JP2017143609A - プロテクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】電線の収容作業性に優れるとともに、電線収容溝からの電線のはみ出しの有無を容易に確認できるプロテクタを提供する。
【解決手段】電線収容溝を有するプロテクタ本体12と、電線収容溝の一方の側壁22に支持されて閉蓋時に電線収容溝を閉塞する蓋部材13と、電線収容溝の他方の側壁23側で所定位置P1まで閉蓋操作された蓋部材13を閉蓋状態に保持するロック機構40とを備えたプロテクタであって、他方の側壁23の上部から上方側に突出する突起27が設けられる一方、蓋部材13に、閉蓋時に他方の側壁23の上部に突き当て可能な突当て部33と、突当て部33の電線収容溝側端部近傍で蓋部材13を貫通し、閉蓋時に突起27を収容する収容孔部とが設けられており、突当て部33の下面33aが他方の側壁23の上面23eに突き当たる位置の近傍に達するときにロック機構40のロックがかかるように構成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、電線を保護するプロテクタに関し、特に車両用のワイヤハーネスを外装するのに好適なプロテクタに関する。
車両に搭載されるワイヤハーネスにおいては、その配索区間の一部で電線を合成樹脂製のプロテクタにより取り囲んで保護するものが多い。このようなプロテクタは、凹状の横断面を有するプロテクタ本体と蓋部材とで構成され、プロテクタ本体と蓋部材とがスナップロック式のロック機構によって閉蓋状態に保持されるのが一般的である。
従来のこの種のプロテクタとしては、例えば図7に示すようなものが知られている。
同図に示すプロテクタ100は、プロテクタ本体101の上部を閉止する蓋部102より内方側に、プロテクタ本体101の両側壁111、112の上部側で互いに近接するよう電線収容溝103側に突出する複数対の鉤状の電線係止板113、114を設けて、蓋部102の装着前における電線収容溝103からの電線Wのはみ出しを防止している(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−268163号公報(図7、段落0006)
しかしながら、前述の従来のプロテクタにあっては、複数対の電線係止板113、114が電線収容溝103の溝幅方向に対向し、電線収容溝103内に突出するそれらの先端部が電線収容溝103の溝幅方向に近接する構成であった。そのため、電線収容溝103内に電線Wを収容する作業の作業性が悪くなり、特に、電線収容溝103からの電線Wのはみ出しを確実に規制すべく電線係止板113、114の設置数を増やすと、電線収容作業の作業性が非常に悪くなるという問題があった。
また、電線係止板113、114は、それらの基端部がプロテクタ本体101の内底壁側に位置するよう、撓み腕長さを長く設定する構成となっていたため、電線収容溝103からはみ出した電線Wが電線係止板113、114と蓋部102の間に噛み込まれても、蓋部102を容易にロックできる場合があるばかりか、そのような電線Wの噛込みの有無を確認することができないというという問題があった。
本発明は、このような従来の未解決の課題を解決すべくなされたものであり、電線の収容作業性に優れるとともに、電線収容溝からの電線のはみ出しの有無を容易に確認できるプロテクタを提供することを目的とする。
本発明に係るプロテクタは、上記目的達成のため、電線を収納する電線収容溝を有するプロテクタ本体と、前記プロテクタ本体の前記電線収容溝の両側壁のうち一方の側壁に開閉方向に回動可能に支持され、閉蓋時に前記電線収容溝を閉塞する蓋部材と、前記電線収容溝の両側壁のうち他方の側壁の近傍に設けられ、前記蓋部材が閉方向の所定位置に回動操作されたとき、前記蓋部材を閉蓋状態に保持するロック機構と、を備えたプロテクタであって、前記電線収容溝の前記他方の側壁の上部から上方側に突出する突起が設けられる一方、前記蓋部材に、前記閉蓋時に前記他方の側壁の上部に突き当て可能な突当て部と、該突当て部の前記電線収容溝側の端部近傍で前記蓋部材を貫通し、前記閉蓋時に前記突起を収容する収容孔部と、が設けられており、前記閉蓋時に前記突当て部が前記他方の側壁の上部に突き当たる突当て位置の近傍に達するときに、前記ロック機構のロックがかかることを特徴とする。
