JP7283364B2 - プロテクタ及びワイヤハーネス - Google Patents

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Description

本開示は、プロテクタ及びワイヤハーネスに関する。
従来、自動車等の車両に配索される電線をプロテクタに収容し、電線の保護や電線の経路規制をしている(例えば特許文献1参照)。このようなプロテクタでは、接続対象の外部電気機器に対して電線を接続するべく、収容部から外部に導出するための導出部を有する。導出部は例えばテープや結束バンド等の結束部によって電線を固定するための電線固定部を有する。
特開2009-65798号公報
ところで、上記のようなプロテクタでは、電線固定部によって電線の移動をある程度規制はできるものの、結束バンド等による締め付け等の加減によってバラツキが生じ、電線が周囲の他部品と干渉する虞がある。
本開示の目的は、外部に導出された電線の他部品との干渉を抑制できるプロテクタ及びワイヤハーネスを提供することにある。
本開示のプロテクタは、電線を収容する収容部と、前記収容部に収容された前記電線を外部に導出する導出部と、を有し、前記導出部は、前記電線を固定する電線固定部と、前記電線固定部と異なる位置において前記電線の経路を規制する規制壁部と、を有する。
本開示のワイヤハーネスは、電線と、前記電線を収容するプロテクタとを有し、前記プロテクタは、前記電線を収容する収容部と、前記収容部に収容された前記電線を外部に導出する導出部と、を有し、前記導出部は、前記電線を固定する電線固定部と、前記電線固定部と異なる位置において前記電線の経路を規制する規制壁部と、を有する。
本開示のプロテクタ及びワイヤハーネスによれば、外部に導出された電線の他部品との干渉を抑制できる。
図1は、一実施形態におけるインストルメントパネル内に収容されるワイヤハーネスの斜視図である。 図2は、同実施形態におけるプロテクタの上面図である。 図3は、同実施形態におけるプロテクタの側面図である。 図4は、同実施形態におけるプロテクタを構成する収容部の上面図である。 図5は、同実施形態におけるワイヤハーネスの一部拡大図である。 図6は、同実施形態におけるプロテクタの一部拡大図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
本開示のプロテクタは、
[1]電線を収容する収容部と、前記収容部に収容された前記電線を外部に導出する導出部と、を有し、前記導出部は、前記電線を固定する電線固定部と、前記電線固定部と異なる位置において前記電線の経路を規制する規制壁部と、を有する。
この構成によれば、電線固定部と異なる位置において電線の経路を規制する規制壁部を有することで導出部から導出された電線の経路を規制することができる。これにより、電線の他部品との干渉を抑制できる。
[2]前記導出部は、前記収容部の内部と外部とを連通する導出口を有し、前記規制壁部は、前記導出口の連通方向と交差する方向に延在していることが好ましい。
この構成によれば、規制壁部が導出口の連通方向と交差する方向に延在しているため、例えば電線が導出口から導出口の連通方向に沿って外部に導出された場合に、前記連通方向と交差する方向に延在した規制壁部によって電線の方向を規制することができる。
[3]前記規制壁部は、前記電線固定部よりも前記収容部から離れた位置に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、規制壁部は電線固定部よりも収容部から離れた位置に設けられることで、電線固定部によって固定された部位よりも収容部から離れた位置において電線の経路を規制することができる。これにより、電線の他部品との干渉を抑制できる。
[4]前記導出部の前記規制壁部と前記電線固定部とは、前記収容部と一体成形品であることが好ましい。
この構成によれば、導出部の規制壁部と電線固定部とは収容部と一体成形品であるため、部品点数の増加を抑えることができる。
本開示のワイヤハーネスは、
[5]電線と、前記電線を収容するプロテクタとを有し、前記プロテクタは、前記電線を収容する収容部と、前記収容部に収容された前記電線を外部に導出する導出部と、を有し、前記導出部は、前記電線を固定する電線固定部と、前記電線固定部と異なる位置において前記電線の経路を規制する規制壁部と、を有することが好ましい。
この構成によれば、電線固定部と異なる位置において電線の経路を規制する規制壁部を有することで導出部から導出された電線の経路を規制することができる。これにより、電線の他部品との干渉を抑制できる。
