JP2006202595A - 回路遮断器の補助端子台 - Google Patents
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Abstract
【課題】補助端子台を簡単かつ強固に取着することができる回路遮断器の補助端子台を提供することにある。
【解決手段】補助端子台15の一対の凹部26が本体18の側面に上下方向に延びている。嵌め込み溝27は一対の凹部26の内側面に形成されている。係止受け部は嵌め込み溝27の下端側に形成されている。一対の取付部材30は嵌め込み溝27に中間部がはめ込まれ、補助端子台15の下部に形成した係止受け部に係止する第1係止部を下端に有し、回路遮断器のボディ1に形成した嵌合凹部12に嵌合する第2係止部32を上端に有する。抜け止め部35は本体18の側面より突出してリード線導出溝13に入り込みカバー2のリード線導出溝13に臨む部位に係止する。
【選択図】 図1
【解決手段】補助端子台15の一対の凹部26が本体18の側面に上下方向に延びている。嵌め込み溝27は一対の凹部26の内側面に形成されている。係止受け部は嵌め込み溝27の下端側に形成されている。一対の取付部材30は嵌め込み溝27に中間部がはめ込まれ、補助端子台15の下部に形成した係止受け部に係止する第1係止部を下端に有し、回路遮断器のボディ1に形成した嵌合凹部12に嵌合する第2係止部32を上端に有する。抜け止め部35は本体18の側面より突出してリード線導出溝13に入り込みカバー2のリード線導出溝13に臨む部位に係止する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、回路遮断器の内部電線を外部へ接続する際、回路遮断器に取着して用いられる回路遮断器の補助端子台に関する。
補助接点や欠相検出回路などを内蔵した回路遮断器は、これらに接続された内部電線を外部回路に接続するため、内部電線に接続される端子を備えた補助端子台を回路遮断器の器体の外側面に取着している。
第1の従来例(たとえば特許文献1)は、補助端子台を回路遮断器に一対の帯板状の取付部材により取り付けるものである。しかし、取付部材の上下両端を回路遮断器にねじ取着するものであるため、補助端子台の取着作業が煩わしいという問題があった。
第2の従来例(例えば特許文献2)は、補助端子台の中央に形成された結合板を回路遮断器のボディに形成した保持溝に嵌合させ、さらにボディにカバーを被せて補助端子台を押さえる構造である。しかし、結合板を保持溝にきつく嵌合する構成では嵌合がしにくく、一方嵌合しやすくする構成では組立容易になるが、補助端子台がぐらつき易く、強固に取着できないという問題があった。
特開平5−274992号
特開平5−325767号
本発明は、かかる事由に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、補助端子台を簡単かつ強固に取着することができる回路遮断器の補助端子台を提供することにある。
本発明の回路遮断器の補助端子台は、回路遮断器のボディが両端面に入出力端子部を有し、前記両端面の対向する方向と直交する方向の両側面の少なくとも一側面の近傍の上面に一対の嵌合凹部を形成し、前記上面に上端開口を形成したリード線導出溝を前記一側面に形成している。カバーはボディの前記上面の前記入出力端子部間を塞ぐとともに前記リード導出溝の前記上端開口を塞ぐ。補助端子台の本体は、前記一側面に当接する側面を有し、前記回路遮断器の内部リード線と前記回路遮断器外の外部リード線とを接続する端子部を有し、前記側面に上下方向に延びた一対の凹部を有し、前記一対の凹部の内側面に形成された嵌め込み溝を有し、前記嵌め込み溝の下端側に形成された係止受け部を有する。一対の取付部材は前記嵌め込み溝に中間部が嵌め込まれ、前記係止受け部に係止する第1係止部を下端に有し、前記嵌合凹部に嵌合する第2係止部を上端に有する。前記本体は、前記一対の取付部材の前記第2係止部が前記嵌合凹部に嵌合可能な状態で、前記リード線導出溝に入り込み、前記カバーの前記リード線導出溝に臨む部位に係止する抜け止め部を前記側面に突設している。
上記構成において、前記嵌合凹部および前記リード線導出溝は前記ボディの両側面に形成され、前記リード線導出溝の位置を、前記一対の取付部材の前記第2係止部が前記嵌合凹部に嵌合可能な状態で、前記補助端子台の前記抜け止め部が前記ボディの前記両側面の一方の前記リード線導出溝のみに入り込めるように設定している。
本発明の回路遮断器の補助端子台によれば、補助端子台の嵌め込み溝に取付部材を嵌め込み第1係止部を係止受け部に係止するとともに第2係止部を回路遮断器の嵌合凹部に嵌合させると、補助端子台が回路遮断器の側面から離れる方向および回路遮断器より下方に移動することができないとともに、補助端子台が回路遮断器の側面に沿って入出力端子台の対向方向に移動するのを防止することができる。さらにカバーをボディに被せると抜け止め部がカバーの下面に係止するため、補助端子台が回路遮断器の上方に外れるのを防止できる。また取付部材の係止とカバーの取付けにより補助端子台を固定することができるので、組立容易である。従って、補助端子台を回路遮断器に取着し易く、かつ強固に取着できる。
補助端子台を回路遮断器に取着する際、一方側の側面しか取付けることができないようにすれば、補助端子台の取付け間違いを無くすことができる。
