JP4085681B2 - 配線用ジョイントボックス - Google Patents

配線用ジョイントボックス Download PDF

Info

Publication number
JP4085681B2
JP4085681B2 JP2002110468A JP2002110468A JP4085681B2 JP 4085681 B2 JP4085681 B2 JP 4085681B2 JP 2002110468 A JP2002110468 A JP 2002110468A JP 2002110468 A JP2002110468 A JP 2002110468A JP 4085681 B2 JP4085681 B2 JP 4085681B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric wire
quick connection
wire
confirmation
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002110468A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003308929A (ja
Inventor
新一 中村
泰三 川尻
大 吉田
智 田中
満寿雄 北村
友好 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2002110468A priority Critical patent/JP4085681B2/ja
Publication of JP2003308929A publication Critical patent/JP2003308929A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4085681B2 publication Critical patent/JP4085681B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Processing Of Terminals (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、錠ばねを用いて電線を鎖錠する速結端子を器体内に備えるとともに速結端子に接続される電線間を接続する配線用ジョイントボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、天井や床下に電源線を配線する屋内配線において電源線(電線)の延長や分岐を行うために電線間を接続する配線用ジョイントボックスが用いられている。この種の配線用ジョイントボックスとしては、錠ばねを用いて電線を鎖錠する速結端子を器体内に複数個備え、器体内において速結端子間を電気的に接続することにより電線間を接続する形式のものが提供されている。接地線を含む3線の電線を5分岐させる配線用ジョイントボックスとしては、図19ないし図22に示すように、薄箱状の器体1に3個1組の電線挿入口21(図20参照)を左右3組ずつ6組形成し、図23(a)に示すように、各電線挿入口21を通して器体1に導入される電線Lpを鎖錠する錠ばね22を各電線挿入口21に対応付けて1個ずつ設けてある。錠ばね22は断面コ字状に形成された端子片23とともに速結端子2を構成する。ところで、図21における左右の速結端子2では左右方向の一直線上に配置される各2個ずつの端子片23が中継導電部材24を介して電気的に接続されている。つまり、端子片23と中継導電部材24とは導電性を有する金属板により連続一体に形成されている。また、図21の上下方向に配列された9本の中継導電部材24については、上から1番目と4番目と7番目とが中継導電部材25aを介して接続され、上から2番目と5番目と8番目とが中継導電部材25bを介して接続され、上から3番目と6番目と9番目とが中継導電部材25cを介して接続されている。つまり、各1組の電線挿入口21に対応する3個の速結端子2は、他の各組の電線挿入口21に対応する3個ずつの速結端子2とは中継導電部材24および中継導電部材25a〜25cを介して電気的に接続されることになり、図19に示すように、1組の電線挿入口21を電源に対応付けるとすれば、他の5組の電線挿入口21は電源から分岐された分岐回路に対応付けられることになる。
【0003】
ところで、速結端子2を構成する錠ばね22は、ばね性を有する帯板状の金属板の一端部を厚み方向の一側にS字状に曲成するとともに他端部を厚み方向の同じ側にJ字状に曲成した形状を有している。S字状に曲成した部分は接触片として電線Lpに弾接し、J字状に曲成した部分は鎖錠片として電線Lpを鎖錠して抜け止めを行う。錠ばね22は断面コ字状である端子片23の内側に、端子片23の一方の脚片に接触片および鎖錠片を対向させる形で配置される。電線挿入口21から器体1内に導入された電線Lpは錠ばね22と端子片23との間に挿入され、鎖錠片および接触片と端子片23との間で挟持され、鎖錠片が電線Lpの芯線Lp1に食い込むことによって電線Lpの抜け止めがなされる。速結端子2に電線Lpを接続するには、電線Lpの芯線を規定寸法だけ露出させた後に電線Lpを電線挿入口21に挿入する。このような構成によって電線Lpを電線挿入口21に挿入するだけで電線Lpを速結端子2に接続することができ、電線Lpの延長や分岐のために配線用ジョイントボックスに結線する作業が容易になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、速結端子2に電線Lpを確実に接続するには、電線挿入口21から器体1の中への電線Lpの挿入量が規定の深さ(設計値)に達していなければならない。つまり、図23(b)のように電線Lpの挿入量が不十分であると、電線Lpと速結端子2との接触抵抗が大きくなって発熱するなどの問題が生じるおそれがある。しかしながら、上述した従来構成では、電線挿入口21からの電線Lpの挿入量を確認する手段を設けていないものであるから、電線Lpにおいて器体1の外部に露出している部分の長さによって挿入量の深さを推定しているのが現状である。その結果、電線Lpが器体1の中で曲がって速結端子2に確実に接続されていないような状態については、器体1の外部からは確認することができないという問題がある。
