JP2003308929A - 配線用ジョイントボックス - Google Patents

配線用ジョイントボックス

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JP2003308929A JP2002110468A JP2002110468A JP2003308929A JP 2003308929 A JP2003308929 A JP 2003308929A JP 2002110468 A JP2002110468 A JP 2002110468A JP 2002110468 A JP2002110468 A JP 2002110468A JP 2003308929 A JP2003308929 A JP 2003308929A
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泰三 川尻
Masaru Yoshida
大 吉田
Satoshi Tanaka
智 田中
Masuo Kitamura
満寿雄 北村
Tomoyoshi Hayashi
友好 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】速結端子に電線が確実に接続されていることを
確認可能とした配線用ジョイントボックスを提供する。 【解決手段】器体1の左右両側面にはそれぞれ電線が導
入される電線挿入口21が開口し、電線挿入口21を通
して器体1内に導入された電線Lpは錠ばね22を備え
る速結端子2に接続される。器体1の中では左右の速結
端子2の間を中継導電部材24を介して接続する。速結
端子2に電線Lpの芯線Lp1が接続され、確認部材4
の押体41に芯線Lp1が当接すると、押体41が復帰
ばね43のばね力に抗して押体41が移動し、押体41
の移動に伴って確認棒42が器体1に引き込まれる。つ
まり、確認棒42の移動により電線Lpの接続状態を確
認することができる。押体41と確認棒42と復帰ばね
43とは一体であって部品点数の削減につながる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錠ばねを用いて電
線を鎖錠する速結端子を器体内に備えるとともに速結端
子に接続される電線間を接続する配線用ジョイントボッ
クスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、天井や床下に電源線を配線す
る屋内配線において電源線(電線)の延長や分岐を行う
ために電線間を接続する配線用ジョイントボックスが用
いられている。この種の配線用ジョイントボックスとし
ては、錠ばねを用いて電線を鎖錠する速結端子を器体内
に複数個備え、器体内において速結端子間を電気的に接
続することにより電線間を接続する形式のものが提供さ
れている。接地線を含む3線の電線を5分岐させる配線
用ジョイントボックスとしては、図19ないし図22に
示すように、薄箱状の器体1に3個1組の電線挿入口2
1(図20参照)を左右3組ずつ6組形成し、図23
(a)に示すように、各電線挿入口21を通して器体1
に導入される電線Lpを鎖錠する錠ばね22を各電線挿
入口21に対応付けて1個ずつ設けてある。錠ばね22
は断面コ字状に形成された端子片23とともに速結端子
2を構成する。ところで、図21における左右の速結端
子2では左右方向の一直線上に配置される各2個ずつの
端子片23が中継導電部材24を介して電気的に接続さ
れている。つまり、端子片23と中継導電部材24とは
導電性を有する金属板により連続一体に形成されてい
る。また、図21の上下方向に配列された9本の中継導
電部材24については、上から1番目と4番目と7番目
とが中継導電部材25aを介して接続され、上から2番
目と5番目と8番目とが中継導電部材25bを介して接
続され、上から3番目と6番目と9番目とが中継導電部
材25cを介して接続されている。つまり、各1組の電
線挿入口21に対応する3個の速結端子2は、他の各組
の電線挿入口21に対応する3個ずつの速結端子2とは
中継導電部材24および中継導電部材25a〜25cを
介して電気的に接続されることになり、図19に示すよ
うに、1組の電線挿入口21を電源に対応付けるとすれ
ば、他の5組の電線挿入口21は電源から分岐された分
岐回路に対応付けられることになる。
【0003】ところで、速結端子2を構成する錠ばね2
2は、ばね性を有する帯板状の金属板の一端部を厚み方
向の一側にS字状に曲成するとともに他端部を厚み方向
の同じ側にJ字状に曲成した形状を有している。S字状
に曲成した部分は接触片として電線Lpに弾接し、J字
状に曲成した部分は鎖錠片として電線Lpを鎖錠して抜
け止めを行う。錠ばね22は断面コ字状である端子片2
3の内側に、端子片23の一方の脚片に接触片および鎖
錠片を対向させる形で配置される。電線挿入口21から
器体1内に導入された電線Lpは錠ばね22と端子片2
3との間に挿入され、鎖錠片および接触片と端子片23
との間で挟持され、鎖錠片が電線Lpの芯線Lp1に食
い込むことによって電線Lpの抜け止めがなされる。速
結端子2に電線Lpを接続するには、電線Lpの芯線を
規定寸法だけ露出させた後に電線Lpを電線挿入口21
に挿入する。このような構成によって電線Lpを電線挿
入口21に挿入するだけで電線Lpを速結端子2に接続
することができ、電線Lpの延長や分岐のために配線用
ジョイントボックスに結線する作業が容易になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、速結端子2
に電線Lpを確実に接続するには、電線挿入口21から
器体1の中への電線Lpの挿入量が規定の深さ(設計
値)に達していなければならない。つまり、図23
(b)のように電線Lpの挿入量が不十分であると、電
線Lpと速結端子2との接触抵抗が大きくなって発熱す
るなどの問題が生じるおそれがある。しかしながら、上
述した従来構成では、電線挿入口21からの電線Lpの
挿入量を確認する手段を設けていないものであるから、
電線Lpにおいて器体1の外部に露出している部分の長
さによって挿入量の深さを推定しているのが現状であ
る。その結果、電線Lpが器体1の中で曲がって速結端
子2に確実に接続されていないような状態については、
器体1の外部からは確認することができないという問題
がある。
【0005】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、速結端子に電線が確実に接続されて
いることを確認可能とした配線用ジョイントボックスを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電線
が導入される複数個の電線挿入口が開口した器体と、電
線挿入口を通して器体内に導入された電線を鎖錠する錠
ばねを備えた複数個の速結端子と、少なくとも2個の速
結端子の間を器体の内部で電気的に接続する中継導電部
材と、各速結端子ごとに対応付けて配置されるとともに