[6]前記電線固定部を第1電線固定部とした場合に、前記プロテクタから離れた位置において前記導出部から導出された前記電線を固定する第2電線固定部を更に有し、前記規制壁部は、前記第1電線固定部と前記第2電線固定部との間に設けられることが好ましい。
この構成によれば、プロテクタを構成する第1電線固定部とプロテクタから離れた位置の第2電線固定部との間に規制壁部が位置するため、第1電線固定部と第2電線固定部との間における電線の他部品との干渉を抑制できる。
[7]前記プロテクタは、他の車両構成部品と隣り合っていることが好ましい。
この構成によれば、プロテクタを他の車両構成部品と隣り合うことでプロテクタの導出部から導出された電線は他の車両構成部品と干渉し易いこととなるが、前述したように規制壁部を設けることで他の車両構成部品と電線とが干渉することを抑制できる。
[8]前記規制壁部は、前記電線と前記他の車両構成部品との間に設けられることが好ましい。
この構成によれば、規制壁部を電線と他の車両構成部品との間に設けることで、規制壁部によって電線が他の車両構成部品に干渉することを抑制できる。
[9]前記他の車両構成部品は、エアコンのダクトであることが好ましい。
この構成によれば、他の車両構成部品であるエアコンのダクトと電線との干渉を抑制することで、ダクトと干渉することによるダクトの位置ずれを抑制することができる。ダクトはエアコンの送風口との合わせ面が存在するため、ダクトの位置ずれを抑制することで送風口に対する位置ずれを抑制できる。
[10]前記プロテクタ及び前記電線は、インストルメントパネル内に設けられることが好ましい。
この構成によれば、インストルメントパネル内に設けられるプロテクタ及び電線を有するワイヤハーネスにおいて電線が他部品と干渉することを抑制できる。インストルメントパネルは、計器類やエアコンのダクト等が密集し易い箇所であり、このような箇所に配置されるワイヤハーネスにおいて、電線が他部品との干渉を抑制することは電線の損傷や他の部品への影響を抑える点で有意義である。
[11]前記規制壁部は、前記導出部の導出口における前記電線の導出方向に対して交差する方向に延在していることが好ましい。
この構成によれば、導出部の導出口における電線の導出方向に対して交差する方向に規制壁部が延在することで、電線の導出方向を規制壁部において変更させることができる。これにより、外部に導出された電線の他部品との干渉を抑制できる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のプロテクタ及びワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。本明細書における「平行」や「直交」は、厳密に平行や直交の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね平行や直交の場合も含まれる。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1に示すように、ワイヤハーネス1は、プロテクタ10と電線100とを含む。ワイヤハーネス1のプロテクタ10及び電線100は車両に搭載されるものである。
(プロテクタ10の構成)
図1に示すように、本実施形態のプロテクタ10は、本体部11と、蓋部12とを有する。本体部11と蓋部12とは、共に樹脂成形品である。また、本体部11と蓋部12とは一体成型品である。本実施形態のプロテクタ10は、車両のインストルメントパネルP内部に搭載される。
図5に示すように、プロテクタ10は、エアコンの送風経路であるダクトDの周囲に取り付けられてダクトDと隣り合っている。換言するとプロテクタ10の周囲にはエアコンのダクトDが配置される構成となっている。本実施形態のダクトDは他の車両構成部品に相当する。
以下の説明において、本体部11の幅方向を幅方向Xとし、本体部11の長さ方向を長さ方向Yとして説明する。また幅方向X及び長さ方向Yの双方に直交する方向を高さ方向Zとして説明する。なお、高さ方向Zは、プロテクタ10を車両に取り付けた状態で鉛直方向に平行な方向であり、図1においてZ矢印で示す方向が上方向として示している。
(本体部11の構成)
図1~図4に示すように、本体部11は、収容部20と、複数の導出部30とを有する。収容部20は、電線100を収容するためのものである。導出部30は、電線100を外部に導出するためのものである。
(収容部20の構成)
図1及び図4に示すように、収容部20は、底壁部21と、底壁部21から延びる一対の側壁部22,23と、底壁部21と対向する方向に開口した開口部24とを有する。収容部20は、底壁部21と一対の側壁部22,23とで半筒状をなすように構成される。