【0005】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、速結端子に電線が確実に接続されていることを確認可能とした配線用ジョイントボックスを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、電線が導入される複数個の電線挿入口が開口した器体と、電線挿入口を通して器体内に導入された電線を鎖錠する錠ばねを備えた複数個の速結端子と、少なくとも2個の速結端子の間を器体の内部で電気的に接続する中継導電部材と、各速結端子ごとに対応付けて配置されるとともに電線挿入口を通して器体内に導入された電線が速結端子に鎖錠されかつ器体への挿入量が規定の深さに達したことを提示する確認部材とを備え、前記確認部材は、電線挿入口に電線を挿入する方向において前記速結端子を挟んで電線挿入口の反対側に配置され電線の先端が当接可能な傾斜面を有するとともに傾斜面を含む面内で電線の挿入方向と直交する方向に移動可能な押体と、傾斜面を含む面内で電線が挿入される方向と直交する方向に押体から一体に突出し器体の外側面に進退自在に露出する確認棒と、押体の傾斜面に当接した電線の器体への挿入量の増加に伴って確認棒が移動する方向とは逆向きに押体をばね付勢する復帰ばねとを有し、前記速結端子は、電線挿入口に電線を挿入する方向の一直線上に2個配置され、前記復帰ばねは、前記一直線上の各速結端子に対応付けて配置された2個の前記押体と連続一体かつ両押体を連結する合成樹脂成形品であって両押体間で弧状に湾曲した形状の板ばねであることを特徴とする。
【0008】
請求項の発明は、請求項の発明において、前記確認棒の中間部に前記器体の内周面に当接することにより器体からの突出量を規制するストッパが形成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記電線挿入口に前記電線を挿入する方向に直交する面内であって前記確認棒の移動方向に直交する方向に複数個の速結端子が配列され、前記復帰ばねにおける2個の押体の中間部に突台が突設されるとともに、前記電線挿入口に前記電線を挿入する方向に直交する面内であって前記確認棒の移動方向に直交する方向において隣合う復帰ばねの突台間が連結軸を介して一体に連結されていることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
参考例1
参考例では電線を延長するために用いる配線用ジョイントボックスを例示する。図2ないし図4に示すように、合成樹脂成形品である薄箱状の器体1の左右(図2の左右方向)の側面に3個1組の電線挿入口21(図3、図4参照)を3組ずつ6組形成してあり、図1(a)のように、各電線挿入口21にそれぞれ対応付けて器体1内に速結端子2を配置してある。すなわち、速結端子2は合計18個(=3個×6組)設けてある。また、各組の電線挿入口21に挿入される電線Lpとしては、単線である芯線Lp1に絶縁被覆Lp2を設けた絶縁被覆電線を3本ずつシースLp3に収めたケーブルを用いる。
【0018】
器体1は、厚み方向の一面が開口した薄箱状のボディ11と、ボディ11の開口側に覆着されるカバー12とを結合して形成される。つまり、器体1は厚み方向においてボディ11とカバー12とに分割された部材を組み合わせて形成される。ボディ11とカバー12との結合にはかしめピンなどを用いる。図2における器体1の上下両端部には取付孔10が形成され、器体1の外側面の右上部には電線Lpにおいて芯線Lp1を露出させる長さの目安となるゲージ溝6が形成されている。取付孔10には施工面に螺合する取付ねじが挿通される。
【0019】
ボディ11の内部は左右方向に走る仕切壁13によって9個の収納室5に区分されており、各収納室5内の両端部にそれぞれ速結端子2が収納され、各収納室5に収納した2個ずつの速結端子2の間は中継導電部材24を介して電気的に接続される。各収納室5はカバー12との突き合わせ面から凹没した凹所を形成する。中継導電部材24は、従来構成と同様に、2個の速結端子2を構成する2個の端子片23とともに導電性を有する金属板によって連続一体に形成される。各端子片23は中央片23aの両側縁から脚片23b,23cが突出する断面コ字状であり、一方の脚片23bに中継導電部材24が連続する(図5参照)。中継導電部材24は端子片23の脚片23bに連続して収納室5の開口を覆う覆片24aと、覆片24aの長手方向の中間部から収納室5の一方の内周面に沿って垂下する保持片24bとを備える。つまり、端子片23および中継導電部材24は、端子片23の開口面がボディ11の開口面と直交する向きで各収納室5に収納される。
【0020】
ボディ11において各収納室5は左右方向の中間部に凹設されて溝状に形成されており、ボディ11において各収納室5の左右両側には仕切壁13から延長された形で電線導入壁14または組分壁15が形成される。組分壁15は上述した3個1組の電線挿入口21を組ごとに分離するために形成され、組分壁15の一端はボディ11の外周縁に達している。また、電線導入壁14は各電線挿入口21を組分壁15とともに仕切るために形成され、電線導入壁14の先端はボディ11の外周縁よりも内側に位置する。図1から明らかなように、隣接する一対の組分壁15の間であって電線導入壁14を設けていない部位は、隣接する一対の電線導入壁14の間の部位に比較して器体1の厚み方向における寸法が大きく、この部位には電線LpのシースLp3が導入される。また、隣接する一対の電線導入壁14の間の部位は、電線Lpにおいて絶縁被覆Lp2を設けている部位が挿入可能になるように寸法が設定されているが、この部位における収納室5の近傍では収納室5に近付くほど器体1の厚み寸法の幅が小さくなるテーパ部21aが形成されている。テーパ部21aにおける最小幅は電線Lpの芯線Lp1が通るように設定されている。つまり、電線Lpの絶縁被覆Lp2がテーパ部21aで係止されることにより、電線Lpにおいて絶縁被覆Lp2を有する部位が収納室5に導入されないようにしてある。
【0021】