この構成により、本発明では、蓋部材の閉蓋時に、突当て部が電線収容溝の他方の側壁の上部に突き当たるとともに、その突当て部の電線収容溝側の端部近傍で他方の側壁からの上方に突出する突起が蓋部材の収容孔部に収容される。
この蓋部材の閉蓋時には、電線収容溝内の電線の一部がロック機構側である他方の側壁の上部側にはみ出していたとすると、そのはみ出した電線の一部が、突起と他方の側壁の上部とによってロック機構の上方側に保持されることで、ロック機構のロックがかからなくなる。また、収容孔部内に収容される突起の突出高さが小さくなるか、突起が見えなくなることで、電線のはみ出し状態が容易にかつ的確に目視確認可能となる。さらに、突起は電線収容溝の溝幅方向の内方側でなく、上方側に突出しているので、電線収容溝の入口幅が大きく狭められることがなく、蓋部材の閉蓋前における電線収容溝内への電線収容作業の作業性が良くなる。
なお、前記突当て部が前記他方の側壁の上部に突き当たる突当て位置の近傍に達するときとは、前記蓋部材の前記突当て部が前記他方の側壁の上部における電線噛込み高さ領域を通過したとき、例えば最小径の電線の噛み込み時に想定される所定の電線噛込み高さよりも前記他方の側壁の上部に突き当たる突当て位置側に接近したときを意味する。
本発明のプロテクタにおいては、前記蓋部材の前記突当て部の上方に該突当て部に対応する凹部が形成されるとともに、該凹部の内面側に前記収容孔部が開口しており、前記閉蓋時に前記収容孔部内に収容される前記突起が、前記凹部内に突出する構成とすることができる。
また、本発明のプロテクタにおいては、前記プロテクタ本体が、前記電線収容溝の前記一方の側壁の上部側で前記一方の側壁から前記電線収容溝内に突出し、前記電線収容溝からの前記電線のはみ出しを規制する突片部を有するとともに、前記蓋部材が、前記電線収容溝の前記一方の側壁の上部に近接しつつ前記横向き突片部と同一高さまで前記電線収容溝内に突出するリブ部を有している構成であってもよい。
さらに、本発明のプロテクタにおいては、前記プロテクタ本体が、前記突起の近傍から前記電線収容溝内に延び、前記突起から前記電線収容溝内に入るほど前記他方の側壁の内壁面から離隔する傾斜ガイド面を有しているものであってもよい。
本発明によれば、電線の収容作業性に優れるとともに、電線収容溝からの電線のはみ出しの有無を容易に確認できるプロテクタを提供することができる。
本発明の一実施の形態に係るプロテクタのプロテクタ本体の要部斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るプロテクタのプロテクタ本体の要部平面図である。 本発明の一実施の形態に係るプロテクタにおける蓋部材の閉蓋時の要部平面図である。 本発明の一実施の形態に係るプロテクタにおける蓋部材の要部平面図である。 図3のV−V矢視断面図で、(A)は電線のはみ出し時を示し、(B)は正常な閉蓋時を示している。 図3のVI−VI矢視断面図で、(A)は電線のはみ出し時を示し、(B)は正常な閉蓋時を示している。 (A)は、従来例のプロテクタの斜視図、(B)は、そのプロテクタの電線係止板付近における横断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
(一実施の形態)
本発明の一実施の形態に係るプロテクタ、自動車用の電線群を主要部材とするワイヤハーネスの保護材として構成されており、その特定の配索区間を保護するものである。
具体的には、本実施の形態は、本発明に係るプロテクタを、図示しない電気自動車またはハイブリッド自動車等の車両に二次電池として搭載される電池集合体に対して着脱可能に装着される電池配線モジュールにおける正負端子側の一対のプロテクタ部分の各々に適用するものである。
まず、本実施の形態の構成を説明する。
図1〜図3に示すように、本実施の形態のプロテクタ10は、耐熱性や耐薬品性に優れた合成樹脂により成型され、電線W1〜W5を収納する電線収容溝11を有している。
このプロテクタ10は、電線収容溝11の主要部を形成するよう特定配索方向の電線W1〜W5の長さ方向に延びる凹状のプロテクタ本体12と、プロテクタ本体12に回動可能に、かつ、着脱可能に支持された蓋部材13と、プロテクタ本体12にヒンジ結合するカバー部材14とを備えている。電線W1〜W5は、例えば電池集合体を構成る各電池セルの電圧を検知するための検知電線である。以下、電線W1〜W5のいずれかを指して電線Wともいう。
