JP2583344B2 - 自動車のエンジンマウント取付部構造 - Google Patents

自動車のエンジンマウント取付部構造

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JP2583344B2
JP2583344B2 JP2151891A JP15189190A JP2583344B2 JP 2583344 B2 JP2583344 B2 JP 2583344B2 JP 2151891 A JP2151891 A JP 2151891A JP 15189190 A JP15189190 A JP 15189190A JP 2583344 B2 JP2583344 B2 JP 2583344B2
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bracket
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bolt
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浩二 浅野
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車のエンジンマウント取付部構造に関
し、とりわけ、エンジンをエンジンルームに横置きに搭
載する車両に適用して好適なエンジンマウント取付部構
造に関する。
従来の技術 第4図はエンジン横置き型車両における従来の構造を
示すもので、エンジン2,トランスミッション3からなる
パワーユニット1は、エンジンルームE・R内に横置き
に配置され、左右両側と、後側又は前側の3点で(本例
の場合、左右両側と後側の3点)エンジンマウント4を
介して車体に防振支持してある。エンジンマウント4は
詳細図は省略してあるが、内,外筒とこれら内外筒間に
介装したインシュレータラバーとからなっていて、外筒
をブラケット5を介してパワーユニット1に固定し、内
筒を車体側に固定したマウントブラケット6に軸支して
取り付けられる。ここで、マウントブラケット6はエン
ジンルームE・Rの左右両側にあっては、閉断面に形成
されて車体前後方向に延在するフロントサイドメンバ7
の側壁に固定され、同後側にあっては図外のセンタメン
バあるいはダッシュパネル8前側に配設されるマウント
メンバに固定される。第4図中9はフードレッジパネ
ル、10はフロントクロスメンバを示す。この類似構造
は、例えば特開昭58−22718号公報に示されている。
発明が解決しようとする課題 パワーユニット1の両側部にあっては、防振対策上該
パワーユニット1の重心Gを通る軸線上で、エンジンマ
ウント4を介して車体側に防振支持することが望ましい
のであるが、エンジン2を横置きにしてあるため、パワ
ーユニット1の端部がエンジンルームE・R両側のフロ
ントサイドメンバ7に近接し、マウントブラケット6の
フロントサイドメンバ7側壁への締結固定作業が行えな
くなってしまう。そこで、第4図に示すように、該マウ
ントブラケット6をパワーユニット1の前記重心Gを通
る軸線よりも前方にオフセットした位置でフロントサイ
ドメンバ7の側壁に締結固定して、パワーユニット1の
端部をエンジンマウント4を介して防振支持するように
しており、マウントブラケット6の取り付けが優先され
て、音振性能を多少犠牲にせざるを得ない実情にあっ
た。そこで、本発明はマウントブラケットのフロントサ
イドメンバへの締結固定作業に支障を来すことなく、パ
ワーユニットをその重心を通る軸線上で防振支持するこ
とができ、音振性能を一段と向上することができると共
に、フロントサイドメンバの捩れ剛性を高めることがで
きる自動車のエンジンマウント取付部構造を提供するも
のである。
課題を解決するための手段 エンジンマウントを軸支するマウントブラケットのベ
ースプレートを、閉断面に形成されたフロントサイドメ
ンバのエンジンルーム側の側壁に重合して締結固定する
構造において、前記マウントブラケットのベースプレー
トにボルト螺装部を形成する一方、フロントサイドメン
バの車外側の側壁にボルト挿入用の作業孔を形成すると
共に、その内面に該作業孔を跨いで平面略コ字形に形成
されたプロテクタ部材を接合して、その端壁をフロント
サイドメンバのエンジンルーム側の側壁内面に重合配置
し、この重合部分に、前記ベースプレートのボルト螺装
