JP2006311785A - プロテクタ - Google Patents

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Mitsuharu Suzuki
光治 鈴木
Shintaro Suzuki
慎太郎 鈴木
Hiroyuki Usui
博幸 薄井
Shinji Magota
伸次 孫田
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/0207Wire harnesses
    • B60R16/0215Protecting, fastening and routing means therefor

Abstract

【課題】ワイヤーハーネス用のプロテクタにおいて、プロテクタを治具に設置・固定し、ワイヤーハーネスを配索した後、プロテクタを治具から取り外した場合にもプロテクタの内部でワイヤーハーネスがバラバラとなることがない技術を提供する。
【解決手段】複数本のワイヤーハーネス10を収容するプロテクタ本体20と、プロテクタ本体20の開口部を閉鎖するカバー40とからなり、プロテクタ本体20には、治具ピン51を挿通可能なピン孔を有するボス26が形成されている。複数本のワイヤーハーネス10は、ボス26を基点にして分岐され、プロテクタ本体20の周縁に形成された複数の導出口に導出されている。これにより、プロテクタを治具から取り外してもボス26が内部にあるため、プロテクタの内部でワイヤーハーネス10がバラバラとならない。
【選択図】図11

Description

本発明は、プロテクタに関し、特にワイヤーハーネスを分岐する際に適用されるものである。
従来、ワイヤーハーネス用のプロテクタにおいては、プロテクタを治具に設置・固定するために、プロテクタ本体及びカバーに孔を設け、この孔に治具に形成された治具ピンを挿通させる技術が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−70121号公報
しかし、これでは次のような不都合があった。
上記した従来技術においては、プロテクタ本体及びカバーに設けられた孔に治具ピンを挿通するため、ワイヤーハーネス配索完了後、プロテクタを治具から取り外すと、治具ピンがなくなるため、プロテクタの内部でワイヤーハーネスがバラバラの状態となるという問題があった。
本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたものであり、その目的は、上記問題点を解決できる技術を提供する点にある。
まず、請求項1に係るプロテクタの発明では、複数本のワイヤーハーネスを収容するプロテクタ本体と、該プロテクタ本体の開口部を閉鎖するカバーとからなるプロテクタにおいて、前記プロテクタ本体には、前記ワイヤーハーネスの位置決めのためのボスが形成されていることを特徴とする。
また、請求項2に係るプロテクタの発明では、前記ボスには、治具ピンを挿通可能なピン孔が設けられていることを特徴とする。
また、請求項3に係るプロテクタの発明では、前記カバーには、前記ボスを挿通可能に構成されたボス孔が設けられていることを特徴とする。
また、請求項4に係るプロテクタの発明では、前記ボスは複数個であり、該複数のボスのうち少なくとも1つは他のボスのうち少なくとも1つと太さが異なることを特徴とする。
また、請求項5に係るプロテクタの発明では、前記複数のボスの太さは、前記ボスが前記ワイヤーハーネスから受ける応力の大きさに応じて定められていることを特徴とする。
また、請求項6に係るプロテクタの発明では、前記プロテクタ本体の周縁には複数の導出口が形成され、前記複数本のワイヤーハーネスは、前記ボスを基点にして分岐され、前記複数の導出口に導出されていることを特徴とする。
また、請求項7に係るプロテクタの発明では、前記カバーには、係合リブが前記ボスに対向する形で立設され、前記ボスと前記係合リブとのラップ量は、前記プロテクタ本体に前記カバーを取り付ける際の係止許容量を超えていることを特徴とする。
また、請求項8に係るプロテクタの発明では、前記ボスの上端近傍には、電線押さえリブが形成されていることを特徴とする。
また、請求項9に係るプロテクタの発明では、前記ボスの頂部には、滑落面が形成されていることを特徴とする。
また、請求項10に係るプロテクタの発明では、前記ボスの頂部には、潤滑剤が塗布されていることを特徴とする。
本発明によれば、プロテクタ本体にボスが設けられていることから、プロテクタを治具から取り外した場合にもボスが内部にあるため、プロテクタの内部でワイヤーハーネスがバラバラとなることがない。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態に係るプロテクタ1について図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、本実施形態に係るプロテクタ1は、ワイヤーハーネス10を収容するプロテクタ本体20と、このプロテクタ本体20の上開口部を閉鎖するカバー40を備えている。