プロテクタ本体12は、電線収容溝11の主要部である溝状凹部21を形成する所定長さの樹脂(合成樹脂)製のものであり、その横断面が略U字形状の凹形状をなしている。プロテクタ本体12は、図1ないし図6に示すように、溝状凹部21の略平行な側壁22、23およびこれらと略直交する底壁部24とを有している。なお、以下の説明では、凹部21で形成される電線収容溝11の主要部を指して単に電線収容溝11という。
蓋部材13は、図3ないし図6に示すように、プロテクタ本体12の側壁22、23によって閉蓋状態に支持され得る所定長さの樹脂製の凹状体もしくは板状体であり、プロテクタ本体12の電線収容溝11の溝幅より幅広くなっている。
この蓋部材13は、プロテクタ本体12の一方の側壁22により、開蓋方向(図5中の時計回り)および閉蓋方向(図5中の反時計回り)に回動可能に支持されており、閉蓋時に電線収容溝11を閉塞するようになっている。
具体的には、蓋部材13は、一方の側壁22に回動可能に支持される幅方向の一端側に、電線長さ方向に所定の間隔を隔てつつ互いに同一平面上で平行に離間する複数の突片状ヒンジ板部31を有している。
これら複数の突片状ヒンジ板部31は、プロテクタ本体12の一方の側壁22の上部に設けられた複数の角穴状の受け部25に開閉方向に回動できる状態に遊嵌されており、図5(B)に示す閉蓋状態では、各突片状ヒンジ板部31が対応する受け部25によって同図中の上下方向の定位置に拘束されるようになっている。
蓋部材13の幅方向の他端側およびプロテクタ本体12の他方の側壁23の近傍には、蓋部材13をプロテクタ本体12に対して閉蓋状態に保持することができるロック機構40が設けられている。
このロック機構40は、蓋部材13が閉方向の所定位置、例えば図5(A)に仮想線で示す所定の回動位置P1まで閉蓋方向に回動操作されたときに、蓋部材13を閉蓋状態に保持するロック作動状態に入る、すなわちロックがかかるようになっている。
具体的には、蓋部材13の幅方向の他端側には、電線長さ方向に一定間隔を隔てつつ平行に離間する複数の下向き係止爪32と、これら複数の下向き係止爪32に隣接して設けられ、蓋部材13の閉蓋時に他方の側壁23の上部に突き当たるよう蓋部材13の下面13bから段付きの帯状に突き出る複数の突当て部33と、が設けられている。
一方、プロテクタ本体12には、電線収容溝11の溝幅方向(図5(B)の左右方向)で他方の側壁23より電線収容溝11から離隔する側に配置され、電線長さ方向に一定間隔を隔てつつ平行に離間する複数の上向きの係止爪26が設けられている。これら複数の上向きの係止爪26は、それぞれの鉤状の爪先部26aが電線収容溝11側に向って突出しており、複数の下向き係止爪32は、それぞれの爪先部32aが電線収容溝11から離隔する側に突出している。したがって、複数の上向きの係止爪26を有するプロテクタ本体12は、複数の下向き係止爪32を有する蓋部材13を前述の所定の回動位置P1に対応する閉蓋位置に係止可能になっている。
また、複数の突当て部33は、蓋部材13の閉蓋時に他方の側壁23の上部に突き当たることで、蓋部材13を所定の回動位置P1をわずかに超える閉蓋位置(図5(B)に示す回動位置)に停止させることができるようになっている。
前述のプロテクタ本体12の他方の側壁23および複数の上向きの係止爪26と、蓋部材13の複数の下向き係止爪32および複数の突当て部33とは、ロック機構40を構成している。そして、このロック機構40においては、蓋部材13の閉蓋時に複数の突当て部33が他方の側壁23の上部に突き当たる突当て位置の近傍に達するときにロックがかかるようになっている。
なお、複数の突当て部33が他方の側壁23の上部に突き当たる前であって、複数の上向きの係止爪26と複数の下向き係止爪32が相互の係止位置に達する前には、図5(A)に示すように、両係止爪26、32の撓み板部26b、32bが互いに逆方向に弾性変形する。そして、蓋部材13が所定の回動位置P1に達するときに両係止爪26、32の撓み板部26b、32bが図5(B)に示す復帰形状に弾性回復して、ロックがかかった状態となる。