電線挿入口を通して器体内に導入された電線が速結端子
に鎖錠されかつ器体への挿入量が規定の深さに達したこ
とを提示する確認部材とを備えることを特徴とする。
【0007】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記確認部材は、前記電線挿入口に前記電線を挿
入する方向において前記速結端子を挟んで電線挿入口の
反対側に配置され電線の先端が当接可能な傾斜面を有す
るとともに傾斜面を含む面内で電線の挿入方向と直交す
る方向に移動可能な押体と、傾斜面を含む面内で電線が
挿入される方向と直交する方向に押体から一体に突出し
器体の外側面に進退自在に露出する確認棒と、押体の傾
斜面に当接した電線の器体への挿入量の増加に伴って確
認棒が移動する方向とは逆向きに押体をばね付勢する復
帰ばねとを備えることを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記確認棒の中間部に前記器体の内周面に当接する
ことにより器体からの突出量を規制するストッパが形成
されていることを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項2または請求項
3の発明において、前記復帰ばねは前記押体と連続一体
に形成された合成樹脂成形品であって屈曲した形状の板
ばねであることを特徴とする。
【0010】請求項5の発明は、請求項2または請求項
3の発明において、前記電線挿入口に前記電線を挿入す
る方向の一直線上に前記速結端子が2個配置され、前記
復帰ばねは前記一直線上の各速結端子に対応付けて配置
された2個の前記押体と連続一体かつ両押体を連結する
合成樹脂成形品であって両押体間で弧状に湾曲した形状
の板ばねであることを特徴とする。
【0011】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記電線挿入口に前記電線を挿入する方向に直交す
る面内であって前記確認棒の移動方向に直交する方向に
複数個の速結端子が配列され、前記復帰ばねにおける2
個の押体の中間部に突台が突設されるとともに、前記電
線挿入口に前記電線を挿入する方向に直交する面内であ
って前記確認棒の移動方向に直交する方向において隣合
う復帰ばねの突台間が連結軸を介して一体に連結されて
いることを特徴とする。
【0012】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、前記確認部材は、前記電線挿入口に前記電線を挿入
する方向において前記速結端子を挟んで電線挿入口の反
対側に配置され電線の先端が当接可能な押圧面を有する
とともに電線の挿入方向に移動可能なスライド体と、電
線が挿入される方向に沿ったスライド体の一面に設けら
れ器体に形成した表示窓から露出する確認用表示部とを
備えることを特徴とする。
【0013】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、前記スライド体に前記電線からの押圧力が作用して
いないときにスライド体を定位置に復帰させる復帰ばね
が設けられていることを特徴とする。
【0014】請求項9の発明は、請求項8の発明におい
て、前記電線挿入口に前記電線を挿入する方向の一直線
上に前記速結端子が2個配置され、前記復帰ばねは前記
一直線上の各速結端子に対応付けて配置された2個の前
記スライド体と連続一体かつ両スライド体を連結する合
成樹脂成形品であって両スライド体間で屈曲した形状の
板ばねであることを特徴とする。
【0015】請求項10の発明は、請求項7の発明にお
いて、前記スライド体には前記電線の一部が挿入される
挿入穴が形成され、挿入穴は開口径が電線の直径よりも
大きく開口から奥に向かって径をしだいに小さくする形
状に形成されていることを特徴とする。
【0016】請求項11の発明は、請求項1の発明にお
いて、前記確認部材は、前記電線挿入口に前記電線を挿
入する方向において前記速結端子を挟んで電線挿入口の
反対側に配置され電線の先端が当接可能な押圧面を有す
るとともに電線の挿入方向に移動可能なスライド体と、
電線が挿入される方向に沿ったスライド体の一面と器体
の内周面との一方に設けたクリック突起および他方に設
けたクリック凹所とを備え、クリック突起がクリック凹
所に嵌入したときのクリック感により電線挿入口を通し
て器体内に導入された電線が速結端子に鎖錠されかつ器
体への挿入量が規定の深さに達したことが提示されるこ
とを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本実施形態
では電線を延長するために用いる配線用ジョイントボッ
クスを例示する。図2ないし図4に示すように、合成樹
脂成形品である薄箱状の器体1の左右(図2の左右方
向)の側面に3個1組の電線挿入口21(図3、図4参
照)を3組ずつ6組形成してあり、図1(a)のよう
に、各電線挿入口21にそれぞれ対応付けて器体1内に
速結端子2を配置してある。すなわち、速結端子2は合
計18個(=3個×6組)設けてある。また、各組の電
線挿入口21に挿入される電線Lpとしては、単線であ
る芯線Lp1に絶縁被覆Lp2を設けた絶縁被覆電線を
3本ずつシースLp3に収めたケーブルを用いる。
【0018】器体1は、厚み方向の一面が開口した薄箱
状のボディ11と、ボディ11の開口側に覆着されるカ
バー12とを結合して形成される。つまり、器体1は厚
み方向においてボディ11とカバー12とに分割された
部材を組み合わせて形成される。ボディ11とカバー1
2との結合にはかしめピンなどを用いる。図2における
器体1の上下両端部には取付孔10が形成され、器体1
の外側面の右上部には電線Lpにおいて芯線Lp1を露
出させる長さの目安となるゲージ溝6が形成されてい
る。取付孔10には施工面に螺合する取付ねじが挿通さ
れる。
【0019】ボディ11の内部は左右方向に走る仕切壁
13によって9個の収納室5に区分されており、各収納
室5内の両端部にそれぞれ速結端子2が収納され、各収
納室5に収納した2個ずつの速結端子2の間は中継導電
部材24を介して電気的に接続される。各収納室5はカ
バー12との突き合わせ面から凹没した凹所を形成す
る。中継導電部材24は、従来構成と同様に、2個の速
結端子2を構成する2個の端子片23とともに導電性を
有する金属板によって連続一体に形成される。各端子片
23は中央片23aの両側縁から脚片23b,23cが
突出する断面コ字状であり、一方の脚片23bに中継導
電部材24が連続する(図5参照)。中継導電部材24
は端子片23の脚片23bに連続して収納室5の開口を
覆う覆片24aと、覆片24aの長手方向の中間部から
収納室5の一方の内周面に沿って垂下する保持片24b
とを備える。つまり、端子片23および中継導電部材2
4は、端子片23の開口面がボディ11の開口面と直交
する向きで各収納室5に収納される。
【0020】ボディ11において各収納室5は左右方向
の中間部に凹設されて溝状に形成されており、ボディ1