図1から図5に示されるように、プロテクタ本体20は、PP等の合成樹脂等からなり、底部21と、底部21の縁から上方に向けて立ち上げられた側壁22とを備えている。
底部21は、中央部23と、ワイヤーハーネス10がプロテクタ1外部に導出される複数の導出口24と、中央部23から導出口24につながる複数の導出路25とからなる。中央部23には複数のボス26が形成されている。
ボス26は、治具50の治具ピン51と対応する位置に設けられ、例えば側壁22の付近や、中央部23と導出路25との間(以下分岐位置)等に配されている。各ボス26の高さは側壁22より高く、カバー40に覆われたときにカバー40のボス孔に挿通される程度の高さを有している。ここで各ボス26の径は一定ではなく、例えば当接するワイヤーハーネス10の本数やワイヤーハーネス10の屈曲角度等に応じて数種類(本実施形態では2種類)設定されている。
図6に示されるように、ボス26はその下部から上部に向けて断面積が小さくなる略錘状を呈している。ボス26は内部に治具ピン51が挿通されるピン孔27を備え、横断面視において環状を成している。ピン孔27は、ボス26の外形と同様にその径が下部から上部に向けて小さくなるように形成され、最上部の内径(最小径)が治具ピン51の径と等しくなるように形成されている。
図1から図5に示されるように、各導出口24は、底部21の両側に形成された側壁22と相まって断面U字状をなし、その内側には湾曲部28が形成されている。湾曲部28は、上部が円弧状に切り抜かれた薄板状を呈し、各導出口24において、2つずつ形成されている。湾曲部28は、ボス26により分岐され、外面の断面が波形を呈す蛇腹状の円筒カバー11で覆われたワイヤーハーネス10の束の下部を固定する。
導出口24の両側に設けられた側壁22の上端には、外側に延出形成された延出部29が形成され、延出部29に係合孔30が設けられている。係合孔30にカバー40の係合爪が挿通されてひっかかることにより、カバー40がプロテクタ本体20に係止される。
導出路25は、中央部23から導出口24にかけて底部21と底部21の両側に形成された側壁22とからなり、断面略U字状を呈している。
符号31はジョイント部であり、図11に示されるように、内部に、端部がジョイントされ、防水キャップにて保護された複数のワイヤーハーネス10が収容されている。
プロテクタ本体20の側壁22の外面には、車両固定用ロック32が形成されている。車両固定用ロック32はプロテクタ1を車両に固定するためのものであり、車両のパネル(不図示)に嵌合可能に構成されている。
図7から図10に示されるように、カバー40はプロテクタ本体20と同様に合成樹脂等からなり、中央部41と複数の導出口42と中央部41から各導出口42につながる複数の導出路43とを備えている。
中央部41にはボス26と対応する位置にボス孔44が設けられている。ボス孔44はボス26の上端の径より大きく形成されている。
各導出口42には縦断面視において下方が円弧状に切り抜かれた板状を成す湾曲部45が形成されている。湾曲部45は各導出口42において2つずつ、プロテクタ本体20の湾曲部28と対応する位置に形成されている。この2つの湾曲部45により、円筒カバー11で覆われたワイヤーハーネス10の束の上部が固定される。すなわち、プロテクタ本体20にカバー40が係止されると、湾曲部28と湾曲部45とが相まって円形の開口を形成し、2つ並列された湾曲部28、28と45、45により円筒カバー11の外面が挟持され、ワイヤーハーネス10が導出口24に固定される。
各導出口42の両縁には、プロテクタ本体20の係合孔30に対応する位置に係合46部が設けられている。係合部46は下方に突出形成されており、その先端に、三角部47が設けられてなる。三角部47が、係合孔30に挿通され、係合孔30にひっかかることによりカバー40がプロテクタ本体20に係止される。
カバー40の上面には、ホース固定ロック48が形成されている。ホース固定ロック48は、2つの爪部がカバー40に一体に形成されてなる。この2つの爪部の間に、車両に配索されているワイヤーハーネス10以外のゴムホース及びパイプ類が挿入され、2つの爪部の弾性力が働くことによりゴムホースやパイプがカバー40に固定される。
図11に示されるように、治具50は、プロテクタ1を固定するものであり、ワイヤーハーネス10の配索位置に設置された基盤と、複数の治具ピン51とからなる。
治具ピン51は、ボス26と対応する位置に設けられており、この治具ピン51がボス孔に挿通されることによりプロテクタ1が固定される。複数の治具ピン51は、上記ボス26と同様に、分岐されるワイヤーハーネス10の本数等によりそれぞれ径が異なる。
次に、本発明の第1の実施形態に係るプロテクタ1を用いたワイヤーハーネス10の配索方法について図11及び図12に従って説明する。なお、図11においては治具50を省略して示している。