本発明の一実施の形態の回路遮断器の補助端子台は、ボディ1と、カバー2を有する回路遮断器に適用される。
ボディ1は、図4に示すように下ボディ1aとこれに重ねられた上ボディ1bからなり、ねじ等の連結具40により結合されている。ボディ1の両端面5に入出力端子部3、4を設け、入出力端子部3、4の両外側に、両端面5の対向する方向と直交する方向のボディ1の両側面6、7に連なる外壁10を形成し、さらに外壁10とともに各極毎に隔離する隔壁11を入出力端子部3、4に形成している。またボディ1の上面の中央にハンドル8を突出し、上面の一側面6寄りに、回路遮断器の各種動作等に応動する補助接点部9を配設している。
一対の嵌合凹部12が、ボディ1の両側面6、7の両端面5寄り、すなわち外壁10の上面に形成されている。嵌合凹部12は外壁10に平行な所定長さの溝形状に形成されている。またリード線導出溝13がボディ1の両側面6、7の入出力端子部3、4間の位置に上下方向に形成され、ボディ1の上面に上端開口13aを形成している。補助接点部9からの回路遮断器の内部リード線14をボディ1の上面より上端開口13aを通してリード線導出溝13に導入しリード線導出溝13から外方に引き出している。またリード線導出溝13は後述のように同じ補助端子台15が両側面6、7の両方に取付けることができず、例えば一側面6のみに取付けることができるように相互の位置が非対称となるように設けられている。図ではリード線導出溝13がともに両側面6、7の中央より端子部4寄りに設けられている。
カバー2は、ボディ1の上面の入出力端子部3、4間となる中央部を塞ぐ形で取着されるものである。カバー2の中央にハンドル8を挿通するハンドル挿通孔2aを形成し、カバー2の両端に連結手段として、例えばボディ1に形成されたねじ孔16に整合するねじ挿通孔を形成し、ねじ17によりボディ1に取付けられている。またカバー2の側縁部でリード線導出溝13の上端開口13aを塞ぎ、内部リード線14はカバー2の内側面と上端開口13aの隙間を通してリード線導出溝13に導出される。
補助端子台15は、本体18と、本体18に設けられ回路遮断器の内部リード線14と回路遮断器外部の外部リード線(図示せず)とを接続する端子部19と、この端子部19とボディ1の一側面6との間に介在される絶縁板20とを有する。本体18は上面から両端にかけて山形の斜面をなす長方体状に形成され、各斜面が階段状をなすように形成されている。端子部19は端子ねじを用いた複数の端子からなり、本体18の各階段部に端子ねじにより取付けられている。絶縁板20は本体18の一側面に設けられ、ボディ1の一側面6に当接する。絶縁板20の中央に形成した切欠き21を通して、リード線導出溝13より引き出した内部リード線14を端子部19の各接続部22に接続している。また絶縁板23が本体18の他側面に設けられている。
また絶縁板20の両側のボディ1の両端部に対向する位置に、一対の凹部26を上下方向に延びるように切欠きにより形成している。嵌め込み溝27は一対の凹部26の内側面に互いに反対向きに形成されている。嵌め込み溝27により、絶縁板20上に嵌め込み溝27と平行に上下方向へ延びた一対の係止リブ29が互いに反対向きに形成される。係止受け部28は嵌め込み溝27の下端側に段状に凹み形成されている。
一対の取付部材30は嵌め込み溝27に中間部が嵌め込まれ、係止受け部28に係止する第1係止部31を下端に有し、嵌合凹部12に嵌合する第2係止部32を上端に有する。これらの取付部材30は金属製の帯板により形成し、第1係止部31は取付部材30の下端部を絶縁板20側に直角に折曲し、第2係止部32は嵌め込み溝27の上面側から回路遮断器側、すなわち第1係止部31と反対向きに折り返し、その先端の嵌合する部分の幅を嵌合凹部12の幅にほぼ等しく形成している。取付部材30の中間部には嵌め込み溝27の側面を形成する係止リブ29に係止する圧入用突起33を突設している。また絶縁板20の凹部26には嵌め込み溝27に対向するガイド条34が嵌め込み溝27と平行に突設されている。
抜け止め部35は、本体18の絶縁板20の表面で一対の取付部材30間より突出している。これは抜け止め部35を有する抜け止め部材36の孔を通してねじ37により本体18の頂部下面にねじ止めしている。絶縁板20がボディ1の一側面6に当接するとき、抜け止め部35がリード線導出溝13に入り込み、カバー2のリード線導出溝13に臨む部位に係止する。
補助端子台15を回路遮断器の器体に取付けるには、補助端子台15の嵌め込み溝27に取付部材30の中間部を圧入し、第1係止部31を絶縁板20の下端の係止受け部28に係止する。そして抜け止め部35をリード線導出溝13に嵌めながら第2係止部32を回路遮断器の嵌合凹部12に嵌合する。つぎにカバー2をボディ1に取付け、抜け止め部35が上方に移動するのを規制する。この結果、簡単に組み立てることができるとともに、補助端子台15は回路遮断器の器体の一側面6から離れる方向、ならびに一側面6に沿った上下方向および入出力端子部3、4の対向方向に移動することができずに強固に固定されることとなる。
なお、上記したように、ボディ1の両側面6、7のリード線導出溝13は非対称位置に形成されており、抜け止め部35は一側面6のリード線導出溝13にのみ入り込むことが可能となるようになっている。したがって、図7に示すように、たとえ補助接点部9が側面7側に取付けられても、補助端子台15をボディ1の側面7に取付けようとすると、抜け止め部35がリード線導出溝13に入り込まずに側面7の表面に当接し第2係止部32が嵌合凹部12に嵌合することができず、補助端子台15を側面7には取付けることができない。