図1及び図4に示すように、一対の側壁部22,23は、底壁部21の幅方向Xの一方の側縁部に設けられる側壁部22と、底壁部21の幅方向Xの他方の側縁部に設けられる側壁部23とを有する。一対の側壁部22,23は、底壁部21から高さ方向Zにおける上方向に延出するように形成されている。
(導出部30の構成)
図2及び図4に示すように、導出部30は、収容部20の延在方向である長さ方向Yの一方側の端部に設けられる端部導出部31と、収容部20の延在方向である長さ方向Yの他方側の端部に設けられる端部導出部32とを含む。また、導出部30は、収容部20の側壁部22に設けられる2つの中間導出部33,34と、収容部20の側壁部23に設けられる中間導出部35とを含む。
各導出部31,32,33,34,35は収容部20から電線100が引き出される。導出部31,32,33,34,35から引き出された電線100は、テープや結束バンド等の結束部材T1によって固定される。
(中間導出部35の構成)
図1、図3及び図4に示すように、中間導出部35は、導出口41と、延出壁部42と、電線固定部43と、規制壁部44とを含む。
導出口41は収容部20の側壁部23を貫通して収容部20の内部と外部を連通するように形成される。導出口41は、側壁部23において上方に向かって開放された形状となっている。
延出壁部42は、延出壁部42が位置する側壁部23の外側面から外側面と直交する方向に延びる板状をなすように構成される。延出壁部42は、プロテクタ10を車両に搭載した状態で導出口41の下方に位置している。
延出壁部42は、延出方向の基端側に平面部42aと曲面部42bとを有する。平面部42aと曲面部42bとは、幅方向に並んで設けられる。平面部42aと曲面部42bとは、プロテクタ10を車両に搭載した状態で導出口41の下側に位置している。平面部42aは、高さ方向Zに面している。すなわち、延出壁部42の平面部42aは、電線100を載置する載置面である。換言すると、平面部42aは、電線100を下方から支持する支持面である。曲面部42bは、円弧形状の曲面であって、導出口41から外部に引き出された電線100の外周面と接触する。これにより、導出口41から外部に引き出された電線100が曲面部42bによって案内される。
電線固定部43は、延出壁部42に対して電線100を結束する結束部材T1(図5参照)を取り付けるためのものである。具体的には、電線固定部43は、延出壁部42の幅方向一方側に設けられる筒状の枠部45と、延出壁部42の幅方向他方側から幅方向外側に延出する突部46とを有する。本実施形態の電線固定部43は、延出壁部42の基端側に設定されている。
図6に示すように、枠部45は、曲面部42bと延出壁部42の幅方向に隣接する第1側壁部45aと、第1側壁部45aと延出壁部42の幅方向において所定間隔を隔てて対向する第2側壁部45bと、第1側壁部45aの両端部と第2側壁部45bの両端部とを接続する2つの側壁部45c,45dとを有して略四角筒状をなすように構成される。換言すると、枠部45は、第1側壁部45a、第2側壁部45b及び2つの側壁部45c,45dによりその中央に結束部材T1を挿入可能な挿入孔47を備えている。なお、2つの側壁部45c,45dの内の一方の側壁部45cは収容部20の側壁部23を兼ねている。
枠部45の挿入孔47は、高さ方向Zに貫通している。挿入孔47には、結束部材T1のバンド部T1a(図5参照)が挿入可能とされる。
突部46は、収容部20の側壁部23から延出壁部42の延出方向において所定間隔を隔てた位置に設けられている。このとき、収容部20の側壁部23と突部46とは延出壁部42の延出方向において前記バンド部T1aの幅よりも僅かに長い距離離れている。突部46は、バンド部T1aの移動を規制して結束部材T1の位置ずれを抑えるようになっている。
(規制壁部44の構成)
図1、図2、図4、図5及び図6に示すように、規制壁部44は、中間導出部35において電線固定部43よりも延出壁部42の先端側に設けられる。すなわち、規制壁部44は、電線固定部43よりも収容部20から離れた位置に設けられている。規制壁部44と電線固定部43とは、収容部20と一体成形品である。本実施形態の規制壁部44は、平板状をなすように構成される。
規制壁部44は、延出壁部42と延出壁部42の幅方向において隣接している。
図6に示すように、規制壁部44は、枠部45の第2側壁部45bの端部から延出するように設けられる。このとき、規制壁部44の延出方向は第2側壁部45bの延出方向と交差する方向に延びている。第2側壁部45bの延出方向は、導出口41の連通方向W1と一致している。すなわち、規制壁部44は、導出口41の連通方向W1と交差する方向に延在している。