速結端子2は端子片23の内側に配設される錠ばね22を備え、錠ばね22を端子片23に対して位置決めするために端子片23の中央片23aの一部を切り起こして引掛片23dが形成されている。錠ばね22は、従来構成と同様に、帯板状の金属板の両端部を折曲して形成したものであって、金属板の長手方向の一端部をS字状に曲成した接触片と他端部をJ字状に曲成した鎖錠片とを備える。接触片および鎖錠片は連結片を介して連続し、接触片は連結片とともにS字状をなし、鎖錠片は連結片とともにJ字状をなす。連結片は端子片23の一方の脚片23cに当接し、他方の脚片23bと接触片および鎖錠片との間に電線Lpの芯線Lp1を挟持する。つまり、鎖錠片は先端に向かって連結片から離れるように傾斜し、図1(b)のように電線挿入口21から器体1に導入される電線Lpの芯線Lp1を端子片23の脚片23bとの間で挟持する。錠ばね22は鎖錠片における連結片との連結部位が、電線Lpの挿入方向において電線挿入口21に近い側に位置するように配置される。したがって、電線挿入口21から器体1に導入された電線Lpの芯線Lp1に錠ばね22における鎖錠片の先端縁が食い込むことによって電線Lpが器体1から抜けないように鎖錠される。また、芯線Lp1の先端部は錠ばね22の接触片と端子片23の脚片23bとの間に挟持される。ボディ11に設けた各収納室5の底面には、各収納室5の内側面とともに電線Lpの挿入方向における錠ばね22の移動を禁止するために位置決め突起16が突設される。つまり、各収納室5の内側面と位置決め突起16との間に錠ばね22が配置される。
【0022】
端子片23の脚片23bの一部には錠ばね22の鎖錠片の一部を端子片23から露出させる切欠部23eが形成される。カバー12には3個1組の速結端子2に跨る形で配設される解除釦26が収納される。解除釦26の一部は3個1組の速結端子2における各端子片23に設けた各切欠部23eに挿入されて各速結端子2の錠ばね22に設けた鎖錠片の先端縁に当接する。また、カバー12には解除釦26の他部を露出させる操作孔17が図1における左右両側部に開口し、操作孔17にマイナスドライバのような工具を挿入して解除釦26を押圧すると、解除釦26によって錠ばね22の鎖錠片が連結片との距離を小さくする向きに撓むようにしてある。したがって、電線挿入口21を通して器体1に導入された電線Lpが速結端子2に接続された状態において解除釦26を工具で押圧すれば、鎖錠片が電線Lpの芯線Lp1から離れる向きに撓み、この状態で電線Lpを器体1から引き抜くことができるようになっている。ここにおいて、電線Lpは3本の芯線Lp1を有しているが、解除釦26は3個で1組になった速結端子2の1組に1個ずつ設けられているから、解除釦26の操作によって3本の芯線Lp1を同時に引き抜くことができる。
【0023】
ところで、ボディ11に設けた各収納室5内には、図5に示すように、各速結端子2に対応する2個の位置決め突起16の間の中間部において各収納室5の底面にそれぞれ保持リブ31が立設される。各保持リブ31は各収納室5の幅方向の各内側面との間の一部が連結リブ32を介して連結され、連結リブ32を除く部位では各収納室5の幅方向の各内側面と保持リブ31と間に隙間が形成されている。各収納室5の幅方向の一方の内側面と保持リブ31との間の隙間には中継導電部材24に設けた保持片24bが挿入され、さらに中継導電部材24の保持片24bの先端縁を開放した形の噛合溝24cが連結リブ32に噛合することによって、中継導電部材24が収納室5内において位置決めされる。なお、カバー12におけるボディ11との対向面には端子片23の脚片23bに対向する浮き上がり防止リブ18が突設され、ボディ11にカバー12を結合した状態では、器体1の内部での端子片23および中継導電部材24のがたつきが浮き上がり防止リブ18によっても防止される。さらに、各収納室5の長手方向において保持リブ31と各位置決め突起16との間である各収納室5の幅方向の内側面には、各収納室5の底面からボディ11の開口側に向かって立ち上がるガイドリブ33が形成される。ガイドリブ33は各収納室5の幅方向の両内側面に形成され、かつ各位置決め突起16と保持リブ31との間にそれぞれ形成されるから、各収納室5においてそれぞれ4個ずつ形成される。
【0024】
ガイドリブ33はアセタール樹脂などの合成樹脂成形品である確認部材4の一部と噛合することによって、確認部材4の移動方向をガイドリブ33の延長方向に規制する。確認部材4は、ガイドリブ33に噛合するガイド溝41aを両側部に備えた押体41を有し、押体41にはボディ11の開口側に向かって押体41から一体に突出する円柱状の確認棒42と、押体41において確認棒42が突出する面とは反対側の面において押体41と一体に連続する復帰ばね43とが設けられる。復帰ばね43はS字状に屈曲した板ばねであって、確認棒42とともに押体41と一体に成形される。確認部材4は、図5および図6に示すように、押体41に設けたガイド溝41aをガイドリブ33に噛合させた形で収納室5内に収納され、中継導電部材24の覆片24aに設けた透孔24dに確認棒42が挿通される。この状態で、押体41と収納室5の底面との間に復帰ばね43が配置される。復帰ばね43のばね力に抗して押体41を収納室5の底面に近づける向きでは押体41が位置決め突起16に当接する位置で移動が規制され、反対向きでは押体41が中継導電部材24の覆片24aに当接する位置で移動が規制される。
【0025】
ところで、押体41における速結端子2側の一面には、中継導電部材24の覆片24aから離れる向きに向かって速結端子2に近付くように傾斜した傾斜面41bが形成されている。傾斜面41bは端子片23と錠ばね22との間に挟持される電線Lpの芯線Lp1の延長線上に形成されており、図7に示すように、電線挿入口21を通して器体1に電線Lpを導入し、芯線Lp1を錠ばね22の接触片と端子片23との間に挟持した状態からさらに電線Lpを深く挿入すると、芯線Lp1の先端が傾斜面41bに当接することにより挿入力が復帰ばね43を圧縮する向きの力に変換される。すなわち、芯線Lp1の挿入に伴って押体41は収納室5の底面に近付く向きに移動し、図8に示すように、芯線Lp1が十分に深く挿入された状態では押体41において確認棒42が突設されている面に芯線Lp1が乗り上げることになる。要するに、確認棒42を器体1に引き込む向きに押体41が移動することになる。