部をボルトで締結固定してある。
作用 フロントサイドメンバの車外側の側壁には作業孔が開
設されるが、該車外側の側壁の内面には前記作業孔を跨
いてプロテクタ部材が接合されているため、このプロテ
クタ部材の補強効果により作業孔周りの応力集中が回避
される。また、このプロテクタ部材は平面略コ字形に形
成されて、その端壁がフロントサイドメンバのエンジン
ルーム側の側壁に重合して、マウントブラケットのベー
スプレートと共締め固定されるから、フロントサイドメ
ンバの前記両側壁がプロテクタ部材で連結補強されて、
該フロントサイドメンバの捩れ剛性が高められ、マウン
トブラケット固定部分を入力点とするエンジン振動によ
る捩れ荷重に十分に対抗することができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述する。
第1〜3図において、エンジン2,トランスミッション
3からなるパワーユニット1を、エンジンルームE・R
内に横置き配置して、該パワーユニット1をその左右両
側と後側の3点でエンジンマウント4を介して車体に防
振支持する基本的構造は前記従来と同様である。
ここで、フロントサイドメンバ7に締結固定されて、
パワーユニット1の両側にブラケット5で固定したエン
ジンマウント6を軸支するマウントブラケット20は、前
記パワーユニット1の重心Gを通る軸線上に配置してあ
る。
マウントブラケット20はベースプレート21と一対のブ
ラケット部22とからなっていて、ベースプレート21の両
側部にボルト螺装部としてウエルドナット23を配設して
ある。本実施例では、このマウントブラケット20を平面
略コ字形に曲成成形してブラケット部22を形成したブラ
ケット要素24と、該ブラケット要素24の連結壁25の背面
に接合してベースプレート21を構成するブラケット要素
27と、上部支持プレート28とで構成している。ブラケッ
ト部22の周縁には補強フランジ26を曲折成形してある一
方、ブラケット要素27の両側部上下縁には接続片29を曲
折成形してあり、これら接続片29を前記補強フランジ26
の上下端末部に重合して接合してあり、前述のボルト螺
装部としてのウエルドナット23はブラケット要素27の両
側部に配設してある。上部支持プレート28は一対の接続
片30を延設してあり、この接続片30をブラケット部22の
上側の補強フランジ26上に重合し、該補強フランジ26の
下面に配設したウエルドナット31にボルト32締結して固
定してある。33は連結片25とブラケット要素27の略中央
部上縁より切欠成形されて、これら両者を接合時に位置
合わせするためのロケート溝を示す。
フロントサイドメンバ7は断面略コ字形に形成したメ
ンバ本体11と、該メンバ本体11に接合したクロージング
プレート12とで閉断面に形成してある。このフロントサ
イドメンバ7の車外側の側壁、従って、本実施例ではク
ロージングプレート12には、前記マウントブラケット20
のボルト螺装部としてのウエルドナット23にそれぞれ対
応する位置に、ボルト挿通用の作業孔34を形成してあ
る。また、このクロージングプレート12の内面には、平
面略コ字形に形成されたプロテクタ部材35を、前記作業
孔34を前後方向に跨いて接合して、端壁36をフロントサ
イドメンバ7のエンジンルーム側の側壁、つまり、メン
バ本体11の側壁11aに重合配置してある。これら端壁36
とメンバ側壁11aとの重合部には、各作業孔34と同心上
にボルト挿通孔37を形成してある。
そして、前記マウントブラケット20を、その上部支持
プレート28をメンバ本体11の上壁11bに重合して、該上
壁11b下面に配設したウエルドナット38にボルト39締結
する一方、ペースプレート21をメンバ本体11の側壁11a
に重合し、作業孔34からボルト40を挿入して、このボル
ト40をボルト挿通孔37を通してベースプレート21のウエ
ルドナット23に螺合締結して取り付けてある。第2図中
4aはエンジンマウント4の外筒、4bは内筒、4cはインシ
ュレータラバー、4dは支軸をそれぞれ示す。
以上の実施例構造によれば、マウントブラケット20の
ベースプレート21をメンバ本体11の側壁11aにボルト40
締結する場合に、車外側の自由空間でクローシングプレ
ート12の作業孔34にボルト40を挿入して締結作業でき、
かつ、上部支持プレート28は作業上死角とならないエン
ジンルームE・R上方からメンバ本体11の上壁11bにボ