1において各収納室5の左右両側には仕切壁13から延
長された形で電線導入壁14または組分壁15が形成さ
れる。組分壁15は上述した3個1組の電線挿入口21
を組ごとに分離するために形成され、組分壁15の一端
はボディ11の外周縁に達している。また、電線導入壁
14は各電線挿入口21を組分壁15とともに仕切るた
めに形成され、電線導入壁14の先端はボディ11の外
周縁よりも内側に位置する。図1から明らかなように、
隣接する一対の組分壁15の間であって電線導入壁14
を設けていない部位は、隣接する一対の電線導入壁14
の間の部位に比較して器体1の厚み方向における寸法が
大きく、この部位には電線LpのシースLp3が導入さ
れる。また、隣接する一対の電線導入壁14の間の部位
は、電線Lpにおいて絶縁被覆Lp2を設けている部位
が挿入可能になるように寸法が設定されているが、この
部位における収納室5の近傍ではでは収納室5に近付く
ほど器体1の厚み寸法の幅が小さくなるテーパ部21a
が形成されている。テーパ部21aにおける最小幅は電
線Lpの芯線Lp1が通るように設定されている。つま
り、電線Lpの絶縁被覆Lp2がテーパ部21aで係止
されることにより、電線Lpにおいて絶縁被覆Lp2を
有する部位が収納室5に導入されないようにしてある。
【0021】速結端子2は端子片23の内側に配設され
る錠ばね22を備え、錠ばね22を端子片23に対して
位置決めするために端子片23の中央片23aの一部を
切り起こして引掛片23dが形成されている。錠ばね2
2は、従来構成と同様に、帯板状の金属板の両端部を折
曲して形成したものであって、金属板の長手方向の一端
部をS字状に曲成した接触片と他端部をJ字状に曲成し
た鎖錠片とを備える。接触片および鎖錠片は連結片を介
して連続し、接触片は連結片とともにS字状をなし、鎖
錠片は連結片とともにJ字状をなす。連結片は端子片2
3の一方の脚片23cに当接し、他方の脚片23bと接
触片および鎖錠片との間に電線Lpの芯線Lp1を挟持
する。つまり、鎖錠片は先端に向かって連結片から離れ
るように傾斜し、図1(b)のように電線挿入口21か
ら器体1に導入される電線Lpの芯線Lp1を端子片2
3の脚片23bとの間で挟持する。錠ばね22は鎖錠片
における連結片との連結部位が、電線Lpの挿入方向に
おいて電線挿入口21に近い側に位置するように配置さ
れる。したがって、電線挿入口21から器体1に導入さ
れた電線Lpの芯線Lp1に錠ばね22における鎖錠片
の先端縁が食い込むことによって電線Lpが器体1から
抜けないように鎖錠される。また、芯線Lp1の先端部
は錠ばね22の接触片と端子片23の脚片23bとの間
に挟持される。ボディ11に設けた各収納室5の底面に
は、各収納室5の内側面とともに電線Lpの挿入方向に
おける錠ばね22の移動を禁止するために位置決め突起
16が突設される。つまり、各収納室5の内側面と位置
決め突起16との間に錠ばね22が配置される。
【0022】端子片23の脚片23bの一部には錠ばね
22の鎖錠片の一部を端子片23から露出させる切欠部
23eが形成される。カバー12には3個1組の速結端
子2に跨る形で配設される解除釦26が収納される。解
除釦26の一部は3個1組の速結端子2における各端子
片23に設けた各切欠部23eに挿入されて各速結端子
2の錠ばね22に設けた鎖錠片の先端縁に当接する。ま
た、カバー12には解除釦26の他部を露出させる操作
孔17が図1における左右両側部に開口し、操作孔17
にマイナスドライバのような工具を挿入して解除釦26
を押圧すると、解除釦26によって錠ばね22の鎖錠片
が連結片との距離を小さくする向きに撓むようにしてあ
る。したがって、電線挿入口21を通して器体1に導入
された電線Lpが速結端子2に接続された状態において
解除釦26を工具で押圧すれば、鎖錠片が電線Lpの芯
線Lp1から離れる向きに撓み、この状態で電線Lpを
器体1から引き抜くことができるようになっている。こ
こにおいて、電線Lpは3本の芯線Lp1を有している
が、解除釦26は3個で1組になった速結端子2の1組
に1個ずつ設けられているから、解除釦26の操作によ
って3本の芯線Lp1を同時に引き抜くことができる。
【0023】ところで、ボディ11に設けた各収納室5
内には、図5に示すように、各速結端子2に対応する2
個の位置決め突起16の間の中間部において各収納室5
の底面にそれぞれ保持リブ31が立設される。各保持リ
ブ31は各収納室5の幅方向の各内側面との間の一部が
連結リブ32を介して連結され、連結リブ32を除く部
位では各収納室5の幅方向の各内側面と保持リブ31と
間に隙間が形成されている。各収納室5の幅方向の一方
の内側面と保持リブ31との間の隙間には中継導電部材
24に設けた保持片24bが挿入され、さらに中継導電
部材24の保持片24bの先端縁を開放した形の噛合溝
24cが連結リブ32に噛合することによって、中継導
電部材24が収納室5内において位置決めされる。な
お、カバー12におけるボディ11との対向面には端子
片23の脚片23bに対向する浮き上がり防止リブ18
が突設され、ボディ11にカバー12を結合した状態で
は、器体1の内部での端子片23および中継導電部材2
4のがたつきが浮き上がり防止リブ18によっても防止
される。さらに、各収納室5の長手方向において保持リ
ブ31と各位置決め突起16との間である各収納室5の
幅方向の内側面には、各収納室5の底面からボディ11
の開口側に向かって立ち上がるガイドリブ33が形成さ
れる。ガイドリブ33は各収納室5の幅方向の両内側面
に形成され、かつ各位置決め突起16と保持リブ31と
の間にそれぞれ形成されるから、各収納室5においてそ
れぞれ4個ずつ形成される。
【0024】ガイドリブ33はアセタール樹脂などの合
成樹脂成形品である確認部材4の一部と噛合することに
よって、確認部材4の移動方向をガイドリブ33の延長
方向に規制する。確認部材4は、ガイドリブ33に噛合
するガイド溝41aを両側部に備えた押体41を有し、
押体41にはボディ11の開口側に向かって押体41か
ら一体に突出する円柱状の確認棒42と、押体41にお
いて確認棒42が突出する面とは反対側の面において押
体41と一体に連続する復帰ばね43とが設けられる。
復帰ばね43はS字状に屈曲した板ばねであって、確認
棒42とともに押体41と一体に成形される。確認部材
4は、図5および図6に示すように、押体41に設けた
ガイド溝41aをガイドリブ33に噛合させた形で収納
室5内に収納され、中継導電部材24の覆片24aに設
けた透孔24dに確認棒42が挿通される。この状態
で、押体41と収納室5の底面との間に復帰ばね43が
配置される。復帰ばね43のばね力に抗して押体41を
収納室5の底面に近づける向きでは押体41が位置決め
突起16に当接する位置で移動が規制され、反対向きで
は押体41が中継導電部材24の覆片24aに当接する
位置で移動が規制される。
【0025】ところで、押体41における速結端子2側
の一面には、中継導電部材24の覆片24aから離れる