まず、図11に示されるように、例えば車両における所定の位置に設置された治具50に、プロテクタ本体20を取り付ける。このとき、治具ピン51とプロテクタ本体20のボス26のピン孔27との位置を合わせ、治具ピン51をピン孔27に挿通させる。
次いで、図12に示されるようにワイヤーハーネス10を配索する。このとき、ワイヤーハーネス10を屈曲させるときには、ボス26にひっかけて屈曲させ、分岐する。そして、ワイヤーハーネス10を導出路25を介して導出口24からプロテクタ1外部に導出する。
次いで、上方からカバー40を被せる。このとき、ボス26とボス孔との位置を合わせると共にカバー40の三角部47をプロテクタ本体20の係合孔30に挿入し、三角部47を延出部29にひっかけることにより、カバー40をプロテクタ本体20に係合する。
以上により図1に示されるように、車両内の所定の位置にワイヤーハーネス10がプロテクタ1に保護されて配索される。
上記した本実施形態に係るプロテクタ1は、以下に掲げる効果を奏する。
従来のプロテクタ1はプロテクタ本体20及びカバー40に設けられた孔に治具ピン51を挿通して固定していたため、プロテクタ1を治具50から取り外すとプロテクタ1内部に治具ピン51がなくなるため、プロテクタ1内部でワイヤーハーネス10がバラバラの状態となっていた。したがって、導出口24から導出されるワイヤーハーネス10の線長にばらつきが生じることがあった。これに対し、本実施形態によれば、ワイヤーハーネス10の配索後、治具50からプロテクタ1を取り外してもプロテクタ1の内部のボス26により、ワイヤーハーネス10の位置が固定されているため、プロテクタ本体20の内部でワイヤーハーネス10にバラバラとなることがない。したがって、プロテクタ1の導出口24から導出されたワイヤーハーネス10の線長にばらつきが発生することがない。
従来プロテクタ本体20に設けられていた孔をボス26にすることにより防塵効果を高めることができる。すなわち、プロテクタ本体20に孔が設けられていた従来のプロテクタ1においては、プロテクタ本体20外側から、孔を通ってゴミや水が進入し易かったが、ボス26としたことにより、内部に進入し難くなる。
ボス26を側壁22に沿って配置し、ワイヤーハーネス10をその内側に配索したことによりカバー40を取り付ける際にワイヤーハーネス10がカバー40に挟まることがない。
ピン孔27を有するボス26をプロテクタ本体20に設け、ボス孔をカバー40に設けたことによりカバー40を被せる際にボス26の周りのワイヤーハーネス10が挟まることがない。すなわち、例えばプロテクタ本体20に孔が形成され、カバー40にピン孔27を有するボス26が形成されている場合には、ワイヤーハーネス10配索後、ボス26付きのカバー40を取り付ける際に、プロテクタ本体20の孔の周りに位置するワイヤーハーネス10がボス26に当接してしまうのに対し、本実施形態では、配索時にボス26をよけて配索することができるため、カバー40を取り付ける際にワイヤーハーネス10が挟まることがない。
また、ボス26の径の大きさを多様に設定し、ワイヤーハーネス10の配索状態にあわせて適切な強度のボス26を使用するようにしたため、ワイヤーハーネス10の応力でボス26が損傷するのを防ぎつつ、かつ余計なスペースをとることもない。
また、ボス26を側壁22より高く形成し、ピン孔27を長くしたことにより、治具ピン51との固定が確実に行われる。
さらに、ボス26及びピン孔27を錘状に形成したことにより、ピンの挿入を容易にしつつ、治具ピン51との間に隙間ができるのを防止し、高い防塵効果も確保することができる。
導出口24に形成された2つの湾曲部28、28と45、45により、蛇腹状の円筒カバー11で覆われたワイヤーハーネス10を固定することにより、導出口24から外側へ導出されるワイヤーハーネス10の線長を安定させ、ばらつきを防ぐことができる。
本発明が上記実施形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、実施形態は適宜変更され得ることは明らかである
上記第1の実施形態においては、ワイヤーハーネス10の本数により2種類のボス26や治具ピン51の太さを設定したが、ワイヤーハーネス10の本数、太さ、屈曲角度等により適宜サイズ(何種類でも)を変更してもよい。また、治具ピン51の太さは一定として、ボス26の外径の大きさのみを適宜変更してもよい。ワイヤーハーネス10の応力を受けるのはボス26であるため、ピン孔27を小さく形成し、ボス26の外径を大きくすることによりボス26の肉厚を大きくし、より大きな応力に対応することができる。