ここにいう所定の回動位置P1は、複数の突当て部33および複数対の突当て部34の下面33a、34aが他方の側壁23の上部、例えば図5(B)に示す溝内高さhの上面23tに突き当たる回動位置(突当て位置)の近傍に達するときであり、より具体的には、蓋部材13の突当て部33、34の下面33a、34aが他方の側壁23の上部における電線噛込み高さ領域を通過し、最小径の電線Wの噛み込み時に想定される所定の電線噛込み高さ(図5(A)に実線で示す位置)よりも他方の側壁23の上部に突き当たる突当て位置側に接近したときを意味する。
ところで、電線収容溝11の長さ方向(電線長さ方向)における蓋部材13の各突当て部33の両側には、蓋部材13の下面13bからの突出高さが複数の突当て部33と略同一で、各突当て部33より前記長さ方向に短い略方形状の複数対の突当て部34が設けられている。
また、プロテクタ本体12の他方の側壁23の上部のうち、蓋部材13の閉蓋時に複数対の突当て部34が突き当たる部分の近傍には、他方の側壁23の上部から上方側に突出する複数対の突起27が設けられている。
これら複数対の突起27は、電線収容溝11の溝幅方向で他方の側壁23の上部と略同一幅であり、図6(B)に示すように、閉蓋時の蓋部材13の上面13aと略同一高さとなる突出高さを有している。また、複数の突当て部33や複数対の突当て部34の上方側には、それぞれに対応する方形凹部33c、34cが形成されており、蓋部材13は、その全域で略一定の板厚に成形されている。そして、蓋部材13が閉蓋状態にあるとき、図3および図6(B)に示すように、複数対の突起27が対応する複数対の方形凹部33c、34c内にそれぞれ突出するとともに、蓋部材13の上面高さに近い同一の頂面高さで一列に整列するようになっている。
また、プロテクタ本体12の他方の側壁23の近傍には、複数対の突起27の近傍からそれぞれ電線収容溝11内に延びる傾斜ガイド面28aを有する複数対の傾斜ガイドリブ28が設けられている。
傾斜ガイドリブ28の傾斜ガイド面28aは、突起27から電線収容溝11内に深く入るほど他方の側壁23の内壁面23aから幅方向の内方側に離隔するように斜下方に傾斜している。また、電線収容溝11は、図5(A)の上方側に位置する開口側(入口側)で溝幅が広く、最も深く入り込んだ内底面24a側で溝幅が狭くなっており、傾斜ガイドリブ28の傾斜ガイド面28aは、電線収容溝11の開口高さに対応する他方の側壁23の上面23tより上方側から、電線収容溝11の溝深さ方向の中間高さ付近に位置する段付き面24bまでに及ぶ広範囲のガイド面となっている。
蓋部材13における複数対の突当て部34の電線収容溝11側の端部近傍には、それぞれ蓋部材13を貫通し、蓋部材13の閉蓋時に対応する突起27を隙間嵌合状態に収容する複数対の収容孔部35が設けられている。各収容孔部35は、略正方形の方形凹部34c(凹部)の内面の片側に、その約半分の広さに開口している。
プロテクタ本体12は、また、電線収容溝11の一方の側壁22の上部側で一方の側壁22から電線収容溝11内に突出し、前述の溝内高さhに位置する下面側で電線収容溝11からの電線Wのはみ出しを規制する複数の横向き突片部29(突片部)を有している。
さらに、蓋部材13は、プロテクタ本体12の一方の側壁22の上部内壁面22aおよび複数の横向き突片部29に沿うように近接しつつ、横向き突片部29と同一の溝内高さhまで電線収容溝11内に突出する下向きのリブ部36を有するとともに、複数の横向き突片部29に対応する切欠き凹部37(図4参照)を有している。
したがって、電線Wがいずれかの横向き突片部29と蓋部材13の間に入るようなはみ出しが生じた場合には、そのはみ出した電線Wの一部が切欠き凹部37を通して外部から目視確認できるようになっている。加えて、一方の側壁22の上部内壁面22aの近傍では、蓋部材13の下向きのリブ部36の下面が複数の横向き突片部29の上面よりより下方側に位置する状態で、蓋部材13が閉蓋操作されるので、電線Wが横向き突片部29上にはみ出し難くなっている。
