に、少なくとも車
体前方側に張り出す補強部材を、上記フロントピラーヒ
ンジリーンフォースメントに固着して内装したので、車
体前方側からの衝撃に対してサイドボデイアウタパネル
とフロントピラーヒンジリーンフォースメント相互間の
変形を抑えてフロントピラー部の変形を最小限に抑制す
ることができる。局所的な曲げ座屈およびねじれ変形を
低減することができる。上記補強部材を、フロントピラ
ー部からサイドシル部にかけて配設したので、入力荷重
をフロントピラー部またはサイドシル部にまっすぐに伝
達することができることから、車体変形を低減すること
ができる。上記補強部材の周縁部を、フロントピラー部
とサイドシル部の前面側と、フロントピラー部とサイド
シル部の側面側に固着したので、補強部材の張り出し量
を調整して周辺部に発生するモーメントを制御すること
ができる。
【図1】自動車の車体を示す斜視図である。
【図2】本発明による自動車の前部車体構造の実施の形
態を示す図1のX方向矢視図である。
態を示す図1のX方向矢視図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図2のサイドボデイアウタパネルを外した状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図5】図3のサイドボデイアウタパネルを外した状態
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図6】図2のA−A線断面図である。
【図7】図3のB−B線断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態を示す断面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態を示す断面図である。
【図10】従来の車体前部構造を示す概念図である。
【図11】図10のC−C線断面図である。
【図12】図10のD−D線断面図である。
1 前輪タイヤ 2 車体前部側面 3 ドア開口部 4 フロントピラー部 5 サイドシル部 6 サイドボデイアウタパネル 7 ダッシュサイドパネル 8 フロントピラーヒンジリーンフォースメント 9 ダッシュパネル 10 ダッシュロアクロスメンバ 11 サイドシルインナパネル 12 サイドシルストレングス 13 補強部材 14 補強部材 6A ピラー部 6B サイドシル部 S1 閉じ断面 S2 閉じ断面
Claims (4)
- 【請求項1】 フロントピラー部にフロントピラーヒン
ジリーンフォースメントを内装した自動車の前部車体構
造において、上記フロントピラーヒンジリーンフォース
メントに、少なくとも車体前方側に張り出す補強部材を
固着したことを特徴とする自動車の前部車体構造。 - 【請求項2】 サイドボデイアウタパネルとダッシュサ
イドパネルによって構成されるフロントピラー部にフロ
ントピラーヒンジリーンフォースメントを内装した自動
車の前部車体構造において、上記サイドボデイアウタパ
ネルとフロントピラーヒンジリーンフォースメント相互
間に、少なくとも車体前方側に張り出す補強部材を、上
記フロントピラーヒンジリーンフォースメントに固着し
て内装したことを特徴とする自動車の前部車体構造。 - 【請求項3】 上記補強部材を、フロントピラー部から
サイドシル部にかけて配設したことを特徴とする請求項
1または2に記載の自動車の前部車体構造。 - 【請求項4】 上記補強部材の周縁部を、フロントピラ
ー部とサイドシル部の前面側と、フロントピラー部とサ
イドシル部の側面側に固着したことを特徴とする請求項
1または2に記載の自動車の前部車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11027993A JP2000225966A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 自動車の前部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11027993A JP2000225966A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 自動車の前部車体構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000225966A true JP2000225966A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12236359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11027993A Pending JP2000225966A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 自動車の前部車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000225966A (ja) |
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