JPH0727265Y2 - 車体構造 - Google Patents

車体構造

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JPH0727265Y2
JPH0727265Y2 JP1988057604U JP5760488U JPH0727265Y2 JP H0727265 Y2 JPH0727265 Y2 JP H0727265Y2 JP 1988057604 U JP1988057604 U JP 1988057604U JP 5760488 U JP5760488 U JP 5760488U JP H0727265 Y2 JPH0727265 Y2 JP H0727265Y2
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JP
Japan
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cross member
piece
radiator
lamp support
fixed
Prior art date
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JP1988057604U
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JPH01161987U (ja
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直洋 世古
進 西本
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の車体構造に係り、特に車体前部を構
成するアッパーバーとクロスメンバに対応するランプサ
ポートの取付構造に関する。
(従来の技術) 自動車の車体前部は、従来、第3図および第4図に示す
ように構成される。すなわち、自動車の車体前部は第3
図に示すようになっていて、特にその上端要部は第4図
に示すようになっている。
図中1はアッパーバーであり、この両側部にはランプサ
ポート2(一方のみ図示)が設けられ、かつこれらラン
プサポート2はクロスメンバ3で支持される。
換言すれば、アッパーバー1とクロスメンバ3を上下に
離間して並行に配設するとともに、これらアッパーバー
1とクロスメンバ3の両側部に亘ってランプサポート2
を介設することになる。
また、上記ランプサポート2相互間と対向し、かつアッ
パーバー1とクロスメンバ3の裏面側にはラジエタRが
配備される。
つぎに、これら構成部品の取付構造について説明する。
車体上部側である上記アッパーバー1側においては、ラ
ンプサポート2の上端縁に沿ってフランジ部2a,2aが一
体に折曲形成され、アッパーバー1の下面および一側面
にスポット溶接などの手段で固着される。
これらの固着位置の近傍には、ラジエタ用リンホース4
がスポット溶接などの手段で固着され、ここに第3図の
み示す取付ブラケット5の一端が設けられる。上記取付
ブラケット5の他端はアッパーバー1の後部側に突出
し、かつ上記ラジエタRの上端部を取付支持する。
一方、上記クロスメンバ3側においては、クロスメンバ
3の端縁に沿って一体に、かつ垂直方向にフランジ部3a
が折曲形成される。このフランジ部3aは上記ランプサポ
ート2の下端部に重ね合わされ、スポット溶接などの手
段で互いに固着される。
すなわち、ランプサポート2はその上端フランジ部2aが
アッパーバー1に固着されるところから、この上下方向
の寸法のバラツキをクロスメンバ3の垂直面であるフラ
ンジ部3aに固着することにより吸収できるようになって
いる。
なお、上記クロスメンバ3はここでは図示しないアウタ
パネルとインナパネルとを閉断面になるよう組合わせた
ものであり、それぞれのフランジ部が互いに固着され、
かつこれらフランジ部が上記ランプサポート2に固着さ
れることになる。
またクロスメンバ3には図示しない取付ブラケットが設
けられ、上記ラジエタRを支持する。
(考案が解決しようとする課題) このようにして車体前部を構成すると、自動車の走行に
ともなって生じる振動がそのままラジエタRの振動とな
り、クロスメンバ3およびアッパーバー1に負荷がかか
る。
特にクロスメンバ3はラジエタRの全重量を支持すると
ころから、ラジエタRの振動は極めて大なる入力に変
る。この入力は、クロスメンバ3を構成するアウタパネ
ルとインナパネルの固着部分にかかるとともに、クロス
メンバ3とランプサポート2との固着部分にかかる。
ところが、上記クロスメンバ3とランプサポート2とは
互いに振動入力方向に沿う垂直面における固着であるか
ら、クロスメンバ3自体ねじり剛性に乏しく、過大な負
荷に対して弱いとともにランプサポート2はその入力を
