JPH0710977Y2 - ワイパーの取付構造 - Google Patents

ワイパーの取付構造

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JPH0710977Y2
JPH0710977Y2 JP1987024569U JP2456987U JPH0710977Y2 JP H0710977 Y2 JPH0710977 Y2 JP H0710977Y2 JP 1987024569 U JP1987024569 U JP 1987024569U JP 2456987 U JP2456987 U JP 2456987U JP H0710977 Y2 JPH0710977 Y2 JP H0710977Y2
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JP
Japan
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panel
wiper
cowl
dash
vehicle
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JP1987024569U
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JPS63131855U (ja
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智範 大坪
浩一 吉實
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はワイパーの取付構造の改良に関する。
(従来技術とその問題点) 従来、ワイパーの取付構造としては、第7図に示すよう
に、車両前部のエンジンルームと車室内とを隔離するダ
ッシュロアパネル1の上端部に連結されてボンネットパ
ネル2を支持するダクトパネル(カウルフロント)3
と、フロントガラス4の下端部を支持し、ダクト室(カ
ウルボックス)5の底面部を形成するフロントバルクヘ
ッド(ダッシュアッパパネル)6と、前端部がダクトパ
ネル3の上端部に連結されてダクト室5の上面部を形成
するフロントパネル7とが設けられ、該フロントパネル
7の凹部の後端部にワイパー装置8が取付けられたもの
が提案されている(実公昭59-14295号公報参照)。
ところが、上記構造では、ダクト室5の上面部を形成す
るフロントパネル7の後端部にワイパー装置8が取付け
られているから、ダクト室5の容積を確保しつつワイパ
ー装置8の取付位置を下げる、換言すればボンネットパ
ネル2の高さを下げることが困難であり、車体デザイン
上に制約が生じるという問題があった。
また、ワイパー装置8は、前端部が片持ち状態で強度的
に弱いフロントパネル7の後端部に取付けられているこ
とから、作動中に振動するという問題もあった。
(考案の目的) 本考案は上記従来の問題を解消するためになされたもの
で、ワイパーの取付構造を工夫することにより、ボンネ
ット高さを下げること、及びワイパー装置の振動を低減
することを目的とするものである。
(考案の構成) このため本考案は、車両前部のエンジンルームと車室内
とを隔離するダッシュロアパネルの上端部に連結されて
ボンネットパネルを支持するカウルフロント及びフロン
トガラスの下端部を支持するカウルパネルとともにカウ
ルボックスを形成するダッシュアッパパネルの底面部の
上面側に、ワイパー装置の基部を取付けるワイパーブラ
ケットが配設され、該ワイパーブラケットは、車幅方向
における両端部が開口した断面略ハット状に形成され
て、その前後の下端部から車体前方および車体後方にそ
れぞれ張り出す前後の取付フランジを備えており、前側
の取付フランジはダッシュアッパパネルとダッシュロア
パネルとカウルフロントとが相互に連結された重合連結
部に沿って固定される一方、後側の取付フランジは上記
重合連結部より後方のダッシュアッパパネルの底面部に
固定され、上記ワイパーブラケットと上記ダッシュアッ
パパネルとで形成された閉断面空間が車幅方向に延びて
いることを特徴とするものである。
(考案の効果) 本考案によれば、カウルフロント,カウルパネル及びダ
ッシュアッパパネルでカウルボックス(ダクト室)を形
成し、該カウルボックス内のダッシュアッパパネルの底
面部に固定されたワイパーブラケットに、ワイパー装置
を取付けるようにしたものであるから、カウルボックス
の容積を確保しつつワイパー装置の取付位置を下げるこ
とができ、これに伴ってボンネット高さを下げることが
可能になる。
また、ワイパーブラケットは、両持ち状態で強度的に強
いダッシュアッパパネルの底面部に固定されているか
ら、ワイパー装置の振動も低減するようになる。
特に、ワイパーブラケットの前側の取付フランジは、ダ
ッシュアッパパネルとダッシュロアパネルとカウルフロ
ントとが相互に連結された重合連結部に沿って固定され
るので、ワイパーブラケットの支持剛性をより一層高め
ることができる。
更に、上記ワイパーブラケットを車幅方向における両端
部が開口した断面略ハット状に形成するとともに、この
ワイパーブラケットをダッシュアッパパネルに対して上
記前後の取付フランジで固定し、ワイパーブラケットと
ダッシュアッパパネルとで形成された閉断面空間が車幅
方向(つまりカウルボックスの閉断面空間と同じ方向)
に延びるようにしたので、カウルボックスを空調用のダ
クトとして利用する場合に、該カウルボックスの閉断面
空間がワイパーブラケットでさえぎられることはなく、
カウルボックス内に上記ワイパーブラケットを設けたこ
とによる通風抵抗の増大を最小限に止どめることができ
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面について詳細に説明す
る。
第1図及び第2図に示すように、車両の前部には、エン
ジンルーム10と車室11とを隔離する上下方向のダッシュ
ロアパネル12が配設されている。
該ダッシュロアパネル12の上端部12aには断面L字状の
カウルフロント13の下端部13aが連結され、該カウルフ
ロント13の内方折曲上端部13bでシール部材14を介して
ボンネットパネル15のインナーパネル15aを支持するよ
うになっている。
一方、断面逆L字状のダッシュアッパパネル16は、下端
部16aが上記ダッシュロアパネル12の上端部12aとカウル