【0026】
そこで、確認棒42の先端部を挿通する表示孔45をカバー12に設け、図1(a)のように電線Lpが器体1に導入されていない状態において確認棒42の先端部が表示孔45を通してカバー12の外部に突出するとともに、図1(b)のように電線Lpが器体1に導入されて押体41と中継導電部材24との間に芯線Lp1が挟まれた状態において確認棒42の先端がカバー12の外側面とほぼ一致するように確認棒42の長さを設定しておけば、確認棒42の先端部がカバー12から突出しているか否かによって芯線Lp1が速結端子2に確実に接続されたか否かを確認することができる。たとえば、電線Lpの外観から見て電線Lpが器体1に十分に挿入されていると考えられる場合でも、芯線Lp1が途中で折れ曲がり速結端子2に接続されていないことがあるが、この場合には押体41を移動させることができないから確認棒42がカバー12から突出したままであって、速結端子2への芯線Lp1の接続状態が不良であることを容易に知ることができる。
【0027】
なお、押体41と確認棒42と復帰ばね43との関係は本参考例の関係に制限されるものではなく、電線Lpが速結端子2に対して適正に接続されたときに確認棒42が器体1から突出する構成としたり、復帰ばね43が圧縮ばねではなく引張ばねとなるように配置することが可能である。
【0028】
(第の実施の形態)
参考例1において説明したように、速結端子2は器体1の左右方向の一直線上に2個ずつ配置されている。したがって、各速結端子2に対応する確認部材4も左右方向の一直線上に2個ずつ配置される。参考例1では、各確認部材4に各別に復帰ばね43を設けていたのに対して、本実施形態では、図9および図10に示すように、左右方向の一直線上に配置された2個の押体41において共用する復帰ばね43を設けている。
【0029】
復帰ばね43としては、両端部が2個の押体41に連続一体に連結されかつ弧状に湾曲した形状の板ばねを用いる。このように、復帰ばね43が2個の押体41を連結するから参考例1において押体41の間に設けられている保持リブ31は本実施形態では省略され、さらに中継導電部材24の噛合溝24cに対応する一方の連結リブ32は残されるが他方の連結リブ32は省略される。復帰ばね43において両押体41の間の中央部には、復帰ばね43の厚み方向における押体41と同じ側に突台44が突設され、突台44の一側面には中継導電部材24の保持片24bに設けた軸孔24eに挿入される軸部44aが突設される。このように軸部44aを軸孔24eに挿入することによって、1個の復帰ばね43で2個の押体41に復帰力を与えているにもかかわらず、突台44を挟んで復帰ばね43の半分ずつの領域をほぼ独立させて撓ませることが可能になる。要するに、一方の押体41が移動したことにより復帰ばね43が撓んでも、他方の押体41を移動させるのに要する力に影響を与えないようにしてある。しかも、組立時には2個の押体41と復帰ばね43とを一部品として扱うことにより部品点数が少なくなるとともに、軸部44aが軸孔24eに嵌合して確認部材4が中継導電部材24に仮保持されるから組立作業が容易になる。
【0030】
本実施形態では軸部44aを軸孔24eに挿入するために、中継導電部材24の覆片24aには確認棒41を通すための切欠溝24fを形成してある。つまり、軸部44aを軸孔24eに挿入するには、図10に示すように、中継導電部材24に対して確認部材4を側方(端子片23の開放側)から装着することが必要であるから、中継導電部材24の覆片24aに側方に開放された切欠溝24fを形成することによって確認棒42を中継導電部材24に通すことを可能にしているのである。他の構成および動作は参考例1と同様である。
【0031】
(第の実施の形態)
本実施形態は、図11に示すように、図9に示した第の実施の形態の構成に対して、確認棒42の中間部に確認棒42よりも大径であるストッパ42aを一体に形成したものである。ストッパ42aはカバー12に形成した表示孔45の周部においてカバー12の内周面(つまり、器体1の内周面)に当接可能になっている。ここに、表示孔45の内周面には筒状に突出するガイド筒45aが形成されており、ストッパ42aは実際にはガイド筒45aの先端面に当接可能になる。このように、ストッパ42aがカバー12の内周面に当接することによって確認棒42のカバー12からの突出寸法が規制されるから、確認棒42が必要以上にカバー12から突出するのを防止することができる。他の構成および機能は第の実施の形態と同様である。
【0032】
(第の実施の形態)
本実施形態は、図12に示すように、図10に示した第の実施の形態に用いている確認部材4を複数連結したものである。すなわち、復帰ばね43の中央部に突設した突台44に軸部44aを設ける代わりに連結軸44bを形成し、図4における上下方向において隣り合っている各一対の確認部材4の突台44の間を連結軸44bによって一体に連結した構成を有している。一体に連結する確認部材4の個数は任意であって、連結軸44bの直径は軸部44aと同じ寸法に設定される。このような形状は連結軸44bがランナになるように樹脂成形を行うことで容易に実現できる。
【0033】
本実施形態では、連結軸44bで連結した状態で複数個の確認部材4を用いる。したがって、ボディ11に形成される仕切壁13および中継導電部材24には連結軸44bを通すためのU字状の切欠部(図示せず)を設ける。なお、本実施形態の構成では、確認部材4の必要数に応じて連結軸44bを分断することが可能である。他の構成および機能は第の実施の形態と同様である。
【0034】
参考例2
述した各実施形態及び参考例1では確認部材4において電線Lpの挿入方向に直交する方向に移動する押体41を設けていたのに対して、図13に示すように、本参考例では電線Lpの挿入方向に移動可能なスライド体46を用いている。
【0035】