規制する固着構造となっていない。
本考案は、上記事情に着目してなされたものであり、走
行にともなう振動がラジエタからの入力としてクロスメ
ンバにかかっても、ランプサポートがその入力を抑制
し、クロスメンバのねじり剛性を向上させて振動に充分
耐えられ、かつランプサポートの上下方向の取付バラツ
キを吸収して上下寸法精度の向上を図れる車体構造を提
供することを目的とする。
(課題を解決する手段) 本考案は、アッパーバーとクロスメンバを上下方向に離
間して並行に配設するとともにこれらアッパーバーとク
ロスメンバの両側部に亘ってランプサポートを介設し、
上記ランプサポート相互間にラジエタを位置するととも
に上記アッパーバーとクロスメンバで支持するものにお
いて、 上面片と垂直片とを備えて逆L字状に折曲形成されると
ともに、これら上面片と垂直片の前端縁に亘って前面片
部が形成されるラジエタ用リンホースの上面片を、上記
アッパーバーの下面に固着し、 上記ランプサポートの一側縁上下方向に沿って、側面部
と、この側面部の前端に設けられた前面部とが一体に折
曲形成されたフランジ部を設け、 このフランジ部の下端部をクロスメンバ上面部に沿った
方向に折曲形成してクロスメンバ上面部に載置して固着
し、 上記フランジ部の側面部および前面部の上端面を、上記
ラジエタ用リンホースの垂直片および前面片部に固着し
たことを特徴とする車体構造である。
(作用) 自動車の走行にともなう振動でラジエタからクロスメン
バに入力があっても、この上面部に固着したランプサポ
ートのフランジ部が振動を確実に抑制し、クロスメンバ
は振動に対して鈍感となる。
またランプサポートの取付基準位置の設定は、フランジ
部の下端面がクロスメンバに固着してなされるが、この
フランジ部の側面部および前面部の上端面をラジエタ用
リンホースの垂直片および前面片部に固着することによ
り、ランプサポートの上下方向のバラツキを吸収でき
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図および第2図にもとづ
いて説明する。
すなわち、自動車の車体前部は第1図に示すように構成
され、特にその上端要部は第2図に示すようになってい
る。
図中1は従来と全く同様の形状構造のアッパーバーであ
り、この両側部には後述するランプサポート10(一方の
み図示)が設けられ、かつこれらランプサポート10は従
来と同様のクロスメンバ3で支持される。
上記ランプサポート10相互間と対向し、かつアッパーバ
ー1とクロスメンバ3の裏面側には、従来と同様のラジ
エタRが配備される。
なお説明すると、上記ランプサポート10は、そのラジエ
タR側の側縁に沿ってフランジ部11が一体に折曲して設
けられる。
このフランジ部11は、車両の進行方向に沿う側面部11a
と、この側面部の前端に一体に折曲される前面部を備え
ている。そして、フランジ部11の上端は、上記アッパー
バー1の下面に当接するよう垂直方向に延出され、かつ
下端はクロスメンバ3の上面部に沿った方向に折曲され
る。
そして、ランプサポート10のフランジ部11下端面は、ク
ロスメンバ3上面部に載置して、これらとともにスポッ
ト溶接などの手段で固着される。
換言すれば、ランプサポート10の取付基準位置が、クロ
スメンバ3に固着したフランジ部11下端面によって設定
されることになる。
一方、アッパーバー1の所定位置には、ラジエタ用リン
ホース12がスポット溶接などの手段で固着される。
このラジエタ用リンホース12は上面片12aと垂直片12bと
で逆L字状に折曲形成されるとともに、これら上面片12
aと垂直片12bの前端縁に亘って前面片部12cが設けられ
てなる。
上面片12aは、上記アッパーバー1の下面に固着され
る。垂直片12bと前面片部12cには、上記ランプサポート
フランジ部11を形成する側面部11aと前面部11b上端部が
スポット溶接などの手段で固着される。
すなわち、ランプサポート10の取付基準位置がクロスメ
ンバ3に固着したフランジ部11下端面によって設定され
る結果、実際にこれら構成部品を組立てるとランプサポ
ート10の上下寸法に取付バラツキが生じるが、上記フラ
ンジ部11を形成する側面部11aと前面部11b上端部をラジ
エタ用リンホース12の垂直片12bと前面片部12cとに固着
することにより、そのバラツキを吸収できるものであ
る。
上記ラジエタ用リンホース12の上面片12aには第1図の
み示すように、取付ブラケット5が設けられ、これは上
記ラジエタRを支持する。
しかして、走行にともなう振動の影響で、ラジエタRか
らクロスメンバ3に入力があっても、ランプサポート10
のフランジ部11がクロスメンバ3の上面部に固着されて
いるから、振動の入力による悪影響が生じない。
すなわち、クロスメンバ3の上面部とフランジ部11の固