図5に示すように、規制壁部44は、中間導出部35の導出口41における電線100の導出方向W2に対して交差する方向に延在している。本例において導出方向W2と連通方向W1とは一致している。
図5に示すように、中間導出部35から外部に導出された電線100は、プロテクタ10から離れた位置において結束部材T2を介して車両に固定されるようになっている。結束部材T2は、例えばバンドクリップを採用することができ、クリップ部を車両に設けられた係合孔に係合させることで結束部材T2が第2電線固定部として機能する。このとき、規制壁部44は、電線固定部43と結束部材T2との間に設けられることとなる。規制壁部44は、中間導出部35から導出される電線100とダクトDとの間に設けられる。すなわち、規制壁部44は、電線固定部43と異なる位置において中間導出部35から導出された電線100の経路を規制している。
(蓋部12の構成)
図1、図2及び図3に示すように蓋部12は、複数の蓋体51,52,53を有する。蓋部12は、本体部11の大きさや電線100の分岐数、分岐位置等により蓋体51,52,53の数は変更可能である。
蓋部12は、本実施形態では例えば3つの蓋体51,52,53を有する。蓋体51,52,53は、長さ方向Yの一方側から他方側にかけて蓋体51、蓋体52、蓋体53の順で並んで配置されている。蓋体51は、端部導出部31及び中間導出部33に対応する位置に設けられる。蓋体52は、中間導出部35に対応する位置に設けられる。蓋体53は、本体部11の端部導出部32及び中間導出部34に対応する位置に設けられる。
図2に示すように、蓋部12の各蓋体51,52,53は、収容部20の側壁部22,23とヒンジ部55を介して接続されている。より詳しくは、蓋体51,53は、収容部20の側壁部22とヒンジ部55を介して接続される。蓋体52は、収容部20の側壁部23とヒンジ部55を介して接続される。各蓋体51,52,53はヒンジ部55を回動中心として回動可能に構成される。これにより、収容部20の開口部24を蓋部12の各蓋体51,52,53によって開閉可能とすることができる。
蓋体51は、蓋本体部51aと、蓋本体部51aの幅方向Xの側縁部に設けられた複数のロック爪部51bと、を有する。また、蓋体52は、蓋本体部52aと、蓋本体部52aの幅方向Xの側縁部に設けられた複数のロック爪部52bと、を有する、蓋体53は、蓋本体部53aと、蓋本体部53aの幅方向Xの側縁部に設けられた複数のロック爪部53bと、を有する。
各蓋本体部51a,52a,53aは平板状をなすように構成される。
複数の各ロック爪部51b,52b,53bは、蓋本体部51a,52a,53aに2つずつ設けられる。蓋体51のロック爪部51bと蓋体53のロック爪部53bとは、各蓋本体部51a,53aの幅方向Xの一方側の側縁部に設けられている。蓋体52のロック爪部52bは、蓋本体部52aの幅方向Xの他方側の側縁部に設けられている。すなわち、ロック爪部52bは、他のロック爪部51b,53bとは幅方向Xにおいて逆側に設けられる。ロック爪部51b,52b,53bは、蓋体51,52,53を回動可能に支持するヒンジ部55とは逆側に設けられる。
各ロック爪部51b,52b,53bは、収容部20の側壁部22,23に設けられたロック枠部56に挿入されることでロック枠部56と係合し、蓋体51,52,53を閉状態で保持することができる。
本実施形態の作用を説明する。
本実施形態のワイヤハーネス1のプロテクタ10は、収容部20に電線100が収容されるようになっている。本実施形態のプロテクタ10は、各導出部31,32,33,34,35から電線100が導出されている。このとき、中間導出部35の導出口41から外部に導出された電線100は、中間導出部35の電線固定部43により固定されている。同電線100は、中間導出部35の規制壁部44によりダクトDへの移動が規制されている。
本実施形態の効果を記載する。
(1)電線固定部43と異なる位置において電線100の経路を規制する規制壁部44を有することで中間導出部35から導出された電線100の経路を規制することができる。これにより、電線100の他部品との干渉を抑制できる。
(2)規制壁部44が導出口41の連通方向W1と交差する方向に延在しているため、例えば電線100が導出口41から導出口41の連通方向W1に沿って外部に導出された場合に、連通方向W1と交差する方向に延在した規制壁部44によって電線100の方向を規制することができる。