スライド体46は各収納室5の左右両端部に配置された2個の速結端子2の間で各速結端子2に対応するように2個配置され、電線挿入口21を通して器体1に導入された電線Lpの芯線Lp1が速結端子2に適正に接続された状態において、芯線Lp1の先端がスライド体46に当接するように配置されている。スライド体46は、ボディ11に設けた各収納室5の底面と中継導電部材24の覆片24aとの間に保持され、収納室5の底面に立設された位置決めリブ16と保持リブ31(図示せず)との間でスライド可能になっている。また、スライド体46において速結端子2側の一面は器体1への電線Lpの挿入方向に略直交して電線Lpが当接する押圧面46aになっている。また、本参考例に用いるスライド体46は、収納室5の内周面と中継導電部材24とにより移動方向が規制されているから、押体41の移動方向を規制するために設けたガイドリブ33は不要である。
【0036】
スライド体46の移動範囲内においてボディ11の底壁にはスライド体46の底面を器体1の外部から視認可能とする表示窓47を形成してある。表示窓47はボディ11の底面に矩形状に開口する。スライド体46において表示窓47から露出する部位には、スライド体46が保持リブ31に当接する位置においてスライド体46の他の位置とは異なる表示になる確認用表示部46bが設けられている。確認用表示部46bは、たとえば他の部位とは異なる色に着色することにより実現される。あるいはまた、確認用表示部46bとして適宜の文字を表記してもよい。図示例では、スライド体46の位置に対応付けて断面図の下方に表示窓47から露出する確認用表示部46bを例示してあり、スライド体46が位置決めリブ16に当接している状態とスライド体46が保持リブ31に当接している状態とで異なる色に着色した確認用表示部46bを設けた例を示している(図では位置決めリブ16に当接する位置は白抜きで示し、保持リブ31に当接する位置は斜線部で示してある)。
【0037】
参考例の構成では、配線用ジョイントボックスの出荷時には図12(a)のようにスライド体46を位置決めリブ16に当接させておくことによって、現場において図12(b)のように電線挿入口21を通して器体1に電線Lpを導入したときに、器体1への電線Lpの挿入量が十分であって速結端子2に電線Lpの芯線Lp1が適正に接続されていると、芯線Lp1の先端がスライド体46の押圧面46aに当接してスライド体46が押されることによってスライド体46が保持リブ31に向かって移動することになる。その結果、表示窓47から露出する確認用表示部46bの表示状態が変化して電線Lpの芯線Lp1が速結端子2に正常に接続されたことを確認することが可能になる。ここで、電線Lpの器体1への挿入量が不足している場合や電線Lpの芯線Lp1が器体1の内部で曲がっている場合のように速結端子2に芯線Lp1が正常に接続されていない場合には、スライド体46の押圧面46aに芯線Lp1が当接しないから、表示窓47から露出する確認用表示部46bの表示状態が変化せず、電線Lpの芯線Lp1が速結端子2に正常に接続されていないことを知ることが可能になる。他の構成および機能は参考例1と同様であるから説明を省略する。
【0038】
参考例3
参考例2においては、器体1の各電線挿入口21に電線Lpを挿入することによってスライド体46が出荷時の位置と異なる位置に移動すれば、その後はスライド体46の位置は変化しないから、電線Lpを器体1から一旦抜いて再度差し込むような場合にはスライド体46による結線状態の確認ができないことになる。もっとも、配線用ジョイントボックスの一般的な使用形態では、電線Lpの接続を変更することは少ないから参考例2の構成でも実使用上ではほとんど問題は生じない。ただし、配線の変更が比較的頻繁に生じるような使用用途では、電線Lpを再結線したときに電線Lpの接続状態を確認できなければ不便である。そこで、本参考例では、図14に示すように、参考例2の構成に加えて、スライド体46を位置決めリブ16に当接させる向きに付勢する復帰ばね48を設けてある。復帰ばね48はコイルばねであって、スライド体46に設けたばね受け凹所46cに一端部が挿入され、他端部が連結リブ32に当接するように配置される。なお、収納室5内に設けた2個の連結リブ32のうちの一方は中継導電部材24に設けた噛合溝24cが噛合するから、他方の連結リブ32に復帰ばね48を当接させるのが望ましい。また、復帰ばね48の一端部を保持リブ31に挿入する形態としてもよい。他の構成および機能は参考例2と同様である。
【0039】
参考例の構成では、参考例2と同様に電線Lpの芯線Lp1が速結端子2に適正に接続されていればスライド体46が保持リブ31に当接する位置まで移動するから、表示窓47から露出する確認用表示部46bの表示状態が変化することによって速結端子2への電線Lpの接続状態を確認することができる。また、配線の変更などに伴って電線Lpを器体1から引き抜けば、スライド体46に電線Lpから作用していた押圧力が解除され、復帰ばね48のばね力によりスライド体46が位置決めリブ16に当接する位置に復帰し、表示窓47から露出する確認用表示部46bの表示状態により電線Lpが速結端子2に接続されていないことを示すことになる。つまり、電線Lpを器体1に再度挿入したときにも電線Lpの結線状態を確認することが可能になる。
【0040】
参考例4
参考例は基本的には図14に示した参考例3と同様の機能を持つものであって、スライド体46を復帰ばね48により付勢した構成を有する。ただし、参考例3では各スライド体46ごとに個別に復帰ばね48を設けていたのに対して、本参考例では、図15に示すように、1つの収納室5の中に設けた2個のスライド体46で1個の復帰ばね48を共用する形態を採用している。つまり、図16に示すように、両スライド体46の間を復帰ばね48で連結してある。復帰ばね48はスライド体46とともに合成樹脂成形品により一体に形成された板ばねであり、両スライド体46の間で屈曲した形状に形成されている。スライド体46の間で屈曲させる回数にはとくに制限はないが、本参考例では左右方向において対称性を持たせるとともに収納室5の深さを考慮して3回屈曲させた形状に形成してある。また、1つの収納室5内の両スライド体46の間が復帰ばね48により連結されるから、保持リブ31は設けることができず、保持リブ31および連結リブ32は省略してある。ただし、この構成では電線Lpが速結端子2に適正に接続された状態でスライド体41の位置を規制することができないから、スライド体46の位置を規制するために保持リブ31に代えて位置規制突起34を各収納室5の底面に突設してある。つまり、スライド体46は位置決めリブ16と位置規制突起34との間でスライド可能になる。他の構成および機能は参考例3と同様である。
