JP4020095B2 - モジュラジャック - Google Patents

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本発明は、モジュラプラグが挿入されるプラグ差込口に配列したコンタクトと電気的に接続された複数の端子片を備え、各端子片が電線を押し込むだけで電線の絶縁被覆を切るとともに電線の芯線と接続される接続スリットを有しているモジュラジャックに関するものである。
従来から、コンピュータネットワークや電話回線において使用されるモジュラジャックとして、図8に示すように、端子基台23に接続壁26が立設され、接続壁26に設けた電線保持溝26aにツイストペアケーブル60の電線61を押し込むことによって結線するものが提供されている。接続壁26において電線保持溝26aに対応する部位には接続スリットを備えた端子片が配置され、端子片の厚み方向に配置した電線を接続スリットに押し込むことによって、電線の絶縁被覆が接続スリットの周縁によって切られ、電線の芯線が接続スリットの中で保持されるとともに端子片に電気的に接続されるように構成されている(たとえば、特許文献1参照)。この種の端子はIDC端子として知られている。
また、図示するモジュラジャックは、配線器具用の取付枠に取り付けることができるように、ハウジング1′の両側面に取付枠と係合する各一対の取付爪14aが突設されている。電線保持溝26aは取付爪14aの突出方向に沿って形成されており、電線61において端子片に接続される部位は取付爪14aの突出方向に沿って配置されることになる。つまり、電線61を端子片に接続する際には、取付爪14aの突出方向とは直交する方向の力を電線61に作用させることになる。ハウジング1′は正面から見て長方形状に形成されており、長手方向の両端部に取付爪14aが突設された形状を有している。一方、電線61を接続するには短手方向に押力を作用させるのであって、ハウジング1′において短手方向の両面は平面状であるから、ハウジング1′の一面を机上面や壁面のような作業面に当接させることにより電線61を接続する際の押力を、比較的面積の広いハウジング1′の一面を介して作業面で受けることが可能になる。つまり、押力を作用させる間にハウジング1′をぐらつくことなく安定に保ち、作業面に傷を付けることなく結線作業を行うことが可能である。
特開2004−55303号公報(第0014段落、第0018段落、図3)
ところで、上述した構成のモジュラジャックは、ハウジング1′の正面から見て短手方向を上下方向として壁面のような施工面に取り付けられることを想定しているが、ハウジング1′の正面から見て長手方向を上下方向として施工面に取り付けることが要求される場合がある。また、クロストークなどの電気的性能の要求から、モジュラプラグに接続されるコンタクトは、端子片が並んでいる面(端子基台23の一面)に沿う一方向に配列しなければならず、したがって電線保持溝26aに電線61を押し込むための押力を作用させる方向はコンタクトが配列されている方向によって規制される。
すなわち、ハウジング1′の正面から見て長手方向を上下方向として施工面に取り付ける場合には、電線61を電線保持溝26aに押し込むための押力を取付爪14aの突出方向に作用させることになるから、作業面に取付爪14aを当接させることになり、ハウジング1′を安定に保つことができない上に、取付爪14aによって作業面に傷を付けるおそれがある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、電線を結線する際の押力を取付爪の突出方向に作用させる構成としながらも、ハウジングを作業面に対して安定に保つことができ、しかも取付爪による傷が作業面に付かないようにしたモジュラジャックを提供することにある。
請求項1の発明は、モジュラプラグが挿入されるプラグ差込口が前面に開口した絶縁材料からなるハウジングと、配線器具用の取付枠に設けた取付孔に係合することにより取付枠に保持されるようにハウジングの両側面から突出する取付爪と、ハウジングにおいて取付爪の突出方向に直交する一面に列設されプラグ差込口の中に配列されたコンタクトと電気的に接続された複数の端子片とを備え、各端子片は、厚み方向に沿って配置した電線に端子片の先端からハウジングに向かう押力を作用させることにより電線の絶縁被覆を切るとともに電線の芯線が挿入されるように先端縁に開放された接続スリットをそれぞれ有し、ハウジングは、電線に押力を作用させる向きにおける前記一面に対する裏面に平面である押当面を有し、押当面を含む平面から取付爪の先端縁が後退していることを特徴とする。