(3)規制壁部44は電線固定部43よりも収容部20から離れた位置に設けられることで、電線固定部43によって固定された部位よりも収容部20から離れた位置において電線100の経路を規制することができる。これにより、電線100の他部品との干渉を抑制できる。
(4)中間導出部35の規制壁部44と電線固定部43とは収容部20と一体成形品であるため、部品点数の増加を抑えることができる。
(5)プロテクタ10を構成する電線固定部43とプロテクタ10から離れた位置の第2電線固定部としての結束部材T2との間に規制壁部44が位置するため、電線固定部43と結束部材T2との間における電線100の他部品との干渉を抑制できる。
(6)プロテクタ10を他の車両構成部品と隣り合うことでプロテクタ10の中間導出部35から導出された電線100は他の車両構成部品と干渉し易いこととなるが、前述したように規制壁部44を設けることで他の車両構成部品と電線100とが干渉することを抑制できる。
(7)規制壁部44を電線100と他の車両構成部品との間に設けることで、規制壁部44によって電線100が他の車両構成部品に干渉することを抑制できる。
(8)他の車両構成部品であるエアコンのダクトDと電線100との干渉を抑制することで、ダクトDと干渉することによるダクトDの位置ずれを抑制できる。ダクトDはエアコンの送風口との合わせ面が存在するため、ダクトDの位置ずれを抑制することで送風口に対する位置ずれを抑制できる。
(9)インストルメントパネルP内に設けられるプロテクタ10及び電線100を有するワイヤハーネス1において、電線100が他部品と干渉することを抑制できる。インストルメントパネルPは、計器類やエアコンのダクトD等が密集し易い箇所であり、このような箇所に配置されるワイヤハーネス1において、電線100が他部品との干渉を抑制することは電線100の損傷や他の部品への影響を抑える点で有意義である。
(10)中間導出部35の導出口41における電線100の導出方向W2に対して交差する方向に規制壁部44が延在することで、電線100の導出方向W2を規制壁部44において変更させることができる。これにより、外部に導出された電線100の他部品との干渉を抑制できる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では特に言及していないが、規制壁部44と電線100とが常時接触する必要はない。例えば、車両搭載後の車両停止時にのみ当接する構成であってもよいし、車両走行時にのみ当接する構成であってもよい。
・上記実施形態では、中間導出部35の規制壁部44と電線固定部43とは、収容部20と一体成形品としたが、別体であってもよい。
・上記実施形態では、中間導出部35の基端側に電線固定部43を有し、中間導出部35の先端側に規制壁部44を有する中間導出部35としたが、これに限らない。電線固定部43を中間導出部35の先端側に配置し、規制壁部44を中間導出部35の基端側に配置する構成を採用してもよい。
また、規制壁部44を電線固定部43と結束部材T2との間に設けることとしたが、その配置関係は適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、複数の導出部31,32,33,34,35の内の1つの導出部35に電線固定部43及び規制壁部44を設ける構成を採用したが、これに限らない。他の導出部31,32,33,34に中間導出部35と同様に電線固定部43及び規制壁部44を設ける構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、蓋部12を3つの蓋体51,52,53で構成したが、これに限らない。2つの蓋体又は4つ以上の蓋体で蓋部を構成してもよい。また、蓋部12を複数の蓋体で構成するのではなく、単一の蓋体で蓋部12を構成してもよい。
・上記実施形態では、本体部11と蓋部12とを一体成形品としたが、本体部11と蓋部12とを別体成形品としてもよい。
・上記実施形態では、蓋部12を有する構成としたが、これに限らず、蓋部12を省略した構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、プロテクタ10を車両構成部品としてのエアコンのダクトDと隣り合う構成としたが、これに限らない。ダクトD以外の車両構成部品とプロテクタ10が隣り合うような構成としてもよい。
・上記実施形態では、プロテクタ10及び電線100を、インストルメントパネルP内に設ける構成としたが、プロテクタ10及び電線100を例えば車両の他の部位に設ける構成としてもよい。
1 ワイヤハーネス
10 プロテクタ
11 本体部