【0041】
参考例の構成では、1つの収納室5に配置される2個のスライド体46を1個の復帰ばね48と一体化していることによって、組立時には2個のスライド体46と1個の復帰bばね48とを1部品として扱うことができ、2個のスライド体46を個別に扱う場合に比較すると部品点数が少なくなり組立作業が容易になる。
【0042】
参考例5
参考例は、図13に示した参考例2と同様にスライド体46に復帰ばね48を設けていない構成を採用しながらも、電線Lpを器体1から引き抜いたときにスライド体46を位置決めリブ16に当接する位置に復帰させる機能を持たせるものである。すなわち、本参考例は、図17に示すように、スライド体46の押圧面46aに電線Lpの芯線Lp1を挿入可能な挿入穴46dを形成したものである。挿入穴46dは開口径が電線Lpの芯線Lp1の直径よりも大きく、開口から奥に向かって径をしだいに小さくするすりばち状に形成されている。また、挿入穴46dの奥端の径は電線Lpの芯線Lp1の直径よりも小さくなっている。さらに、本参考例ではスライド体46の押圧面46aに挿入穴46dを形成する領域を確保するために、スライド体46の一部を中間導電部材24の覆片24aからカバー12側に突出させてある。また、本参考例ではスライド体46の移動範囲をともに区画5の底面に突設した位置決めリブ16と位置規制突起34との間の範囲としてある。
【0043】
したがって、電線Lpが器体1に導入されて芯線Lp1が速結端子2に接続され、芯線Lp1の先端がスライド体46に達すると、芯線Lp1が挿入穴46dに挿入される。ここに、電線Lpの芯線Lp1は単線であり、かつ合成樹脂成形品であるスライド体46よりも硬い金属であるから、器体1への電線Lpの挿入量が十分であると、図17(a)のように芯線Lp1は挿入穴46dの内周面に食い込むことになる。つまり、芯線Lp1が速結端子2に接続され、芯線Lp1の先端部がスライド体46の挿入穴46dに挿入された状態でスライド体46が位置規制突起34に当接する位置まで移動すると、芯線Lp1が挿入穴46dに押し込まれることによって芯線Lp1が挿入穴46dの内周面に食い込むのである。
【0044】
この状態では電線Lpがスライド体46に結合されていることになる。そこで、器体1から電線Lpを引き抜く向きに電線Lpを移動させると、図17(b)のように電線Lpとともにスライド体46が位置決めリブ16に当接する位置まで移動し、電線Lpにさらに大きい張力を作用させると芯線Lp1が挿入穴46dから抜けて器体1から電線Lpを引き抜くことができるのである。ここに、挿入穴46は開口から奥に向かって径を小さくしているから、挿入穴46の径の範囲において直径の異なる電線に対応することが可能である。他の構成および機能は参考例2と同様である。
【0045】
参考例6
参考例は、図13に示した参考例2と同様に電線Lpに押圧されることにより移動するスライド体46を設けているものであるが、スライド体46の位置を表示窓47から露出する確認用表示部46bを設ける代わりに、図18に示すように、各収納室5の底面においてスライド体46が通過する部位に小突起であるクリック突起49aを形成し、スライド体46にはクリック突起49aと対応したクリック凹所49bを形成したものである。クリック突起49aとクリック凹所49bとの位置関係は、スライド体46が保持リブ31に当接する位置付近においてクリック突起49aがクリック凹所49bに嵌入するように設定される。したがって、器体1に電線Lpが導入されて芯線Lp1が速結端子2に適正に接続された状態においてスライド体46が保持リブ31に当接する位置付近まで移動すると、クリック凹所49bにクリック突起49aが嵌入してクリック感が得られる。また、クリック感とともにクリック音を発生させることも可能である。他の構成および機能は参考例2と同様であって、本参考例では表示窓47を設けることなく速結端子2への芯線Lp1の接続状態を感触ないし音によって確認することが可能になる。
【0046】
なお、本参考例ではクリック突起49aをボディ11に設けクリック凹所49bをスライド体46に設けた例を示しているが、クリック突起49aをスライド体46に設けクリック凹所49bをボディ11に設ける構成としてもよい。また、本参考例ではクリック突起49aおよびクリック凹所49bを設けた構成を参考例2の構成に適用しているが、参考例3ないし参考例5のようにスライド体46を用いる他の構成であってもクリック突起49aおよびクリック凹所49bを設けることが可能である。
【0047】
【発明の効果】
請求項1の発明は、電線が導入される複数個の電線挿入口が開口した器体と、電線挿入口を通して器体内に導入された電線を鎖錠する錠ばねを備えた複数個の速結端子と、少なくとも2個の速結端子の間を器体の内部で電気的に接続する中継導電部材と、各速結端子ごとに対応付けて配置されるとともに電線挿入口を通して器体内に導入された電線が速結端子に鎖錠されかつ器体への挿入量が規定の深さに達したことを提示する確認部材とを備え、前記確認部材は、電線挿入口に電線を挿入する方向において前記速結端子を挟んで電線挿入口の反対側に配置され電線の先端が当接可能な傾斜面を有するとともに傾斜面を含む面内で電線の挿入方向と直交する方向に移動可能な押体と、傾斜面を含む面内で電線が挿入される方向と直交する方向に押体から一体に突出し器体の外側面に進退自在に露出する確認棒と、押体の傾斜面に当接した電線の器体への挿入量の増加に伴って確認棒が移動する方向とは逆向きに押体をばね付勢する復帰ばねとを有し、前記速結端子は、電線挿入口に電線を挿入する方向の一直線上に2個配置され、前記復帰ばねは、前記一直線上の各速結端子に対応付けて配置された2個の前記押体と連続一体かつ両押体を連結する合成樹脂成形品であって両押体間で弧状に湾曲した形状の板ばねであり、速結端子に電線が鎖錠されかつ電線の器体への挿入量が規定の深さに達したことが確認部材によって提示されるから、速結端子に電線が確実かつ適正に接続されていることを確認することが可能になる。