この構成によれば、取付爪の突出方向に直交する一面に端子片が列設され、電線の結線のための押力を取付爪の突出方向に作用させることを前提とし、ハウジングにおいて電線に押力を作用させる向きにおける端子片が列設されている面の裏面に、平面である押当面を設けるとともに、押当面を含む平面から取付爪の先端縁が後退しているから、電線の結線の際に机上面や壁面のような作業面に平面である押当面を当接させることで、ハウジングがぐらつかないように支持することができ、しかも押力が作用しても取付爪が作業面に当接することがないから、作業面に傷を付けることもない。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記ハウジングは、前記コンタクトおよび前記端子片を備えるモジュラジャック本体の器体と、前記取付爪を有しモジュラジャック本体が結合される取付カバーとからなり、取付カバーは、モジュラジャック本体において前記端子片を列設した端子基台に重なる台座部を備え、前記押当面は、取付爪の突出方向における台座部の一面であることを特徴とする。
この構成によれば、モジュラジャック本体と取付カバーとを結合しているから、取付カバーの設計を変更するだけで、モジュラジャック本体を共通部品として用いながらも種々形態のモジュラジャックを提供することができる。また、モジュラジャック本体に設けた端子基台に重なる台座部を取付カバーに設け台座部の一面を押当面としているから、請求項1の条件を満たす構造を取付カバーによって実現でき、モジュラジャック本体としては従来から提供されている種々形状のものを流用することが可能になる。つまり、最小限の設計変更で対応することができ、設計コストや製造コストの増加を抑制することができる。
本発明の構成によれば、電線の結線の際に机上面や壁面のような作業面に平面である押当面を当接させることで、ハウジングがぐらつかないように支持することができ、結線時の作業性がよく、しかも押力が作用しても取付爪が作業面に当接することがないから、作業面に傷を付けることもないという利点がある。
本発明の実施の形態を図1、図2に示す。図に示すモジュラジャックは、主としてコンピュータネットワークの構築に用いられ、たとえばCAT5Eのモジュラジャックとして用いることができるものである。また、このモジュラジャックは、壁面のような施工面に後部(図1(b)の左部)を埋め込んだ形で施工される埋込型の配線器具を施工面に取り付ける際に用いる取付枠(図6、図7参照)に取着可能な形状に形成されている。図示する取付枠は、単位寸法の配線器具を3個まで取付可能な3個用の取付枠であって、本実施形態のモジュラジャックは図示する取付枠に対して最大3個まで取り付けることができる寸法に形成されている。
モジュラジャックは、取付枠に取着するための取付カバー1を有し、取付カバー1には、モジュラプラグを差し込むためのプラグ差込口21が前面(図1(a)の正面)に開口したモジュラジャック本体2が結合される。つまり、モジュラジャック本体2の器体20と取付カバー1とによりハウジングが形成される。
モジュラジャック本体2は、図3に示すように、絶縁材料である合成樹脂の成形品からなる器体20を有し、器体20の前部にはプラグ差込口21が前面に開口するプラグ接続台22を有し、器体20の後部には端子基台23が設けられる。プラグ差込口21の内側には、プラグ差込口21に挿入されるモジュラプラグの接触子にそれぞれ弾接する8本のコンタクトばね24が配列され、各コンタクトばね24は、端子基台23に列設された端子片25(図4参照)にそれぞれ電気的に接続される。
プラグ接続台22と端子基台23とは左右の幅寸法が略等しく、端子基台23の幅方向の両側部にはそれぞれ接続壁26が立設される。両接続壁26の間には後述するキャップ27が装着され、キャップ27が装着された状態ではプラグ接続台22の上下方向の一面とキャップ27の一面とがほぼ同じ平面上に位置する。また、両接続壁26とキャップ27とに囲まれる部位には、4対8芯のツイストペアケーブル6(図3参照)を導入可能な導入溝28が形成される。