本実施形態においては、カバー40にボス孔44が形成されている場合について説明したが、カバー40にボス孔44が形成されていない場合にも適用することができる。すなわち、治具ピン51及びボス26を、カバー40を取り付けた際にカバー40に当接する程度、或いはそれより低く形成することもできる。この場合にも、プロテクタ本体20にボス26が形成されていることにより、治具50から取り外した際にも内部でワイヤーハーネス10がバラバラにならないという上記の効果を奏する。さらに、上方から水、塵等が侵入するのを防ぐことができる。
また、カバー40のボス孔の内周をゴム等可撓性のある部材で囲むことにより防塵効果をさらに高めることもできる。
なお、上述の実施形態においては、ピン孔27を備えたボス26について説明したが、治具ピン51以外の部分でプロテクタ本体20を治具50へ固定できるのであれば、図13に示すように、ピン孔27を省くことも可能である。
<第2の実施形態>
以下、本発明の第2の実施形態に係るプロテクタ1について図面に基づいて説明する。
本実施形態に係るプロテクタ1では、図14に示すように、カバー40のボス孔44に係合リブ49がボス26に対向する形で立設されており、この係合リブ49とボス26とのラップ量D1は、プロテクタ本体20にカバー40を取り付ける際の係止許容量を超えている。その結果、ボス26と係合リブ49との間にワイヤーハーネス10の電線10aを噛み込んだ場合は、カバー40をプロテクタ本体20にロックすることができなくなるため、電線10aの噛み込み(挟み込み)を容易に発見することができる。
すなわち、係合リブ49が設けられていない場合は、図16に示すように、ボス26がボス孔44とほとんどラップしないため、ボス26と係合リブ49との間にワイヤーハーネス10の電線10aが噛み込まれても、カバー40を少し押し込んでしまえば、図17に示すように、カバー40の係合爪34が係合孔30に挿通されて引っ掛かり、カバー40がプロテクタ本体20にロックされた状態となる。したがって、電線10aの噛み込みに気付きにくい。
これに対して、本実施形態では、係合リブ49とボス26とのラップ量D1が係止許容量を超えているため、図15に示すように、ボス26と係合リブ49との間にワイヤーハーネス10の電線10aが噛み込まれると、カバー40を押し込んでも、カバー40の係合爪34を係合孔30に挿通して引っ掛けることはできない。したがって、カバー40をプロテクタ本体20にロックすることができなくなり、電線10aの噛み込みを容易に発見することができる。
<第3の実施形態>
以下、本発明の第3の実施形態に係るプロテクタ1について図面に基づいて説明する。
本実施形態に係るプロテクタ1では、図18に示すように、プロテクタ本体20の側壁22に沿って立設されたボス26には、その上端近傍に電線押さえリブ33が、側壁22と反対の向きに水平に形成されている。その結果、ワイヤーハーネスの電線を電線押さえリブ33の下に納めることにより、電線の浮き上がりを電線押さえリブ33で阻止し、電線の噛み込みを防止することができる。
また、ボス26の頂部には、図19に示すように、円弧断面状の滑落面26aが形成されているとともに、潤滑剤が塗布されて平滑性が向上している。したがって、図19に想像線で示すように、たとえワイヤーハーネス10の電線10aがボス26上に載ったとしても、電線10aが滑り落ちやすくなるので、電線10aの噛み込みを防止する一助となる。なお、円弧断面状の滑落面26aに代えて、図20に示すように、テーパー状の滑落面26aを形成してもよい。
<第4の実施形態>
以下、本発明の第4の実施形態に係るプロテクタ1について図面に基づいて説明する。
本実施形態に係るプロテクタ1では、プロテクタ本体20の導出路25は、図21に示すように、ワイヤーハーネス10を覆う蛇腹状の円筒カバー11の外周面に対応した曲面状に形成されている。また、カバー40の導出路43は、図22に示すように、ワイヤーハーネス10を覆う蛇腹状の円筒カバー11の外周面に対応した曲面状に形成されている。その結果、プロテクタ本体20にカバー40を取り付けた状態では、円筒カバー11、ひいてはワイヤーハーネス10の移動(横ずれ)を規制することができることに加えて、ワイヤーハーネス10の電線10aが円筒カバー11から飛び出す事態を未然に防止することができる。
すなわち、プロテクタ本体20の導出路25およびカバー40の導出路43が平面状である場合、プロテクタ本体20にカバー40を取り付けても、図24に示すように、プロテクタ本体20やカバー40と円筒カバー11との間に隙間が生じるので、図24に波線で示すように、円筒カバー11のスリットが開き、ワイヤーハーネス10の電線10aが円筒カバー11の内部から外部へ飛び出す危険性がある。
これに対して、本実施形態では、図23に示すように、プロテクタ本体20およびカバー40と円筒カバー11との間に隙間がほとんどないため、ワイヤーハーネス10の電線10aが円筒カバー11から飛び出す事態を未然に防止することができる。
本発明は、自動車、航空機、電車、製造プラント、電化製品、OA機器など各種の産業分野に広く適用することができる。
第1の実施形態に係るプロテクタ1の斜視図である。 第1の実施形態に係るプロテクタ本体20の斜視図である。 第1の実施形態に係るプロテクタ本体20の平面図である。 第1の実施形態に係るプロテクタ本体20の底面図である。 第1の実施形態に係るプロテクタ本体20の側面図である。 第1の実施形態に係るボス26の断面図である。 第1の実施形態に係るカバー40の斜視図である。 第1の実施形態に係るカバー40の平面図である。 第1の実施形態に係るカバー40の底面図である。 第1の実施形態に係るカバー40の側面図である。 第1の実施形態に係る配索方法の説明図である。 第1の実施形態に係る配索方法の説明図である。 第1の実施形態に係るボス26の変形例を示す断面図である。 第2の実施形態に係るプロテクタ1のプロテクタ本体20に対するカバー40の係止状態を示す正断面図である。 図14において電線を噛み込んだ状態を示す正断面図である。 ボス26のラップ量が少ない場合のプロテクタ本体20に対するカバー40の係止状態を示す正断面図である。 図16において電線を噛み込んだ状態を示す正断面図である。 第3の実施形態に係るプロテクタ本体20の斜視図である。 図18に示すプロテクタ本体20のボス26の断面図である。 ボス26の別の例を示す断面図である。 第4の実施形態に係るプロテクタ本体20の斜視図である。 第4の実施形態に係るカバー40の斜視図である。 第4の実施形態に係るプロテクタにおけるプロテクタ本体20とカバー40との嵌合状態を示す断面図である。 導出路が平面状である場合のプロテクタ本体20とカバー40との嵌合状態を示す断面図である。
符号の説明
1 ……プロテクタ
10……ワイヤーハーネス
10a……電線
11……円筒カバー
20……プロテクタ本体
21……底部
22……側壁
23……中央部
24……導出口
25……導出路
26……ボス
26a……滑落面
27……ピン孔
28……湾曲部
29……延出部
30……係合孔
31……ジョイント部
32……車両固定用ロック
33……電線押さえリブ
34……係合爪
40……カバー
41……中央部
42……導出口
43……導出路
44……ボス孔
45……湾曲部
46……係合部
47……三角部
48……ホース固定用ロック
49……係合リブ
50……治具
51……治具ピン
D1……ラップ量

Claims (10)

  1. 複数本のワイヤーハーネスを収容するプロテクタ本体と、該プロテクタ本体の開口部を閉鎖するカバーとからなるプロテクタにおいて、
    前記プロテクタ本体には、前記ワイヤーハーネスの位置決めのためのボスが形成されていることを特徴とするプロテクタ。
  2. 前記ボスには、治具ピンを挿通可能なピン孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載のプロテクタ。
  3. 前記カバーには、前記ボスを挿通可能に構成されたボス孔が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のプロテクタ。
  4. 前記ボスは複数個であり、
    該複数のボスのうち少なくとも1つは他のボスのうち少なくとも1つと太さが異なることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のプロテクタ。
  5. 前記複数のボスの太さは、前記ボスが前記ワイヤーハーネスから受ける応力の大きさに応じて定められていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプロテクタ。
  6. 前記プロテクタ本体の周縁には複数の導出口が形成され、
    前記複数本のワイヤーハーネスは、前記ボスを基点にして分岐され、前記複数の導出口に導出されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のプロテクタ。
  7. 前記カバーには、係合リブが前記ボスに対向する形で立設され、
    前記ボスと前記係合リブとのラップ量は、前記プロテクタ本体に前記カバーを取り付ける際の係止許容量を超えていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のプロテクタ。
  8. 前記ボスの上端近傍には、電線押さえリブが形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のプロテクタ。
  9. 前記ボスの頂部には、滑落面が形成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のプロテクタ。
  10. 前記ボスの頂部には、潤滑剤が塗布されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のプロテクタ。
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