着面方向が振動方向とは直交する方向であり、かつフラ
ンジ部11の上端部がラジエタ用リンホース12を介してア
ッパーバー1に固着されるので、振動を抑制することと
なり、クロスメンバ11自体のねじり剛性が大となり、振
動の入力による悪影響が生じないものである。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、クロスメンバの上
面部にランプサポートに一体に設けたフランジ部を重ね
合せて固着し、かつランプサポートのフランジ部上端は
ラジエタ用リンホースの垂直片と前面片部とに固着する
という、比較的簡単な構成で、走行にともない車体前部
に配備されるラジエタから入力があっても、ランプサポ
ートがクロスメンバに対応するねじり剛性を大とし、振
動の影響を最小限にとどめて耐久性向上を図れる。ま
た、ランプサポートの取付バラツキを吸収して、この上
下寸法精度の向上を図れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示し、第1図
は車体前部の一部斜視図、第2図はその上部側の縦断面
図、第3図および第4図は本考案の従来例を示し、第3
図は車体前部の一部斜視図、第4図はその上部側の縦断
面図である。 1…アッパーバー、3…クロスメンバ、10…ランプサポ
ート、R…ラジエタ、11…フランジ部、12…ラジエタ用
リンホース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アッパーバーとクロスメンバを上下方向に
    離間して並行に配設するとともにこれらアッパーバーと
    クロスメンバの両側部に亘ってランプサポートを介設
    し、 上記ランプサポート相互間にラジエタを位置するととも
    に上記アッパーバーとクロスメンバで支持するものにお
    いて、 上面片と垂直片とを備えて逆L字状に折曲形成されると
    ともに、これら上面片と垂直片の前端縁に亘って前面片
    部が形成されるラジエタ用リンホースの上面片を、上記
    アッパーバーの下面に固着し、 上記ランプサポートの一側縁上下方向に沿って、側面部
    と、この側面部の前端に設けられた前面部とが一体に折
    曲形成されたフランジ部を設け、 このフランジ部の下端部をクロスメンバ上面部に沿った
    方向に折曲形成してクロスメンバ上面部に載置して固着
    し、 上記フランジ部の側面部および前面部の上端面を、上記
    ラジエタ用リンホースの垂直片および前面片部に固着し
    たことを特徴とする車体構造。
JP1988057604U 1988-04-28 1988-04-28 車体構造 Expired - Lifetime JPH0727265Y2 (ja)

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JP1988057604U JPH0727265Y2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28 車体構造

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JP1988057604U JPH0727265Y2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28 車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01161987U JPH01161987U (ja) 1989-11-10
JPH0727265Y2 true JPH0727265Y2 (ja) 1995-06-21

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ID=31283451

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988057604U Expired - Lifetime JPH0727265Y2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28 車体構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0348943Y2 (ja) * 1986-02-06 1991-10-18
JPS6328079U (ja) * 1986-08-08 1988-02-24

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JPH01161987U (ja) 1989-11-10

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