向きに向かって速結端子2に近付くように傾斜した傾斜
面41bが形成されている。傾斜面41bは端子片23
と錠ばね22との間に挟持される電線Lpの芯線Lp1
の延長線上に形成されており、図7に示すように、電線
挿入口21を通して器体1に電線Lpを導入し、芯線L
p1を錠ばね22の接触片と端子片23との間に挟持し
た状態からさらに電線Lpを深く挿入すると、芯線Lp
1の先端が傾斜面41bに当接することにより挿入力が
復帰ばね43を圧縮する向きの力に変換される。すなわ
ち、芯線Lp1の挿入に伴って押体41は収納室5の底
面に近付く向きに移動し、図8に示すように、芯線Lp
1が十分に深く挿入された状態では押体41において確
認棒42が突設されている面に芯線Lp1が乗り上げる
ことになる。要するに、確認棒42を器体1に引き込む
向きに押体41が移動することになる。
【0026】そこで、確認棒42の先端部を挿通する表
示孔45をカバー12に設け、図1(a)のように電線
Lpが器体1に導入されていない状態において確認棒4
2の先端部が表示孔45を通してカバー12の外部に突
出するとともに、図1(b)のように電線Lpが器体1
に導入されて押体41と中継導電部材24との間に芯線
Lp1が挟まれた状態において確認棒42の先端がカバ
ー12の外側面とほぼ一致するように確認棒42の長さ
を設定しておけば、確認棒42の先端部がカバー12か
ら突出しているか否かによって芯線Lp1が速結端子2
に確実に接続されたか否かを確認することができる。た
とえば、電線Lpの外観から見て電線Lpが器体1に十
分に挿入されていると考えられる場合でも、芯線Lp1
が途中で折れ曲がり速結端子2に接続されていないこと
があるが、この場合には押体41を移動させることがで
きないから確認棒42がカバー12から突出したままで
あって、速結端子2への芯線Lp1の接続状態が不良で
あることを容易に知ることができる。
【0027】なお、押体41と確認棒42と復帰ばね4
3との関係は本実施形態の関係に制限されるものではな
く、電線Lpが速結端子2に対して適正に接続されたと
きに確認棒42が器体1から突出する構成としたり、復
帰ばね43が圧縮ばねではなく引張ばねとなるように配
置することが可能である。
【0028】(第2の実施の形態)第1の実施の形態に
おいて説明したように、速結端子2は器体1の左右方向
の一直線上に2個ずつ配置されている。したがって、各
速結端子2に対応する確認部材4も左右方向の一直線上
に2個ずつ配置される。第1の実施の形態では、各確認
部材4に各別に復帰ばね43を設けていたのに対して、
本実施形態では、図9および図10に示すように、左右
方向の一直線上に配置された2個の押体41において共
用する復帰ばね43を設けている。
【0029】復帰ばね43としては、両端部が2個の押
体41に連続一体に連結されかつ弧状に湾曲した形状の
板ばねを用いる。このように、復帰ばね43が2個の押
体41を連結するから第1の実施の形態において押体4
1の間に設けられている保持リブ31は本実施形態では
省略され、さらに中継導電部材24の噛合溝24cに対
応する一方の連結リブ32は残されるが他方の連結リブ
32は省略される。復帰ばね43において両押体41の
間の中央部には、復帰ばね43の厚み方向における押体
41と同じ側に突台44が突設され、突台44の一側面
には中継導電部材24の保持片24bに設けた軸孔24
eに挿入される軸部44aが突設される。このように軸
部44aを軸孔24eに挿入することによって、1個の
復帰ばね43で2個の押体41に復帰力を与えているに
もかかわらず、突台44を挟んで復帰ばね43の半分ず
つの領域をほぼ独立させて撓ませることが可能になる。
要するに、一方の押体41が移動したことにより復帰ば
ね43が撓んでも、他方の押体41を移動させるのに要
する力に影響を与えないようにしてある。しかも、組立
時には2個の押体41と復帰ばね43とを一部品として
扱うことにより部品点数が少なくなるとともに、軸部4
4aが軸孔24eに嵌合して確認部材4が中継導電部材
24に仮保持されるから組立作業が容易になる。
【0030】本実施形態では軸部44aを軸孔24eに
挿入するために、中継導電部材24の覆片24aには確
認棒41を通すための切欠溝24fを形成してある。つ
まり、軸部44aを軸孔24eに挿入するには、図10
に示すように、中継導電部材24に対して確認部材4を
側方(端子片23の開放側)から装着することが必要で
あるから、中継導電部材24の覆片24aに側方に開放
された切欠溝24fを形成することによって確認棒42
を中継導電部材24に通すことを可能にしているのであ
る。他の構成および動作は第1の実施の形態と同様であ
る。
【0031】(第3の実施の形態)本実施形態は、図1
1に示すように、図9に示した第2の実施の形態の構成
に対して、確認棒42の中間部に確認棒42よりも大径
であるストッパ42aを一体に形成したものである。ス
トッパ42aはカバー12に形成した表示孔45の周部
においてカバー12の内周面(つまり、器体1の内周
面)に当接可能になっている。ここに、表示孔45の内
周面には筒状に突出するガイド筒45aが形成されてお
り、ストッパ42aは実際にはガイド筒45aの先端面
に当接可能になる。このように、ストッパ42aがカバ
ー12の内周面に当接することによって確認棒42のカ
バー12からの突出寸法が規制されるから、確認棒42
が必要以上にカバー12から突出するのを防止すること
ができる。他の構成および機能は第2の実施の形態と同
様である。
【0032】(第4の実施の形態)本実施形態は、図1
2に示すように、図10に示した第2の実施の形態に用
いている確認部材4を複数連結したものである。すなわ
ち、復帰ばね43の中央部に突設した突台44に軸部4
4aを設ける代わりに連結軸44bを形成し、図4にお
ける上下方向において隣り合っている各一対の確認部材
4の突台44の間を連結軸44bによって一体に連結し
た構成を有している。一体に連結する確認部材4の個数
は任意であって、連結軸44bの直径は軸部44aと同
じ寸法に設定される。このような形状は連結軸44bが
ランナになるように樹脂成形を行うことで容易に実現で
きる。
【0033】本実施形態では、連結軸44bで連結した
状態で複数個の確認部材4を用いる。したがって、ボデ
ィ11に形成される仕切壁13および中継導電部材24
には連結軸44bを通すためのU字状の切欠部(図示せ
ず)を設ける。なお、本実施形態の構成では、確認部材
4の必要数に応じて連結軸44bを分断することが可能
である。他の構成および機能は第2の実施の形態と同様
である。
【0034】(第5の実施の形態)本実施形態は、請求
項7に対応するものであって、上述した各実施形態では
確認部材4において電線Lpの挿入方向に直交する方向
に移動する押体41を設けていたのに対して、図13に
示すように、本実施形態では電線Lpの挿入方向に移動
可能なスライド体46を用いている。
【0035】スライド体46は各収納室5の左右両端部