ルト39締結できるから、マウントブラケット20がパワー
ユニット1の重心Gを通る軸線上にあっても些かも取付
作業に支障となることはなく、該パワーユニット1の両
側部を防振上有利にフロントサイドメンバ7に取り付け
ることができる。
一方、クロージングプレート12には複数個の作業孔34
がが開設されるが、このフロージングプレート12の作業
孔34周りはプロテクタ部材35で補強されて面剛性が高め
られているため、該作業孔34形成部分に応力集中を生じ
ることはない。また、パワーユニット1の振動は、特に
クラッチ接続時にはマウントブラケット20の固定部分を
入力点として、フロントサイドメンバ7に捩り荷重とし
て作用するが、クロージングプレート12とメンバ本体11
の側壁11aとが、プロテクタ部材35で結合されて、該マ
ウントブラケット20固定部分が剛体構造となって捩り剛
性が高められているため、前記捩り荷重に十分に対抗す
ることができる。更に、フロントサイドメンバ7の前記
マウントブラケット20取付部分、即ち、パワーユニット
1の重心Gを通る軸線上周りでは、図外の車軸を配設す
るためにメンバ下側が第1図に示すように凹欠状態に湾
曲形成され、閉断面積が狭められている関係上、車両の
全面衝突時には、該湾曲形成部分でフロントサイドメン
バ7が上下方向あるいは車幅方向に折れ曲がり易い傾向
にあるが、前述のようにプロテクタ部材35が介装により
剛体構造として構成できるため、折れ曲がりを抑制して
前後方向にスムーズにクラッシュさせることができ、従
って、緩衝特性を良好にすることもできる。なお、クロ
ージングプレート12の作業孔34を、第1図に示す如くビ
ード部41を形成して、該ビード部41面に設ければ、作業
孔34周りの面剛性をより高められる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、マウントブラケットを
フロントサイドメンバの車外側の側壁に設けて作業孔か
らボルトを挿入してエンジンルーム側の側壁に締結固定
できるため、エンジンを横置き配置したパワーユニット
の重心線上にマウントブラケットを配置することが可能
となり、従って、パワーユニットを音振対策上有利に取
り付けることができる。また、作業孔開設部分はプロテ
クタ部材で補強され面剛性が高められるため、該作業孔
周りに応力集中が生じることがなく、しかも、該プロテ
クタ部材は平面略コ字形に形成されていて、フロントサ
イドメンバのエンジンルーム側の側壁にマウントブラケ
ットのベースプレートと共に締結固定されているため、
フロントサイドメンバのマウントブラケット取付部分を
剛体構造として捩れ剛性を高めることができ、強度,剛
性上も有利となる等、その実用上の効果は多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部を示す分解斜視図、第
2図は第1図のA−A線に沿う断面図、第3図は同実施
例を採用したパワーユニットレイアウトを示す略示的平
面図、第4図は従来の構造を採用したパワーユニットレ
イアウトを示す略示的平面図である。 1……パワーユニット、4……エンジンマウント、7…
…フロントサイドメンバ、20……マウントブラケット、
21……ベースプレート、23……ボルト螺装部、34……作
業孔、35……プロテクタ部材、36……端壁、40……ボル
ト。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンマウントを軸支するマウントブラ
    ケットのベースプレートを、閉断面に形成されたフロン
    トサイドメンバのエンジンルーム側の側壁に重合して締
    結固定する構造において、前記マウントブラケットのベ
    ースプレートにボルト螺装部を形成する一方、フロント
    サイドメンバの車外側の側壁にボルト挿入用の作業孔を
    形成すると共に、その内面に該作業孔を跨いで平面略コ
    字形に形成されたプロテクタ部材を接合して、その端壁
    をフロントサイドメンバのエンジンルーム側の側壁内面
    に重合配置し、この重合部分に、前記ベースプレートの
    ボルト螺装部をボルトで締結固定したことを特徴とする
    自動車のエンジンマウント取付部構造。
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