【0048】
また、電線が挿入されたときに電線の挿入方向と直交する方向に移動する押体と押体の移動に伴って器体の外側面に進退する確認棒とを設け、押体を復帰ばねによりばね付勢しているから、電線の抜き差しを確認棒の移動によって確認することができ、配線の変更などに伴って電線を再接続するときでも確認棒によって電線の接続状態を確認することができる。さらに、2個の押体で1個の復帰ばねを共用しており、押体ごとに復帰ばねを設ける場合に比較すると部品点数を低減することができる。
【0049】
請求項の発明は、請求項の発明において、前記確認棒の中間部に前記器体の内周面に当接することにより器体からの突出量を規制するストッパが形成されているものであり、器体からの確認棒の突出量を規制していることによって確認棒が不必要に大きな寸法で器体から突出したり、器体から脱落したりするのを防止することができる。
【0052】
請求項の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記電線挿入口に前記電線を挿入する方向に直交する面内であって前記確認棒の移動方向に直交する方向に複数個の速結端子が配列され、前記復帰ばねにおける2個の押体の中間部に突台が突設されるとともに、前記電線挿入口に前記電線を挿入する方向に直交する面内であって前記確認棒の移動方向に直交する方向において隣合う復帰ばねの突台間が連結軸を介して一体に連結されているものであり、2個の押体で1個の復帰ばねを共用した部材を連結軸を介して複数個連結しているから、多数個の押体を1部品として扱うことができ、請求項の発明よりも部品点数を一層低減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例1を示し、(a)は電線挿入前の要部断面図、(b)は電線挿入後の要部断面図である。
【図2】同上の外観を示す平面図である。
【図3】同上の外観を示す側面図である。
【図4】同上においてカバーを外した平面図である。
【図5】同上の要部分解斜視図である。
【図6】同上の要部斜視図である。
【図7】同上の電線挿入前の要部斜視図である。
【図8】同上の電線挿入後の要部斜視図である。
【図9】本発明の第の実施の形態を示す断面図である。
【図10】同上の要部分解斜視図である。
【図11】本発明の第の実施の形態を示す断面図である。
【図12】本発明の第の実施の形態に用いる確認部材を示す斜視図である。
【図13】参考例2を示し、(a)は電線挿入前の要部断面図、(b)は電線挿入後の要部断面図である。
【図14】参考例3を示し、(a)は電線挿入前の要部断面図、(b)は電線挿入後の要部断面図である。
【図15】参考例4を示す断面図である。
【図16】同上に用いるスライド体および復帰ばねを示す斜視図である。
【図17】参考例5を示し、(a)は電線挿入前の要部断面図、(b)は電線挿入後の要部断面図である。
【図18】参考例6を示し、(a)は電線挿入前の要部断面図、(b)は電線挿入後の要部断面図である。
【図19】従来例の外観を示す平面図である。
【図20】同上の外観を示す側面図である。
【図21】同上においてカバーを外した平面図である。
【図22】同上の一部破断した側面図である。
【図23】(a)は同上において電線が適正に接続された状態の一部破断した側面図、(b)は同上において電線が適正に接続されていない状態の一部破断した側面図である。
【符号の説明】
1 器体
2 速結端子
4 確認部材
21 電線挿入口
22 錠ばね
24 中継導電部材
41 押体
41b 傾斜面
42 確認棒
42a ストッパ
43 復帰ばね
44 突台
44b 連結軸
46 スライド体
46a 押圧面
46b 確認用表示部
46d 挿入穴
47 表示窓
48 復帰ばね
49a クリック突起
49b クリック凹所
Lp 電線

Claims (3)

  1. 電線が導入される複数個の電線挿入口が開口した器体と、電線挿入口を通して器体内に導入された電線を鎖錠する錠ばねを備えた複数個の速結端子と、少なくとも2個の速結端子の間を器体の内部で電気的に接続する中継導電部材と、各速結端子ごとに対応付けて配置されるとともに電線挿入口を通して器体内に導入された電線が速結端子に鎖錠されかつ器体への挿入量が規定の深さに達したことを提示する確認部材とを備え、前記確認部材は、電線挿入口に電線を挿入する方向において前記速結端子を挟んで電線挿入口の反対側に配置され電線の先端が当接可能な傾斜面を有するとともに傾斜面を含む面内で電線の挿入方向と直交する方向に移動可能な押体と、傾斜面を含む面内で電線が挿入される方向と直交する方向に押体から一体に突出し器体の外側面に進退自在に露出する確認棒と、押体の傾斜面に当接した電線の器体への挿入量の増加に伴って確認棒が移動する方向とは逆向きに押体をばね付勢する復帰ばねとを有し、前記速結端子は、電線挿入口に電線を挿入する方向の一直線上に2個配置され、前記復帰ばねは、前記一直線上の各速結端子に対応付けて配置された2個の前記押体と連続一体かつ両押体を連結する合成樹脂成形品であって両押体間で弧状に湾曲した形状の板ばねであることを特徴とする配線用ジョイントボックス。
  2. 前記確認棒の中間部に前記器体の内周面に当接することにより器体からの突出量を規制するストッパが形成されていることを特徴とする請求項1記載の配線用ジョイントボックス。
  3. 前記電線挿入口に前記電線を挿入する方向に直交する面内であって前記確認棒の移動方向に直交する方向に複数個の速結端子が配列され、前記復帰ばねにおける2個の押体の中間部に突台が突設されるとともに、前記電線挿入口に前記電線を挿入する方向に直交する面内であって前記確認棒の移動方向に直交する方向において隣合う復帰ばねの突台間が連結軸を介して一体に連結されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の配線用ジョイントボックス