に配置された2個の速結端子2の間で各速結端子2に対
応するように2個配置され、電線挿入口21を通して器
体1に導入された電線Lpの芯線Lp1が速結端子2に
適正に接続された状態において、芯線Lp1の先端がス
ライド体46に当接するように配置されている。スライ
ド体46は、ボディ11に設けた各収納室5の底面と中
継導電部材24の覆片24aとの間に保持され、収納室
5の底面に立設された位置決めリブ16と保持リブ31
(図示せず)との間でスライド可能になっている。ま
た、スライド体46において速結端子2側の一面は器体
1への電線Lpの挿入方向に略直交して電線Lpが当接
する押圧面46aになっている。また、本実施形態に用
いるスライド体46は、収納室5の内周面と中継導電部
材24とにより移動方向が規制されているから、押体4
1の移動方向を規制するために設けたガイドリブ33は
不要である。
【0036】スライド体46の移動範囲内においてボデ
ィ11の底壁にはスライド体46の底面を器体1の外部
から視認可能とする表示窓47を形成してある。表示窓
47はボディ11の底面に矩形状に開口する。スライド
体46において表示窓47から露出する部位には、スラ
イド体46が保持リブ31に当接する位置においてスラ
イド体46の他の位置とは異なる表示になる確認用表示
部46bが設けられている。確認用表示部46bは、た
とえば他の部位とは異なる色に着色することにより実現
される。あるいはまた、確認用表示部46bとして適宜
の文字を表記してもよい。図示例では、スライド体46
の位置に対応付けて断面図の下方に表示窓47から露出
する確認用表示部46bを例示してあり、スライド体4
6が位置決めリブ16に当接している状態とスライド体
46が保持リブ31に当接している状態とで異なる色に
着色した確認用表示部46bを設けた例を示している
(図では位置決めリブ16に当接する位置は白抜きで示
し、保持リブ31に当接する位置は斜線部で示してあ
る)。
【0037】本実施形態の構成では、配線用ジョイント
ボックスの出荷時には図12(a)のようにスライド体
46を位置決めリブ16に当接させておくことによっ
て、現場において図12(b)のように電線挿入口21
を通して器体1に電線Lpを導入したときに、器体1へ
の電線Lpの挿入量が十分であって速結端子2に電線L
pの芯線Lp1が適正に接続されていると、芯線Lp1
の先端がスライド体46の押圧面46aに当接してスラ
イド体46が押されることによってスライド体46が保
持リブ31に向かって移動することになる。その結果、
表示窓47から露出する確認用表示部46bの表示状態
が変化して電線Lpの芯線Lp1が速結端子2に正常に
接続されたことを確認することが可能になる。ここで、
電線Lpの器体1への挿入量が不足している場合や電線
Lpの芯線Lp1が器体1の内部で曲がっている場合の
ように速結端子2に芯線Lp1が正常に接続されていな
い場合には、スライド体46の押圧面46aに芯線Lp
1が当接しないから、表示窓47から露出する確認用表
示部46bの表示状態が変化せず、電線Lpの芯線Lp
1が速結端子2に正常に接続されていないことを知るこ
とが可能になる。他の構成および機能は第1の実施の形
態と同様であるから説明を省略する。
【0038】(第6の実施の形態)第5の実施の形態に
おいては、器体1の各電線挿入口21に電線Lpを挿入
することによってスライド体46が出荷時の位置と異な
る位置に移動すれば、その後はスライド体46の位置は
変化しないから、電線Lpを器体1から一旦抜いて再度
差し込むような場合にはスライド体46による結線状態
の確認ができないことになる。もっとも、配線用ジョイ
ントボックスの一般的な使用形態では、電線Lpの接続
を変更することは少ないから第5の実施の形態の構成で
も実使用上ではほとんど問題は生じない。ただし、配線
の変更が比較的頻繁に生じるような使用用途では、電線
Lpを再結線したときに電線Lpの接続状態を確認でき
なければ不便である。そこで、本実施形態では、図14
に示すように、第5の実施の形態の構成に加えて、スラ
イド体46を位置決めリブ16に当接させる向きに付勢
する復帰ばね48を設けてある。復帰ばね48はコイル
ばねであって、スライド体46に設けたばね受け凹所4
6cに一端部が挿入され、他端部が連結リブ32に当接
するように配置される。なお、収納室5内に設けた2個
の連結リブ32のうちの一方は中継導電部材24に設け
た噛合溝24cが噛合するから、他方の連結リブ32に
復帰ばね48を当接させるのが望ましい。また、復帰ば
ね48の一端部を保持リブ31に挿入する形態としても
よい。他の構成および機能は第5の実施の形態と同様で
ある。
【0039】本実施形態の構成では、第5の実施の形態
と同様に電線Lpの芯線Lp1が速結端子2に適正に接
続されていればスライド体46が保持リブ31に当接す
る位置まで移動するから、表示窓47から露出する確認
用表示部46bの表示状態が変化することによって速結
端子2への電線Lpの接続状態を確認することができ
る。また、配線の変更などに伴って電線Lpを器体1か
ら引き抜けば、スライド体46に電線Lpから作用して
いた押圧力が解除され、復帰ばね48のばね力によりス
ライド体46が位置決めリブ16に当接する位置に復帰
し、表示窓47から露出する確認用表示部46bの表示
状態により電線Lpが速結端子2に接続されていないこ
とを示すことになる。つまり、電線Lpを器体1に再度
挿入したときにも電線Lpの結線状態を確認することが
可能になる。
【0040】(第7の実施の形態)本実施形態は基本的
には図14に示した第6の実施の形態と同様の機能を持
つものであって、スライド体46を復帰ばね48により
付勢した構成を有する。ただし、第6の実施の形態では
各スライド体46ごとに個別に復帰ばね48を設けてい
たのに対して、本実施形態では、図15に示すように、
1つの収納室5の中に設けた2個のスライド体46で1
個の復帰ばね48を共用する形態を採用している。つま
り、図16に示すように、両スライド体46の間を復帰
ばね48で連結してある。復帰ばね48はスライド体4
6とともに合成樹脂成形品により一体に形成された板ば
ねであり、両スライド体46の間で屈曲した形状に形成
されている。スライド体46の間で屈曲させる回数には
とくに制限はないが、本実施形態では左右方向において
対称性を持たせるとともに収納室5の深さを考慮して3
回屈曲させた形状に形成してある。また、1つの収納室
5内の両スライド体46の間が復帰ばね48により連結
されるから、保持リブ31は設けることができず、保持
リブ31および連結リブ32は省略してある。ただし、
この構成では電線Lpが速結端子2に適正に接続された
状態でスライド体41の位置を規制することができない
から、スライド体46の位置を規制するために保持リブ
31に代えて位置規制突起34を各収納室5の底面に突
設してある。つまり、スライド体46は位置決めリブ1
6と位置規制突起34との間でスライド可能になる。他
の構成および機能は第6の実施の形態と同様である。
【0041】本実施形態の構成では、1つの収納室5に
配置される2個のスライド体46を1個の復帰ばね48
と一体化していることによって、組立時には2個のスラ
イド体46と1個の復帰bばね48とを1部品として扱
うことができ、2個のスライド体46を個別に扱う場合
に比較すると部品点数が少なくなり組立作業が容易にな
る。
【0042】(第8の実施の形態)本実施形態は、図1
3に示した第5の実施の形態と同様にスライド体46に
復帰ばね48を設けていない構成を採用しながらも、電
線Lpを器体1から引き抜いたときにスライド体46を
位置決めリブ16に当接する位置に復帰させる機能を持
たせるものである。すなわち、本実施形態は、図17に
示すように、スライド体46の押圧面46aに電線Lp
の芯線Lp1を挿入可能な挿入穴46dを形成したもの
である。挿入穴46dは開口径が電線Lpの芯線Lp1
の直径よりも大きく、開口から奥に向かって径をしだい
に小さくするすりばち状に形成されている。また、挿入
穴46dの奥端の径は電線Lpの芯線Lp1の直径より
も小さくなっている。さらに、本実施形態ではスライド
体46の押圧面46aに挿入穴46dを形成する領域を
確保するために、スライド体46の一部を中間導電部材
24の覆片24aからカバー12側に突出させてある。
また、本実施形態ではスライド体46の移動範囲をとも
に区画5の底面に突設した位置決めリブ16と位置規制
突起34との間の範囲としてある。
【0043】したがって、電線Lpが器体1に導入され
て芯線Lp1が速結端子2に接続され、芯線Lp1の先
端がスライド体46に達すると、芯線Lp1が挿入穴4
6dに挿入される。ここに、電線Lpの芯線Lp1は単
線であり、かつ合成樹脂成形品であるスライド体46よ
りも硬い金属であるから、器体1への電線Lpの挿入量
が十分であると、図17(a)のように芯線Lp1は挿
入穴46dの内周面に食い込むことになる。つまり、芯
線Lp1が速結端子2に接続され、芯線Lp1の先端部
がスライド体46の挿入穴46dに挿入された状態でス
ライド体46が位置規制突起34に当接する位置まで移
動すると、芯線Lp1が挿入穴46dに押し込まれるこ
とによって芯線Lp1が挿入穴46dの内周面に食い込
むのである。
【0044】この状態では電線Lpがスライド体46に
結合されていることになる。そこで、器体1から電線L
pを引き抜く向きに電線Lpを移動させると、図17
(b)のように電線Lpとともにスライド体46が位置
決めリブ16に当接する位置まで移動し、電線Lpにさ
らに大きい張力を作用させると芯線Lp1が挿入穴46
dから抜けて器体1から電線Lpを引き抜くことができ
るのである。ここに、挿入穴46は開口から奥に向かっ
て径を小さくしているから、挿入穴46の径の範囲にお
いて直径の異なる電線に対応することが可能である。他
の構成および機能は第5の実施の形態と同様である。
【0045】(第9の実施の形態)本実施形態は、図1
3に示した第5の実施の形態と同様に電線Lpに押圧さ
れることにより移動するスライド体46を設けているも
のであるが、スライド体46の位置を表示窓47から露
出する確認用表示部46bを設ける代わりに、図18に
示すように、各収納室5の底面においてスライド体46
が通過する部位に小突起であるクリック突起49aを形
成し、スライド体46にはクリック突起49aと対応し
たクリック凹所49bを形成したものである。クリック
突起49aとクリック凹所49bとの位置関係は、スラ
イド体46が保持リブ31に当接する位置付近において
クリック突起49aがクリック凹所49bに嵌入するよ
うに設定される。したがって、器体1に電線Lpが導入
されて芯線Lp1が速結端子2に適正に接続された状態
においてスライド体46が保持リブ31に当接する位置
付近まで移動すると、クリック凹所49bにクリック突
起49aが嵌入してクリック感が得られる。また、クリ
ック感とともにクリック音を発生させることも可能であ
る。他の構成および機能は第5の実施の形態と同様であ
って、本実施形態では表示窓47を設けることなく速結
端子2への芯線Lp1の接続状態を感触ないし音によっ
て確認することが可能になる。
【0046】なお、本実施形態ではクリック突起49a
をボディ11に設けクリック凹所49bをスライド体4
6に設けた例を示しているが、クリック突起49aをス
ライド体46に設けクリック凹所49bをボディ11に
設ける構成としてもよい。また、本実施形態ではクリッ
ク突起49aおよびクリック凹所49bを設けた構成を
第5の実施の形態の構成に適用しているが、第6の実施
の形態ないし第8の実施の形態のようにスライド体46
を用いる他の構成であってもクリック突起49aおよび
クリック凹所49bを設けることが可能である。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明は、電線が導入される複
数個の電線挿入口が開口した器体と、電線挿入口を通し
て器体内に導入された電線を鎖錠する錠ばねを備えた複
数個の速結端子と、少なくとも2個の速結端子の間を器
体の内部で電気的に接続する中継導電部材と、各速結端
子ごとに対応付けて配置されるとともに電線挿入口を通
して器体内に導入された電線が速結端子に鎖錠されかつ
器体への挿入量が規定の深さに達したことを提示する確
認部材とを備えるものであり、速結端子に電線が鎖錠さ
れかつ電線の器体への挿入量が規定の深さに達したこと
が確認部材によって提示されるから、速結端子に電線が
確実かつ適正に接続されていることを確認することが可
能になる。
【0048】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記確認部材は、前記電線挿入口に前記電線を挿
入する方向において前記速結端子を挟んで電線挿入口の
反対側に配置され電線の先端が当接可能な傾斜面を有す
るとともに傾斜面を含む面内で電線の挿入方向と直交す
る方向に移動可能な押体と、傾斜面を含む面内で電線が
挿入される方向と直交する方向に押体から一体に突出し
器体の外側面に進退自在に露出する確認棒と、押体の傾
斜面に当接した電線の器体への挿入量の増加に伴って確
認棒が移動する方向とは逆向きに押体をばね付勢する復
帰ばねとを備えるものであり、電線が挿入されたときに
電線の挿入方向と直交する方向に移動する押体と押体の
移動に伴って器体の外側面に進退する確認棒とを設け、
押体を復帰ばねによりばね付勢しているから、電線の抜
き差しを確認棒の移動によって確認することができ、配
線の変更などに伴って電線を再接続するときでも確認棒
によって電線の接続状態を確認することができる。
【0049】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記確認棒の中間部に前記器体の内周面に当接する
ことにより器体からの突出量を規制するストッパが形成
されているものであり、器体からの確認棒の突出量を規
制していることによって確認棒が不必要に大きな寸法で
器体から突出したり、器体から脱落したりするのを防止
することができる。
【0050】請求項4の発明は、請求項2または請求項
3の発明において、前記復帰ばねは前記押体と連続一体
に形成された合成樹脂成形品であって屈曲した形状の板
ばねであるから、確認棒と一体である押体に復帰ばねも
連続一体に形成されていることによって部品点数の低減
につながる。
【0051】請求項5の発明は、請求項2または請求項
3の発明において、前記電線挿入口に前記電線を挿入す
る方向の一直線上に前記速結端子が2個配置され、前記
復帰ばねは前記一直線上の各速結端子に対応付けて配置
された2個の前記押体と連続一体かつ両押体を連結する
合成樹脂成形品であって両押体間で弧状に湾曲した形状
の板ばねであるから、2個の押体で1個の復帰ばねを共
用しており、押体ごとに復帰ばねを設ける場合に比較す
ると部品点数を低減することができる。
【0052】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記電線挿入口に前記電線を挿入する方向に直交す
る面内であって前記確認棒の移動方向に直交する方向に
複数個の速結端子が配列され、前記復帰ばねにおける2
個の押体の中間部に突台が突設されるとともに、前記電
線挿入口に前記電線を挿入する方向に直交する面内であ
って前記確認棒の移動方向に直交する方向において隣合
う復帰ばねの突台間が連結軸を介して一体に連結されて
いるものであり、2個の押体で1個の復帰ばねを共用し
た部材を連結軸を介して複数個連結しているから、多数
個の押体を1部品として扱うことができ、請求項5の発
明よりも部品点数を一層低減することが可能になる。
【0053】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、前記確認部材は、前記電線挿入口に前記電線を挿入
する方向において前記速結端子を挟んで電線挿入口の反
対側に配置され電線の先端が当接可能な押圧面を有する
とともに電線の挿入方向に移動可能なスライド体と、電
線が挿入される方向に沿ったスライド体の一面に設けら
れ器体に形成した表示窓から露出する確認用表示部とを
備えるものであり、電線が挿入されたときに電線の挿入
方向に移動するスライド体を設け、スライド体に設けた
確認用表示部を器体に形成した表示窓から露出させてい
るから、簡単な形状のスライド体を用いて電線の接続状
態を確認することができる。
【0054】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、前記スライド体に前記電線からの押圧力が作用して
いないときにスライド体を定位置に復帰させる復帰ばね
が設けられているから、スライド体が電線の器体への抜
き差しに応じて移動することになり、配線の変更などに
伴って電線を再結線する場合でもスライド体の移動に伴
う確認用表示部の表示状態の変化によって電線の接続状
態を確認することができる。
【0055】請求項9の発明は、請求項8の発明におい
て、前記電線挿入口に前記電線を挿入する方向の一直線
上に前記速結端子が2個配置され、前記復帰ばねは前記
一直線上の各速結端子に対応付けて配置された2個の前
記スライド体と連続一体かつ両スライド体を連結する合
成樹脂成形品であって両スライド体間で屈曲した形状の
板ばねであるので、2個のスライド体で1個の復帰ばね
を共用しており、スライド体ごとに復帰ばねを設ける場
合に比較すると部品点数を低減することができる。
【0056】請求項10の発明は、請求項7の発明にお
いて、前記スライド体には前記電線の一部が挿入される
挿入穴が形成され、挿入穴は開口径が電線の直径よりも
大きく開口から奥に向かって径をしだいに小さくする形
状に形成されているので、電線を挿入穴に挿入すると電
線がスライド体に比較的小さい力で結合されるから、器
体から引き抜くときに電線の移動に伴ってスライド体を
移動させることが可能になり、復帰ばねを用いることな
く電線の抜き差しに伴ってスライド体を移動させること
が可能になる。つまり、配線の変更などに伴って電線を
再結線する場合でもスライド体の移動に伴う確認用表示
部の表示状態の変化によって電線の接続状態を確認する
ことができる。
【0057】請求項11の発明は、請求項1の発明にお
いて、前記確認部材は、前記電線挿入口に前記電線を挿
入する方向において前記速結端子を挟んで電線挿入口の
反対側に配置され電線の先端が当接可能な押圧面を有す
るとともに電線の挿入方向に移動可能なスライド体と、
電線が挿入される方向に沿ったスライド体の一面と器体
の内周面との一方に設けたクリック突起および他方に設
けたクリック凹所とを備え、クリック突起がクリック凹
所に嵌入したときのクリック感により電線挿入口を通し
て器体内に導入された電線が速結端子に鎖錠されかつ器
体への挿入量が規定の深さに達したことが提示されるも
のであり、速結端子に電線が鎖錠されかつ電線の器体へ
の挿入量が規定の深さに達したことがクリック突起とク
リック凹所との嵌合によるクリック感によって提示され
るから、簡単な形状のスライド体を用いて電線が速結端
子に適正に接続されたことを知ることができる。しか
も、器体1にはスライド体の移動を視認するための表示
窓などが不要であるから、器体へのごみなどの侵入を低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、(a)は電
線挿入前の要部断面図、(b)は電線挿入後の要部断面
図である。
【図2】同上の外観を示す平面図である。
【図3】同上の外観を示す側面図である。
【図4】同上においてカバーを外した平面図である。
【図5】同上の要部分解斜視図である。
【図6】同上の要部斜視図である。
【図7】同上の電線挿入前の要部斜視図である。
【図8】同上の電線挿入後の要部斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図10】同上の要部分解斜視図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図12】本発明の第4の実施の形態に用いる確認部材
を示す斜視図である。
【図13】本発明の第5の実施の形態を示し、(a)は
電線挿入前の要部断面図、(b)は電線挿入後の要部断
面図である。
【図14】本発明の第6の実施の形態を示し、(a)は
電線挿入前の要部断面図、(b)は電線挿入後の要部断
面図である。
【図15】本発明の第7の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図16】同上に用いるスライド体および復帰ばねを示
す斜視図である。
【図17】本発明の第8の実施の形態を示し、(a)は
電線挿入前の要部断面図、(b)は電線挿入後の要部断
面図である。
【図18】本発明の第9の実施の形態を示し、(a)は
電線挿入前の要部断面図、(b)は電線挿入後の要部断
面図である。
【図19】従来例の外観を示す平面図である。