なお、前述の溝内高さhは、電線収容溝11の内底面24aからの高さで、一方の側壁22の上面22tの高さより低くなっており、この一方の側壁22の上面22tの高さは、突起27の頂面高さおよび閉蓋時の蓋部材13の上面13aの高さよりわずかに低くなっている。したがって、電線収容溝11の実質的な入口高さは、突起27の頂面高さと一方の側壁22の上面22tの高さとによって規定される。閉蓋時の蓋部材13の下面13bの高さを規定する複数の突片状ヒンジ板部31の支持面高さは、角穴状の受け部25における一方の側壁22の支持面22sの高さで規定され、この支持面22sの高さは、一方の側壁22の上面22tの高さより低くなっている。
カバー部材14は、プロテクタ本体12に対して、閉蓋状体の蓋部材13を少なくとも一方の側壁22側で下方に押圧する閉状態と、閉蓋状体の蓋部材13の上方を開放する開状態とに回動するようになっており、その閉状態において閉蓋状体の蓋部材13の上面13aの全域を、あるいは一方の側壁22の近傍における蓋部材13とプロテクタ本体12の間の隙間を、上方から覆うようになっている。
次に、作用を説明する。
上述のように構成された本実施の形態のプロテクタ10においては、電線収容溝11内に複数の電線W1〜W5が収容された後、蓋部材13が閉蓋操作される。
このとき、電線Wのはみ出しが生じていなければ、蓋部材13が所定の回動位置P1まで閉蓋方向に回動操作された時点でロック機構40のロックがかかり、その直後に、複数の突当て部33および複数対の突当て部34が電線収容溝11の他方の側壁23の上部に突き当たる。
また、それと同時に、複数対の突当て部34の電線収容溝11側の端部近傍で、他方の側壁23からの上方に突出する突起27が、蓋部材13の収容孔部35に遊嵌状態で収容される。また、複数対の傾斜ガイドリブ28の傾斜ガイド面28aが、蓋部材13の下面13bから電線収容溝11内に斜下方に延びる状態となる。
一方、この蓋部材13の閉蓋時に、電線収容溝11内の電線Wの一部がロック機構40側である他方の側壁23の上部側にはみ出していた場合には、図5(A)に示すように、はみ出した電線Wの一部が突起27と他方の側壁23の上部とによってロック機構40の上方側に保持されることで、蓋部材13が所定の回動位置P1まで閉蓋方向に回動操作できなくなる。
したがって、電線Wのはみ出しが生じると、ロック機構40の複数の上向きの係止爪26と複数の下向き係止爪32が相互の係止位置に達することができなくなり、ロック機構40のロックがかからなくなる。
この場合、収容孔部35内に収容される突起27の突出高さが小さくなるか、突起27が見えなくなることで、電線Wのはみ出し状態が容易にかつ的確に目視確認可能となる。さらに、突起27は電線収容溝11の溝幅方向の内方側でなく、上方側に突出しているので、電線収容溝11の入口幅が大きく狭められることがなく、蓋部材13の閉蓋前における電線収容溝11内への電線W1〜W5の収容作業の作業性が良くなる。
また、本実施形態では、蓋部材13の複数対の突当て部34の上方にそれぞれ突当て部34に対応する略正方形の方形凹部34cが形成されるとともに、これら方形凹部34cの内面側にその約半分の広さの収容孔部35が開口し、蓋部材13の閉蓋時に収容孔部35内に収容される突起27が、方形凹部34c内の片側に突出する。したがって、各方形凹部34c内における突起27の出没状態を、容易にかつ的確に目視できる。
さらに、本実施形態では、プロテクタ本体12が、電線収容溝11の一方の側壁22の上部側で一方の側壁22から電線収容溝11内に突出し、電線収容溝11からの電線Wのはみ出しを規制する複数の横向き突片部29を有するとともに、蓋部材13が、電線収容溝11の一方の側壁22の上部に近接しつつ複数の横向き突片部29と同一の溝内高さhまで電線収容溝11内に突出する下向きのリブ部36を有している。したがって、前述のように、蓋部材13の閉蓋操作時に電線Wが横向き突片部29上にはみ出し難く、仮に電線Wがいずれかの横向き突片部29と蓋部材13の間に入るようなはみ出しが生じたとしても、そのはみ出し状態を切欠き凹部37を通して容易に目視確認でき、電線Wの噛込みを未然に的確に防止できる。
また、本実施形態では、プロテクタ本体12が、突起27の近傍から電線収容溝11内に延び、突起27から電線収容溝11内に入るほど他方の側壁23の内壁面23aから離隔する傾斜ガイド面28aを有しているので、他方の側壁23側からの電線収容溝11内への電線収容作業が容易化されるとともに、電線Wの他方の側壁23側へのはみ出しも有効に抑制可能となる。
このように、本実施形態によれば、電線W1〜W5の収容作業性に優れるとともに、電線収容溝11からの電線Wのはみ出しの有無を容易に確認できるプロテクタ10を提供することができる。
なお、上述の一実施の形態では、本発明のプロテクタを電池配線モジュールの一部を構成するプロテクタ部分に適用するものとしたが、本発明は、凹状の横断面を有するプロテクタ本体とこれに対し電線収容溝の溝幅方向の一方側で回動可能に支持され、他方側でロック機構にロックされる蓋部材とを備えるものであれば、電線や小径のホース等の線材もしくは線状体を保護する各種のプロテクタに適用できる。また、蓋部材がプロテクタ本体に対し一体に成形されたヒンジ構造を有するものや、ロック機構が従来知られた任意のロック機構に置き換え可能であることはいうまでもない。上述の一実施の形態における突当て部33、34やその上面側の方形凹部33c,34cは、いずれも略方形としたが、これらの形状が方形に限定されるものでないのも勿論である。
以上説明したように、本発明は、電線の収容作業性に優れるとともに、電線収容溝からの電線のはみ出しの有無を容易に確認できるプロテクタを提供するものであり、電線を保護するプロテクタ、特に車両用のワイヤハーネスを外装するのに好適なプロテクタ全般に有用である。
10 プロテクタ
11 電線収容溝
12 プロテクタ本体
13 蓋部材
13a 上面
13b 下面
14 カバー部材
21 溝状凹部
22 一方の側壁
22a 上部内壁面
22t、23t 上面
23 他方の側壁
23a 内壁面
24 底壁部
25 受け部
26 上向き係止爪
26a、32a 爪先部
26b、32b 撓み板部
27 突起
28 傾斜ガイドリブ
28a 傾斜ガイド面
29 横向き突片部
31 突片状ヒンジ板部
32 下向き係止爪
33、34 突当て部
33a、34a 下面
33c、34c 方形凹部(凹部)
35 収容孔部
36 リブ部
37 切欠き凹部
40 ロック機構
h 溝内高さ
P1 所定の回動位置
W、W1、W2、W3、W4、W5 電線

Claims (4)

  1. 電線を収納する電線収容溝を有するプロテクタ本体と、
    前記プロテクタ本体の前記電線収容溝の両側壁のうち一方の側壁に開閉方向に回動可能に支持され、閉蓋時に前記電線収容溝を閉塞する蓋部材と、
    前記電線収容溝の両側壁のうち他方の側壁の近傍に設けられ、前記蓋部材が閉方向の所定位置に回動操作されたとき、前記蓋部材を閉蓋状態に保持するロック機構と、
    を備えたプロテクタであって、
    前記電線収容溝の前記他方の側壁の上部から上方側に突出する突起が設けられる一方、
    前記蓋部材に、前記閉蓋時に前記他方の側壁の上部に突き当て可能な突当て部と、該突当て部の前記電線収容溝側の端部近傍で前記蓋部材を貫通し、前記閉蓋時に前記突起を収容する収容孔部と、が設けられており、
    前記閉蓋時に前記突当て部が前記他方の側壁の上部に突き当たる突当て位置の近傍に達するときに、前記ロック機構のロックがかかることを特徴とするプロテクタ。
  2. 前記蓋部材の前記突当て部の上方に該突当て部に対応する凹部が形成されるとともに、該凹部の内面側に前記収容孔部が開口しており、
    前記閉蓋時に前記収容孔部内に収容される前記突起が、前記凹部内に突出することを特徴とする請求項1に記載のプロテクタ。
  3. 前記プロテクタ本体が、前記電線収容溝の前記一方の側壁の上部側で前記一方の側壁から前記電線収容溝内に突出し、前記電線収容溝からの前記電線のはみ出しを規制する横向き突片部を有するとともに、
    前記蓋部材が、前記電線収容溝の前記一方の側壁の上部に近接しつつ前記横向き突片部と同一高さまで前記電線収容溝内に突出するリブ部を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプロテクタ。
  4. 前記プロテクタ本体が、前記突起の近傍から前記電線収容溝内に延び、前記突起から前記電線収容溝内に入るほど前記他方の側壁の内壁面から離隔する傾斜ガイド面を有している請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のプロテクタ。
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