JP2002110468A 2002-04-12 2002-04-12 配線用ジョイントボックス Expired - Fee Related JP4085681B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002110468A JP4085681B2 (ja) 2002-04-12 2002-04-12 配線用ジョイントボックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002110468A JP4085681B2 (ja) 2002-04-12 2002-04-12 配線用ジョイントボックス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003308929A JP2003308929A (ja) 2003-10-31
JP4085681B2 true JP4085681B2 (ja) 2008-05-14

Family

ID=29393603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002110468A Expired - Fee Related JP4085681B2 (ja) 2002-04-12 2002-04-12 配線用ジョイントボックス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4085681B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006302534A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Matsushita Electric Works Ltd ジョイントボックス
JP4190014B2 (ja) * 2005-10-14 2008-12-03 日本航空電子工業株式会社 ソケット
JP5072617B2 (ja) * 2008-01-24 2012-11-14 河村電器産業株式会社 回路遮断器の端子構造
JP5041545B2 (ja) * 2008-04-30 2012-10-03 河村電器産業株式会社 回路遮断器の端子構造
JP5041544B2 (ja) * 2008-04-30 2012-10-03 河村電器産業株式会社 回路遮断器の端子構造
CN107546547B (zh) * 2016-06-29 2023-11-14 泰科电子(上海)有限公司 接线盒
JP6801516B2 (ja) * 2017-02-28 2020-12-16 オムロン株式会社 端子台

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6013271B2 (ja) * 1975-11-30 1985-04-05 松下電工株式会社 連結端子装置
JPS63461U (ja) * 1986-06-18 1988-01-05
JP3314984B2 (ja) * 1993-07-09 2002-08-19 松下電工株式会社 配線分岐器
JP3188805B2 (ja) * 1994-03-25 2001-07-16 松下電工株式会社 速結端子台
JPH07326399A (ja) * 1994-05-30 1995-12-12 Matsushita Electric Works Ltd 速結端子台
JPH08264217A (ja) * 1995-03-24 1996-10-11 Matsushita Electric Works Ltd 結線確認表示機構付の端子台
JP3399160B2 (ja) * 1995-06-15 2003-04-21 松下電工株式会社 電気機器の接続取付構造
JPH09283192A (ja) * 1996-04-12 1997-10-31 Endo Shomei:Kk 接続確認表示付き端子台
JP4178675B2 (ja) * 1999-07-27 2008-11-12 松下電工株式会社 端子装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003308929A (ja) 2003-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110663139B (zh) 连接装置
JP4085681B2 (ja) 配線用ジョイントボックス
JP4783341B2 (ja) 接続装置
JP3608419B2 (ja) 端子装置
JP3671619B2 (ja) コンセント
JP3633448B2 (ja) コンセント
JP2005203307A (ja) コネクタ
JPH1050366A (ja) 電線接続端子
JP2000195577A (ja) 端子接続デバイス
JP4093163B2 (ja) 配線器具
JP3637845B2 (ja) 配線器具
WO2015129148A1 (ja) 配線器具
WO2001084897A1 (fr) Structure de raccordement de coffret
JP2016167344A (ja) コネクター、電気機器
JP2003045544A (ja) コネクタの端子係止構造
JP3671618B2 (ja) コンセント
JP3976689B2 (ja) コネクタ
JP4085680B2 (ja) 配線装置
JP2009151962A (ja) 電気コネクタ
KR100778905B1 (ko) 조인트 박스
JP4660348B2 (ja) ジョイントボックス
EP0901138B1 (en) Slide switch
JP3687504B2 (ja) コンセント並びにコンセント装置
JP4576167B2 (ja) 配線接続器
JP3991664B2 (ja) 端子装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070710

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080211

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140228

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees