JP2003070121A - 自動車用ワイヤハーネスのプロテクタおよびその組立方法 - Google Patents

自動車用ワイヤハーネスのプロテクタおよびその組立方法

Info

Publication number
JP2003070121A
JP2003070121A JP2001252813A JP2001252813A JP2003070121A JP 2003070121 A JP2003070121 A JP 2003070121A JP 2001252813 A JP2001252813 A JP 2001252813A JP 2001252813 A JP2001252813 A JP 2001252813A JP 2003070121 A JP2003070121 A JP 2003070121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protector
rod
lid
protector body
work plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001252813A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Enomoto
一男 榎本
Takeshi Hasegawa
健 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2001252813A priority Critical patent/JP2003070121A/ja
Publication of JP2003070121A publication Critical patent/JP2003070121A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロテクタ本体の収納スペースの有効利用を
図る。 【解決手段】 プロテクタ本体2および蓋体3の両者
に、プロテクタ組立作業板12に垂設した棒状治具13
に対応する棒状治具通し穴2a、3aを設ける。プロテ
クタ本体2を、その棒状治具通し穴2aに棒状治具13
を通して、プロテクタ組立作業板12上に置く。プロテ
クタ本体2内に電線を1本ずつ布線する。電線をすべて
プロテクタ本体2内に布線した後、蓋体3を、その棒状
治具通し穴3aに棒状治具13を通して位置決めしつ
つ、プロテクタ本体2に取り付ける。すべての電線が布
線されたこのプロテクタ11をプロテクタ組立作業板1
2から取り外す。電線束全体の断面形状をプロテクタ本
体の収納スペースの断面形状に合わせた形状にすること
ができ、プロテクタ本体の収納スペースを有効利用でき
る。電線束が膨れて蓋体をプロテクタ本体に取り付けに
くくなるという問題も生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する技術分野】この発明は、自動車に設ける
ワイヤハーネスを保護するためのプロテクタおよびその
組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に設けるワイヤハーネス(電線
束)を保護するプロテクタとして、従来例を示す図3の
斜視図および図4の分解斜視図に示すように、概ね溝形
をなすプロテクタ本体2とこのプロテクタ本体2の上方
開放面に着脱可能に取り付けられた蓋体3とでワイヤハ
ーネス収納用の筒状空間4を形成し、この筒状空間4に
電線束の幹を収納するとともに、前記筒状空間4の両端
の開口A、Bあるいは途中に設けた開口C、Dから電線
束の枝を引き出すようにしたプロテクタ1がある。図示
のプロテクタ1は、プロテクタ本体2の複数箇所にロッ
ク穴5を設け、蓋体3のこれに対応する位置にロック爪
6を設けており、蓋体3をプロテクタ本体2に被せた
時、蓋体3のロック爪6がプロテクタ本体2のロック穴
5に嵌合して、蓋体3がプロテクタ本体2に取り付けら
れる。
【0003】また、従来、自動車のワイヤハーネスをプ
ロテクタで保護する構造とする場合、多数の電線を布線
しながら束ね、その後、プロテクタ1を電線の束に組み
付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の通り、従来方法
では、多数の電線を布線しながら束ね、その後、プロテ
クタ1を電線の束に組み付けるが、電線束の幹を収納す
る筒状空間4では、電線束全体の断面形状が概ね円形と
なり、そのボリュームが大きく膨れるため、蓋体3をプ
ロテクタ本体2に取り付けにくくなるという問題があっ
た。また、電線束全体の断面形状と筒状空間4の断面形
状とがマッチングせず、収納スペースを有効に利用する
ことができないという問題もある。
【0005】本発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので、プロテクタ内の収納スペースの有効利
用を図ることができるとともに、電線束の膨れのために
蓋体をプロテクタ本体に取り付けにくくなるという問題
の生じない自動車用ワイヤハーネスのプロテクタおよび
その組立方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1の自動車用ワイヤハーネスのプロテクタは、プロテ
クタを構成するプロテクタ本体および蓋体の両者に、プ
ロテクタ組立作業板の複数箇所に垂設した棒状治具に対
応する棒状治具通し穴を設けたことを特徴とする。
【0007】請求項2の自動車用ワイヤハーネスのプロ
テクタの組立方法は、プロテクタを構成するプロテクタ
本体および蓋体の両者に、プロテクタ組立作業板の複数
箇所に垂設した棒状治具に対応する棒状治具通し穴を設
けるとともに、プロテクタ本体を、その棒状治具通し穴
にプロテクタ組立作業板の棒状治具が挿入されるように
して、プロテクタ組立作業板上に置き、このプロテクタ
本体内に電線を1本ないし少数の複数本ずつ布線して、
収納すべきすべての電線をプロテクタ本体内部に布線
し、次いで、蓋体を、その棒状治具通し穴に棒状治具が
挿通されるようにして、プロテクタ本体に取り付け、次
いで、すべての電線が布線されたプロテクタをプロテク
タ組立作業板から取り外すことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態の自動
車用ワイヤハーネスのプロテクタ11をプロテクタ組立
作業板12とともに示した分解斜視図、図2は図1のA
−A断面図である。このプロテクタ11は、基本構造と
しては図3、図4で説明した従来のプロテクタ1と同じ
であり、概ね溝形をなすプロテクタ本体2とこのプロテ
クタ本体2の上方開放面に着脱可能に取り付けられた蓋
体3とでワイヤハーネス収納用の筒状空間4を形成し、
この筒状空間4に電線束の幹を収納するとともに、前記
筒状空間4の両端の開口A、Bあるいは途中に設けた開
口C、Dから電線束の枝を引き出すようにした構造であ
る。また、図示のプロテクタ1は、プロテクタ本体2の
複数箇所にロック穴5を設け、蓋体3のこれに対応する
位置にロック爪6を設けており、蓋体3をプロテクタ本
体2に被せた時、蓋体3のロック爪6がプロテクタ本体
2のロック穴5に嵌合して、蓋体3がプロテクタ本体2
に取り付けられる。前記ロック穴5とロック爪6の部分の
詳細構造を説明すると、図2にも示すように、ロック穴
5の部分は、プロテクタ本体2の壁部に凹所7を形成
し、この凹所7に通じる形でロック穴5を形成してお
り、このロック穴5にロック爪6を差し込んだ時、ロック
爪6のカエリが凹所7の上端縁7aに当たって抜け止め
される。なお、図示のプロテクタ11は、実際に車両に
設置するものと比べて大幅に簡略化した模式的な図であ
る。
【0009】本発明では、所定の複数箇所に棒状治具1
3を垂設したプロテクタ組立作業板12を用いる。そし
て、プロテクタ本体2および蓋体3の両者に、前記複数
箇所の棒状治具13の位置に対応させて、それぞれ複数
の棒状治具通し穴2a、3aを設ける。なお、棒状治具
13および棒状治具通し穴2a、3aの位置は、プロテ
クタ本体2の底面形状に対して適切な位置に設定する。
【0010】自動車のワイヤハーネスを上記プロテクタ
11で保護する構造とする場合、まず、プロテクタ本体
2を、その棒状治具通し穴2aにプロテクタ組立作業板
12の棒状治具13が挿入されるようにして、プロテク
タ組立作業板12上に置く。次いで、このプロテクタ本
体2内に電線を少数本例えば1本ずつ布線して、収納す
べきすべての電線をプロテクタ本体2の内部に布線す
る。次いで、蓋体3を、その棒状治具通し穴3aに棒状
治具13が挿通されるようにして、プロテクタ本体2に
取り付ける。この時、棒状治具13は蓋体3のプロテク
タ本体2に対する位置決めとなり、蓋体3の各ロック爪6
がプロテクタ本体2の各ロック穴5にそれぞれ正しく差
し込まれて、蓋体3がプロテクタ本体2に取り付けられ
る。次いで、すべての電線が布線されたこのプロテクタ
11をプロテクタ組立作業板12から取り外す。
【0011】上記の作業において、電線の1本づつをプ
ロテクタ本体2内に収納するので、電線束全体の断面形
状をプロテクタ本体2の筒状空間4の断面形状に合わせ
た断面形状にすることができる。このため、プロテクタ
本体2の収納スペースを有効に利用することが可能であ
る。また、電線束全体の断面形状が円形となってボリュ
ウームが大きく膨れて、蓋体3をプロテクタ本体2に取
り付けにくくなるという問題は生じない。なお、必ずし
も電線を1本ずつプロテクタ本体2内に収納する場合に
限らず、少数の複数本ずつプロテクタ本体2内に収納し
ても、同様な効果が得られる。
【0012】実施形態ではプロテクタ組立作業板12の
棒状治具13および対応する棒状治具通し穴2a、3a
を4箇所に設けているが、蓋体3の位置決めを可能にす
る箇所数として、少なくとも2箇所以上であればよい。
また、実施形態のプロテクタ11は、インストルメント
パネルの下部に設置する場合のものであるが、設置箇所
に応じて、種々の全体形状および断面形状が考えられ
る。例えばプロテクタ本体の溝の深さが不均一な場合、
円弧状の溝の場合等、種々の場合が考えられる。蓋体も
側縁が折り返されてキャップ状になっているもの等、種
々の場合が考えられる。要するに、プロテクタ本体が概
ね溝形をなし、その上方開放面を蓋体で覆う構成であれ
ばよい。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、プロテクタ本
体および蓋体の両者に、プロテクタ組立作業板の複数箇
所に垂設した棒状治具に対応する棒状治具通し穴を設け
ているので、プロテクタ組立作業板上で電線を布線しな
がら、プロテクタ内に電線束を収納するという作業方法
を容易に行なうことができる。
【0014】請求項2の発明によれば、プロテクタ本体
をプロテクタ組立作業板上に棒状治具で位置決めして乗
せ、このプロテクタ組立作業板上で電線を1本ないし少
数の複数本ずつ布線した後、蓋体を棒状治具で位置決め
してプロテクタ本体に取り付けるので、電線束全体の断
面形状をプロテクタ本体の筒状空間の断面形状に合わせ
た断面形状にすることができる。このため、プロテクタ
本体の収納スペースを有効に利用することが可能であ
る。また、電線束全体の断面形状が円形となってボリュ
ウームが大きくなり、蓋体をプロテクタ本体に取り付け
にくくなるという問題は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の自動車用ワイヤハーネス
のプロテクタをプロテクタ組立作業板とともに示した分
解斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】従来のプロテクタの斜視図である。
【図4】図3のプロテクタの分解斜視図である。
【符号の説明】
2 プロテクタ本体 2a、3a 棒状治具通し穴 3 蓋体 5 ロック穴 6 ロック爪 11 プロテクタ 12 プロテクタ組立作業板 13 棒状治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H023 AA04 AB01 AC21 AD31 5G357 DA06 DB03 DC12 DE03 DE08 5G363 AA16 BA02 DC02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロテクタを構成するプロテクタ本体お
    よび蓋体の両者に、プロテクタ組立作業板の複数箇所に
    垂設した棒状治具に対応する棒状治具通し穴を設けたこ
    とを特徴とする自動車用ワイヤハーネスのプロテクタ。
  2. 【請求項2】 プロテクタを構成するプロテクタ本体お
    よび蓋体の両者に、プロテクタ組立作業板の複数箇所に
    垂設した棒状治具に対応する棒状治具通し穴を設けると
    ともに、プロテクタ本体を、その棒状治具通し穴にプロ
    テクタ組立作業板の棒状治具が挿入されるようにして、
    プロテクタ組立作業板上に置き、このプロテクタ本体内
    に電線を1本ないし少数の複数本ずつ布線して、収納す
    べきすべての電線をプロテクタ本体内部に布線し、次い
    で、蓋体を、その棒状治具通し穴に棒状治具が挿通され
    るようにして、プロテクタ本体に取り付け、次いで、す
    べての電線が布線されたプロテクタをプロテクタ組立作
    業板から取り外すことを特徴とする自動車用ワイヤハー
    ネスのプロテクタの組立方法。
JP2001252813A 2001-08-23 2001-08-23 自動車用ワイヤハーネスのプロテクタおよびその組立方法 Pending JP2003070121A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001252813A JP2003070121A (ja) 2001-08-23 2001-08-23 自動車用ワイヤハーネスのプロテクタおよびその組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001252813A JP2003070121A (ja) 2001-08-23 2001-08-23 自動車用ワイヤハーネスのプロテクタおよびその組立方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003070121A true JP2003070121A (ja) 2003-03-07

Family

ID=19081226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001252813A Pending JP2003070121A (ja) 2001-08-23 2001-08-23 自動車用ワイヤハーネスのプロテクタおよびその組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003070121A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1708328A2 (en) 2005-03-29 2006-10-04 Yazaki Corporation Protector

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1708328A2 (en) 2005-03-29 2006-10-04 Yazaki Corporation Protector
US7378592B2 (en) 2005-03-29 2008-05-27 Yazaki Corporation Protector

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3346349B2 (ja) プロテクタ内への長尺電線の収容構造
JP2002225648A (ja) ワイヤハーネス用プロテクタおよび該プロテクタを用いたワイヤハーネスの取付方法および取付構造
JPH07315102A (ja) 車両用フロアカーペットとワイヤハーネスの取付方法及びハーネスクランプ
JP2003070121A (ja) 自動車用ワイヤハーネスのプロテクタおよびその組立方法
JP2021061665A (ja) 電気接続箱
JP2016171032A (ja) ワイヤハーネスモジュール、ワイヤハーネス収容方法
JP2982605B2 (ja) ワイヤーハーネス組立用図板及びその図板台
KR100622778B1 (ko) 차량의 와이어하네스용 프로텍터
JP2003291747A (ja) ワイヤーハーネスの配索構造
JPH0636126Y2 (ja) 間仕切等の壁装置における支柱の配線装置
KR200212779Y1 (ko) 조립식 칸막이의 전선 수납구조
JP2508267Y2 (ja) 電子装置用筐体
JP6764891B2 (ja) ハーネスプロテクタ
JP2024016998A (ja) ワイヤハーネス製造方法、ワイヤハーネス、保護部材組立体、及び、保護部材
US20240039259A1 (en) Methods and Apparatus for Protecting Electrical Boxes
JPH11139221A (ja) 車両用コントローラのカバー取付構造
JP4176618B2 (ja) 配線器具固定用ビスを備えた配線用ボックス
JPH0656726B2 (ja) ワイヤハーネスの製造方法及びワイヤハーネス用プロテクタ
JP6539472B2 (ja) 機器収納用ラック、及び機器収納用ラックの設置方法
JPH0555707U (ja) 分電盤
KR0130470Y1 (ko) 차량 의자의 전기배선구조
JP4040827B2 (ja) 配線用ボックス
JPH11299046A (ja) ハーネスプロテクタ及びそのハーネスプロテクタのハーネスへの取付方法
JP2021057937A (ja) プロテクタ
JP2023132009A (ja) クランプ付プロテクタ、プロテクタ付ワイヤーハーネス及びクランプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091020

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100309