各接続壁26には、それぞれ導入溝28の延長方向に直交する方向に延長され接続壁26の表裏に貫通する4個ずつの電線保持溝26aが形成され、各電線保持溝26aの延長方向における中間部には、それぞれ電線保持溝26aに直交するとともに端子基台23の厚み方向の表裏に貫通する端子片保持溝26bが1個ずつ形成される。したがって、電線保持溝26aと端子片保持溝26bとを平面視すると十文字状になる。各端子片保持溝26bの中には上述した端子片25がそれぞれ挿入される。各接続壁26に形成された4個ずつの端子片保持溝26bは千鳥状に配列されている。つまり、導入溝28の延長方向において隣接する端子片保持溝26bは、端子片25の厚み方向においてずれるように配置される。各接続壁26において隣接する電線保持溝26aは対になる電線を保持し、各接続壁26には2対ずつの電線が接続される。また、接続壁26において、対になる電線を保持する電線保持溝26aの間の部位には角錐状に形成された分離突部26cが形成され、図3のように、ツイストペアケーブル6において対になっている2本の電線61の間に分離突部26cを挿入することで、2本の電線61を各電線保持溝26aに容易に導入できるようにしてある。
端子片25は端子片25の先端縁に開放された接続スリット(図示せず)を有した二股のフォーク状に形成され、接続スリットの位置が電線保持溝26aの位置に一致するように端子片保持溝26bの中に配置される。また、端子片25は先端ほど薄肉になるように形成されており、電線保持溝26aに導入された電線が端子片25の先端から基端に向かう向きの押力を受けると、端子片25の先端縁で電線の絶縁被覆が切られ、接続スリットに導入された電線の芯線が接続スリットに保持されるようになっている。要するに、端子片25の厚み方向に延長された電線を、端子片25の接続スリットに位置合わせし、端子片25の先端から基端に向かう押力を電線に作用させるだけで、電線の絶縁被覆を切り電線の芯線を端子片25に接続することができるのである。この種の端子の構造はIDC端子として知られている。
端子片25への電線の接続には電線に押力を作用させる必要があり、しかも電線に作用させる押力は端子片25の厚み方向の両側において等しくすることが望ましい。また、上述の構造で接続された電線は、接続スリットに沿う方向で端子片25の基端から先端に向かう向きの力を受けると端子片25から外れるおそれがあるから、電線の外れ防止のために端子基台23にはキャップ27が装着可能になっている
キャップ27は、図5に示すように、接続壁26との対向面において各電線保持溝26aにそれぞれ挿入可能な8個の押さえ片27aを備え、各押さえ片27aには端子片25を跨ぐ切込部27bが形成される。また、キャップ27の各側部にはそれぞれクリップレバー27cが連続一体に設けられる。各クリップレバー27cは、押さえ片27aの突出方向における一端部にそれぞれ引掛孔27dを有し他端部につまみ部27eを有している。また、クリップレバー27cの両側部には可撓性を有するヒンジ片27fが設けられ、両クリップレバー27cの上記一端部間の距離が可変になっている。つまり、両クリップレバー27cのつまみ部27eを指でつまむことにより、つまみ部27e間の距離を近付けるように外力を作用させると、両クリップレバー27cの上記一端部間の距離が広がり、外力を除去すればヒンジ片27fの弾性によって両クリップレバー27cの上記一端部間の距離が元に戻るように形成されている。
クリップレバー27cに設けた引掛孔27dは、モジュラジャック本体2における各接続壁26の外側面に突設した引掛突起26dに係合可能であり、キャップ27に設けた押さえ片27aを接続壁26に設けた各電線保持溝26aにそれぞれ挿入し、キャップ27を接続壁26に押し付けると引掛孔27dが引掛突起26dに係合し、キャップ27が器体20に保持される。この状態で押さえ片27aが電線61の浮き上がりを防止するから、電線61の外れ防止になる。一方、器体20に装着されたキャップ27を外すには、両クリップレバー27cに設けたつまみ部27e間の距離を小さくするように指でつまみ部27eをつまめば引掛孔27dが引掛突起26dから外れ、キャップ27を器体20から取り外すことが可能になる。
キャップ27には、キャップ27を器体20に装着した状態で導入溝28においてツイストペアケーブル6に干渉しない部位に挿入される押込片27gが形成される。押込片27gは、電線保持溝26aに挿入可能であって、押さえ片27aよりも突出寸法が大きく、かつ押さえ片27aに形成した切込部27bよりも深い切込溝27hを備える。押込片27gは、電線保持溝26aに電線を挿入した後に、電線を電線保持溝26aに深く押し込むことによって、電線の絶縁被覆を端子片25で確実に切るとともに端子片25の接続スリットに電線の芯線を押し付けるために用いられる。
モジュラジャック本体2が結合される取付カバー1は絶縁材料である合成樹脂の成形品であり、モジュラジャック本体2のプラグ接続台22が挿入される矩形枠状の前枠部11と、前枠部11から後方に延長されモジュラジャック本体2の端子基台23が重ねて配置される台座部12とを連続一体に備える。また、前枠部11の前面にはモジュラジャック本体2に形成したプラグ差込口21を開閉する扉体31を備えた扉ブロック3が装着される。
前枠部11は前後に貫通しており、プラグ接続台22の両側面に進退可能に突出する固定爪22aが係合する固定溝11aを内側面に備え、固定爪22aが固定溝11aに係合した状態においてモジュラジャック本体2の取付カバー1に対する後方への移動を禁止する。また、モジュラジャック本体2の取付カバー1に対する前方への移動を禁止するために、プラグ接続台22の両側面にそれぞれ突設された係止突起22bが後方から当接する係止段差部11bが前枠部11の内周面に形成される。さらに、モジュラジャック本体2におけるプラグ接続台22の後部付近には、前枠部11の一部に後方から当接することにより取付カバー1に対するモジュラジャック本体2の前方への移動を禁止するストッパ突起22c、22dが形成されている。ストッパ突起22cはプラグ接続台22の後部両側面において図2の上部に突設され、ストッパ突起22dはプラグ接続台22の図2における下面で端子基台23との接続部付近に形成される。
前枠部11の長手方向(図2の上下方向)の両外側面には肩部13が張り出して形成され、各肩部13の先端面には後述する取付枠4に係合する取付爪14aが各一対突設される。また、各肩部13の先端部であって取付爪14aの間の部位には差込溝13aが形成される。さらに、前枠部11の長手方向の両外側面であって各肩部13の基部には、取付凹所14bが凹設される。取付凹所14bは配線器具用の金属製の取付枠(図示せず)に取り付ける際に用いるが、周知であるから説明を省略する。
ところで、一方の肩部(図2の下側の肩部)13の後面には台座部12が一体に連続して形成される。台座部12は角筒状に形成され後面は開放されている。台座部12は肩部13よりも図2の下側に突出し、かつ図2における台座部12の下面である押当面12aは全面に亘って平面に形成されている。押当面12aは図2における上下方向に直交する面であって、端子片25に対して電線を接続する際に電線保持溝26aに電線を押し込む方向に略直交する。すなわち、ハウジング(器体20と取付カバー1)において端子片25が突設された面は取付爪14aの突出方向に直交する面であって、押当面12aは取付爪14aの突出方向において端子片25が突出している面の裏面になる。また、押当面12aを含む平面に対して取付爪14aの先端縁が、押当面12aよりも後退するように、肩部13に対する台座部12の突出寸法が設定されている。台座部12は端子基台23に重なる大きさを有しているから押当面12aは面積が比較的大きく、壁面などの作業面に押当面12aを当接させた状態において、取付カバー1が作業面に対して傾かないようになっている。また、取付爪14aは押当面12aから突出しないから作業面に当接せず、電線を端子片25に接続する際に押当面12aを作業面に押し付けても作業面に傷を付けることがない。
ツイストペアケーブル6の電線61を端子片25に接続するにあたっては、図3、図4に示す形状の工具(いわゆる、インパクトツール)5を用いることができる。この工具5は、電線保持溝26aに挿入可能な押込片51を先端部に備え、押込片51の先端縁には端子片25を跨ぐ押溝52が形成される。押込片51の一方の側縁には押込片51の先端縁よりも突出するカッタ部53が一体に形成される。カッタ部53は、図4のように、押込片51で電線保持溝26aに押し込んだ電線61の余剰部分を端子基台23に押し付けることによって電線61の余剰部分を切断するために設けられている。したがって、図4に示す工具5を用いることにより、電線保持溝26aに電線61を挿入し押込片51で電線を押さえると、電線61が端子片25に接続された後に、電線61の一部がカッタ部53と端子基台23との間に挟まれることによって電線61が切断されるのであって、電線61の接続と余剰部分の切断という一連の作業を工具5を押し込むだけの作業で連続して行うことができる。なお、カッタ部53との間で電線61を挟むために接続壁26は端子基台23の側縁から後退して設けられている。工具5は、電線61の接続と切断という一連の作業を行うために、衝撃力を発生させる機構を有しており、端子基台23には比較的大きい力が瞬間的に作用するが、上述したように、取付カバー1には押当面12aを形成しているから、工具5による作業時に壁面のような作業面に押当面12aを当接させており、工具5から受ける力を比較的広い面積の押当面12aで受けるから、端子基台23がぐらつくことがなく、また作業面に傷を付けることがない。
扉ブロック3は、モジュラジャック本体2のプラグ差込口21を開閉する1枚の扉体31を有し、取付カバー1の前枠部11の前面との間に扉体31を保持するように取付カバ1に結合される保持カバー32を有する。また、取付カバー1と保持カバー32との間に形成される空間には扉体31のほかコイルばねからなる一対の復帰ばね33が収納される。保持カバー32には、前枠部11の上下両端部の4箇所において前後方向に貫設した結合孔11cに挿入される結合爪32aが突設され、結合爪32aの先端部が結合孔11cに係止されることによって、保持カバー32が取付カバー1に結合される。保持カバー32にはモジュラジャック本体2のプラグ差込口21と重なる部位に扉体31で開閉される開閉口34が貫設され、開閉口34が開放された状態においてモジュラプラグをプラグ差込口21に差し込むことができ、開閉口34が閉塞された状態においてプラグ差込口21に異物やほこりが入らないようにしている。
扉体31は、復帰ばね33によって開閉口34を閉塞する向きに付勢される。扉体31の左右両側部には、それぞれ復帰ばね33の一端部に挿入されるばね受け突起31aが形成され、扉体31と保持カバー32の内周面との間で復帰ばね33を保持することにより、扉体31は復帰ばね33によって開閉口34を閉塞する向きに付勢される。扉体31の前面には開閉口34に挿入される操作片31bが突設される。したがって、モジュラプラグを接続する際には、操作片31bにモジュラプラグの一部を押し当てながら扉体31を復帰ばね33のばね力に抗して開き、露出したプラグ差込口21にそのままモジュラプラグを挿入する。また、モジュラプラグを引き抜けば、復帰ばね33のばね力により扉体31が自動的に閉じる。
ところで、施工時にはモジュラジャックAにツイストペアケーブル6の電線61を接続した後に、図6、図7に示すように、モジュラジャックAを配線器具用の取付枠4に取り付け、コンセントやスイッチのような配線器具の施工と同様に、取付枠4を壁面のような施工面に固定し、取付枠4の前面を覆う化粧プレート(図示せず)を取付枠4に結合する。取付枠4は、左右一対の取付片41と、両取付片41の長手方向(図6、図7における上下方向)の各一端間を連結する2本の梁片42,43とからなる矩形枠状に形成される。つまり、取付枠4は、取付片41と梁片42,43とにより囲まれる矩形状に開口した窓孔44を備える。
各取付片41には、施工面に固定するための種々形状の固定具に対応した複数個の固定用孔45a,45b,45cが形成され、さらに化粧プレートなどを取り付けるためのねじ孔45dが形成される。固定用孔45aは上下方向に長い長孔状であって、施工面に埋め込まれたスイッチボックスに螺合するボックスねじを挿入したり、挟み金具と称する固定具を用いる際に挟み金具に設けた引締ねじを回転操作したりするために用いる。挟み金具は、壁パネルのようなパネル状の部材で形成された施工面に取り付ける際に用いられる固定具であり、挟み片の一端部を固定用孔45bに係止し、挟み片の中間部に螺合する引締ねじを固定用孔45aから回転操作することによって、挟み片の他端部と取付枠4との距離を変化させるものである。すなわち、施工面に施工孔を開設するとともに挟み片を施工孔に挿入し、引締ねじを回転操作して挟み片と取付枠4との間で施工孔の周部を挟持することにより、取付枠4を施工面に固定する。固定用孔45cは木ねじを用いて取付枠4を施工面に直付けする際に用いる。
一方の梁片42には、取付カバー1の各側面に設けた取付爪14aが挿入可能である2個1組の取付孔42aが3組形成される。つまり、6個の取付孔42aが形成される。梁片42は、窓孔44を囲む横片42bと横片42bにおける窓孔44から離れた一端縁から後方に突出する縦片42cとを有した断面L字状であって、横片42bと縦片42cとが交差する入隅部に取付孔42aが開口している。