12 蓋部
20 収容部
21 底壁部
22,23 側壁部
24 開口部
30 導出部
31,32 端部導出部
33,34,35 中間導出部
41 導出口
42 延出壁部
42a 平面部
42b 曲面部
43 電線固定部(第1電線固定部)
44 規制壁部
45 枠部
45a 第1側壁部
45b 第2側壁部
45c,45d 側壁部
46 突部
47 挿入孔
51,52,53 蓋体
51a 蓋本体部
51b ロック爪部
52a 蓋本体部
52b ロック爪部
53a 蓋本体部
53b ロック爪部
55 ヒンジ部
56 ロック枠部
100 電線
D ダクト(他の車両構成部品)
P インストルメントパネル
T1 結束部材
T1a バンド部
T2 結束部材(第2電線固定部)
W1 連通方向
W2 導出方向
X 幅方向
Y 長さ方向
Z 高さ方向

Claims (11)

  1. ワイヤハーネスの電線を収容する収容部と、
    前記収容部に収容された前記電線前記収容部の外部に導出する導出部と、を有し、
    前記導出部は、前記収容部の内部と前記収容部の外部とを連通する導出口と、前記電線を固定する電線固定部と、前記電線固定部と異なる位置において前記電線の経路を規制する規制壁部と、を有し、
    前記電線固定部は、前記導出口の近傍である前記電線の第1の長さ位置で前記電線の外周面と接触し、結束部材と協働して前記電線の前記第1の長さ位置を支持するように構成された平面座面および曲面座面を含み、
    前記規制壁部は、プロテクタの平面視において、前記規制壁部の先端縁を除く前記規制壁部の板面が前記電線の外周面から空間をおいて離間し、前記電線の第2の長さ位置で前記規制壁部の前記先端縁が前記電線の外周面と接触して前記電線を規制された導出方向に導出するように構成される、プロテクタ。
  2. 記規制壁部は、前記導出口の連通方向と交差する方向に延在している、請求項1に記載のプロテクタ。
  3. 前記規制壁部は、前記電線固定部よりも前記収容部から離れた位置に設けられている、請求項1又は請求項2に記載のプロテクタ。
  4. 前記導出部の前記規制壁部と前記電線固定部とは、前記収容部と一体成形品である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプロテクタ。
  5. 電線と、前記電線を収容するプロテクタとを有し、
    前記プロテクタは、前記電線を収容する収容部と、前記収容部に収容された前記電線を前記収容部の外部に導出する導出部と、を有し、
    前記導出部は、前記収容部の内部と前記収容部の外部とを連通する導出口と、前記電線を固定する電線固定部と、前記電線固定部と異なる位置において前記電線の経路を規制する規制壁部と、を有し、
    前記電線固定部は、前記導出口の近傍である前記電線の第1の長さ位置で前記電線の外周面と接触し、結束部材と協働して前記電線の前記第1の長さ位置を支持するように構成された平面座面および曲面座面を含み、
    前記規制壁部は、プロテクタの平面視において、前記規制壁部の先端縁を除く前記規制壁部の板面が前記電線の外周面から空間をおいて離間し、前記電線の第2の長さ位置で前記規制壁部の前記先端縁が前記電線の外周面と接触して前記電線を規制された導出方向に導出するように構成される、ワイヤハーネス。
  6. 前記電線固定部を第1電線固定部とした場合に、前記プロテクタから離れた位置において前記導出部から導出された前記電線を固定する第2電線固定部を更に有し、
    前記規制壁部は、前記第1電線固定部と前記第2電線固定部との間に設けられる、請求項5に記載のワイヤハーネス。
  7. 前記プロテクタは、他の車両構成部品と隣り合っている、請求項5又は請求項6に記載のワイヤハーネス。
  8. 前記規制壁部は、前記電線と前記他の車両構成部品との間に設けられる、請求項7に記載のワイヤハーネス。
  9. 前記他の車両構成部品は、エアコンのダクトである、請求項7又は請求項8に記載のワイヤハーネス。
  10. 前記プロテクタ及び前記電線は、インストルメントパネル内に設けられる、請求項5から請求項9のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
  11. 前記規制壁部は、前記導出部の導出口における前記電線の導出方向に対して交差する方向に延在している、請求項5から請求項10のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
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