【図20】同上の外観を示す側面図である。
【図21】同上においてカバーを外した平面図である。
【図22】同上の一部破断した側面図である。
【図23】(a)は同上において電線が適正に接続され
た状態の一部破断した側面図、(b)は同上において電
線が適正に接続されていない状態の一部破断した側面図
である。
【符号の説明】
1 器体 2 速結端子 4 確認部材 21 電線挿入口 22 錠ばね 24 中継導電部材 41 押体 41b 傾斜面 42 確認棒 42a ストッパ 43 復帰ばね 44 突台 44b 連結軸 46 スライド体 46a 押圧面 46b 確認用表示部 46d 挿入穴 47 表示窓 48 復帰ばね 49a クリック突起 49b クリック凹所 Lp 電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 大 三重県津市白塚町2856番地 旭電器工業株 式会社内 (72)発明者 田中 智 三重県津市白塚町2856番地 旭電器工業株 式会社内 (72)発明者 北村 満寿雄 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 林 友好 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5E021 FA16 FB07 FB21 FC38 HC14 HC33 KA02 KA03 5G355 AA03 BA01 BA11 5G361 AA01 AA02 AC02 AD01 AE01 5G375 AA02 CA02 CA18 DB09 DB23

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線が導入される複数個の電線挿入口が
    開口した器体と、電線挿入口を通して器体内に導入され
    た電線を鎖錠する錠ばねを備えた複数個の速結端子と、
    少なくとも2個の速結端子の間を器体の内部で電気的に
    接続する中継導電部材と、各速結端子ごとに対応付けて
    配置されるとともに電線挿入口を通して器体内に導入さ
    れた電線が速結端子に鎖錠されかつ器体への挿入量が規
    定の深さに達したことを提示する確認部材とを備えるこ
    とを特徴とする配線用ジョイントボックス。
  2. 【請求項2】 前記確認部材は、前記電線挿入口に前記
    電線を挿入する方向において前記速結端子を挟んで電線
    挿入口の反対側に配置され電線の先端が当接可能な傾斜
    面を有するとともに傾斜面を含む面内で電線の挿入方向
    と直交する方向に移動可能な押体と、傾斜面を含む面内
    で電線が挿入される方向と直交する方向に押体から一体
    に突出し器体の外側面に進退自在に露出する確認棒と、
    押体の傾斜面に当接した電線の器体への挿入量の増加に
    伴って確認棒が移動する方向とは逆向きに押体をばね付
    勢する復帰ばねとを備えることを特徴とする請求項1記
    載の配線用ジョイントボックス。
  3. 【請求項3】 前記確認棒の中間部に前記器体の内周面
    に当接することにより器体からの突出量を規制するスト
    ッパが形成されていることを特徴とする請求項2記載の
    配線用ジョイントボックス。
  4. 【請求項4】 前記復帰ばねは前記押体と連続一体に形
    成された合成樹脂成形品であって屈曲した形状の板ばね
    であることを特徴とする請求項2または請求項3記載の
    配線用ジョイントボックス。
  5. 【請求項5】 前記電線挿入口に前記電線を挿入する方
    向の一直線上に前記速結端子が2個配置され、前記復帰
    ばねは前記一直線上の各速結端子に対応付けて配置され
    た2個の前記押体と連続一体かつ両押体を連結する合成
    樹脂成形品であって両押体間で弧状に湾曲した形状の板
    ばねであることを特徴とする請求項2または請求項3記
    載の配線用ジョイントボックス。
  6. 【請求項6】 前記電線挿入口に前記電線を挿入する方
    向に直交する面内であって前記確認棒の移動方向に直交
    する方向に複数個の速結端子が配列され、前記復帰ばね
    における2個の押体の中間部に突台が突設されるととも
    に、前記電線挿入口に前記電線を挿入する方向に直交す
    る面内であって前記確認棒の移動方向に直交する方向に
    おいて隣合う復帰ばねの突台間が連結軸を介して一体に
    連結されていることを特徴とする請求項5記載の配線用
    ジョイントボックス。
  7. 【請求項7】 前記確認部材は、前記電線挿入口に前記
    電線を挿入する方向において前記速結端子を挟んで電線
    挿入口の反対側に配置され電線の先端が当接可能な押圧
    面を有するとともに電線の挿入方向に移動可能なスライ
    ド体と、電線が挿入される方向に沿ったスライド体の一
    面に設けられ器体に形成した表示窓から露出する確認用
    表示部とを備えることを特徴とする請求項1記載の配線
    用ジョイントボックス。
  8. 【請求項8】 前記スライド体に前記電線からの押圧力
    が作用していないときにスライド体を定位置に復帰させ
    る復帰ばねが設けられていることを特徴とする請求項7
    記載の配線用ジョイントボックス。
  9. 【請求項9】 前記電線挿入口に前記電線を挿入する方
    向の一直線上に前記速結端子が2個配置され、前記復帰
    ばねは前記一直線上の各速結端子に対応付けて配置され
    た2個の前記スライド体と連続一体かつ両スライド体を
    連結する合成樹脂成形品であって両スライド体間で屈曲
    した形状の板ばねであることを特徴とする請求項8記載
    の配線用ジョイントボックス。
  10. 【請求項10】 前記スライド体には前記電線の一部が
    挿入される挿入穴が形成され、挿入穴は開口径が電線の
    直径よりも大きく開口から奥に向かって径をしだいに小
    さくする形状に形成されていることを特徴とする請求項
    7記載の配線用ジョイントボックス。
  11. 【請求項11】 前記確認部材は、前記電線挿入口に前
    記電線を挿入する方向において前記速結端子を挟んで電
    線挿入口の反対側に配置され電線の先端が当接可能な押
    圧面を有するとともに電線の挿入方向に移動可能なスラ
    イド体と、電線が挿入される方向に沿ったスライド体の
    一面と器体の内周面との一方に設けたクリック突起およ
    び他方に設けたクリック凹所とを備え、クリック突起が
    クリック凹所に嵌入したときのクリック感により電線挿
    入口を通して器体内に導入された電線が速結端子に鎖錠
    されかつ器体への挿入量が規定の深さに達したことが提
    示されることを特徴とする請求項1記載の配線用ジョイ
    ントボックス。
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