フロント13の下端部13aとの間に連結され、上端部16bに
は、フロントガラス17の下端部17aをシール部材18を介
して支持するカウルパネル19が連結されている。
該ダッシュアッパパネル16の立壁部とカウルパネル19の
下面部との間は、ダッシュアッパメンバ20で連結されて
補強されている。
そして、カウルフロント13とダッシュアッパパネル16と
カウルパネル19とで車幅方向に延びるカウルボックス
(ダクト室)21が形成される。
上記カウルボックス21内のダッシュアッパパネル16の底
面部16cには、第3図〜第6図にも示すように、車幅方
向における両端部が開口した断面略ハット状に形成され
て、その前後の下端部から車体前方および車体後方にそ
れぞれ張り出す前後の取付フランジ22a,22bを備えたワ
イパーブラケット22が配置され、該ワイパーブラケット
22の前側フランジ22aは、上記カウルフロント13の下端
部13aに重ねて連結されるとともに、後側フランジ22b
は、ダッシュアッパパネル16の底面部16cに連結されて
いる。
すなわち、上記ワイパーブラケット22は、ダッシュアッ
パパネル16の底面部16cに対して車体前後方向における
2箇所で固定され、ワイパーブラケット22とダッシュア
ッパパネル16とで形成された閉断面空間は車幅方向(つ
まりカウルボックス21の閉断面空間と同じ方向)に延び
ている。
該ワイパーブラケット22の上面部22cは、上記フロント
ガラス17とほぼ平行となるような斜面に形成され、該上
面部22cに、フロントガラス17の表面を払拭するワイパ
ーアーム23を作動するワイパー装置24の基部がボルト・
ナット27で取付けられている。
なお、25は、フロントガラス17の下端部17aとボンネッ
トパネル15との間をカバーするガーニッシュである。
上記のような構成であれば、カウルボックス21内のダッ
シュアッパパネル16の底面部に固定されたワイパーブラ
ケット22にワイパー装置24を取付けているから、カウル
ボックス21の容積は十分に確保されるとともに、ワイパ
ー装置24の取付位置を、従来(第7図)のフロントパネ
ルに取付ける場合に比して大幅に下げることができるの
で、これに伴ってボンネットパネル15の高さを下げるこ
とができ、車体デザイン上の自由度が増すようになる。
また、ワイパーブラケット22は、強度的に強いダッシュ
アッパパネル16の底面部16cに固定されているので、従
来(第7図)のフロントパネルの後端部に取付ける場合
に比してワイパー装置24の振動も低減するようになる。
特に、ワイパーブラケット22の前側の取付フランジ22a
は、ダッシュアッパパネル16とダッシュロアパネル12と
カウルフロント13とが相互に連結された重合連結部に沿
って固定されるので、ワイパーブラケット22の支持剛性
をより一層高めることができる。
更に、上記ワイパーブラケット22を車幅方向における両
端部が開口した断面略ハット状に形成するとともに、こ
のワイパーブラケット22をダッシュアッパパネル16に対
して上記前後の取付フランジ22a,22bで固定し、ワイパ
ーブラケット22とダッシュアッパパネル16とで形成され
た閉断面空間が車幅方向(つまりカウルボックス21の閉
断面空間と同じ方向)に延びるようにしたので、カウル
ボックス21を空調用のダクトとして利用する場合に、該
カウルボックス21の閉断面空間がワイパーブラケット22
でさえぎられることはなく、カウルボックス21内に上記
ワイパーブラケット22を設けたことによる通風抵抗の増
大を最小限に止どめることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るワイパーの取付構造の断面図、第
2図は第1図の斜視図、第3図はワイパーブラケットの
斜視図、第4図はワイパーブラケットの正面図、第5図
は第4図の平面図、第6図は第4図の側面図、第7図は
従来のワイパーの取付構造の断面図である。 10……エンジンルーム、11……車室、12……ダッシュロ
アパネル、13……カウルフロント、15……ボンネットパ
ネル、16……ダッシュアッパパネル、17……フロントガ
ラス、19……カウルパネル、21……カウルボックス、22
……ワイパーブラケット、24……ワイパー装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両前部のエンジンルームと車室内とを隔
    離するダッシュロアパネルの上端部に連結されてボンネ
    ットパネルを支持するカウルフロント及びフロントガラ
    スの下端部を支持するカウルパネルとともにカウルボッ
    クスを形成するダッシュアッパパネルの底面部の上面側
    に、ワイパー装置の基部を取付けるワイパーブラケット
    が配設され、該ワイパーブラケットは、車幅方向におけ
    る両端部が開口した断面略ハット状に形成されて、その
    前後の下端部から車体前方および車体後方にそれぞれ張
    り出す前後の取付フランジを備えており、前側の取付フ
    ランジはダッシュアッパパネルとダッシュロアパネルと
    カウルフロントとが相互に連結された重合連結部にそっ
    て固定される一方、後側の取付フランジは上記重合連結
    部より後方のダッシュアッパパネルの底面部に固定さ
    れ、上記ワイパーブラケットと上記ダッシュアッパパネ
    ルとで形成された閉断面空間が車幅方向に延びているこ
    とを特徴とするワイパーの取付構造。
JP1987024569U 1987-02-20 1987-02-20 ワイパーの取付構造 Expired - Lifetime JPH0710977Y2 (ja)

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JPS63131855U JPS63131855U (ja) 1988-08-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58183337A (ja) * 1982-04-22 1983-10-26 Nissan Motor Co Ltd ワイパ−ピボツトブラケツト

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JPS63131855U (ja) 1988-08-29

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