また本発明において、補助端子台15の入出力端子部3、4の対向方向への移動を防止するためには、嵌め込み溝27を互いに反対向きに形成するほか、第1の係止部31が係止する係止受け部28を凹み形成することにより達成することができる。
1 ボディ
2 カバー
3、4 入出力端子部
5 両端面
6、7 両側面
12 嵌合凹部
13 リード線挿通溝
13a 上端開口
14 内部リード線
15 補助端子台
18 本体
19 端子部
26 凹部
27 嵌め込み溝
28 係止受け部
29 係止リブ
30 取付部材
31 第1係止部
32 第2係止部
35 抜け止め部
2 カバー
3、4 入出力端子部
5 両端面
6、7 両側面
12 嵌合凹部
13 リード線挿通溝
13a 上端開口
14 内部リード線
15 補助端子台
18 本体
19 端子部
26 凹部
27 嵌め込み溝
28 係止受け部
29 係止リブ
30 取付部材
31 第1係止部
32 第2係止部
35 抜け止め部
Claims (2)
- 両端面に入出力端子部を有し、前記両端面の対向する方向と直交する方向の両側面の少なくとも一側面の近傍の上面に一対の嵌合凹部を形成し、前記上面に上端開口を形成したリード線導出溝を前記一側面に形成したボディと、このボディの前記上面の前記入出力端子部間を塞ぐとともに前記リード導出溝の前記上端開口を塞ぐカバーとにより構成された回路遮断器に取着される回路遮断器の補助端子台であって、
前記一側面に当接する側面を有し、前記回路遮断器の内部リード線と前記回路遮断器外の外部リード線とを接続する端子部を有し、前記側面に上下方向に延びた一対の凹部を有し、前記一対の凹部の内側面に形成された嵌め込み溝を有し、前記嵌め込み溝の下端側に形成された係止受け部を有する本体と、
前記嵌め込み溝に中間部が嵌め込まれ、前記係止受け部に係止する第1係止部を下端に有し、前記嵌合凹部に嵌合する第2係止部を上端に有する一対の取付部材とを備え、
前記本体は、前記一対の取付部材の前記第2係止部が前記嵌合凹部に嵌合可能な状態で、前記リード線導出溝に入り込み、前記カバーの前記リード線導出溝に臨む部位に係止する抜け止め部を前記側面に突設した回路遮断器の補助端子台。 - 前記嵌合凹部および前記リード線導出溝は前記ボディの両側面に形成され、前記リード線導出溝の位置を、前記一対の取付部材の前記第2係止部が前記嵌合凹部に嵌合可能な状態で、前記補助端子台の前記抜け止め部が前記ボディの前記両側面の一方の前記リード線導出溝のみに入り込めるように設定した請求項1記載の回路遮断器の補助端子台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005012522A JP2006202595A (ja) | 2005-01-20 | 2005-01-20 | 回路遮断器の補助端子台 |
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Publications (1)
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JP2006202595A true JP2006202595A (ja) | 2006-08-03 |
Family
ID=36960411
Family Applications (1)
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JP2005012522A Pending JP2006202595A (ja) | 2005-01-20 | 2005-01-20 | 回路遮断器の補助端子台 |
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JP (1) | JP2006202595A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113257637A (zh) * | 2020-02-12 | 2021-08-13 | 富士电机机器制御株式会社 | 电路断路器 |
-
2005
- 2005-01-20 JP JP2005012522A patent/JP2006202595A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113257637A (zh) * | 2020-02-12 | 2021-08-13 | 富士电机机器制御株式会社 | 电路断路器 |
JP2021128842A (ja) * | 2020-02-12 | 2021-09-02 | 富士電機機器制御株式会社 | 回路遮断器 |
JP7302498B2 (ja) | 2020-02-12 | 2023-07-04 | 富士電機機器制御株式会社 | 回路遮断器 |
CN113257637B (zh) * | 2020-02-12 | 2024-04-09 | 富士电机机器制御株式会社 | 电路断路器 |
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