他方の梁片43は、梁片42における横片42bと対向し窓孔44を囲む横片43bと、横片43bにおける窓孔44から離れた一端縁から後方に突出する縦片とを有した断面L字状に形成されている。ただし、梁片43における縦片は横片43bに沿って延長された1本の主片43cを備え、主片43cの長手方向の両端部と中間部の2箇所との合計4箇所が連結片43dを介して横片43bに連結される。つまり、主片43cは、隣り合う各一対の連結片43dにより3区画に区分され、主片43cにおいて各区画に対応する部位には、載置片43eが連続一体に形成され、取付カバー1の各側面に設けた取付爪14aが挿入可能な隙間を横片43bと載置片43eとの間に形成する。さらに、載置片43eの先端縁の中央部には取付カバー1に設けた2個の取付爪14aの間の距離に略一致する幅寸法を有した位置決め片43fが連続一体に突設される。つまり、横片43bと連結片43dと載置片43eと位置決め片43fとに囲まれる部位に取付爪14aが挿入される取付孔43aが形成される。
したがって、モジュラジャックAを取付枠4に装着するには、取付カバー1の一方の側面に突設した取付爪14aを一方の梁片42に設けた取付孔42aに挿入し、次に、他方の梁片43の主片43cの内側面に取付カバー1の他方の側面に突設した取付爪14aの先端を当接させ、モジュラジャックAを取付枠4に押し付けると、他方の梁片43に設けた取付孔43aに取付爪14aが挿入される。取付枠4にモジュラジャックAが装着された状態では、取付カバー1の肩部13が横片42b,43bの後面に当接するから、取付枠4に対するモジュラジャックAの前方への移動が禁止され、取付枠4にモジュラジャックAが保持される。
梁片43における主片43cは比較的長いから主片43cの厚み方向に可撓性があり、また連結片43dを介して主片43cを横片43bに連結しているから主片43cはねじれ変形が可能であって、主片43cに一体に設けた載置片43eと横片43bとの距離が可変になる。したがって、取付孔43aと取付爪14aとの係合状態を解除してモジュラジャックAを取付枠4から取り外す際には、載置片43eの先端縁と横片43bとの距離を広げるように、マイナスドライバのような工具を用いて載置片43eを撓ませればよい。ここに、取付カバー1には取付爪14aの間の部位に差込溝13aが形成されており、載置片43eに対応する部位には差込溝13aが位置するから、載置片43eと取付カバー1との間に差込溝13aによる隙間が形成され、工具を容易に挿入することができる。
本発明の実施の形態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 同上の分解斜視図である。 同上に電線を接続する作業例を示す斜視図である。 同上に電線を接続する作業例を示す要部拡大図である。 同上に用いるキャップを示す斜視図である。 同上に用いる取付枠を示す斜視図である。 同上に用いる取付枠を示す斜視図である。 従来例を示す斜視図である。
符号の説明
1 取付カバー
2 モジュラジャック本体
4 取付枠
12 台座部
12a 押当面
14a 取付爪
20 器体
21 プラグ差込口
24 コンタクト
25 端子片
42a 取付孔
43a 取付孔
61 電線

Claims (2)

  1. モジュラプラグが挿入されるプラグ差込口が前面に開口した絶縁材料からなるハウジングと、配線器具用の取付枠に設けた取付孔に係合することにより取付枠に保持されるようにハウジングの両側面から突出する取付爪と、ハウジングにおいて取付爪の突出方向に直交する一面に列設されプラグ差込口の中に配列されたコンタクトと電気的に接続された複数の端子片とを備え、各端子片は、厚み方向に沿って配置した電線に端子片の先端からハウジングに向かう押力を作用させることにより電線の絶縁被覆を切るとともに電線の芯線が挿入されるように先端縁に開放された接続スリットをそれぞれ有し、ハウジングは、電線に押力を作用させる向きにおける前記一面に対する裏面に平面である押当面を有し、押当面を含む平面から取付爪の先端縁が後退していることを特徴とするモジュラジャック。
  2. 前記ハウジングは、前記コンタクトおよび前記端子片を備えるモジュラジャック本体の器体と、前記取付爪を有しモジュラジャック本体が結合される取付カバーとからなり、取付カバーは、モジュラジャック本体において前記端子片を列設した端子基台に重なる台座部を備え、前記押当面は、取付爪の突出方向における台座部の一面であることを特徴とする請求項1記載のモジュラジャック。
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